JPH11500692A - 弾力的に圧縮できる物品を包装する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 過剰の材料がチューブの両端に形成されるように、変形できる材料（２２）のチューブに物品を挿入するステップを備えた弾力的に圧縮できる物品（１０）を包装する方法。その後、チューブの第１端（２４）が密封されて閉塞される。その後空気が第２端を通してチューブから真空引きされて物品の回りのチューブを変形させて、物品を圧縮させる。真空がチューブで維持される間、チューブの第２端が密封されて閉塞される。封じ込めスリーブ（２６）は、物品を圧縮状態に維持するために密封されたチューブ上を覆う。物品が荷ほどきされる時に、封じ込めスリーブは切断され、チューブは、チューブに戻る空気の滲みによる漸進的な制御された仕方で膨張するのが許容される。

Description

【発明の詳細な説明】 弾力的に圧縮できる物品を包装する方法 技術分野 本発明は、一般に弾力的に圧縮できる物品を包装する方法、特に圧縮できる物 品が圧縮状態で出荷のために適宜包装することができ、目的地で制御された方法 で荷ほどきすることができる方法に関する。 背景技術 多くの製造物は、軽量だが嵩ばり、出荷に関連した好ましくない高コストなし で消費者に配達することができない。しばしばこれらの物品は、製造が安価であ るが、その出荷費用が消費者に対するコストの不均衡な程高い割合を必然的に反 映して、消費者に対して物品の価格に悪影響を及ぼしている。その製造コストと 比較すれば出荷コストが好ましくなく高い物品の１つは、代表的にマットレス又 はクッション等の内部バネ部品である。 例えば標準のマットレス構造において、内部バネ組立体は綿密に包装されたコ イルバネの配列を含んで使用された。大成功と認証された内部バネ構造の１つの 形式は、マーシャル構造として知られている。この構造において、個々のコイル バネは、コイルのストリングを作るために、一緒に形成された布地材料のポケッ トと布地材料の分離したポケット中にカプセル化される。その後それらのコイル のストリングが、全てが相互に平行に配向させられたコイルバネを有する配列に 配列されて内部バネ組立体を形成する。そのような構造の実施例はスタンプフ氏 用に発行されて、ここに共通の譲受人に譲渡された米国特許第４，２３４，９８ ３で開示され、その開示が参照によって明確に協働される。 十分な支持を形成しながらユーザに快適なマットレス組立体を造るために、前 述の構造で使われたバネは、特徴的にそのような少ないコイル巻数を持ち、それ らの自然に膨張したサイズの１０分の１台のサイズに容易に圧縮することができ るほどかなり弱い圧縮強度を持っている。従って前述の型のコイルのストリング が軽量で相当に嵩ばっている。 最近、顧客又は小売業者への出荷に便利な組立形式に分解できるマットレスの 新しい構造が開発された。このような組立式マットレスは、共願の米国特許出願 第０８／３９８，２２７で開示され、ここに共通の譲受人に譲渡されている。こ の構造は、各々が一般に長方形の断面を持ち、マットレスの外郭に配列される寸 法の４つの当て物を含んでいる。これらの当て物は、底パネルと、周囲側パネル と、ジッパー止めされたカバーパネルとを持っている殻内で保持される。各当て 物は、長いポケット入りのコイルバネを含む布地包装を備える。 前述のマットレス組立体は、その組立式の構造の故に、従来の単一マットレス 構造に比べると極めて経済的な方法で輸送することができる。このマットレスの 部品は、出荷用に非常に扱い易いサイズの包装に集約することができる。しかし ながら、包装のサイズを更に小さくさせる包装方法を形成することは望ましい。 この目的のために、コイルのストリングが初めに真空引きされたプラスチック製 のチューブ内で圧縮されて、真空源（ポンプ）が外された時にチューブを覆った 封じ込めスリーブによって圧縮状態で保持されたコイルバネの真空包装は用いら れてもよい。 ポケット入りのコイルタイプの従来のバネがそれらの自然に膨張した状態から 非常に圧縮することができるので、そのようなバネのための包装サイズの相当な 縮小が真空包装方法で達成することができる。しかしながら、バネの圧縮された 包装を形成する公知の真空包装方法を使うことの不利は、真空源が内部チューブ から外された時に、バネは、それらの圧縮された状態を保持するために外部封じ 込めスリーブに完全に依存していることである。従って、封じ込めスリーブが例 えば包装の開口で切断された時には、バネが未制御の幾分突然の方法でそれらの 充分に膨張した状態に膨張することができる。この結果、例えば鋭い器具によっ て封じ込めスリーブを切断することによるバネの包装の開口は驚くと共にひょっ とすると危険な経験である。従って、包装の開口時のバネの制御された膨張を許 容する方法で荷造りバネのために真空包装方法を提供することは望ましい。 発明の開示 本発明は、過剰の材料がチューブの端に形成されるように、変形できる材料の チューブに物品を挿入するステップを備えた弾力的に圧縮できる物品を包装する 方法を提供することによって従来技術を改善する。