JPH11500190A - 嵩高で吸収容量が高いスパンレース材料とその製造方法 - Google Patents

嵩高で吸収容量が高いスパンレース材料とその製造方法

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JPH11500190A
JPH11500190A JP8524897A JP52489796A JPH11500190A JP H11500190 A JPH11500190 A JP H11500190A JP 8524897 A JP8524897 A JP 8524897A JP 52489796 A JP52489796 A JP 52489796A JP H11500190 A JPH11500190 A JP H11500190A
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Abstract

(57)【要約】 メカニカル、サーモメカニカル、化学メカニカルもしくは化学サーモメカニカルのタイプのパルプ繊維および/または湿潤したとき繊維が水素結合を生成する性質を実質的に低下させる方法で化学的に硬化させたかもしくは架橋させた化学パルプの繊維を特定の比率で含有する湿式もしくは発泡式で製造された繊維ウェブを水で交絡することによって製造される不織布材料。前記繊維が、好ましくは、緻密な吸収材料を製造するのに十分なエネルギーで交絡される、湿式もしくは発泡式で製造された繊維ウェブ中に、化学パルプ繊維、植物繊維、合成繊維もしくは再生セルロース繊維のような他の繊維と混合される。

Description

【発明の詳細な説明】 嵩高で吸収容量が高いスパンレース材料とその製造方法発明の背景 本発明は、湿式または発泡式で製造した繊維ウェブを水で交絡させること(hy dro-entanglement)によって製造される不織布材料に関する。 水による交絡法すなわちスパンレーシング法(spunlacing)は1970年代に 発表された方法である(例えばカナダ特許第841938号参照)。この方法は 、乾式法または湿式法で繊維ウェブを製造し、次いでその繊維を、高圧の非常に 細い水ジェットによって交絡させて実施される。複数列の水ジェットが、移動中 のワイヤ上で運ばれる繊維ウェブに対して放射される。その交絡されたウェブは 次に乾燥される。その不織布材料に用いられる繊維としては、例えばポリエステ ル、ポリアミド、ポリプロピレン、レーヨンなどの合成繊維または再生繊維のス テープルファイバー;パルプ繊維;またはパルプ繊維とステープルファイバー類 との混合物がある。スパンレース(spunlace)材は、妥当な費用で高品質のもの を製造することができ、かつ高い吸収容量を示す。スパンレース材はとりわけ、 家庭用または工業用のワイピング材、保険医療用の使捨て材などとして使用され ている。 スパンレース材に使用されるパルプ繊維は、主に、各種の木材から化学的に露 出させた軟材パルプである。化学的に露出させた硬材パルプおよび再利用繊維類 から製造したパルプを使用することも文献に記載されている(ヨーロッパ特許願 公開第A−0492554号参照)。 化学パルプは、木材チップに化学薬剤を含浸させ、次にそのチップを煮沸させ て、リグニン、樹脂およびヘミセルロースを、煮沸液中に移行させることによっ て製造される。この煮沸を完了した後、そのパルプを濾過し、洗浄し次いで漂白 する。このようにして得たパルプのリグニン含量はほとんどゼロであり、その繊 維は、ほとんど純粋のセルロースで構成されているが、比較的長くて細い。その 繊維はある程度の可撓性を示し、このことはその繊維を水による交絡法で絡み合 わせる場合の利点である。さらに、その繊維の中のセルロースは水素結合を生成 して、完成した不織布材料の強さが増大する。しかし、完成不織布材料の水素結 合度が高いと、その柔軟性を損ないかつその嵩が低下する。本発明の目的と最も重要な特徴 本発明の目的は、吸収特性、柔らかさおよび嵩高性が改善されたスパンレース 材を製造することである。本発明によって、この目的は、次のようにして達成さ れる。