JPH1148688A - パイプ等の転がりに追従する平行定規 - Google Patents
パイプ等の転がりに追従する平行定規Info
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- JPH1148688A JPH1148688A JP24587897A JP24587897A JPH1148688A JP H1148688 A JPH1148688 A JP H1148688A JP 24587897 A JP24587897 A JP 24587897A JP 24587897 A JP24587897 A JP 24587897A JP H1148688 A JPH1148688 A JP H1148688A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外周を不滑性処理したパイプ等を定規に底部接
地面が一致するように取り付け、当パイプ等の回転に定
規が追従するようにした平行定規と、ノブを押すとその
一体軸が接地し手の位置変えを容易にした小穴コンパス
と、描円外に抑え手を置く円盤コンパスと、マーク付き
線の描ける定規、又はこれらを組み合わせた万能定規を
得る。 【解決手段】パイプ1等を定規2に接地面が一致するよ
うに取り付ける。小穴7のコンパスではノブ8一体軸9
を加圧で接地するように取り付け、小穴16を適宜設け
た円盤を回転自在に設け、切欠き部25を配設した線引
き部を有する。
地面が一致するように取り付け、当パイプ等の回転に定
規が追従するようにした平行定規と、ノブを押すとその
一体軸が接地し手の位置変えを容易にした小穴コンパス
と、描円外に抑え手を置く円盤コンパスと、マーク付き
線の描ける定規、又はこれらを組み合わせた万能定規を
得る。 【解決手段】パイプ1等を定規2に接地面が一致するよ
うに取り付ける。小穴7のコンパスではノブ8一体軸9
を加圧で接地するように取り付け、小穴16を適宜設け
た円盤を回転自在に設け、切欠き部25を配設した線引
き部を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸に複数の同径ロ
ーラを備えた平行定規と、複数の小穴を配列したコンパ
スの改良に関する。
ーラを備えた平行定規と、複数の小穴を配列したコンパ
スの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のローラを用いた平行定規は、定規
に平行回転自在に設置した軸に同径の複数のローラを固
定し、定規をスライドすると当該ローラが左右等量回転
して平行移動をする構成である(例えば、昭和30年1
1月発行の文献「メカニズム」に記載)。また、円の描
画については、多数配列した小穴のうち適宜間隔の2穴
を用い、一方を中心に他方を筆記具先を嵌合して回転さ
せ円を描く手法は古くから知られている。
に平行回転自在に設置した軸に同径の複数のローラを固
定し、定規をスライドすると当該ローラが左右等量回転
して平行移動をする構成である(例えば、昭和30年1
1月発行の文献「メカニズム」に記載)。また、円の描
画については、多数配列した小穴のうち適宜間隔の2穴
を用い、一方を中心に他方を筆記具先を嵌合して回転さ
せ円を描く手法は古くから知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】日常、平行線を引いた
り円を描く作業は、表やグラフ作成等の業務はもとより
学習や絵日記・手芸・ハガキ等で家庭においてもかなり
多く利用されている。その手法を見ると、平行線描画に
おいては左右平行位置に目盛りを付け、これを直線定規
で合せ線を引く手間の掛る方法が多く、円はコンパスで
描けるが日頃から準備をしていることは少なく、平行定
規に小穴配列をした簡易コンパスを一体にすれば一用具
で事足り便利で既に市販もされている。
り円を描く作業は、表やグラフ作成等の業務はもとより
学習や絵日記・手芸・ハガキ等で家庭においてもかなり
多く利用されている。その手法を見ると、平行線描画に
おいては左右平行位置に目盛りを付け、これを直線定規
