JPH1147323A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

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JPH1147323A
JPH1147323A JP9219033A JP21903397A JPH1147323A JP H1147323 A JPH1147323 A JP H1147323A JP 9219033 A JP9219033 A JP 9219033A JP 21903397 A JP21903397 A JP 21903397A JP H1147323 A JPH1147323 A JP H1147323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler
thermosetting resin
golf club
club head
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9219033A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Shiraishi
繁弘 白石
Hiroji Sumiyoshi
博治 住吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIBASON KK
Original Assignee
SHIBASON KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SHIBASON KK filed Critical SHIBASON KK
Priority to JP9219033A priority Critical patent/JPH1147323A/ja
Publication of JPH1147323A publication Critical patent/JPH1147323A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量が大きく、液状の硬化性樹脂との混練性
が良好であって、比較的安価で、材料に毒性などがない
ゴルフクラブヘッドを提供すること。 【解決手段】 液状の熱硬化性樹脂及び硬化剤と粉末状
の充填材とを混練して得た混練物1を、型2に流し入れ
て固化させる。熱硬化性樹脂にはエポキシ配合樹脂を用
いる。充填材の量は、充填材の拡散性や混練物の粘性を
考慮して、重量基準で熱硬化性樹脂と硬化剤との合計量
の1.5から3.0倍とする。充填材には、比重、拡散
性、価格、安全性の観点から珪酸ジルコニウムを採用す
る。この珪酸ジルコニウムは、重量基準で充填材全体量
の2/3とする。残量には、代わりに酸化亜鉛を混入さ
せたり、比重5.0以上の着色剤を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重量を大きくして
ボールをコントロールし易くした合成樹脂を主材とする
ゴルフクラブヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のゴルフクラブヘッドとしては、エ
ポキシやポリエステルなどの熱硬化性樹脂に、無機化合
物を充填材として混合し形成したものが知られている。
充填材には、熱膨張係数、価格や増量効果などの観点か
ら炭酸カルシウムなどが採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴルフクラブヘッドの
材料としては、比重が大きいこと、液状硬化剤との混練
性が良好でチキソトロピックにならないこと、安価であ
ること、毒性などの危険性がないことが必要である。こ
れらの点を考慮すると、上記従来のゴルフクラブヘッド
においては、材料の比重が小さくヘッドの重量を大きく
するのに適当でないという問題がある。そこで、本発明
は、液状の熱硬化性樹脂との混練性が良好で、比較的安
価であって、毒性のない安全な材料で重量を比較的大き
く製作できるゴルフクラブヘッドを提供することを課題
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明においては、熱硬化性樹脂と硬化剤と粉
末状の充填材とを混練し、成形固化させたゴルフクラブ
ヘッドにおいて、この充填材を重量基準で熱硬化性樹脂
と硬化剤との合計量の1.5から3.0倍の量とし、充填
材に珪酸ジルコニウムを2/3以上含有させてゴルフク
ラブヘッドを構成し、熱硬化性樹脂及び硬化剤と充填材
との混練性を良好にし、比較的安価であって、毒性のな
い安全な材料で重量を比較的大きく製作できるようにし
た。
【0005】第2の発明においては、充填材の残量とし
て比重5.0以上の着色剤を用いることにより、色彩を
調整するようにした。
【0006】第3の発明においては、着色剤に酸化鉄を
用いた。
【0007】第4の発明においては、内部に金属製の重
錘を埋め込んで、反発力を高め、スイートスポットを広
げるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を説明す
る。本実施形態においては、パターヘッドを熱硬化性樹
脂と硬化剤と充填材とで形成する。即ち、図1に示すよ
うに、液状の熱硬化性樹脂及び硬化剤と粉末状の充填材
とを混練して得た混練物1をシリコーンゴム製の型2に
流し入れて成形し固化させる。熱硬化性樹脂にはエポキ
シ配合樹脂を用いる。硬化剤には、例えば環状変性ジア
ミンや脂肪族変性アミンと酸無水物とをベースとしたも
のを用いる。充填材の量は、重量基準で熱硬化性樹脂と
