JPH1146688A - センター入り小粒キャンデーの製造方法 - Google Patents
センター入り小粒キャンデーの製造方法Info
- Publication number
- JPH1146688A JPH1146688A JP9219230A JP21923097A JPH1146688A JP H1146688 A JPH1146688 A JP H1146688A JP 9219230 A JP9219230 A JP 9219230A JP 21923097 A JP21923097 A JP 21923097A JP H1146688 A JPH1146688 A JP H1146688A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dough
- center
- rope
- candy
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】小粒のキャンデー製造のために準備される直径
の小さな生地ロープであっても、センター生地がシェル
生地の芯からずれることなく多量に注入でき、ロープサ
イジングの過程でセンター生地が逆流することがなく、
量産効果の高いセンター入り小粒キャンデーの製造方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】キャンデー生地押し出し装置の注出口から
生地ロープが押し出される際に、生地ロープの中央にセ
ンター生地を加圧注入してセンター入り生地ロープを形
成し、これをロープサイザーで所望径に細径化し、更に
該生地ロープを、成型孔を円周方向に多数穿ったスタン
ピングマシンのリング板に導き、先端に複数の成型ピン
を形成した杵を成型孔の両側から押し込むことによりセ
ンター入り小粒キャンデーを製造する。
の小さな生地ロープであっても、センター生地がシェル
生地の芯からずれることなく多量に注入でき、ロープサ
イジングの過程でセンター生地が逆流することがなく、
量産効果の高いセンター入り小粒キャンデーの製造方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】キャンデー生地押し出し装置の注出口から
生地ロープが押し出される際に、生地ロープの中央にセ
ンター生地を加圧注入してセンター入り生地ロープを形
成し、これをロープサイザーで所望径に細径化し、更に
該生地ロープを、成型孔を円周方向に多数穿ったスタン
ピングマシンのリング板に導き、先端に複数の成型ピン
を形成した杵を成型孔の両側から押し込むことによりセ
ンター入り小粒キャンデーを製造する。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、センター入り小粒
キャンデーの製造方法に関する。
キャンデーの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】キャンデーの中央にその周囲とは材質、
色調などを異にするキャンデー生地を注入してキャンデ
ーを製造することは広く行われているが、従来のセンタ
ー形成方法は、先端に注出口を有する円錐形状の筒とそ
の筒内に一端をセンター生地繰り出しポンプに接続し他
端の排出口を筒の先端近くに臨ませて配置したセンター
パイプからなるキャンデーロープ成型装置により、セン
ター生地入りの生地ロープを成型し、同装置から排出さ
れる生地ロープをロープサイザーで所望の直径に引き伸
ばし、さらに該生地ロープを成型孔を円周方向に等間隔
に多数穿ったリングを備えたスタンピングマシンに導
き、該生地ロープを成型孔内に先端に型材を形成した一
対のピンで押し込むことにより行われていた。
色調などを異にするキャンデー生地を注入してキャンデ
ーを製造することは広く行われているが、従来のセンタ
ー形成方法は、先端に注出口を有する円錐形状の筒とそ
の筒内に一端をセンター生地繰り出しポンプに接続し他
端の排出口を筒の先端近くに臨ませて配置したセンター
パイプからなるキャンデーロープ成型装置により、セン
ター生地入りの生地ロープを成型し、同装置から排出さ
れる生地ロープをロープサイザーで所望の直径に引き伸
ばし、さらに該生地ロープを成型孔を円周方向に等間隔
に多数穿ったリングを備えたスタンピングマシンに導
き、該生地ロープを成型孔内に先端に型材を形成した一
対のピンで押し込むことにより行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の欠点の１
