JPH1146264A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH1146264A
JPH1146264A JP9202714A JP20271497A JPH1146264A JP H1146264 A JPH1146264 A JP H1146264A JP 9202714 A JP9202714 A JP 9202714A JP 20271497 A JP20271497 A JP 20271497A JP H1146264 A JPH1146264 A JP H1146264A
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JP
Japan
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film
developed
cylindrical roller
roller
adapter
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Withdrawn
Application number
JP9202714A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Inoue
将利 井上
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH1146264A publication Critical patent/JPH1146264A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オートローディング時のフィルムの給送をスム
ーズにするとともに、フイルムの副走査駆動以外の巻上
げ給送や巻き戻しの際にフィルムに負荷のかからない画
像入力装置を提供する。また、上記ラインセンサが画像
情報を確実に取り込むことができる小型の画像入力装置
を提供する。 【解決手段】外表面に設けられた湾曲部によって現像済
みフィルムを押圧する透明な押圧部材を設け、上記押圧
部材をフイルムから所定の撮影駒の画像情報を撮像する
際にのみ、上記現像済みフィルムの方向、又は現像済み
フィルムから離れる方向に駆動するようにした。又、押
圧手段の内部に光源を設けて光源用のスペースを小さく
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ラインセンサによって現像済
みの写真フィルムから画像情報を取り込む画像入力装置
に関し、詳しくは取り込んだ画像情報をパソコンやモニ
タテレビ等に出力可能な画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラインセンサ等により長尺状の現像済ス
チル写真フィルムから画像情報を取り込み、その画像情
報をパソコン等に出力する画像入力装置は既に知られて
いる。例えば、特開平7−143396号公報には、現
像済スチル写真フィルムの後方から光を照射して該写真
フィルムから画像情報をラインセンサによって取り込む
画像入力装置において、ローディング時は固定して設け
られた透明な湾曲状ガイド部材に向かって上記写真フィ
ルムを一定の速度で給送し、湾曲状ガイド部材と該写真
フィルムとが接触したローディング後は一定の速度且つ
一定の張力で給送することにより、ラインセンサによっ
て写真フィルムから画像情報を取り込む際に写真フィル
ムの幅方向の巻きぐせを矯正した状態となるようにした
画像入力装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−143396号公報は、静止している湾曲状ガイド
部材にローディング中のフィルムを接触させる構成とな
っているため、カートリッジから送り出されたフィルム
の先端部やシート状フィルムの先端部が湾曲状ガイド部
材に引っ掛かってフィルムの給送自体がスムーズにいか
なくなるという問題点があった。また、フイルムの副走
査駆動時以外の巻上げ巻き戻し給送の際も湾曲状ガイド
部材とフイルムとが接しているので、フイルムに負荷が
かかりスムーズな給送ができなかった。更に、湾曲状ガ
イド部材の後方にフィルム照射用光源があるため、光源
用のスペースが必要であり大型化するという問題点があ
った。
【0004】本願は上記問題点を解決するために為され
たもので、オートローディング時のフィルムの給送をス
ムーズにするとともに、フイルムの副走査駆動以外の巻
上げ給送や巻き戻しの際にフィルムに負荷のかからない
画像入力装置を提供することを目的とする。また、上記
ラインセンサが画像情報を確実に取り込むことができる
小型の画像入力装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本願発明の第1の画像入力装置は、現像済みフィル
ムに光を照射する光照射手段と、上記光を照射された現
像済みフィルムから画像情報を取り込むラインセンサ
と、外表面に設けられた湾曲部によって上記現像済みフ
ィルムを押圧する透明な押圧部材と、上記押圧部材を上
記現像済みフィルムの方向、又は現像済みフィルムから
離れる方向に駆動する駆動手段と、を具備したことを特
徴とする。
【0006】上記の目的を達成するために本願発明の第