すなわち、メカニカル、サーモメカニカル、化学メカニカルもしくは化学 サーモメカニカルのタイプの木材パルプおよび/または濡れるときに繊維が水素 結合を生成する性質を十分に低下させるためある種の方法で化学的に硬化させた か(stiffened)もしくは架橋させた化学パルプの繊維を特定の比率で含有する 原料で達成され、そして前記繊維は、緻密な吸収材を生成するのに十分なエネル ギーで水によって交絡される、湿式もしくは発泡式で製造された繊維ウェブ中に 、例えば化学パルプ繊維、植物繊維、合成繊維または再生セルロース繊維のよう な他の繊維と混合することが好ましい。 メカニカル、サーモメカニカル、化学メカニカルもしくは化学サーモメカニカ ルのタイプのパルプ繊維および/または化学的に硬化もしくは架橋させたパルプ 繊維の比率は、全繊維重量に対して少なくとも5重量%でなければならず、好ま しくは少なくとも10重量%でなければならない。本発明の不織布材料は、さら に、湿潤強さ増強剤または結合剤を含有していてもよい。また本発明は、当該不 織布材料の製造方法に関する。図面の簡単な説明 図1は、発泡式で製造されたスパンレース材の嵩と総水吸収量に対するCTM Pの効果をグラフで示す。発明の説明 本発明のスパンレース材料は、メカニカル、サーモメカニカル、化学メカニカ ルもしくは化学サーモメカニカルのタイプのパルプ繊維および/または化学的に 硬化されたかもしくは架橋されたパルプ繊維を特定の比率で含有している。 メカニカルパルプは砕木(grinding or refining)することによって製造さ れ、メカニカルパルプ製造の原理は、木材を機械的に分解させることである。す べての木材原料が用いられるのでその繊維の中にリグニンが残っており、これら リグニンは比較的短くかつかたい。サーモメカニカルパルプ(TMP)は、高い 蒸気圧下、ディスクリファイナーで製造される。この場合もリグニンが繊維中に 残る。 サーモメカニカルパルプは、少量の化学薬剤、通常は亜硫酸塩を添加してから リファイン(refine)することによって改質することができる。このようなパル プは、化学メカニカルパルプ(CMP)または化学サーモメカニカルパルプ(C TMP)と呼称されている。CTMPの一変形が、国際特許願第PCT/SE9 1/00091号とスエーデン特許願第7402101−1に記載されているが 、これらのパルプも本発明で用いられる。その化学処理の一つの効果は、繊維が 一層容易に露出されることである。化学メカニカルパルプまたは化学サーモメカ ニカルパルプは、メカニカルパルプまたはサーモメカニカルパルプより、多くの 切断されていない繊維を含有ししかも結束繊維(繊維凝集体)が少ない。化学メ カニカルパルプまたは化学サーモメカニカルパルプの特性は、化学パルプの特性 に近いが、とりわけ、化学メカニカルパルプと化学サーモメカニカルパルプ中の 繊維は粗くて(coarse)高比率のリグニン、樹脂およびヘミセルロースを含有し ているため、いくつかの本質的な差異がある。リグニンは、繊維に一層大きな疎 水性を付与して水素結合を生成する性能を低下させる。 これらの特性は、スパンレース材の製造に使用される繊維にとって望ましくな いと従来みなされてきた特性であり、したがって、互いに容易に絡まりかつ交絡 して強い材料になる可撓性繊維が求められている。 ここで、驚くべきことには、スパンレースの原料に上記種類の繊維を添加する ことによって、スパンレース材の吸収容量、嵩および柔らかさが著しく改善され ることが分かったのである。そのスパンレース材の引張強さは実際には低下する が、広範囲の用途に対し、依然として全体的に十分である。しかし引張強さは、 スパンレース材料の全重量に対して計算して好ましくは0.1〜10重量%に相 当する量および最も好ましくは0.2〜5重量%に相当する量で湿潤強さ増強剤 または結合剤を加えることによって増大させることができる。上記パルプ類のう ち化学サーモメカニカルパルプ(CTMP)が好ましい。 メカニカルパルプ、サーモメカニカルパルプ、化学メカニカルパルプおよび化 学サーモメカニカルパルプの代わりに、化学パルプの化学的に硬化させたセルロ ス繊維も使用できる。化学的に硬化された繊維とは、乾燥条件および湿潤条件下 での繊維の剛性を増大させるために化学的に硬化させた繊維を意味する。このこ とは、例えば繊維の外面をコーティングとして被覆するかまたは繊維中に浸透す る化学薬剤を添加することによって行う。さらに、その方法には、例えばセルロ ース分子を架橋することによってセルロースの化学構造を変えることを目的とす る処理法が含まれる。