JPH11501688A - 分離系ベルト構造 - Google Patents

分離系ベルト構造

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Abstract

(57)【要約】 ベルト分離系に用いるための、ホストポリマーと添加剤とから構成される改良されたベルト。このベルトは押出成形プロセスを用いて成形される。ホストポリマーと添加剤とは、調整された化学的及び物理的性質を有するベルトを形成するように選択される。

Description

【発明の詳細な説明】 分離系ベルト構造 背景 1.発明の分野 本発明は一般に、改良された耐摩耗性を有し、摩擦電気系列において望ましい 位置を占める改良されたベルトに関し、さらに詳しくは、このようなベルトのベ ルト分離器系への使用に関する。2.関連技術分野の考察 ベルト分離器系(BSS)は摩擦電気効果(即ち、表面接触による粒子の帯電 )に基づいて混合物の粒状成分を分離するために用いられる。帯電(charged)粒 子は電界においてそれらの各々の電荷に基づいて分離される。ベルト分離器系の 例はWhitlockへの米国特許第4,839,032号及びWhitloc kへの米国特許第4,874,507号に開示されており、これらの特許は本発 明に援用される。 BSSは、電界を横断する方向に帯電粒子を移動させることによって分離を補 助する輸送ベルトを包含する。このプロセス中に、ベルトはかなりの摩擦力に暴 露され、それ故、ベルトは高い耐摩耗性を有するべきである。さらに、ベルトは 使用中に時にはかなり緊張する可能性があるので、ベルトは良好な耐クリープ性 を与える物質を含むべきである。 BSSに現在用いられているベルトは主として織られた物質から製造されてい る。しかし、これらの物質は比較的不良な耐摩耗性を示し、比較的短い耐用寿命 を生じる。さらに織られた物質は、比較的限定された範囲の物質の配合によって のみ製造され得る。したがって、これらの物質は比較的限定された範囲の化学的 及び物理的性質を示す。 多様な化学的及び物理的性質を与える標準的押出成形プロセスによって多成分 材料を製造することが知られている。しかし、これらの材料の多くは不良な耐ク リープ性を有するので、BBS用ベルトに用いることができない。 それ故、分離すべき物質の成分の改良された分離をより経済的に生じるBBS 系にベルトとして用いることができる、押出成形可能な多成分材料を提供するこ とが、本発明の目的である。 発明の概要 ベルト分離器系において、本発明はベルトとしての押出成形材料を含む。この 押出成形材料はBBSに用いるために適当である、望ましい物理的及び化学的性 質を有するように選択される。このベルトは押出成形材料(即ち、ホストポリマ ー)中に分散した添加剤を包含することができる。本明細書で用いる“ホストポ リマー(host polymer)”なる用語は、反復化学的単位を組み入れた重合生成物を 意味する。ホストポリマーの例は例えばオレフィン又はアミドのようなモノマー 単位のホモポリマー及びコポリマーを包含する。ホストポリマーと添加剤とは、 最終材料の総合的性質が所望の価値と一致するように選択される。詳しくは、添 加剤とホストポリマーとは、摩擦電気系列におけるベルト材料の位置とベルト材 料の耐摩耗性とがベルト分離系を用いて可能な分離の範囲と質の両方を改良する ように選択される。 本発明は新規な押出成形材料を包含する。この材料はホストポリマーを含み、 添加剤を包含することができる。ホストポリマーと添加剤とは、この材料の耐摩 耗性と摩擦電気系列の位置とが所望の価値に従ったものであるように選択される 。 本発明は、例えばBSSによるような、物質の成分の静電気的分離に用いるた めの押出成形材料を含む新規なベルトを包含する。このベルトはホストポリマー を含み、添加剤を包含することができる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明によるベルトを用いることができるベルト分離系の図解説明の 例である。 発明の詳細な説明 ベルト分離器系は、摩擦電気プロセスを用いて、粒子の混合物の成分を分離す る。これらの操作は、一緒に摩擦されたときに異なる電荷を発生する異なる物質 の摩擦帯電性(friction charging properties)を利用する。BSS系は分離すべ き物質の成分と激しく接触し、次に生じる強い静電効果を用いて、成分の各電荷 に基づいて成分(即ち、生成物と無用の粒子(refuse particles))を相互から分 離する。 具体的なBSS系10を図1に概略的に示す。このようなBSS系は知られて いる。ベルト分離器系10は典型的に平たい、平行な、静止した電極2、4及び 6を含む。電極とベルトとの間に電界が存在する。例えば、図1に示すように、 電極2は正に帯電されることができ、電極4と6は負に帯電されて、電極2と電 極4及び6との間に電界を形成することができる。電極2と電極4及び6との間 には、オープンメッシュ(open mesh)輸送ベルト8の2区分7と9が存在する。 ベルト8の区分7と9は反対方向に移動し、電極4と6に隣接した供給領域(fee d area)16に供給された粒子を、電極2に隣接し、電極2に沿って移動する粒 子の方向とは反対の方向に輸送する。ベルト8の移動は粒子を撹拌し、電極2と 4及び6との間に高度撹流の高度剪断帯を生じる。これは激しい粒子対粒子接触 を生じ、ベルト8と粒子との高度静電気帯電を生じる。電界は正に帯電した成分 を電極4と6の方向に移動させ、負に帯電した成分は電極2の方向に移動する。 粒子は実質的にオープンメッシュベルト8の間を移動し、粒子は、ベルト8に接 触しているときに、それらの電荷に依存して反対方向に移動する。これは生成物 と無用の粒子(即ち、反対電荷の粒子)との向流型の流動を生じる。粒子は輸送 されるときに、連続撹拌、粒子接触及び帯電を受ける。この回復された帯電は、 粒子がBSS装置10の対立端部の生成物取り出し区分14か又は無用の粒子取 り出し区分12の方向に輸送されるときに、連続分離を生じる。 粒子が混合物中で発生する電荷の符号は、粒子が引き付けられる電極の極性を それ故、ベルト8が粒子を輸送する方向を決定する。この電荷の符号は、物質の 電荷に対するアフィニティ;即ち、その仕事関数(表面から電子を除去するため に必要なエネルギー)と、物質が接触する粒子の仕事関数によって決定される。 粒子の仕事関数はそのFermiエネルギーとしても知られる。2粒子が接触す ると、高い仕事関数を有する粒子は電子を得て、負に帯電する。例えば、鉱物酸 化物粒子は比較的高い仕事関数を有し、石炭(coal)種は比較的低い仕事関数を有 する。したがって、BSS系10を用いた石炭からの鉱物酸化物粒子の分離中に 、石炭は正に帯電し、鉱物酸化物粒子は負に帯電する。その結果、石炭粒子は負 の電極4と6に引き付けられ、鉱物酸化物粒子は正の電極2に引き付けられる。 図1に関しては、石炭からの鉱物酸化物粒子の分離中のBSS系10の通常の 作用形式を説明する。ベルトは供給領域16を有する分離器の側を下方に移動す る。隣接する電極4と6は負の極性に維持される。この配置によって、正に帯電 した石炭粒子はベルトによって生成物取り出し区分14にまで下方に運ばれ、負 に帯電した鉱物酸化物粒子は無用の粒子取り出し区分12にまでベルトによって 上方に運ばれる。 