JPH1146352A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH1146352A
JPH1146352A JP9199475A JP19947597A JPH1146352A JP H1146352 A JPH1146352 A JP H1146352A JP 9199475 A JP9199475 A JP 9199475A JP 19947597 A JP19947597 A JP 19947597A JP H1146352 A JPH1146352 A JP H1146352A
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Takeshi Sakai
武 坂井
Takaaki Matono
孝明 的野
Tatsuo Nagata
辰雄 永田
Koichi Sudo
幸一 須藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターレース方式の映像信号を任意の拡大
率に合わせてノンインターレース方式の映像信号に拡大
して変換する。 【解決手段】 補間係数発生手段5は、隣合う2本の入
力走査線の映像信号を1本の順次走査線の映像信号に変
換するにあたって、入力走査線と順次走査線の画面上に
おける位置の相対関係を保持するように、重み係数に相
当する補間係数を拡大率に基づいて発生し、オフセット
値設定手段6は、奇数と偶数フィールドの入力走査線の
相対位置ずれを修正するオフセット値を発生し、画像変
換手段2は、2つの入力走査線の映像信号に対応する補
間係数又はオフセット値を加算した補間係数をそれぞれ
乗じて加算することにより、1本の順次走査線の映像信
号を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置に係
り、特にインターレース方式の映像信号をノンインター
レース方式の映像信号に拡大して変換する画像変換処理
装置を備えた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のテレビジョン受像機においては、
1フレームの映像信号を走査線単位で奇数と偶数の2つ
のフィールド映像信号に分け、それらのフィールド映像
信号を交互に走査して表示するインターレース方式が採
用されている。これに対し、液晶表示装置等において
は、そのようなインターレース走査をしないノンインタ
ーレース方式が採用されている。したがって、液晶表示
装置等のノンインターレース方式の表示装置にインター
レース方式の映像信号を表示するには、特開平3−25
8177号公報等に記載されているように、インターレ
ース方式の映像信号をノンインターレース方式の映像信
号に変換することが行われている。すなわち、奇数フィ
ールドと偶数フィールドについて、それぞれの隣合う2
本の走査線の映像信号を所定の割合で加算して、ノンイ
ンターレース方式の1つの順次走査線に係る映像信号を
作成し、奇数フィールドと偶数フィールドとで共通の表
示素子を駆動するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術によれ
ば、映像を拡大して変換することについて考慮されてな
い。つまり、上記従来技術によれば、ノンインターレー
ス方式の表示装置に走査される走査線の数は、フィール
ドの走査線の数で決まってしまい、例えば、1フィール
ドの走査線数が262本又は263本のNTSC方式の
入力信号を変換すると、262本分程度の走査線しか作
成されないことになる。そのため、表示装置がパーソナ
ルコンピュータのVGAモード相当である場合、例え
ば、1フィールドの走査線数が480本あるにもかかわ
らず、262本分程度の範囲、つまり約半分の画面領域
にしか表示されないことになり、表示装置の画面を十分
に活かしきれない。そこで、インターレース方式の映像
信号をノンインターレース方式の映像信号に拡大して変
換する画像処理方法が要望されるところである。
【0004】ところで、任意の拡大率に合わせて映像信
号を拡大変換する画像処理方法が、特開平7−9554
0号公報に記載されているが、同公報に記載されたもの
は、ノンインターレース方式の映像信号をインターレー
ス方式の映像信号に変換するものであるから、そのまま
では、上記要望に対応することができない。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、インタ
