JPH1149527A - ガラス処理方法および処理装置 - Google Patents

ガラス処理方法および処理装置

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JPH1149527A
JPH1149527A JP21805897A JP21805897A JPH1149527A JP H1149527 A JPH1149527 A JP H1149527A JP 21805897 A JP21805897 A JP 21805897A JP 21805897 A JP21805897 A JP 21805897A JP H1149527 A JPH1149527 A JP H1149527A
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    • C03B19/109Glass-melting furnaces specially adapted for making beads

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスの処理効率が高く、処理排水中へのガ
ラス成分の溶出をなくし、構成が簡単で安価なガラス処
理方法および処理装置を提供すること。 【解決手段】 ガラス溶融炉から流下された溶融ガラス
を冷却する工程と、前記冷却された溶融ガラスを機械的
に破砕する工程と、破砕されたガラス片を空冷する工程
とを有することを特徴とするガラス処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信管、送信管あ
るいはX線管に代表される電子管等に広く利用されるガ
ラスを処理するガラス処理方法およびガラス処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子管等に使用される鉛ガラ
ス等においては、使用条件および使用環境等の要請か
ら、高品質化が求められている。一般に、ガラスの製造
は、各原料を調合した後、溶融し、成形することにより
行われているが、溶融ガラスでは表層部が外界と接して
いるために領域によって温度分布等に差が生じており、
溶融ガラスは領域によってガラスの成分組成が微妙に異
なっている。したがって、ガラスの高品質化を達成する
ために、溶融ガラスの表層部は一度除去され、溶融ガラ
スの内部領域のみがガラス材として用いられている。そ
して、除去された溶融ガラスの表層部を回収、再溶融し
て再利用するために、さまざまなガラス処理方法が試み
られてきた。すなわち、水砕法、固化回収法等に代表さ
れるガラス処理方法である。
【0003】水砕法は、溶融炉の清澄槽側壁またはフォ
アハースの一部から溶融ガラスの表層部をオーバーフロ
ーして取り除き、オーバーフローして流下した溶融ガラ
スを水を流したシュートで受け水砕して、カレット(屑
ガラス)として回収・再利用する方法である。
【0004】また、固化回収法は、溶融炉の清澄槽側壁
またはフォアハースの一部から溶融ガラスの表層部をオ
ーバーフローして取り除き、オーバーフローして流下し
た溶融ガラスを単に回収・固化して再利用する方法であ
る。
【0005】しかしながら、水砕法においては、水砕し
たガラスが飛び散るためにカレットの回収率が低く、回
収されたカレットの水分含量が多いために再利用に際し
てはカレットの乾燥工程が別途必要であり、さらに多量
の水砕水が必要であるという問題があった。また、排水
となる水砕水中に、ガラス中の鉛等の成分が溶出して環
境を汚染するため、水砕水をさらに処理しなければなら
ないという問題があった。特に、排水中の鉛排出基準
は、平成7年に法改正された水質汚濁防止法に厳しく規
定されており、水砕水の処理に要する設備およびコスト
は益々かさむようになっている。そのため、水砕水を循
環使用してクローズド化する方法も用いられているが、
いずれ水砕中の鉛等の溶出成分が高濃度に達するために
水砕水を処理しなければならず、しかも水砕水が高温と
なるためにクーリングタワーを設置する必要があり、本
質的な解決には至っていない。
【0006】また、固化回収法においては、回収したガ
