JPH1145160A - 印刷制御システム - Google Patents

印刷制御システム

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JPH1145160A
JPH1145160A JP9200462A JP20046297A JPH1145160A JP H1145160 A JPH1145160 A JP H1145160A JP 9200462 A JP9200462 A JP 9200462A JP 20046297 A JP20046297 A JP 20046297A JP H1145160 A JPH1145160 A JP H1145160A
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JP
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JP9200462A
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English (en)
Inventor
Eiji Hatano
英二 波多野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】本発明の課題は、タイムアウト時にジョブクリ
アを強制的に行うか否かをユーザー側で設定可能とし
て、印刷装置における印刷処理の誤動作を防止すること
を可能とした、印刷制御システムを提供することであ
る。 【解決手段】印刷用CPU32は、制御情報記憶部33に格納
された、「タイムアウト値」、「ページ終了条件」、「現
在ページ」、「ページ中フラグ」、「クリアページ」、
「クリアレベル」等の各種制御情報を、適宜参照しなが
ら、入力バッファ31から順次入力される印刷データを解
析し、印刷装置7の印刷処理を制御するためのエスケー
プシーケンスを作成して、出力バッファ34を介し、更に
印刷バッファを介して印刷装置に対して出力するように
して、印刷用CPU32に、制御情報取得処理、エスケープ
シーケンス作成処理、ジョブクリア処理等を含む印刷制
御処理を行わせ、この印刷用CPU32を含む印刷制御部3が
有するタイムアウト機能によって、印刷装置のタイムア
ウト機能が印刷データを強制的にクリアしてしまうの
を、必要に応じて回避することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に係り、
詳細には、パソコン等のホストと印刷装置によって構成
され、印刷処理のタイムアウト機能を制御する印刷制御
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワープロ、パソコン等で作成
した文書、画像等の印刷処理は、内蔵あるいは外付けの
印刷装置に対し、印刷データを転送することにより印刷
処理が行われている。印刷データは、ワープロ、パソコ
ン等を制御する文書作成プログラム4b、画像作成プロ
グラム4c等の各種アプリケーションにより作成される
データで、文字描画、グラフィック描画、イメージ描画
等の描画指示情報と、印字文字データ、グラフィックデ
ータ、イメージデータ等の描画データの他、印刷位置、
印刷幅等のパラメータが含まれている。
【0003】この印刷データは、印刷装置を制御するコ
マンドであるエスケープシーケンス等の制御コマンドに
よって記述されるデータであり、印刷装置は順次入力さ
れるこの制御コマンドの命令に従って印刷処理を行う。
しかし、パソコン等と印刷装置を接続するケーブルの接
続不良等、の何らかの原因で印刷装置に入力される印刷
データが中断すると、印刷装置は、内部に設定された所
定の時間だけ待機し、タイムアウト(所定の時間以上応
答がないこと)すると印刷ジョブをクリアして、次に送
信されてくる印刷データを新たな印刷ジョブとして扱う
ように制御する。
【0004】この従来のタイムアウトによる印刷ジョブ
のクリア処理を図8を参照して説明する。図8におい
て、A〜Eまでの時間の経過の中で、実線部分がパソコ
ン等のホストから送信されるひとつの印刷データであ
り、この印刷データは、時間A〜Bまで送信された後、
図中に示す破線部分の時間B〜Dまでは、何らかの原因
で送信が停止されている。そして時間Dにおいて前記印
刷データの送信が再開され、時間Eにおいて終了してい
る。
【0005】従来の方式では、時間Bにおいて送信が停
止すると、印刷装置は、時間Bを起点にタイムアウト値
のカウントを始め、時間Cの時点でタイムアウト値を越
えるため、それまで受信した時間A〜Bの印刷データを
クリアする。その後、ホストが送信を再開し、時間Dか
ら送信を行うが、印刷装置は時間Dにおいて続きの印刷
データを受信すると、該続きの印刷データを印刷データ
の先頭として、新たな印刷ジョブとしての印刷処理を開
始する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のタイムアウトによる印刷ジョブのクリア処理で
は、例えば、ホストのCPU(Central Processing Uni
t )が過負荷となったためにアプリケーションの処理速
度が低下し、印刷データの送信処理が一時中断してしま
うような場合にも、タイムアウトにより無条件に受信し
た印刷データをクリアし、印刷ジョブをクリアしてしま
う。そのため、アプリケーションが正常処理中であるに
もかかわらず、印刷データが正常に印刷されないという
誤動作を起こしてしまう問題があった。
【0007】そこで本発明の課題は、タイムアウト時に
ジョブクリアを強制的に行うか否かをユーザー側で設定
可能として、印刷装置における印刷処理の誤動作を防止
することを可能とした、印刷制御システムを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コンピュータと印刷装置によって構成され、該コンピュ
ータにより該印刷装置への印刷データ転送を含む印刷処
理を制御するための印刷制御システムにおいて、前記コ
ンピュータは、前記印刷データ転送が中断した際に印刷
データをクリアせずに待機する所定の時間が設定された
タイムアウト情報と、印刷データのページの終了位置を
判別するために設定されたページ終了情報と、を格納す
る記憶手段と、この記憶手段に格納されたページ終了情