2の画像入力装置は、現像済みフィルムを給送するロー
ラ手段と、給送された現像済みフィルムに光を照射する
光照射手段と、上記光を照射された現像済みフィルムか
ら画像情報を取り込むラインセンサと、外表面に設けら
れた湾曲部によって上記現像済みフィルムを押圧する透
明な押圧部材と、上記ラインセンサが所定の撮影駒から
画像情報を取り込む際に、上記押圧部材を上記現像済み
フィルムの方向に所定量駆動する駆動手段と、を具備し
たことを特徴とする。
【0007】上記の目的を達成するために本願発明の第
3の画像入力装置は、請求項1又は2において、上記光
照射手段が押圧部材の内部に設けられていることを特徴
とする。
【0008】
【作用】本願発明の第1の画像入力装置は、駆動手段に
よって、現像済みフィルムの装填前には外表面に湾曲部
が設けられた透明な押圧部材が該現像済みフィルムから
待避する位置にセットされ、現像済みフィルムのローデ
ィング後には現像済みフィルムから画像情報を取り込む
ために該現像済みフィルムを所定量押圧する位置まで駆
動される。その後、ラインセンサが上記光を照射された
現像済みフィルムから画像情報を取り込む。
【0009】本願発明の第2の画像入力装置は、ローラ
手段によって現像済みフィルムが給送され、駆動ローラ
が給送されたフイルムに一定の張力を付与する。そし
て、張力付与状態の写真フィルムに向かって押圧部材が
駆動され、該押圧部材が該現像済みフィルムを所定量押
圧する位置まで移動された後、光照射手段によって光が
照射される。その後、ラインセンサは上記光を照射され
た現像済みフィルムから画像情報を取り込む。
【0010】本願発明の第3の画像入力装置は、上記第
2及び第3の画像入力装置において、上記現像済みフィ
ルムに向かって押圧部材が所定量移動した後、押圧部材
の内部に設けられている光照射手段が光を照射する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本願発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1から図6は
第1の実施の形態を説明するための図で、図1は画像入
力装置の斜視図を、図2は画像入力装置に装着されるア
ダプタの斜視図をそれぞれ示している。また、図3及び
図4は図1の画像入力装置を説明するための断面図で、
図5は透明な押圧部材と現像済みの写真フィルムとの位
置関係を説明するための図である。図5において、
(a)は透明な押圧部材が現像済みフイルムを所定量押
圧している状態を示しており、(b)は非押圧状態を示
している。図6は画像情報を検出しない場合のアダプタ
内現像済みフイルムと円筒状ローラとの位置関係を説明
するための図である。
【0012】図1に示した様に、画像入力装置は本体1
とこの本体1に着脱自在なアダプタ2とから構成されて
いて、上記本体1には画像入力装置をon/offする
電源スイッチ3が設けられている。又、上記着脱自在な
アダプタ2は135フイルムやAPS用フィルム等の様
々なタイプのフィルムに対応できるもので、本実施形態
ではAPS用フィルムに対応出来るAPSフィルムカー
トリッジ4(以下、APSカートリッジ4)を装填する
カートリッジ装填部5と開閉ブタ6が設けられているア
ダプタを使用する。尚、上記アダプタ2は図2に示した
ような外観をしていて、画像入力装置本体1に対して着
脱する際に、該本体1に設けられた後述のベース17を
逃げるための凹部2aが設けられている。
【0013】次に、図3及び図4を用いて第1の実施形
態における画像入力装置の概略構成について説明する。
図3は図1を水平面で切って上面方向(AA’方向)か
ら見たA−A’断面図で、アダプタ2はローデイング完
了状態を示しており、本体1は現像済みAPSフィルム
7(以下、現像済みフィルム7)から画像を読取ること
が可能な状態を示している。また、図4は上記A−A’
断面図と垂直な方向から切って水平方向(BB’方向)
から見た図1のB−B’断面図で、画像入力装置のフイ
ルム押圧装置及びそれを駆動する駆動装置の詳細を説明
するための図である。
【0014】図3において、アダプタ2の状態は、アダ
プタ2が本体1に装着された後該本体1から電源が供給
され、APSカートリッジ4から不図示の駆動手段によ
って送り出された現像済みフィルム7が、スプール8に
巻き付けられたローデイング完了状態を示している。上
記スプール8の内部には現像済みフィルム7の巻き戻し
又はフィルムの副走査駆動(巻上げ)を行う際に使用さ
れるモータ9が装着されている。
【0015】一方、本体1には画像読取り装置10と画
像処理装置11が設けられていて、該画像読取り装置1
0は、画像読取り部12とこの画像読取り部12を駆動
する駆動部13(図4参照)とから構成されている。
【0016】上記画像読取り部12は、画像処理装置1
1に画像情報を出力するリニアCCDラインセンサ14
と、このリニアCCDラインセンサ14に像を結像させ
るレンズ15と、画像読取り時にフイルムを所定量押圧
する透明な円筒状のローラ16と、を一体に保持してい
るベース17とから構成されていて、上記円筒状のロー
ラ16はベース17に対して回転自在に保持されてい
る。また、上記円筒状のローラ16の内部には現像済み