ベルト8の移動方向と、電極2、4及び6の極性とを変えることによって、B SS装置を他の3形式で操作することも可能である。操作の第2形式では、ベル ト8は時計回りに移動し、電極2、4及び6は図1に示すように帯電させておく 。作用の第3形式は図1に示した極性とは反対の極性の電極2、4及び6を有し 、ベルト8は逆時計回りに移動する、そして作用の第4形式は図1に示したもの とは反対に帯電した電極2、4及び6を有することを含み、ベルト8は時計回り に移動する。図1に説明したBSS系の作用形式は負のバックダウン(negative back-down)と呼ばれ、第2形式、第3形式及び第4形式はそれぞれ負のバックア ップ(negative back-up)、正のバックダウン(positive back-down)及び正のバッ クアップ(positive back-up)と呼ばれる。分離に用いられる特定の配置は生成物 粒子と無用の粒子との帯電性(charging properties)(即ち、生成物粒子及び無 用の粒子の電荷の符号)に依存する。一般に、正に帯電した生成物粒子のために は、負のバックダウン形式が好ましく、負に帯電した粒子のためには、正のバッ クダウン形式が好ましい。 輸送ベルト8は分離の達成に用いられる、粒子の向流型流動を生じるので、こ のベルト8は電界の影響下で粒子を1つの流れから他方の流れに移さなければな らない。それ故、ベルト8は粒子の軌道(trajectry)を妨害することが最小であ るべきであり、ベルト8がかなりのオープン領域(open area)を有することが望 ましい。即ち、粒子はベルト領域を貫通して移動することができるべきである。 ベルト8はまた電極2、4及び6をクリーンに掃引し(sweep)、粒子対粒子接触 とその結果の接触帯電とを生じるための機械的エネルギーを与える。それ故、長 い寿命を有するためには、ベルト8を構成する材料は耐摩耗性であり、高強度を 有し、小さい摩擦係数を有するべきである。さらに、ベルト8は電極2、4及び 6と接 触するので、ベルト8は電極4若しくは6と電極2との短絡を避ける又は電解に 不利に影響することを避けるために実質的に不導性材料から製造されなければな らない。さらに、ベルト8は装置の使用中に存在する状態に化学的に耐性であり 最小のコストで比較的容易な製造を可能にする構造を有するべきである。 本発明は、BSS装置10の総合的性能と質が最高になり、しかも良好な耐摩 耗性と耐クリープ性の両方が維持されるように、摩擦電気系列において望ましい 位置を有することができる押出成形ベルトを含む。摩擦電気系列における材料の 位置は、摩擦電気系列中の他の物質に比べて、摩擦電気帯電中に発生する材料の 電荷の極性によって定義される。摩擦電気系列における材料の位置は材料の仕事 関数に依存する。数種類の物質と摩擦電気系列におけるそれらの相対的な位置は 表1に示す。この表に基づくと、第1物質は摩擦電気系列において第2物質に比 べて“高い”と表されることができ、これによると、第2物質は第1物質と一緒 に摩擦されたときに負に帯電する傾向があることを意味する。或いは、第1物質 は摩擦電気系列において第2物質に比べて“低い”と表されることができ、これ によると、第2物質は第1物質と一緒に摩擦されたときに正に帯電する傾向があ ることを意味する。物質 極性 メラミンシアヌレート、エチレンビス−ステアラミド 陽性 アミノシラン ナイロン、シラン処理タルク アラミド、シラン処理タルク 非処理タルク ポリエチレン 微小強化PTFE、フルオロポリマーポリテトラフルオロエチレン 陰性 BSS10では、各個別粒子の表面積はベルト8の表面積よりも非常に小さい が、ベルト8の表面積は全ての粒子の合計表面積よりも非常に小さい。それ故、 ベルト8の帯電性はベルト8との接触からの粒子の帯電に比較的小さい影響を及 ぼすにすぎない。しかし、ベルト8は粒子−ベルト接触を介して帯電される可能 性があり、この電荷が電極2と電極4及び6との間の電界にかなりの影響を及ぼ す可能性がある。例えば、ベルト8が石炭からの鉱物酸化物の分離中に負に帯電 するならば、石炭粒子上の正の電荷は生成物−輸送領域17においてベルト8の 負の電荷によって相殺される。これは電界のブレイクダウン(breakdown)前の高 い電荷レベルを可能にする。これに反して、ベルト8が無用の粒子輸送領域14 においても負であるならば、高いレベルの負電荷の無用の粒子のコロナ帯電を生 じ、これらの無用の粒子が次に生成物を汚染する。したがって、本発明は、特定 の分離にその使用を適合させるようにその電気極性の符号を操作されることがで きる材料を包含するベルト8を提供する。これは、ベルト8の材料特性を広範囲 に変化させるプロセスを用いて、ベルト8を製造することを必要とする。 BSS系10のベルト8の製造の際に考慮しなければならない他の問題は、使 用中にベルト8の長さが変化する程度である。BSS系10の操作中に、時には ベルト8がかなり緊張することがありうる。ベルト8がそのオリジナル長さから 約5%より大きく伸長するならば、ベルトのたるみテークアップ許容度(take-up allowance)、分離の質又は両方が不利に影響される可能性がある。結局、ベル ト8の耐クリープ性がベルトの耐用寿命を限定すると考えられる。それ故、ベル ト8の長さをあまり変化させることなく、BSS系10を長期間ランさせること ができる材料からベルトを製造することが望ましい(即ち、ベルト8は良好な耐 クリープ性を有するべきである)。本発明はこのようなベルトを含む。 今までは、BSS系10のような分離系に織物ベルトが用いられていた。織物 が機械的用途にしばしば設計されるが、これらのベルトはBSS用途では比較的 低い耐摩耗性を示す。したがって、これらのベルトは使用状態で比較的短い期間 耐えるにすぎない。さらに、織物ベルトの製造コストは比較的高く、このような ベルトを製造するには比較的長時間を要する。さらに、織物ベルトは、ベルトの 帯電特性(即ち、摩擦電気系列内の範囲)を制限する、比較的限定された範囲の 材料配合(material formulation)を有し、比較的不良な質の分離を生じる。さら に、織物ベルトによって与えられるオープン領域は押出成形可能なベルト材料を 用いて得られるオープン領域よりも小さい。本発明の好ましい実施態様では、ベ ルトは少なくとも40%のオープン領域を含む。最も好ましい実施熊様では、ベ ルトは少なくとも70%のオープン領域を含む。 本発明は、少なくとも1種の添加剤を包含することができる押出成形ポリマー (即ち、ホストポリマー)を含む。添加剤を有する又は有さないホストポリマー を含む押出成形材料は、本発明の用途以外の用途のために今までに製造されてい るが、これらの材料の多くは本発明の化学的及び物理的性質を与えていない。先 行技術に開示された、ある一定の多成分押出成形材料は不良な耐クリープ性を示 している。しかし、本発明によると、標準の押出成形プロセスによって成形され たある一定の材料がBSSにおけるベルトとしての使用に必要な化学的及び物理 的性質を与えることを本明細書では開示する。本発明によると、生成物がBSS 装置10におけるベルト8としての使用に望ましい、耐摩耗性、耐クリープ性及 び帯電特性を示す材料であるように、ホストポリマーと添加剤とを選択する。