で合せ線を引く手間の掛る方法が多く、円はコンパスで
描けるが日頃から準備をしていることは少なく、平行定
規に小穴配列をした簡易コンパスを一体にすれば一用具
で事足り便利で既に市販もされている。
【0004】その結果、平行線は目盛り打ちや定規の合
せ誤差で必ずしも平行にはならず、また、目盛りの跡が
残り見苦しい欠点があるが、前例のローラによる従来の
平行定規は、同径ローラの回転を利用し、定規の移動量
を一定にした構成は便利なものではある。然し、用紙は
ローラ間の取り付け間隔で制約され、当ローラ間に用紙
が挟まったり、綴り紙のように重ね厚があると、ローラ
の一方が外れたり接触むらが出て均一回転が欠かせない
平行移動に支障を生ずる大きな欠点があった。
せ誤差で必ずしも平行にはならず、また、目盛りの跡が
残り見苦しい欠点があるが、前例のローラによる従来の
平行定規は、同径ローラの回転を利用し、定規の移動量
を一定にした構成は便利なものではある。然し、用紙は
ローラ間の取り付け間隔で制約され、当ローラ間に用紙
が挟まったり、綴り紙のように重ね厚があると、ローラ
の一方が外れたり接触むらが出て均一回転が欠かせない
平行移動に支障を生ずる大きな欠点があった。
【0005】また、製造でも複数のローラ径が正確に同
径でなければならないから、摩擦抵抗の大きいゴムロー
ラは寸法不安定な性質上、軸に組付け後、外径を研削し
同径に調整したり、回転を良くし平行性を正確ににする
ため、ハメアイ精度の高い複雑な軸受を用い、抵抗のな
い回転を得るためにローラは定規裏に凸出する構造とな
り、定規幅方向の状態は、線を引く時は目盛部端を接地
し反対側は浮き上り、平行移動時は定規両端を浮し支え
駆動させるため、ローラ軸を支点としてシーソー揺動す
る不安定な構造で、手慣れた人でないと使いこなせない
欠点が有った。
径でなければならないから、摩擦抵抗の大きいゴムロー
ラは寸法不安定な性質上、軸に組付け後、外径を研削し
同径に調整したり、回転を良くし平行性を正確ににする
ため、ハメアイ精度の高い複雑な軸受を用い、抵抗のな
い回転を得るためにローラは定規裏に凸出する構造とな
り、定規幅方向の状態は、線を引く時は目盛部端を接地
し反対側は浮き上り、平行移動時は定規両端を浮し支え
駆動させるため、ローラ軸を支点としてシーソー揺動す
る不安定な構造で、手慣れた人でないと使いこなせない
欠点が有った。
【0006】ローラの直径も定規の追従を良くし摩擦抵
抗を大きくするために比較的大径が用いられ、厚みの大
きな定規になる。 更に、寸法安定性の良い金属切削ロ
ーラでは滑り改善のローレットを外周に施し、用紙にロ
ーラ跡を付けるなどの欠点もあり、小さな用紙に繊細な
平行線を引くに不適なばかりか、何れも厚みと重さが大
きく携帯に不自由で高価な作図専門家用の製品となり、
通常の事務や学習・家庭向きの簡便な製品は造り難く、
今だ一般は不便を強いられている状態である。
抗を大きくするために比較的大径が用いられ、厚みの大
きな定規になる。 更に、寸法安定性の良い金属切削ロ
ーラでは滑り改善のローレットを外周に施し、用紙にロ
ーラ跡を付けるなどの欠点もあり、小さな用紙に繊細な
平行線を引くに不適なばかりか、何れも厚みと重さが大
きく携帯に不自由で高価な作図専門家用の製品となり、
通常の事務や学習・家庭向きの簡便な製品は造り難く、
今だ一般は不便を強いられている状態である。
【0007】また、小穴配列の簡易コンパスは、中心穴
を筆記具先で押さえ、他穴に嵌合した別の筆記具で回転
描画するもので、腕が描円につかえ邪魔になる。 故
に、中心押さえ位置を変えるが位置ズレを起し、うまく
描けない欠点があった。
を筆記具先で押さえ、他穴に嵌合した別の筆記具で回転
描画するもので、腕が描円につかえ邪魔になる。 故
に、中心押さえ位置を変えるが位置ズレを起し、うまく
描けない欠点があった。
【0008】本発明は、平行定規にあっては用紙のサイ
ズ・重ね厚みの如何に関わらず、定規が平行移動をでき
るようにし、同径研削調整や軸受のハメアイ等精密加工
を必要とせず、組立て構造も簡易化して小型軽量として
携帯と格納性を改善、更に平行移動量も間違い安い目盛
