JPH1146617A - 二枚貝の除毒方法及び人工デトリタス - Google Patents

二枚貝の除毒方法及び人工デトリタス

Info

Publication number
JPH1146617A
JPH1146617A JP9203687A JP20368797A JPH1146617A JP H1146617 A JPH1146617 A JP H1146617A JP 9203687 A JP9203687 A JP 9203687A JP 20368797 A JP20368797 A JP 20368797A JP H1146617 A JPH1146617 A JP H1146617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
artificial
detritus
weight
bivalves
shellfish
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9203687A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsu Imada
克 今田
Kimikatsu Shirahata
公勝 白幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP9203687A priority Critical patent/JPH1146617A/ja
Publication of JPH1146617A publication Critical patent/JPH1146617A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有毒プランクトンによって毒化した二枚貝を
除毒する。 【解決手段】 毒化した二枚貝に人工デトリタスを供給
することを特徴とする毒化した二枚貝から毒成分を除去
する方法及びそれに用いる人工デトリタスが提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有毒プランクトン
によって毒化した二枚貝から毒成分を除去する除毒方法
及びそれに用いる人工デトリタスに関する。
【0002】
【従来の技術】アサリ、ハマグリ、赤貝、タイラギ、カ
キ、ホタテ貝、アコヤガイ等の二枚貝は、産業的に養殖
されている。これら二枚貝の養殖方法は、天然の海面、
海中に籠や枠等に収容又は固定して懸吊するか又は海底
に養殖する貝を撒布する方法が採られている。これら二
枚貝の養殖に用いられる餌料は、天然のデトリタスであ
る。天然のデトリタスは、細菌、微細植物プランクトン
等の生物体並びにその破片、死骸、排泄物及びそれらの
分解物などからなっている。これら混合物は水中で団塊
となって存在しおよそ数μmから数百μmの大きさを有
する。これら天然のデトリタスは、二枚貝の吸水管を介
して二枚貝に摂取される。従って、養殖二枚貝の生育の
大小、品質の良否等は制御不能な環境中の天然デトリタ
スによって大きく異なり、現状では安定した生産管理が
できない。
【0003】例えば、養殖中の二枚貝には自然壊死、肉
質の変化又は毒化する現象が生じることがあるが、その
原因は二枚貝が摂取した天然のデトリタスに由来すると
いわれている。カキ、ホタテ貝、アサリ、タイラギ、ヒ
オウギ等の食用に供される二枚貝では、しばしば毒化現
象が認められ、これら二枚貝の毒化現象は北海道、青森
の養殖ホタテ貝、広島、宮城の養殖カキなどで顕著であ
る。近年毒化現象の頻度が高まり、食品安全上憂慮すべ
き状況にある。毒化の事例はフランスのムール貝、アメ
リカのチエリーストン貝、カナダのホタテ貝等の天然に
採取された貝にも見られ、その対策として、これら諸国
では行政府や公的研究機関が対象の二枚貝の毒化状況を
把握し、採取禁止、出荷停止などの処置をとるとともに
広報活動によって広く市民に周知せしめているが、なお
中毒の事例が後を絶たない。
【0004】一方、日本では、養殖生産される二枚貝が
毒化するので産業的に影響が甚大である。すなわち養殖
生産された二枚貝が毒化した場合には規制値を定めてこ
れを超えた二枚貝類は生産者が自主的に出荷を取りやめ
ているが、出荷停止期間が年によっては数カ月の長きに
及ぶこともあり、生産者の経済的打撃はきわめて大き
い。
【0005】二枚貝の毒化は主に二枚貝が摂取する天然
のデトリタス中に有毒プランクトンが混在し、この有毒
プランクトンの含有する貝毒化合物が二枚貝の体内に移
行蓄積することにより起こると考えられている。天然の
