JP3022968U - 二重に真空包装されたクッション包装体 - Google Patents

二重に真空包装されたクッション包装体

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JP3022968U
JP3022968U JP1995011033U JP1103395U JP3022968U JP 3022968 U JP3022968 U JP 3022968U JP 1995011033 U JP1995011033 U JP 1995011033U JP 1103395 U JP1103395 U JP 1103395U JP 3022968 U JP3022968 U JP 3022968U
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cushion
vacuum
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packed
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哲郎 山田
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哲郎 山田
株式会社公商
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】クッションAを内袋1により真空包装し、
これを折り畳む。そして、さらに、その外側を外袋2に
より真空包装する。真空包装は加圧方式で行う。 【効果】クッション包装体としての全体の容積はきわめ
て小さいものとなり、嵩張ることなく、また、場所を取
ることなくこれを陳列しておくことができる。加圧方式
により真空包装されているから、袋内は完全な真空状態
となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、クッションが内袋と外袋とにより二重に真空包装されているクッシ ョン包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車のシートの上や家庭の椅子の上などに敷くクッションはある程度の大きさと 厚さとを有しているが、これらは広げた状態で販売するのが慣習となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
広げた状態でクッションを店頭に陳列すると、嵩張るだけでなく場所を取るか ら、コンビニエンスストアのようなきわめて小さい場所での陳列には広げた状態 はそぐわない。そこで、これをできるだけ小さくする、すなわち、容積をできる だけ小さくすることを考えなければならないが、従来の慣習からしても適当な手 法が見当たらない。 色々と工夫を重ねた結果、敷布団や掛布団などきわめて大きな寝具を保管する 場合に、これらを真空包装していることに気付いた。この手法は生活の知恵から 生まれたものと思われるが、本考案はこの考えからヒントを得て、クッションを コンビニエンスストアのようなきわめて小さい場所で販売する場合にも、嵩張る ことなく、また、場所を取ることなく陳列しておくことができるようにしたもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、クッションAを内袋1により真空包装 し、さらに、その外側を外袋2により真空包装し、しかも、少なくとも前記外袋 2内でクッションAを折り畳んだ形にしておく。 このようにした場合には、内袋1により真空包装されているクッションAの容 積は小さくなっており、さらに、その外側が外袋2で真空包装されて全体の容積 は一層小さくなる。特に、クッションAは少なくとも前記外袋2内で折り畳まれ ているから、この折り畳みの際に生じるクッションA間の隙間も外袋2による真 空包装によりほとんど無くなり、クッション包装体Bとしての全体の容積はきわ めて小さいものとなる。
【0005】 真空状態にするに当っては、吸引方式を採らないで加圧方式を採るのが好まし い。なぜならば、クッションAのような反発力の大きいもの、特に、これを折り 畳んだとき相当嵩張るものは、これを折り畳んだ状態で袋に入れ、吸引方式によ りその袋内を真空にしようとしても、上記反発力のために袋内の空気を完全に抜 ききることができず、完全な真空状態にならないからである。これに対して、加 圧方式を採ると、上記反発力で膨れようとするクッションを押さえ付けながら真 空状態とするから、袋内を完全な真空状態にすることができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について、以下詳細に説明する。 図1に、クッションAが内袋1により真空包装され、さらに、その外側が外袋 2により真空包装され、しかも、少なくとも前記外袋2内でクッションAが折り 畳まれているクッション包装体を図面符号Bで示す。 このようなクッション包装体Bにあっては、内袋1により真空包装されている クッションAの容積は小さくなっており、さらに、その外側が外袋2で真空包装 されて全体の容積は一層小さくなる。特に、クッションAは少なくとも前記外袋 2内で折り畳まれているから、この折り畳みの際に生じるクッションA間の隙間 も外袋2による真空包装によりほとんど無くなり、クッション包装体Bとしての 全体の容積はきわめて小さいものとなる。 従って、コンビニエンスストアのようなきわめて小さい場所で販売する場合に も、嵩張ることなく、また、場所を取ることなく陳列しておくことができる。
【0007】 上述したようなクッション包装体Bを形成するに当っては、例えば、次のよう な工程を経て行うことができる。図2に、二回目の真空包装直前のクッション包 装体B2もしくはB3を得るまでの製造工程の一例を示す。二回目の真空包装は、図 2に示す工程を経て得られた一回目の真空包装後のクッション包装体B2もしくは B3を外袋に入れ、一回目の真空包装と同じように真空包装を行うだけでよいから 、図2ではそこまで示すことを省略する。 上述したようなクッション包装体Bを形成するに当っては、クッションAを広 げた一枚ものの状態〔図2(a) の状態〕から、図2(b) に示すように二つ折りと し、二つ折りされたこのクッションAを内袋1に入れ、その袋内の空気を完全に 無くす真空包装を行う。すると、図2(c) に示すように、内袋1により真空包装 されたクッション包装体B1が得られる。この一回目の真空包装により、二つ折り されたクッションAは真空包装前よりも随分低くなる。 次に、一回目の真空包装後のクッション包装体B1をその長手方向に二等分する 部分c1で折り曲げ、図2(d) においてB2で示すように四つ折り状態とする。