JPH1145294A - ノイズ解析方法及びノイズ解析装置 - Google Patents

ノイズ解析方法及びノイズ解析装置

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JPH1145294A
JPH1145294A JP9201352A JP20135297A JPH1145294A JP H1145294 A JPH1145294 A JP H1145294A JP 9201352 A JP9201352 A JP 9201352A JP 20135297 A JP20135297 A JP 20135297A JP H1145294 A JPH1145294 A JP H1145294A
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wiring
circuit model
noise
double
combined
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JP9201352A
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Shinji Totsuka
伸児 戸塚
Kazunari Goto
一成 後藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ解析方法に関し、2組の配線が重複し
て影響し合う場合のシミュレーションによるノイズ解析
を容易とすることを目的とし、 【解決手段】 配線情報に基づき、所定範囲内に近接す
る第1の配線と第2の配線とを所定の回路モデルを用い
て結合合成し、第2の配線の入力端から信号を入力して
第1の配線の出力端に発生するノイズ波形をシミュレー
ションにより取得するノイズ解析装置において、第1の
配線と第2の配線が重複して重なり合う多重配線を形成
する場合のノイズ解析方法であって、多重配線のうちの
所定範囲内に近接する第1の配線と第2の配線とで構成
される全ての二重配線部分を抽出してそれぞれ二重配線
回路モデルに変換するとともに、各二重配線回路モデル
ごとに第2の配線から信号を入力して第1の配線に発生
するノイズ波形を取得し、得られた各ノイズ波形を合成
して多重配線により発生するノイズ波形とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近接する配線間で
発生するノイズ解析を回路シミュレーションにより行う
ノイズ解析装置の改良に関する。
【0002】近年では、プリント板,LSI等の設計
は、コンピュータ支援設計システムCADによって行わ
れているが、高密度化,高速化の進展に伴い、配線によ
るタイミングのずれや配線パターンによるノイズが問題
となり、配線状態に基づく電気的な情報を得るための回
路シミュレーションが行われている。
【0003】その1つの手法として、特開平8−194
726号公報に示されているように、影響を与える配線
(Disturbing配線、以下Ding配線と称す
る)と影響を受ける配線(Disturbed配線、以
下Ded配線と称する)とをアナログ的な二重配線回路
モデルとして結合合成し、Ding配線の入力端にパル
スを入れてDed配線の出力端に発生するノイズをシミ
ュレーションにより取得する方法がある。
【0004】しかし、CADによる配線パターンの作成
では、多層プリント板等においては1組のDing配線
とDed配線とが重複して影響し合う配線パターン(折
り返しパターン)が生成される場合があり、この部分は
二重配線回路モデルとして変換することができず、解析
不能となっていた。
【0005】このため、多重配線部分のノイズ解析を可
能とするノイズ解析方法が求められている。
【0006】
【従来の技術】従来例として、特開平8−194726
号公報で示されているプリント基板におけるノイズ解析
方法を以下に簡単に説明する。
【0007】図9は単一配線のプリント回路の場合を示
す図、図10は二重配線のプリント回路の場合を示す図
である。特開平8−194726号公報における回路シ
ミュレーションは、論理機能要素および論理機能要素間
