JPH1146677A - 青果物用包装容器 - Google Patents

青果物用包装容器

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JPH1146677A
JPH1146677A JP20682197A JP20682197A JPH1146677A JP H1146677 A JPH1146677 A JP H1146677A JP 20682197 A JP20682197 A JP 20682197A JP 20682197 A JP20682197 A JP 20682197A JP H1146677 A JPH1146677 A JP H1146677A
Authority
JP
Japan
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container
fruits
vegetables
opening
packaging container
Prior art date
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Pending
Application number
JP20682197A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Imada
哲司 今田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T K SUPPLY KK
TATSUNO CORK KOGYO KK
Original Assignee
T K SUPPLY KK
TATSUNO CORK KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】青果物、特に完熟品の収容、輸送に好適な青果
物用包装容器を提供すること。 【解決手段】蓋20付きの合成樹脂製発泡容器10内
に、青果物から発生するエチレンガスを吸収する鮮度保
持剤30を具備していると共に、容器10の一部に開口
部21を設け、当該開口部21を酸素透過可能なシート
部材40によって閉鎖した容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、青果物、特に完
熟した青果を収容して輸送するために好適な青果物用包
装容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
消費者の嗜好の変化により、より美味な青果を好む傾向
が強くなっている。特に、高価な果実類、例えばメロ
ン、葡萄、桃、苺等や、あるいは高価な野菜類、例えば
すだち、きぬさや、ブロッコリー等のような青果物の場
合にその傾向が顕著になっている。
【0003】このような消費者の要求に応えるため、産
地では、青果物が完熟状態か、もしくは完熟に近い状態
で収穫され、消費地へ送られるようになってきた。従来
より、青果物を産地から消費者へ輸送するための包装容
器は、一般に段ボールケースが用いられている。しかし
ながら、このような段ボールケースで完熟した青果物を
輸送すると、青果の水分蒸散や呼吸作用により、青果物
が消費者に届く前に萎れたり痛んだり、時には腐ったり
することがあり、商品価値が低下し、極端な場合には商
品価値が無くなる問題点があった。
【0004】また、このような水分蒸散を防止するた
め、保温性、機密性を考慮した容器として発泡樹脂製容
器を使用することもあるが、発泡樹脂製容器は、通気性
がないため青果物自身から発散するエチレンガスが容器
内にたまることにより、青果物が急激に追熟し、段ボー
ルケースと同様に商品価値が低下する問題点があった。
そこで、この発明は、青果物、特に完熟品の収容、輸送
に好適な青果物用包装容器を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の青果物用包装容器は、蓋付きの合成樹脂
製発泡容器内に、青果物から発生するエチレンガスを吸
収する鮮度保持剤を具備していると共に、容器の一部に
開口部を設け、当該開口部を酸素透過可能なシート部材
によって閉鎖していることを特徴としている。
【0006】この包装容器によれば、合成樹脂製発泡容
器にて構成しているので、保温性、機密性が良好とな
る。しかも、鮮度保持剤によって青果物自身から発散さ
れるエチレンガスを吸収することができ、青果物の追熟
を防止する。また、容器の開口から青果物が必要とする
酸素を取り入れることができるので、青果物が萎れたり
することを防止する。
【0007】また、この発明の青果物用包装容器は、容
器の一部に設ける開口部を蓋側に形成すると共に、この
開口部を塞ぐように鮮度保持剤を配置し、さらに、酸素
透過可能なシート部材にて鮮度保持剤を覆っている構成
であることを特徴としている。この包装容器によれば、
鮮度保持剤を蓋に設けた開口部に一体的に取付けること
ができ、容器本体側に鮮度保持剤を収容するスペースが
不要となり、収容効率の良い包装容器を構成できる。
【0008】さらに、この発明の青果物用包装容器は、
容器の一部に設ける開口部を容器本体側に形成すると共
に、容器内に鮮度保持剤を配置し、上記開口部を酸素透
