JPH1147228A

JPH1147228A - 背筋押圧健康器具

Info

Publication number: JPH1147228A
Application number: JP21368697A
Authority: JP
Inventors: Masato Koike; 正人小池
Original assignee: KINTAROO KK; Kintaro Co Ltd
Current assignee: KINTAROO KK; Kintaro Co Ltd
Priority date: 1997-08-07
Filing date: 1997-08-07
Publication date: 1999-02-23

Abstract

(57)【要約】【課題】脊椎を逆に方向に反らすと共に脊椎に沿った
両側の殆どのつぼを同時に押圧して、心地良い刺激を使
用者に与え、且つ肩こりや疲労感を回復させるのに寄与
することができる背筋押圧健康器具を提供することにあ
る。【解決手段】高さの異なる複数の凸状体３を支持台２
に、一定の間隔を以て並列に且つ各列が所定間隔を以て
山型状となるようにして立設した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、背筋を伸ばすこと
ができると共に背中のつぼを押圧することができる背筋
押圧健康器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から背筋を伸ばしたり、背中のつぼ
を刺激したりして、こりや疲れをとって健康を保持する
ための健康器具としては、例えば実開平７ー３７１７９
号、実用新案登録第３００９４３９号、実開平４ー４７
４４５号等に開示のものなど、各種のものが開発され使
用されている。

【０００３】しかしながら、実開平７ー３７１７９号や
実用新案登録第３００９４３９号に開示のような健康器
具では、背中のつぼを押圧できても、同時に背筋や脊椎
を伸ばして使用者に心地良い快感を与え、こりや疲労を
とるといったものではなかった。また、実開平４ー４７
４４５号に開示の健康器具では、背中のつぼを押圧し同
時に背筋や脊椎を伸ばすこができるものではあるが、脊
椎の両側に位置するつばの全てを同時に押圧できるもの
ではなく、また極端に脊椎を反対方向に反らせる構成で
あったため使いにくいといった問題点があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするとこ
ろは、脊椎を逆に方向に反らすと共に脊椎に沿った両側
の殆どのつぼを同時に押圧して、心地良い刺激を使用者
に与え、且つ肩こりや疲労感を回復させるのに寄与する
ことができる背筋押圧健康器具を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的を有効に達成するために、次のような構成にしてあ
る。すなわち、請求項１記載の本発明の背筋押圧健康器
具は、高さの異なる複数の凸状体を支持台に、一定の間
隔を以て並列に且つ各列が所定間隔を以て山型状となる
ようにして立設した構成にしてある。

【０００６】また、請求項２記載の本発明の背筋押圧健
康器具は、長尺な２本の支持台を繋ぎ部材で一定の間隔
を以て並列に連結し、且つ先端を半球状に形成した高さ
の異なる複数の木製凸状体を上記の各支持台の上面に所
定間隔を以て山型状に立設し、更に一定の間隔を以て対
峙する両支持台の木製凸状体同士は同じ高さである構成
にしてある。

【０００７】また、請求項３記載の本発明の背筋押圧健
康器具は、請求項１又は２記載の構成において、支持台
に立設した各列の凸状体の数が１０本又は１４本である
構成にしてある。

【０００８】また、請求項４記載の本発明の背筋押圧健
康器具は、請求項１，２又は３記載の構成において、各
凸状体の直径が１８ｍｍ〜３０ｍｍである構成にしてあ
る。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付の図に基づいて説明する。図１は本発明の斜視
図、図２は正面図、図３は使用状態を示す説明図であ
る。これらの図において、背筋押圧健康器具１は、長尺
な２本の支持台２と、高さの異なる複数の凸状体３と、
両支持台２を連結する繋ぎ部材４とによって構成されて
いる。

【００１０】図示の例をより具体的に説明すると、各支
持台２は長さが６００ｍｍで、幅２５ｍｍ、高さ２９ｍ
ｍの角材からなる。両支持台２は３７ｍｍの間隔を以て
並列に対峙するように配され、３か所で直径１８ｍｍの
繋ぎ部材４によって連結されている。尚、両支持台２の
間隔は、上記のような３７ｍｍに限定されるものではな
く、３７ｍｍより大きく（広く）ても小さく（狭く）て
もよい。勿論、後述する二列に立設した凸状体３が、脊
椎の両側またはその近傍に位置するように、両支持台２
の間隔を取り決めることが好ましい。ただし、使用者の
体型によって脊椎の幅も多少相違するので、できれば両
支持台２の間隔を長さの異なる繋ぎ部材によって調整で
きるようにするのが好ましい。

