JPH1145920A - 故障診断装置 - Google Patents

故障診断装置

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JPH1145920A
JPH1145920A JP9200201A JP20020197A JPH1145920A JP H1145920 A JPH1145920 A JP H1145920A JP 9200201 A JP9200201 A JP 9200201A JP 20020197 A JP20020197 A JP 20020197A JP H1145920 A JPH1145920 A JP H1145920A
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JP
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diagram
logic
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failure diagnosis
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JP9200201A
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Inventor
Yoshihiro Watanabe
良裕 渡辺
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックトレース中に行うレイアウトパターン
図とSEM図の倍率,座標のわずかなずれを1マクロセ
ルレイアウトパターンの表示サイズレベルで自動補正を
行い、手動による微調整の手間を無くした故障診断装置
を得る。 【解決手段】 SEM像,レイアウトパターン及び論理
回路を連動して表示画面を移動させる手段を含み、論理
期待値と測定値の不一致が観測された箇所から信号の伝
搬してくる方向へ回路をさかのぼって故障箇所を探すも
のにおいて、レイアウトパターン図とSEM図を論理素
子に対応するマクロセル1個分のレイアウトパターンが
表示できる大きさに設定した時に、論理回路図中の論理
素子を一つずつバックトレースする度にSEM図の倍
率,座標のわずかなずれを自動でチェックし、微調整を
行う手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子ビームテス
タを用いて半導体集積回路の故障箇所を効率よく特定す
るための故障診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の故障診断装置の一形態で
ある。図6において、Cは論理回路図、C11はAND
素子、C12はNOR素子、C13はスキャンフリップ
フロップ、1はAND素子C11のSEM図、11〜1
6は信号線図形の像、P1は信号線図形11の左上コー
ナー部の座標、2はレイアウトパターン図、21〜26
は最上層の信号線図形、P1’は信号線図形21の左上
コーナー部の座標、4は波形図、41〜43はシミュレ
ーション波形、44〜46は測定波形である。
【0003】電子ビームテスタを用いた故障診断装置
は、論理回路図、レイアウトパターン図とSEM図を連
動させる。論理回路図とレイアウトパターン図を連動さ
せるには、電子計算機上のCAD(=Computer Aided De
sign)処理を行わせることにより実現される。レイアウ
トパターン図とSEM図を連動させるには、手動により
両図の倍率合わせ、座標合わせを行う。例えば、図6の
SEM図1中の点P1とレイアウトパターン図2中のP
1’の座標が一致するように調整を、またSEM図1中
の図形とレイアウトパターン図2中の図形の大きさが同
じになるよう調整を行う。この作業をチップ上の数カ所
で行う。
【0004】次に、故障箇所の特定手段について説明す
る。まず、論理期待値と測定値の不一致が観測された外
部出力端子(パッド)またはスキャンフリップフロップ
C13から信号の伝搬してくる方向へ回路をさかのぼ
り、論理シミュレーション波形と測定波形を比較し、波
形が一致するまで回路のバックトレースを行う。
【0005】図6の例では、スキャンフリップフロップ
C13からバックトレースを行い、波形図4よりAND
素子C11の入力端子A,Bでシミュレーション波形と
測定波形が一致し、出力端子Yで不一致を起しているた
め、AND素子C11が故障した素子と判断される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の故障診断では、
以上のように実施されており、最近の集積回路の大規模
化、複雑化によりバックトレース中におけるレイアウト
