JPH1146841A - ヘアドライヤ - Google Patents

ヘアドライヤ

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JPH1146841A
JPH1146841A JP22089997A JP22089997A JPH1146841A JP H1146841 A JPH1146841 A JP H1146841A JP 22089997 A JP22089997 A JP 22089997A JP 22089997 A JP22089997 A JP 22089997A JP H1146841 A JPH1146841 A JP H1146841A
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fan
heater
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実 高橋
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清 帰山
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Maxell Holdings Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各ヒータ出力が異なる各基本運転モードにおい
て風量の増減を可能とし、かつ、ヒータの最大出力とフ
ァンの最大出力とを組合せ可能とする。 【解決手段】所定回転数のファン出力の下でヒータ出力
を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで
運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン出
力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転
モードで運転可能としたヘアドライヤにおいて、運転モ
ードを選択するモード切換手段を具備し、ヒータ出力を
最大とした運転モードを選択する場合、ファン出力を低
回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転可能と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘアドライヤに
関し、詳しくは、ファン出力及びヒータ出力を制御する
スイッチ操作手段を改良したヘアドライヤに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、複数段に切換可能な各ヒータ出力
毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せ
て、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定
し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転
可能としたヘアドライヤがあった。
【0003】例えば、所定回転数のファン出力の下で、
メインスイッチの操作でヒータ出力を切換え、吹出温度
の異なる複数段の基本運転モード(例えば、冷風モー
ド、温風モード、熱風モード等)で運転可能とするとと
もに、各基本運転モードでサブスイッチの操作によりフ
ァン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段
の運転モードで運転可能としたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のヘアドライヤには下記の課題が残されていた。
【0005】すなわち、ヒータ出力及びファン出力を、
例えばそれぞれ強弱の二段階で切換可能とした場合、以
下に示す運転モードが考えられる。
【0006】 弱冷風モード(ヒータOFF、ファン出力弱) 強冷風モード(ヒータOFF、ファン出力強) 弱温風モード(ヒータ出力弱、ファン出力弱) 強温風モード(ヒータ出力弱、ファン出力強) 弱熱風モード(ヒータ出力強、ファン出力弱) 強熱風モード(ヒータ出力強、ファン出力強) しかし、髪を短時間で乾かそうとして、の強熱風モー
ドを選択しても、従来のヘアドライヤではヒータ能力を
最大に発揮させることはできず、本来得られるはずの吹
出温度よりも低い温度でしか髪を乾燥させることができ
なかった。
【0007】すなわち、ヒータの最大出力を設定するに
は、ファンモータの出力、すなわち風量との兼ね合いが
必要であり、ヒータ出力を最大とした場合は、風量が少
ない場合(弱熱風モード)であっても火傷するおそれ
がなく、また、例えば一般に合成樹脂製であるドライヤ
のケーシングが溶けて変形したり、頭髪に著しい悪影響
を与えたりすることのない吹出温度に抑えなければなら
ない。
【0008】したがって、ファン出力弱(弱熱風モー
ド)への切換えを可能とした上記従来のヘアドライヤで
ヒータ能力の最大出力値を設定する際には、この弱熱風
モードを選択した場合でも吹出温度が定められた温度以
上になることのない、適正な範囲に収められたヒータ出
力にしなければならず、当然ながらこのヒータ出力でフ
ァン出力を強(強熱風モード)とすれば、風量が増す
だけ吹出温度は下がってしまう。
【0009】これでは、の弱熱風モードを選択した場
合は、短時間で髪を乾燥させるに適当な最大の吹出温度
であっても風量が不足し、の強熱風モードを選択した
場合は、風量は十分得られても吹出温度が低くなるとう
結果になっていた。
【0010】このように、各ヒータ出力が異なる各基本
運転モードにおいて風量の増減を可能とした従来のヘア
ドライヤでは、ヒータ能力を最大限に利用することがで
きず、ヒータの最大出力とファンの最大出力とを組合せ
ることができなくなって、最も効率よく短時間で髪を乾
燥させることができなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために、請求項1記載の本発明では、複数段に切換
可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出