さ らに、このようなベルトは押出成形可能な材料を含むので、織物ベルトに比べて 、材料の製造に関連したコストと労力の大きな減少が達成される。 本発明によって用いられるポリマーは一軸延伸されることも、二軸延伸される ことも、延伸されないことも可能である。これらのポリマーはホモポリマー又は コポリマーのいずれかを含むことができる。さらに、これらのポリマーは線状、 分枝状又は架橋状のいずれでもよい。さらに、これらのポリマーはエラストマー とプラスチックの両方を包含する。本明細書における“プラスチック”なる用語 は、応力の負荷時にかなりの伸びを経験した後に、応力の解放後にそのオリジナ ル形状に実質的に戻らないポリマーを意味する。“エラストマー”なる用語は、 応力の負荷時にかなりの伸びを経験した後に、応力の解放後に、例えば熱可塑性 エラストマーのように、そのオリジナル形状に実質的に戻るポリマーを意味する 。本発明によるポリマーは熱硬化性樹脂をも含みうる。 本発明を構成するポリマーは低コストであることが好ましい。好ましい実施態 様では、プラスチックを構成するポリマーは中程度〜高度な結晶性を有する。中 程度〜高度な結晶性とは、ポリマーの結晶性が少なくとも約10%であることを 意味する。他の好ましい実施態様では、本発明によるポリマーは例えば21C. F.R.§§175.300、175.320、179.45又は181.28 に記載されるような少なくとも1つのFDA規定による食品接触認可を有する。 さらに他の好ましい実施態様では、ポリマーは押出成形加工性を有する。本明細 書では、押出成形加工性は押出成形プロセスに用いられる商業的に入手可能な装 置に適したポリマーを表す意味である。好ましい1実施態様では、ポリマーは高 い電気的抵抗率を有し、これはポリマーの抵抗率が少なくとも約1010Ohm− cmであることを意味する。 摩擦電気系列のより電気的陰性部分に見い出されるポリマーの中では、例えば 高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、 線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン熱可塑性エラストマー及 びオレフィンフレキソマー(flexomer)を包含するポリオレフィンのホモポリマー 又はコポリマーがホストポリマーを構成することができる。好ましくは、これら のポリオレフィンは少なくとも12,000の分子量を有する。好ましい実施態 様では、HDPEがホストポリマーを構成する。本発明のホストポリマーを構成 し、摩擦電気系列のより電気的陽性部分に位置するポリマーは、例えばナイロン 6、ナイロン6,6、ナイロン11、ナイロン12及びナイロン6,12を包含 するポリアミドのホモポリマー又はコポリマーを包含する。好ましい実施態様で は、ナイロン6がホストポリマーを構成する。しかし、数種類のホストポリマー をここに挙げたが、上記で挙げた必要な化学的及び物理的性質を有する任意のポ リマーが本発明のホストポリマーを構成することができることを理解すべきであ る。好ましくは、これらのポリアミドは少なくとも5,000の分子量を有する 。 ホストポリマーに添加剤を用いる場合には、添加剤をそれらの物理的及び化学 的性質に基づいて選択する。1種以上の添加剤がホストポリマーと相容性である ことが好ましく、このことは、ホストポリマー中の添加剤の分散を所定のベルト 材料の必要条件に適するように調整することができることを意味する。好ましい 1実施態様では、1種以上の添加剤が耐摩耗性に有利に作用する。他の好ましい 実施態様では、1種以上の添加剤が帯電性に有利に作用する。さらに他の好まし い実施態様では、1種以上の添加剤が耐クリープ性に有利に作用する。材料の耐 クリープ性はしばしば材料の温度に依存するので、添加剤は熱伝導性を強化し、 それによってベルトが稼働する温度を下げることによって、耐クリープ性に有利 に作用する。さらに他の好ましい実施態様では、1種以上の添加剤がベルト材料 の耐摩耗性、耐クリープ性及び帯電性に有利に作用する。添加剤の帯電性は、摩 擦電気系列における添加剤の相対的位置によって評価されることができる。ベル トの耐摩耗性と帯電性とが望ましく改良されるように、添加剤は予測可能なやり 方でベルト全体に分散されるべきである。例えば、本発明の好ましい1実施態様 では、ベルトの耐用寿命にわたってベルトに一貫した耐摩耗性と帯電性とを与え るために、添加剤はホストポリマー全体に均一に分散されるべきである。或いは 、本発明の他の好ましい実施態様では、ベルトに望ましい耐摩耗性と帯電性とを 最適に与えるために、添加剤はホストポリマーの表面に選択的に偏析すべきであ る。上記ホストポリマーに使用可能である添加剤には、フルオロポリマー、超高 分子量ポリエチレン、芳香族ポリアミド、例えばタルク若しくは表面被覆タルク のような無機充填剤、エチレンビス−ステアラミド、メラミンシアヌレート、微 細強化フルオロポリマー(microreinforced fluoropolymer)及び例えばアミノシ ランのようなアミノ含有化合物がある。 添加剤はその化学的、物理的及び帯電特性に基づき、またホストポリマーの化 学的及び物理的性質とおこなわれるべき分離とを考察して選択される。例えば、 石炭からの鉱物酸化物の分離の場合に関して上記で説明したような、かなり電気 的陰性である材料からベルトを構成することが望ましいと考えられる。それ故、 HDPEは、摩擦電気系列のより電気的陰性部分に表示されるので、ホストポリ マーとして選択することができる。例えばポリテトラフルオロエチレン(PTF E)のようなフルオロポリマーは、やはり摩擦電気系列のより電気的陰性部分に 見い出されるので、充填剤として用いることができる。さらに、PTFE自体が 良好な耐摩耗性を有する。したがって、このPTFE充填HDPEは、摩擦電気 系列でHDPEよりも低い材料を含む。この材料は充填剤なし(unfilled)HDP Eに比べて増強された耐摩耗性をも有し、改良された分離を生じる長期間耐用(l onger lasting)ベルトをもたらす。或いは、炭酸カルシウムは比較的低い仕事関 数を有し、それ故、BSS上での摩擦帯電及び分離中に正の電荷を帯びることが 知られている。それ故、混合物中の不純物から炭酸カルシウムを分離するために は、電気的陽性のベルトを有することが好ましいと考えられる。摩擦電気系列の より電気的陽性端部に位置するナイロン6をホストポリマーとして用い、やはり 摩擦電気系列のより電気的陽性部分に位置するメラミンシアヌレートを添加剤と して用いることによって、ベルトはナイロン6よりも摩擦電気系列で高く位置す る材料を含むことになる。このことは充填剤なしナイロン6ベルトの使用に比べ て、炭酸カルシウムの優れた分離を生じる。さらに、メラミンシアヌレートは硬 質の結晶質物質であり、ベルトに強化された耐摩耗性を与え、ベルトを長期間の 使用に耐えさせる。 各添加剤がそれ自体の帯電特性と耐摩耗性とを有するので、ホストポリマー中 に存在する添加剤(単数又は複数種類)を変えることによって、ベルトの総合的 な耐摩耗性と帯電性とを広範囲に変えることができ、このようなベルトを有する BSS装置を用いて広範囲に多様な分離をおこなうことができる。