過可能なシート部材にて覆っていることを特徴としてい
る。この包装容器によれば、容器内に鮮度保持剤を配置
し、開口部も容器側に設けたことで、種々の蓋形状のも
のに対応することができる。
【0009】
【発明の実施の態様】次に、この発明の青果物用包装容
器の実施の態様について説明する。図1は青果物用包装
容器の斜視図、図2は図1に示した容器の長手方向の中
央断面図、図3は要部の断面図である。青果物用包装容
器1は、青果物を収容する容器本体10と蓋体20とか
ら構成されているもので、合成樹脂発泡樹脂粒子から保
温性、機密性の良い合成樹脂発泡体を成型することによ
り構成されている。容器本体20は、内側に収容物の形
状に合わせた凸部が設けられている。例えば、メロンを
収容する場合の形状としては、図2に示すように、容器
本体10内にメロンの外形に合わせた大きなアール形状
のU字状凸条11が設けられている。
【0010】蓋体20は、上部中央に開口部21が設け
られ、この開口部21を塞ぐ状態に鮮度保持剤30が収
容された袋状部材が装着されている。そして、上記開口
部21の外側には、酸素透過性を有するシール材40が
開口部21を覆う状態に装着されている。上記開口部2
1は、図3に示すように、鮮度保持剤30を支持可能な
形状として開口部21の内側に段差21aが設けられて
いる。
【0011】鮮度保持剤30としては、青果物から発散
される微量のエチレンガスを吸着可能なものであれば良
く、活性炭を主剤とするものや、天然ゼオライトに過マ
ンガン酸カリウムを吸着させた物質などが使用できる。
鮮度保持剤30は、これらの物質を通気性のある袋状部
材に収容したもので、この実施態様では厚みを薄くして
方形状に形成したものを用いている。
【0012】シール材40は、開口部21を通して容器
本体10内へ酸素を透過させることができるものであ
り、紙製シートや合成樹脂製フィルム又はシートからな
り、例えば、低密度ポリエチレンフィルム(LDP
E),無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP),二軸
延伸ポリプロピレンフィルム(OPP),二軸延伸ポリ
スチレンシート(OPS)からなるものであり、フィル
ム状やシート状のものが使用可能である。
【0013】この実施態様の包装容器によれば、容器本
体10に完熟した青果物を収容した場合、鮮度保持剤3
0が青果物から放散される微量のエチレンガスを吸収す
ることができるので、青果物が追熟する原因となるエチ
レンガスを取り除くことができる。従って、収容した青
果物は、追熟することなく鮮度を保持することができ、
従来のケースを使用した場合に比較して、鮮度良く消費
地へ輸送することができる。
【0014】また、容器本体20と蓋体30とは、合成
樹脂製発泡体により構成されているので、機密性や保冷
効果、緩衝効果に優れている上、シール材40により青
果物が要求する酸素を供給することができるので、上記
鮮度保持剤30と相俟って青果物の商品価値を損なうこ
となく輸送することができる。従って、この包装容器を
使用することにより、青果物の産地にて完熟品を収穫し
ても、輸送時に追熟することなく、萎れたり痛んだりす
ることなく消費地に届くことができ、本当に美味な青果
物を提供することができる。
【0015】また、輸送が長時間に及んでも、青果物の
鮮度を維持することができるので、従来では、航空便を
使用していた輸送手段をトラック便等に変更することが
できるので、輸送コストの低減化に寄与するものであ
る。図4は、この発明の他の実施態様を示す斜視図であ
る。この例の包装容器2は、鮮度保持剤30を容器本体
11側に装着したものである。この容器本体11は、容
器内側に十字状の仕切11aを設けており、例えば苺を
入れた4つの容器(苺パック)を収容可能な構造のもの
である。そして、仕切11aの中央部分に細長い形状の
凹部12が設けられ、鮮度保持剤30が収容されてい
る。
【0016】この例における蓋は例示していないが、上
記実施態様と同様の形状のもので、開口部と、この開口
部を閉鎖する酸素透過フィルムを具備している。この実
施態様における包装容器2も、上記実施態様の包装容器
1と同様の作用効果を得ることができる。なお、上記実
施態様では、鮮度保持剤の収容形態として、薄い方形状
のものを示したが、円柱状、球状等のものも適宜選択す
ることができる。また個数も1個だけでなく、複数の場
所に分散配置することもできる。
【0017】また、上記実施態様では、開口部を蓋体側
に設けた例を示したが、本体側に設けることができる。
この場合、鮮度保持剤を容器本体側に設けると、容器本
体側にすべての構成要件を具備することとなり、蓋体側
の形状等を考慮することなく容器本体の構成を決定でき
る。この発明は青果物の包装容器として説明したが、花
弁類を収容する包装容器としても同様に適用できるもの
である。
【0018】
【発明の効果】この発明の包装容器は、合成樹脂製発泡
容器内に、青果物から発生するエチレンガスを吸収する
鮮度保持剤を具備していると共に、容器の一部に設けた
開口を酸素透過可能なシート部材によって閉鎖している
ので、青果物自身から発散するエチレンガスを吸収する
ことができ、青果物の追熟を防止することができる。ま