フィルム7を照明する光源18が内蔵されている。
【0017】次に、図4を用いてフイルム押圧部を構成
する円筒状のローラ16周辺の構成と駆動部13の構成
について説明する。図4は図1のB−B’断面図であ
る。図4において、画像読取部12とともに画像読取り
装置10を構成する駆動部13は、シャーシ19とこの
シャーシ19に固定されている2本のシャフト20a
(図3参照)、20bとによって構成されていて、上記
シャーシ19の内部にはプランジャ21が固定されてい
る。そして、このプランジャ21の軸先には画像読取部
12を駆動するコの字部状の可動部22が設けられてい
る。
【0018】上記2本のシャフト20a、20bは、上
記ベース17の中央部に形成された突出基部17aに設
けられた貫通孔(不図示)に嵌入され、画像読取部12
をシャフト20a、20bに沿って移動可能にしてい
る。また、突出基部17aの下部には、プランジャ21
の軸先に形成された可動部22と係合する突起17bが
設けられていて、このプランジャ21の可動部22を介
してベース17の突起17bを駆動することにより画像
読取部12全体を駆動する。
【0019】また、ベース17に対して回動自在に設け
られいる円筒状ローラ16はベース17の両端部に圧入
されたスリーブ23a、23bを回転軸としており、こ
のスリーブ23a、23bは円筒状ローラ16の内部に
設けられた光源18に接続されているリード線24a、
24bをも支持している。
【0020】一方、アダプタ2には給送された現像済み
フイルム7を支持するフイルムガイド壁2b、2cが形
成されていて、このフイルムガイド壁2b、2cの円筒
状ローラ16によって押圧される位置の近傍には、現像
済みフイルム7から画像情報を検出する際に円筒状ロー
ラ16によって押圧された現像済みフイルム7の位置を
規定するための湾曲部2d(図3及び後述の図5参照)
が形成されている。
【0021】図5(a)に示すようにこの湾曲部2dは
R形状をしていて、フィルムガイド壁2b、2cに沿っ
て給送されてきた現像済みフイルム7を円筒状ローラ1
6が押圧する場合に、フイルム面に張力を与えることに
よって該円筒状ローラ16の押圧面とフイルム面とが確
実に接するようにしている。そのため、フイルムの弛み
がなくなり精度の良い画像情報が得られる。尚、図5
(b)及び図6は、画像情報を検出しない場合の現像済
みフイルム7と円筒状ローラ16との位置関係を示して
いる。
【0022】次に第1の実施形態の作用について説明を
する。画像入力装置の本体1にアダプタ2を装着し、本
体1に設けられた電源スイッチ3をONにすると、アダ
プタ2に電源が供給され、透明な円筒状ローラ16内の
光源18が発光するとともにリニアCCDラインセンサ
14の撮像ドライブ回路(不図示)がON状態となる。
尚、この状態では図5(b)及び図6に示すように、上
記円筒状ローラ16はフィルム面から離れている。
【0023】次に、APSカートリッジ4をアダプタ2
のカートリッジ装填部5に装填し、開閉ブタ6を閉じ
る。アダプタ2では開閉ブタ6の閉じ信号に基づいてモ
ータ9を制御して、現像済みフィルム7の自動給送を開
始する。現像済みフィルム7がスプール8へ所定量給送
され、1駒目の初期位置をセンサ(不図示)が検出する
と給送を停止される。
【0024】現像済みフィルム7の給送停止がセンサ
(不図示)で検出されると、プランジャー21によって
可動部22が駆動され、該可動部22と係合している突
起17bが駆動される。これによって、突起17b及び
突出基部17aを有するベース17が2本のシャフト2
0a及び20bに沿って移動する。このベース17の移
動によって、ベース17に対して回動自在に支持された
透明な円筒状ローラ16もいっしょに移動し、図3及び
図5(a)に示したように現像済みフィルム7を所定量
押圧する。尚、ベース17に対して円筒状ローラ16が
回動自在に支持されていることによりフイルムの給送が
スムーズに行うことができる。
【0025】現像済みフィルム7を透明な円筒状ローラ
16によって押圧支持された状態では、上記透明な円筒
状ローラ16に内蔵された光源18によって現像済みフ
ィルム7は照明されている。従って、現像済みフイルム
7を透過した透過光はレンズ15を介してリニアCCD
ラインセンサ14に入光し、1つの電気的なライン情報
として出力される。1駒の画像情報を得るためにはパソ
コン等の制御手段(不図示)により、スプール8内のモ
ータ9を駆動制御し、現像済みフィルム7を副走査駆動
しつつ、リニアCCDラインセンサ14を主走査する。
【0026】この場合、円筒状ローラ16の押圧移動
は、現像済みフィルム7を所定ステップ毎に副走査する
副走査駆動毎ではなく、少なくとも1駒毎に行う。即
ち、円筒状ローラ16のフイルム押圧移動は、1駒毎に
行っても良いし、全ての駒から一度に情報を検出する場
合には第1駒から最終駒まで押圧していても良い。ま
た、予め設定された複数駒から情報を得る場合にはその
駒から情報を得る時にのみ押圧移動を行っても良いし、
連続した複数駒から情報を得る場合には連続した複数駒
毎に押圧移動しても良い。
【0027】上記の様に押圧された状態でフイルムを透
過した画像情報光線は、リニアCCDラインセンサ14
によって撮像され、画像処理装置11でA/D変換され