つは、センター生地が生地ロープの中央に入らず、また
外周のシエル生地とセンター生地の間にスペースが生ず
る点である。これはキャンデーロープ成型装置の筒内に
配置されるセンターパイプへのシェル生地の負荷が大き
いため、センターパイプを細くするのに限界があり、こ
のため排出口のかなり手前で注入を行い、そこから更に
排出口まで導くことになるが、その間に外乱のため芯が
ずれるためであり、また注入量の調整が難しく、注入量
が少ないとスペースが生じ、多いとシェル生地を破って
外部に漏出する結果となる。
つは、センター生地が生地ロープの中央に入らず、また
外周のシエル生地とセンター生地の間にスペースが生ず
る点である。これはキャンデーロープ成型装置の筒内に
配置されるセンターパイプへのシェル生地の負荷が大き
いため、センターパイプを細くするのに限界があり、こ
のため排出口のかなり手前で注入を行い、そこから更に
排出口まで導くことになるが、その間に外乱のため芯が
ずれるためであり、また注入量の調整が難しく、注入量
が少ないとスペースが生じ、多いとシェル生地を破って
外部に漏出する結果となる。
【０００４】特にセンター生地の漏出は、後の加工処理
に大きな問題となるため、注入量に限度があり、このた
め、センター生地量は相対的に小さいものとならざるを
得ない。また、センター生地として低粘度のものが使用
されることがあるが、プーリーで生地ロープを伸長する
ロープサイザーにより、センターの空隙内をセンター生
地が逆流する欠点がある。
に大きな問題となるため、注入量に限度があり、このた
め、センター生地量は相対的に小さいものとならざるを
得ない。また、センター生地として低粘度のものが使用
されることがあるが、プーリーで生地ロープを伸長する
ロープサイザーにより、センターの空隙内をセンター生
地が逆流する欠点がある。
【０００５】このような従来の欠点は、小粒のキャンデ
ーほど生地ロープの直径が小さいため生じ易くなり、ま
たスタンピングの加工処理速度を落とさざるを得ない。
ーほど生地ロープの直径が小さいため生じ易くなり、ま
たスタンピングの加工処理速度を落とさざるを得ない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、小粒のキャン
デー製造のために準備される直径の小さな生地ロープで
あっても、センター生地がシェル生地の芯からずれるこ
となく多量に注入でき、ロープサイジングの過程でセン
ター生地が逆流することがなく、量産効果の高いセンタ
ー入り小粒キャンデーの製造方法を提供しようとするも
のであり、その要旨とするところは、キャンデー生地押
し出し装置の注出口から生地ロープが押し出される際
に、生地ロープの中央にセンター生地を加圧注入してセ
ンター入り生地ロープを形成し、これをロープサイザー
で所望径に細径化し、更に該生地ロープを、成型孔を円
周方向に多数穿ったスタンピングマシンのリング板に導
き、先端に複数の成型ピンを形成した杵を成型孔の両側
から押し込むことによりセンター入り小粒キャンデーを
製造する製造方法である。
デー製造のために準備される直径の小さな生地ロープで
あっても、センター生地がシェル生地の芯からずれるこ
となく多量に注入でき、ロープサイジングの過程でセン
ター生地が逆流することがなく、量産効果の高いセンタ
ー入り小粒キャンデーの製造方法を提供しようとするも
のであり、その要旨とするところは、キャンデー生地押
し出し装置の注出口から生地ロープが押し出される際
に、生地ロープの中央にセンター生地を加圧注入してセ
ンター入り生地ロープを形成し、これをロープサイザー
で所望径に細径化し、更に該生地ロープを、成型孔を円
周方向に多数穿ったスタンピングマシンのリング板に導
き、先端に複数の成型ピンを形成した杵を成型孔の両側
から押し込むことによりセンター入り小粒キャンデーを
製造する製造方法である。
【０００７】先ず、外周の飴生地本体は、キャンデー生
地押し出し装置の注出口から下向きに排出され、センタ
ー生地（常温で硬化するもののほかペースト状を保つも
のを含む）は該注出口内に臨ませたセンターフィルポン
プのノズル先端から加圧状態で注入される。排出された
生地ロープは、下向きに排出された後、コンベアを介し
てロープサイザーに送られる。
地押し出し装置の注出口から下向きに排出され、センタ
ー生地（常温で硬化するもののほかペースト状を保つも
のを含む）は該注出口内に臨ませたセンターフィルポン
プのノズル先端から加圧状態で注入される。排出された
生地ロープは、下向きに排出された後、コンベアを介し