化学薬剤で処理すると、水素結合を生成する繊維の性質を 低下させて、いくつかの態様で、繊維に、特に湿潤レジリエンシーについて化学 サーモメカニカルパルプの繊維に類似の特性を付与する。上記の化学的に硬化さ れたセルロース繊維はさらにいわゆるカール値(curl value)を有し、すなわ ちその軸方向に撚り構造を有している。 セルロース繊維をコートするかまたは該繊維に浸透することができる硬化化学 薬剤のいくつかの例は、カチオン型に改質されたアミノ基含有デンプン;ラテッ クス;ポリアミド−エピクロロヒドリン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メ ラミン−ホルムアルデヒド樹脂およびポリエチレンイミン樹脂のような湿潤強力 増強剤である。セルロース分子を架橋するのに用いることができる架橋化学薬剤 の例は、C2−C8のモノアルデヒドおよびC2−C8のジアルデヒド例えばホ ルムアルデヒドまたはグルタルアルデヒド、ならびにポリカルボン酸例えばクエ ン酸である。 当然のことであるが、化学サーモメカニカルパルプ(またはもう一つのメカニ カルパルプ)と化学的に硬化されたセルロース繊維を組み合わせて使用すること も可能である。 本発明のスパンレース材料は、上記種類の繊維だけを含有していてもよいが、 さらに他の種類の繊維、例えば化学パルプ繊維、植物繊維、合成繊維および/ま たは再生セルロース繊維すなわちビスコース繊維もしくはレーヨンを含有してい ることが好ましい。この方法によって、本発明のスパンレース材の引張強さが増 大する。適切な合成繊維のいくつかの例は、ポリエステル、ポリプロピレンおよ びポリアミドである。 使用することができる植物繊維は、アバカ(abaca)、パインアップルおよび ホルミウム・テナックス(phormium tenax)などの葉繊維;アマ、アサおよび ラミーなどの靭皮繊維;ならびに綿、カポックおよびトウワタなどの種子毛繊維 である。このような長い親水性の植物繊維を、湿式もしくは発泡式で形成される 材料中に添加する際は、分散剤、例えば75%のビス〔ハイドロ−ジェネレーテ ッド(hydro-generated)獣脂−アルキル〕ジメチルアンモニウムクロリドおよ び25%のプロピレングリコールの混合物を添加する必要がある場合がある。こ のことはスエーデン特許願第9403618−3号に一層詳細に記載されている 。 本発明の方法は、所望の繊維混合物を含有する繊維ウェブを湿式または発泡式 で生成させ次にそのウェブをワイヤ上で脱水させることからなる方法である。発 泡させることによって、繊維を、発泡性界面活性剤と水を含有する発泡液中に分 散させ、次に、その繊維分散液を、湿式の場合に利用されるのと類似の方法でワ イヤ上で脱水させる。このような適切な発泡法の例は、スエーデン特許願第94 02470−0号に見られる。 この方法で製造された繊維ウェブは、適切に200〜800kWh/トンの範 囲内にあるエネルギー入力によって水による交絡に付される。その水による交絡 は、通常の方法によって、機械メーカーが供給する設備を用いて実施される。水 による交絡を行い、続いて、その材料をプレスし、乾燥し次いで巻き取る。その 完成材料を、次いで公知の方法で適切な大きさに変えて包装する。 本発明によって製造された材料は、比較的高い湿潤強さが必要な用途でさえワ イピング材として使用できるように十分に優れた強さの特性を有している。含浸 、噴霧、被膜塗布法もしくは他の適切な塗布法で、適切な結合剤もしくは湿潤強 さ増強剤を添加することによって、本発明の材料の特性はさらに改良することが できる。結合剤または湿潤強さ増強剤はいずれかと、水で交絡される材料または 繊維ウェブを湿式または発泡式で製造する前の繊維原料に添加してもよい。本発 明の材料は、家庭用、または工作室、工業、病院および他の公共の施設のような 大量消費者用のワイピング材として使用できる。本発明の材料は、柔らかいので 、例えば手術着、ドレープなどのような保険医療で用いられる使捨て材料として も適している。本発明の材料は、吸収容量が高いので、衛生ナプキン、パンティ ーライナー(panty liner)、ドレーパー(draper)、失禁用製品、ベッドプロ テクター(bed protector)、創傷ドレッシング、パップ剤(compress)などの ような吸収製品の成分としてさらに著しく適している。