り計測から、単純な基線合せか振動衝撃による感覚検知
として、一般向けに使い安く携帯や格納性を良くし安価
に提供出来る様にすると共に、円描画では支点ズレを防
止するか、ささえ腕が邪魔にならない構造にして使い安
さに優れた定規の供給を目的としている。
ズ・重ね厚みの如何に関わらず、定規が平行移動をでき
るようにし、同径研削調整や軸受のハメアイ等精密加工
を必要とせず、組立て構造も簡易化して小型軽量として
携帯と格納性を改善、更に平行移動量も間違い安い目盛
り計測から、単純な基線合せか振動衝撃による感覚検知
として、一般向けに使い安く携帯や格納性を良くし安価
に提供出来る様にすると共に、円描画では支点ズレを防
止するか、ささえ腕が邪魔にならない構造にして使い安
さに優れた定規の供給を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の平行定規においては、同径複数のローラを
同軸に固定し、定規自身を駆動するとローラの車輪効果
によって移動出来る構造を排し、パイプ当の一本の軸を
用紙に指圧接地させて回転を付与し、無圧の定規は用紙
に密着状態でこれに追従する構成にして係る問題を解決
した。
に、本発明の平行定規においては、同径複数のローラを
同軸に固定し、定規自身を駆動するとローラの車輪効果
によって移動出来る構造を排し、パイプ当の一本の軸を
用紙に指圧接地させて回転を付与し、無圧の定規は用紙
に密着状態でこれに追従する構成にして係る問題を解決
した。
【0010】即ち、一本の軸は外周を軟質ビニールやゴ
ムの皮膜を付けるか、粗面処理をして不滑性にしたパイ
プか棒を用い、この胴体に直接指圧を掛けるため用紙の
密着性が良く、定規との組み付けも前後の遊びのみを無
くせば支え程度の軸受として、パイプ又は棒と定規の接
地面はほぼ一致する様に設置する。
ムの皮膜を付けるか、粗面処理をして不滑性にしたパイ
プか棒を用い、この胴体に直接指圧を掛けるため用紙の
密着性が良く、定規との組み付けも前後の遊びのみを無
くせば支え程度の軸受として、パイプ又は棒と定規の接
地面はほぼ一致する様に設置する。
【0011】ここに用いるφ4〜8程度の細いパイプや
棒の平行性も冷間押出し成形では正確であり、樹脂等の
熱間押出し成形でも、長さ50〜200mm位の範囲で
は無視出来る程度の誤差であり、表面研摩等の同径調整
をしないでも平行移動に支障は無い。
棒の平行性も冷間押出し成形では正確であり、樹脂等の
熱間押出し成形でも、長さ50〜200mm位の範囲で
は無視出来る程度の誤差であり、表面研摩等の同径調整
をしないでも平行移動に支障は無い。
【0012】上記のパイプ等の取り付け位置は、定規の
中程でも端部でも良く、パイプ等を嵌合する長穴か切欠
きを設け、その両端をパイプの場合は中空穴を利用して
固定軸に回転自在に軸設するか、パイプ等の外径を下端
の一部を除いて包持し、当該パイプ等の接地面と定規の
接地面はほぼ一致する位置に設定する。もちろん、パイ
プは定規下に凸出させても良いが、定規のシーソー揺動
を排した円滑移動や用紙に載置上格段の安定性に差が出
るので好ましくない。
中程でも端部でも良く、パイプ等を嵌合する長穴か切欠
きを設け、その両端をパイプの場合は中空穴を利用して
固定軸に回転自在に軸設するか、パイプ等の外径を下端
の一部を除いて包持し、当該パイプ等の接地面と定規の
接地面はほぼ一致する位置に設定する。もちろん、パイ
プは定規下に凸出させても良いが、定規のシーソー揺動
を排した円滑移動や用紙に載置上格段の安定性に差が出
るので好ましくない。
【0013】また、パイプ等の一端に平行線の間隔に合
せたローラ径の分角に相当する複数の分割溝か多角面を
持つ振動軸を取り付け、これに弾性板を横行自在に組み
付け、選択接触(分割溝対応には弾性板に凸器を設け溝
に嵌合)による振動衝撃と音、及び溝と凸器または多角
面と弾性板の圧着繋止で平行線の間隔を視覚によらず感
覚的に知るようにして作業能率を計った。
せたローラ径の分角に相当する複数の分割溝か多角面を
持つ振動軸を取り付け、これに弾性板を横行自在に組み
付け、選択接触(分割溝対応には弾性板に凸器を設け溝