報に基づいて、受信した印刷データがページの途中のデ
ータであるのか、ページの終了位置のデータであるのか
を判別する判別手段と、前記印刷データ転送が中断した
際に、中断時間が前記記憶手段に格納されたタイムアウ
ト情報が示す待機時間を超過したときには、前記印刷装
置に既に転送した未印刷の印刷データをクリアするよう
に該印刷装置を制御し、また、前記印刷データ転送の中
断時の位置が、前記判別手段によってページの途中であ
ると判別されたときには、前記印刷データ転送が再開し
た際に、転送再開後のデータからページ終了位置までの
データをクリアする制御手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0009】請求項1記載の発明の印刷制御システムに
よれば、コンピュータと印刷装置によって構成され、該
コンピュータにより該印刷装置への印刷データ転送を含
む印刷処理を制御するための印刷制御システムにおい
て、前記コンピュータが備える記憶手段は、前記印刷デ
ータ転送が中断した際に印刷データをクリアせずに待機
する所定の時間が設定されたタイムアウト情報と、印刷
データのページの終了位置を判別するために設定された
ページ終了情報と、を格納し、前記コンピュータが備え
る判別手段は、この記憶手段に格納されたページ終了情
報に基づいて、受信した印刷データがページの途中のデ
ータであるのか、ページの終了位置のデータであるのか
を判別し、前記コンピュータが備える制御手段は、前記
印刷データ転送が中断した際に、中断時間が前記記憶手
段に格納されたタイムアウト情報が示す待機時間を超過
したときには、前記印刷装置に既に転送した未印刷の印
刷データをクリアするように該印刷装置を制御し、ま
た、前記印刷データ転送の中断時の位置が、前記判別手
段によってページの途中であると判別されたときには、
前記印刷データ転送が再開した際に、転送再開後のデー
タからページ終了位置までのデータをクリアする。
【0010】したがって、コンピュータがタイムアウト
した後、強制クリアが指示された場合には、ページ途中
からページ終了までのページの残りの印刷データを受信
した上でクリアするため、従来のようにページ途中のデ
ータをページの先頭のデータとして受信してしまうこと
による印刷装置の誤動作を防止して、印刷データ送信再
開後にも印刷装置が正常に動作するようにさせることが
できる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の印
刷制御システムにおいて、前記コンピュータは、出力手
段を更に備え、前記記憶手段は、更に、前記印刷データ
転送を実行中のページ番号を示すページ情報を格納し、
前記制御手段は、前記印刷データをクリアした際には、
前記記憶手段に格納されたページ情報を参照して、クリ
アしたページ番号を示すクリアページ情報を前記記憶手
段に格納し、該クリアページ情報によって示されるペー
ジ番号を前記出力手段に出力することを特徴としてい
る。
【0012】請求項2記載の発明の印刷制御システムに
よれば、請求項1記載の印刷制御システムにおいて、前
記コンピュータは、出力手段を更に備え、前記記憶手段
は、更に、前記印刷データ転送を実行中のページ番号を
示すページ情報を格納し、前記制御手段は、前記印刷デ
ータをクリアした際には、前記記憶手段に格納されたペ
ージ情報を参照して、クリアしたページ番号を示すクリ
アページ情報を前記記憶手段に格納し、該クリアページ
情報によって示されるページ番号を前記出力手段に出力
する。
【0013】したがって、コンピュータがタイムアウト
した後、強制クリアが指示された際に、ページ途中から
ページ終了までのページの残りの印刷データを受信した
上でクリアした場合には、このクリアされたページをユ
ーザーに対して通知するため、印刷されなかったページ
をユーザーが確認しやすいという効果がある。
【0014】請求項3記載の発明は、コンピュータと印
刷装置によって構成され、該コンピュータにより該印刷
装置への印刷データ転送を含む印刷処理を制御するため
の印刷制御システムにおいて、前記コンピュータは、前
記印刷データ転送が中断した際に印刷データをクリアせ
ずに待機する所定の時間が設定されたタイムアウト情報
を格納する記憶手段と、前記印刷データ転送が中断した
際に、中断時間が前記記憶手段に格納されたタイムアウ
ト情報が示す待機時間を超過したときには、前記印刷装
置がタイムアウトすることによって前記印刷データがク
リアされてしまうことを回避するため、前記印刷装置に
よる印刷処理の結果には影響を及ぼさない制御コードを
前記印刷装置に転送する制御手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0015】請求項3記載の発明の印刷制御システムに
よれば、コンピュータと印刷装置によって構成され、該
コンピュータにより該印刷装置への印刷データ転送を含
む印刷処理を制御するための印刷制御システムにおい
て、前記コンピュータが備える記憶手段は、前記印刷デ
ータ転送が中断した際に印刷データをクリアせずに待機
する所定の時間が設定されたタイムアウト情報を格納
し、前記コンピュータが備える制御手段は、前記印刷デ
ータ転送が中断した際に、中断時間が前記記憶手段に格
納されたタイムアウト情報が示す待機時間を超過したと
きには、前記印刷装置がタイムアウトすることによって
前記印刷データがクリアされてしまうことを回避するた
め、前記印刷装置による印刷処理の結果には影響を及ぼ
さない制御コードを前記印刷装置に転送する。
【0016】したがって、コンピュータがタイムアウト
した後、強制クリアせずにページデータを保存するよう
指示された場合には、何らかの原因で、コンピュータか
ら転送される印刷データが遅延しても、印刷結果に影響
を及ぼさない制御コードを送信することによって、印刷
装置が強制的にタイムアウトしてしまうのを防止するこ
とができる構成であるため、コンピュータからの印刷デ
ータの転送が再開した際の印刷データを正常に印刷する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して、本
発明に係る印刷制御システム1の実施の形態を詳細に説
明する。
【0018】まず構成を説明する。図1は、本実施の形
態の印刷制御システム1の機能ブロックの概要を示すブ