力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の
運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段に
より選択して運転可能としたヘアドライヤにおいて、ヒ
ータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされる
ファン出力を最大出力のみに限定した。
【0012】したがって、最大のヒータ出力と最大のフ
ァン出力とが組合わさり、同等のファン出力であれば、
乾燥能力を著しく向上させることができ、髪の乾燥時間
を大幅に短縮させることができる。
【0013】また、請求項2記載の本発明では、所定回
転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度
の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとと
もに、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及
び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能と
したヘアドライヤにおいて、運転モードを選択するモー
ド切換手段を具備し、ヒータ出力を最大とした運転モー
ドを選択する場合、ファン出力を低回転側へは切換不可
とし、最大回転数でのみ運転可能とした。したがって、
ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となることが
なく、吹出温度が過剰に上昇し、ヘアドライヤの吹出口
あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を負ったり
するおそれもない。
【0014】また、請求項3記載の本発明では、前記モ
ード切換手段は、ファンモータのON・OFFとヒータ
の出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの
出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイ
ッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイ
ッチがファンモータの最大出力側に位置している場合に
のみ行えるように構成した。したがって、各運転モード
が風量変化と発熱量変化のスイッチの使い分けで区分さ
れることになって、各運転モードの能力のレベルを把握
しやすくなり、使い勝手が向上する。
【0015】また、請求項4記載の本発明では、前記メ
インスイッチ及びサブスイッチを、同一面上で近接状態
に並設した。したがって、ヘアドライヤを使用しながら
モードチェンジを行いやすく、使い勝手がさらに向上す
る。
【0016】さらに、請求項5記載の本発明では、前端
に吹出口を有し、同吹出口に整髪用のアタッチメントを
着脱自在に取付可能とした本体ケースに、前記吹出口に
近接させてアタッチメント着脱ボタンを設け、同着脱ボ
タンからケース後端側に向けて、それぞれスライド式と
したサブスイッチ及びメインスイッチを順に配設した。
したがって、メインスイッチの操作時に誤って指を前方
へ滑らせてもアタッチメント着脱ボタンを押してしまう
ことがなく、ヘアドライヤの使用中にアタッチメントが
外れたりするおそれがない。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、複数段に切換可能な各
ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれ
ぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モー
ドを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択
して運転可能としたヘアドライヤにおいて、ヒータ出力
が最大出力の運転モードでは、組み合わされるファン出
力を最大出力のみに限定したものである。
【0018】すなわち、本発明に係るヘアドライヤは、
所定回転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹
出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とす
るとともに、各基本運転モードでファン出力を切換え、
風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転
可能とし、さらに、各運転モードを選択するモード切換
手段を設けて、ヒータを最大出力とした運転モードを選
択する場合、ファンの出力を低回転側へは切換不可と
し、最大回転数でのみ運転可能としている。
【0019】したがって、多様なモードで使用できるの
で使い勝手が向上するとともに、ヒータ出力が最大のと
きにファン出力が弱となることがないので、吹出温度が
過剰に上昇し、ヘアドライヤの吹出口あたりが熱変形し
たり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれもな
く、ヒータ能力を最大限に利用して、濡れた髪等を短時
間で乾燥させることができる。
【0020】前記モード切換手段は、ファンモータのO
N・OFFとヒータの出力切換えを行うメインスイッチ
と、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとか
らなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切
換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に
位置している場合にのみ行えるように構成している。
【0021】具体的には、メインスイッチとサブスイッ
チとの操作により、表1に示すモードでの運転を行える
ようにしている。
【0022】
【表1】
【0023】表1で示すように、メインスイッチでは冷