の配線を部分的に回路モデル化し、これらを合成した回
路モデルに対し、シミュレーションによりパルスを入力
して出力信号を取得し、信号間のタイミング,波形等を
解析するという方法である。
【0008】図9は単一配線の回路モデル例を示したも
ので、図9(1) に示すようにLSI11とLSI12がネッ
ト(機能要素間を接続する配線)15で接続されている場
合、図9(2) のように回路モデル化する。即ち、LSI
11のドライバ13をDR17、ドライバ13を駆動する電源
(LSI11の内部出力) を電源16、ネット15を単一配線
LINE 01 、LSI12のレシーバ14をRV18としてそれぞ
れ回路モデル化する。
【0009】この回路モデルは、実装される部品, プリ
ント板の配置, 配線パターン等により具体的な値が与え
られてシミュレーションされる、例えば、LINE 01 は、
(3)に示すようにアナログ的な単一配線回路モデルであ
り、R,L,Cで構成される単位の遅延回路を構成す
る。そして、ネット15の配線パターン情報(配線長, パ
ターン幅, パターン厚さ等) により、R,L,Cの具体
的な値および回路数が決定される。電源16, DR17, R
V18も同様に、LSI11, LSI12の部品情報により具
体的な電気的特性が与えられる。
【0010】図10は互いに影響を及ぼす2本のネット
間のクロストーク(ノイズ)を解析する場合を示したも
ので、図10(1) に示すように、影響を受ける配線をネ
ット25, 影響を与える配線をネット26とすると、図10
(2) のように、ネット25とネット26の近接区間は二重配
線回路モデルLINE 02 として表してネット25とネット26
とを結合合成する。
【0011】この二重配線回路モデルは図10(3) のよ
うに、R,L,C,KM(相互誘導インダクタンス)で
構成され、実際の配線パターン等で決定される。そし
て、クロストークを解析する場合は、電源20でパルスを
発生し、Ding配線のドライバDR22, LINE 01 ,LIN
E 02, LINE 01 を介してDed配線のレシーバRV23に
発生するノイズ波形をシミュレーションにより求める。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
CADで設計した論理回路情報に基づいて、単位の回路
ごとにモデル化してシミュレーションを行っているが、
集積密度が高くなり、多層化されるに従い、配線パター
ンも層間で折り返されるような場合が生じる。この結
果、着目する2組のネット間はクロスとか二重配線以外
に、図11の課題説明図に示すように、多重に重なり合
う場合が生じる。このように多重配線を形成するような
場合は回路モデル化が実現できず、ノイズ解析が不能と
なっていた。
【0013】このことは、他のシミュレーション方法も
同様であって、図11のネット28と同じようにネット27
も折り返すような2組の配線が複雑に多重配線を構成す
る場合は、回路シミュレーションが容易ではないといっ
た課題があった。
【0014】本発明は、上記課題に鑑み、互いに影響し
合う2組の配線が多重配線を構成する場合のノイズ解析
を容易に実現できるノイズ解析装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のノイズ解析方法およびノイズ解析装置は、
図1の本発明(その1)の原理図,本発明(その2)に
示すように、以下のように構成される。 (1) 第1の発明 第1の発明は、図1に示すように、配線情報に基づき、
所定範囲内に近接する第1の配線1と第2の配線2とを
所定の回路モデルを用いて結合合成し、第2の配線2の
入力端から信号を入力して第1の配線1の出力端3に発
生するノイズ波形をシミュレーションにより取得するノ
イズ解析装置において、第1の配線1と第2の配線2が
多重に重なり合う多重配線4を形成する場合のノイズ解
析方法であって、多重配線4のうちから所定範囲内に近
接する第1の配線1と第2の配線2とで構成される全て
の二重配線部分を抽出してそれぞれ二重配線回路モデル
5a,5b に変換するとともに、各二重配線回路モデル5a,5
b ごとに第2の配線2から信号を入力して第1の配線1
に発生するノイズ波形を取得し、得られた各ノイズ波形
