JPH1149649A - 頭髪洗浄料 - Google Patents

頭髪洗浄料

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JPH1149649A
JPH1149649A JP22745297A JP22745297A JPH1149649A JP H1149649 A JPH1149649 A JP H1149649A JP 22745297 A JP22745297 A JP 22745297A JP 22745297 A JP22745297 A JP 22745297A JP H1149649 A JPH1149649 A JP H1149649A
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JP
Japan
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hair
washing
washing agent
hyaluronic acid
acetylated hyaluronic
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Withdrawn
Application number
JP22745297A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sasaki
啓 佐々木
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時及び使用後の髪の感触、特に優れたな
めらかさを与える頭髪洗浄料を提供すること。 【構成】 アセチル基の置換数が、下記化学式で表され
る繰り返し構造単位において平均して2〜4であるアセ
チル化ヒアルロン酸を含有することを特徴とする頭髪洗
浄料。 (式中、R1、R2、R3、R4は水素またはエステル結合
されたアセチル基を意味し、且つ平均して各繰り返し構
造においてR1〜R4の少なくとも2以上がアセチル基で
ある。R5は水素またはアルカリ金属原子を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は頭髪洗浄料に関す
る。さらに詳しくは、使用時及び使用後の髪の感触、特
になめらかさを良くする頭髪洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘアシャンプーは、一般にアニオン界面
活性剤を多量に含んでいるので、頭髪を洗浄すると汚れ
の他に頭髪表面の皮脂やその他の油分が同時に洗い落と
されてしまう。
【0003】従って、頭髪の感触が悪くなり、パサツキ
が起こり、そして、櫛通り性が悪くなるといった悪影響
が生じてくる。また、頭皮の油分も除去されるので、ふ
けが発生しやすくなる。これらの欠点を解消するため
に、ヘアシャンプー基剤に油分等を配合し、洗髪中に油
分を補給する方法が従来から採用されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
欠点を解消するのに充分な量の油分を安定に配合するこ
とは難しい。また、何らかの方法で多量の油分を安定に
配合させたとしても、ヘアシャンプー本来の機能である
起泡効果や洗浄効果が劣ったものになってしまうという
問題点がある。
【0005】また、頭髪洗浄料のコンディショニング成
分としてはリン脂質等の油分、蛋白質、蛋白分解物や第
4級窒素含有水溶性ポリマーが広く用いられている。
【0006】しかしながら、リン脂質等の油分、蛋白
質、蛋白分解物を配合した頭髪洗浄料は、未だ、髪に十
分満足できるなめらかさを付与するには至っていない。
また、第4級窒素含有水溶性ポリマーを配合した頭髪洗
浄料は、すすぎ中のなめらかさは向上させることはでき
るが、タオルドライ後及び乾燥時については、髪のなめ
らかさ、しなやかさ向上効果は認められず、逆に、これ
らを多量に配合した場合は、乾燥時における髪のゴワツ
キ、ヘアフライ等につながる傾向があり、その改善が望
まれている。
【0007】本発明者等は、上述の問題点に鑑み鋭意研
究した結果、頭髪洗浄料にアセチル化ヒアルロン酸を配
合すると、使用時及び使用後の髪の感触、特になめらか
さを良くする頭髪洗浄料が得られることを見出し本発明
を完成するに致った。
【0008】本発明は、使用時及び使用後の髪の感触、
特に優れたなめらかさを与える頭髪洗浄料を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ア
セチル基の置換数が、下記化学式「化2」で表される繰
り返し構造単位において平均して2〜4であるアセチル
化ヒアルロン酸を含有することを特徴とする頭髪洗浄料
を提供するものである。
【化2】 (式中、R1、R2、R3、R4は水素またはエステル結合
されたアセチル基を意味し、且つ平均して各繰り返し構
造においてR1〜R4の少なくとも2以上がアセチル基で
ある。R5は水素またはアルカリ金属原子を示す。)
【0010】また、本発明は、前記アセチル化ヒアルロ