ラスが塊状となるために運搬が困難であり、再利用に際
しては粉砕工程を経なければならず、粉砕に際しては防
塵対策を取らなければならないという問題があった。
【0007】すなわち、水砕法、固化回収法等に代表さ
れるガラス処理方法では、処理効率が低く、また設備が
大がかりとなり、処理コストがかさむという問題があっ
た。
【0008】このため、本出願人により先に特願平 8-2
2727号として、流下した溶融ガラスを所定温度以下に冷
却した後水砕することによって、鉛等のガラス成分の水
への溶出を大幅に低減できる方法が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特願平 8-22727号の方
法は、ガラスを水砕により破砕しているので、粉塵の発
生が抑えられ再利用しやすい粒状に破砕できる利点があ
るものの、水砕に大量の流水を要し、高温のガラスが水
に接するため、排水へのガラス成分の溶出量低減には限
界があった。またガラス流出量が急増した場合等、水砕
が不完全となりシュート上での搬送トラブルが発生する
問題があった。
【0010】本発明は、上記従来の問題を解決すべくな
されたもので、ガラスの処理効率が高く、排水中へのガ
ラス成分の溶出問題をなくし、構成が簡単で安価なガラ
ス処理方法および処理装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガラス処理
方法は、ガラス溶融炉から流下された溶融ガラスを該ガ
ラスのガラス転移点以下まで冷却する工程と、前記冷却
された溶融ガラスを機械的に破砕する工程と、破砕され
たガラスを空冷する工程とを有することを特徴とする。
【0012】本発明においては、溶融ガラスはガラス溶
融炉から流下されて外部からの衝撃により容易に破砕さ
れる温度まで冷却される。次いで、冷却された溶融ガラ
スは機械的に破砕される。この間、ガラスは水と接する
ことがないため、ガラス成分の排水中への溶出は生じな
い。また、この段階で適当な大きさに破砕されるので、
その後の運搬、貯蔵が容易となり、表面積の増大により
放熱が早まるので、空冷効果が大きく、コンベア搬送区
間の自然放冷でも十分低い温度まで冷却することができ
る。
【0013】破砕前冷却時のガラスの温度は、ガラスの
軟化点前後、特に、ガラスが構造変化を起こし急激に硬
く脆くなるガラス転移点(転移温度)前後の温度にまで
冷却することで、その後の機械的破砕が確実かつ容易に
行える。
【0014】本発明において、溶融ガラスを所定の温度
にまで冷却するにあたっては、急冷あるいは徐冷のいず
れでも問題はないが、溶融ガラスの各領域でのガラスの
成分組成を均一にし、流下させる溶融状態のガラスを少
ないスペースで機械的破砕可能な粘度にする観点から、
適度に急冷することが好ましい。
【0015】本発明においては、排水中にガラス成分、
特に、Pb、Ba、SrあるいはSb等の重金属成分を
溶出させないことが目的のひとつであるから、これら成
分を含むガラスの処理に好適する。
【0016】また、本発明に係るガラス処理装置は、溶
融ガラスを流下させるガラス流下手段と、前記ガラス流
下手段により流下された溶融ガラスを冷却する冷却手段
と、前記冷却された溶融ガラスを機械的に破砕する破砕
手段とを有することを特徴とする。
【0017】本発明においては、ガラス流下手段から流
下する溶融ガラスが、冷却手段に供給され、溶融ガラス
が所定の温度にまで冷却される。次いで、冷却された溶
融ガラスは機械的破砕手段に導入されて、破砕、回収さ
れる。本発明において、溶融ガラスの製造に際しては、
ガラス溶解用タンク窯、るつぼ窯あるいは電気溶融炉等
を好適に用いることができる。
【0018】本発明において、溶融ガラスを流下させる
ガラス流下手段としては、溶融ガラスの表面部を流下さ
せうるものであれば特に限定はされず、例えば、オーバ
ーフローによって溶融ガラスの表面部を流下させるもの
が挙げられる。ガラス流下手段は、装置の簡素化等の観
点から、通常、ガラス溶解用タンク窯、るつぼ窯あるい
は電気溶融炉等からの溶融ガラスを温調し分配供給する
ためのフォアハースの一部に設置されるが、本発明は溶