を合成して多重配線4により発生するノイズ波形とする
ようにする。
【0016】以上のように、多重配線4を二重配線4a,4
b に分割し、それぞれの二重配線配線モデル5a,5b でシ
ミュレーションを行い、得られた結果を合成することに
より、容易に多重配線4によるクロストークノイズを得
ることが可能となる。 (2) 第2の発明 第2の発明は、配線情報に基づき、所定範囲内に近接す
る第1の配線と第2の配線とを所定の回路モデルを用い
て結合合成し、第2の配線の入力端から信号を入力して
第1の配線の出力端に発生するノイズ波形をシミュレー
ションにより取得するノイズ解析装置であって、第1の
配線と第2の配線とが多重に重なり会う多重配線を形成
する場合、該多重配線のうちから所定範囲内に近接する
第1の配線と第2の配線とで構成される全ての二重配線
部分を抽出する抽出部と、抽出した該二重配線部分を対
応する二重配線回路モデルに変換する回路モデル変換部
と、各二重配線回路モデルごとに第1の配線と第2の配
線とを結合合成し、第2の配線の入力端から所定の信号
を入力して第1の配線の出力端に発生するノイズ波形を
シミュレーションにより取得し、得られた各ノイズ波形
を合成するシミュレーション部と、を有するように構成
する。
【0017】以上の結果、多重配線を二重配線の集合と
して処理することにより、多重配線に基づき発生するノ
イズを解析することができる。 (3) 第3の発明 第2の発明は、図2に示すように、配線情報に基づき、
所定範囲内に近接する第1の配線1と第2の配線2とを
所定の回路モデルを用いて結合合成し、第2の配線2の
入力端から信号を入力して第1の配線1の出力端3に発
生するノイズ波形をシミュレーションにより取得するノ
イズ解析装置であって、第1の配線1と第2の配線2が
重複して重なり合う多重配線4を多重形態に応じてそれ
ぞれモデル化した多重配線回路モデル5を格納した回路
モデル格納部と、第1の配線1と第2の配線とが重複す
る区間を抽出する抽出部と、多重形態に対応した多重配
線回路モデルを前記回路モデル格納部より抽出して第1
の配線1と第2の配線2とを結合合成する回路モデル変
換部と、第2の配線2の入力端から信号を入力して該多
重配線回路モデル5を介し第1の配線1に発生するノイ
ズ波形を取得するシミュレーション部とを有するように
構成する。
【0018】以上のごとく、予め多重配線回路モデル5
を各種登録しておくことにより、多重配線4の部分を回
路モデル化することができ、ノイズ解析が容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を前
述の従来技術に適用した場合について説明する。なお、
全図を通じて同一符号は同一対象物を表す。
【0020】図3は一実施例の構成図、図4は第1の実
施例の説明図、図5は第1の実施例の処理(その1)フ
ローチャート図、図6は第1の実施例の処理(その2)
フローチャート図、図7は第2の実施例の説明図、図8
は第2の実施例の処理フローチャート図である。
【0021】(第1の発明の実施の形態例)第1の発明
の実施の形態例(第1の実施例)は1つのプリント基板
内の配線について適用したもので、着目する影響を受け
るDed配線と影響を与えるDing配線とが折り返し
重複する多重配線を構成する場合、多重配線を二重配線
に分割し、それぞれの二重配線を回路モデル化してシミ
ュレーションを行い、それぞれの回路モデルで得られた
ノイズ波形を合成する例を示す。図3において、30は論
理情報データベースで、設計者が作成した1つのプリン
ト基板に収める論理回路の論理情報が格納されている。
論理情報は、論理機能要素を表す論理機能名と論理機能
要素間の論理接続情報を表すネット名などの情報であ
る。
【0022】31はプリント基板情報(配線情報)データ
ベースで、プリント基板に実装される部品情報、各部品
の配置,形状,寸法,配線ピッチ,配線経路,近接情報
などの配線パターン情報等が論理情報対応で格納されて
いる。
【0023】32は回路モデル格納部で、図9(3) で示し
た単位長当たりの単一配線回路モデル、および図10(3)
で示した単位長当たりの二重配線回路モデル等が格納さ