て後、パソコンのモニタ上に出力される。そして、検出
したい全ての駒の画像情報を検出した後は、スプール8
に巻き上げられたフイルムをAPSカートリッジ4に巻
き戻す。尚、上記透明な円筒状ローラ16は給送される
フィルムの摩擦で回転する。
【0028】以上説明したように、透明な円筒状ローラ
16は、フイルムの所定駒から画像情報を撮像する際に
のみフィルムを押圧するようになっているので、最初の
オートローディング時にカートリッジから送り出された
フィルム先端部が湾曲状ガイド部材に引っ掛かかること
がないのは勿論、フイルムの副走査駆動以外の巻上げ給
送や巻き戻し給送のときにはフイルムから離れているの
で、フイルムに負荷がかからずスムーズな給送ができ
る。また、フイルムから画像情報を撮像する際にフィル
ムの巻きぐせやたるみの影響を確実に除去でき、フィル
ムとラインCCDリニアセンサとの位置精度を向上させ
ることができる。更に、透明な円筒状ローラ内に光源部
を設けることによりスペースを節約したので、画像入力
装置自体の小型化が可能となる。
【0029】次に、図7を用いて第2の実施形態を説明
する。第1の実施形態は現像済みのAPSフイルムが装
填されたAPSフイルムカートリッジ用アダプタを使用
したのに対し、第2の実施形態は現像済みのシート状1
35フィルムに対応したアダプタを使用するものであ
る。以下、第1の実施形態と同じ構成には同じ番号を用
いて異なる所のみ説明する。
【0030】図7は第2の実施形態で使用する現像済み
の135フィルム用アダプタ30の外観斜視図で、13
5フィルムを装填する挿入口31a(図8参照)及び排
出口31bが側面部に設けられている。その他の構成は
基本的に第1の実施形態で使用するAPSフイルムカー
トリッジ用アダプタと同じである。
【0031】図8は第1の実施形態で使用する本体1に
135フィルム対応アダプタ30を装着した際の断面図
で、図1のA−A’断面図である図3に相当する断面図
である。図8において、シート状135フィルム32は
本体1に装着されたアダプタ30の挿入口31aに手動
で装填された後、所定量給送され、駆動部13(図4参
照)によってベース17が移動させられることにより、
透明な円筒状ローラ16によって押圧されている状態を
示している。
【0032】図8のアダプタ30には、シート状135
フィルム32(以下、135フィルム32)を挿入する
挿入口31aが形成されていて、この挿入口31aは1
35フィルム32をガイドするガイド壁33a,33b
を有するガイド溝33に連通している。また、このガイ
ド溝33の挿入口31aと透明な円筒状ローラ16との
間には、装填された135フイルム32を該円筒状ロー
ラ16方向に給送する1組のフィルム給送ローラ34が
配置され、該円筒状ローラ16を挟んでその反対側には
上記給送ローラ34によって給送されてきた135フイ
ルム32に所定の張力を付与するとともに給送をも行う
1組の駆動ローラ35が配置されている。
【0033】本実施形態ではフィルム給送ローラ34の
回転速度の方が駆動ローラ35よりも小さく設定されて
いる。また、上記2組のフィルム給送ローラ34と駆動
ローラ35は、外表面がゴム状の素材で形成されてお
り、135フィルム32を所定の力で挟み込むように配
置されている。尚、本実施形態ではフイルムに張力を発
生させるためにフィルム給送ローラ34の回転速度の方
が駆動ローラ35よりも小さく設定されているが同速度
に設定しても良い。
【0034】以下に、第2の実施形態の作用を説明す
る。画像入力装置の本体1に設けられた電源スイッチ3
をONにすると、アダプタ30に電源が供給され、透明
な円筒状ローラ16内の光源部18が発光するとともに
リニアCCDラインセンサ14の撮像ドライブ回路(不
図示)がON状態となる。
【0035】図示しないセンサーによって、現像済みの
135フィルム32が挿入口31aから挿入され、フィ
ルムの先端部がガイド溝33を通って1組のフィルム給
送ローラ34の直前まで来たことが検出されると、自動
的に該フィルム給送ロール34が回転され、給送準備が
完了する。そして、フィルムの先端部がフィルム給送ロ
ール34に挟まれて所定量通過し、図示しない給送停止
センサーによって第1駒の位置が検出されると自動的に
停止される。
【0036】第1駒の位置が検出されると、第1の実施
形態(図4参照)と同様に、プランジャー21の先端に
設けられた可動部22が駆動され、該可動部22と係合
している突起17bが駆動される。そして、突起17b
が一体で設けられ突出基部17aが駆動されることによ
り、2本のシャフト20a及び20bに沿ってベース1
7が移動する。これに伴い、ベース17と一体で設けら
れた透明な円筒状ローラ16が移動して現像済み135
フィルム31を所定量押圧(図8参照)する。尚、図示
していないが、第1の実施形態と同様に、ガイド溝33
には円筒状ローラ16に押圧されたフィルムを受けるフ
ィルム受として湾曲部33c形成されている。これによ
って、円筒状ローラ16がフィルムを所定量押圧した際
に該円筒状ローラ16とフィルムとの位置精度を確保す
ることができるとともに必要以上押圧された場合でもフ
ィルムの押圧形状を維持できる。
【0037】次に、上記透明な円筒状ローラ16に内蔵