例えば、添加 剤をHDPE中に分散させて、この添加剤が摩擦電気系列においてHDPEより も高いか又は低いかに依存して、充填剤なしHDPEよりも摩擦電気系列におい て低く又は高く位置する材料を形成することができる。或いは、添加剤をナイロ ン6中に分散させて、この添加剤が摩擦電気系列においてナイロン6よりも高い か又は低いかに依存して、充填剤なしナイロン6よりも摩擦電気系列において高 く又は低く位置する材料を製造することができる。さらに、ホストポリマーと添 加剤とが摩擦電気系列の対立部分に表示される場合には、最終材料が摩擦電気系 列においてホストポリマーとは反対部分に表示されるような量で、添加剤を加え ることができる。押出成形可能な電気的陽性ポリマーは押出成形可能な電気的陰 性ポリマーよりもしばしば高価であるので、本発明は電気的陽性ベルトへの費用 効果的ルートを提供する。 ホストポリマーと添加剤とを包含する押出成形材料から構成されたベルトを用 いた場合には、BSS系を用いて、任意の広範囲な混合物の成分を分離すること ができる。分離することができる混合物の一部はタルク、穀粉、炭酸カルシウム 、フライアッシュ、長石、再生プラスチック、生物学的高分子及びこれらの関連 不純物を包含する。分離することができる成分についてのさらなる詳細は、Wh itlockへの米国特許第4,839,032号及びWhitlockへの米 国特許第4,874,507号に開示されている。予想される実施例(prophetic example)として開示した、本発明の好ましい実施態様は次の通りである。本発 明の 全ての実施態様において、ベルトは延伸されることも延伸されないことも可能で あり、ベルトは例えば回転式若しくは固定式ダイに基づくネッティングプロセス (netting process)、一軸若しくは二軸延伸によるシート押出成形後の穿孔、及 びベルト材料の延伸に依存する同等な方法によって、ベルトを形成することがで きる。本発明のベルトを押出成形するために使用可能である、他のこのような押 出成形方法はGaltへの米国特許第3,384,692号に開示された方法を 包含する。押出成形方法の幾つかの例を記載するが、本発明のベルトを押出成形 するために任意の既知の押出成形方法が使用可能であることを理解すべきである 。 実施例I ホストポリマー:Occidental Chemical(テキサス州、ダ ラス)から入手可能なAlathon(登録商標)としてのHDPE。Alat hon(登録商標)はOccidental Chemical(テキサス州、 ダラス)の登録商標である。 添加剤:3M(ミネソタ州,セントポール)から入手可能なTHV(登録商標 )500フルオロプラスチックペレットとしてのテトラフルオロエチレン−ヘキ サフルオロプロピレン−フッ化ビニリデンターポリマー。THV(登録商標)は 3M(ミネソタ州,セントポール)の登録商標である。 混合物として処理し、溶融状態から冷却したときに、THV(登録商標)50 0フルオロプラスチック相はHDPEから分離し、その結果、最終材料はホスト ポリマーの全体中に均一に分散したTHV(登録商標)の微細構造を有する。T HV(登録商標)の相容性(compatability)、溶融特性及び電気的陰性度はポリ マー中に存在するフッ素の相対的量に依存するので、種々な等級のTHV(登録 商標)の選択は、広範囲な、望ましい耐摩耗性をもたらす、普通でない(unusual )形態を可能にする。さらに、THV(登録商標)フルオロプラスチックは電気 的陰性であるので、最終材料の総合電気的陰性度はHDPEのみの電気的陰性度 よりも大きい値になる。THV(登録商標)は好ましくは最終材料の約1重量% 〜約30重量%を占め、より好ましくは最終材料の約2重量%〜約20重量%を 占め、最も好ましくは最終材料の約5重量%〜約15重量%を占める。好ましい 1実施態様では、用いる等級のTHV(登録商標)がHDPEに対して用いる押 出成形 温度において部分的に又は完全に溶融して、結晶化前のHDPE溶融物中でのT HV(登録商標)の均一な分散を可能にする。このことは冷却された最終生成物 中のTHV(登録商標)の制御された微細分散(micro-dispersion)を促進する。 実施例II ホストポリマー:Occidental Chemical(テキサス州、ダ ラス)から入手可能なΛlathon(登録商標)としてのHDPE。Λlat hon(登録商標)はOccidental Chemical(テキサス州、 ダラス)の登録商標である。 添加剤:Hoechst(Celanese)Hostalen(登録商標) GUR(テキサス州,ヒューストン)から入手可能な超高分子量ポリエチレン( UHMWPE)粉末。 UHMWPEは電気的陰性物質であるので、HDPEに加えた場合に、最終材 料は充填剤なしHDPEと同様な電気的陰性度を有する。UHMWPEはふわふ わした粉末として又はビーズの形状でHDPEに加える。ふわふわした粉末の形 状のUHMWPEをHDPEに加える場合には、最終材料はHDPE全体に分散 したUHMWPEの相容性多成分材料を含む。UHMWPEをビーズの形状でH DPEに加える場合には、最終材料はHDPE全体に均一に分散したUHMWP Eのビーズを有する。このようなUHMWPEビーズは、UHMWPE粉末を高 い界面張力の液体マトリックス中に、UHMWPEがこの液体と混合することが できない高温において、入れることによって形成されることができる。これらの 条件下では、UHMWPE/液体界面の界面張力がUHMWPEビーズを形成さ せる。これらのUHMWPEビーズは、後に添加剤として用いた場合に、HDP E全体中に均一に分散して、摩擦電気系列の電気的陰性部分に位置する、耐摩耗 性を有する最終材料を生じる。いずれの形においても、UHMWPEは好ましく は最終材料の約1重量%〜約30重量%を占め、より好ましくは最終材料の約5 重量%〜約25重量%を占め、最も好ましくは最終材料の約10重量%〜約20 重量%を占める。 実施例III ホストポリマー:Occidental Chemical(テキサス州、ダ ラス)から入手可能なAlathon(登録商標)としてのHDPE。Alat hon(登録商標)はOccidental Chemical(テキサス州、 ダラス)の登録商標である。 添加剤:duPont Chemical(デラウェア州、ウィルミントン) から入手可能な、1.5mmKevlar(登録商標)フロックの形状の芳香族 ポリアミド。Kevlar(登録商標)はduPont Chemical(デ ラウェア州,ウィルミントン)の登録商標である。 Kevlar(登録商標)はポリアミドであるので、摩擦電気系列の電気的陽 性端部に表示される。したがって、Kevlar(登録商標)をHDPEに加え ることによって、最終材料は充填剤なしHDPEよりも摩擦電気系列においてそ れを高く位置させる帯電特性を有する。さらに、Kevlar(登録商標)は高 温における最終材料の化学的不活性、強度及び耐クリープ性を大きく増強させる 。その上、Kevlar(登録商標)は最終材料に非常に良好な耐摩耗性を与え る。Kevlar(登録商標)は好ましくは最終材料の約1重量%〜約25重量 %を占め、より好ましくは最終材料の約5重量%〜約25重量%を占め、最も好 ましくは最終材料の約10重量%〜約20重量%を占める。 実施例IV ホストポリマー:Occidental Chemical(テキサス州、ダ ラス)から入手可能なAlathon(登録商標)としてのHDPE。