風、温風、熱風の基本運転モードを選択可能とし、その
選択した基本運転モードにおいて、熱風のモード以外で
は、サブスイッチによりファン出力を制御して、風量の
増減(強弱)を選択して運転可能としているが、熱風の
モードでは、強熱風モードのみ運転可能としており、熱
風のモードを選択した場合はサブスイッチによる風量弱
での運転を禁止し、増風側への切換えはできない構成と
している。
【0024】すなわち、メインスイッチによる熱風モー
ド選択には条件が課されていることになる。
【0025】その条件とは、「サブスイッチが強の位置
にある場合に限る」ということであり、サブスイッチが
強の位置にあるときのみメインスイッチの熱風モードへ
の切換操作が可能となり(熱風強モードとなる)、サブ
スイッチが弱の位置にある場合はメインスイッチの熱風
のモードへの切換操作を不能としている。
【0026】かかるメインスイッチ及びサブスイッチ
は、同一面上で近接状態に並設することが好ましく、例
えば、ヒータやファンを組み込むとともに、グリップを
兼用する本体ケースの同一面上、あるいは、独立したグ
リップを有するものであれば同グリップの同一面上に近
接させて並設すれば、スイッチがメインとサブとで二つ
あっても、操作性が低下することがない。
【0027】本発明に係るヘアドライヤの本体ケース
は、前端に吹出口を有し、同吹出口に整髪用のアタッチ
メントを着脱自在に取付可能とし、さらに、前記吹出口
に近接させてアタッチメント着脱ボタンを設けたものと
することができ、かかる本体ケースであれば、アタッチ
メント着脱ボタンからケース後端側に向けて、それぞれ
スライド式としたサブスイッチ及びメインスイッチを順
に配設するとよい。
【0028】かかる構成とすることにより、アタッチメ
ントを交換して多様な整髪が可能となり、また、スイッ
チをスライド式とすることによって、所望する運転モー
ドの選択が容易となる。
【0029】一方、OFFポジションから遠いポジショ
ンのモードを選択する場合、勢い余って指が滑る場合が
ある。特に、ヘアドライヤを使用する場合、先ず、メイ
ンスイッチで基本運転モードを選択するので、メインス
イッチ操作時に指が滑る可能性が高い。
【0030】そこで、本発明では、メインスイッチとア
タッチメント着脱ボタンとを離隔して、その間にサブス
イッチを設けているので、メインスイッチ操作時に誤っ
て指を前方へ滑らせてもアタッチメント着脱ボタンを押
してしまうことがなく、ヘアドライヤ使用中にアタッチ
メントが外れたりするおそれがなくなる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
具体的に説明する。
【0032】図1〜図5に、本実施例に係るヘアドライ
ヤAを示している。図1及び図2に示すように、ヘアド
ライヤAは、前端に吹出口10を形成するとともに、後端
に吸込口11を形成した本体ケース1内に発熱装置2と送
風装置3とを前後に収納配設している。4は本体ケース
1の後端から伸延させた電源コードである。
【0033】また、本実施例に係るヘアドライヤAは、
必要に応じて吹出口10に装着可能とした整髪用のアタッ
チメント9を具備するとともに、アタッチメント着脱ボ
タン5を本体ケース1の前端近傍に設けている。
【0034】本体ケース1は、図3〜図5に示すよう
に、合成樹脂製の上下の二分割ケース1a,1b からなり、
両ケース1a,1b を付き合わせて前後方向に細長い略円筒
状に構成し、グリップを兼用できる形状としている。
【0035】そして、前記アタッチメント着脱ボタン5
の後方に本ヘアドライヤAのスイッチ部Sを配設してお
り、同スイッチ部Sを操作して吹出温度及び風量の異な
る多段の運転モードを選択できるようにしている。
【0036】発熱装置2は、正面視において十字形状の
絶縁板20にヒータ線21を巻回してヒータHを構成し、こ
れを前後方向に長い遮熱筒22に収納して構成している。
【0037】また、送風装置3は、ファンモータMと同
モータMの後端から突出したモータ軸30に固着したファ
ンFとを具備しており、ファンモータMのモータケース
31の外周面に、前方へ向けて沿うように整流翼32を放射
状に配設するとともに、同整流翼32の外周の後端からフ
ァンガイド筒33を後方へ向けて一体成形し、同ファンガ
イド筒33内に前記ファンFを収納して構成している。34
はベルマウス状の整流リングである。
【0038】かかる発熱装置2及び送風装置3は、本体
ケース1内に組み込まれる前に、図5に示すように、予
め前記スイッチ部S等と結線されるとともに、本体ケー
ス1の後端部に設けたコード引出部40から電力の供給を
受けるリード線41を具備しており、同リード線41のコー
ド引出部40側には端子保持筒43を配設し、同端子保持筒
43内には図示しない二つの端子を設けている。
【0039】上記構成のヘアドライヤAにおいて、本発
明の要旨となるのは、ヒータ出力が最大の運転モードで
は、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定し
たことにある。
【0040】すなわち、各運転モードを選択するモード
切換手段としての前記スイッチ部Sを操作し、ファンF
を回転させながらヒータHの出力を切換えて吹出温度の
異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするととも
に、各基本運転モードでファンモータMの出力を切換え
て風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運
転可能とする一方、ヒータHを最大出力とした運転モー
ドを選択する場合、ファンモータMの出力を低回転側へ
は切換不可とし、ファンFが最大回転数で回転する時の
み運転可能としている。
【0041】したがって、最大のヒータ出力と最大のフ
ァン出力とが組合わさり、同等のファン出力であれば、
乾燥能力を著しく向上させることができ、濡れた髪等の
乾燥時間を大幅に短縮させることができる。また、ヒー
タ出力が最大のときにファン出力が弱となることがない
ので、吹出温度が過剰に上昇し、吹出口10あたりが熱変