された光源18によって照明されている現像済み135
フィルム32からラインセンサ情報を取り込む。1駒目
の画像情報は、パソコン等の制御手段により、フイルム
給送ローラ35を駆動制御し、現像済みフィルム7を副
走査駆動しつつ、リニアCCDラインセンサ14を主走
査することにより得られる。そして、ラインセンサ情報
は、レンズ15を介してリニアCCDラインセンサ14
に出力され、画像処理装置11でA/D変換されて、1
駒の画像情報としてパソコンのモニタ上に出力される。
【0038】尚、第1の実施形態と同様に、円筒状ロー
ラ16の押圧移動は、現像済み135フィルム32を所
定ステップ毎に副走査する副走査駆動毎ではなく、少な
くとも1駒毎に行うように制御される。即ち、円筒状ロ
ーラ16の押圧移動は、1駒毎にフ行っても良いし、全
ての駒から一度に情報を検出する場合には第1駒から最
終駒まで押圧していても良い。また、予め設定された複
数駒から情報を得る場合にはその駒から情報を得る時に
のみ押圧移動を行っても良いし、連続した複数駒から情
報を得る場合には連続した複数駒毎に押圧移動しても良
い。
【0039】例えば、1駒目の画像情報検出終了後、2
駒目の画像情報を得るためには円筒状ローラ16をフイ
ルムに押圧したまま、再度フイルム給送ローラ35を駆
動して第2駒目を検出し、現像済み135フィルム32
を副走査駆動しつつ、リニアCCDラインセンサ14を
主走査して画像情報を読み込む。このように3駒目…、
N駒目と、必要とする全ての駒の画像情報を検出する。
以上説明したように、シート状フイルムを用いても第1
の実施形態と同様な名効果を得る事が出来る。
【0040】次に、図9から図14を用いて第3の実施
形態を説明する。第3の実施形態は、カートリッジ装填
式アダプタを使用する第1の実施形態の変形例である。
第1の実施形態ではベースに円筒状ローラを固定保持
し、これらをいっしょに移動させてフィルムを押圧して
いたが、本実施形態ではベースに円筒状ローラを移動可
能に保持し、該円筒状ローラを手動で移動させるように
構成している。
【0041】以下、第1の実施形態と同じ構成には同じ
番号を用いて異なる所のみ説明する。図9は第3の実施
形態に使用するAPSフィルムアダプタ40(以下、ア
ダプタ40)の外観斜視図で、図10は本体100(図
12参照)にアダプタ40を取付けた際のアダプタ40
の内部構成及び該本体の周辺構成を説明するための図で
ある。また、図11は円筒状ローラを移動させた際のク
リック感を発生させるクリック機構を説明するための図
を、図12は図1のB−B’断面図である図3に相当す
る本体にアダプタを装着した際の主要構成を説明するた
めの断面図を、それぞれ示しており、図13及び図14は
本実施形態の動作を説明するための図である。
【0042】図9において、アダプタ40にはAPSフ
ィルムカートリッジ4(以下、APSカートリッジ4)
を装填するカートリッジ装填部41及び開閉ブタ42
と、フィルム給送を開始させるフィルムローデイング位
置(Film Loading ON)とスキャンを開始させるスキ
ャンオン位置(Scan ON)とに切換える切換SW43
と、本体100(図12参照)と嵌合する凹部40aが
設けられている。また、このアダプタ40は、図10及
び図12で後述するように切換SW43に連動して本体
100に設けられたベース60に駆動力を伝達する伝達
装置(図10の符号45〜48参照)が設けられてい
る。
【0043】図10は、本体100にアダプタ40を取
付けた際のアダプタ40の内部構成及び該本体100の
周辺構成を説明するための斜視図で、アダプタ40に設
けられた切換SW43からの回転力をベース60に設け
られた円筒状ローラ44を移動させる偏芯板50a、5
0b(図12参照)に伝達するための構成を示してい
る。
【0044】図10において、偏芯板50a、50b
(図12参照)に伝達する伝達装置は、切換SW43と
該切換SW43に一体結合された軸45と、この軸45
に一体連結されたクリック回転板46と、この軸45の
切換SW43下方に連結されたギア48とによって構成
されている。また、上記ギア48からの駆動力を受ける
ベース60先端部には上記ギア48と噛合するギア49
が回転自在に支持されていて、ベース60の内部にはこ
のギア49と回転中心を共用する偏芯板50a、50b
が配置され(図12参照)、該偏芯板50a、50bの
回転中心を外れた位置には円筒状ローラ44が固定され
ている。
【0045】図11は、切換SW43が回転して上記フ
ィルムローデイング位置またはスキャンオン位置とに回
転したことをクリックとして発生させるクリック機構の
詳細図で、上記クリック機構はアダプタ40に設けられ
たクリック回転板46とクリックピン47aを有するク
リック装置とによって構成されている。該クリック回転
板46にはクリック凹部46a、46bが設けられてい
て、該クリック装置にはバネ47bによってクリック回
転板46の回転中心に向かって常時付勢されているクリ
ックピン47aが設けられている。。そして、クリック
感は切換SW43が上記フィルムローデイング位置とス
キャンオン位置とに回転した際に、クリックピン47a
がクリック凹部46a、46bに進入することにより発
生する。