デトリタス中の有毒プランクトンとしては、渦鞭毛藻
類、藍藻類、珪藻類等に属する特定の種が知られている
が二枚貝の毒化の進行と特定の有毒プランクトン種の増
殖は必ずしも一致しないので因果関係は必ずしも明確で
ない。
【0006】ただ、日本近海では春から夏にかけて有毒
渦鞭毛藻類が大量に発生し天然のデトリタスの主要成分
となるので二枚貝の毒化も4月から10月までに集中す
る。天然海域におけるこれら有毒渦鞭毛藻類の発生・増
殖はそれぞれの地域の年毎の気候・海況によって支配さ
れている。現在、毒化した二枚貝からの効率的な除毒の
方法が知られていないので、二枚貝の養殖業者は毒化期
間が過ぎ去り自然に除毒されるのを待つのみである。
【0007】毒化した二枚貝の除毒に関しては、ろ過処
理及びオゾン処理した海水で二枚貝を養殖し、これに珪
藻類等の無毒プランクトンを給餌する方法[日本食品衛
生学雑誌、33、223(1992)]が知られてい
る。また、養殖二枚貝中に細菌、真菌類及びウイルス等
が侵入し感染症を発症、死亡する病害も現象として知ら
れているがその対策の具体的な方法、例えば、殺菌剤、
ワクチン等の施用方法が確立されておらず防除策は全く
なされていない。
【0008】一方、二枚貝に飼料を与える試みは、例え
ば米粉末を用いた研究が発表されている[日本水産学会
誌(Bull. Jap. Soc. Sci. Fisheries),34,191
(1968)]が、米粉末は物性並びに栄養性に乏し
く、容易に腐敗するので実用には供しにくい。また、マ
イクロカプセル化された0.1〜30μmの粒子径でか
つ5μm以下の粒子が50%以上という単細胞植物プラ
ンクトン粒子を想定した二枚貝用の人工配合飼料及びそ
れを用いた二枚貝の養殖方法(特開平6−237706
号公報)及び二枚貝の蓄養方法(特開平8−32242
0号公報)並びに海藻類および卵類を含有しかつ粒子径
が10μm通過80%という単細胞植物プランクトン粒
子を想定した二枚貝用の人工配合飼料及びそれを用いた
二枚貝の養殖方法(特開平8−140588号公報)が
知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、有毒
プランクトンにより毒化した二枚貝が含有する毒を効率
的に除去する方法及び該方法に用いる人工デトリタスを
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】有毒生物により毒化した
二枚貝の除毒を達成するにはいかなる方法が適当である
かを検討した結果、人工デトリタスを毒化した二枚貝に
供給することにより、貝の栄養価値を損なうことなく除
毒されることを見出し、本発明を完成した。本発明は、
人工デトリタスを毒化した二枚貝に供給することを特徴
とする毒化した二枚貝から毒成分を除去する除毒方法及
び二枚貝が消化可能な人工飼料からなり、粒径が1〜2
00μm、比重が0.95〜1.05、水中での減量率
が飼育水に48時間の浸漬を行ったときに10%以下で
ある人工デトリタスを提供する。
【0011】 〔発明の詳細な説明〕人工デトリタスは、二枚貝が消化
可能な人工飼料からなる。人工デトリタスの粒径は、好
ましくは1〜200μm、より好ましくは6〜100μ
mの微粒子である。また、人工デトリタスの比重は、好
ましくは1.00〜1.25、より好ましくは1.05
〜1.10である。また、人工デトリタスの水中での減
量率は、飼育水に48時間の浸漬を行ったときに好まし
くは10%以下、より好ましくは5%以下である。
【0012】これらの微粒子の粒形、比重、減量率は、
以下のようにして測定できる。粒径は、レーザ解析散乱
式粒度分布測定装置及び乾式測定ユニット(LA−91
0W及びLY−108、日立−堀場製作所製)を用い測
定する。比重は、化学天秤で測定した重量と水中に投入
しその増量によって測定した容積から算出する。水中で
の減量率は、微粉末試料を水もしくは海水等の飼育水に
添加し2日後にろ紙で回収し残存重量を測定し求める。
【0013】二枚貝が消化可能な原料としては、例えば
動物性原料、植物性原料、発酵生産物、油脂類及び特殊
添加剤等があげられる。動物性原料としては、例えばイ
ワシ、サバ及びスケソウダラ等の魚肉、牛、豚及び鳥等
の獣肉、アミ、エビ及びミジンコ等の甲殻類、イカミー
ル及び貝ミール等の腹足類の肉、クラゲ、ワムシ及びミ
ミズ等の小動物肉等があげられる。植物性原料として
は、例えば穀類、糟糠類、豆類、クロレラ及びスピルリ
ナ等の微細藻類、各種海藻類があげられる。発酵生産物