形したり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれも
なくなる。
【0042】本実施例におけるスイッチ部Sは、図8に
示すように、ファンモータMのON・OFFと、ヒータ
Hの出力を制御して、COOL(冷風)・HAIR CARE (温
風)・HIGH(熱風)からなる基本運転モードの順次切換
えを行うメインスイッチ6と、ファンモータMの出力を
制御して各基本運転モードにおける風量を増減してター
ボモード(強)と静音モード(弱)への切換えを行うサ
ブスイッチ7とから構成しており、本体ケース1上の両
スイッチ6,7 の側には、各モード名称を表示している。
したがって、運転モードを認識しやすく、かつ、発熱量
変化を切換操作するメインスイッチ6と、風量変化を切
換操作するサブスイッチ6との使い分けで運転モードが
区分できるので、運転しながらのスイッチ切換操作も容
易となり、使い勝手が良好なものとなっている。
【0043】しかも、メインスイッチ6によるHIGHモー
ドへの切換操作は、サブスイッチ7がターボ(強)側に
位置している場合にのみしか行えないものとしているの
で、前述したように、吹出温度の過剰な上昇を防止した
安全なものとなっている。
【0044】すなわち、スイッチ部Sは、図2〜図8に
示すように、電源のON・OFF切換えと前記基本運転
モードの切換えを可能としたスライド式のメインスイッ
チ6と、ファン出力を強弱二段階(ターボモード・静音
モード)に切換え可能としたサブスイッチ7とを、本体
ケース1の上側分割ケース1a内に収納固定し(図6)、
本体ケース1に着脱自在に取付可能に形成したスイッチ
ケース8にメインスイッチ用つまみ(以下「主つまみ」
という)60とサブスイッチ用つまみ(以下「副つまみ」
という)70とをスライド自在に取付け、さらに、メイン
スイッチ6の上面に設けた入切用スライド凸部61を、図
2及び図3に示すように、主つまみ60の腹側に突設した
対向リブ62,62 間に嵌入して、同主つまみ60のスライド
に連動するように構成する一方、サブスイッチ7の側面
に突設したプッシュ式凸部71を、図2及び図4に示すよ
うに、副つまみ70に垂設した操作片72のスライドによっ
て押圧して出没させるように構成している。
【0045】そして、図2、図3及び図7に示すよう
に、主つまみ60の係合片60a,60a をスイッチケース8に
形成した矩形状のスライド孔8aの両側突状縁8b,8b にス
ライド自在に係合するとともに、図4、図5及び図7に
示すように、スイッチケース8の腹面に副つまみ70のス
ライド操作に連動する連係板80をスライド自在に配設
し、同連係板80を介してメインスイッチ6のロック及び
ロック解除を可能としている。
【0046】連係板80は、図5及び図7に示すように、
前半部の左右両側に係合用孔81,81を形成しており、同
係合用孔81,81 に、副つまみ70の係合片70a,70a を、ス
イッチケース8に形成した係合片挿通孔8c,8c を挿通し
て係合している。また、両係合用孔81,81 間に矩形状の
小切欠部82を形成し、同小切欠部82の後側縁に片持ち支
持された弾性片83を小切欠部82内に伸延するともに、同
弾性片83の上面に、図2、図4及び図5に示すように、
ロック解除手段としてのロック解除用ボタン84を突設
し、同ボタン84の後方に、図9及び図10に示すように
ロック用係合突起85を形成し、さらに、同係合突起85に
対応する係合凹部86をスイッチケース8に形成してロッ
ク手段を構成している。このように、本実施例では、ロ
ック手段をスイッチケース8と連係板80とを連係させる
ことで構成している。
【0047】また、連係板80の後半部には、主つまみ60
の係合片60a,60a の逃げ部分となる矩形状の大切欠部87
を形成し、同大切欠部87の前側縁には主つまみ60の係合
片60a,60a に当接するストッパ部88を設けている。
【0048】89はクリック機構であり、連係板80の側縁
に設けた凸部89a と、スイッチケース8に設けた複数の
凹部89b により構成し、サブスイッチ7のスライド操作
時にクリック感を生起するようにして操作感を向上させ
ている。
【0049】なお、メインスイッチ6においては、図示
しないがその内部にクリック機構を設け、主つまみ60の
操作時にもクリック感を生起するようにしている。
【0050】また、前記ロック解除用ボタン84は、図9
及び図10に示すように、スイッチケース8に設けたボ
タン挿通孔8dを介して副つまみ70の中央部から突出させ
ており、しかも、図4に示すように、その頂部84a を副
つまみ70の最も高い部位よりもさらに上方に位置させて
いるので、使用者が容易に押し下げることができ、適
宜、同ロック解除用ボタン84を押し下げてロック用係合
突起85を係合凹部86から離脱することにより、ロックを
解除することができる。
【0051】すなわち、副つまみ70が静音モード(弱)
のポジションにあるときは、前記ロック用係合突起85が
スイッチケース8に形成された係合凹部86に係合して連
係板80はロックされた状態となっており、主つまみ60の
スライドはOFF、COOL(冷風)、HAIR CARE (温風)
までの間は自由にスライドして切換動作を行うことがで
きるが(図9参照)、HAIR CARE (温風)からHIGH(熱
風)への切換えは、主つまみ60の係合片60a,60a がスト
ッパ部88に当接するのでスライドが禁止されて行えな
い。
【0052】そこで、ロック解除用ボタン84を押下げて
副つまみ70をターボモード(強)のポジションにスライ
ド移動させることにより、同副つまみ70のスライドに連
動して連係板80も前方へスライドし、前記ストッパ部88
と主つまみ60の両係合片60a,60a との間に主つまみ60が
スライドできるだけの間隙が形成され、主つまみ60をHI
GH(熱風)のポジションへ移動することができる(図1
0参照)。
【0053】このように、本実施例では、ファンFの回
転数、並びにヒータHの発熱量を一段アップさせるサブ
スイッチ7にロック手段を設け、同ロック手段のロック
解除用ボタン84を操作しなければファンFの回転数、並
びにヒータHの発熱量を増加させることができないよう