その後、チューブの第１端が 密封されて閉塞される。その後、空気が第２端を通してチューブから真空引きさ れ、それによって物品の回りのチューブを変形させて、物品を圧縮させる。真空 がチューブで維持される間、チューブの第２端が密封されて閉塞される。封じ込 めスリーブは、物品を圧縮状態に維持するために密封されたチューブ上を覆う。 物品が荷ほどきされる時に、封じ込めスリーブが切断され、チューブはチューブ に戻る空気の滲みによる漸進的な制御された仕方で膨張するのが許容される。 図面の簡単な説明 発明の前述及び他の新規な特徴は、添付図面と関連して次の詳細な説明を読む 時に明白になる。 図１は、従来技術で公知なポケット入りのコイルバネのストリングの破断側面 図である。 図２は真空引き前の本発明による包装システムを示す一部除去側面図である。 図３は、真空引き後の包装システムを示す一部除去側面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 今図面及びまず図１を参照して、マットレス等の内部バネ構造の使用分野で公 知なコイルバネのストリングは一般に参照数字１０で指定される。コイルストリ ング１０は、好適な布地１４の分離したポケット中にカプセル化した個々のコイ ルバネ１２を含む。布地１４は好ましくは、超音波的に形成された溶接１６が隣 接のコイル１２間でウェブ１８を形成してポケットを規定するように、感熱的で ある。マットレスの内部バネ等のこの構造においては、コイルバネ１２が代表的 にかなり少ないコイル巻数及びかなり弱い圧縮強度で形成されることが理解でき る。従って、これらのバネ１２は、それらの自然に膨張したサイズの一部のみの サイズに容易に圧縮することができる。 今図２に戻って、発明に従う包装システムが参照数字２０によって一般に指定 される。システム２０は、布地１４にポケット入りされるコイルバネ１２を備え た、図１で説明されたタイプのコイルバネ１０のストリングを包装するものとし て示される。ストリング１０は、変形できる材料２２のチューブに挿入される。 より好ましい形態では、この材料２２が管の形式に押し出されて、ロール形式で 供給される３／４ミルのポリエチレンである。チューブ２２は、チューブ２２の ２つの端が過剰チューブ材料２２の部分２４を形成するように、コイルストリン グ１０の長さより長い長さを持っている。 図３には、コイルストリング１０が圧縮されて封じ込めスリーブ２６によって 圧縮状態で維持される完了した形式で示された包装システム２０が説明される。 好ましくは封じ込めスリーブ２６は、４ミルのポリエチレンの押出されたチュー ブである。図３の構築を達成するために、チューブ２２の第１端２４が集められ て密封されている。密封は、集めた端２４を取りそれをテープで閉塞し、端２４ を好適なクリップ又はケーブルタイで締め付け、或は端２４を熱的に密封するこ とを含む種々の手段によって達成することができる。その後開いている端は、真 空ポンプに接続されたホースの回りに手で集め、チューブ２２内の空気が真空引 きされる。チューブ２２の真空引きは、チューブがコイル１０のストリングの回 りで変形させられ、順にコイル１０を圧縮させる。真空引きが予め決定されたレ ベルに到達した時に、封じ込めスリーブ２６は圧縮されたチューブ２２上に搭載 されて、チューブの第２の端２４が密封される。その後真空源は外される。 本発明に従う包装方法が弾力的に圧縮できる包装物品のために極めて望ましい 方法を提供することは今理解することができる。発明がコイルストリング１０の 包装に関連して説明されたが、他の多数の圧縮できる物品が費用効果が高い出荷 のために本方法で包装することができることは理解されることができる。真空引 き後の両端２４でチューブ２２を密封する利点は同様に明白であるべきである。 包装２０が配達された時には、顧客は封じ込めスリーブ２６を切断することがで き、最初は、その中にカプセル化された物品と一緒のチューブ２２がチューブ２ ２内の真空の影響下でかなり圧縮されている。その後空気は、用いられた端２４ の密封方法のタイプに依存してチューブ２２に漏れて、チューブ２２の内圧が周 囲の空気圧に到達するまで圧縮された物品が徐々に膨張するのを許容する。従っ て、チューブ２２の望ましくない突然の膨張が避けられる。もしあまりにも気密 な密封方法が使用されたならば、チューブ２２は、空気が真空引きされたチュー ブ２２に入り込めるように、小さい穴で穴明けすることができる。包装のこの方 法によって、２３インチの高さに重なったポケット入りのコイルバネ１２のスト リング１０は、５インチ高さの重なりに容易に圧縮することができ、それによっ て費用効果が高い出荷のために包装することができる。 本発明がそれの好ましい実施例に関連して記述されたが、多くの変形例及び修 正例が発明の真の精神及び範囲から逸脱しないでなされ得ることは当該技術者に とって明らかである。従って、添付された請求項が発明の真の精神及び範囲内に くるものとして、そのような全変形例及び修正例を網羅することを意図している 。