としては、酵母類及び微生物菌体等があげられる。油脂
類としては、例えばラード、豚脂等の獣脂、タラ肝油、
イカ肝油等の魚介類油、サフラワー油、大豆油、トウモ
ロコシ油、綿実油等の植物油等があげられる。特殊添加
物としては、例えばビタミンA、ビタミンB各群、ビタ
ミンC、パラアミノ安息香酸等のビタミン類、リジン、
グルタミン酸等のアミノ酸類、ステアリン酸、パルミチ
ン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸等の
脂肪酸、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリ
ウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン等のミネラル類、α−ト
コフェロール、アスコルビン酸等の抗酸化剤、カルボキ
シルセルロース、ポリアクリル酸ソーダ、小麦グルテ
ン、アルギン酸、ゼラチン、寒天、コンニャクマンナン
等の粘結・賦型剤、β−カロチン、アスタキサンチン等
の着色剤等があげられる。
【0014】人工デトリタスは例えば以下の方法で製造
できる。上述の各種原料を複数組合せて混合した後、粉
砕機や磨砕機等にて200μm以下、好ましくは100
μm以下の微粉にまで粉砕する。得られる微粉末原料に
必要に応じて水又はアルコール等の溶媒を添加しスラリ
ーとし、スプレードライヤーにて噴出微粉化させる。ス
プレードライヤーで微粉化した後更に分級機で分級し1
〜200μmを選別して製造することができる。また、
上述のスラリーを加熱押出成形機にて加熱成形して製造
されたペレットを再度粉砕し乾燥することにより製造す
ることもできる。
【0015】人工デトリタスの比重は、各種原料の組合
せ及び構成比率を変えることにより調整でき、例えば油
脂類の含量で調節できる。粒径は、破砕と篩い分けによ
り調整できる。水中での減量率は、各種原料を混合し、
酸・アルカリ浸漬処理、加熱乾燥処理、表面加工処理等
の処理を行うことにより低下できる。酸としては、例え
ば塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸があげられ、アルカリと
しては例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カルシウム等があげられる。加熱乾燥処理の温度とし
ては、100〜120℃、好ましくは105〜115℃
である。表面加工処理としては、例えばトウモロコシ蛋
白質(ゼイン)等を溶解したアルコール水に各種原料又
は粉砕物を浸漬し、乾燥させる方法が挙げられる。
【0016】人工デトリタスは、例えばイカミール40
〜100重量%を含む動物性原料を50〜80重量部、
大豆粉、トウモロコシ澱粉、米粉等の植物性原料を15
〜30重量部、ラード、トウモロコシ油、イカ肝油等の
油脂類を1〜20重量部、ビタミンやミネラル等の特殊
添加物を1〜5重量部を混合し200メッシュ以下に微
粉砕した後必要に応じて適量の水分を与えて、加熱押出
成形機にて押し出し成形後、再度粉砕し、6〜100μ
mの粒径のものを篩分けして製造することができる。
【0017】次に、本発明の人工デトリタスを用いて、
毒化した二枚貝の除毒方法について述べる。本発明の除
毒の対象となる貝類は、例えばホタテ貝、カキ、アサ
リ、ハマグリ、タイラギ、赤貝、ムール貝、ヒオウギ貝
等の毒化した二枚貝があげられる。毒化した二枚貝とし
ては、有毒プランクトン及び有毒細菌等の有毒生物を摂
取して毒化した二枚貝があげられる。有毒プランクトン
としては渦鞭毛藻類、藍藻類、珪藻類に属するプランク
トンがあげられる。
【0018】渦鞭毛藻類としては、例えばアレキサンド
リウム・カテネラ(Alexandrium catenella)、アレキ
サンドリウム・ミヌタム(Alexandrium minutum)、ア
レキサンドリウム・タマレンセ(Alexandrium tamaren
se)等のアレキサンドリウム属、ギムノディニウム・カ
テナタム(Gymnodinium catenatum)等のギムノディニ
ウム属、ピロディニウム・バハメンセ(Pyrodinium ba
hamennse)等のピロディニウム属、ジノフィシス・フォ
ルティ(Dinophysis fortii)、ジノフィシス・アクミ
ナート(Dinophysis acuminate )、ジノフィシス・ア
クータ(Dinophysis acuta )、ジノフィシス・ノルベ
ジカ(Dinophysis norvegica )、ジノフィシス・ミト