ーレース方式の映像信号を任意の拡大率に合わせてノン
インターレース方式の映像信号に拡大して変換でき、表
示画面を有効に利用することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、設定された
垂直方向の拡大率に基づいて補間係数を発生する補間係
数発生手段と、オフセット値の設定手段とを設け、補間
係数発生手段は、設定された拡大率をwとし、ノンイン
ターレース方式の順次走査線の番号をn(但し、n=
1,2,3…の自然数)としたとき、下記式により奇数
フィールド用の補間係数(Mo、No)を構成する少な
くともMoを発生し、 Mo=(n−1)W+S1−[(n−1)W+S1] ここで、W=1−1/w、[ ]は少数部を切り捨てる
ガウス記号、S1は第1のオフセット値 画像変換手段は、下記式により補間係数のNoを求める
とともに、偶数フィールド用の補間係数(Me、Ne)
を求め、 No=1−Mo Me=Mo+S2−[Mo+S2] Ne=1−Me ここで、S2は第2のオフセット値 インターレース方式の映像信号のフィールドに合わせて
補間係数を選択し、選択した補間係数に従って、各フィ
ールドごとに着目する入力走査線と補間係数を順次変え
ながら、着目入力走査線の1本前の入力走査線の映像信
号にMo又はMeを乗じ、着目入力走査線の映像信号に
No又はNeを乗じて、それらを加算して第n番目の順
次走査線の映像信号を生成し、Mo又はMeが第(n−
1)番目の順次走査線に用いたMo又はMeよりも小さ
く変化したときは、第(n−1)番目の順次走査線に用
いたのと同一の入力走査線の映像信号を用いて第n番目
の順次走査線の映像信号を生成することにより、解決す
ることができる。
【0007】すなわち、基本的には、入力走査線のうち
の隣合う2本の入力走査線の映像信号を用いて、1本の
順次走査線の映像信号に変換する。その際に、2本の入
力走査線の映像信号に、それぞれ重み係数に相当する補
間係数を掛けて加算して、1本の順次走査線の映像信号
を作成する。ところで、画像を拡大する場合は、入力走
査線に対して順次走査線の数を増やさなければならな
い。例えば、垂直方向の拡大率が6/5倍又は8/5の
場合は、それぞれ入力走査線5本に対して、順次走査線
を6本又は8本にしなければならない。しかも、拡大し
た画像の歪を無くすためには、入力走査線と順次走査線
の画面上における物理的な位置の相対関係を保持しなけ
ればならない。
【0008】そこで、本発明は、それぞれ等間隔で配置
され、かつ本数が異なる入力走査線と順次走査線に対
し、それらの物理的な位置の相対関係を保持して画像を
拡大すべく、前記式に示したように補間係数を工夫した
ことを特徴とする。つまり、例えば、5本の入力走査線
から8本の出力走査線を作成する場合、奇数フィールド
の第1番目と第6番目の入力走査線と、ノンインターレ
ースの第1番目と第9番目の順次走査線とを、それぞれ
同一位置にするように順次走査線の間隔を設定する。そ
して、その設定された位置の各順次走査線の上下に位置
する2本の入力走査線の映像信号を、物理的な相対位置
関係に合わせて重み(補間係数)を付けて加算すること
により、順次走査線の映像信号とするようにしたのであ
る。なお、第1番目の入力走査線と第1番目の順次走査
線のように、同一位置になる場合は、その1本前の入力
走査線の重み係数(補間係数)を0(ゼロ)にするよう
にしている。
【0009】また、偶数フィールドは、奇数フィールド
に対して入力走査線の間隔で1/2ずれているから、そ
の偶数フィールドの入力走査線から、ノンインターレー
スの順次走査線を作成するには、物理的な相対位置関係
を合わせるために、オフセット値を1/2に設定して、
これを重み係数(補間係数)に加算して調整するように
しているのである。つまり、第1のオフセット値S1
0で、第2のオフセット値S2が1/2の場合である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施の形態に
係る画像表示装置の主要部の構成図を示す。図示のよう
に、インターレース方式の映像信号は、画像メモリ1に
一旦格納される。画像メモリ1に格納された映像信号
は、適宜、画像変換手段2により読み出され、ノンイン
ターレース方式の映像信号に拡大変換されて、図示して
いない表示制御手段により表示画面に表示される。この
画像変換手段2の変換条件を可変設定する変換条件設定
手段は、拡大率設定手段4と、補間係数発生手段5と、
オフセット値設定手段6と、加算器7、切換スイッチ8
