JPH1148800A - 自動車用樹脂製燃料給油管 - Google Patents

自動車用樹脂製燃料給油管

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JPH1148800A
JPH1148800A JP20578197A JP20578197A JPH1148800A JP H1148800 A JPH1148800 A JP H1148800A JP 20578197 A JP20578197 A JP 20578197A JP 20578197 A JP20578197 A JP 20578197A JP H1148800 A JPH1148800 A JP H1148800A
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JP
Japan
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layer
fuel
gas barrier
fuel supplying
supplying tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP20578197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Shimada
正美 島田
Masanori Yoshioka
正憲 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakawa Industrial Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamakawa Industrial Co Ltd filed Critical Yamakawa Industrial Co Ltd
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Publication of JPH1148800A publication Critical patent/JPH1148800A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外傷を受けてもガスバリヤ性が喪失されるこ
とがなく、また燃料タンクとは連結が容易な自動車用樹
脂製燃料給油管を提供する。 【解決手段】 本発明に係る自動車用樹脂製燃料給油管
21は、燃料給油本体22の外層22aに変性されたポ
リエチレン樹脂と、内層22bにガスバリヤ性を有する
ポリアミド系樹脂、エチレンビニールアルコール及びそ
のエラストマーのいずれかを用いて2種2層の層構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製で2種2層
の層構成でガスバリヤ性を持たせた自動車用燃料給油管
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、例えば特
開平4ー129832号公報に記載の図2に示すような
ものがある。
【0003】これは、硬質内層1aと軟質外層1bを一
体に成形した複層の樹脂製燃料給油管1において、燃料
油に接する硬質内層1aを超高分子量ポリエチレンと
し、軟質外層1bを曲げ弾性率が 200〜1000 k
g/cm2、メルトフローレート(210℃,2160
g)が 0.001〜2g/min の物性を有したポリ
アミド系エラストマーもしくはポリオレフィン系エラス
トマーとから構成されている。また、燃料給油管1の内
層1aを硬質のオレフィン系エラストマーとしているの
で燃料タンク7への結合は取り付けフランジ8を設けて
フランジ面でシールして燃料タンク7に連結する方法が
取られている。
【0004】そして、この燃料給油管1は、給油口2側
にも取り付けフランジ4を設け、この燃料給油管1の途
中にはベントガスが貫流されるように燃料ガス通路5を
設けている。さらに、燃料給油管1の途中には、取り付
け位置・長さの調整ができるようにベローズ6を設け
て、給油口2から燃料タンク入口3までを一体に形成し
た樹脂製の燃料給油管1を形成させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の燃料給油管本体22にあっては、外層1bを
薄膜のバリヤ層としているので、外部からの擦傷を受け
るとガスバリヤ性が喪失されるという課題を有してい
た。
【0006】また、タンク7への取り付けはフランジ8
を介して締結するので、作業性が悪く組み付け工数がか
かるという課題も有していた。
【0007】そこで、この発明は、外傷を受けてもガス
バリヤ性が喪失されることがなく、また燃料タンクと連
結が容易な樹脂製燃料給油管を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載された発明は、燃料給油管本体の
外層に変性されたポリエチレン樹脂と、内層にガスバリ
ヤーを有するポリアミド系樹脂、エチレンビニールアル
コール及びそのエラストマーのいずれかを用いて2種2
層の層構成としたことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載の自動車用樹脂製燃料給油管において、燃料タンク
と燃料給油管本体との連結部で、前記内層厚さが前記外
