JPH1148847A - フロアカーペット - Google Patents

フロアカーペット

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Publication number
JPH1148847A
JPH1148847A JP20634597A JP20634597A JPH1148847A JP H1148847 A JPH1148847 A JP H1148847A JP 20634597 A JP20634597 A JP 20634597A JP 20634597 A JP20634597 A JP 20634597A JP H1148847 A JPH1148847 A JP H1148847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
floor carpet
carpet
reinforcing material
reinforcing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP20634597A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tashiro
幸司 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP20634597A priority Critical patent/JPH1148847A/ja
Publication of JPH1148847A publication Critical patent/JPH1148847A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアパネルの第1面と第2面とにより形成
する空間部を覆うフロアカーペットの裏面に対して、変
形を防止するとともに搬送時に荷姿が安定する形状の補
強材を取り付ける。 【解決手段】 第1面8a及び第2面8bとのなすコー
ナ部分8cにおけるフロアカーペット8の裏面に対して
弾性を有するポリウレタン樹脂の発泡体からなる補強材
10の第1部分10a及び第2部分10bを折り曲げて
接着し、第2部分10bに延設した第3部分10cはフ
ロアカーペット8側に接着せずに内側に折り曲げてフロ
アパネル2の面に接着する。また搬送時には第3部分1
0cを反対側に折り曲げてフロアカーペット8に面に沿
わした状態にして積み重ねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用フロアカー
ペットに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のフロアにカーペットを取り付ける
構造として、例えば、実開平5−80866号公報に開
示された考案が知られている。この考案は、車体開口部
のフロア補強メンバーの上面に接合したフロアパネルが
フロア補強メンバーの上面と同一かつ略水平の場合であ
り、このような構成のフロアパネルの場合は、その面に
沿ってフロアカーペットを取り付けることが容易であ
り、特に問題は生じない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す車両1のように、フロア補強メンバーとしてのサイ
ドシル3の上面より高い位置にフロアパネル2を設ける
とともに、該フロアパネル2上にさらに、シート4を固
定するためのブラケット5a,5bを前後方向に離間し
た状態に突出させたタイプにおいては、図6に示すよう
にフロアパネル2上にフロアカーペット8を取り付けた
場合に、ブラケット5a,5bの離間した部分、即ち、
点A,B,C,Dにて囲まれた部分が空間部6を形成
し、この空間部6の端面、即ち、車両側面における斜面
部7を覆うフロアカーペット8の裏面側には支えがない
太鼓状となる。このために、この支えのない部分に弛み
や変形が生じやすいという問題がある。
【0004】上記問題を解決するために、図7に示すよ
うに、フロアカーペット8の第1面8a及び第2面8b
とのなすコーナ部分8cにポリウレタン樹脂からなる発
泡体のブロック9を接着することが考えられるが、この
ブロック9はコーナ部分8cを埋め尽くす形状であるた
め、このブロック9を取り付けたフロアカーペット8
は、搬送する際に積み重ねると、図8に示すように、ブ
ロック9の部分が厚いために他方が大きく空いた状態と
なり、荷姿が悪く、安定した状態で搬送することができ
ないという問題がある。
【0005】よって本発明は、前記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、フロアパネルの第1面と第2面とによ
り形成する空間部を覆うフロアカーペットの裏面に対し
て、フロアカーペットの変形を防止するとともに搬送時
の積み重ねが容易になる形状の補強材を取り付けたフロ
アカーペットの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、フロア補強メンバーと、該フロ
ア補強メンバーより高い位置に配設したフロアパネル
と、該フロアパネルの面に突出するとともに離間して配
設したシート固持用ブラケットとにより構成した車体開
口部のフロアに対するフロアカーペットの取り付け構造
において、前記フロアパネルの面に離間して突出した両
ブラケットの上端面に沿う第1面及び車体外側に位置す
る斜面に沿う第2面にフロアカーペットを架設した際に
形成する空間部の、少なくとも前記第2面に架設したフ
ロアカーペットを緊張するとともに、フロアカーペット
の搬送時に安定した積み重ねを可能にする形状の補強材
を該フロアカーペットの裏面に設けたことを特徴とす
る。
【0007】本請求項では、フロアカーペットの面を補
強材の弾性力にて緊張することができるとともに、搬送
時に安定した荷姿が得られる。
【0008】請求項2の発明は、前記補強材が、弾性を
有する発泡材から成ることを特徴とする。
【0009】本請求項では、補強材が弾性を有する発泡
材からなることにより、クッション性を発揮し、空間部
に位置するフロアカーペットの面に物が当って変形して
も復元するので元通りの表面形状を保つことが可能とな
る。
【0010】請求項3の発明は、前記補強材が、第2面