を含んで形成されている。
【0011】拡大率設定手段4は、拡大率wに応じた拡
大設定値Wを補間係数発生手段5に供給する。補間係数
発生手段5は、拡大率に応じた順次走査線を作って映像
信号を拡大する信号処理において、拡大設定値Wから補
間係数を作成する。
【0012】その補間係数の発生法について、図3に示
した具体例を用いて説明する。図3は、インターレース
方式の映像信号を、垂直方向に6/5倍に拡大する場合
の例であり、入力走査線(A)と順次走査線(B)との
走査線位置の関係、及び補間係数を示している。同図
で、Aに示すような入力走査線(実線は奇数フィール
ド、破線は偶数フィールド)が供給された場合に、奇数
フィールドでは、例えば、1番目の入力走査線1oが1
/6倍され、これに2番目の入力走査線2oが5/6倍
されて加算され、Bに示すような順次走査線2mが形成
される。同様にして、2番目の入力走査線2oの2/6
倍と3番目の入力走査線3oの4/6倍、3番目の入力
走査線3oの3/6倍と4番目の入力走査線4oの3/
6倍、4番目の入力走査線4oの4/6倍と5番目の入
力走査線5oの2/6倍、5番目の入力走査線5oの5
/6倍と6番目の入力走査線6oの1/6倍、5番目の
入力走査線5oの0/6倍と6番目の入力走査線6oの
6/6倍、……がそれぞれ加算され、順次走査線3m、
4m、5m、6m、7m、……が形成される。
【0013】また、偶数フィールドでは、例えば、1番
目の入力走査線1eが4/6倍され、2番目の入力走査
線2eが2/6倍されて、それぞれ加算され、同図Bに
示すような順次走査線2mが形成される。同様にして、
2番目の入力走査線2eの5/6倍と3番目の入力走査
線3eの1/6倍、2番目の入力走査線2eの0/6倍
と3番目の入力走査線3eの6/6倍、4番目の入力走
査線4eの1/6倍と5番目の入力走査線5eの5/6
倍、5番目の入力走査線5eの2/6倍と6番目の入力
走査線6eの4/6倍、5番目の入力走査線5eの3/
6倍と6番目の入力走査線6eの3/6倍、……がそれ
ぞれ加算され、順次走査線3m、4m、5m、6m、7
m、……が形成される。
【0014】つまり、インタレース方式の入力走査線
は、1o〜5oあるいは1e〜5eの5本の走査ライン
を周期とし、これに対し順次走査線は1m〜6mの6本
の走査ラインを周期として同様に変換が行われ、入力さ
れる映像信号を6/5倍したノンインターレースの映像
信号が生成される。
【0015】ここで、図3に示す順次走査線を作成する
方法を一般化する。まず、奇数フィールドの2つの入力
走査線に与える補間係数を(Mo,No)とし、同様に
偶数フィールドの補間係数を(Me,Ne)とする。但
し、Mo,Meは着目する入力走査線の1本前の入力走
査線に与える補間係数とし、No,Neは着目する入力
走査線に与える補間係数とする。また、ノンインターレ
ース方式の順次走査線の番号をn(但し、n=1,2,
3…の自然数)とすると、nライン目の順次走査線に係
る補間係数は次式で表すものとなる。
【0016】
【数1】 Mo=(n−1)W+S1−[(n−1)W+S1] No=1−Mo Me=Mo+S2−[Mo+S2] Ne=1−Me ここで、W=1−1/w、[ ]は少数部を切り捨てる
ガウス記号、S1は第1のオフセット値、S2は第2のオ
フセット値であり、0≦Mo<1、0≦Me<1、0<
No≦1、0<Ne≦1で、かつ少数である。
【0017】このようにして求められる補間係数の列の
うちから、インターレース方式の映像信号のフィールド
に合わせて補間係数を選択し、選択した補間係数に従っ
て、各フィールドごとに着目する入力走査線と補間係数
を順次変えながら、着目入力走査線の1本前の入力走査
線の映像信号にMo又はMeを乗じ、着目入力走査線の
映像信号にNo又はNeを乗じて、それらを加算して第
n番目の順次走査線の映像信号を生成する。また、Mo
又はMeが(n−1)番目の順次走査線に用いたMo又
はMeよりも小さく変化したとき、つまり、上記式によ
れば、Moは走査線が進むにつれてWづつ増加するが、
Mo<1、Me<1の条件により、1を超えると整数部
がカットされるので、その時に小さく変化する。そし
て、その場合は、(n−1)番目の順次走査線に用いた
のと同一の入力走査線の映像信号を用いて第n番目の順
次走査線の映像信号を生成する。これにより、合理的に
拡大映像の順次走査線に係る映像信号を生成できる。
【0018】ところで、上述の補間係数の物理的な意味