融槽、清澄槽からのオーバーフローにも適用できる。
【0019】また、溶融ガラスを冷却する冷却手段とし
ては、ガラスが機械的に破砕可能な粘度となる温度、例
えば、ガラスの軟化点前後、特に、ガラスが構造変化を
起こし急激に硬く脆くなるガラス転移点(転移温度)前
後の温度にまで溶融ガラスを冷却可能なものであればよ
い。溶融ガラスを連続的に冷却した場合、冷却手段が加
熱するのを防ぐ目的から、冷却手段には所定の温度を保
つための水冷式あるいは空冷式等の調節手段が通常備え
られる。
【0020】冷却手段として水冷式ロールを用いた場合
には、流下する溶融ガラスが水冷式ロール間で冷却され
るとともに薄板状に押圧されるので、機械的破砕が容易
に行え、カレットとしても取扱いやすい性状にできる。
【0021】さらに、破砕手段としては、一般にガラス
の破砕に用いられるものであれば特に限定されず、往復
式ハンマーや振動シュート等適宜用いることが可能であ
る。ただし、破砕手段をそれぞれに複数の突起を有し自
転可能に対向して配設された一対の回転体とし、この回
転体の対向する突起間にガラスを挟み込んで破砕する、
いわゆる羽根車を用いた方式が、破砕が確実で粒度を揃
えやすく装置自体をコンパクトにできるので利点が多
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を実施するための形態について説明する。また、本発
明は、その要旨を逸脱しないならば、本形態に限定され
るものではない。
【0023】図1は、本発明のガラス処理装置の一実施
形態を示した図である。
【0024】図1において、符号1は、ガラスを溶融す
るためのガラス溶融炉、符号2は、ガラス溶融炉1で溶
融された溶融ガラス3を温調分配するためのフォアハー
ス、符号4は、フォアハース2の一部側壁に設けられ、
溶融ガラスの表層部を外部に流出させるための開口部、
符号5は、溶融ガラス3の流出口である。
【0025】また、符号6は、流下した溶融ガラス3を
冷却、成形する板状処理装置、符号7は、板状処理装置
6により冷却された溶融ガラス3を破砕する破砕装置、
符号8は搬送コンベア、符号9は、搬送コンベア8によ
り搬送された溶融ガラス3が投入されるスクレパー式コ
ンベアである。
【0026】ここで、板状処理装置6および破砕装置7
について説明する。図2は、板状処理装置6および破砕
装置7の一実施形態を示した側面図である。
【0027】図2において、符号10および11は、モ
ータ12の動力によって同調して回転し、図示しないが
内部に水冷のための通水管を有する円筒状ローラであ
り、円筒状ローラ10と円筒状ローラ11とは対向して
配設されている。また、不図示の供給源から所定の温度
の水を通水管に導入する給水口、通水管に導入された水
を排出する排出口とを備えている。これにより、ガラス
の冷却に必要な温度を保ちガラスの焼き付きを防止す
る。そして、円筒状ローラ10、円筒状ローラ11およ
びモータ12は設置板16上に設置され、設置板16に
取り付けられた移動用車輪17により、設置架台18上
を移動可能に構成されている。したがって、トラブル等
により板状処理装置6が停止した場合でも、設置板16
を容易に移動でき、その後の復旧作業が容易となる。な
お、円筒状ローラ10と円筒状ローラ11との間隔は調
整可能とされている。
【0028】一方、設置架台18下の板状処理装置6直
下には、破砕装置7が設けられている。破砕装置7に
は、モータ21の動力によって同調して回転する一対の
羽根車22,23が対向配置されている。この羽根車2
2,23には、それぞれに複数本の凸条24が設けら
れ、羽根車22,23の回転に伴って羽根車22,23
間の軌跡に重なりをもちながら相互に接触することなく
回転できるよう配置される。羽根車22,23の周囲を
囲うカバー25を設けることにより、破砕されるガラス
の飛散を防止し、下方の搬送コンベア8上へ落下させる
ようにする。
【0029】次に、図1〜図2を用いて、本実施例のガ
ラス処理装置を用いたガラス処理方法の一実施形態を説
明する。
【0030】はじめに、ガラス溶融炉1で溶融された溶
融ガラス3を、フォアハース2で調温する。次いで、フ