ロック図であり、図2は、図1に示す印刷制御部3の内
部の機能ブロックを詳細に示すブロック図である。
【0019】図1において、印刷制御システム1は、印
刷制御部3を内部に含むホスト2、印刷バッファ6、及
び印刷装置7によって構成されており、更に詳細には、
図2に示すように、前記印刷制御部3は、入力バッファ
31、印刷用CPU32、制御情報記憶部33、及び出
力バッファ34によって構成されている。
【0020】図1において、ホスト2は、文書作成プロ
グラム4b、画像作成プログラム4c等の各種アプリケ
ーションを、記憶装置8内の記憶媒体4に格納した、パ
ソコン、ワープロ等の装置であり、印刷制御部3、タイ
マー5、記憶装置8、CPU9、入力装置10、表示装
置11、及びRAM12によって構成されており、各部
は、バス13によって接続されている。
【0021】印刷制御部3は、記憶装置8内の記憶媒体
4に格納された文書作成プログラム4b、画像作成プロ
グラム4c等の各種アプリケーションに従って、CPU
9によって作成された印刷データが、入力バッファ31
に入力されると、印刷用CPU32において各種解析処
理を行い、出力バッファ34を介して印刷バッファ6に
対して出力する。以下に、この印刷制御部3内部の各部
について詳細に説明する。
【0022】入力バッファ31は、記憶媒体4に格納さ
れた文書作成プログラム4b、画像作成プログラム4c
等の各種アプリケーションに従って、CPU9によって
作成された印刷データが、バス13を介して順次入力さ
れると、印刷用CPU32が該順次入力される印刷デー
タを解析可能になるまで、一時的に蓄えておくメモリ領
域であり、該蓄えた印刷データを印刷用CPU32の処
理速度に合わせて、順次印刷用CPU32に対して出力
する。
【0023】印刷用CPU32は、記憶媒体4に格納さ
れた文書作成プログラム4b、画像作成プログラム4c
等の各種アプリケーションに従うCPU9からの設定命
令に基づいて、「タイムアウト値」、「ページ終了条
件」、「クリアレベル」等の各種制御情報を格納した制
御情報格納ファイル4aを記憶装置8内の記憶媒体4に
作成する。また、印刷用CPU32は、記憶装置8内の
記憶媒体4に設定されている前記制御情報格納ファイル
4aに格納された「タイムアウト値」、「ページ終了条
件」、「クリアレベル」等の各種制御情報を取得して、
記憶装置8よりも処理速度の速いRAM等のメモリ内の
格納領域である制御情報記憶部33に格納する。そし
て、適宜、該各種制御情報を参照しながら、入力バッフ
ァ31から順次入力される印刷データを解析し、印刷装
置7の印刷処理を制御するためのエスケープシーケンス
を作成して、出力バッファ34を介し、更に印刷バッフ
ァ6を介して印刷装置7に対して出力する。更に、印刷
用CPU32は、後述する印刷制御処理として、制御情
報取得処理、エスケープシーケンス作成処理、ジョブク
リア処理、印刷装置リセット信号発行処理等の各種処理
を行う。
【0024】制御情報記憶部33は、RAM(Random A
ccess Memory )等のメモリ内の格納領域であり、「タ
イムアウト値」、「ページ終了条件」、「現在ペー
ジ」、「ページ中フラグ」、「クリアページ」、「クリ
アレベル」等の各種制御情報を記憶する。それぞれの制
御情報の持つ意味は以下の通りである。
【0025】「タイムアウト値」は、タイムアウト(所
定の時間以上応答がないこと)するまでの所定の時間を
決定するための情報である。従来の通常の印刷制御シス
テムにおいては、印刷装置がタイムアウト機能を有して
いるが、本実施の形態の印刷制御システム1では、更
に、ホスト2内部にもタイムアウト機能を設けている。
このホスト2内部に設けられたタイムアウト機能は、印
刷装置7のタイムアウト機能によって、印刷データが強
制的にクリアされるのを防止するための機能である。し
たがって、「タイムアウト値」は、印刷装置7のタイム
アウト時間よりも短い時間になるように設定されてい
る。
【0026】「ページ終了条件」は、ページ終了を判定
するための各種コードを設定した情報である。ページ終
了を判定するためのコードとして、例えば、FF(Form
Feed:改ページコード、16進コードで“0X0
C”)、等が設定されている。本実施の形態において
は、記憶媒体4内の制御情報格納ファイル4aに設定す
る「ページ終了条件」として、改ページコード(FF)
を利用した場合について説明するが、その他印刷装置7
が誤動作を起こさずに、未印刷データを出力できる条件
であれば、どのような条件でも利用でき、例えば、改行
を複数回繰り返してページの長さを越えた場合、垂直タ
ブによるページ先頭位置(TOF)への印刷位置の移
動、用紙下端への印刷による領域超過等が挙げられる。
【0027】「現在ページ」は、現在印刷中のページを
表すカウント値である。初期設定では“0”にセットさ
れる「現在ページ」は、印刷用CPU32による解析処
理によって、改ページしたと判定されると、‘+1’イ
ンクリメントされて、現在印刷中のページを表す。
【0028】「ページ中フラグ」は、現在のデータがペ
ージ途中か否かを示すフラグである。初期設定では“O
FF”(ページ途中でない)にセットされる「ページ中
フラグ」は、印刷用CPU32による解析処理開始とと
もに、“ON”(ページ途中)にセットされる。以後、
印刷データの終了位置のデータが、前記FF等の「ペー
ジ終了条件」であれば、ページの終了であると判定され
て、「ページ中フラグ」は“OFF”にセットされ、印
刷データの終了位置のデータが、前記FF等の「ページ
終了条件」でなければ、ページの途中であると判定され
て、「ページ中フラグ」は“ON”にセットされる。
【0029】「クリアページ」は、印刷途中で、前記
「タイムアウト値」で設定されるタイムアウト時間に従
って、ホスト2がタイムアウトをしてしまった際に、ユ
ーザーから強制クリアを指示された場合に、ページ途中
でクリアすることになるページを、記憶媒体4に格納さ
れた文書作成プログラム4b、画像作成プログラム4c
等の各種アプリケーションに対して通知するための情報
であり、強制クリア時の前記「現在ページ」を取得して
「クリアページ」とする。
【0030】「クリアレベル」は、強制クリアする際
に、印刷データ内のどのレベルまでをクリアするかを設
定した情報であり、例えば、本実施の形態では、“情報