は、2本の入力走査線の映像信号を加算して1本の順次
走査線の映像信号を作成するあたって、それら2本の入
力走査線の重み付けに相当する。つまり、画像を拡大す
る場合は、入力走査線に対して順次走査線の数を増やさ
なければならない。例えば、垂直方向の拡大率が6/5
倍又は8/5の場合は、それぞれ入力走査線5本に対し
て、順次走査線を6本又は8本にしなければならない。
しかも、拡大した画像の歪を無くすためには、入力走査
線と順次走査線の画面上における物理的な位置の相対関
係を保持しなければならない。そこで、それぞれ等間隔
で配置され、かつ本数が異なる入力走査線と順次走査線
に対し、それらの物理的な位置の相対関係を保持して画
像を拡大するようにしたのである。
【0019】例えば、5本の入力走査線から6本の出力
走査線を作成する場合、奇数フィールドの第1番目と第
6番目の入力走査線と、ノンインターレースの第1番目
と第7番目の順次走査線とを、それぞれ同一位置にする
ように順次走査線の間隔を設定する。そして、その設定
された位置の各順次走査線の上下に位置する2本の入力
走査線の映像信号を、物理的な相対位置関係に合わせて
重み(補間係数)を付けて加算することにより、順次走
査線の映像信号とするようにしたのである。なお、奇数
フィールドの1番目の入力走査線と第1番目の順次走査
線のように、同一位置になる場合は、その1本前の入力
走査線の重み係数(補間係数)を0(ゼロ)にするよう
にしているが、偶数フィールドの1番目の入力走査線と
第1番目の順次走査線の場合は、その限りではない。
【0020】また、偶数フィールドは、奇数フィールド
に対して入力走査線の間隔で1/2ずれているから、そ
の偶数フィールドの入力走査線から、ノンインターレー
スの順次走査線を作成するには、物理的な相対位置関係
を合わせるために、オフセット値を1/2に設定して、
これを重み係数(補間係数)に加算して調整するように
する。つまり、第1のオフセット値S1が0で、第2の
オフセット値S2が1/2の場合である。
【0021】具体的には、図3に示す6/5倍を実現す
る場合は、奇数フィールドの各入力走査線に与える補間
係数(Mo,No)は、(0*,1)、(1/6,5/
6)、(2/6,4/6)、(3/6,3/6)、(4
/6,2/6)、(5/6,1/6)となり、これを5
本の入力走査線の周期ごとに繰り返せばよい。一方、偶
数フィールドにおいては、走査線の重心位置がずれてい
ることから、そのまま同一位置の順次走査線の映像信号
にするとラインフリッカ等が発生することから、上述し
たように、オフセット値S1、S2を設定している。つま
り、図3に示すように、偶数フィールドの補間係数の列
(Me,Ne)には、(3/6,3/6)、(4/6,
2/6)、(5/6,1/6)、(0*,1)、(1/
6,5/6)、(2/6,4/6)を与えてある。さら
に、図から理解されるように、Mo又はMeの値が小さ
く変化したとき、つまり少数部から整数部に繰り上がり
が生じたときであり、上記係数列にて*印を付けて示し
たもののときは、その前の補間係数を乗じた2つの入力
走査線と同じ2つの入力走査線を用いて、次の順次走査
線の映像信号を作成する。
【0022】図2に、図3の補間係数のMoを発生する
に好適な補間係数発生手段5の一例を示す。本例では、
拡大率設定手段4から、設定拡大率wに基づいて演算さ
れた拡大設定値Wが、入力端子11に入力される。そし
て、入力される拡大設定値Wは、加算器12を介してラ
ッチ手段13に入力される。ラッチ手段13は、入力端
子14に入力されるラインクロック(入力映像の水平同
期信号に同期したクロック)に同期してラッチ動作を繰
返し、入力端子22に入力されるリセット信号(垂直同
期信号のようなフィールド単位の信号)に同期してリセ
ットされる。そして、ラッチ手段13の出力は加算器1
2に入力されている。このように形成されることから、
補間係数発生手段5によれば、入力される拡大設定値W
をラインクロックが入力されるたびに加算し、その加算
値を補間係数の列として順次出力する。
【0023】なお、ラッチ手段13から出力される補間
係数Moを、加算値の整数部を除いた少数部とすること
により、6/5倍だけでなく、任意の倍率(例えば8/
5倍)に適用できる。また、入力端子22に垂直同期信
号のようなフィールド単位の信号を入力した場合は、フ
ィールドが次々に進んでも、フィールドごとにリセット
がかかり、同じ位置にある走査線の補間係数が常に同じ
値となるため、静止画像のような複数フィールドにわた