ォアハース2の一部側壁に設けられ、溶融ガラス3の表
層部のガラスを流出させるための開口部4の流出口5か
ら、溶融ガラス3の表層部のガラスをオーバーフローさ
せる。開口部4の真下には、上記板状処理装置6が配設
されており、流下する溶融ガラス3を円筒状ローラ10
と円筒状ローラ11との間に挟んで冷却するとともに、
リボン状に押圧する。このとき、モータ12の駆動力に
よって、円筒状ローラ10は反時計回りに、一方、円筒
状ローラ11は時計回りに回転されている。また、溶融
ガラス3の温度は、ガラス流出量、円筒状ローラ10お
よび円筒状ローラ11中を流れる冷却水量等によって変
化するが、流下したとき940〜1080℃程度であっ
た溶融ガラスは、円筒状ローラ10と円筒状ローラ11
との間を通過した後で、500〜650℃程度にまで冷
却される。
【0031】次に、リボン状に押圧された溶融ガラス3
は、上記破砕装置7に導入される。破砕装置7の羽根車
22,23は、モータ21の駆動力によって羽根車22
が反時計回りに、一方、羽根車23が時計回りに回転さ
れている。また両羽根車はリボン状ガラス3の板面を挟
んで対向し、かつ羽根車22,23間の凸条24の回転
軌跡に重なりをもつので、リボン状ガラス3は羽根車2
2,23の凸条24に挟まれる衝撃と応力により破砕さ
れる。破砕後のガラス片3aの大きさは、リボンの厚
さ、羽根車22,23の形状や凸条24の間隔などを調
整することにより、再利用しやすい所望の大きさにする
ことができる。
【0032】次いで、破砕されたガラス片3aは搬送コ
ンベア8を経て、スクレパー式コンベア9に投入され
る。破砕されたガラス片3aは搬送コンベア8上で空冷
される。この際、特に強制空冷しなくとも特に支障はな
い。スクレパー式コンベア9に水を溜めておくことによ
り、ガラス片3aをさらに冷却してガラスの焼き付き、
ガラス片の残留やそれによるコンベア9の摩耗等を防止
する。最後に、スクレパー式コンベア9に溜まったガラ
ス片3a(カレット)は、スクレパー式コンベア9から
取り出されて集積され、乾燥した後、ガラス原料として
再使用される。
【0033】なお、スクレパー式コンベア9の水は排出
することなく、蒸発等による減量分のみを補給すること
により、この系からの排水をなくし、ガラス成分を含む
工場排水をなくすことができる。本実施の形態では、ガ
ラス片3aがスクレパー式コンベア9中で水と接触する
時点でのガラス温度は、搬送コンベアによる搬送距離・
時間、周囲温度などにもよるが、100℃以下となって
おり、水中へのガラス成分の溶出量は高温での水砕に比
べて少なくなる。ただし、スクレパー式コンベア9中の
水は次第に濃縮されて、ガラス成分濃度が高くなるの
で、これを処理する際には、水分を取り除き溶出した成
分を固体として処分する。
【0034】また、十分なスペースが確保できれば、ス
クレパー式コンベア9への投入を経ることなく、搬送コ
ンベア8から直接ガラス片3a(カレット)を集積する
ことも可能である。この場合、ガラス溶融炉から流下し
たガラスは一切水に接触しないので、工場排水へのガラ
ス成分の溶出防止をより確実にすることができる。
【0035】以上によって、ガラス成分の排水中への排
出をなくすことができ、環境汚染の防止とともにガラス
原料としてのリサイクル性を高めることができる。
【0036】なお、溶融ガラスをリボン状に成形するこ
とで、羽根車による破砕が容易となり、またガラスの表
面積が拡大しスクレパー式コンベアまでの搬送過程での
冷却速度を大きくする効果もある。
【0037】上記板状処理装置6において、溶融ガラス
をリボン状にする条件は、円筒状ローラ10と円筒状ロ
ーラ11のローラ径等により変わるため一意には決まら
ないが、ローラ径が160mmの場合には、例えば、以
下の条件を設定することで、溶融ガラスをリボン状に成
形できる。
【0038】 ローラ回転数 :3〜10rpm ローラ間隔 :0.4〜1.5mm リボン厚 :0.7〜1.5mm 冷却水量 :5〜7l/min 冷却水の温度 :28℃ ローラ回転数は、上記の下限未満ではガラスが停滞して
回転が停止する恐れがあり、上記の上限を越えるとロ一