全て”、“フォーム+外字”の2種類を設定している。
この「クリアレベル」はユーザーの使用状況、タイムア
ウトの発生状況等に応じて、適宜選択可能であり、本実
施の形態の“情報全て”、“フォーム+外字”の2種類
に限定されるものではない。
【0031】出力バッファ34は、印刷データが順次入
力されると、印刷バッファ6が該順次入力される印刷デ
ータを蓄積可能になるまで、一時的に蓄えておくメモリ
領域であり、該蓄えた印刷データを印刷バッファ6が蓄
積可能なデータ量の範囲で、順次印刷バッファ6に対し
て出力する。
【0032】以上が、印刷制御部3内部の各部について
の詳細な説明である。
【0033】タイマー5は、印刷用CPU32によっ
て、制御情報記憶部33に格納された「タイムアウト
値」をセットされて、該「タイムアウト値」に従って、
タイムアウト時間を印刷用CPU32に対して通知する
タイマーである。
【0034】記憶装置8は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記憶媒体4を有しており、この記憶媒
体4は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリ
で構成されている。この記憶媒体4は記憶装置8に固定
的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであ
り、この記憶媒体4には制御情報格納ファイル4a、文
書作成プログラム4b、画像作成プログラム4c等と、
その他当該印刷制御システム1に対応する各種アプリケ
ーションプログラム、メニュー表示プログラム、印刷処
理プログラム、及び各処理プログラムで処理されたデー
タ等を記憶する。
【0035】また、この記憶媒体4に記憶するプログラ
ム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機
器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信
回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体4
を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体4に記憶されて
いるプログラム、データ等を通信回線を介して使用する
構成にしてもよい。
【0036】この記憶媒体4に格納された制御情報格納
ファイル4aは、記憶媒体4に格納された文書作成プロ
グラム4b、画像作成プログラム4c等の各種アプリケ
ーションに従うCPU9からの設定命令に基づいて、印
刷用CPU32によって、「タイムアウト値」、「ペー
ジ終了条件」、「クリアレベル」等の各種制御情報を格
納したファイルとして、記憶装置8内の記憶媒体4に作
成される。この記憶媒体4内の制御情報格納ファイル4
aは、記憶媒体4に格納された文書作成プログラム4
b、画像作成プログラム4c等の各種アプリケーション
から入力バッファ31を介して、印刷用CPU32に印
刷データが入力されると、印刷用CPU32によって読
み出され、記憶装置8よりも処理速度が速い制御情報記
憶部33に格納し直される。
【0037】CPU(Central Processing Unit )9
は、記憶装置8に記憶されている当該印刷制御システム
1に対応する各種アプリケーションプログラムの中から
指定されたアプリケーションプログラム、入力装置10
から入力される各種指示あるいはデータをRAM12内
に格納し、この入力指示及び入力データに応じてRAM
12内に格納したアプリケーションプログラムに従って
各種処理を実行し、その処理結果をRAM12内に格納
するとともに、表示装置11に表示する。そして、RA
M12内に格納した処理結果を入力装置10から入力指
示される記憶装置8内の保存先に保存する。
【0038】入力装置10は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポイン
ティングデバイスであるマウスと、を備え、キーボード
で押下されたキーの押下信号をCPU9に出力するとと
もに、マウスによる操作信号をCPU9に出力する。
【0039】RAM(Random Access Memory)12は、
指定されたアプリケーションプログラム、入力指示、入
力データ及び処理結果等を一時的に格納するメモリであ
る。
【0040】表示装置11は、CRT(Cathode Ray Tu
be)、液晶表示装置等により構成され、CPU9から入
力される表示データを表示する。
【0041】本実施の形態では、上記構成により、ホス
ト2内部に、印刷装置7のタイムアウト機能による強制
的なジョブクリア処理を必要に応じて回避するためのタ
イムアウト機能を備えている。
【0042】印刷バッファ6は、ホスト2から印刷装置
7へ転送する印刷データを一時的に蓄積するメモリ領域
を有する装置であり、ホスト2から転送される印刷デー
タを内部に蓄積し、印刷装置7の処理速度に合わせて適
宜印刷データを印刷装置7に転送する。一般には、印刷
バッファ6は、前記出力バッファ34より蓄積容量が大
きいために、ホスト2と印刷装置7の間に挿入される
が、出力バッファ34が十分な蓄積容量を確保している
ときは印刷バッファ6の必要性は低くなる。
【0043】印刷装置7は、記憶媒体4に格納された文
書作成プログラム4b、画像作成プログラム4c等の各
種アプリケーションで作成された文書データ、画像デー
タ等を印刷する装置であり、エスケープシーケンス等の
制御コマンドによって制御されて、文字描画、グラフィ
ック描画、イメージ描画等の描画指示情報と、印刷位
置、印刷幅等のパラメータと、印字文字データ、グラフ
ィックデータ、イメージデータ等の描画データとからな
る印刷データを適切に印刷する。また、印刷装置7は、
内部にタイムアウト機能を備えており、何らかの原因で
印刷装置7に入力される印刷データが中断すると、内部
に設定された所定の時間だけ待機し、タイムアウト(所
定の時間以上応答がないこと)すると印刷ジョブをクリ
アして、次に送信されてくる印刷データを新たな印刷ジ
ョブとして扱うように制御する。本実施の形態では、こ
の印刷装置7のタイムアウト機能による強制的なジョブ
クリア処理を、必要に応じて回避するために、ホスト2