Alat hon(登録商標)はOccidental Chemical(テキサス州、 ダラス)の登録商標である。 添加剤:Specialty Minerals(ニューヨーク州,ニューヨ ーク)から入手可能なMicrotuff F(登録商標)としての表面前処理 済みタルク。Microtuff F(登録商標)はSpecialty Mi nerals(ニューヨーク州,ニューヨーク)の登録商標である。 Microtuff F(登録商標)は硬質、滑らかで、つるつるしており、 高い表面積対体積比(surface to volume ratio)を有し、押出成形材料用に設計 されている。それ故、この添加剤は最終材料の剛性、強度及び総合耐摩耗性を増 強する。さらに、Microtuff F(登録商標)は最終材料の耐クリープ 性 を改良する。その上、Microtuff F(登録商標)は無機充填剤である ので、総合材料の熱伝導性は充填剤なしのHDPEよりも大きい。Microt uff F(登録商標)は好ましくは最終材料の約1重量%〜約50重量%を占 め、より好ましくは最終材料の約10重量%〜約40重量%を占め、最も好まし くは最終材料の約15重量%〜約35重量%を占める。 実施例V ホストポリマー:Occidental Chemical(テキサス州、ダ ラス)から入手可能なAlathon(登録商標)としてのHDPE。Alat hon(登録商標)はOccidental Chemical(テキサス州、 ダラス)の登録商標である。 充填剤:duPont Chemical(デラウェア州,ウィルミントン) から入手可能な、等級MP1600Teflon(登録商標)粉末としてのPT FE。Teflon(登録商標)はduPont Chemical(デラウェ ア州,ウィルミントン)の登録商標である。 HDPEとTeflon(登録商標)とは両方とも摩擦電気系列の陰性端部に 位置するので、HDPE中に添加剤としてTeflon(登録商標)を用いるこ とは、摩擦電気系列において充填剤なしHDPEと同様に位置する材料を生成す る。さらに、大抵のポリマーとは異なり、Teflon(登録商標)は低い凝集 強さを有し、滑動摩耗プロセス中の接触面(mating surfaces)を被覆し、低い摩 擦係数を生じる。したがって、最終材料の耐摩耗性は充填剤としてTeflon (登録商標)を用いることによって増強される。Teflon(登録商標)は好 ましくは最終材料の約1重量%〜約30重量%を占め、より好ましくは最終材料 の約5重量%〜約20重量%を占め、最も好ましくは最終材料の約10重量%〜 約20重量%を占める。 実施例VI ホストポリマー:Occidental Chemical(テキサス州、ダ ラス)から入手可能なAlathon(登録商標)としてのHDPE。Alat hon(登録商標)はOccidental Chemical(テキサス州、 ダラス)の登録商標である。 添加剤:Lonza(ニュージャージー州,フェアローン)から入手可能な、 Λcrawax C(登録商標)としてのエチレンビス−ステアラミド。Acr awax C(登録商標)はLonza(ニュージャージー州,フェアローン) の登録商標である。 アミドとして、Acrawax C(登録商標)は摩擦電気系列の電気的陽性 部分に位置し、HDPE中に添加剤としてAcrawax C(登録商標)を充 分な量で用いる場合には、最終材料は摩擦電気系列において充填剤なしHDPE よりも高く現れる。さらに、Acrawax C(登録商標)は安価であり、無 着色、低毒性、低吸湿性であり、ポリオレフィン中で、他の一般に用いられるア ミド型帯電防止性内部潤滑剤よりも、比較的マイグレーションが少なく、又はマ イグレーションが遅い。Acrawax C(登録商標)はHDPE中に均一に 分散して、添加剤の表面ブルーミング(blooming)を最小にし、長い使用期間の表 面帯電特性を保持するように加工されることができる。Acrawax C(登 録商標)は好ましくは最終材料の0.05重量%〜約10重量%を占め、より好 ましくは最終材料の約0.08重量%〜約8重量%を占め、最も好ましくは最終 材料の約0.1重量%〜約3重量%を占める。 実施例VII ホストポリマー:BASF(ニュージャージー州、Parsippany)か ら入手可能なUltramid(登録商標)としてのナイロン6。Ultram id(登録商標)はBASF(ニュージャージー州、Parsippany)の 登録商標である。 添加剤:duPont Chemical(デラウェア州,ウィルミントン) から入手可能な、等級MP1600Teflon(登録商標)としてのPTFE 。Teflon(登録商標)はduPont Chemical(デラウェア州 ,ウィルミントン)の登録商標である。 ナイロン6は摩擦電気系列の電気的陽性部分に位置し、Teflon(登録商 標)は摩擦電気系列の電気的陰性部分に現れる。それ故、ナイロン6中に添加剤 としてTeflon(登録商標)を用いることは、摩擦電気系列において充填剤 なしナイロン6よりも低く現れる材料を生成する。さらに、Teflon(登録 商標)は最終材料の耐摩耗性を増強する。Teflon(登録商標)は好ましく は最終材料の約1重量%〜約30重量%を占め、より好ましくは最終材料の約5 重量%〜約20重量%を占め、最も好ましくは最終材料の約10重量%〜約20 重量%を占める。 実施例VIII ホストポリマー:BASF(ニュージャージー州、Parsippany)か ら入手可能なUltramid(登録商標)としてのナイロン6。Ultram id(登録商標)はBASF(ニュージャージー州、Parsippany)の 登録商標である。 添加剤:duPont Chemical(デラウェア州,ウィルミントン) から入手可能な、1.5mmKevlar(登録商標)フロック。Kevlar (登録商標)はduPont Chemical(デラウェア州,ウィルミント ン)の登録商標である。 Kevlar(登録商標)を添加剤として用いることは、高温における最終材 料の化学的不活性を大きく増強させる。さらに、Kevlar(登録商標)は高 温における最終材料の化学的不活性、強度及び耐クリープ性を非常に高める。K evlar(登録商標)は摩擦電気系列の電気的陽性部分に位置するので、これ をナイロン6中に添加剤として用いると、充填剤なしナイロン6よりも摩擦電気 系列において高く現れる最終材料が得られる。Kevlar(登録商標)は好ま しくは最終材料の約1重量%〜約25重量%を占め、より好ましくは最終材料の 約5重量%〜約25重量%を占め、最も好ましくは最終材料の約10重量%〜約 20重量%を占める。 実施例IX ホストポリマー:BASF(ニュージャージー州、Parsippany)か ら入手可能なUltramid(登録商標)としてのナイロン6。Ultram id(登録商標)はBASF(ニュージャージー州、Parsippany)の 登録商標である。 添加剤:Lonza(ニュージャージー州、フェアローン)から入手可能な、 Acrawax C(登録商標)としてのエチレンビス−ステアラミド(EBS )。 Acrawax C(登録商標)はLonza(ニュージャージー州,フェアロ ーン)の登録商標である。 