てロープサイザーに送られる。
【０００８】ロープサイザーには、直径を徐々に小さく
すべく複数段のプーリーが配置され、これらのプーリー
を通過することにより、生地ロープは所定の直径とさ
れ、スタンピングマシンに送られる。
すべく複数段のプーリーが配置され、これらのプーリー
を通過することにより、生地ロープは所定の直径とさ
れ、スタンピングマシンに送られる。
【０００９】スタンピングマシンは、成型孔を円周方向
に多数穿った回転リング板と、このリング板と同期して
回転し且つ成型孔の両側に位置する一対の杵からなり、
キャンデーロープは、成型孔の一側に導かれ、杵を先端
に形成した複数の成型部により、成型孔内に押し込ま
れ、所定のキャンデー球が形成され、そのまま他の側に
送り出して杵相互が離開することによりキャンデー成型
が行われる。本発明では、１本の杵に対して複数の成型
部が形成されており、一対の杵のワンアクションで複数
の成型部が動作して複数個のキャンデーを成型するもの
である。
に多数穿った回転リング板と、このリング板と同期して
回転し且つ成型孔の両側に位置する一対の杵からなり、
キャンデーロープは、成型孔の一側に導かれ、杵を先端
に形成した複数の成型部により、成型孔内に押し込ま
れ、所定のキャンデー球が形成され、そのまま他の側に
送り出して杵相互が離開することによりキャンデー成型
が行われる。本発明では、１本の杵に対して複数の成型
部が形成されており、一対の杵のワンアクションで複数
の成型部が動作して複数個のキャンデーを成型するもの
である。
【００１０】
【実施例】図１は、本発明を実施する装置の１例を示す
ものであり、１は、キャンデー生地押出装置、２はその
注出口、３は注出口２よりは排出されるキャンデー生地
ロープ、４は、センター繰出し装置、５はキャンデー生
地押し出し装置１の注出口の中央に先端を臨ませたセン
ター繰出し装置４の注出ノズルである。６は、生地ロー
プ３をロープサイザー７に送るコンベアであり、ロープ
サイザー７内には、細径化のためのプーリー８が複数個
備えられ、生地ロープ３はその間を通過することによ
り、所望の直径となり、スタンピングマシン９に送られ
る。
ものであり、１は、キャンデー生地押出装置、２はその
注出口、３は注出口２よりは排出されるキャンデー生地
ロープ、４は、センター繰出し装置、５はキャンデー生
地押し出し装置１の注出口の中央に先端を臨ませたセン
ター繰出し装置４の注出ノズルである。６は、生地ロー
プ３をロープサイザー７に送るコンベアであり、ロープ
サイザー７内には、細径化のためのプーリー８が複数個
備えられ、生地ロープ３はその間を通過することによ
り、所望の直径となり、スタンピングマシン９に送られ
る。
【００１１】スタンピングマシン９には、周方向に等間
隔に複数の成型孔１０を穿った回転リング板１１と、該
リング板１１の両側に設けられこれと同期回転する一対
の杵１２と、杵１２の先端に形成され成型孔１０内に生
地ロープ３を押し込んでキャンデーを成型する複数の成
型部１３が備えられている。１４は、冷却コンベアであ
る。
隔に複数の成型孔１０を穿った回転リング板１１と、該
リング板１１の両側に設けられこれと同期回転する一対
の杵１２と、杵１２の先端に形成され成型孔１０内に生
地ロープ３を押し込んでキャンデーを成型する複数の成
型部１３が備えられている。１４は、冷却コンベアであ
る。
【００１２】実施例１ 以上の装置を用いて、下記の実施を行った。
【表１】原料 センター生地とシェル生地の比重は、ほぼ同じであり、
センター量は、シェル量の１０％とした。
センター量は、シェル量の１０％とした。
【００１３】
【表２】各工程の実施条件
【００１４】
【表３】ロープサイザーデータ
【００１５】・実施結果 得られたキャンデーの各粒は厚みのある楕円状であり、
長径は１２ミリ、短径８ミリ、厚さは８ミリで、重量は
０．６ｇであった。これらのサンプル１００粒を２つ割
り検証した結果、直径の５％の誤差の範囲でセンター生
地は中央に形成されており、またセンター生地が外部に
漏洩したり、亀裂が生じた例はなかった。また、センタ
ー径はほぼ２ミリであり、ばらつきはなかった。更に、
スタンピングマシンの１分当たりの離型粒数は、５６０
０粒であり、通常のキャンデー粒（直径２０mm、厚さ１
２mmで、重量１．３ｇ）に対して２倍であった。
長径は１２ミリ、短径８ミリ、厚さは８ミリで、重量は
０．６ｇであった。これらのサンプル１００粒を２つ割
り検証した結果、直径の５％の誤差の範囲でセンター生
地は中央に形成されており、またセンター生地が外部に