内部にタイムアウト機能を備えている。
【0044】次に図3〜図7に示すフローチャートを参
照して、本実施の形態の印刷制御システム1の動作を説
明する。図3は、本実施の形態の印刷制御システム1の
動作を表すメインフローチャートであり、図4は、図3
中のステップS1における制御情報取得処理を表すフロ
ーチャート、図5は、図3中のステップS5におけるエ
スケープシーケンス作成処理を表すフローチャート、図
6は、図3中のステップS12におけるジョブクリア処
理を表すフローチャート、図7は、図6中のステップS
56における印刷装置リセット信号発行処理を表すフロ
ーチャートである。
【0045】記憶装置8内の記憶媒体4に格納された文
書作成プログラム4b、画像作成プログラム4c等の各
種アプリケーションに従って、CPU9から、印刷制御
部3内の印刷用CPU32に対して印刷命令信号が入力
されると、図3のメインフローチャートに示す一連の印
刷制御処理が開始され、まず、印刷用CPU32は、記
憶媒体4内の制御情報格納ファイル4aに格納された制
御情報を取得する(ステップS1)。
【0046】このステップS1における制御情報取得処
理を表す図4において、印刷用CPU32は、ホスト2
内部の印刷制御部3がタイムアウトするまでの所定の時
間を決定するための「タイムアウト値」を、記憶媒体4
内の制御情報格納ファイル4aから取得して、制御情報
記憶部33に格納する(ステップS21)。次いで、ペ
ージ終了を判定するための各種コード(FF等)を設定
された「ページ終了条件」を、記憶媒体4内の制御情報
格納ファイル4aから取得して、制御情報記憶部33に
格納する(ステップS22)。更に、強制クリアする際
に、印刷データ内のどのレベルまでをクリアするかを設
定された「クリアレベル」を、記憶媒体4内の制御情報
格納ファイル4aから取得して、制御情報記憶部33に
格納する(ステップS23)。
【0047】前記ステップS1における制御情報取得処
理を終了すると、印刷用CPU32は、初期設定とし
て、制御情報記憶部33に格納された、現在印刷中のペ
ージを表すカウント値である「現在ページ」を“0”に
セットし、また、現在のデータがページ途中か否かを示
す「ページ中フラグ」を“OFF”にセットする(ステ
ップS2)。
【0048】次いで、ステップS3において、印刷用C
PU32は、制御情報記憶部33に格納された「ページ
中フラグ」が“OFF”であるか否かの判別を行うが、
ここでは、ステップS2において“OFF”にセットさ
れた直後であるので印刷用CPU32による「ページ中
フラグ」の判別結果は“OFF”となり、ステップS4
に移行する。そして、ステップS4において、印刷用C
PU32は、制御情報記憶部33に格納された「ページ
中フラグ」を“ON”にセットすると同時に、「現在ペ
ージ」の値を‘+1’インクリメントして“1”とし、
1ページ目を印刷中であることを表す。
【0049】ステップS4において、1ページ目の印刷
処理を開始すると、印刷用CPU32は、印刷装置7に
適合したエスケープシーケンス作成処理を開始する(ス
テップS5)。
【0050】このステップS5におけるエスケープシー
ケンス作成処理を表す図5において、印刷用CPU32
は、まず、入力バッファ31から入力される印刷データ
を受信する(ステップS31)。ここで、記憶媒体4に
格納された文書作成プログラム4b、画像作成プログラ
ム4c等の各種アプリケーションに従って、CPU9か
ら入力バッファ31を介して印刷用CPU32に入力さ
れるデータは、文字描画、グラフィック描画、イメージ
描画等の描画指示情報と、印刷位置、印刷幅等のパラメ
ータと、印字文字データ、グラフィックデータ、イメー
ジデータ等の描画データからなる。
【0051】エスケープシーケンスを作成する際には、
まず印刷用CPU32は、描画指示情報を解析し(ステ
ップS32)、その解析結果に基づいて、描画指示が文
字描画、グラフィック描画、イメージ描画等の内のいず
れであるかを判別し(ステップS33)、それぞれの描
画指示に見合ったパラメータ解析を行う。
【0052】すなわち、ステップS33において、描画
指示が文字描画であると判別されたときは、印刷用CP
U32は、文字描画に見合ったパラメータ解析を行い
(ステップS34)、次いで、印字データの解析を行い
(ステップS35)、そして、ステップS34及びステ
ップS35での解析結果に基づいて、順次エスケープコ
マンドを作成し(ステップS36)、エスケープシーケ
ンスとして出力バッファ34へ転送する(ステップS4
2)。
【0053】同様に、ステップS33において、描画指
示がグラフィック描画であると判別されたときは、印刷
用CPU32は、グラフィック描画に見合ったパラメー
タ解析を行い(ステップS37)、そして、ステップS
37での解析結果に基づいて、順次エスケープコマンド
を作成し(ステップS38)、エスケープシーケンスと
して出力バッファ34へ転送する(ステップS42)。
【0054】また、ステップS33において、描画指示
がイメージ描画やその他の描画指示であると判別された
ときについても同様に、印刷用CPU32は、描画指示
別に適切なパラメータ解析を行い(ステップS39)、
次いで、描画指示別に必要とする処理を行い(ステップ
S40)、そして、ステップS39及びステップS40
での解析結果に基づいて、順次エスケープコマンドを作
成し(ステップS41)、エスケープシーケンスとして
出力バッファ34へ転送する(ステップS42)。
【0055】前記ステップS5におけるエスケープシー
ケンス作成処理を終了すると、印刷用CPU32は、記
憶媒体4に格納された文書作成プログラム4b、画像作
成プログラム4c等の各種アプリケーションに従うCP
U9から、入力バッファ31を介して印刷用CPU32
に入力された前記印刷データの終了位置のデータが、制
御情報記憶部33に格納された「ページ終了条件」(F
F等)であるか否かを判別し(ステップS6)、前記印
刷データが「ページ終了条件」(FF等)で終了してい
れば、ページの終了であると判定して、「ページ中フラ
グ」を“OFF”にセットして(ステップS7)、前記
作成されたエスケープシーケンスを、出力バッファ34
を介し、更に印刷バッファ6を介して、印刷装置7に対
して出力する(ステップS8)。この場合は、1ページ