ラ(Dinophysis mitra )、ジノフィシス・ロトンダー
タ(Dinophysis rotundata )、ジノフィシス・トリポ
ス(Dinophysis tripos)等のジノフィシス属、プロロ
セントラム・リメ(Prorocentrum lime)、プロロセン
トラム・オセアニカム(Prorocentrum oseanicam )、
プロロセントラム・ペルシヂアム(Prorocentrum pell
ucidium )等のプロロセントラム属があげられる。
【0019】藍藻類としては、例えばアファニゾメノン
・フロスアクア(Aphanizomenon fros-aqua)等のアフ
ァニゾメノン属、アナベナ・キルキナリス(Anabaena
circinalis)等のアナベナ属等があげられる。珪藻類と
しては、例えばニッチア・プンゲンス(Nitzchia pung
ens )、ニッチア・シュードドリカチシマ(Nitzchia
pseudodlicatissima)、ニッチア・シュードセリアタ
Nitzchia pseudoseriata )等のニッチア属があげら
れる。
【0020】具体的な貝毒としては、麻痺性貝毒、下痢
性貝毒、健忘性貝毒、神経性貝毒等があげられるが、本
発明の除毒方法はこれらの貝毒の除毒に限定されるもの
ではない。麻痺性貝毒としては、例えばサキシトキシ
ン、ゴニオトキシン1〜4、デカルバモイルゴニオトキ
シン1〜4、デオキシデカルバモイルゴニオトキシン2
〜3、ネオサキシトキシン、デカルバモイルネオサキシ
トキシン、デカルバモイルサキシトキシン、デオキシデ
カルバモイルサキシトキシン、C1、C2、C3、C4
等のサキシトキシン類縁体等があげられる。
【0021】下痢性貝毒としては、例えばオカダ酸、ジ
ノフィシストキシン−1、ジノフィシストキシン−3、
ベクテノトキシン−1、ベクテノトキシン−2、ベクテ
ノトキシン−3、ベクテノトキシン−4等があげられ
る。健忘性貝毒としては、例えばドウモイ酸等があげら
れる。神経性貝毒としては、例えばブレブトキシン等が
あげられる。
【0022】これらの貝毒を測定する方法としては、例
えばフード・サニテーション・リサーチ(Food Sanitat
ion Res.),31,565(1981)等に記載された
マウス毒性試験法があげられる。具体的には、二枚貝か
ら希塩酸で抽出した抽出液を段階的に希釈しマウス腹腔
内に注射し致死時間から毒量を求めることができる。投
与毒量の対数値と致死時間の逆数がほぼ直線関係になる
ことを利用するもので、毒量の単位は体重20gのマウ
スが15分間で死亡する毒量を1マウスユニット(以
下、MUと略記する場合がある)と規定されている。
【0023】また、各毒成分を高速液体クロマトグラフ
ィー等の機器分析により定量することもできる。麻痺性
貝毒の測定方法は、例えば大島の分析法[ジャーナル・
オブ・エイオーエイシー・インターナショナル(J. AOA
C International ),78,528(1995)]等を
用い各毒成分を直接定量し、上述のマウスユニットに換
算することができる。
【0024】また、下痢性貝毒の測定方法は、例えばリ
ー(J. S. Lee )の分析法[アグリカルチャル・バイオ
ロジカル・ケミストリー(Agric. Biol. Chem.),
,877(1987)]等を用いて直接各毒性分を定
量し、上述のマウスユニットに換算することができる。
麻痺性貝毒及び下痢性貝毒の標準品は、アメリカ食品医
薬品局、カナダ国立科学協議会、カルビオケム社(Calb
iochem,USA )、キラル社(Chiral Corp.)、和光純薬
等から入手できる。
【0025】日本で生じている二枚貝の貝毒は、主に麻
痺性貝毒と下痢性貝毒の二種類が知られており、それぞ
れ4.0MU/g及び0.5MU/g以上の二枚貝及び
製品が食品衛生法第4条の危険な食品として行政的な規
制の対象となっている。本発明の除毒とは、毒が蓄積し
た貝から毒を減少させることを示し、具体的にはこれら
規制値以上の毒を持つ二枚貝に人工デトリタスを投与
し、上述の規制値以下の毒量にまで減少させることを意
味する。
【0026】毒化した二枚貝の除毒は、二枚貝を陸上水
槽または海上に浮設した水槽に隔離収容し前述の人工デ
トリタスを供給することにより行うことができる。飼育
水は、天然海水でもまた人工海水でもよい。天然海水に
有毒プランクトンが存在する場合は、プランクトン類を
ろ過して用いることが好ましい。二枚貝の除毒を目的に
水槽に該二枚貝を入れる場合は、通常の養殖生産に用い