にしている。
【0054】すなわち、メインスイッチ6の操作におい
て、ファンFの回転数、並びにヒータHの発熱量が一段
アップする直前の運転モードであるHAIR CARE (温風)
モードのポジションにおいて、サブスイッチ7が静音モ
ード(弱)のポジションではメインスイッチ6がロック
され(図8参照)、増出力側、すなわちHIGH(熱風)モ
ードに切換えることがでないようにしており、これを切
換え可能とするためには、サブスイッチ7がターボモー
ド(強)のポジションに位置していなければならないこ
とになる。
【0055】また、メインスイッチ6及びサブスイッチ
7を、本体ケース1の同一面上で近接状態に並設してい
るので、本ヘアドライヤAを使用している最中にモード
チェンジがしやすく、使い勝手が良い。
【0056】さらに、図1、図2、図9及び図10に示
すように、メインスイッチ6(主つまみ60)とアタッチ
メント着脱ボタン5とを離隔して、その間にサブスイッ
チ7(副つまみ70)を設けており、しかも、前述したよ
うに、副つまみ70に設けたロック解除用ボタン84は、そ
の頂部84a を副つまみ70の最も高い部位よりもさらに上
方に位置させ、さらには、ロック解除用ボタン84を、ア
タッチメント着脱ボタン5の高さよりも高位置となるよ
うにしているので、主つまみ60の操作時に誤って指を前
方へ滑らせても副つまみ70及びロック解除用ボタン84が
介在しているのでアタッチメント着脱ボタン5を押して
しまうことがなく、ヘアドライヤAの使用中にアタッチ
メント9が外れたりするおそれがない。
【0057】図11に、本実施例に係るヘアドライヤA
の回路図を示しており、メインスイッチ6は、の端子
を電源側として、、、、の各端子との間の接続
状態を切換えることにより、前記したように、COOL(冷
風)・HAIR CARE (温風)・HIGH(熱風)の3種類の基
本運転モードに順次切換える。
【0058】図11において、ファンモータMは、全波
整流回路35を介して供給される直流電源で駆動され、同
全波整流回路35の一方の入力路36はメインスイッチ6の
端子に直接接続され、他方の入力路37は、中途に、フ
ァンモータMの回転を制御する245 オームの可変抵抗R
と、183 ℃で作動する温度ヒューズ38とを介装し、ヒー
タ入力路23に接続している。
【0059】ヒータ入力路23には、16.1オームのヒータ
線21と、110 ℃で作動するサーモスタット24とを介装し
ており、メインスイッチ6の端子、とは、一方向の
電流通過のみを許すダイオードDを介して接続するとと
もに、これと並列に、端子と直接接続している。
【0060】前記入力路37において、前記可変抵抗Rと
並列にサブスイッチ7を接続しており、同サブスイッチ
7は、常開スイッチであって、このOFF状態では静音
(弱)モードとなっており、これをON状態に切り換え
ると、可変抵抗Rが一部バイパスされ、全波整流回路35
に印加される電圧値が増大しファンモータMの回転数が
上昇してターボ(強)モードとなる。なお、図中、39は
第2の温度ヒューズ(110 ℃)、C1は雑音防止用コンデ
ンサ、C2は平滑用コンデンサである。
【0061】このように、サブスイッチ7は、基本運転
モードの各状態に対してファン出力を制御して風量を増
減させる機能を有するが、本実施例では、前述したよう
に、サブスイッチ7がOFFの場合は、ロック手段によ
って、メインスイッチがHIGH(熱風)のポジションに移
動することを禁止している。
【0062】また、各運転モード時の端子接続状態を図
12に、各運転モードにおけるモータ出力とヒータ出力
の制御状態を図13に示しており、本実施例では、 COO
L(冷風) モードではヒータHは作動せず、サブスイッチ
7の操作によりファン出力を静音(弱:18000r.p.m)・
ターボ(強:22000r.p.m)とで切換可能とし、HAIR CAR
E(温風) モードでは、ヒータ出力が350 Wで静音(弱:
18000r.p.m) の場合は吹出温度を約95℃、ターボ(強:
22000r.p.m)では吹出温度を約70℃となるように設定す
るとともに、HIGH(熱風) モードでは、ヒータ出力が70
0 W、ファンFの回転数が22000r.p.mで吹出温度を約12
0 ℃となるようにしている。
【0063】このように、本実施例に係るヘアドライヤ
Aでは、最大のヒータ出力と最大のファン出力とを組合
せ可能としているので、同等の出力の送風装置3を有す
る従来のヘアドライヤと比べて乾燥能力が著しく向上
し、髪の乾燥時間を大幅に短縮することができる。
【0064】また、メインスイッチ6によるヒータHの
最大出力への切換操作を、サブスイッチ7がファンモー
タMの最大出力側に位置している場合にのみ行えるよう
に構成しているので、サブスイッチ7を最大出力側にし
ておかない限り、使用開始時にメインスイッチ6を操作
していきなりヒータ最大出力で運転してしまうことがな
く、深夜等に使用する際に、ファンFの回転による騒音
の発生が防止できるとともに、他に高電力消費機器が使
用されている場合に過剰電流が流れたりするおそれもな
い。
【0065】なお、本実施例では、ヘアドライヤAをメ
インスイッチ6のロック手段を備えたものとして説明し
たが、特にロック手段を設ける必要はなく、例えば、サ
ブスイッチ7が静音モードにあるときにメインスイッチ
6を主つまみ60のスライド操作によりHIGH(熱風) モー
ドに切換える場合、同主つまみ60のスライド動作に連動
してサブスイッチ7の副つまみ70もターボモードポジシ
ョンにスライド可能な構成とすることができる。
【0066】また、本実施例では、上述してきたよう
に、基本運転モードをCOOL(冷風)・HAIR CARE (温
風)・HIGH(熱風)としたが、COOL(冷風)モードにつ
いては必ずしも設定する必要はなく、また、吹出温度を
約70℃と約95℃としたHAIR CARE(温風)モードに代え
て、ファン出力を低下させて弱風とし、吹出温度を約12
0℃とした一般的に採用されているLOW モードを設定す
ることもできる。
【0067】また、ヒータ出力並びにファン出力の切換
えは、上記したように2段階とするに限らず、複数段階