分のエスケープシーケンスが印刷装置7に対して出力さ
れることとなる。
【0056】ステップS6において、前記印刷データが
「ページ終了条件」で終了していないときは、印刷用C
PU32は、ページの途中であると判定して、「ページ
中フラグ」を“ON”としたままフラグ操作をせずに、
前記作成されたエスケープシーケンスを、出力バッファ
34を介し、更に印刷バッファ6を介して、印刷装置7
に対して出力する(ステップS8)。この場合は、1ペ
ージの途中までのエスケープシーケンスが印刷装置7に
対して出力されることとなる。
【0057】次いで、印刷用CPU32は、制御情報記
憶部33に格納された「タイムアウト値」に基づいてタ
イマー5をセット(ステップS9)した後、記憶媒体4
に格納された文書作成プログラム4b、画像作成プログ
ラム4c等の各種アプリケーションに従ってCPU9か
ら、入力バッファ31を介して、次の印刷データが入力
されているか否かを判別し(ステップS10)、次の印
刷データがあればステップS3に戻り、制御情報記憶部
33に格納された「ページ中フラグ」が“OFF”であ
るか否かを判別する。
【0058】前記ステップS6において、制御情報記憶
部33に格納された「ページ終了条件」(FF等)で印
刷データが終了していると判別されているときは、制御
情報記憶部33に格納された「ページ中フラグ」は、ス
テップS7において“OFF”にセットされているの
で、ステップS3においては、「ページ中フラグ」が
“OFF”であると判別されて、改ページ処理を行うた
めにステップS4に移行する。すなわち、ステップS4
では、「ページ中フラグ」が“ON”にセットされると
同時に、制御情報記憶部33に格納された「現在ペー
ジ」が‘+1’インクリメントされて、新たなページの
エスケープシーケンス作成処理を行うためステップS5
に移行する。この場合のステップS5以降のエスケープ
シーケンス作成動作は、前述した動作と同様である。
【0059】前記ステップS6において、制御情報記憶
部33に格納された「ページ終了条件」で印刷データが
終了していないと判別されているときは、ステップS4
において制御情報記憶部33に格納された「ページ中フ
ラグ」が“ON”にセットされたままその後は書き換え
られていないので、ステップS3においては、「ページ
中フラグ」が“ON”であると判別されて、ページ途中
の残りのエスケープシーケンス作成処理を行うためステ
ップS5に移行する。この場合のステップS5以降のエ
スケープシーケンス作成動作は、前述した動作と同様で
ある。
【0060】ステップS10において、次の印刷データ
がないと判別されたときは、印刷用CPU32は、ステ
ップS9においてセットされたタイマー5によって、印
刷制御部3にタイムアウトが通知されているか否かを判
別し(ステップS11)、タイムアウトしていなければ
ステップS10に戻って次の印刷データを待ち、タイム
アウトしていればジョブクリア処理を行う(ステップS
12)。
【0061】このステップS12におけるジョブクリア
処理を表す図6において、まず、印刷用CPU32は、
制御情報記憶部33に格納された「ページ中フラグ」を
参照し、「ページ中フラグ」が“OFF”か否かを判別
して、現在ページ途中であるか否かを判定する(ステッ
プS51)。
【0062】ステップS51において、「ページ中フラ
グ」が“ON”であり、現在ページ途中であると判定さ
れたときは、印刷用CPU32は、記憶媒体4に格納さ
れた文書作成プログラム4b、画像作成プログラム4c
等の各種アプリケーションを実行するCPU9に対して
制御命令を出力して、「現在ページ」によって示される
ページのデータの、それまでに送信済の印刷データを無
条件で破棄(強制クリア)するか否かを問うメッセージ
を表示装置11に出力させる。そして、入力装置10か
ら入力されるユーザーの指示入力が、強制クリアしない
(ページデータ保存)であると判別されたときは、記憶
媒体4に格納された文書作成プログラム4b、画像作成
プログラム4c等の各種アプリケーションに従うCPU
9から、入力バッファ31を介して、次の印刷データが
入力されているか否かを判別し(ステップS53)、次
の印刷データがあればステップS3に戻り、制御情報記
憶部33に格納された「ページ中フラグ」が“OFF”
であるか否かを判別する。
【0063】ここでは、ステップS51において、「ペ
ージ中フラグ」は“ON”であると判別されてステップ
S52、ステップS53へと移行し、更にステップS3
へと移行してきたので、ステップS3においては、「ペ
ージ中フラグ」が“ON”であると判別されて、ページ
途中の残りのエスケープシーケンス作成処理を行うため
ステップS5に移行する。この場合のステップS5以降
のエスケープシーケンス作成動作は、前述した動作と同
様である。
【0064】ステップS53において、次の印刷データ
がないと判別されたときには、印刷装置7によるタイム
アウトを発生させないように、NULL出力(16進数
表示で0X00)を行う。NULLは、一般的な印刷装
置において、印刷結果に影響を及ぼさないデータであ
る。したがって、印刷結果に影響を及ぼさずに、印刷装
置7のタイムアウトを回避できる。また、印刷装置7が
受信しても印刷結果に影響を及ぼさないデータであれ
ば、本実施の形態で説明するNULL出力以外のデータ
(印刷装置の機種に依存する)も利用可能であり、例え
ば、印刷装置7を受信可能状態(オンライン、セレク
ト)にするコードであるDC1(16進コードで0X1
1)等が利用できる。
【0065】次いで、制御情報記憶部33に格納された
「タイムアウト値」未満の所定の時間だけウェイトし
(ステップS55)、ステップS53に移行する。以
降、同様の動作を繰り返すことにより、次の印刷データ
が入力されるまで、NULLを出力し続け、印刷装置7
のタイムアウトを回避する。
【0066】前記ステップS51において、制御情報記
憶部33に格納された「ページ中フラグ」が“OFF”
であると判別された場合、または、前記ステップS52
において、ユーザーからの指示入力が、強制クリアを行
う指示であると判別された場合には、印刷装置リセット
信号発行処理を行う(ステップS56)。
【0067】このステップS56における印刷装置リセ
ット信号発行処理を表す図7において、印刷用CPU3
2は、出力バッファ34を介し、更に印刷バッファ6を