る生育状態と異なり高飼育密度となり、酸素が不足しが
ちである。そのような場合は、強制通気により酸素を供
給することが好ましい。また、本発明の人工デトリタス
は常時飼育水中に均一分散するように調製されている
が、さらに均一に分散させるために飼育水を攪拌羽根や
気泡循環により攪拌することが好ましい。人工デトリタ
スは、毎日1回から2日に1回の割合で、貝重量(貝殻
の重量を除く)の1〜20%、好ましくは2〜10%の
割合で供給する。海水は必要に応じて交換するのが好ま
しい。このように人工デトリタスを与えることにより毒
化した二枚貝では、1〜3週間で目的のレベルまで毒量
を低減することができる。
【0027】次に実施例を示す。
【0028】
【実施例】
実施例1 ホタテ貝の養成年齢、通気攪拌の程度、供試飼料のサイ
ズの3要因を比較検討するため以下の実験を行った。生
きたホタテ貝の殻長、約3cm、7cm、15cm、の
3種を各10個ずつを1組として殻長の半分の目合いの
ステンレス篭に収容し、直径40cmの内容積約60リ
ットルの円筒水槽の中央に吊下げ、槽底よりの通気を毎
分3、30及び60リットルになるように多孔質スパー
ジャーを用いて通気攪拌した。
【0029】人工デトリタスとして乾燥クロレラ粉末
(協和醗酵工業社製)2重量部、イカミール(協和醗酵
工業社製)4重量部、魚粉(ホワイトフィッシュミー
ル、日本水産社製)1重量部、ラード・魚油混合物2重
量部、ミネラル混合物(ハルバー処方、河合製薬社
製)、ビタミン混合物(ハルバー処方、河合製薬社
製)、ベーターカロチン(ロシュ社製)各0.1重量
部、カゼイン蛋白質(トーメン社製)0. 7重量部、合
計10重量部からなる組成の材料を微粉砕(200メッ
シュ以下)混合したものに0.7重量部の水分を与え
て、加熱押出成形機(ウエンガー社製)にて110℃、
2.5kg/cm2 の加熱・加圧下で、押出速度10c
m/分、押出径3mmφにて押出加熱成形した後、再度
ハンマーミル粉砕機(佐竹製作所)にて300rpmの
条件で粉砕し、これを篩分けして、1〜6μm、6〜3
0μm、30〜60μm、60〜100μm、100〜
200μmの5段階に分別して試験に供した。この組成
中ベーターカロチンは摂餌の有無を肉眼で容易に検出す
るための指標とした。
【0030】供試貝を予め3日間ろ過自然海水を用い上
記試験水槽で飼育し、供試貝の中腸腺が空であることを
剖検によって確かめた後、上記供試人工デトリタスを各
区とも浮遊分散するに充分と思われる量を毎日与え、7
日後に供試貝を取り上げ、中腸腺内の人工デトリタス量
を肉眼で比較した。水槽の水温は15℃とし、換水は2
日毎に行なった。また換水時に槽底残存人工デトリタス
量を調べ水流による分散の良否の参考とした。各粒径の
人工デトリタスの摂取度合いの結果を第1表に示す。
【0031】
【表1】
【0032】第1表は、1〜200μmの範囲の人工デ
トリタスが摂取されていることを示す。
【0033】実施例2 イカミール(協和醗酵工業社製)70重量部、大豆粕
(昭和産業製)19重量部、ラード6重量部、イカ肝油
3重量部、ミネラル混合物(ハルバー処方、河合製薬社
製)0.9重量部、ビタミン混合物(ハルバー処方、河
合製薬社製)1重量部及び安息香酸エステル0.1重量
部からなる組成の材料を微粉砕(200メッシュ以下)
混合したものに適量の水分を与えて、スプレードライヤ
ー(ヤマト理化学製)にて、スプレー圧3.5kg/c
2 、ノズル径3.5mmφにて微粉化しこれを篩分け
して、6〜100μmの人工デトリタスを得た。この人
工デトリタスの比重は1.05、水中での減量率は24
時間で10%であった。
【0034】実施例3 魚粉(ホワイトフィッシュミール、日本水産社製)70
重量部、馬鈴薯澱粉(ホクレン製)19重量部、トウモ
ロコシ油(昭和産業製)5重量部、イカ肝油4重量部、
ミネラル混合物(ハルバー処方、河合製薬社製)1重量
部、ビタミン混合物(ハルバー処方、河合製薬社製)
0.9重量部及び安息香酸エステル0.1重量部からな
る組成の材料を微粉砕(200メッシュ以下)混合した
ものに適量の水分を与えて、加熱押出成形機にて押し出
し成形後、再度粉砕し、これを篩分けして、6〜100
μmの人工デトリタスを得た。この人工デトリタスの比
重は1.20、水中での減量率は24時間で10%であ
った。
【0035】実施例4 血粉70重量部、米粉19重量部、イカ肝油(理研ビタ
ミン製)9重量部、ミネラル混合物(ハルバー処方、河
合製薬社製)1重量部、ビタミン混合物(ハルバー処
方、河合製薬社製)1重量部及び安息香酸エステル0.