を覆うフロアカーペットの面に張りを付与するための弾
性力を発揮し得る厚さ及び硬さを有し、前記第1面と第
2面及び底面にて形成する空間部の第2面側及び第2面
に連結する第1面及び底面の一部に沿ってコの字形に形
成するとともに、コの字形の第1面及び第2面をフロア
カーペットの裏面に接着して成ることを特徴とする。
【0011】本請求項では、空間部を覆うフロアカーペ
ットの裏面に沿って取り付けたコの字形の補強材が復元
力を発揮し得る厚さ及び硬さを有することにより常に正
常なフロアカーペットの表面形状を保つことが可能とな
る。
【0012】請求項4の発明は、前記補強材の屈曲部に
V溝を形成したことを特徴とする。
【0013】本請求項では、V溝を形成したことにより
屈曲部の屈曲が容易になる。
【0014】請求項5の発明は、前記フロアカーペット
を上下一対の成形型間にて加熱成形すると同時にフロア
カーペットの第1面及び第2面に補強材を接着して成る
ことを特徴とする。
【0015】本請求項では、補強材の取り付けをフロア
カーペットの成形と同時に行うことができるので、工程
数が増加しない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1から図6は、本発明の実施の形態1を
示し、図1は補強材を取り付けたフロアカーペットをフ
ロアパネルに取り付けた状態を示す図、図2は補強材を
示す斜視図、図3はフロアカーペットの成形と補強材の
接着を成形型にて行う状態を示す図、図4は補強材を取
り付けたフロアカーペットを積み重ねた荷姿を示す図で
ある。
【0018】図5に示すように、本発明を適用する車両
は、フロアパネル2をフロア補強メンバーとしてのサイ
ドシル3の上面より高い位置に設けるとともに、そのフ
ロアパネル2上にさらに、シート4を固定するためのブ
ラケット5a,5bを前後方向に離間した状態に突出さ
せたタイプのものである。
【0019】本実施の形態では、図6に示すように、離
間して設けたブラケット5a,5b間に形成する点A,
B,C,Dにて囲まれた空間部6の部分に架設するフロ
アカーペット8の、両ブラケット5a,5bの上端面に
沿う第1面8aと、車体外側に位置する斜面7に沿う第
2面8bに張力を付与するとともに、フロアカーペット
8の搬送が容易な荷姿を形成し得る補強材を取り付ける
ものである。
【0020】本発明を適用するフロアカーペット8は、
図1に示すように、表皮11の裏面をバッキング層12
にて形成したものであり、第1面8a及び第2面8bに
て形成するコーナ部分8cにおけるフロアカーペット8
の裏面に対して弾性を有するポリウレタン樹脂の発泡体
からなる補強材10の第1部分10a及び第2部分10
b部分をV溝14aで折り曲げて接着し、第2部分10
bに延設した第3部分10cはフロアカーペット8側に
接着せずにV溝14bで内側に折り曲げてフロアパネル
2aの面に接着する。
【0021】補強材10は、第2面8bを覆うフロアカ
ーペット8の面に張りを付与するための弾性力を発揮し
得る厚さ及び硬さに形成し、両ブラケット5a,5bで
形成した上面と斜面及びフロアパネル2の底面2aにて
形成する空間部6の両ブラケット5a,5bで形成した
上面と斜面及びフロアパネル2の底面2cの一部に沿っ
てコの字形に形成することを容易にするために、図2に
示すように、屈曲部に沿ってV溝14a,14bを形成
し、また、第3部分10cは搬送時に図4に示すように
反対側に折り曲げて水平な状態にすることができるよう
にスリット15を予め形成しておく。
【0022】フロアカーペット8の裏面に対する補強材
10の接着は、図3に示すように、上型16a、下型1
6bからなる一対の成形型16間にてフロアカーペット
8を加熱・押圧成形する際に、補強材10をフロアカー
ペット8の裏面側に配置しておくことにより、フロアカ
ーペット8の成形と同時に補強材10を接着することが
可能となる。
【0023】補強材10を取り付けたフロアカーペット
8は、搬送する場合に積み重ねた状況は、図4に示すよ
うに補強材10の第3部分10cを反対側に折り曲げて
フロアカーペット8の水平部分に沿わせた状態にすれ
ば、補強材10を取り付けた部分以外の重ね部分におけ
る隙間が小さくなり、安定した積み重ねが可能となる。
これにより搬送が容易になる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、フロアカーペ
ットの第2面を補強材の弾性力にて緊張することができ
るとともに、搬送時の積み重ねが安定し、搬送が容易に
なる。また、搬送時に、安定した荷姿が得られる。
【0025】請求項2の発明によれば、補強材の弾性力
にてフロアカーペットに張りを与えることが可能とな
る。
【0026】請求項3の発明によれば、補強材がフロア
カーペットに張りを与えるに必要な厚さ及び硬さを有す
るとともに、補強材がフロアカーペットの第1面と第2
面にのみ接着しているので、搬送時に積み重ねが容易に
なる。
【0027】請求項4の発明によれば、補強材の屈曲部
にV溝及びスリットを予め形成しておくことにより、取
り付け時や搬送時の屈曲が容易になる。
【0028】請求項5の発明によれば、フロアカーペッ
トの裏面に対する補強材の取り付けをフロアカーペット
の成形と同時に行うことにより低コストにて生産するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る、補強材を取り付け
たフロアカーペットをフロアパネルに取り付けた状態を
示す断面図。
【図2】補強材を示す斜視図。
【図3】フロアカーペットの成形と補強材の接着を成形
型にて行う状態を示す断面図。
【図4】補強材を取り付けたフロアカーペットを積み重
ねた状態を示す断面図。
【図5】車両開口部におけるフロアパネルの形状を示す
斜視図。
【図6】フロアパネルの上にフロアカーペットを敷き設
した状態を示す斜視図。
【図7】考えられる従来のフロアカーペットの断面説明
図。
【図8】図7のフロアカーペットの搬送時における荷姿
を示す図。
【符号の説明】
1 車両 2 フロアパネル 3 フロア補強メンバーとしてのサイドシル 5 ブラケット 6 空間部 7 斜面部 8 フロアカーペット 10 補強材 11 表皮 12 バッキング層 14 V溝 15 スリット 16 成形型