【００１１】各支持台２の上面側には、長手方向に沿っ
て一直線上に且つ端から４０ｍｍ毎に深さ１７ｍｍの中
ぐり穴５が形成されている。各支持台２の穴５の数は１
４個であり、両支持台２では２８個である。

【００１２】各支持台２の穴５には、高さの異なる凸状
体３が夫々嵌入され立設されている。この各凸状体３は
図示の例では直径が１８ｍｍの木製の円軸状であり、先
端６を半球状に丸く形成してある。尚、各凸状体３の直
径は、３０ｍｍ位が最も好ましい。勿論、凸状体３の直
径は、１８ｍｍ〜３０ｍｍの間の寸法、或いはこの範囲
以外の寸法であってもよい。

【００１３】各凸状体３は支持台２の穴５に１７ｍｍ嵌
入されている。この各凸状体３の全長は、図２(図中丸1
0から丸14は括弧付き数字(10)・・・(14)で以降に記載す
る。)の左から３９ｍｍ（露出高さＨ＝２２ｍｍ），
４０ｍｍ（露出高さ２３ｍｍ），４６ｍｍ（露出高さ
２９ｍｍ），５２ｍｍ（露出高さ３５ｍｍ），５６
ｍｍ（露出高さ３９ｍｍ），６０ｍｍ（露出高さ４３
ｍｍ）、６３ｍｍ（露出高さ４６ｍｍ），６５ｍｍ
（露出高さ４８ｍｍ），６５ｍｍ（露出高さ４８ｍ
ｍ），(10)６０ｍｍ（露出高さ４３ｍｍ），(11)５３ｍ
ｍ（露出高さ３６ｍｍ），(12)４３ｍｍ（露出高さ２６
ｍｍ），(13)３４ｍｍ（露出高さ１７ｍｍ），(14)３１
ｍｍ（露出高さ１４ｍｍ）である。これらの凸状体３
は、一列に山型状となるようにして各支持台２に立設し
てある。

【００１４】両支持台２に立設した対峙する凸状体３同
士は、全長、露出高さを同じとなるようにしてある。

【００１５】上記のような構成からなる背筋押圧健康器
具１を使用する場合は、例えば図３に示すように、畳Ｔ
や床の上に凸状体３を上にして背筋押圧健康器具１を置
き、その上に使用者が仰向けになって寝そべる。そして
各凸状体３が脊椎の間のつぼの箇所に位置するように、
背筋押圧健康器具１又は身体を動かして調整し、背中を
凸状体３上にのせる。

【００１６】このことにより、脊椎は各支持台２の山型
状に設けられた各凸状体３によって逆方向に反らされる
ことになり、背中の筋肉が伸ばされて快感をあじわうこ
とができる。また、各支持台２の各凸状体３は、首から
腰までの脊椎の両側に位置して脊椎間の各つぼを押圧す
るため、各凸状体３の刺激によって疲れやこりをとるこ
とができる。

【００１７】次に図４は本発明の他の例の斜視図、図５
は図４の正面図、図６は図４の背筋押圧健康器具の使用
状態を示す斜視図、図７は図４の背筋押圧健康器具の他
の使用状態を示す斜視図である。

【００１８】この例の背筋押圧健康器具１にあって、各
支持台２は長さが４４０ｍｍで、幅２５ｍｍ、高さ２９
ｍｍの角材からなる。両支持台２は３７ｍｍの間隔を以
て並列に対峙するように配され、両端近傍の２か所で直
径１８ｍｍの繋ぎ部材４によって連結されている。

【００１９】各支持台２の上面側には、長手方向に沿っ
て一直線上に且つ端から４０ｍｍ毎に凸状体３を嵌着す
る深さ２０ｍｍの中ぐり穴５が形成されている。各支持
台２の穴５の数は１０個である。

【００２０】各支持台２の穴５には、高さの異なる凸状
体３が夫々嵌入して立設されている。各支持台２の凸状
体３の数は１０本であり、両支持台２では２０本であ
る。凸状体３は図示の例では直径が１８ｍｍの木製の円
軸状であり、先端６を半球状に丸く形成してある。尚、
各凸状体３の直径は３０ｍｍ位が最も好ましい。

【００２１】各凸状体３は、支持台２の穴５に２０ｍｍ
嵌入される。この各凸状体３の全長は、図５(図中丸10
は括弧付き数字(10)で以降に記載する。)の左から３１
ｍｍ（露出高さＨ＝１１ｍｍ），３４ｍｍ（露出高さ
１４ｍｍ），４３ｍｍ（露出高さ２３ｍｍ），５２
ｍｍ（露出高さ３２ｍｍ），６０ｍｍ（露出高さ４０
ｍｍ），６５ｍｍ（露出高さ４５ｍｍ）、６５ｍｍ
（露出高さ４５ｍｍ），６３ｍｍ（露出高さ４３ｍ
ｍ），６０ｍｍ（露出高さ４０ｍｍ），(10)５６ｍｍ
（露出高さ３６ｍｍ）である。これらの凸状体３は、各
支持台２に一列に山型状となるようにして立設してあ
る。そして先の例と同様に両支持台２に立設した対峙す
る凸状体３同士は、全長、露出高さを同じとなるように
してある。