パターン図とSEM図の倍率,座標のずれの補正を手動
で行う回数が増加し、これが故障診断に要する解析時間
増加の原因の一つになっていた。特に、自動でバックト
レースを行う故障診断装置にとって、レイアウトパター
ン図とSEM図の倍率,座標のわずかなずれは、測定波
形取得とシミュレーション波形との比較に致命的な問題
を与え、故障診断の信頼性を大きく低下させるものであ
った。また、故障診断を行う者は、必ずしも回路設計者
ではなく、集積回路の大規模化,複雑化は大きな負担に
なってきている。
【0007】刊行物としての先行技術には、特開平5−
259239号公報が存在するが、この先行技術に示さ
れたものは、レイアウトパターン図とSEM図の座標の
ずれについて補正を行うものに過ぎず、倍率について
は、その補正を行うものではないのであって、前記課題
を適切に解決するものではなかった。
【0008】この発明の目的は、上記のような問題を解
決するため、バックトレース中に行うレイアウトパター
ン図とSEM図の倍率,座標のわずかなずれを1マクロ
セルレイアウトパターンの表示サイズレベルで自動補正
を行うことにより、補正精度を向上させ、また手動によ
る微調整の手間を無くすようにしたことである。また、
集積回路の大規模化,複雑化に対応するため、故障診断
を行う者に適切な回路情報を提供し、回路設計者以外の
者でも容易に診断できるようにしたことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明の故障診断装
置においては、半導体集積回路のチップ表面のSEM像
を表示する手段と、前記半導体集積回路のレイアウトパ
ターンを表示する手段と、前記半導体集積回路の論理回
路を表示する手段と、前記SEM像,レイアウトパター
ン及び論理回路を連動して表示画面を移動させる手段を
含み、論理期待値と測定値の不一致が観測された外部出
力端子又はスキャンフリップフロップから信号の伝搬し
てくる方向へ回路をさかのぼって故障箇所を探すものに
おいて、レイアウトパターン図とSEM図を論理素子に
対応するマクロセル1個分のレイアウトパターンが表示
できる大きさに設定した時に、論理回路図中の論理素子
を一つずつバックトレースする度にSEM図の倍率,座
標のわずかなずれを自動でチェックし、微調整を行う手
段を備えるものである。
【0010】第2の発明の故障診断装置においては、マ
クロセルレイアウトパターンの枠サイズ,セル名,入出
力端子名とその座標情報をデータベース化し、論理回路
図,レイアウトパターン図とSEM図の連動にあたり、
1セルレイアウトパターン表示機能を設け、指定した論
理素子に対応するマクロセルレイアウトパターン図の前
記データベース化した枠サイズ,セル名,入出力端子名
とその座標情報を取り込み、前記枠サイズの範囲内のレ
イアウトパターンとセルの名称,入出力端子名とその位
置,セルの枠線をレイアウトパターン図上に表示するよ
うにしたものである。
【0011】第3の発明の故障診断装置においては、論
理回路図のバックトレースの履歴を残す基本的機能と同
様、レイアウトパターン図もバックトレースの履歴を残
すために、論理期待値と測定値の不一致が観測された外
部出力端子又はスキャンフリップフロップからバックト
レースを行った経路(信号線)と、これに含まれるマク
ロセルレイアウトパターンを認識して表示できるように
し、これ以外の信号線とマクロセルは必要に応じ、表示
又は無表示を選択できるようにしたものである。
【0012】第4の発明の故障診断装置においては、集
積回路の全ノードを記録した論理シミュレーション結果
のデータを読み込ませて、論理回路図上の特定の論理素
子を指定し、そのシミュレーション波形の調べたい周期
数,周期幅,ストローブ点を指定すると論理回路図上に
前記指定した論理素子の前記指定した周期数,周期幅の
範囲内の入出力端子のすべてのシミュレーション波形と
前記指定した論理素子がもつ真理値表が表示され、前記
指定したストローブ点に対応した信号値を前記真理値表
中で認識させる機能を設け、また、前記指定した論理素
子と対応したマクロセルレイアウトパターン図上に周期
数,周期幅,ストローブ点の情報と入出力端子名のそば
にその時の信号値を表示する機能を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明に係わる故障診断装置
の第1の実施の形態を示す説明図である。図1におい
て、1はSEM図、11〜16は信号線図形の像、Ps
1は原点に最も近い図形のコーナー部の座標、Ps2は
原点に最も遠い図形のコーナー部の座標、2はレイアウ
トパターン図、21〜26は最上層の信号線図形、Pl
1は原点に最も近い図形のコーナー部の座標、Pl2は
原点に最も遠い図形のコーナー部の座標である。図2