【0046】図12は本体100にアダプタ40を装着
した際の主要構成を説明するための断面図で、画像情報
を出力するリニアCCDラインセンサ51と、このリニ
アCCDラインセンサ51に像を結像させるレンズ52
とがベース60に固定されている。また、偏芯板50
a、50bにはベース60に対して回転自在に支持され
るための軸部50a1、50b1と、この偏芯板50a、5
0bの回転中心から外れた偏芯位置に円筒状ローラ44
を支持する穴部50a2、50b2とが設けられている。そ
して、この上記穴部50a2、50b2にはスリーブ53
a、53bが圧入されており、円筒状ローラ44の回転
軸となっている。
【0047】尚、上記円筒状のローラ44の両端部は上
記スリーブ53a、53bに回転自在に嵌合しており、
この円筒状ローラ44は透明な材質でできていて、その
内部には現像済みフィルム7を照明する光源56が内蔵
されている。
【0048】従って、この円筒状のローラ44はギヤ4
9からの回転力によって偏芯板50a、50bが軸部5
0a1、50b1を軸中心として回転すると、該軸部50a
1、50b1に対して偏芯して設けられた穴部50a2、5
0b2及びスリーブ53a、53bによってAPSフイル
ム7を押圧する位置と非押圧位置とに回動することとな
る。尚、偏芯板50a、50bにカム溝を設けて、この
カム溝によって円筒状のローラ44を直線移動させるよ
うにしても良い。
【0049】偏芯板50a側の円筒状ローラ44端部に
は円筒カム板54が接着等で固定されていて、この円筒
カム板54は円筒状のローラ44が回動移動したか否か
を検出するローラ移動検出スイッチ55に連動してい
る。このローラ移動検出スイッチ55は図12に示すよ
うにベース60に設けられている。また、円筒状ローラ
44に内蔵された光源56の両端部には、スリーブ53
a、53b及び偏芯板50を介して連結したリード線5
7a、57bが接続されている。
【0050】図13は、ローラ移動検出スイッチ55の
構成及び動作を説明するための図である。ローラ移動検
出スイッチ55の先端部にはバネ(不図示)によって円
筒カム54に当接するピン55aが設けられていて、図
(a)に示すようにローラ移動検出スイッチ55がオフ
の状態では円筒状のローラ44が該ローラ移動検出スイ
ッチ55を押圧し、図(b)に示すように図(a)の状
態から偏芯板50の回動中心Xを中心にして回動して、
円筒状のローラ44がフィルムを押圧している位置にあ
る場合には該ローラ移動検出スイッチ55からピン55
aが突出していて円筒状のローラ44はローラ移動検出
スイッチ55を押圧していない。
【0051】図14は、APSカートリッジ4をアダプ
タ40のカートリッジ装填部41に装填し、その後、フ
イルムを所定量給送してスプール58に巻き付けたロー
デイング完了状態を示している。この状態では円筒状ロ
ーラ44が現像済みAPSフィルム7を押圧していな
い。尚、フイルムを所定量給送する駆動源はスプール5
8の内部に内蔵されたモータ59である。
【0052】次に第3の実施形態の作用について説明す
る。アダプタ40を画像入力装置の本体100に装着す
る。その後、本体100を起動状態にして透明な円筒状
ローラ44内の光源部56を発光させるとともにリニア
CCDラインセンサ51の撮像ドライブ回路(不図示)
がON状態にする。尚、この状態では図9の切換えスイ
ッチ43はフィルムローデイング位置にあるため、図1
2及び図14に示すように、上記円筒状ローラ44はフ
ィルム7から離れている。
【0053】次に、APSカートリッジ4をアダプタ4
0のカートリッジ装填部41に装填し、開閉ブタ42を
閉じる。アダプタ40は開閉ブタ42の閉じ信号に基づ
いて、スプール58へ現像済みフィルム7の自動給送が
開始され、1駒目の初期位置がセンサ(不図示)で検出
されると、給送が停止しローディングが完了する。
【0054】尚、切換えスイッチ43がスキャンオン位
置にある場合には開閉ブタ42を閉じても現像済みフィ
ルム7の自動給送は開始しない。即ち、切換えスイッチ
43がスキャンオン位置からフィルムローデイング位置
に切換えられている場合にのみ、ローデイングが開始す
るように制御される。ただし、フィルムローデイング位
置からスキャンオン位置に一度切換えられた場合には、
再度フィルムローデイング位置に切換えられなくてもフ
イルムの給送は可能となるように制御させる。また、フ
イルムのローデイング完了前の状態では、パソコン側か
ら画像入力信号を入力しても、フィルム7の副走査駆動
も行われない。
【0055】フイルムのローディングが完了したら、切
換えスイッチ43をスキャンオン位置に切換える。上述
したように、切換えスイッチ43がフィルムローデイン
グ位置にある場合には円筒カム板54がローラ移動検出
スイッチ55を押圧しONの状態になっており、円筒状
ロール44はフィルムを押圧しない位置にある。
【0056】一方、切換えスイッチ43をスキャンオン
位置に切換えると、円筒カム板54はローラ移動検出ス
イッチ55から待避するとともに、同時に、切換えスイ
ッチ43の回転切換えに連動してクリック回転板46と
ギア48が回転し、ギア49にこの回転力が伝達され
る。そして、ギア49の回転に連動して偏芯板50が回
転し、円筒状ローラ44が偏芯回転して円筒状ローラ4