に嵌合)による振動衝撃と音、及び溝と凸器または多角
面と弾性板の圧着繋止で平行線の間隔を視覚によらず感
覚的に知るようにして作業能率を計った。
【0014】然して、分割角の一例を上げると、パイプ
径をφ4.5に設定すると円周は14.1mmで,標準
罫線を間隔7mmに設定するならば2分割の分割溝であ
り、これを8分割すると図面の断面表示やグラフの色分
けに便利な間隔1.8mmのハッチングに使え、これ以
外のピッチは溝なしのスリップリングを組合せて任意の
間隔が得られる様にすると、目盛りを計測し合せること
なく、平行間隔の移動量を感覚的に検知が出来る。
径をφ4.5に設定すると円周は14.1mmで,標準
罫線を間隔7mmに設定するならば2分割の分割溝であ
り、これを8分割すると図面の断面表示やグラフの色分
けに便利な間隔1.8mmのハッチングに使え、これ以
外のピッチは溝なしのスリップリングを組合せて任意の
間隔が得られる様にすると、目盛りを計測し合せること
なく、平行間隔の移動量を感覚的に検知が出来る。
【0015】更に、スリップリングや振動軸を持たない
定規の平行移動量は、先端に基線を持ち前後に動く補助
杆を定規に直交させるか、同杆の一端を軸設し扇状回転
させ、その繰出し長さにより描線を基線に合せる操作で
所定間隔の平行線を引くことが出来る。 即ち、従来は
目盛りを読むことにより移動量を計測したが、重ねるに
つれて加算するため間違い安く扱いも面倒だが、当案は
基線を合す単純操作で前記の分割溝同様に平行線の間隔
を簡易に決めることが出来る。
定規の平行移動量は、先端に基線を持ち前後に動く補助
杆を定規に直交させるか、同杆の一端を軸設し扇状回転
させ、その繰出し長さにより描線を基線に合せる操作で
所定間隔の平行線を引くことが出来る。 即ち、従来は
目盛りを読むことにより移動量を計測したが、重ねるに
つれて加算するため間違い安く扱いも面倒だが、当案は
基線を合す単純操作で前記の分割溝同様に平行線の間隔
を簡易に決めることが出来る。
【0016】また、不滑性処理したパイプか棒を多角形
にすると、その多角面が指圧回転で接地の都度衝撃振動
を生じ、これを数えることで移動量を知ることもできる
が、従来のように、定規の移動をローラの車輪作用で移
動する場合は実施出来ないが、本案のパイプ等自身の回
転に定規を追従させる構造ゆえに可能になる。
にすると、その多角面が指圧回転で接地の都度衝撃振動
を生じ、これを数えることで移動量を知ることもできる
が、従来のように、定規の移動をローラの車輪作用で移
動する場合は実施出来ないが、本案のパイプ等自身の回
転に定規を追従させる構造ゆえに可能になる。
【0017】次に、多数の小穴を配したコンパスに於て
は、中心位置に当る部分にノブを脱落することのないよ
うにストッパーを介して組み付け、ノブの頂部が無圧の
ときは定規の擦動に従動し、指圧が掛かると接地面との
摩擦抵抗が大きくなり、定規はノブを中心に回転運動し
か出来ず、その駆動源の筆記具により円を描くことがで
きる。
は、中心位置に当る部分にノブを脱落することのないよ
うにストッパーを介して組み付け、ノブの頂部が無圧の
ときは定規の擦動に従動し、指圧が掛かると接地面との
摩擦抵抗が大きくなり、定規はノブを中心に回転運動し
か出来ず、その駆動源の筆記具により円を描くことがで
きる。
【0018】更に、複数の小穴を配した円盤を定規に回
転出来るように取り付ける構造もあり、定規を押さえれ
ば当該小穴に筆記具先端を嵌め円盤に回転を付与するこ
とで円を描くことができ、この場合は定規を固定する押
え手は描画円の外にあるため、従来や前例の様に手が邪
魔になり押さえ替えをする必要がない。
転出来るように取り付ける構造もあり、定規を押さえれ
ば当該小穴に筆記具先端を嵌め円盤に回転を付与するこ
とで円を描くことができ、この場合は定規を固定する押
え手は描画円の外にあるため、従来や前例の様に手が邪
魔になり押さえ替えをする必要がない。
【0019】
【発明の実施の形態】図は、丸か多角形のパイプを転が
すと、定規が追従する平行定規に小穴を配列した簡易コ
ンパスを組みあわせた多用途定規の実施例にして、1は