って同じ映像信号であっても常に同じ映像状態を保つこ
とができる。
【0024】このようにして補間係数発生手段5から発
生された補間係数Moは、切換スイッチ8を介して、奇
数フィールドの場合はそのまま画像変換手段2に与えら
れる。一方、補間係数Moに加算器7においてオフセッ
ト値S2が加算されてMeとされ、偶数フィールドの場
合に合わせて切換スイッチ8を介して画像変換手段2に
与えられる。なお、補間係数発生手段5は図2に示され
たものに限られるものではなく、予め補間係数の列を拡
大率w又は拡大設定値Wに対応させてROMに格納して
おき、拡大率w又は拡大設定値Wをアドレスとして指定
することにより、補間係数の列を順次出力させるように
することもできる。
【0025】画像変換手段2は、入力されるMo又はM
eに基づいて、前記式によりNo、Neを求め、ライン
クロックと補間係数の変化に応動して、画像メモリ1内
に一旦格納されされているインターレース方式の映像信
号を入力走査線ごとに順次取り込み、2つの入力走査線
に対応する補間係数を乗じて加算して順次走査線の映像
信号に拡大、変換して、図示していない表示制御手段に
出力する。
【0026】このように構成されることから、図1の実
施形態によれば、インターレース方式の映像信号を任意
の拡大率に合わせてノンインターレース方式の映像信号
に拡大して変換でき、表示画面を有効に利用することが
できる。
【0027】図4に、図1の実施の形態を用いて、5本
の入力走査線から8本の出力走査線を作成して拡大する
場合の入力走査線と補間係数の関係を示す。図示のよう
に、奇数フィールドの1番目と6番目の入力走査線(1
o、6o)と、ノンインターレースの1番目と9番目の
順次走査線(1m、9m)とを、それぞれ同一位置にす
るように順次走査線の間隔を設定する。そして、その設
定された位置の各順次走査線の上下に位置する2本の入
力走査線の映像信号を、物理的な相対位置関係に合わせ
て補間係数を付けて加算することにより、順次走査線の
映像信号とするようにしている。拡大率w=8/5であ
るから、W=3/8となり、Moは(0、3/8、6/
8、1/8*、4/8、7/8、2/8*、5/8)を
繰返し、これに応じてNoは(1、5/8、2/8、7
/8、4/8、1/8、6/8、3/8)を繰り返す。
同様に、Meは(4/8、7/8、2/8*、5/8、
0*、3/8、6/8、1/8*)を、Neは(4/
8、1/8、6/8、3/8、0、5/8、2/8、7
/8)をそれぞれ繰り返す。そして、図から理解される
ように、Mo又はMeの値が小さく変化したとき、つま
り少数部から整数部に繰り上がりが生じたときであり、
上記係数列にて*印を付けて示したもののときは、その
前の補間係数を乗じた2つの入力走査線と同じ2つの入
力走査線を用いて、次の順次走査線の映像信号を作成す
る。
【0028】このようにすることにより、任意の拡大率
に合わせて、インターレース方式の映像信号をノンイン
ターレース方式の映像信号に拡大して変換することがで
きる。 図5は、本発明の他の実施の形態の主要部構成
図を示す。同図に表した部分は、図1における変換条件
設定手段に対応する部分であり、図1、2と同一機能構
成の部分には同一符号を付して説明を省略する。切換ス
イッチ21、オフセット値設定手段23が新たに加えら
れ、これに伴って補間係数発生手段20が変形されてい
る。
【0029】同において、オフセット値設定手段23か
らは設定値S1=0を、オフセット値設定手段3からは
設定値S2=1/2が、それぞれ切換スイッチ5に供給
されている。切換スイッチ5は、入力端子16からのフ
ィールド判別信号により、奇数フィールドであれば端子
aを、偶数フィールドであれば端子bを選択し、選択し
たオフセット値を切換スイッチ21の端子bに供給す
る。ここで、入力端子22に、例えば垂直同期信号のよ
うなフィールド単位の信号を入力して、フィールドが変
わって映像の表示期間が始まる前の所定の入力走査線分
の間、切換スイッチ21を端子b側に設定することによ
り、奇数フィールド時にはオフセット値=0、偶数フィ
ールド時にはオフセット設定値=1/2をラッチ手段1
3に供給する。次に、入力端子22からの信号を切り換
えて、切換スイッチ21が端子aを選択してからは、図
2の実施形態と同様に、入力走査線が進むにつれて、拡
大設定値Wが加算されて、図1と同様の補間係数Moの
列が出力される。
【0030】このように、フィールドごとに補間係数に
オフセットを持たせることによって、インタレース方式