は、バックトレースにおけるレイアウトパターン図とS
EM図の自動補正処理フローである。
【0014】次に、故障診断装置の動作について、図1
と図2のフロー図を用いて説明する。はじめに、チップ
上の数カ所でSEM図,レイアウトパターン図を手動で
正確に補正し、連動させておいてから、両図とも1マク
ロセルレイアウトパターンの表示サイズ程度まで拡大し
ておく必要がある。SEM図とレイアウトパターン図の
ずれの範囲が極端に大きい場合は、この発明の自動補正
手段は適用できない。適用できるずれの自動補正対象範
囲は、図1におけるX,Y軸方向それぞれ隣接する最上
層配線までの距離程度である。
【0015】ステップ1では、期待値と測定値の不一致
が観測された外部出力端子(パッド)又はスキャンフリ
ップフロップから信号の伝搬してくる方へ論理素子一つ
前へバックトレースする。ステップ2では、レイアウト
パターン図の最上層配線の図形の画像を取得する。
【0016】ステップ3,4で、この最上層配線の図形
のうち、取得した画像の原点P0から最も近い点Pl1
と最も遠い点Pl2の座標を取得する。ステップ5で、
点l1とPl2の間の距離を計算し求める。
【0017】ステップ6では、SEM図の画像を取得す
る。ステップ7,8で取得した画像の原点P0から最も
近い点Ps1と最も遠い点Ps2の座標を取得する。
【0018】ステップ9で点Ps1と点Ps2の間の距
離を計算し求める。ステップ10では、ステップ5で求
めた距離とステップ9で求めた距離が一致しているかど
うかを調べ、一致していればそのまま次のステップへ進
み、一致していなければステップ11でこれらの距離の
差を計算し求め、この値に基づきSEM図を補正し、次
のステップへ行く。
【0019】ステップ12では、ステップ3で取得した
座標値Pl1(Xl1,Yl1)とステップ7で取得し
た座標値Ps1(Xs1,Ys1)が一致し、かつステ
ップ4で取得した座標値Pl2(Xl2,Yl2)とス
テップ8で取得した座標値Ps2(Xs2,Ys2)が
一致しているかどうかを調べ、一致していればそのまま
次のステップへ進む。一致していない場合、まずステッ
プ13で点Pl1(Xl1,Yl1)と点Ps1(Xs
1,Ys1)のずれを補正し、ステップ14で点Pl2
(Xl2,Yl2)と点Ps2(Xs2,Ys2)のず
れを補正する。
【0020】ステップ15では、補正し終ったSEM図
上のマクロセルレイアウトパターンの入出力端子にプロ
ーブを当て、信号波形を取得する。ステップ16では、
ステップ15で取得した信号波形と論理シミュレーショ
ン波形を比較し、一致していなければステップ1に戻
る。一致していればステップ17に進み、その素子が故
障した論理素子と判定され、バックトレースを終わる。
【0021】このように、実施の形態1では、電子ビー
ムテスタの基本的機能である、半導体集積回路のチップ
表面のSEM像を表示する手段と、前記半導体集積回路
のレイアウトパターンを表示する手段と、前記半導体集
積回路の論理回路を表示する手段と、前記SEM像,レ
イアウトパターン及び論理回路を連動して表示画面を移
動させる手段を含み、前記半導体集積回路の故障箇所特
定に用いる基本的手法の一つである、論理期待値と測定
値の不一致が観測された外部出力端子(パッド)又はス
キャンフリップフロップから信号の伝搬してくる方向へ
回路をさかのぼって故障箇所を探す手法(バックトレー
ス法)において、レイアウトパターン図とSEM図を論
理素子に対応するマクロセル1個分のレイアウトパター
ンが表示できる大きさに設定した時に、論理回路図中の
論理素子を一つずつバックトレースする度に必ず一度は
SEM図の倍率,座標のわずかなずれを自動でチェック
し、微調整を行う手段を備えることを特徴とする故障診
断装置および故障診断方法が具現化されている。
【0022】この実施の形態1によれば、バックトレー
ス中に生じるSEM図とレイアウトパターン図の信号線
図形の倍率,座標のわずかなずれを自動で補正するので
故障診断に費やす時間及び解析負担が軽減される効果が
ある。
【0023】実施の形態2.図3は、この発明に係わる
故障診断装置の第2の実施の形態を示す説明図である。
図3において、Cは論理回路図中の論理素子のシンボ
ル、2はマクロセルのレイアウトパターン(最上層配線
のみ表示し、原点は左上)、3はマクロセル名,その枠
サイズ,入出力端子の座標情報が記述されたデータであ
る。
【0024】次に、故障診断装置の動作について第1の
実施の形態と変わる点についてのみ説明する。バックト
レース中の論理回路図とレイアウトパターン図とSEM
図の連動手段は、まず1セルレイアウトパターン表示機
能(モード)を設け、論理回路図中の任意の論理素子を
指定すると、その論理素子に対応するマクロセルの枠サ
イズ,入出力端子の座標情報が記述されたデータ3を参