た、容器の開口から青果物が必要とする酸素を取り入れ
ることができるので、青果物が萎れたりすることを防止
することができる。また、合成樹脂製発泡容器にて構成
しているので、保温性、機密性が良好であるにもかかわ
らず、青果物が必要とする酸素を供給することができ
る。従って、青果物の生産地において完熟品を収穫し、
収穫した青果物を当該包装容器にそのまま収納して輸送
することにより、追熟することなく消費地に届けること
ができ、鮮度を保持したままの青果物を提供することが
でき、本当に美味な青果物を提供することができる。
【0019】また、鮮度を長時間保持することができる
ので、従来では輸送手段として航空便によっていたもの
が、トラック輸送などを利用することができるようにな
り、輸送コストの低減化にも寄与する。そして、この発
明の包装容器は、蓋及び容器本体を合成樹脂製発泡体に
て形成し、蓋に開口部を形成すると共に、この開口部を
塞ぐように鮮度保持剤を配置し、さらにこの開口部を酸
素透過可能なシート部材にて閉鎖しているので、蓋に鮮
度保持剤を一体化することができ、取扱性がよくなると
共に、容器本体の使用効率が良くなる。
【0020】さらに、容器の一部に設ける開口部を容器
本体側に形成すると共に、容器内に鮮度保持剤を配置
し、上記開口部を酸素透過可能なシート部材にて覆った
容器では、容器本体側にすべての構成要件を具備するこ
ととなり、蓋体側の形状等を考慮することなく容器本体
の構成を決定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施態様を示す包装容器の斜視図で
ある。
【図2】上記包装容器の要部を示す断面図である。
【図3】容器本体の断面図である。
【図4】この発明の他の実施態様を示す包装容器におけ
る容器本体の斜視図である。
【符号の説明】
1,2 包装容器 10 容器本体 20 蓋体 30 鮮度保持剤 40 シール材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋付きの合成樹脂製発泡容器内に、青果物
    から発生するエチレンガスを吸収する鮮度保持剤を具備
    していると共に、容器の一部に開口部を設け、当該開口
    部を酸素透過可能なシート部材によって閉鎖しているこ
    とを特徴とする青果物用包装容器。
  2. 【請求項2】容器の一部に設ける開口部を蓋側に形成す
    ると共に、この開口部を塞ぐように鮮度保持剤を配置
    し、さらに、酸素透過可能なシート部材にて鮮度保持剤
    を覆っていることを特徴とする請求項1記載の青果物用
    包装容器。
  3. 【請求項3】容器の一部に設ける開口部を容器本体側に
    形成すると共に、容器内に鮮度保持剤を配置し、上記開
    口部を酸素透過可能なシート部材にて覆っていることを
    特徴とする請求項1記載の青果物用包装容器。
JP20682197A 1997-07-31 1997-07-31 青果物用包装容器 Pending JPH1146677A (ja)

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JP20682197A JPH1146677A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 青果物用包装容器

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JPH1146677A true JPH1146677A (ja) 1999-02-23

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ID=16529650

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JP20682197A Pending JPH1146677A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 青果物用包装容器

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JP (1) JPH1146677A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7340995B2 (en) 2003-08-15 2008-03-11 Chiang Chia C Fruit ripening display
CN101941555A (zh) * 2009-07-03 2011-01-12 邱文政 蔬果收纳用容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7340995B2 (en) 2003-08-15 2008-03-11 Chiang Chia C Fruit ripening display
EP2014202A1 (en) 2003-08-15 2009-01-14 Chia C. Chiang Fruit ripening display
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