図2 (d) に示すような折り方ではなお嵩張るようであれば、前記c1部分と一回目の真 空包装後のクッション包装体B1をその長手方向に四等分する部分c2、c2とでさら に折り曲げ、図2(e) においてB3で示すような折り畳み状態にするとよい。 そして、四つ折りされたこのクッション包装体B2もしくはB3を外袋2に入れ、 その袋内の空気を完全に無くす真空包装を行う。すると、図1に示すように、外 袋2によりさらに真空包装されたクッション包装体Bが得られる。この二回目の 真空包装により、折り畳まれたクッション包装体B2もしくはB3は二回目の真空包 装前よりもずっと低くなる。なお、図1においては、図2(e) においてB3で示す クッション包装体が真空包装された状態が示されている。 クッションAの折り畳み方は上述した場合のみに限定されるものではなく、こ れらとは異なる折り畳み方をしてもよい。要は、その容積が小さくなるように前 記外袋2内で少なくとも折り畳まれておればよい。
【0008】 内袋1及び外袋2内を真空状態にするに当って、本考案では、吸引方式を採ら ないで加圧方式を採用するものとする。クッションAのような反発力の大きいも の、特に、これを折り畳んだとき相当嵩張るものは、これを折り畳んだ状態で袋 に入れ、吸引方式によりその袋内を真空にしようとしても、上記反発力のために 袋内の空気を完全に抜ききることができず、完全な真空状態にならない。これに 対して、加圧方式を採ると、上記反発力で膨れようとするクッションを押さえ付 けながら真空状態にするから、袋内を完全な真空状態にすることができる。 加圧方式により内袋1及び外袋2内を真空にするには、クッションAが入れら れた内袋1、あるいは、一回目の真空包装後のクッション包装体B2もしくはB3が 入れられた外袋2を、一対の加圧板で押圧しながら袋内の空気を抜き、その上で シール装置により袋の開口部をシールするとよい。図1及び図2(c) において、 図面符号3がシール部分である。なお、図2(d) 及び(e) においては、クッショ ンAの折り畳み状態が分かりやすいように、このシール部分3及び耳部分4を省 略してある。
【0009】 内袋1及び外袋2はナイロンやポリエチレン製、あるいは、両者を層状にした ものなどとすることができるが、特に、その材質や袋の厚みが特に限定されるも のではない。 なお、加圧方式による真空包装を行う場合には、二重真空包装をより完全なら しめるため、内袋1よりも外袋2の方を多少厚いものとする方がよく、また、外 袋2をエチレンビニルアルコールのような層を有するものとしておくのが好まし い。
【0010】 なお、図1に示すように、二重真空されたクッション包装体Bの長手方向の一 方の耳部分4を他方より長くしておけば、これを吊り下げて陳列する場合などに 便利である。また、このクッション包装体Bは図1に示す状態のままで販売して もよいし、さらに、これを透明の合成樹脂製容器に入れて販売してもよい。
【0011】 二重真空されるクッションAのクッション材はクッション性に富むものとする 方がよい。また、これを包む外布にたばこ消臭機能を有する繊維からなる生地を 用いると、たばこその他の臭いをたばこ消臭機能を有する繊維により吸着するこ とができるから、内袋1及び外袋2から取り出したクッションAを特定空間、例 えば、部屋で用いるだけで、その中の空気を容易に清浄化することができる。 なお、たばこの悪臭、特に、アンモニア基を含有する化合物であるニコチンを 物理的に吸着し、あるいは、これを化学的に吸着する、たばこ消臭機能を有する 繊維として、繊維形成前の重合体に共重合させる方式(例えば、特公昭47−1 5096、特公昭47−32159号、特公昭48−30479号、特公昭55 −6725号等)、繊維形成後繊維にセラミック系その他各種の消臭剤の原液を 練り混む方式(例えば、特開平2−80611号、特公平4−47044号等) 、繊維形成後繊維にセラミック系その他各種の消臭剤の原液を直接含浸させる方 式(例えば、特公昭47−23988号、特公昭48−23834号等)、繊維 形成後繊維にグラフト重合させる方式(例えば、特公昭46−11671号、特 公昭37−2997号等)、ポリマーブレンドする方式(例えば、特公昭38− 20972号、特公昭37−15415号等)などによって製造されるものなど がある。また、上記ニコチン以外にカルボニル基を含有する化合物であるアセト アルデヒドやさらには酢酸を含む化合物も合わせて吸着することができる消臭繊 維として、アミノ基を持った化合物を酸性基を持った繊維に湿熱結合させること によって製造されるものがあり、本考案におけるクッションAの外布として、こ れらの繊維からなる生地を用いることができる。
【0012】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、クッション包装体Bとしての全体の容積はきわ めて小さいものとなるから、嵩張ることなく、また、場所を取ることなくこれを 陳列しておくことができるという効果がある。
【0013】 請求項2記載の考案によれば、二重に真空包装されている個々の包装体の袋内 をいずれも完全な真空状態とすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重に真空包装されたクッション包装体の一例
を示す斜視図で、外袋の一部を切り欠いて示す。
【図2】二回目の真空包装直前のクッション包装体を得
るまでの製造工程の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1─内袋、2─外袋、3─シール部分、4─耳部分、A
─クッション、B、B1、B2、B3─クッション包装体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッションAが内袋1により真空包装さ
    れ、さらに、その外側が外袋2により真空包装され、し
    かも、少なくとも前記外袋2内でクッションAが折り畳
    まれていることを特徴とする二重に真空包装されたクッ
    ション包装体。
  2. 【請求項2】前記真空包装は加圧方式により真空状態と
    なっていることを特徴とする請求項1記載の二重に真空
    包装されたクッション包装体。
JP1995011033U 1995-09-21 1995-09-21 二重に真空包装されたクッション包装体 Expired - Lifetime JP3022968U (ja)

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