実施例 異なる繊維組成を有しかつCTMP繊維の含量を変えたいくつかの異なる材料 を製造し、試験し、CTMP繊維を含有しない基準材料と比較した。そのCTM P繊維は、軟材から製造された市販の化学サーモメカニカルパルプで構成されて いる。化学パルプ繊維は、軟材の漂白化学パルプで構成されていた。使用した合 成繊維は、1.7 dtex ×12.7mmのポリエステル繊維と1.4 dtex ×1 8mmのポリプロピレン繊維で構成されていた。繊維ウェブが、湿式または発泡 式で製造され、次に約600kWh/トンのエネルギー入力で水による交絡を行 い、わずかにプレスして130℃で通風乾燥を行った。得られた材料の特性を以 下の表1と添付図1に示す。 試験結果は、得られた材料の嵩と吸収容量が、CTAM繊維の混合量を増大す るにつれて著しく増大することを示している。本発明の材料はさらにソフター( softer)としてみとめられた。しかし、その材料の強さはCTMP繊維の混合量 が増大するにつれて低下した。しかし、いくつかの用途の場合、このような強度 値は全体として十分なものであり、そして上記のように、引張り強さは、湿潤強 さ増強剤または結合剤を、材料の全重量に対し、好ましくは0.1〜10重量% に相当する量で、最も好ましくは0.2〜5重量%に相当する量で添加すること によって増大させることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年2月11日 【補正内容】 明細書 嵩高で吸収容量が高いスパンレース材料とその製造方法発明の背景 本発明は、湿式または発泡式で製造した繊維ウェブを水で交絡させること(hy dro-entanglement)によって製造される不織布材料に関する。 水による交絡法すなわちスパンレーシング法(spunlacing)は1970年代に 発表された方法である(例えばカナダ特許第841938号参照)。この方法は 、乾式法または湿式法で繊維ウェブを製造し、次いでその繊維を、高圧の非常に 細い水ジェットによって交絡させて実施される。複数列の水ジェットが、移動中 のワイヤ上で運ばれる繊維ウェブに対して放射される。その交絡されたウェブは 次に乾燥される。その不織布材料に用いられる繊維としては、例えばポリエステ ル、ポリアミド、ポリプロピレン、レーヨンなどの合成繊維または再生繊維のス テープルファイバー;パルプ繊維;またはパルプ繊維とステープルファイバー類 との混合物がある。スパンレース(spunlace)材は、妥当な費用で高品質のもの を製造することができ、かつ高い吸収容量を示す。スパンレース材はとりわけ、 家庭用または工業用のワイピング材、保険医療用の使捨て材などとして使用され ている。 スパンレース材に使用されるパルプ繊維は、主に、各種の木材から化学的に露 出させた軟材パルプである。化学的に露出させた硬材パルプおよび再利用繊維類 から製造したパルプを使用することも文献に記載されている(ヨーロッパ特許願 公開第A−0492554号参照)。 化学パルプは、木材チップに化学薬剤を含浸させ、次にそのチップを煮沸させ て、リグニン、樹脂およびヘミセルロースを、煮沸液中に移行させることによっ て製造される。この煮沸を完了した後、そのパルプを濾過し、洗浄し次いで漂白 する。このようにして得たパルプのリグニン含量はほとんどゼロであり、その繊 維は、ほとんど純粋のセルロースで構成されているが、比較的長くて細い。その 繊維はある程度の可撓性を示し、このことはその繊維を水による交絡法で絡み合 わせる場合の利点である。さらに、その繊維の中のセルロースは水素結合を生成 して、完成した不織布材料の強さが増大する。しかし、完成不織布材料の水素結 合度が高いと、その柔軟性を損ないかつその嵩が低下する。本発明の目的と最も重要な特徴 本発明の目的は、吸収特性、柔らかさおよび嵩高性が改善されたスパンレース 材を製造することである。本発明によって、この目的は、次のようにして達成さ れる。すなわち、化学サーモメカニカルのタイプの木材パルプを全繊維重量に対 して少なくとも5重量%で含有する原料で達成され、そして前記繊維は、緻密な 吸収材を生成するのに十分なエネルギーで水によって交絡される、湿式もしくは 発泡式で製造された繊維ウェブ中に、例えば化学パルプ繊維、植物繊維、合成繊 維または再生セルロース繊維のような他の繊維と混合することが好ましい。 