1重量部からなる組成の材料を微粉砕(200メッシュ
以下)混合したものに適量の水分を与えて、加熱押出成
形機にて押し出し成形後、再度粉砕し、これを篩分けし
て、6〜100μmの人工デトリタスを得た。この人工
デトリタスの比重は1.18、水中での減量率は24時
間で10%であった。
【0036】実施例5 殻長7cm前後のホタテ貝各100個体ずつを6個の飼
育篭に収容し、篭を内容積300リットルの円筒水槽6
基に一個ずつ吊り下げその水中重を計測した。海水温度
は15℃とし、各水槽とも自然海水を砂ろ過器とミリポ
アフイルターの2段ろ過して供給し、換水は5日毎とし
た。通気量は毎分60リットルとし、槽底の数カ所より
噴気供給し、気泡攪拌による人工デトリタスの分散浮遊
と酸素の供給を行った。実施例2、実施例3、実施例4
で製造した人工デトリタスを一日おきに貝重量(貝殻の
重量を除く)の5〜10%を目安に供給した。人工デト
リタスを供給して10日後の飼育貝の水中重を計測し、
体重増化率を求めた。対照として、米粉及びコーンスタ
ーチを10〜100μmに選別した飼料を用いて同様の
試験を行った。結果を第2表に示す。
【0037】
【表2】
【0038】実施例6 乾燥クロレラ粉末(協和醗酵工業社製)3重量部、イカ
ミール(協和醗酵工業社製)4重量部、魚粉(ホワイト
フィッシュミール、日本水産社製)1重量部、ラード1
重量部、ミネラル混合物(ハルバー処方、河合製薬社
製)0.1重量部、ビタミン混合物(ハルバー処方、河
合製薬社製)0.1重量部、カゼイン蛋白質(トーメン
社製)0. 8重量部、合計10重量部からなる組成の材
料を微粉砕(200メッシュ以下)混合したものに適量
の水分を与えて、加熱押出成形機にて押し出し成形後、
再度粉砕した。さらにトウモロコシ蛋白(ゼイン)5%
を含むアルコール溶液に浸漬し、直ちに風乾した。これ
を篩分けして、6〜100μmの人工デトリタスを得
た。この人工デトリタスの比重は1.17、水中での減
量率は24時間で5%であった。
【0039】実施例7 麻痺性貝毒に汚染されている殻長10cm前後のホタテ
貝各100個体ずつを6個の飼育篭に収容し、篭を内容
積300リットルの円筒水槽6基に一個ずつ吊り下げ
た。海水温度は15℃、10℃、の二段階とし、各水槽
とも自然海水を砂ろ過器とミリポアフイルターの2段ろ
過して供給し、換水は4日毎とした。通気量は毎分10
0リットルとし、槽底の数カ所より噴気供給した。試験
区には、実施例6で製造した人工デトリタスを用いた。
人工デトリタスは一日おきに貝重量(貝殻の重量を除
く)の5〜10%を目安に供給し、二日毎に槽底に残っ
ている人工デトリタスをサイホンで回収した。一方対照
区は無供給区と市販の淡水産クロレラを供給する区の二
区とした。淡水産クロレラの粒径は3〜5μmであり、
供給量は海水1ml当たり1×109 個体とした。試験
の期間は10日とし、二日毎に貝毒の残存量の測定を行
った。貝毒の測定は毎回10個体の貝を各槽から無差別
にサンプリングし、貝の重量(貝殻を除く)を測定した
後その中腸腺を集めてホモゲナイズして試料とし液体ク
ロマトグラフイーを用いた大島の分析法[ジャーナル・
オブ・エイオーエイシー・インターナショナル(J. AOA
C International ),78,528(1995)]に準
拠してサキシトキシン類を分別定量し、各換算値を乗じ
てマウスユニット(MU)に換算し、貝殻を除く貝1g
当たりの毒量を求めた。結果を第3表に示す。
【0040】
【表3】
【0041】第3表より明かなように人工デトリタス区
は対照区をはるかに上回る貝毒の減少が認められ人工デ
トリタス供給の効果が確認された。また貝毒の減少量は
水温によってかなり変化するが、その傾向は一定してい
て人工デトリタス供給の効果は明瞭であり、毒性値は、
温度10℃のとき10日目以降に、温度15℃のとき8
日目以降に規制値以下に減少した。
【0042】実施例8 下痢性貝毒に汚染されている殻長7cmのホタテ貝を各
100個体ずつ飼育篭に収容し、実施例7と同様の設
備、方法を用いて貝毒の除去試験をおこなった。試験区
に用いた人工デトリタスとしては実施例1に用いた試験