照して、レイアウトパターン図中に2のように一つのマ
クロセルのレイアウトパターンとそのセルの名称,入出
力端子名とその位置,枠線を表示する。
【0025】レイアウトパターン図とSEM図の配線図
形のずれの補正手段は、実施の形態1と同じなので説明
は省略される。
【0026】このように、実施の形態2では、実施の形
態1の構成に加えて、マクロセルレイアウトパターンの
枠サイズ,セル名,入出力端子名とその座標情報をデー
タベース化し、論理回路図,レイアウトパターン図とS
EM図の連動にあたり、1セルレイアウトパターン表示
機能を設け、指定した論理素子に対応するマクロセルレ
イアウトパターン図の前記データベース化した枠サイ
ズ,セル名,入出力端子名とその座標情報を取り込み、
前記枠サイズの範囲内のレイアウトパターンとセルの名
称,入出力端子名とその位置,セルの枠線をレイアウト
パターン図上に表示するようにしたことを特徴とする構
成を有する故障診断装置および故障診断方法が具現化さ
れている。
【0027】この実施の形態2によれば、バックトレー
ス中のSEM図とレイアウトパターン図は常に1マクロ
セル分の表示範囲に設定しているので、レイアウトパタ
ーン図面の描画時間が短縮し、またマクロセルの名称,
入出力端子名とその位置が瞬時にして把握できるという
効果がある。
【0028】実施の形態3.図4は、この発明に係わる
故障診断装置の第3の実施の形態を示す説明図である。
図4において、Cはチップ全体の論理回路図、C1は入
力信号用端子、C2は出力信号用端子、C3は期待値と
測定値の不一致が観測された出力用端子、C4はバッフ
ァ素子、C5はNAND素子、C6はNOR素子、C7
はAND素子である。2はチップ全体のレイアウトパタ
ーン図、21は入力信号用パッド、22は出力信号用パ
ッド、23は期待値と測定値の不一致が観測された出力
用パッド、24はバッファ素子のレイアウトパターン、
25はNAND素子のレイアウトパターン、26はNO
R素子のレイアウトパターン、27はAND素子のレイ
アウトパターンである。チップ全体の論理回路図1とチ
ップ全体のレイアウトパターン図2は連動している。
【0029】次に、故障診断装置の動作について第1の
実施の形態と変わる点についてのみ説明する。論理回路
図のバックトレースの履歴を残す基本的機能と同じよう
に、レイアウトパターン図も2のようにバックトレース
の履歴を残す機能を設ける。論理回路図はバックトレー
スを行った経路(信号線)とそれに含まれる論理素子を
表示するが、これに対応するレイアウトパターン図上の
経路(信号線)とそれに含まれるマクロセルも認識し、
表示するようにする。レイアウトパターン図上の認識さ
れた経路とそれに含まれるマクロセル以外のレイアウト
パターンは、必要に応じ表示又は無表示を選択できるよ
うにする。
【0030】このように、実施の形態3では、実施の形
態1および実施の形態2の構成に加えて、論理回路図の
バックトレースの履歴を残す基本的機能と同様、レイア
ウトパターン図もバックトレースの履歴を残すために、
論理期待値と測定値の不一致が観測された外部出力端子
又はスキャンフリップフロップからバックトレースを行
った経路(信号線)と、これに含まれるマクロセルレイ
アウトパターンを認識して表示できるようにし、これ以
外の信号線とマクロセルは必要に応じ、表示又は無表示
を選択できるようにしたことを特徴とする故障診断装置
および故障診断方法が具現化されている。
【0031】この実施の形態3によれば、バックトレー
スを行った論理回路上の経路(信号線)とそれに含まれ
る論理素子に対応するレイアウトパターン図上の経路
(信号線)とそれに含まれるマクロセルの位置がわかる
ため、故障を示す信号の伝搬経路がレイアウトパターン
図上で把握できるという効果がある。
【0032】実施の形態4.図5は、この発明に係わる
故障診断装置の第4の実施の形態を示す説明図である。
図5において、Cは論理回路図、C11はAND素子、
C12はNOR素子、C13はスキャンフリップフロッ
プ、C14はシミュレーション波形図、C15はAND
素子11の真理値表である。2はマクロセルのレイアウ
トパターン図、21はマクロセルの枠線、22〜27は
最上層の信号線図形、28〜30は論理シミュレーショ
ン結果の周期幅100ns,周期数500,ストローブ
80nsにおける信号値を表す。
【0033】次に、故障診断装置の動作について第1の
実施の形態と変わる点についてのみ説明する。集積回路
の全ノードを記録した論理シミュレーション結果のデー
タを論理回路図に読み込ませる。バックトレースを行っ
ている時、論理回路図上の特定の論理素子を指定し、そ
の素子のシミュレーション波形の見たい周期数,周期
幅,ストローブ点を入力すると、その全入出力端子のシ