介して印刷装置7に対してデータクリアコマンドを出力
し(ステップS71)、次いで、制御情報記憶部33に
格納された「クリアレベル」を参照して、「クリアレベ
ル」が“情報全て”であるか“フォーム+外字”である
かを判別する(ステップS72)。
【0068】ステップS72において、「クリアレベ
ル」が“情報全て”であると判別されたときは、リセッ
ト信号を発行し、出力バッファ34を介して印刷装置7
に対して出力し(ステップS73)、印刷装置7をリセ
ットして、印刷装置リセット信号発行処理を終了する。
【0069】ステップS72において、「クリアレベ
ル」が“フォーム+外字”であると判別されたときは、
フォームクリアコマンドを出力バッファ34を介して印
刷装置7に対して出力し(ステップS74)、更に、外
字クリアコマンドを出力バッファ34を介して印刷装置
7に対して出力し(ステップS75)、印刷装置リセッ
ト信号発行処理を終了する。
【0070】前記ステップS56における印刷装置リセ
ット信号発行処理を終了すると、制御情報記憶部33に
格納された「クリアページ」に「現在ページ」のカウン
ト値をセットする(ステップS57)。
【0071】更に、前記ステップS11においてタイム
アウトした後の最初の印刷データを受信すると(ステッ
プS58)、該受信した印刷データが「ページ終了条
件」か否かを判別し(ステップS59)、「ページ終了
条件」でなければ該受信した印刷データを受け捨て(ス
テップS60)、ステップS58に戻る。
【0072】ステップS59において「ページ終了条
件」を受信したと判別された場合には、前記制御情報記
憶部33に格納した「クリアページ」を、記憶媒体4に
格納された文書作成プログラム4b、画像作成プログラ
ム4c等の各種アプリケーションアプリケーションを実
行するCPU9に対して通知し(ステップS61)、表
示装置11に強制クリアされてしまったページを出力さ
せて、ユーザーに対して通知させた後、ジョブクリア処
理を終了する。
【0073】前記ステップS12におけるジョブクリア
処理を終了すると、一連の印刷処理を終了し、通常の処
理へ復帰する。
【0074】なお、本実施の形態においては、図3のフ
ローチャートに示すような印刷制御処理を、主に実行す
る印刷制御部3をホスト2内部に設ける構成としたが、
該印刷制御部3を印刷装置7内部に備える構成としても
同様の効果が得られる。
【0075】以上説明したように、本実施の形態の印刷
制御システム1においては、印刷用CPU32は、制御
情報記憶部33に格納された、「タイムアウト値」、
「ページ終了条件」、「現在ページ」、「ページ中フラ
グ」、「クリアページ」、「クリアレベル」等の各種制
御情報を、適宜、参照しながら、入力バッファ31から
順次入力される印刷データを解析し、印刷装置7の印刷
処理を制御するためのエスケープシーケンスを作成し
て、出力バッファ34を介し、更に印刷バッファ6を介
して印刷装置7に対して出力するようにして、印刷用C
PU32に、制御情報取得処理、エスケープシーケンス
作成処理、ジョブクリア処理等を含む印刷制御処理を行
わせ、この印刷用CPU32を含む印刷制御部3が有す
るタイムアウト機能によって、印刷装置7のタイムアウ
ト機能が印刷データを強制的にクリアしてしまうのを、
必要に応じて回避することができるようにした。
【0076】したがって、ホスト2がタイムアウトした
後、強制クリアが指示された場合には、ジョブクリア処
理によって、ページ途中からページ終了までのページの
残りの印刷データを受信した上でクリアし、このクリア
されたページをユーザーに対して通知するため、従来の
ようにページ途中のデータをページの先頭のデータとし
て受信してしまうことによる印刷装置の誤動作を防止し
て、印刷データ送信再開後の印刷装置の動作を保証し、
また印刷されなかったページをユーザーが確認しやすい
という効果がある。
【0077】また、ホスト2がタイムアウトした後、強
制クリアせずにページデータを保存するよう指示された
場合には、何らかの原因で、ホスト2内のアプリケーシ
ョンから転送される印刷データが遅延しても、印刷装置
が強制的にタイムアウトしてしまうのを防止するため
に、印刷結果に影響を及ぼさないデータを送信すること
によって、アプリケーションからの印刷データの転送が
再開した際の印刷データを正常に印刷することができ
る。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の発明の印刷制御システム
によれば、コンピュータがタイムアウトした後、強制ク
リアが指示された場合には、ページ途中からページ終了
までのページの残りの印刷データを受信した上でクリア
するため、従来のようにページ途中のデータをページの
先頭のデータとして受信してしまうことによる印刷装置
の誤動作を防止して、印刷データ送信再開後にも印刷装
置が正常に動作するようにさせることができる。
【0079】請求項2記載の発明の印刷制御システムに
よれば、コンピュータがタイムアウトした後、強制クリ
アが指示された場合には、ページ途中からページ終了ま
でのページの残りの印刷データを受信した上でクリアし
た場合には、このクリアされたページをユーザーに対し
て通知するため、印刷されなかったページをユーザーが
確認しやすいという効果がある。
【0080】請求項3記載の発明の印刷制御システムに
よれば、コンピュータがタイムアウトした後、強制クリ
アせずにページデータを保存するよう指示された場合に
は、何らかの原因で、コンピュータから転送される印刷
データが遅延しても、印刷結果に影響を及ぼさない制御
コードを送信することによって、印刷装置が強制的にタ
イムアウトしてしまうのを防止することができる構成で
あるため、コンピュータからの印刷データの転送が再開
した際の印刷データを正常に印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の印刷制御システム1の
機能ブロックの概要を示すブロック図。
【図2】図1に示す印刷制御部3の内部の機能ブロック
を詳細に示すブロック図。
【図3】本発明の一実施の形態の印刷制御システム1の
動作を表すメインフローチャート。
【図4】図3中のステップS1における制御情報取得処
理を表すフローチャート。
【図5】図3中のステップS5におけるエスケープシー