に切換え可能とすることもできる。
【0068】さらに、本実施例では、ヒータ出力の切換
手段としてダイオードを用いているが、例えば、出力の
異なる複数のヒータ線を選択的に切換える回路構成とす
ることもでき、その切換手段としては種々考えられる。
【0069】ここで、本実施例に係るヘアドライヤAの
その他の構成について説明する。
【0070】図2及び図5において、12は二分割ケース
1a,1b の吹出口10の外周壁上に挿通する金属製のキャッ
プであり、吹出口10の外周壁後端部に取付けられる締結
リング13とともに、二分割ケース1a,1b の前端における
突き合わせ状態をより確実に保持できるようにしてい
る。14は前記キャップ12の周壁前端部に内装される補助
リングである。
【0071】また、二分割ケース1a,1b の後端側におい
ては、その吸込口11の中央に放射状の径方向リブ15で支
持された半割形のコード引出口筒42,42 で前記リード線
41の端子保持筒43を抱合しており、かかる端子保持筒43
に、スイベル式の電源コード4の接点44a,44b (図5)
を有する端部を差し込んで、端子保持筒43内の二つの端
子に回転自在に接触させている。45はコード引出口筒42
の後端内部に設けた係止突起であり、同突起45と係合す
る環状溝部46を電源コード4の端部に設けて、コード引
出口筒42で電源コード4の端部を抱合することにより電
源コード4を回転自在に装着している。
【0072】また、コード引出口筒42には、傘状に形成
した吸込口フィルタ16を取付けており、二分割ケース1
a,1b の後端部における締結を図っている。17はメッシ
ュ状のフィルタ部、18は吸込口フィルタ16の取付用筒体
である。
【0073】次に、本ヘアドライヤAに着脱自在に装着
されるアタッチメント9について説明する。
【0074】かかるアタッチメント9としては、複数種
の形状のものが用意されているが、その一例として、図
1及び図14に示すようにブラシ形状としたものがあ
る。
【0075】このアタッチメント9は、中空状に形成し
たブラシ本体90に湾曲面を有するシリコンゴム製のベー
ス91を取付け、同ベース91上に多数の植毛体92を植設す
るとともに、同植毛体92,92 間にスリット状の吹出部93
を形成している。図14中、94はブラシ本体90の中空部
内に突設した補強リブである。
【0076】しかも、前記ベース91の左右側部には、同
ベース91の略全長にわたり髪押さえ用条部95,95 を形成
しており、ブラシ本体90を回動したり傾動したりして、
所望する状態に整髪する場合、髪押さえ用条部95の先鋭
部96により髪をしっかりと押さえつけながら温風又は冷
風をあてることにより、所望するカール状態やくせ付け
を容易に得ることができるので整髪しやすくなる。な
お、髪押さえ用条部95は、本実施例ではベース91と一体
成形しているが、別体のものを接着することもできる。
【0077】かかるアタッチメント9の取り外しは、前
記したようにアタッチメント着脱ボタン5の操作により
行うものであって、アタッチメント着脱ボタン5は、図
9及び図10に示すように、ボタン本体50をスイッチケ
ース8の前側部に設けた着脱ボタン挿通孔8e(図5参
照)から外方へ突出させるとともに、前記アタッチメン
ト9に係脱するロック爪51を連設しており、ボタン本体
50の内部には、基端を遮熱筒22に当接させた付勢ばね52
を配設して、ボタン本体50を常に突出付勢している。
【0078】(第2実施例)図15及び図16に本発明
に係るヘアドライヤAの第2実施例を示しており、これ
は、スイッチ部Sからサブスイッチ7をなくし、メイン
スイッチ6によりファンモータMのON・OFFと、各
基本運転モードのみの運転を行うようにしたもので、メ
インスイッチ6のつまみ6aにロック手段を付設したスイ
ッチ部S2としている。
【0079】ここでの基本運転モードは、ヒータ出力を
停止し、ファン出力を弱としたCOOL(弱冷風)と、ヒー
タ出力及びファン出力を共に弱とし、吹出温度を約120
℃とした所謂セットモードであるLOW (弱熱風)と、ヒ
ータ出力及びファン出力を共に強とし、これも吹出温度
を約120 ℃とした所謂乾燥モードであるHIGH(強熱風)
としており、OFFからCOOL(弱冷風)、LOW (弱熱
風)の各モードのポジション間は、自由に前記つまみ6a
のスライドを可能としているが、LOW (弱熱風)モード
のポジションに切換えるとロックされて、HIGH(強熱
風)モードのポジションにスライドさせるためには、ロ
ック解除用ボタン84を押し下げて、同ボタン84の後方に
設けたロック用係合突起85を、スイッチケース8に設け
た係合凹部86から離脱しなければならないようにしてい
る。
【0080】本実施例においては、ヘアドライヤAの使
用を終えてOFFとした場合、次の使用の際にHIGHモー
ドにするためには必ずロック解除用ボタン84の操作が必
要となるので、例えば深夜にヘアドライヤAを使用する
際に、いきなりHIGHモードで運転されることがなく、こ
のHIGHモードによるファンFの大きな音が騒音となって
寝静まった周囲に迷惑をかけることがない。
【0081】なお、本実施例における他の構成は第1実
施例と同様なのでここでの説明は省略する。
【0082】(第3実施例)さらに、図17に示した第
3実施例に係るヘアドライヤAのスイッチ部S3について
説明する。
【0083】これは、メインスイッチ6から電源の入切
機能を切り離し、別途、入切スイッチ6'を設けたもので
ある。
【0084】メインスイッチ6のつまみ6aの構成は第2
実施例と略同様であるが、ここでは、LOW (弱熱風)モ
ードのポジションとHIGH(強熱風)モードのポジション
との間に、先の第1実施例で示したHAIR CARE モードに
おいてファン出力を強として風量を増加させた強温風に
等しいMEDIUMモードを設定し、同MEDIUMモードのポジシ
ョンでスイッチ操作がロックされるようにしている。
【0085】したがって、本実施例においては、つまみ
6aをHIGH(強熱風)モードのポジション以外に位置させ
て入切スイッチ6'をOFFとしておけば、再使用の際