丸パイプ、2は丸パイプ1の外周下部を除き被包する形
の軸受3を一体に設けた定規、4は丸パイプ1の保持突
起、5は丸パイプ1の取り付け穴、6はスケール部、7
は小穴、8は小穴7の回転中心に設けたノブにして、一
体軸9の一部を切欠き脱落防止のストッパー10をノブ
軸受11の段差部12に圧入係合したもので、13はス
トッパー10のアンダーカットを成形する押し切り穴で
ある。
すと、定規が追従する平行定規に小穴を配列した簡易コ
ンパスを組みあわせた多用途定規の実施例にして、1は
丸パイプ、2は丸パイプ1の外周下部を除き被包する形
の軸受3を一体に設けた定規、4は丸パイプ1の保持突
起、5は丸パイプ1の取り付け穴、6はスケール部、7
は小穴、8は小穴7の回転中心に設けたノブにして、一
体軸9の一部を切欠き脱落防止のストッパー10をノブ
軸受11の段差部12に圧入係合したもので、13はス
トッパー10のアンダーカットを成形する押し切り穴で
ある。
【0020】14は円を描く小穴16を複数配した円盤
で、定規2に回転自在に脱落なくアンダーカット15で
支える様に嵌込む。尚、前記のコンパスは、比較的大円
の描画に適するが、中心位置を指で押さえるから、円を
描く途中で手がつかえ、これを除ける手の向き変えに、
定規2を押さえる間に変更出来るから、中心ずれの防止
効果を得る。後者の円盤コンパスは比較的小円描画に適
し、定規2を押さえると円盤14の中心位置が固定さ
れ、筆記具先を嵌合描円する小穴16の駆動域は、押さ
え手の外にあるため障害にはならず、一気に円を描ける
特徴を持つ。
で、定規2に回転自在に脱落なくアンダーカット15で
支える様に嵌込む。尚、前記のコンパスは、比較的大円
の描画に適するが、中心位置を指で押さえるから、円を
描く途中で手がつかえ、これを除ける手の向き変えに、
定規2を押さえる間に変更出来るから、中心ずれの防止
効果を得る。後者の円盤コンパスは比較的小円描画に適
し、定規2を押さえると円盤14の中心位置が固定さ
れ、筆記具先を嵌合描円する小穴16の駆動域は、押さ
え手の外にあるため障害にはならず、一気に円を描ける
特徴を持つ。
【0021】また、17は六角パイプで丸パイプ1に代
わるものであるが、上面露出部を直接駆動する本案ゆえ
に実施出来る機構である。更に18は振動軸、図7は左
の軸受3に代わるもので平行移動量を決める回転角に対
応した分割溝19を複数一体化した軸であり、20はこ
れに横行圧着する弾性板でガイド21で横行するツマミ
22に付属し、当該溝19に嵌る凸器23を持つが、分
割溝19に変えた多角形では弾性板20のみで良い。
わるものであるが、上面露出部を直接駆動する本案ゆえ
に実施出来る機構である。更に18は振動軸、図7は左
の軸受3に代わるもので平行移動量を決める回転角に対
応した分割溝19を複数一体化した軸であり、20はこ
れに横行圧着する弾性板でガイド21で横行するツマミ
22に付属し、当該溝19に嵌る凸器23を持つが、分
割溝19に変えた多角形では弾性板20のみで良い。
【0022】24は補助杆にして、定規一体の止め枠2
5により擦動部26を前後に微調できるように支え、先
端の基線に描画線を合わすと適宜等間隔の平行線が引け
る作用をする。27はマーク線描画定規の切欠き部、こ
れに筆記具先を押し当て線引きをすると、マーク28を
付けた線引きが出来る。尚、29は用紙、30はパイプ
外周の不滑性処理部である。
5により擦動部26を前後に微調できるように支え、先
端の基線に描画線を合わすと適宜等間隔の平行線が引け
る作用をする。27はマーク線描画定規の切欠き部、こ
れに筆記具先を押し当て線引きをすると、マーク28を
付けた線引きが出来る。尚、29は用紙、30はパイプ
外周の不滑性処理部である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】丸や多角形のパイプ・棒の接地部を定規の
接地面と一致取り付けをしたため、動作選択は指圧の掛
け位置で決まり、定規に加圧すると定規が用紙に固着し
て線引き時の位置ズレを防ぎ、パイプ等に指圧し回転す
ると定規の固着を解除して平行移動が出来、ノブを指圧