Acrawax C(登録商標)は摩擦電気系列の電気的陽性部分に表示され 、ナイロン6中に添加剤として用いられて、摩擦電気系列において充填剤なしナ イロン6よりも高く位置する最終材料を生成する。さらに、Λcrawax C (登録商標)は安価であり、無着色、低毒性、低吸湿性であり、ポリアミド中で マイグレーションしないか又はマイグレーションが遅い。Acrawax C( 登録商標)はホスト材料全体中の均一な分散系を形成することができ、EBSは 滑らかな物質であるので、最終材料の耐摩耗性は増強される。Acrawax C(登録商標)は好ましくは最終材料の0.05重量%〜約10重量%を占め、 より好ましくは最終材料の約0.08重量%〜約8重量%を占め、最も好ましく は最終材料の約0.1重量%〜約3重量%を占める。 実施例X ホストポリマー:BASF(ニュージャージー州、Parsippany)か ら入手可能なUltramid(登録商標)としてのナイロン6。Ultram id(登録商標)はBASF(ニュージャージー州、Parsippany)の 登録商標である。 添加剤:Chemie Linz(ニュージャージー州、リッジフィールドパ ーク)から入手可能なメラミンシアヌレート。 メラミンシアヌレートは配合(compounding)に適した超微粉砕粉末として商業 的に入手可能な、高温安定性であるアミノ富化化合物であり、他のメラミン誘導 体よりも低毒性(less strongly toxic)である。メラミンシアヌレートは他の高 度アミノ官能性メラミン化合物よりも低水中透視性(less hydroscopic)であり、 低水溶性である。メラミンシアヌレートは硬質結晶質物質であり、それ故、ナイ ロン6中に添加剤として用いた場合に、最終材料の耐摩耗性は増強される。メラ ミンシアヌレートは摩擦電気系列の電気的陽性部分に位置するので、ナイロンプ ラスチック又はエラストマーに添加剤として用いた場合に、最終材料は充填剤な しナイロン6よりも摩擦電気系列において高く位置する。メラミンシアヌレート は好ましくは最終材料の約1重量%〜約30重量%を占め、より好ましくは最終 材料 の約5重量%〜約25重量%を占め、最も好ましくは最終材料の約10重量%〜 約25重量%を占める。 実施例XI ホストポリマー:Occidental Chemical(テキサス州、ダ ラス)から入手可能なAlathon(登録商標)としてのHDPE。Alat hon(登録商標)はOccidental Chemical(テキサス州、 ダラス)の登録商標である。 添加剤:duPont(デラウェア州、ウィルミントン)から入手可能な、等 級MP1600Teflon粉末中に分散したOwens Corning F iberglas(オハイオ州、トレド)からのサイズB、クラスEガラスミル ドファイバー(glass milled fiber)としての微細強化PTFE。 微細強化PTFEは、HDPE中に均一に分散した添加剤を得るためのHDP E中の摩耗軽減性(wear-reduction)添加剤として用いられる。分散した摩耗軽減 性添加剤の機械的強化は、ホストポリマー中の添加剤の耐用寿命を高めることに よって、最終材料の耐摩耗性を顕著に増強する。好ましい1実施態様では、微細 強化PTFEは、サイズB、クラスEガラスミルドファイバーを配合された、d uPontからの等級MP1600Teflonを含む。微細強化Teflon は好ましくは最終材料の約1重量%〜約30重量%を占め、より好ましくは最終 材料の約10重量%〜約25重量%を占め、最も好ましくは最終材料の約10重 量%〜約20重量%を占める。 実施例XII ホストポリマー:BASF(ニュージャージー州、Parsippany)か ら入手可能なUltramid(登録商標)としてのナイロン6。Ultram id(登録商標)はBASF(ニュージャージー州、Parsippany)の 登録商標である。 添加剤:duPont(デラウェア州、ウィルミントン)から入手可能な、等 級MP1600Teflon粉末中に分散したOwens Corning F iberglas(オハイオ州、トレド)からのサイズB、クラスEガラスミル ドファイバーとしての微細強化PTFE。 微細強化PTFEは、ナイロン6中に均一に分散した添加剤を得るためのナイ ロン6中の摩耗軽減性添加剤として用いられる。分散した摩耗軽減性添加剤の機 械的強化は最終材料の耐摩耗性を顕著に増強する。好ましい1実施態様では、微 細強化PTFEは、サイズB、クラスEガラスミルドファイバーを配合された、 duPontからの等級MP1600Teflonを含む。微細強化Teflo nは好ましくは最終材料の約1重量%〜約30重量%を占め、より好ましくは最 終材料の約10重量%〜約25重量%を占め、最も好ましくは最終材料の約10 重量%〜約20重量%を占める。 実施例XIII ホストポリマー:Occidental Chemical(テキサス州、ダ ラス)から入手可能なAlathon(登録商標)としてのHDPE。Alat hon(登録商標)はOccidental Chemical(テキサス州、 ダラス)の登録商標である。 添加剤:Dow Corning(ミシガン州、ミッドランド)から入手可能 なZ−6020(登録商標)としてのアミノシランカップリング剤。Z−602 0(登録商標)はDow Corning(ミシガン州、ミッドランド)の登録 商標である。 この添加剤は、ベルトが摩耗するときのベルトの分離特性の劣化を避けるため の、低い表面ブルーミングを有する低分子量アミノ含有添加剤である。Z−60 20(登録商標)は摩擦電気系列の電気的陽性端部に位置するので、HDPEに 添加剤として用いた場合に、摩擦電気系列における最終材料の位置は充填剤なし HDPEの位置よりも高くなる。この添加剤は好ましくは最終材料の約0.05 重量%〜約10重量%を占め、より好ましくは最終材料の約0.08重量%〜約 2重量%を占め、最も好ましくは最終材料の約0.1重量%〜約0.5重量%を 占める。 実施例XIV ホストポリマー:Occidental Chemical(テキサス州、ダ ラス)から入手可能なAlathon(登録商標)としてのHDPE。Alat hon(登録商標)はOccidental Chemical(テキサス州、 ダラス)の登録商標である。 HDPEは摩擦電気系列のその位置によって分かるように、比較的電気的陰性 物質である。本発明のこの実施態様に用いるために選択されるHDPEは0.4 未満の摩擦係数、100,000〜1,000,000p.s.i.の引張り弾 性率、少なくとも2,500p.s.i.の引張り強さ、少なくとも1,000 p.s.i.ft/分の極限PV耐摩耗性値を有するべきである。さらに、HD PEは室温における1,000p.s.i.での10時間後にせいぜい5%まで のクリープと、せいぜい10、好ましくは0.1〜5のメルトインデックスとを 有するべきである。HDPEは耐酸性、耐溶剤性及び耐アルカリ性である。HD PEはまた水分不感受性でもある。さらに、HDPEは耐摩耗性であり、低い摩 擦係数を有し、容易に押出成形されて、ネットになる。これは滑らかで、つるつ るした状態で、丈夫である。HDPEは延伸して又は延伸せずに押出成形ネット 又は穿孔シート(perforated sheet)に成形されることができる。 実施例XV ホストポリマー:BASF(ニュージャージー州、Parsippany)か ら入手可能なUltramid(登録商標)としてのナイロン6。