用人工デトリタスの組成から乾燥クロレラ3重量部を脱
脂大豆粉末3重量部に変更しベータ−カロチン0.1重
量部を除いた汎用の材料による人工デトリタスとした。
製法は実施例1と同様で、この製品の6〜100μmの
粒径区分を試験に用いた。一方対照区は無供給区と市販
の淡水産クロレラ区の二区とした。毒量の測定は毎回1
0個体の貝を各槽から無差別にサンプリングし貝の重量
(貝殻を除く)を測定した後、その中腸腺を集めてホモ
ゲナイズして試料とし、液体クロマトグラフイーを用い
て分析を行った。定量手法はリー(J. S. Lee )の分析
法[アグリカルチャル・バイオロジカル・ケミストリー
(Agric. Biol. Chem.),51,877(1987)]
に準拠し、オカダ酸とジノフィシトキシンを分別定量し
各換算値を乗じてマウスユニット(MU)に換算し、貝
殻を除く貝1g当たりの毒量を求めた。結果を第4表に
示す。
【0043】
【表4】
【0044】第4表より明かなように人工デトリタス区
は対照のクロレラ区、無供給区よりも顕著に貝毒の減少
が生じ人工デトリタス供給効果が認められた。また貝毒
の減少する傾向は水温によって異なり高水温の方が速か
った。人工デトリタス区では、毒性値は、温度10℃の
とき10日目以降に、温度15℃のとき6日目以降に規
制値以下に減少した。
【0045】実施例9 下痢性貝毒に汚染されている殻長12cmのホタテ貝を
用いて、実施例8と同様に試験し、貝殻を除く貝1g当
たりの毒量を求めた。結果を第5表に示す。
【0046】
【表5】
【0047】第5表より明かなように人工デトリタス区
は対照のクロレラ区、無供給区よりも顕著に貝毒の減少
が生じ人工デトリタス供給の効果が認められた。また貝
毒の減少する傾向は水温によって異なり高水温の方が速
かった。人工デトリタス区では、毒性値は、温度10℃
のとき10日目以降に、15℃のとき8日目以降に規制
値以下に減少した。
【0048】実施例10 麻痺性貝毒に汚染されている殻長8cm前後のマガキ各
100個体ずつを6個の飼育篭に収容し、篭を内容積3
00リットルの円筒水槽6基に一個ずつ吊り下げた。海
水温度は15℃、10℃、の二段階とし、各水槽とも自
然海水を砂ろ過器とミリポアフイルターの2段ろ過して
供給し、換水は4日毎とした。通気量は毎分100リッ
トルとし、槽底の数カ所より噴気供給した。試験区に
は、実施例6で製造した人工デトリタスを用いた。人工
デトリタスは一日おきに貝重量(貝殻の重量を除く)の
5〜10%を目安に供給し、二日毎に槽底に残っている
人工デトリタスをサイホンで回収した。一方対照区は無
供給区と市販の淡水産クロレラを供給する区の二区とし
た。淡水産クロレラの粒径は3〜5μmであり、供給量
は海水1ml当たり10億個体とした。試験の期間は1
0日とし、二日毎に貝毒の残存量の測定を行った。貝毒
の測定は毎回10個体の貝を各槽から無差別にサンプリ
ングし、貝の重量(貝殻を除く)を測定した後その可食
部全体を集めてホモゲナイズして試料とし液体クロマト
グラフイーを用いた大島の分析法[ジャーナル・オブ・
エイオーエイシー・インターナショナル(J. AOAC Inte
rnational ),78,528(1995)]に準拠して
サキシトキシン類を分別定量し、各換算値を乗じてマウ
スユニット(MU)に換算し、貝殻を除く貝1g当たり
の毒量を求めた。結果を第6表に示す。
【0049】
【表6】
【0050】第6表より明かなように人工デトリタス区
は対照区をはるかに上回る貝毒の減少が認められ、8日
目には出荷規制値以下になり、人工デトリタス供給の効
果が確認された。
【0051】
【発明の効果】本発明により、有毒プランクトンを摂取
することにより毒化してしまった二枚貝の含有する毒を
除去することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工デトリタスを二枚貝に供給すること
    を特徴とする毒化した二枚貝から毒成分を除去する除毒
    方法。
  2. 【請求項2】 人工デトリタスが、二枚貝が消化可能な
    人工飼料からなり、粒径が1〜200μm、比重が1.