硬化剤との合計量の1.5から3.0倍とする。これは、
充填材の量が1.5倍より少ない場合には、硬化前の熱
硬化性樹脂が液状であるため、充填材が沈降し易くなっ
て、部分的に充填材の密度の異なる成形物ができるから
である。一方、3.0倍より多い場合には、熱硬化性樹
脂及び硬化剤と充填材との混練物の粘性が高くなり過ぎ
て、成形物に気泡が含まれ易くなるからである。この充
填材には、主として珪酸ジルコニウム(ジルコン)を用
いる。珪酸ジルコニウム、その他充填材として利用可能
な材料及びその比重を表1に示す。
【表1】
【0009】上記材料のうち、酸化亜鉛は比重が大きい
が、液状の熱硬化性樹脂への混練性に問題があり、少量
の添加は可能であるが、大量に添加することができな
い。また、珪酸鉛は人体に害を及ぼすため、取り扱いが
容易でない。従って、充填材としては珪酸ジルコニウム
が最適である。なお、充填材に珪酸ジルコニウムのみを
用いてもよいが、上記のように混練性を損なわない程度
に酸化亜鉛を混入することも可能である。即ち、珪酸ジ
ルコニウムが充填材全体量の2/3以上であれば、酸化
亜鉛を混入させても問題ない。
【0010】また、充填材の残部には比重5.0以上の
着色剤を含めることができる。この場合、珪酸ジルコニ
ウムの一部を置き代えることができるし、パターヘッド
の重量を大きくするのに貢献し、色彩にバラエティーを
もたさせることができる。着色剤には、酸化鉄を用い
る。なお、熱硬化性樹脂にエポキシ樹脂を、硬化剤に芳
香族変性アミン及び酸無水物をベースとしたものを、充
填材に珪酸ジルコニウムと酸化亜鉛とを、着色剤に酸化
鉄を用いて、添加量を夫々変えた場合の着色変化を表2
に示す。酸化鉄は比重が比較的大きい上に、その添加量
を加減することにより、パターヘッドに適する各種の色
彩を容易に表出することができる。
【表2】
【0011】本実施形態のパターヘッドは、珪酸ジルコ
ニウムの比重が大きいので、全体として重量が大きくな
る。珪酸ジルコニウムは、製作時において液状の硬化剤
との混練性が良好であり、チキソトロピックになること
がない。珪酸ジルコニウムは比較的安価で、パターヘッ
ド全体として低廉化に寄与する。また、珪酸ジルコニウ
ムには毒性などの危険性がなく、安全である。
【0012】なお、パターヘッドの内部に金属製の重錘
を埋め込んで、反発力を高めると共に重量をさらに大き
くすることができる。この場合、図2に示すように、先
ず液状の熱硬化性製樹脂及び硬化剤と粉末状の充填材と
を混練して得た混練物1を型2に流し入れ、重錘3を上
方から合成樹脂製の細線4で吊り下げて混練物1中の所
定位置に沈める。そして、熱硬化性樹脂が硬化したら、
成型体を型2から取り出して重錘3を吊った細線4の外
側部分を切除し、表面を研磨仕上げする。こうすれば、
ゴルフクラブヘッドを簡単に製作でき、さらに低廉化に
寄与するし、表面の仕上がりもきれいで安価に提供する
ことができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、第1の発明においては、
珪酸ジルコニウムの比重が大きいので、全体として重量
が大きなゴルフクラブヘッドを形成することができる。
製作時においては液状の硬化剤との混練性が良好で、密
度が均一になる。珪酸ジルコニウムは比較的安価で、パ
ターヘッド全体として低廉化に寄与する。珪酸ジルコニ
ウムには毒性などの危険性がなく、安全である。第2の
発明においては、さらに、着色剤により色彩にバラエテ
ィーをもたさせることができるし、安価な材料で置き換
えることにより、さらに低廉化に寄与する。第3の発明
においては、着色剤として最適な酸化鉄を用いて、上記
効果を奏する。第4の発明においては、反発力を高める
と共に重量をさらに大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフクラブヘッドの製造工程を
示す断面図である。
【図2】本発明に係るゴルフクラブヘッドの他の実施形
態の製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 混練物 2 型 3 重錘 4 細線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂と硬化剤と粉末状の充填材
    とを混練し、成形固化させたゴルフクラブヘッドにおい
    て、 前記充填材は、重量基準で熱硬化性樹脂と硬化剤との合
    計量の1.5から3.0倍の量とし、かつ充填材に珪酸ジ
    ルコニウムを2/3以上含有することを特徴とするゴル
    フクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 前記充填材には、比重5.0以上の着色
    剤を含むことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラ
    ブヘッド。
  3. 【請求項3】 前記着色剤が酸化鉄であることを特徴と
    する請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 【請求項4】 内部に金属製の重錘が埋め込まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッ
    ド。
JP9219033A 1997-07-31 1997-07-31 ゴルフクラブヘッド Pending JPH1147323A (ja)

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