化学サーモメカニカルのタイプのパルプ繊維の比率は、全繊維重量に対して少 なくとも5重量%でなければならず、好ましくは少なくとも10重量%でなけれ ばならない。本発明の不織布材料は、さらに、湿潤強さ増強剤または結合剤を含 有していてもよい。また本発明は、当該不織布材料の製造方法に関する。図面の簡単な説明 図1は、発泡式で製造されたスパンレース材の嵩と総水吸収量に対するCTM Pの効果をグラフで示す。発明の説明 本発明のスパンレース材料は、化学サーモメカニカルのタイプのパルプ繊維を 全繊維重量に対して少なくとも5重量%で含有している。 メカニカルパルプは砕木(grinding or refining)することによって製造さ れ、メカニカルパルプ製造の原理は、木材を機械的に分解させることである。す べての木材原料が用いられるのでその繊維の中にリグニンが残っており、これら リグニンは比較的短くかつかたい。サーモメカニカルパルプ(TMP)は、高い 蒸気圧下、ディスクリファイナーで製造される。この場合もリグニンが繊維中に 残る。 サーモメカニカルパルプは、少量の化学薬剤、通常は亜硫酸塩を添加してから リファイン(refine)することによって改質することができる。このようなパル プは、化学メカニカルパルプ(CMP)または化学サーモメカニカルパルプ(C TMP)と呼称されている。CTMPの一変形が、国際特許願第PCT/SE9 1/00091号とスエーデン特許願第7402101−1に記載されているが 、これらのパルプも本発明で用いられる。その化学処理の一つの効果は、繊維が 一層容易に露出されることである。化学メカニカルパルプまたは化学サーモメカ ニカルパルプは、メカニカルパルプまたはサーモメカニカルパルプより、多くの 切断されていない繊維を含有ししかも結束繊維(繊維凝集体)が少ない。化学メ カニカルパルプまたは化学サーモメカニカルパルプの特性は、化学パルプの特性 に近いが、とりわけ、化学メカニカルパルプと化学サーモメカニカルパルプ中の 繊維は粗くて(coarse)高比率のリグニン、樹脂およびヘミセルロースを含有し ているため、いくつかの本質的な差異がある。リグニンは、繊維に一層大きな疎 水性を付与して水素結合を生成する性能を低下させる。 これらの特性は、スパンレース材の製造に使用される繊維にとって望ましくな いと従来みなされてきた特性であり、したがって、互いに容易に絡まりかつ交絡 して強い材料になる可撓性繊維が求められている。 ここで、驚くべきことには、スパンレースの原料に上記種類の繊維を添加する ことによって、スパンレース材の吸収容量、嵩および柔らかさが著しく改善され ることが分かったのである。そのスパンレース材の引張強さは実際には低下する が、広範囲の用途に対し、依然として全体的に十分である。しかし引張強さは、 スパンレース材料の全重量に対して計算して好ましくは0.1〜10重量%に相 当する量および最も好ましくは0.2〜5重量%に相当する量で湿潤強さ増強剤 または結合剤を加えることによって増大させることができる。上記パルプ類のう ち化学サーモメカニカルパルプ(CTMP)が好ましい。 本発明のスパンレース材料は、上記種類の繊維だけを含有していてもよいが、 さらに他の種類の繊維、例えば化学パルプ繊維、植物繊維、合成繊維および/ま たは再生セルロース繊維すなわちビスコース繊維もしくはレーヨンを含有してい ることが好ましい。この方法によって、本発明のスパンレース材の引張強さが増 大する。適切な合成繊維のいくつかの例は、ポリエステル、ポリプロピレンおよ びポリアミドである。 使用することができる植物繊維は、アバカ(abaca)、パインアップルおよび ホルミウム・テナックス(phormium tenax)などの葉繊維;アマ、アサおよび ラミーなどの靭皮繊維;ならびに綿、カポックおよびトウワタなどの種子毛繊維 である。このような長い親水性の植物繊維を、湿式もしくは発泡式で形成される 材料中に添加する際は、分散剤、例えば75%のビス〔ハイドロ−ジェネレーテ ッド(hydro-generated)獣脂−アルキル〕ジメチルアンモニウムクロリドおよ び25%のプロピレングリコールの混合物を添加する必要がある場合がある。