れている。なお、後述する第2の実施例では多重配線回
路モデルが格納される。
【0024】33は回路モデル変換部で、後述する処理に
より、プリント基板情報データベース31を参照してDe
d配線, Ding配線の配線パターン情報に基づいて、
Ded配線およびDing配線を対応する回路モデルに
変換する。回路モデル格納部32に格納されている回路モ
デルは単位長当たりの回路モデルで、配線パターン情報
により、回路モデルを構成するR,L,C等は具体的な
値に置換される。
【0025】35は回路モデル格納部で、変換された回路
モデルの合成回路等が格納される。Ded配線とDin
g配線とが多重配線で結合されている場合は二重配線モ
デルの集合として格納される。
【0026】36は回路シミュレーションで、回路モデル
のDingのドライバからパルスを入力してDedのレ
シーバに出力されるノイズを取得するシミュレーション
を行う。
【0027】38は単一配線回路モデル格納部で、回路モ
デルを生成するワーク領域である。以下、ノイズ解析の
処理手順を図4の(1) の場合について説明する。図5,
図6参照 (1) 回路モデル変換部33は、着目したノイズを受ける側
のDed配線を論理情報データベース30およびプリント
基板情報データベース31を参照して単一配線として回路
モデル化し、そのデータを単一配線回路モデル格納部38
に格納する。
【0028】同様にして着目したノイズを与える側のD
ing配線を単一配線として回路モデル化し、そのデー
タを単一配線回路モデル38に格納する。以上の結果、図
4に示すようにDed配線が折り返しのない一本の直線
で構成される場合は、図9(2) に示すような回路モデル
が得られる。図4に示したDing配線のように折り返
しのある多重配線を構成する場合は、複数の単一配線回
路モデルの直列接続とした回路モデルが得られる。 (2) 続いて回路モデル変換部33は、Ded配線を構成す
る配線を一本取り出す。図4の場合は、ドライバ21とレ
シーバ23との間の配線である。なお、多重配線区間を有
無を先に検索し、配線区間A,B,CのごとくDed配
線を分割して以後の処理をそれぞれ行ってもよい。 (3) プリント基板情報データベース31を参照し、その配
線に平行または斜交して影響を及ぼすDingの配線部
分を全て取り出す。影響を及ぼす配線は、配線間距離,
配線区間等が予め定められた範囲内にある配線である。
図4の場合、配線区間A,配線区間CはDed配線に平
行または斜交して影響を与えるDing配線は無く、そ
の配線区間は単一配線回路モデル化して保存する。 (4) 影響を及ぼすDingの配線が複数の場合、これを
記憶して後述する二重配線化処理を行う。図4の区間B
ではDingの配線として配線M1,M2の2本あるか
ら多重配線部分であり、これに対応するDed配線はL
1である。 (5) 取り出されたDingの配線が1本のみの場合は、
二重(平行)配線モデル化する。図4の場合は二重配線
部分は無い。 (6) 一本のDed配線を区間A,B,Cに区分した場
合、またはDed配線そのものが折り返しのある配線の
場合はそのDed配線を構成するすべての配線につい
て、上記(3) 〜(5) の処理を行う。 (7) 以上によって得られた単一配線回路モデル, 二重配
線回路モデル, 多重(重複)配線を区間A〜Cについて
合成し、その合成回路モデルを回路モデル格納部35に格
納する。
【0029】以上の結果、多重配線部分のみブラックボ
ックスとして回路モデル化された。以下の処理ステップ
ではこの多重配線部分を二重配線モデル化し、それぞれ
別々の合成回路モデルを生成してシミュレーションを行
い、得られた各ノイズ波形を合成する。その処理フロー
を図6を参照しつつ説明する。 (8) 記憶した多重配線部分のデータを1つ取り出す。図
4の場合は1つのみである。 (9) 保存した合成配線モデルを取り出し、 (10)多重配線データからDedとDingの各一本で構
成される二重配線を取り出して二重配線回路モデル化
し、合成配線モデルの多重配線部分を置き換える。 (11)二重配線回路モデルで置き換えた合成配線のDin
gドライバ22にパルスを入れるシミュレーションを行