【００２２】上記の例の背筋押圧健康器具１を使用する
場合は、例えば図６，図７に示すように、背もたれのあ
る椅子７の背もたれ部８に、上記の背筋押圧健康器具１
をもたれるかけるようにして配する。この場合、各凸状
体３を前側にし、且つ(10)の凸状体３を上側にする。こ
のようにして椅子７に腰をかけ、背もたれ部８側に身体
をもたれかける。このことにより、彎曲した脊椎に沿っ
て山型状に設けた各凸状体３が背中を押圧し、脊椎は逆
方向に反らされて背中の筋肉を引き伸ばす。また、各支
持台２の各凸状体３は、脊椎の両側に位置して脊椎間の
各つぼを押圧するため、会社や事務所等の職場でも寝そ
べることなく椅子７に腰をかけて簡単に疲れやこりをと
り除くことができる。

【００２３】尚、本発明の背筋押圧健康器具１は、上記
した例の各寸法に限定されるものではなく、任意に設計
変更するも自由である。また、凸状体３の数も１０本又
は１４本以外の数にしてもよい。更に凸状体３間の間隔
（所定間隔）や、支持台２の間隔（一定間隔）も任意に
設計変更してもよい。また、支持台は１枚の板や台であ
ってもよい。更に凸状体３は二列以上に配設してもよ
い。この場合、二列は山型状とし且つ各列の傍に所望の
数の凸状体を立設するのが好ましい。勿論、各列が山型
状であってもよい。更に支持台に複数の高さの異なる凸
状体３を、所定間隔を以て一列だけ立設した背筋押圧健
康器具としてもよい。また、各凸状体３は螺子で支持台
２に固定してもよい。更に本発明の複数の凸状体３２０
による山型状は、図示（図２，図５参照）のように中央
が高く両側が低い形状に限定されるものではなく、凹凸
のある滑らかな山型状であればその他の形状の山型状で
あってもよい。

【００２４】

【発明の効果】このように本発明の背筋押圧健康器具で
は、所定間隔を以て山型状に設けられた複数の凸状体に
よって脊椎を反対方向に反らすことができると共に、脊
椎の両側に沿って点在する身体のつぼを各凸状体によっ
て押圧することができる。したがって、仕事や日常的の
作業によって縮こまっていた背中の筋肉が引き伸ばされ
て、心地良い快感を得ることができる。また疲労感も癒
される。更に姿勢を矯正することもできる。

【００２５】また、各凸状体によるつぼへの刺激によっ
て、指圧による効果と同様の効果を得ることができ、こ
りや疲れをとり除き疲労感を短期間で回復させてくれる
と共に、健康的な身体の維持に多いに寄与することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一例の斜視図である。

【図２】図１の正面図である。

【図３】図１の背筋押圧健康器具の使用状態を示す斜視
図である。

【図４】本発明の他の例の斜視図である。

【図５】図４の正面図である。

【図６】図４の背筋押圧健康器具の使用状態を示す斜視
図である。

【図７】図４の背筋押圧健康器具の他の使用状態を示す
斜視図である。

【符号の説明】

１背筋押圧健康器具２支持台３凸状体４繋ぎ部材６先端

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】高さの異なる複数の凸状体を支持台に、
一定の間隔を以て並列に且つ各列が所定間隔を以て山型
状となるようにして立設したことを特徴とする背筋押圧
健康器具。
【請求項２】長尺な２本の支持台を繋ぎ部材で一定の
間隔を以て並列に連結し、且つ先端を半球状に形成した
高さの異なる複数の木製凸状体を上記の各支持台の上面
に所定間隔を以て山型状に立設し、更に一定の間隔を以
て対峙する両支持台の木製凸状体同士は同じ高さである
ことを特徴とする背筋押圧健康器具。
【請求項３】請求項１又は２記載の構成において、支
持台に立設した各列の凸状体の数が１０本又は１４本で
あることを特徴とする背筋押圧健康器具。
【請求項４】請求項１，２又は３記載の構成におい
て、各凸状体の直径が１８ｍｍ〜３０ｍｍであることを
特徴とする背筋押圧健康器具。