漏洩したり、亀裂が生じた例はなかった。また、センタ
ー径はほぼ２ミリであり、ばらつきはなかった。更に、
スタンピングマシンの１分当たりの離型粒数は、５６０
０粒であり、通常のキャンデー粒（直径２０mm、厚さ１
２mmで、重量１．３ｇ）に対して２倍であった。
【００１６】
【効果】以上のように本発明法では、シェル生地の中心
にセンター生地が常時配置され、且つセンター生地の断
面積が一定した小粒のキャンデーを効率よく量産するこ
とができたものであり、またセンター生地を多くしても
シェル生地が破れない製法を提供することができたもの
である。
にセンター生地が常時配置され、且つセンター生地の断
面積が一定した小粒のキャンデーを効率よく量産するこ
とができたものであり、またセンター生地を多くしても
シェル生地が破れない製法を提供することができたもの
である。
図１は、本発明の工程を示す簡略説明図である。図２
は、スタンピングマシンの一部斜視図である。
は、スタンピングマシンの一部斜視図である。
１−キャンデー生地押出装置、２−注出口、３−キャン
デー生地ロープ、４−センター繰出し装置、５−注出ノ
ズル、６−コンベア、７−ロープサイザー、８−プーリ
ー、９−スタンピングマシン、１０−成型孔、１１−回
転リング板、１２−杵、１３−成型部、１４−冷却コン
ベア
デー生地ロープ、４−センター繰出し装置、５−注出ノ
ズル、６−コンベア、７−ロープサイザー、８−プーリ
ー、９−スタンピングマシン、１０−成型孔、１１−回
転リング板、１２−杵、１３−成型部、１４−冷却コン
ベア
Claims (1)
- 【請求項１】キャンデー生地押し出し装置の注出口から
生地ロープが押し出される際に、生地ロープの中央にセ
ンター生地を加圧注入してセンター入り生地ロープを形
成し、これをロープサイザーで所望径に細径化し、更に
該生地ロープを、成型孔を円周方向に多数穿ったスタン
ピングマシンのリング板に導き、先端に複数の成型ピン
を形成した杵を成型孔の両側から押し込むことによりセ
ンター入り小粒キャンデーを製造する製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219230A JPH1146688A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | センター入り小粒キャンデーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219230A JPH1146688A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | センター入り小粒キャンデーの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1146688A true JPH1146688A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16732250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9219230A Pending JPH1146688A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | センター入り小粒キャンデーの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1146688A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8926308B2 (en) | 2010-04-21 | 2015-01-06 | Intercontinental Great Brands Llc | Dough extruders and methods |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP9219230A patent/JPH1146688A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8926308B2 (en) | 2010-04-21 | 2015-01-06 | Intercontinental Great Brands Llc | Dough extruders and methods |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010206 |