こ のことはスエーデン特許願第9403618−3号に一層詳細に記載されている 。 本発明の方法は、所望の繊維混合物を含有する繊維ウェブを湿式または発泡式 で生成させ次にそのウェブをワイヤ上で脱水させることからなる方法である。発 泡させることによって、繊維を、発泡性界面活性剤と水を含有する発泡液中に分 散させ、次に、その繊維分散液を、湿式の場合に利用されるのと類似の方法でワ イヤ上で脱水させる。このような適切な発泡法の例は、スエーデン特許願第94 02470−0号に見られる。 この方法で製造された繊維ウェブは、適切に200〜800kWh/トンの範 囲内にあるエネルギー入力によって水による交絡に付される。その水による交絡 は、通常の方法によって、機械メーカーが供給する設備を用いて実施される。水 による交絡を行い、続いて、その材料をプレスし、乾燥し次いで巻き取る。その 完成材料を、次いで公知の方法で適切な大きさに変えて包装する。 本発明によって製造された材料は、比較的高い湿潤強さが必要な用途でさえワ イピング材として使用できるように十分に優れた強さの特性を有している。含浸 、噴霧、被膜塗布法もしくは他の適切な塗布法で、適切な結合剤もしくは湿潤強 さ増強剤を添加することによって、本発明の材料の特性はさらに改良することが できる。結合剤または湿潤強さ増強剤はいずれかと、水で交絡される材料または 繊維ウェブを湿式または発泡式で製造する前の繊維原料に添加してもよい。本発 明の材料は、家庭用、または工作室、工業、病院および他の公共の施設のような 大量消費者用のワイピング材として使用できる。本発明の材料は、柔らかいので 、例えば手術着、ドレープなどのような保険医療で用いられる使捨て材料として も適している。本発明の材料は、吸収容量が高いので、衛生ナプキン、パンティ ーライナー(panty liner)、ドレーパー(draper)、失禁用製品、ベッドプロ テクター(bed protector)、創傷ドレッシング、パップ剤(compress)などの ような吸収製品の成分としてさらに著しく適している。実施例 異なる繊維組成を有しかつCTMP繊維の含量を変えたいくつかの異なる材料 を製造し、試験し、CTMP繊維を含有しない基準材料と比較した。そのCTM P繊維は、軟材から製造された市販の化学サーモメカニカルパルプで構成されて いる。化学パルプ繊維は、軟材の漂白化学パルプで構成されていた。使用した合 成繊維は、1.7 dtex ×12.7mmのポリエステル繊維と1.4 dtex ×1 8mmのポリプロピレン繊維で構成されていた。繊維ウェブが、湿式または発泡 式で製造され、次に約600kWh/トンのエネルギー入力で水による交絡を行 い、わずかにプレスして130℃で通風乾燥を行った。得られた材料の特性を以 下の表1と添付図1に示す。 試験結果は、得られた材料の嵩と吸収容量が、CTAM繊維の混合量を増大す るにつれて著しく増大することを示している。本発明の材料はさらにソフター( softer)としてみとめられた。しかし、その材料の強さはCTMP繊維の混合量 が増大するにつれて低下した。しかし、いくつかの用途の場合、このような強度 値は全体として十分なものであり、そして上記のように、引張り強さは、湿潤強 さ増強剤または結合剤を、材料の全重量に対し、好ましくは0.1〜10重量% に相当する量で、最も好ましくは0.2〜5重量%に相当する量で添加すること によって増大させることができる。 請求の範囲 1.化学サーモメカニカルのタイプのパルプ繊維を全繊維重量に対し少なくと も5重量%で含有し、そして前記繊維が、緻密な吸収材料を製造するのに十分な エネルギーで交絡される、湿式もしくは発泡式で製造された繊維ウェブ中に、化 学パルプ繊維、植物繊維、合成繊維もしくは再生セルロース繊維のような他の繊 維と混合されることを特徴とする、湿式もしくは発泡式で製造された繊維ウェブ を水で交絡することによって製造される不織布材料。 2.化学サーモメカニカルのタイプのパルプ繊維の比率が、全繊維重量に対し 少なくとも10重量%であることを特徴とする請求の範囲1記載の不織布材料。 3.湿潤強さ増強剤または結合剤を含有していることを特徴とする請求の範囲 1または2に記載の不織布材料。 4.