4がフィルム7を押圧する位置に移動する。
【0057】次に、切換えスイッチ43をスキャンオン
位置に切換えた状態での画像入力動作を説明する。透明
な円筒状ローラによって押圧支持されているとともに上
記透明な円筒状ローラ44に内蔵された光源56によっ
て照明されている現像済みフィルム7を透過した透過光
は、レンズ52を介してリニアCCDラインセンサ51
に入光し、1つの電気的なライン情報として出力され
る。
【0058】1駒の画像情報を得るためには、パソコン
等の制御手段(不図示)により、スプール58内のモー
タ59を駆動制御し、現像済みフィルム7を副走査駆動
しつつ、リニアCCDラインセンサ51を主走査する。
リニアCCDラインセンサ51によって撮像された1駒
目の画像情報は、画像処理装置でA/D変換され、パソ
コンのモニタ上に出力される。
【0059】1駒目の画像情報検出後、2駒目に再度給
送する場合は、フィルム先端部がすでにスプール58に
巻き付けられているので、円筒ローラ44による給送の
障害とはならないため、上述したように切換SW43を
フィルムローデイングONの位置に切り換えなくとも給
送できる。
【0060】そこで、1駒目の画像情報検出後、フイル
ムに円筒ローラ44を押圧したまま再度スプール58内
のモータ59を駆動し、現像済みフィルム7を巻き上げ
る。そして、検出したい全ての駒の画像情報を検出した
後は、切換SW43をフィルムローデイングONの位置
に切り換えてからスプール58に巻き上げられたフィル
ム7はAPSカートリッジ4に巻き戻す。尚、フィルム
7を巻き上げる際に上記透明な円筒状ローラ44は給送
されるフィルムの摩擦で回転する。
【0061】以上説明したように、第3の実施形態によ
れば、第1の実施形態の効果に加えて、円筒状ローラ4
4を手動で駆動するようにしたので、本体1に円筒状ロ
ーラ44を駆動するモータ等の駆動手段を設ける必要が
なくなるので装置全体を小型化することができる。
【0062】以上、本実施形態について説明したが本願
によれば以下の如き構成を得ることができる。 (1)現像済みの写真フィルムに光を照射する光照射手
段と、光を照射された上記現像済みの写真フィルムから
画像情報を取り込むラインセンサと、上記光照射手段と
上記現像済みの写真フィルムとの間に配置されていて、
外表面に湾曲部を有する透明な押圧ローラと、上記ライ
ンセンサが所定の撮影駒の画像情報を取り込む際にの
み、上記透明な押圧ローラを上記現像済みの写真フィル
ムを押圧する位置に移動させる移動手段と、を具備した
ことを特徴とする画像入力装置。 (2)装填された現像済みの写真フィルムに光を照射す
る光照射手段と、光を照射された上記現像済みの写真フ
ィルムから画像情報を取り込むラインセンサと、上記光
照射手段と上記現像済みの写真フィルムとの間に配置さ
れていて、外表面に湾曲部を有する透明な押圧ローラ
と、上記光照射手段、ラインセンサ及び押圧ローラが配
置された移動台と、上記移動台が移動自在に配置された
本体と、上記本体に設けられていて、上記ラインセンサ
が所定の駒情報を取り込む際に該本体に対して上記移動
台を移動させる移動手段と、を具備し、上記移動手段は
透明な押圧ローラの湾曲部を上記現像済みの写真フィル
ムを押圧する位置に移動させることを特徴とする画像入
力装置。 (3)上記現像済みの写真フィルムは上記本体に対して
着脱自在に取付け可能なアダプタに装填され、該アダプ
タは該写真フィルムを装填する装填部と該装填された写
真フィルムを給送する給送手段とを有していることを特
徴とする(2)記載の画像入力装置。 (4)上記アダプタの装填部は、IX240フイルム用
のカートジッジが装填可能なカートジッジ用装填部であ
ることを特徴とする(3)記載の画像入力装置。 (5)上記アダプタの装填部は、シート状フイルムを装
填可能な開口部であることを特徴とする(3)記載の画像
入力装置。 (6)上記アダプタに設けられた給送手段は、シート状
フイルムが装填された場合に該シート状フイルムを給送
する給送ローラ及び該シート状フイルムに一定の引っ張
り力を付与する駆動ローラであることを特徴とする(5)
記載の画像入力装置。 (7)上記給送ローラ及び上記駆動ローラは、上記アダ
プタが上記本体に取付けられた際に上記押圧ローラの両
側に設けられていることを特徴とする(5)記載の画像入
力装置。 (8)上記光照射手段は、上記押圧ローラ内に配置され
ていることを特徴とする(2)又は(7)記載の画像入力装
置。 (9)上記移動台には、上記押圧ローラの湾曲部と略等
しい湾曲カーブに形成されていて、押圧されたフイルム
及び押圧ローラを受けるフイルムガイド部が形成されて
いるとを特徴とする(2)記載の画像入力装置。 (10)装填された現像済みの写真フィルムに光を照射
する光照射手段と、光を照射された上記現像済みの写真
フィルムから画像情報を取り込むラインセンサと、上記
ラインセンサが画像情報を取り込む画像取り込みモード
かフイルムのローディングを許可するローディングモー
ドのいずれか一方に切換える切換え手段と、外表面に湾
曲部を有する透明な押圧ローラと、上記切換え手段の切
換え動作に基づいて、画像取り込みモードに設定された
際には上記押圧ローラがフイルムを押圧する位置に移動
させ、フイルムローディングモードに設定された際には