Ultram id(登録商標)はBASF(ニュージャージー州、Parsippany)の 登録商標である。 ナイロン6は摩擦電気系列のその位置によって分かるように、固有に電気的陽 性物質である。本発明のこの実施態様によって用いられるナイロン6はせいぜい 0.5の摩擦係数、100,000〜1,000,000p.s.i.の引張り 弾性率、少なくとも2,500p.s.i.の引張り強さ、少なくとも1,00 0p.s.i.ft/分の極限PV耐摩耗性値を有するべきである。さらに、ナ イロン6は室温における1,000p.s.i.での10時間後にせいぜい5% より大きくクリープすべきではなく、ナイロン6は耐溶剤性である。ナイロン6 は周囲温度を越える高温において高強度を有する。 本発明の幾つかの好ましい実施態様を説明したが、種々な変更、修正及び改良 は当業者に明らかであろう。このような変更、修正及び改良はこの開示の一部で あると意図され、本発明の要旨及び範囲に含まれると意図される。したがって、 上記説明は単なる例示のためであり、限定として意図されない。本発明は下記請 求の範囲で定義されるものとして及びその同等物としてのみ限定されるにすぎな い。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年1月30日 【補正内容】 請求の範囲を、以下のものに差し替える。 『 1.帯電粒子を電界を横断する方向に帯電粒子を移動させ、粒子の接触帯 電中にかなりの摩擦力に暴露され、使用中に時にはかなり緊張状態になることが ある輸送ベルトを包含する、表面接触による粒子の帯電に基づいて粒子の混合物 の成分を分離するために用いられるベルト分離器系において、ホストポリマーと 添加剤との組成物の押出成形体としてベルトを用意することを含み、ホストポリ マーと添加剤とをそれぞれ、ベルトの帯電性、ベルトの耐摩耗性、ベルトの摩擦 係数及びベルトの耐クリープ性の1つ以上を改良するように選択することを含む 改良装置。 2.ベルトのホストポリマーと添加剤との組成物が、摩擦電気系列における ホストポリマーの位置よりも低い、摩擦電気系列における位置を有する、請求項 1記載の装置。 3.ベルトのホストポリマーと添加剤との組成物が、摩擦電気系列における ホストポリマーの位置よりも高い、摩擦電気系列における位置を有する、請求項 1記載の装置。 4.ホストポリマーが少なくとも1種のオレフィンモノマーの重合生成物を 含む、請求項2記載の装置。 5.添加剤がフルオロポリマー、超高分子量ポリエチレン、微細強化フルオ ロポリマー及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項2記載の装置 。 6.添加剤がフルオロポリマー、超高分子量ポリエチレン、微細強化フルオ ロポリマー及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項4記載の装置 。 7.ホストポリマーが少なくとも1個のアミド結合を有する重合生成物を含 む、請求項2記載の装置。 8.添加剤がメラミンシアヌレート、アミノ含有化合物及びこれらの混合物 から成る群から選択される、請求項3記載の装置。 9.添加剤がメラミンシアヌレート、アミノ含有化合物及びこれらの混合物 から成る群から選択される、請求項7記載の装置。 10.ホストポリマーが少なくとも1種のオレフィンモノマーの重合生成物 を含む、請求項3記載の装置。 11.添加剤がアラミド繊維、アミノシラン、表面前処理されないタルク、 表面前処理済みタルク、エチレンビス−ステアラミド及びこれらの混合物から成 る群から選択される、請求項3記載の装置。 12.添加剤がアラミド繊維、アミノシラン、表面前処理されないタルク、 表面前処理済みタルク、エチレンビス−ステアラミド及びこれらの混合物から成 る群から選択される、請求項10記載の装置。 13.ホストポリマーが少なくとも1個のアミド結合を有する重合生成物を 含む、請求項3記載の装置。 14.添加剤がアラミド繊維、エチレンビス−ステアラミド及びこれらの混 合物から成る群から選択される、請求項3記載の装置。 15.添加剤がアラミド繊維、エチレンビス−ステアラミド及びこれらの混 合物から成る群から選択される、請求項13記載の装置。 16.ホストポリマーが線状低密度ポリエチレンホモポリマー、低密度ポリ エチレンホモポリマー、オレフィン熱可塑性エラストマー、オレフィンフレキソ マー、超高分子量ポリエチレンホモポリマー、高密度ポリエチレンホモポリマー 、中密度ポリエチレンホモポリマー、ポリプロピレンホモポリマー、線状低密度 ポリエチレンコポリマー、低密度ポリエチレンコポリマー、高密度ポリエチレン コポリマー、中密度ポリエチレンコポリマー、ポリプロピレンコポリマー及びこ れらの混合物から成る群から選択される、請求項4記載の装置。 17.ホストポリマーが線状低密度ポリエチレンホモポリマー、低密度ポリ エチレンホモポリマー、オレフィン熱可塑性エラストマー、オレフィンフレキソ マー、超高分子量ポリエチレンホモポリマー、高密度ポリエチレンホモポリマー 、中密度ポリエチレンホモポリマー、ポリプロピレンホモポリマー、線状低密度 ポリエチレンコポリマー、低密度ポリエチレンコポリマー、超高分子量ポリエチ レンコポリマー、高密度ポリエチレンコポリマー、中密度ポリエチレンコポリマ ー、ポリプロピレンコポリマー及びこれらの混合物から成る群から選択される、 請求項6記載の装置。 18.ホストポリマーがナイロン6ホモポリマー、ナイロン6,6ホモポリ マー、ナイロン11ホモポリマー、ナイロン12ホモポリマー、ナイロン6,1 2ホモポリマー、ナイロン6コポリマー、ナイロン6,6コポリマー、ナイロン 11コポリマー、ナイロン12コポリマー、ナイロン6,12コポリマー及びこ れらの混合物から成る群から選択される、請求項7記載の装置。 19.ホストポリマーがナイロン6ホモポリマー、ナイロン6,6ホモポリ マー、ナイロン11ホモポリマー、ナイロン12ホモポリマー、ナイロン6,1 2ホモポリマー、ナイロン6コポリマー、ナイロン6,6コポリマー、ナイロン 11コポリマー、ナイロン12コポリマー、ナイロン6,12コポリマー及びこ れらの混合物から成る群から選択される、請求項9記載の装置。 20.ホストポリマーがHDPEを含み、添加剤がベルトの約1重量%〜約 30重量%の量でのPTFEを含む、請求項2記載の装置。 21.ホストポリマーがHDPEを含み、添加剤がベルトの約1重量%〜約 30重量%の量でのUHMWPEを含む、請求項2記載の装置。 22.ホストポリマーがHDPEを含み、添加剤がベルトの約1重量%〜約 30重量%の量での微細強化PTFEを含む、請求項2記載の装置。 23.ホストポリマーがHDPEを含み、添加剤がベルトの約1重量%〜約 25重量%の量でのアラミド繊維を含む、請求項10記載の装置。 24.ホストポリマーがHDPEを含み、添加剤がベルトの約1重量%〜約 50重量%の量での表面前処理済みタルクを含む、請求項10記載の装置。 25.ホストポリマーがHDPEを含み、添加剤がベルトの約0.05重量 %〜約10重量%の量でのエチレンビス−ステアラミドを含む、請求項10記載 の装置。 26.ホストポリマーがHDPEを含み、添加剤がベルトの約0.05重量 %〜約10重量%の量でのアミノシランを含む、請求項10記載の装置。 