ミュレーション波形と真理値表が表示され、ストローブ
点に対応した信号値を真理値表中で認識させる。また、
この論理素子に対応したマクロセルレイアウトパターン
図上に周期幅,周期数,ストローブ点の情報と各入出力
端子名のそばに、その情報に基づいたシミュレーション
結果の信号値を表示するようにする。
【0034】このように、実施の形態4では、実施の形
態1および実施の形態2の構成に加えて、集積回路の全
ノードを記録した論理シミュレーション結果のデータを
読み込ませて、論理回路図上の特定の論理素子を指定
し、そのシミュレーション波形の調べたい周期数,周期
幅,ストローブ点を指定すると論理回路図上に前記指定
した論理素子の前記指定した周期数,周期幅の範囲内の
入出力端子のすべてのシミュレーション波形と前記指定
した論理素子がもつ真理値表が表示され、前記指定した
ストローブ点に対応した信号値を前記真理値表中で認識
させる機能を設け、また、前記指定した論理素子と対応
したマクロセルレイアウトパターン図上に周期数,周期
幅,ストローブ点の情報と入出力端子名のそばにその時
の信号値を表示する機能を設けたことを特徴とする故障
診断装置および故障診断方法が具現化されている。
【0035】この実施の形態4によれば、バックトレー
ス中に適切な回路情報を提供するため、回路設計者以外
の者でも容易に故障診断を行うことができるという効果
がある。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明に係わる故障診
断装置によれば、バックトレース中のSEM図とレイア
ウトパターン図の信号線図形のわずかなずれを手動で補
正することはなく、また故障診断を行う者にとって必要
な回路情報も適切に提供するので解析時間や負担が軽減
される効果がある。
【0037】第1の発明によれば、バックトレース中に
行うレイアウトパターン図とSEM図の倍率,座標のわ
ずかなずれを1マクロセルレイアウトパターンの表示サ
イズレベルで自動補正を行い、手動による微調整の手間
を無くした故障診断装置を得ることができる。
【0038】第2の発明においては、バックトレース中
に行うレイアウトパターン図とSEM図の倍率,座標の
わずかなずれを1マクロセルレイアウトパターンの表示
サイズレベルで自動補正を行い、手動による微調整の手
間を無くすとともに、集積回路の大規模化,複雑化に対
応するため、故障診断を行う者に適切な回路情報を提供
し、回路設計者以外の者でも容易に診断できる故障診断
装置を得ることができる。
【0039】第3の発明においては、バックトレース中
に行うレイアウトパターン図とSEM図の倍率,座標の
わずかなずれを1マクロセルレイアウトパターンの表示
サイズレベルで自動補正を行い、手動による微調整の手
間を無くすとともに、集積回路の大規模化,複雑化に対
応するため、故障診断を行う者により適切な回路情報を
提供し、回路設計者以外の者でも容易に診断できる故障
診断装置を得ることができる。
【0040】第4の発明においては、バックトレース中
に行うレイアウトパターン図とSEM図の倍率,座標の
わずかなずれを1マクロセルレイアウトパターンの表示
サイズレベルで自動補正を行い、手動による微調整の手
間を無くすとともに、集積回路の大規模化,複雑化に対
応するため、故障診断を行う者に更に適切な回路情報を
提供し、回路設計者以外の者でも容易に診断できる故障
診断装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による故障診断装置の第1の実施の
形態を示す説明図である。
【図2】 この発明によるバックトレース中の自動補正
処理手段を説明するフロー図である。
【図3】 この発明による故障診断装置の第2の実施の
形態を示す説明図である。
【図4】 この発明による故障診断装置の第3の実施の
形態を示す説明図である。
【図5】 この発明による故障診断装置の第4の実施の
形態を示す説明図である。
【図6】 従来の故障診断装置の説明図である。
【符号の説明】
1 論理回路図、2 SEM図、3 レイアウトパター
ン図、4 波形図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路のチップ表面のSEM像
    を表示する手段と、前記半導体集積回路のレイアウトパ
    ターンを表示する手段と、前記半導体集積回路の論理回
    路を表示する手段と、前記SEM像,レイアウトパター
    ン及び論理回路を連動して表示画面を移動させる手段を
    含み、論理期待値と測定値の不一致が観測された外部出
    力端子又はスキャンフリップフロップから信号の伝搬し
    てくる方向へ回路をさかのぼって故障箇所を探すものに
    おいて、レイアウトパターン図とSEM図を論理素子に