層厚さの50%以上となるように形成させたことを特徴
としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0011】図1はこの発明の実施の形態を自動車用樹
脂製燃料給油管を示すものである。
【0012】図1において、21は自動車用樹脂製燃料
給油管であり、この樹脂製燃料給油管21は給油口21
a側から燃料タンク30までを燃料給油管本体22が連
結するように一体に形成されている。
【0013】その間には給油口21a側から、ネック部
23、このネック部23近傍に連通するベント管25、
このベント管25には車体側に固定用のブラケット25
aと燃料給油管本体22とのつなぎ部26、燃料給油管
本体22の燃料タンク30側には燃料タンク入口30a
との連結部24等が形成されている。
【0014】これらは2層ブロー成形法や押出成形等に
より、給油口21aから連結部24までを一体に成形し
たものである。この成形では、外層22aに強度を持た
せるため肉厚(約3mm)に、例えば、変性されたポリ
エチレン樹脂を使用し、内層22bとしてはガスバリヤ
性の高いポリアミド系樹脂、エチレンビニールアルコー
ル及びそのエラストマーのいずれかで2層ブロー成形機
(図示せず)等により内外2層が融着されながらヘッド
から押し出され、金型(図示せず)内でエアブローされ
て燃料給油管本体22が2層の中空体に形成されたもの
である。
【0015】この様に、樹脂製とすることにより、軽量
になり、また燃料供給管本体22が一体に形成できるの
で生産性がよくコストの低減が図れる。勿論車種等によ
ってはベント管25を切り離して、燃料給油管本体22
のみを成形する場合も考えられる。
【0016】ここで、変性されたポリエチレン樹脂と
は、一例としてマレイン酸などを共重合又はグラフト重
合させてポリエチレン分子鎖に接着性を有する官能基を
付与させたものを指している。従って、接着層(中間層
ともいう)を外層と内層との間に設けて3層とすること
なく、成形時に2層を一体に接合させることができる。
よって、成形機のヘッド構造が単純化され、成形も平易
になって成形不良の低減が図れる。
【0017】この様に形成された燃料給油管本体22の
上端部であるネック部23は、本実施の形態では図1の
部分断面図に示すように、燃料給油管本体22の給油口
21a側の端部を、断面U字状の環形状に金属板から成
形した口金23aに挿入し加締め締結している構成例を
示している。
【0018】また、燃料給油管本体22の下端部である
連結部24は、図1の部分断面図に示すように、燃料タ
ンク入口30aの金属製の管部に嵌合させてクランプで
きるように、外面は円周に沿って溝状に形成されてい
る。
【0019】また、内面は内層22bであるガスバリヤ
性の高いホモポリマーの他に、そのエラストマーを使用
すれば軟質材で形成されることになる。この内層22b
の厚さは連結部24において、その他の内層22bの部
分よりも厚く形成させている。この内外層22a,22
bの厚さ比率は50%以上に形成させている。
【0020】したがって、連結部24を燃料タンク入口
30aに嵌合すると、内層22bのエラストマーは押潰
された状態で挿入されて密着する。そして、外層22a
面からクランプされると、燃料タンク入口30aを隙間
なく固着することができる。
【0021】この様に、燃料タンク入口30aに連結部
24が直接嵌合できるので、従来のように取り付けフラ
ンジ面で燃料タンク30に締結させたり、一般に行われ
ているゴムホース等のつなぎ部品で連結させる必要がな
くなる。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、燃料給油管が
外部からの擦傷を受けても、内層をガスバリヤ層として
いるので受傷せず、燃料給油管からのガス透過に影響を
与えることはない。
【0023】また、燃料タンクへの組付けは燃料タンク
入口に挿入しクランプするだけで組み付けられ、組付け
工数の低減が図れる。また、構成部品も少なくコストの
低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用樹脂製燃料給油管に係る部分
断面を有する斜視図である。
【図2】従来例の自動車用樹脂製燃料給油管を示す外観
図である。
【符号の説明】
21…自動車用樹脂製燃料給油管 22…燃料給油管本体 22a…外層 22b…内層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料給油管本体の外層に変性されたポリ
    エチレン樹脂と、内層にガスバリヤ性を有するポリアミ
    ド系樹脂、エチレンビニールアルコール及びそのエラス
    トマーのいずれかを用いて2種2層の層構成としたこと
    を特徴とする自動車用樹脂製燃料給油管。
  2. 【請求項2】 前記燃料給油管本体と燃料タンクとの連
    結部において、前記内層厚さが前記外層厚さの50%以
    上になるように形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の自動車用樹脂製燃料給油管。
JP20578197A 1997-07-31 1997-07-31 自動車用樹脂製燃料給油管 Pending JPH1148800A (ja)

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