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア補強メンバーと、該フロア補強メ
    ンバーより高い位置に配設したフロアパネルと、該フロ
    アパネルの面に突出するとともに前後に離間して配設し
    たシート固持用ブラケットとにより構成した車体開口部
    のフロアに対するフロアカーペットの取り付け構造にお
    いて、 前記フロアパネルの面に前後して離間して突出した両ブ
    ラケットの上端面に沿う第1面及び車体外側に位置する
    斜面に沿う第2面にフロアカーペットを架設した際に形
    成する空間部の、少なくとも前記第2面に架設したフロ
    アカーペットを緊張するとともに、フロアカーペットの
    搬送時に安定した積み重ねを可能にする形状の補強材を
    該フロアカーペットの裏面に設けたことを特徴とするフ
    ロアカーペット。
  2. 【請求項2】 前記補強材は、弾性を有する発泡材から
    成ることを特徴とする請求項1記載のフロアカーペッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記補強材は、第2面を覆うフロアカー
    ペットの面に張りを付与するための弾性力を発揮し得る
    厚さ及び硬さを有し、前記第1面と第2面及び底面にて
    形成する空間部の第2面側及び第2面に連結する第1面
    及び底面の一部に沿ってコの字形に形成するとともに、
    コの字形の第1面及び第2面をフロアカーペットの裏面
    に接着して成ることを特徴とする請求項1又は2記載の
    フロアカーペット。
  4. 【請求項4】 前記補強材の屈曲部には、V溝を形成し
    たことを特徴とする請求2又は3記載のフロアカーペッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記フロアカーペットを上下一対の成形
    型間にて加熱成形すると同時にフロアカーペットの第1
    面及び第2面に補強材を接着して成ることを特徴とする
    請求項1乃至4何れかに記載のフロアカーペット。
JP20634597A 1997-07-31 1997-07-31 フロアカーペット Pending JPH1148847A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20634597A JPH1148847A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 フロアカーペット

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JP20634597A JPH1148847A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 フロアカーペット

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JPH1148847A true JPH1148847A (ja) 1999-02-23

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ID=16521774

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20634597A Pending JPH1148847A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 フロアカーペット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083605A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Hayashi Engineering Inc フロアカーペット付属品、およびフロアカーペット付属品を備えたフロアカーペットの自動車への敷設方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083605A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Hayashi Engineering Inc フロアカーペット付属品、およびフロアカーペット付属品を備えたフロアカーペットの自動車への敷設方法

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