い、Dedレシーバ23の出力ノイズ波形を得る。 (12)以上(10),(11) の処理ステップをDedとDing
の配線で構成されるすべての二重配線について行なう。 (13)以上により得られたDedレシーバ23の出力波形を
全て合成し、総合的なノイズ波形を得る。
【0030】図4の(2) − (a),(b)は、図4(1) の多重
配線部分を二重配線とした2組の合成回路モデルを表し
たもので、(a) で得られたノイズN1と、(b) で得られた
ノイズN2とが合成される。
【0031】以上の結果、Ded配線とDing配線と
が多重に影響し合う場合のノイズ波形が、多重配線を二
重配線に分割してシミュレーションを行い、且つ結果を
合成することにより得ることができた。 〔第2の実施例〕第2の実施例は多重配線をその形態
(平行,斜交等)に対応した多重配線モデルとして予め
モデルを登録しておき、Ded配線とDing配線とが
重複しているとき、対応する多重配線モデルをその部分
に適用してシミュレーションを行う方法である。
【0032】以下、図7,図8を参照しつつ、説明す
る。 (1) Ded配線を全て単一配線でモデル化し、Ding
配線を全て単一配線でモデル化する。この処理は第1の
実施例での処理と同じである。 (2) Ded配線を構成する配線を一本取り出す。 (3) 取り出した配線に影響するDingの配線を全て取
り出す。影響するDing配線がない場合は、そのまま
の回路モデルを保存する。 (4) Dingの配線が存在するときは、取り出された配
線数(配線形態) に応じた数の多重配線回路モデルを回
路モデル格納部32から読みだして、回路モデル化する。 (6) Dedのすべてについて(3) 〜(6) を実行し、各配
線区間の回路モデルと合成回路モデルを形成する。
【0033】以上の結果、図7(1) に示すような合成回
路モデルが得られる。 (7) 合成回路のDingドライバ22にパルスを入れるシ
ミュレーションを行い、Dedレシーバ23を観測するこ
とで総合的な出力ノイズ波形を得る。
【0034】図7は三重配線の場合の説明図で、図7
(1) は上記処理ステップ(6) の結果を示す。図7(2)
は、多層プリント基板の場合の三重配線例を示したもの
で、図(7) のような回路モデルとなる。なお、この回路
モデルではvia (貫通部)部分、配線〜と配線'
〜' のクロス部分の回路モデルは省略している。
【0035】以上の結果、Ded配線とDing配線と
は多重配線回路モデルLINE 03 によって結合合成された
1つの回路モデルが生成され、Dingドライバである
DR22にパルスを入れ、DedレシーバのRV23よりシ
ミュレーションによりノイズ出力を得ることができる。
【0036】なお、回路モデルの各パラメータの具体的
な値は、プリント基板情報データベース31からのパター
ン情報等により与えられるか、または定型的なパターン
について、予めパラメータの値を登録しておき、Ded
配線とDing配線との重なり具合からパラメータの値
を決定し、シミュレーションを行う。
【0037】以上はプリント基板内の配線について説明
したが、集積回路に適用してもよく、またプリント板間
の配線に適用しても有効であることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、CAD
によるパターン設計等において2組の配線が多重に影響
し合う場合が生じたときのノイズ解析に便な装置を提供
するもので、多重配線を二重配線の組み合わせとし、
それぞれの二重配線で得られたノイズを合成する、多
重配線モデルを用意しておき、重複配線部分を多重配線
モデルに変換して結合合成し、Ding配線からパルス
を入れてDed配線にノイズ波形を得る、という方法を
採用したので、多重配線のノイズ解析が簡易に、且つ自
動的に行われる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明(その1)の原理図
【図2】 本発明(その2)の原理図
【図3】 一実施例の構成図
【図4】 第1の実施例の説明図
【図5】 第1の実施例の処理(その1)フローチャー
ト図
【図6】 第1の実施例の処理(その2)フローチャー
ト図
【図7】 第2の実施例の説明図
【図8】 第2の実施例の処理フローチャート図