上記押圧ローラをフイルムから離れた位置に移動させる
押圧ローラ駆動手段と、具備したことを特徴とする画像
入力装置。 (11)上記押圧ローラ駆動手段は、上記切換え手段の
切換え駆動力によって回転する回動部材を有していて、
上記押圧ローラは該回動部材の回転軸から離れた位置に
支持されていることを特徴とする(10)記載の画像入力装
置。 (12)上記押圧ローラ駆動手段は、上記切換え手段の
切換え駆動力によって回転する第1のギヤと、この第1
のギヤと噛合する第2のギヤと、該第2のギヤの回転に
連動して回転する支持部材とを有していて、上記押圧ロ
ーラは該支持部材の回転中心から離れた位置に支持され
ていることを特徴とする(10)記載の画像入力装置。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、フイルムから所定
の撮影駒の画像情報を撮像する際にのみ、フィルムを押
圧する押圧手段を移動させるようにしたので、ローディ
ング時のフイルム給送がスムーズとなるとともに、撮影
駒から画像情報を撮像しない巻上げの場合や巻き戻しの
際にはフイルムに負荷がかからないのでスムーズな給送
を行うことができる。また、フイルムから画像情報を撮
像する際にフィルムの巻きぐせやたるみの影響を確実に
除去でき、フィルムとラインCCDリニアセンサとの位
置精度を向上させることができる。さらに、透明な円筒
状ローラ内に光源部を設けることにより小スペース化を
はかることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における画像入力装置の外観斜
視図。
【図2】第1の実施形態におけるアダプタの斜視図。
【図3】第1の実施形態において、画像入力装置を構成
するアダプタと本体機構との関係を説明するための図。
【図4】第1の実施形態において、フイルム押圧装置及
びそれを駆動する駆動装置の詳細を説明するための図。
【図5】第1の実施形態において、円筒状ローラと押圧
されるフィルム面との関係を説明するための図。
【図6】第1の実施形態において、画像情報を検出しな
い場合のアダプタ内現像済みフイルムと円筒状ローラと
の位置関係を説明するための図。
【図7】第2の実施形態におけるアダプタの斜視図。
【図8】第2の実施形態において、画像入力装置を構成
するアダプタと本体機構との関係を説明するための図。
【図9】第3の実施形態に使用するAPSフィルムアダ
プタ40の外観斜視図。
【図10】第3の実施形態において、本体100にアダ
プタ40を取付けた際のアダプタ40の内部構成及び該
本体の周辺構成を説明するための図。
【図11】第3の実施形態におけるクリック機構を説明
するための図。
【図12】第3の実施形態において、本体にアダプタを
装着した際の主要構成を説明するための断面図。
【図13】第3の実施形態に使用するローラ移動検出ス
イッチ55の構成及び動作を説明するための図。
【図14】第3の実施形態において、APSカートリッ
ジ4のローデイング完了状態を示している図。
【符号の説明】
1、100 本体 2、30、40 アダプタ 11 画像処理装置 12 画像読取り部 13 駆動部 14、51 リニアCCDラインセンサ 16、44 押圧ローラ 17、60 ベース 17a 突出基部 17b 突起 18、56 光源 2d、33c 湾曲部 34 給送ローラ 35 駆動ローラ 43 切換SW 45 軸 46 クリック回転板 48、49 ギア 50a、50b 偏芯板 54 円筒カム板 55 ローラ移動検出スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像済みフィルムに光を照射する光照射手
    段と、上記光を照射された現像済みフィルムから画像情
    報を取り込むラインセンサと、外表面に設けられた湾曲
    部によって上記現像済みフィルムを押圧する透明な押圧
    部材と、上記押圧部材を上記現像済みフィルムの方向、
    又は現像済みフィルムから離れる方向に駆動する駆動手
    段と、を具備したことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】現像済みフィルムを給送するローラ手段
    と、給送された現像済みフィルムに光を照射する光照射
    手段と、上記光を照射された現像済みフィルムから画像
    情報を取り込むラインセンサと、外表面に設けられた湾
    曲部によって上記現像済みフィルムを押圧する透明な押
    圧部材と、上記ラインセンサが所定の撮影駒から画像情
    報を取り込む際に、上記押圧部材を上記現像済みフィル
    ムの方向に所定量駆動する駆動手段と、を具備したこと
    を特徴とする画像入力装置。
  3. 【請求項3】上記光照射手段は、押圧部材の内部に設け
    られていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像
    入力装置。
JP9202714A 1997-07-29 1997-07-29 画像入力装置 Withdrawn JPH1146264A (ja)

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