ン酸の含有量が頭髪洗浄料全量に対して0.0001〜
10重量%であることを特徴とする前記の頭髪洗浄料を
提供するものである。
【0011】さらに、本発明は、前記頭髪洗浄料がヘア
シャンプーであることを特徴とする前記の頭髪洗浄料を
提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0013】本発明に用いるアセチル化ヒアルロン酸
は、ヒアルロン酸の水酸基を部分的にアセチル化した高
分子化合物であり、水酸基に対するアセチル化率は、下
記一般式「化3」で表される繰り返し構造単位において
アセチル基の置換数が平均して2〜4のものである。ア
セチル基の置換数が平均して2未満のものは本発明の効
果が発揮されない。
【化3】 (式中、R1、R2、R3、R4は水素またはエステル結合
されたアセチル基を意味し、且つ平均して各繰り返し構
造においてR1〜R4の少なくとも2以上がアセチル基で
ある。R5は水素またはアルカリ金属原子を示す。)
【0014】アセチル化ヒアルロン酸の製造方法は、例
えば、粉末状のヒアルロン酸を酢酸に分散し触媒として
無水トリフルオロ酢酸を加て反応させる方法や、酢酸に
分散しp−トルエンスルホン酸を加えさらに無水酢酸を
加えて反応させる方法、無水酢酸溶媒に懸濁させ濃硫酸
を加えて反応させる方法等が知られている(特開平6−
9707号公報参照)。
【0015】アセチル化ヒアルロン酸の配合量は、頭髪
洗浄料全量中、0.0001〜10重量%、好ましくは0.001〜5
重量%である。0.0001重量%未満ではその効果は発揮
されず、10重量%を越えると使用後、べたつきを感じる
ようになり、好ましくない。
【0016】本発明の頭髪洗浄料は、前記の必須成分に
加えて必要に応じ本発明の効果を損なわない範囲で頭髪
洗浄料に通常使用されている任意の成分を配合して常法
により製造することができる。これらの成分としては、
アニオン界面活性剤(例えば、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、ポリオキシアルキンアルキル硫酸エステル塩、
アルキル硫酸エステル塩、オレフィンスルホン酸塩、脂
肪酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩等)、非イオン界
面活性剤(例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体、脂肪酸ジ
エタノルアミド等)、陽イオン界面活性剤(例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリ
ルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウ
ム塩、塩化セチルピリジニウム、アルキルジメチルベン
ジルアンモニウム塩、ステアロイルーアラニン等のアミ
ノ酸)、両性界面活性剤(例えば、アルキルベタイン、
アルキルアミドベタイン等)、油分(例えば、高級脂肪
酸、固形パラフィン、流動パラフィン、シリコーン油、
スクワラン等)、保湿剤(例えば、ヒアルロン酸、グリ
セリン、プロピレングリコール、マルチトール、アテロ
コラーゲン、乳酸ナトリウム等)、増粘剤(例えば、セ
ルロースエーテル、マルメロ粘質物、カルボキシビニル
ポリマー、キサンタンガム等)、薬剤(例えば、ビタミ
ンE、ジンクピリチオン等)、防腐剤、酸化防止剤、金
属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、粉末、天然抽出エキ
ス、色剤、香料等が挙げられる。
【0017】本発明の頭髪洗浄料とは、ヘアシャンプー
等、頭髪に使用する任意の洗浄料を意味する。洗浄作用
がない単なるヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコ
ンディショナーなどは含まない。
【0018】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。配合量は重量%である。尚、これに先立ち各実施
例及び比較例で採用した試験法、評価法を説明する。
【0019】「評価(1):洗髪乾燥後の髪のなめらか
さ」洗髪乾燥後の髪のなめらかさの有無を専門パネラー
10名により実使用試験を実施し、自然乾燥後の髪のなめ
らかさと洗髪前の状態を比較法により官能評価した。評
価基準は以下の通りである。 ○・・・専門パネラー 7名以上が洗髪前よりもなめらかと認めた。 △・・・専門パネラー 4名以上 7名未満が洗髪前よりもなめらかと認めた。 ×・・・専門パネラー 4名未満が洗髪前よりもなめらかと認めた。
【0020】「評価(2):洗髪処理した毛髪の動摩擦
測定(なめらかさの物理測定)」毛髪束を一定量の試料
で洗髪処理(試料塗布、すすぎ処理)後、自然乾燥した
毛髪の動摩擦係数をプーリー法を用いて測定した。なめ
らかさの評価は、μk比(洗髪処理した毛髪の動摩擦係
数/未処理毛髪の動摩擦係数)を用いて行った。評価基
準は以下の通りである。 ○・・・なめらか :μk 比 0.5未満 △・・・少しなめらか :μk 比 0.5以上 0.8未満 ×・・・なめらかでない:μk 比 0.8以上