【図9】 単一配線のプリント回路の場合を示す図
【図10】二重配線のプリント回路の場合を示す図
【図11】課題説明図
【符号の説明】
1 第1の配線 2 第2の配線 3 出力 4 多重配線 4a,4b 二重配線 5a,5b 二重配線
モデル 5 多重配線回路モデル 11,12 LSI 13 ドライバDR 14 レシーバR
V 15 ネット 16 電源サブ回路 17 DR 18 RV 20 電源 21,22 DR 23,24 RV 25,26 ネット 27,28 ネット 30 論理情報データベース 31 プリント基
板情報データベース 32 回路モデル格納部 33 回路モデル
変換部 34 合成配線格納部 35 回路モデル
格納部 36 回路シミュレーション 38 単一配線回
路モデル格納部 LINE 01 単一配線回路モデル LINE 02 2重配
線回路モデル LINE 03 3重配線回路モデル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線情報に基づき、所定範囲内に近接す
    る第1の配線と第2の配線とを所定の回路モデルを用い
    て結合合成し、第2の配線の入力端から信号を入力して
    第1の配線の出力端に発生するノイズ波形をシミュレー
    ションにより取得するノイズ解析装置において、第1の
    配線と第2の配線が多重に重なり合う多重配線を形成す
    る場合のノイズ解析方法であって、 多重配線のうちから所定範囲内に近接する第1の配線と
    第2の配線とで構成される全ての二重配線部分を抽出し
    てそれぞれ二重配線回路モデルに変換するとともに、各
    二重配線回路モデルごとに第2の配線から信号を入力し
    て第1の配線に発生するノイズ波形を取得し、得られた
    各ノイズ波形を合成して多重配線により発生するノイズ
    波形とすることを特徴とするノイズ解析方法。
  2. 【請求項2】 配線情報に基づき、所定範囲内に近接す
    る第1の配線と第2の配線とを所定の回路モデルを用い
    て結合合成し、第2の配線の入力端から信号を入力して
    第1の配線の出力端に発生するノイズ波形をシミュレー
    ションにより取得するノイズ解析装置であって、 第1の配線と第2の配線とが多重に重なり会う多重配線
    を形成する場合、該多重配線のうちから所定範囲内に近
    接する第1の配線と第2の配線とで構成される全ての二
    重配線部分を抽出する抽出部と、 抽出した該二重配線部分を対応する二重配線回路モデル
    に変換する回路モデル変換部と、 各二重配線回路モデルごとに第1の配線と第2の配線と
    を結合合成し、第2の配線の入力端から所定の信号を入
    力して第1の配線の出力端に発生するノイズ波形をシミ
    ュレーションにより取得し、得られた各ノイズ波形を合
    成するシミュレーション部と、を有することを特徴とす
    るノイズ解析装置。
  3. 【請求項3】 配線情報に基づき、所定範囲内に近接す
    る第1の配線と第2の配線とを所定の回路モデルを用い
    て結合合成し、第2の配線の入力端から信号を入力して
    第1の配線の出力端に発生するノイズ波形をシミュレー
    ションにより取得するノイズ解析装置であって、 第1の配線と第2の配線が重複して重なり合う多重配線
    を多重形態に応じてそれぞれモデル化した多重配線回路
    モデルを格納した回路モデル格納部と、 第1の配線と第2の配線とが重複する区間を抽出する抽
    出部と、 多重形態に対応した多重配線回路モデルを前記回路モデ
    ル格納部より抽出して第1の配線と第2の配線とを結合
    合成する回路モデル変換部と、 第2の配線の入力端から信号を入力して該多重配線回路
    モデルを介し第1の配線に発生するノイズ波形を取得す
    るシミュレーション部と、を有することを特徴とするノ
    イズ解析装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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