    00〜1.25、水中での減量率が飼育水に48時間の
    浸漬を行ったときに10%以下である請求項1記載の除
    毒方法。
  3. 【請求項3】 二枚貝が消化可能な人工飼料からなり、
    粒径が1〜200μm、比重が1.00〜1.25、水
    中での減量率が飼育水に48時間の浸漬を行ったときに
    10%以下である人工デトリタス。
JP9203687A 1997-07-30 1997-07-30 二枚貝の除毒方法及び人工デトリタス Withdrawn JPH1146617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9203687A JPH1146617A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 二枚貝の除毒方法及び人工デトリタス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9203687A JPH1146617A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 二枚貝の除毒方法及び人工デトリタス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1146617A true JPH1146617A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16478186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9203687A Withdrawn JPH1146617A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 二枚貝の除毒方法及び人工デトリタス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1146617A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098640A1 (en) * 2005-03-18 2006-09-21 Fjord Technology As Detoxification of shellfish
JP2009171954A (ja) * 2008-10-22 2009-08-06 Kitasato Institute 麻痺性貝毒成分の除去
WO2009096398A1 (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 School Juridical Person Kitasato Institute 麻痺性貝毒成分の除去
WO2017110876A1 (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 国立大学法人京都大学 牡蠣の出荷用前処理剤、牡蠣の出荷の前処理方法、牡蠣への着色方法、牡蠣の製造方法、および前記牡蠣の製造方法を用いて得られる牡蠣
WO2021186996A1 (ja) * 2020-03-16 2021-09-23 うみの株式会社 牡蠣などの貝類を生かしたまま任意の風味付けを施し、提供するための製造方法および該貝類の提供

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098640A1 (en) * 2005-03-18 2006-09-21 Fjord Technology As Detoxification of shellfish
WO2009096398A1 (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 School Juridical Person Kitasato Institute 麻痺性貝毒成分の除去
JP2009171954A (ja) * 2008-10-22 2009-08-06 Kitasato Institute 麻痺性貝毒成分の除去
WO2017110876A1 (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 国立大学法人京都大学 牡蠣の出荷用前処理剤、牡蠣の出荷の前処理方法、牡蠣への着色方法、牡蠣の製造方法、および前記牡蠣の製造方法を用いて得られる牡蠣
WO2021186996A1 (ja) * 2020-03-16 2021-09-23 うみの株式会社 牡蠣などの貝類を生かしたまま任意の風味付けを施し、提供するための製造方法および該貝類の提供

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Das et al. Important live food organisms and their role in aquaculture
Becker Microalgae for aquaculture: nutritional aspects
Cao et al. Replacement of fishmeal by spirulina Arthrospira platensis affects growth, immune related-gene expression in gibel carp (Carassius auratus gibelio var. CAS III), and its challenge against Aeromonas hydrophila infection
Dernekbasi et al. Effect of dietary supplementation of different rates of Spirulina (Spirulina platensis) on growth and feed conversion in Guppy (Poecilia reticulata Peters, 1860)
JP6703954B2 (ja) マイクロカプセル化された水産養殖用飼料
Abdulrahman Evaluation of Spirulina spp. as food supplement and its effect on growth performance of common carp fingerlings
JP2018504887A (ja) 水産養殖試料における使用のための試料添加材料
Duffy et al. The contribution of naturally occurring food items to the diet of Cherax destructor when fed formulated diets of differing protein levels
JP2004008029A (ja) 飼料用添加物、それが添加された飼料及び釣り餌
Li et al. Effects of defatted Haematococcus pluvialis meal (DHPM) supplementation on the growth performance, and the carotenoid content and composition in the rotifer (Brachionus plicatilis)
WO2005027651A1 (ja) 動物プランクトン用飼料
Kumlu et al. Larval pigmentation, survival and growth of Penaeus indicus fed the nematode Panagrellus redivivus enriched with astaxanthin and various lipids
Mounes et al. Effect of Azolla pinnata and Nannochloropsis oculata on growth performance and immunoresponse of Nile tilapia (Oreochromis niloticus) and its resistance to bacterial infection
Zhu et al. Substitution of microalgae with microcapsule diet for two bivalve species, manila clam Ruditapes philippinarum and razor clam Sinonovacula constricta
JPH1146617A (ja) 二枚貝の除毒方法及び人工デトリタス
Divya et al. Microalgae-A boon for larviculture of aquatic organisms
Nurjanah et al. Minerals and heavy metals of banana puffer fish from sea of region gebang, cirebon west java
CN109601776A (zh) 一种适用于草鱼养殖的饲料及其制备方法
Vairappan Probiotic fortified seaweed silage as feed supplement in marine hatcheries
Sivaji Evaluation of different feeds for the culture of Artemia parthenogenetica
Abbas et al. The Ability to Use Spirulina sp. as Food for Common Carp Fish (Cyprinus carpio L. 1758)
EP3685676B1 (en) Zero-starch and binder-free starter compound feed for fish, and preparation method thereof
Harel et al. 31 Heterotrophic Production of Marine Algae for Aquaculture
JPH0383577A (ja) 破砕藻体組成物、その製造法、食品、飼料、着色剤及び抗酸化剤
JP2005102604A (ja) 二枚貝類の稚貝用粉末状飼料、二枚貝類の稚貝用粉末状飼料の製造方法、二枚貝類の稚貝の育成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005