すると前記二者は拘束を解かれコンパスとしてノブを中
心に回転をするなど、指の圧掛け位置で用途切替が出来
効果がある。
接地面と一致取り付けをしたため、動作選択は指圧の掛
け位置で決まり、定規に加圧すると定規が用紙に固着し
て線引き時の位置ズレを防ぎ、パイプ等に指圧し回転す
ると定規の固着を解除して平行移動が出来、ノブを指圧
すると前記二者は拘束を解かれコンパスとしてノブを中
心に回転をするなど、指の圧掛け位置で用途切替が出来
効果がある。
【0025】同様接地面一致は定規底面はフラットであ
るから用紙えの密着性に優れ、移動はシーソー揺動がな
く滑らかで動き安く安定をしている。パイプ等の駆動に
定規が従動するとスリップがなく簡単な軸受にも関わら
ず正確な平行線を引くことが出来る。
るから用紙えの密着性に優れ、移動はシーソー揺動がな
く滑らかで動き安く安定をしている。パイプ等の駆動に
定規が従動するとスリップがなく簡単な軸受にも関わら
ず正確な平行線を引くことが出来る。
【0026】振動軸をパイプ等に取りつけると、弾性板
で生ずる回転振動衝撃感覚・音・係止作用で、回転角対
応の平行移動量を感触的に感知し間違い安い計測から開
放される。また、自動するパイプ等自体を多角形にする
と、その転がり振動の数でで同様に感触的に移動量を知
ることも出来て一層簡単な機構も提供出来る。
で生ずる回転振動衝撃感覚・音・係止作用で、回転角対
応の平行移動量を感触的に感知し間違い安い計測から開
放される。また、自動するパイプ等自体を多角形にする
と、その転がり振動の数でで同様に感触的に移動量を知
ることも出来て一層簡単な機構も提供出来る。
【0027】定規に直交補助杆を付設すると、その繰出
量の基線に描線を合わせるだけで単純に等間隔の平行線
を引くことも出来る。複数小穴のコンパス中心に指圧固
定軸を設けると、描円中に支える腕の位置替えが、指圧
を一時定規に移し固定することで中心を狂わすことなく
実行出来る。円盤による描円は定規に指圧を掛けて固定
するため、無圧の円盤は筆記具の回転に従動し、且つ、
抑え手は描円の外で障害にならない利点がある。
量の基線に描線を合わせるだけで単純に等間隔の平行線
を引くことも出来る。複数小穴のコンパス中心に指圧固
定軸を設けると、描円中に支える腕の位置替えが、指圧
を一時定規に移し固定することで中心を狂わすことなく
実行出来る。円盤による描円は定規に指圧を掛けて固定
するため、無圧の円盤は筆記具の回転に従動し、且つ、
抑え手は描円の外で障害にならない利点がある。
【0028】パイプ等は図示しないが、定規に直交する
ように切り替えるか別に設置すると、その転がりで定規
の長さ不足を補って延長線引き効果を得る。更に、マー
ク描画切欠きを形成すると、これに沿う描線は凹凸の目
盛りマークが自動的に引けて図表作成の能率を上げるこ
とが出来る効果がある。
ように切り替えるか別に設置すると、その転がりで定規
の長さ不足を補って延長線引き効果を得る。更に、マー
ク描画切欠きを形成すると、これに沿う描線は凹凸の目
盛りマークが自動的に引けて図表作成の能率を上げるこ
とが出来る効果がある。
【図1】小穴コンパス付きパイプ等の転がりに追従する
平行定規の平面図である。
平行定規の平面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1のA断線に沿った丸パイプの取り付け拡大
断面図である。
断面図である。
【図4】図1のB断線に沿った丸パイプの取り付け拡大
断面図である。
断面図である。
【図5】図1のC断線に沿った丸パイプの取り付け拡大
断面図である。
断面図である。
【図6】図1のC断線に沿った六角パイプの取り付け拡
大断面図である。
大断面図である。
【図7】図1のD断線に沿った補助杆の取り付け拡大断
面図である。
面図である。
【図8】図1のE断線に沿ったノブの取り付け拡大断面
図である。
図である。
【図9】図1のF断線に沿った円盤の取り付け拡大断面
図である。
図である。
【図10】振動軸部分の組立て拡大平面図である。
【図11】図11のG断線に沿った断面図である。
【図12】マーク線描画定規で描かれた線である。