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９６年１１月４日 【補正内容】 請求の範囲 １．予め決定された長さを持つ変形できる材料のチューブを形成し、 前記チューブにポケット入りのコイルバネから造られたマットレス組立体を挿 入し、前記マットレス組立体が前記チューブの長さより短い長さを持ち、従って 過剰材料の第１及び第２チューブ端を形成し、 前記チューブの第１端を密封し、 前記チューブから前記第２端を通して空気を真空引きして、前記マットレス組 立体の回りで前記チューブを変形させて、前記マットレス組立体を圧縮させ、 前記チューブを予め決定された状態に真空引きした後に前記チューブの前記第 ２端を密封し、 出荷用に圧縮状態で前記圧縮されたマットレス組立体を保持するように寸法化 され構築された封じ込めスリーブに前記真空引きされたチューブを挿入し、 前記封じ込めスリーブから前記真空引きされたチューブを取り去り、 前記チューブ中の前記マットレス組立体が未圧縮状態に徐々に戻るのを許容す るために、前記真空引きされたチューブを穴明けするステップを備えた、各バネ が布地の個々のポケット内で含まれたコイルバネから造ったマットレス組立体を 包装する方法。 ２．前記チューブの前記第１端は、前記第１端の過剰材料を集めた後に密封さ れる請求項１の方法。 ３．空気は、真空引き手段の回りの前記チューブの前記第２端をまず集めた後 に、前記チューブから真空引きされる請求項１の方法。 ４．前記チューブは、チューブ材料の連続長さから前記予め決定された長さに 切り取られる請求項１の方法。 【手続補正書】 【提出日】１９９７年１０月６日 【補正内容】 請求の範囲 １．予め決定された長さを持つ変形できる材料のチューブを形成し、 前記チューブにポケット入りのコイルバネから造られたマットレス組立体を挿 入し、前記マットレス組立体が前記チューブの長さより短い長さを持ち、従って 過剰材料の第１及び第２チューブ端を形成し、 前記チューブの第１端を密封し、 前記チューブから前記第２端を通して空気を真空引きして、前記マットレス組 立体の回りで前記チューブを変形させて、前記マットレス組立体を圧縮させ、 出荷用に圧縮状態で前記圧縮されたマットレス組立体を保持するように寸法化 され構築された封じ込めスリーブに前記真空引きされたチューブを挿入し、 前記封じ込めスリーブから前記真空引きされたチューブを取り去り、 前記チューブ中の前記マットレス組立体が未圧縮状態に徐々に戻るのを許容す るステップを備えた、各バネが布地の個々のポケット内で含まれたコイルバネか ら造ったマットレス組立体を包装する方法。 ２．前記チューブの前記第１端は、前記第１端の過剰材料を集めた後に密封さ れる請求項１の方法。 ３．空気は、真空引き手段の回りの前記チューブの前記第２端をまず集めた後 に、前記チューブから真空引きされる請求項１の方法。 ４．前記チューブは、チューブ材料の連続長さから前記予め決定された長さに 切り取られる請求項１の方法。 ５．前記チューブの前記第２端は、前記チューブを予め決定された状態に真空 引きした後に密封される請求項１の方法。 ６．前記チューブの前記第２端は、前記チューブを予め決定された状態に真空 引きされる間に密封される請求項１の方法。 ７．前記真空引きされたチューブは穴明けされて、前記チューブ中の前記マッ トレス組立体が未圧縮状態に徐々に戻るのを許容する請求項１の方法。 ８．前記真空引きされたチューブは切断されて、前記チューブ中の前記マット レス組立体が未圧縮状態に徐々に戻るのを許容する請求項１の方法。 ９．前記封じ込めスリーブに挿入された前記真空引きされたチューブは、前記 封じ込めスリーブ内に膨張するのを許容する請求項１の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＥＥ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．予め決定された長さを持つ変形できる材料のチューブを形成し、 前記チューブに圧縮できる物品を挿入し、前記物品が前記チューブの長さより 短い長さを持ち、従って過剰材料の第１及び第２チューブ端を形成し、 前記チューブの第１端を密封し、 前記チューブから前記第２端を通して空気を真空引きして、前記物品の回りで 前記チューブを変形させて前記物品を圧縮させ、 予め決定された状態に前記チューブを真空引きした後に前記チューブの前記第 ２端を密封し、 前記圧縮された物品を圧縮状態に保持するように寸法化され構築された封じ込 めスリーブに、前記真空引きされたチューブを挿入するステップを備えた弾力的 に圧縮できる物品を包装する方法。 ２．前記チューブの前記第１端は、前記第１端の過剰材料を集めた後に密封さ れる請求項１の方法。 ３．空気は、真空引き手段の回りの前記チューブの前記第２端をまず集めた後 に、前記チューブから真空引きされる請求項１の方法。 ４．前記チューブは、チューブ材料の連続長さから前記予め決定された長さに 切り取られる請求項１の方法。