湿潤強さ増強剤または結合剤の比率が、0.1〜10重量%、好ましくは 0.2〜5重量%であることを特徴とする請求の範囲1〜3のいずれか一つに記 載の不織布材料。 5.化学サーモメカニカルのタイプのパルプ繊維を全繊維重量に対し少なくと も5重量%で含有する繊維ウェブを湿式もしくは発泡式で製造し、次いでその繊 維ウェブを水による交絡法に付し得られた材料を乾燥することによって交絡繊維 からなる緻密な吸収材料を製造することを特徴とする請求の範囲1記載の不織布 材料を製造する方法。 6.化学サーモメカニカルのタイプのパルプ繊維の混合比率が、全繊維重量に 対し少なくとも10重量%であることを特徴とする請求の範囲5記載の方法。 7.水による交絡に加えて、湿潤強さ増強剤または結合剤を、噴霧、含浸、コ ーティングなどによって添加することを特徴とする請求の範囲5または6に記載 の方法。 8.湿潤強さ増強剤または結合剤が、繊維ウェブを湿式または発泡式で製造す る前に、繊維原料に添加されることを特徴とする請求の範囲5または6記載の方 法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR ,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE, ES,FI,GB,BE,HU,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US ,UZ,VN (72)発明者 ランメルス,ゲルハルト オランダ,9257 アールピー ノールドベ ルグム,デ ツヴェッテ 32

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.メカニカル、サーモメカニカル、化学メカニカルもしくは化学サーモメカ ニカルのタイプのパルプ繊維および/または湿潤したとき繊維が水素結合を生成 する性質を実質的に低下させる方法で化学的に硬化させたかもしくは架橋させた 化学パルプの繊維を特定の比率で含有し、そして前記繊維が、好ましくは、緻密 な吸収材料を製造するのに十分なエネルギーで交絡される、湿式もしくは発泡式 で製造された繊維ウェブ中に、化学パルプ繊維、植物繊維、合成繊維もしくは再 生セルロース繊維のような他の繊維と混合されることを特徴とする、湿式もしく は発泡式で製造された繊維ウェブを水で交絡することによって製造される不織布 材料。 2.メカニカル、サーモメカニカルもしくは化学サーモメカニカルのタイプの パルプ繊維および/または化学的に硬化させたかまたは架橋させたパルプ繊維の 比率が、全繊維重量に対し少なくとも5重量%および好ましくは少なくとも10 重量%であることを特徴とする請求の範囲1記載の不織布材料。 3.湿潤強さ増強剤または結合剤を含有していることを特徴とする請求の範囲 1または2に記載の不織布材料。 4.湿潤強さ増強剤または結合剤の比率が、0.1〜10重量%、好ましくは 0.2〜5重量%であることを特徴とする請求の範囲1〜3のいずれか一つに記 載の不織布材料。 5.メカニカル、サーモメカニカル、化学メカニカルもしくは化学サーモメカ ニカルのタイプのパルプ繊維および/または湿潤したとき繊維が水素結合を生成 する性質を実質的に低下させる方法で化学的に硬化させたかもしくは架橋させた 化学パルプの繊維を特定の比率で含有する繊維ウェブを湿式もしくは発泡式で製 造し、次いでその繊維ウェブを水による交絡法に付し得られた材料を乾燥するこ とによって交絡繊維からなる緻密な吸収材料を製造することを特徴とする請求の 範囲1記載の不織布材料を製造する方法。 6.メカニカル、サーモメカニカル、化学メカニカルもしくは化学サーモメカ ニカルのタイプのパルプ繊維および/または化学的に硬化させたかもしくは架橋 させたパルプ繊維の混合比率が、全繊維重量に対し少なくとも5重量%、好まし くは少なくとも10重量%であることを特徴とする請求の範囲5記載の方法。 7.水による交絡に加えて、湿潤強さ増強剤または結合剤を、噴霧、含浸、コ ーティングなどによって添加することを特徴とする請求の範囲5または6に記載 の方法。 8.湿潤強さ増強剤または結合剤が、繊維ウェブを湿式または発泡式で製造す る前に、繊維原料に添加されることを特徴とする請求の範囲5または6記載の方 法。
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