の映像信号を拡大し、さらにノンインタレースで表示す
る場合に、フィールドに関係なく、正しい重心位置の走
査線を確保できるため、高画質な拡大映像に変換するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、インタレース方式の映
像信号を拡大してノンインタレース表示に変換でき、か
つ走査線の重心位置ずれによる画質劣化のない高画質な
映像信号を簡単な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置の主要部の一実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】図1の補間係数発生手段の具体例を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明にかかる映像信号の拡大変換処理を、6
/5倍を例にして説明する図である。
【図4】本発明にかかる映像信号の拡大変換処理を、8
/5倍を例にして説明する図である。
【図5】本発明の他の実施の形態のブロック図である。
【符号の説明】
1 画像メモリ 2 画像変換手段 4 拡大率設定手段 5、20 補間係数発生手段 6、23 オフセット値設定手段 7、12 加算器 8、21 切換スイッチ 13 ラッチ手段
フロントページの続き (72)発明者 的野 孝明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 永田 辰雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 須藤 幸一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターレース方式の映像信号をノンイ
    ンターレース方式の映像信号に変換する画像変換手段を
    備えてなる画像表示装置において、設定された垂直方向
    の拡大率に基づいて補間係数を発生する補間係数発生手
    段と、オフセット値の設定手段とを設け、前記補間係数
    発生手段は、設定された拡大率をwとし、ノンインター
    レース方式の順次走査線の番号をn(但し、n=1,
    2,3…の自然数)としたとき、下記式により奇数フィ
    ールド用の補間係数(Mo、No)を構成する少なくと
    もMoを発生し、 Mo=(n−1)W+S1−[(n−1)W+S1] ここで、W=1−1/w、[ ]は少数部を切り捨てる
    ガウス記号、S1は第1のオフセット値 前記画像変換手段は、下記式により前記補間係数のNo
    を求めるとともに、偶数フィールド用の補間係数(M
    e、Ne)を求め、 No=1−Mo Me=Mo+S2−[Mo+S2] Ne=1−Me ここで、S2は第2のオフセット値 インターレース方式の映像信号のフィールドに合わせて
    前記補間係数を選択し、選択した補間係数に従って、各
    フィールドごとに着目する入力走査線と補間係数を順次
    変えながら、着目入力走査線の1本前の入力走査線の映
    像信号にMo又はMeを乗じ、着目入力走査線の映像信
    号にNo又はNeを乗じて、それらを加算して第n番目
    の順次走査線の映像信号を生成し、Mo又はMeが第
    (n−1)番目の順次走査線に用いたMo又はMeより
    も小さく変化したときは、第(n−1)番目の順次走査
    線に用いたのと同一の入力走査線の映像信号を用いて第
    n番目の順次走査線の映像信号を生成することを特徴と
    する画像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像表示装置におい
    て、前記第1のオフセット値S1が0で、第2のオフセ
    ット値S2が1/2であることを特徴とする画像表示装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009060464A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Toshiba Corp 映像高解像度化装置及び方法
JP2011188376A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Toshiba Corp 画像処理装置と画像処理方法

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