に、いきなりヒータ出力が大のHIGH(強熱風)モードと
なることがないので、例えば、電力消費の大きい他の電
気製品が同時使用されていても、過剰電流が流れるおそ
れがなく安全である。
【0086】さらに、COOL(冷風)からMEDIUM(強温
風)モードまでのいずれかのポジションでOFFとして
おけば、そのモードでの使用開始が入切スイッチ6'をO
Nするだけで可能となり、使い勝手が向上する。
【0087】なお、本実施例においては、つまみ6aがHI
GH(強熱風)モードのポジションにあるときには、入切
スイッチ6'がOFFに入らないように構成しておくこと
が好ましく、かかる構成とすれば、入切スイッチ6'のO
FF時につまみ6aがHIGH(強熱風)モードのポジション
にないことを確認する必要がないので安全性がより高ま
る。
【0088】なお、本実施例における他の構成は、第
1、第2実施例と同様であるのでここでの説明は省略す
る。
【0089】ところで、上記してきた各実施例では、ス
イッチ操作を直線方向へのスライド式として説明した
が、例えば、図18に示すように、スイッチ部S4のつま
み6bは回動スライド式の構成としてもよく、要は、メイ
ンスイッチ6の操作において、ファンFの回転数、並び
にヒータHの発熱量が一段アップする直前の運転モード
で、ロック手段によりメインスイッチ6の切換操作がロ
ックされて増出力側に切換えできないようにしたもので
あればよい。
【0090】(第4実施例)次に、第4実施例に係るヘ
アドライヤAのスイッチ部S4について、図19を参照し
ながら説明する。
【0091】これは、ヒータ出力やファン出力を複数段
に切換える場合、連続的な出力可変を行えるようにする
とともに、ファン出力が最高出力以外では、メインスイ
ッチ6による操作でヒータ出力が最大となるHIGH(熱
風)ポジションに入らないように規制したロック手段を
設けたものである。
【0092】すなわち、本実施例に係るスイッチ部S4
は、図19に示すように、ダイヤル式のサブスイッチ7'
でファンモータMの出力を位相制御により電圧可変に構
成するとともに、メインスイッチ6は、第2実施例で示
したスライド式のものからロック解除用ボタン84を取り
除いた構成としている。
【0093】さらに、メインスイッチ6のつまみ6bの下
側部に、凸片63を先端に設けた連結板64を連設して、同
連結板64を前記つまみ6bと連動させてスライド自在とす
るとともに、つまみ6bのスライド移動がLOW (弱熱風)
ポジションまでは前記凸片63がサブスイッチ7'に当接し
ないように構成している。
【0094】一方、サブスイッチ7'の周側面には、同ス
イッチ7'が最高出力のポジションに回転したところで前
記凸片63と係合するロック用凹部73を設け、かかる凸片
63とロック用凹部73とによりロック手段を構成してい
る。
【0095】すなわち、図19(a) に示すように、サブ
スイッチ7'が最高出力のポジション以外であれば、凸片
63がサブスイッチ7'の周側面に当接してメインスイッチ
6はHIGH(熱風)ポジションには入ることがなく、他
方、図19(b) に示すように、サブスイッチ7'が最高出
力のポジションにある場合は、凸片63とロック用凹部73
とが対応し、メインスイッチ6はHIGH(熱風)ポジショ
ンまでスライド可能となる。
【0096】このように、本実施例では、ヒータ出力の
最大出力と組み合わされるファン出力を最大出力に限定
しながら、かつ、ヒータ出力が最大以外では、風量の増
減を連続的に変化させることができるようにして、好み
の風量及び吹出温度で整髪可能としている。
【0097】なお、本実施例における他の構成は、第1
実施例と同様であるのでここでの説明は省略する。
【0098】ところで、本実施例では風量の増減、すな
わちファン出力を連続的に可変としたが、ファン出力は
段階的に変化させ、ヒータ出力を可変としたり、あるい
は両者共に連続的に可変とすることもできる。
【0099】
【発明の効果】本発明は上記の形態で実施されるもの
で、以下の効果を奏する。
【0100】請求項1記載の本発明では、複数段に切
換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン
出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段
の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段
により選択して運転可能としたヘアドライヤにおいて、
ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされ
るファン出力を最大出力のみに限定したことにより、多
様なモードで使用できるので使い勝手が向上するととも
に、最大のヒータ出力と最大のファン出力とが組合わさ
り、同等のファン出力であれば、乾燥能力を著しく向上
させることができ、髪の乾燥時間を大幅に短縮させるこ
とができる。
【0101】請求項2記載の本発明では、所定回転数
のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度の異
なる複数段の基本運転モードで運転可能とするととも
に、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及び
吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とし
たヘアドライヤにおいて、運転モードを選択するモード
切換手段を具備し、ヒータ出力を最大とした運転モード
を選択する場合、ファン出力を低回転側へは切換不可と
し、最大回転数でのみ運転可能としたことにより、多様
なモードで使用できるので使い勝手が向上するととも
に、ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となるこ
とがないので、吹出温度が過剰に上昇し、ヘアドライヤ
の吹出口あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を
負ったりするおそれもなく、また、ヒータの最大出力を
十分に利用して、濡れた髪等を短時間で乾燥させること