ケンス作成処理を表すフローチャート。
【図6】図3中のステップS12におけるジョブクリア
処理を表すフローチャート。
【図7】図6中のステップS56における印刷装置リセ
ット信号発行処理を表すフローチャート。
【図8】従来のタイムアウトによる印刷ジョブのクリア
処理を説明するための図。
【符号の説明】
1 印刷制御システム 2 ホスト 3 印刷制御部 31 入力バッファ 32 制御部 33 制御情報記憶部 34 出力バッファ 4 記憶媒体 4a 制御情報格納ファイル 4b 文書作成プログラム 4c 画像作成プログラム 5 タイマー 6 印刷バッファ 7 印刷装置 8 記憶装置 9 CPU 10 入力装置 11 表示装置 12 RAM 13 バス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータと印刷装置によって構成さ
    れ、該コンピュータにより該印刷装置への印刷データ転
    送を含む印刷処理を制御するための印刷制御システムに
    おいて、 前記コンピュータは、 前記印刷データ転送が中断した際に印刷データをクリア
    せずに待機する所定の時間が設定されたタイムアウト情
    報と、印刷データのページの終了位置を判別するために
    設定されたページ終了情報と、を格納する記憶手段と、 この記憶手段に格納されたページ終了情報に基づいて、
    受信した印刷データがページの途中のデータであるの
    か、ページの終了位置のデータであるのかを判別する判
    別手段と、 前記印刷データ転送が中断した際に、中断時間が前記記
    憶手段に格納されたタイムアウト情報が示す待機時間を
    超過したときには、前記印刷装置に既に転送した未印刷
    の印刷データをクリアするように該印刷装置を制御し、
    また、前記印刷データ転送の中断時の位置が、前記判別
    手段によってページの途中であると判別されたときに
    は、前記印刷データ転送が再開した際に、転送再開後の
    データからページ終了位置までのデータをクリアする制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする印刷制御システム。
  2. 【請求項2】前記コンピュータは、 出力手段を更に備え、 前記記憶手段は、更に、前記印刷データ転送を実行中の
    ページ番号を示すページ情報を格納し、 前記制御手段は、前記印刷データをクリアした際には、
    前記記憶手段に格納されたページ情報を参照して、クリ
    アしたページ番号を示すクリアページ情報を前記記憶手
    段に格納し、該クリアページ情報によって示されるペー
    ジ番号を前記出力手段に出力することを特徴とする請求
    項1記載の印刷制御システム。
  3. 【請求項3】コンピュータと印刷装置によって構成さ
    れ、該コンピュータにより該印刷装置への印刷データ転
    送を含む印刷処理を制御するための印刷制御システムに
    おいて、 前記コンピュータは、 前記印刷データ転送が中断した際に印刷データをクリア
    せずに待機する所定の時間が設定されたタイムアウト情
    報を格納する記憶手段と、 前記印刷データ転送が中断した際に、中断時間が前記記
    憶手段に格納されたタイムアウト情報が示す待機時間を
    超過したときには、前記印刷装置がタイムアウトするこ
    とによって前記印刷データがクリアされてしまうことを
    回避するため、前記印刷装置による印刷処理の結果には
    影響を及ぼさない制御コードを前記印刷装置に転送する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする印刷制御システム。
JP9200462A 1997-07-25 1997-07-25 印刷制御システム Pending JPH1145160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9200462A JPH1145160A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 印刷制御システム

Applications Claiming Priority (1)

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JP9200462A JPH1145160A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 印刷制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1145160A true JPH1145160A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16424719

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9200462A Pending JPH1145160A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 印刷制御システム

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Country Link
JP (1) JPH1145160A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7843589B2 (en) 2006-06-02 2010-11-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming system and image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7843589B2 (en) 2006-06-02 2010-11-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming system and image forming apparatus

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