27.ホストポリマーがナイロン6を含み、添加剤がベルトの約1重量%〜 約30重量%の量でのメラミンシアヌレートを含む、請求項2記載の装置。 28.ホストポリマーがナイロン6を含み、添加剤がベルトの約1重量%〜 約30重量%の量でのアミノ含有化合物を含む、請求項2記載の装置。 29.ホストポリマーがナイロン6を含み、添加剤がベルトの約1重量%〜 約25重量%の量でのアラミド繊維を含む、請求項13記載の装置。 30.ホストポリマーがナイロン6を含み、添加剤がベルトの約0.05重 量%〜約10重量%の量でのエチレンビス−ステアラミドを含む、請求項13記 載の装置。 31.ホストポリマーがナイロン6を含み、添加剤がベルトの約1重量%〜 約30重量%の量でのPTFEを含む、請求項13記載の装置。 32.ホストポリマーがナイロン6を含み、添加剤がベルトの約1重量%〜 約30重量%の量での微細強化PTFEを含む、請求項13記載の装置。 33.粒子が帯電されて、混合物の成分の分離がおこなわれるように粒子− 粒子衝突及び粒子−ベルト衝突を粒子に受けさせるために反対に帯電した電極の 間の電界に通して粒子の混合物を輸送するように配置されたベルトを包含する分 離装置であって、ベルトがホストポリマーと添加剤との組成物の押出成形体であ り、該組成物が摩擦電気系列において望ましい位置を有するように該添加剤が該 ホストポリマー中に分散され、該ベルトが実質的に緊張状態で維持され、粒子の 接触帯電中に電極を掃引する装置。 34.ベルトのホストポリマーと添加剤との組成物が、摩擦電気系列におけ るホストポリマーの位置よりも低い、摩擦電気系列における位置を有する、請求 項33記載の装置。 35.ベルトのホストポリマーと添加剤との組成物が、摩擦電気系列におけ るホストポリマーの位置よりも高い、摩擦電気系列における位置を有する、請求 項33記載の装置。 36.摩擦電気系列においてある位置を有し、混合物の成分の静電分離に用 いられるベルトであって、摩擦電気系列においてある位置を有するホストポリマ ーと、摩擦電気系列においてある位置を有する添加剤とを包含する押出成形材料 を含み、ベルトが摩擦電気系列において望ましい位置を有するように、該添加剤 が該ホストポリマー中に分散されるベルト。 37.摩擦電気系列におけるベルトの位置が摩擦電気系列におけるホストポ リマーの位置よりも低いように、添加剤がホストポリマー中に分散される、請求 項36記載のベルト。 38.摩擦電気系列におけるベルトの位置が摩擦電気系列におけるホストポ リマーの位置よりも高いように、添加剤がホストポリマー中に分散される、請求 項36記載のベルト。 39.電界を確立する反対極性の電極の間をベルトが移動し、ベルトが電極 を掃引して、粒子対粒子接触を生じさせ、その結果、接触帯電を生じる、請求項 1記載の系。 40.ベルトが実質的に不導性の押出成形体である、請求項1記載の系。 41.ベルトが粒子−ベルト接触によって帯電され、この電荷が電極間の電 界にかなりの影響を及ぼすように、ベルトがベルト上の粒子の総合表面積よりも 非常に小さい表面積を有する、請求項40記載の系。 42.ベルトがそのオリジナル長さから約5%より大きく伸長しないように ベルトが改良された耐クリープ性を有する、請求項1記載の系。 43.ベルトがオープン領域を増大させ、該オープン領域が少なくとも40 %を占める、請求項1記載の系。 44.オープン領域が少なくとも70%を占める、請求項48記載の系。 45.添加剤が押出成形体中に均一に分散されて、ベルトの耐用寿命にわた ってベルトに一貫した耐摩耗性と帯電性とを与える、請求項1記載の系。 46.ベルトの望ましい耐摩耗性と帯電性とを与えるように、添加剤が押出 成形体の表面に偏析する、請求項1記載の系。 47.粒子を輸送するベルトがその間を移動する、反対極性の電極の間に確 立された電界を横断する方向に輸送ベルト上の帯電粒子を移動させることを包含 する、表面接触による粒子の帯電に基づく、粒子の混合物の成分を分離する方法 であって、ベルトの移動が粒子を撹拌して、電極間に高度に撹流の高剪断帯を生 じ、激しい粒子対粒子接触をもたらし、ベルトと粒子の両方の静電帯電を生じ、 この場合にベルトの帯電特性によって粒子の分離が影響され、ベルトはホストポ リマーと添加剤とから形成される押出成形体であり、ホストポリマーと添加剤と がベルトの帯電性、ベルトの耐摩耗性及びベルトの耐クリープ性の1種以上を決 定するように選択される方法。 』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 77/00 C08L 77/00 F16G 1/14 F16G 1/14 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU ,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE, DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA ,UG,UZ,VN (72)発明者 カナダ,フィリップ・エス アメリカ合衆国マサチューセッツ州02176, メルローズ,ウエスト・エマーソン・スト リート 206

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.摩擦電気系列において所定位置を有するベルトであって、下記要素: 摩擦電気系列において第1位置を有するホストポリマーと; 摩擦電気系列において第2位置を有する添加剤と を含み、ベルトが摩擦電気系列において所定位置を有し、ベルトが押出成形され ることができるように、該添加剤が該ホストポリマー中に分散されているベルト 。 2.摩擦電気系列におけるベルトの所定位置が摩擦電気系列におけるホスト ポリマーの第1位置よりも低いように、添加剤がホストポリマー中に分散される 、請求項1記載のベルト。 3.摩擦電気系列におけるベルトの所定位置が摩擦電気系列におけるホスト ポリマーの第1位置よりも高いように、添加剤がホストポリマー中に分散される 、請求項1記載のベルト。 4.ホストポリマーが少なくとも1種のオレフィンモノマーの重合生成物を 含む、請求項1記載のベルト。 5.ホストポリマーが少なくとも1個のアミド結合を有する重合生成物を含 む、請求項1記載のベルト。 6.添加剤がフルオロポリマー、超高分子量ポリエチレン、微細強化フルオ ロポリマー及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1記載のベル ト。 7.添加剤がメラミンシアヌレート、アミノ含有化合物及びこれらの混合物 から成る群から選択される、請求項1記載のベルト。 8.ホストポリマーがHDPEを含み、添加剤がベルトの約1重量%〜約3 0重量%の量でのPTFEを含む、請求項1記載のベルト。 9.ホストポリマーがHDPEを含み、添加剤がベルトの約1重量%〜約3 0重量%の量でのUHMWPEを含む、請求項1記載のベルト。 10.ホストポリマーがナイロン6を含み、添加剤がベルトの約1重量%〜 約30重量%の量でのメラミンシアヌレートを含む、請求項1記載のベルト。
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