ができる。
【0102】請求項3記載の本発明では、前記モード
切換手段は、ファンモータのON・OFFとヒータの出
力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力
切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチ
によるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチ
がファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ
行えるように構成したことにより、上記及びの効果
に加え、各運転モードが風量変化と発熱量変化のスイッ
チの使い分けで区分されることになって、各運転モード
の能力のレベルを把握しやすくなり、使い勝手が向上す
る。
【0103】請求項4記載の本発明では、前記メイン
スイッチ及びサブスイッチを、同一面上で近接状態に並
設したことにより、上記〜の効果に加え、ヘアドラ
イヤを使用しながらモードチェンジを行いやすく、使い
勝手がさらに向上する。
【0104】請求項5記載の本発明では、前端に吹出
口を有し、同吹出口に整髪用のアタッチメントを着脱自
在に取付可能とした本体ケースに、前記吹出口に近接さ
せてアタッチメント着脱ボタンを設け、同着脱ボタンか
らケース後端側に向けて、スライド式のサブスイッチ及
びメインスイッチを順に配設したことにより、上記〜
の効果に加え、メインスイッチの操作時に誤って指を
前方へ滑らせてもアタッチメント着脱ボタンを押してし
まうことがなく、ヘアドライヤの使用中にアタッチメン
トが外れたりするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るヘアドライヤの説明図である。
【図2】同ヘアドライヤの縦断面図である。
【図3】図1のI−I線における断面図である。
【図4】図1のII−II線における断面図である。
【図5】本実施例に係るヘアドライヤの分解斜視図であ
る。
【図6】本体ケースからスイッチケースを取り外した状
態を示す説明図である。
【図7】スイッチケースの背面図である。
【図8】スイッチ部の説明図である。
【図9】静音モードを示す断面視による説明図である。
【図10】ターボモードを示す断面視による説明図であ
る。
【図11】本実施例に係るヘアドライヤの回路図であ
る。
【図12】各運転モードにおける端子の接続状態表であ
る。
【図13】各運転モードにおけるモータ出力とヒータ出
力の制御状態表である。
【図14】アタッチメントの横断面図である。
【図15】第2実施例に係るスイッチ部の説明図であ
る。
【図16】同スイッチ部の断面図である。
【図17】第3実施例に係るスイッチ部の説明図であ
る。
【図18】スイッチ部の一形態を示す説明図である。
【図19】第4実施例に係るスイッチ部の説明図であ
る。
【符号の説明】
A ヘアドライヤ F ファン H ヒータ M ファンモータ 1 本体ケース 5 アタッチメント着脱ボタン 6 メインスイッチ 7 サブスイッチ 9 アタッチメント 10 吹出口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、
    複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹
    出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運
    転モードをモード切換手段により選択して運転可能とし
    たヘアドライヤにおいて、 ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされ
    るファン出力を最大出力のみに限定したことを特徴とす
    るヘアドライヤ。
  2. 【請求項2】 所定回転数のファン出力の下でヒータ出
    力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モード
    で運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン
    出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運
    転モードで運転可能としたヘアドライヤにおいて、 運転モードを選択するモード切換手段を具備し、ヒータ
    出力を最大とした運転モードを選択する場合、ファン出
    力を低回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転
    可能としたことを特徴とするヘアドライヤ。
  3. 【請求項3】 前記モード切換手段は、ファンモータ
    (M) のON・OFFとヒータ(H) の出力切換えを行うメ
    インスイッチ(6) と、ファンモータ(M) の出力切換えを
    行うサブスイッチ(7) とからなり、メインスイッチ(6)
    によるヒータ(H) の最大出力への切換操作を、サブスイ
    ッチ(7) がファンモータ(M) の最大出力側に位置してい
    る場合にのみ行えるように構成したことを特徴とする請
    求項1又は2に記載のヘアドライヤ。
  4. 【請求項4】 前記メインスイッチ(6) 及びサブスイッ
    チ(7) を、同一面上で近接状態に並設したことを特徴と
    する請求項3記載のヘアドライヤ。
  5. 【請求項5】 前端に吹出口(10)を有し、同吹出口(10)
    に整髪用のアタッチメント(9) を着脱自在に取付可能と
    した本体ケース(1) に、前記吹出口(10)に近接させてア
    タッチメント着脱ボタン(5) を設け、同着脱ボタン(5)
    からケース後端側に向けて、それぞれスライド式とした
    サブスイッチ(7) 及びメインスイッチ(6) を順に配設し
    たことを特徴とする請求項3又は4に記載のヘアドライ
    ヤ。
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