ラからのガラス離れが悪く、シュートにガラスが絡んだ
り飛散したりする。また、ローラ間隔は、上記の下限未
満ではガラスが停滞する恐れがあり、上記の上限を越え
るとリボン状にならない。また、ロ一ラ表面に突部を設
けてガラスリボンに周期的に薄肉凹条を形成し、この部
分で折れやすくことも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、ガラス溶融炉から流下された溶融ガラスを一度冷却
した後、冷却された溶融ガラスを機械的に破砕し、空冷
するので、ガラスと水との接触をなくすことができ、ガ
ラス成分を含む排水の排出が防止され、環境汚染を抑制
し、構成が簡単で安価なガラス処理方法を提供すること
ができる。また処理されたガラスは、適当な大きさに破
砕されているので、カレットとしてのリサイクル性にも
優れている。
【0040】また、本発明によれば、溶融ガラスを流下
させるガラス溶融手段の後段に、ガラス溶融手段により
流下された溶融ガラスを冷却する冷却手段と、冷却され
た溶融ガラスを機械的に破砕する破砕手段とを有してお
り、破砕処理前に溶融ガラスを所定の温度にまで冷却
し、その後に破砕処理を行うことができるので、ガラス
の処理効率が高く、環境汚染を抑制し、構成が簡単で安
価なガラス処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス処理装置の一実施形態を示した
図。
【図2】板状処理装置(冷却手段)および破砕装置(破
砕手段)の一実施形態を示した側断面図。
【符号の説明】
1………ガラス溶融炉 2………フォアハース 3………溶融ガラス 4………開口部 5………流
出口 6………板状処理装置(冷却手段) 7………破砕装
置(破砕手段) 8………搬送コンベア 9………スクレパー式コンベ
ア 10………円筒状ローラ 11………円筒状ローラ
12………モータ 16………設置板 17………移動用車輪 18…
……設置架台 21………モータ 22………羽根車 23………
羽根車

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス溶融炉から流下された溶融ガラス
    を該ガラスのガラス転移点以下まで冷却する工程と、前
    記冷却された溶融ガラスを機械的に破砕する工程と、破
    砕されたガラスを空冷する工程とを有することを特徴と
    するガラス処理方法。
  2. 【請求項2】 前記ガラスがPb、Ba、SrおよびS
    bからなる群より選択される少なくとも1つの元素を含
    有するガラスであることを特徴とする請求項1記載のガ
    ラス処理方法。
  3. 【請求項3】 溶融ガラスを流下させるガラス流下手段
    と、前記ガラス流下手段により流下された溶融ガラスを
    冷却する冷却手段と、前記冷却された溶融ガラスを機械
    的に破砕する破砕手段とを有することを特徴とするガラ
    ス処理装置。
  4. 【請求項4】 溶融ガラスを流下させるガラス流下手段
    と、前記ガラス流下手段により流下された溶融ガラスを
    冷却する自転可能に対向して配設された一対の水冷式ロ
    ールと、前記水冷式ロール間を通過したガラスを破砕す
    るそれぞれに複数の突起を有し自転可能に対向して配設
    された一対の回転体とを有し、この回転体の前記突起間
    にガラスを挟み込んで破砕することを特徴とするガラス
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ガラスがPb、Ba、SrおよびS
    bからなる群より選択される少なくとも1つの元素を含
    有するガラスであることを特徴とする請求項3または4
    に記載のガラス処理装置。
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CN104150754A (zh) * 2014-08-14 2014-11-19 成都中节能反光材料有限公司 一种玻璃粉体超细粉并珠装置及其方法

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