【0021】「評価(3):洗髪乾燥後の髪のべたつき
の評価」洗髪乾燥後の髪のなめらかさの有無を専門パネ
ラー10名により実使用試験を実施し、自然乾燥後の髪の
なめらかさと洗髪前の状態を比較法により官能評価し
た。評価基準は以下の通りである。 ○・・・専門パネラー 全員がべたつきを感じられなかった。 △・・・専門パネラー 1人以上 5名未満が洗髪前よりもべたつくと認めた。 ×・・・専門パネラー 5名以上が洗髪前よりもべたつくと認めた。
【0022】「実施例1〜4、比較例1〜4」表1、表
2、表3、表4に記載した配合組成よりなる実施例1〜
13及び比較例1〜6の頭髪洗浄料(ヘアシャンプー)
を常法により製造し、上記の評価(1)(2)(3)に
ついての評価試験を行い、その結果を各表に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】表1、表2、表3及び表4から明らかなよ
うに、本発明の実施例に示す頭髪洗浄料は、比較例に比
べ、洗髪乾燥後の髪になめらかさを付与し、べたつきが
ない優れた頭髪洗浄料である。
【0028】 「実施例14:ヘアシャンプー」 ポリオキシエチレンラウリル硫酸 トリエタノールアミン塩 10.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0 エチレングリコールジステアレート 3.0 プロピレングリコール 2.0 安息香酸ナトリウム 0.5 アセチル化ヒアルロン酸 3.0 色剤 適量 香料 適量 水 残余 (製法及び評価)上記成分を常法によって混合し、パー
ル感のあるヘアーシャンプーを調整した。得られたヘア
シャンプーで洗髪した頭髪は、洗髪後に通常のヘアリン
スを使用しなくても、べたつきがなく、なめらかで良好
であった。
【0029】 「実施例15:ヘアシャンプー」 ホ゜リオキシエチレン(EO平均3モル)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.0 ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチル アミノ酢酸ベタインナトリウム 7.0 アセチル化ヒアルロン酸 3.0 カチオン性セルロースエーテル 0.3 色剤 適量 香料 適量 水 残余 (製法及び評価)上記成分を常法によって混合し、透明
なヘアーシャンプーを調整した。得られたヘアシャンプ
ーで洗髪した頭髪は、洗髪後に通常のヘアリンスを使用
しなくても、べたつきがなく、なめらかで良好であっ
た。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、使用時及び使用後の髪
の感触、特に優れたなめらかさを与え、かつ洗髪後にべ
たつきがない頭髪洗浄料が提供出来る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アセチル基の置換数が、下記化学式「化
    1」で表される繰り返し構造単位において平均して2〜
    4であるアセチル化ヒアルロン酸を含有することを特徴
    とする頭髪洗浄料。 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4は水素またはエステル結合
    されたアセチル基を意味し、且つ平均して各繰り返し構
    造においてR1〜R4の少なくとも2以上がアセチル基で
    ある。R5は水素またはアルカリ金属原子を示す。)
  2. 【請求項2】 前記アセチル化ヒアルロン酸の含有量が
    頭髪洗浄料全量に対して0.0001〜10重量%であ
    ることを特徴とする請求項1記載の頭髪洗浄料。
  3. 【請求項3】 前記頭髪洗浄料がヘアシャンプーである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の頭髪洗浄料。
JP22745297A 1997-08-08 1997-08-08 頭髪洗浄料 Withdrawn JPH1149649A (ja)

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JP22745297A JPH1149649A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 頭髪洗浄料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063948A (ja) * 2011-09-01 2013-04-11 Shiseido Co Ltd ヘアカラー前処理用組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013063948A (ja) * 2011-09-01 2013-04-11 Shiseido Co Ltd ヘアカラー前処理用組成物

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Effective date: 20041102