1 丸パイプ 2 定規 3 軸受 4 保持突起 6 スケール部 7・16 小穴 8 ノブ 9 一体軸 14 円盤 17 六角パイプ 18 振動軸 19 分割溝 20 弾性板 21 凸器 22 補助杆 25 マーク描画定規の切欠き部 26 マーク付き線
Claims (6)
- 【請求項1】外周に不滑性処理をしたパイプ等(丸・多
角形)を横倒し、その接地部が定規の接地面とほぼ一致
するように回転自在に軸着し、その上部には指で回転を
付与する露出部分を設けた構成のパイプ等の転がりに追
従する平行定規。 - 【請求項2】外周に分割溝か多角面を形成した振動軸を
パイプ等の一端に取り付け、当該振動軸には左右に横行
し、複数の各分割溝を適宜選択できる弾性板を圧着し、
パイプ等の回転で弾性板が嵌合するときの衝撃音、指先
に伝わる振動感触、分割溝に嵌る凸器の係止等で感覚的
に平行移動量を検知出来るようにしたパイプ等の転がり
に追従する平行定規。 - 【請求項3】平行定規に、直交し前後移動するか軸着回
動で繰出量を微調出来る補助杆を取り付け、その先端基
線に、当該定規で描いた引き線をパイプ等の回転移動で
合わせ、平行線の間隔を割り出せるようにした構成のパ
イプ等の転がりに追従する平行定規。 - 【請求項4】直線定規に所定寸法に合わせた切欠き溝を
配設し、描線時に筆記具先が当該溝に嵌り、マーク付の
線引きが出来るようにした目盛り描画定規。 - 【請求項5】定規に筆記具先が入る小穴を適宜配したコ
ンパスの中心部に、ノブを嵌合し指で押さえると、その
先端のみが用紙面に圧着固定し、負荷の掛らない定規は
摩擦抵抗がなくノブ周辺を回転出来るようにした構成の
円描画定規。 - 【請求項6】中心から外周に向けて適宜複数の小穴を設
けた円盤を、定規に形成した穴に回転自在に嵌合した構
造の円描画定規。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24587897A JPH1148688A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | パイプ等の転がりに追従する平行定規 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24587897A JPH1148688A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | パイプ等の転がりに追従する平行定規 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148688A true JPH1148688A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=17140154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24587897A Pending JPH1148688A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | パイプ等の転がりに追従する平行定規 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1148688A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104443276A (zh) * | 2013-09-22 | 2015-03-25 | 曲言明 | 潜标滑轮系泊系统 |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP24587897A patent/JPH1148688A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104443276A (zh) * | 2013-09-22 | 2015-03-25 | 曲言明 | 潜标滑轮系泊系统 |
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