    対応するマクロセル1個分のレイアウトパターンが表示
    できる大きさに設定した時に、論理回路図中の論理素子
    を一つずつバックトレースする度にSEM図の倍率,座
    標のわずかなずれを自動でチェックし、微調整を行う手
    段を備えることを特徴とする故障診断装置。
  2. 【請求項2】 マクロセルレイアウトパターンの枠サイ
    ズ,セル名,入出力端子名とその座標情報をデータベー
    ス化し、論理回路図,レイアウトパターン図とSEM図
    の連動にあたり、1セルレイアウトパターン表示機能を
    設け、指定した論理素子に対応するマクロセルレイアウ
    トパターン図の前記データベース化した枠サイズ,セル
    名,入出力端子名とその座標情報を取り込み、前記枠サ
    イズの範囲内のレイアウトパターンとセルの名称,入出
    力端子名とその位置,セルの枠線をレイアウトパターン
    図上に表示するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の故障診断装置。
  3. 【請求項3】 論理回路図のバックトレースの履歴を残
    す基本的機能と同様、レイアウトパターン図もバックト
    レースの履歴を残すために、論理期待値と測定値の不一
    致が観測された外部出力端子又はスキャンフリップフロ
    ップからバックトレースを行った経路(信号線)と、こ
    れに含まれるマクロセルレイアウトパターンを認識して
    表示できるようにし、これ以外の信号線とマクロセルは
    必要に応じ、表示又は無表示を選択できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の故障診断装置。
  4. 【請求項4】 集積回路の全ノードを記録した論理シミ
    ュレーション結果のデータを読み込ませて、論理回路図
    上の特定の論理素子を指定し、そのシミュレーション波
    形の調べたい周期数,周期幅,ストローブ点を指定する
    と論理回路図上に前記指定した論理素子の前記指定した
    周期数,周期幅の範囲内の入出力端子のすべてのシミュ
    レーション波形と前記指定した論理素子がもつ真理値表
    が表示され、前記指定したストローブ点に対応した信号
    値を前記真理値表中で認識させる機能を設け、また、前
    記指定した論理素子と対応したマクロセルレイアウトパ
    ターン図上に周期数,周期幅,ストローブ点の情報と入
    出力端子名のそばにその時の信号値を表示する機能を設
    けたことを特徴とする請求項2に記載の故障診断装置。
JP9200201A 1997-07-25 1997-07-25 故障診断装置 Pending JPH1145920A (ja)

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JP9200201A JPH1145920A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 故障診断装置

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JP9200201A JPH1145920A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 故障診断装置

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JPH1145920A true JPH1145920A (ja) 1999-02-16

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JP9200201A Pending JPH1145920A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 故障診断装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6697981B2 (en) * 2000-01-28 2004-02-24 Nec Corporation System and method for evaluating the location of a failure in a logic circuit, and machine-readable recording medium having a recorded program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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