JPH1144559A - 指示計器 - Google Patents

指示計器

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JPH1144559A
JPH1144559A JP9201607A JP20160797A JPH1144559A JP H1144559 A JPH1144559 A JP H1144559A JP 9201607 A JP9201607 A JP 9201607A JP 20160797 A JP20160797 A JP 20160797A JP H1144559 A JPH1144559 A JP H1144559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に夜間や外光が少なく照明を用いるような
場合でも、色や濃淡の変化として文字板上に明確に認識
されるグラデーションを備えて、見た目の心地良さや視
認性等が向上した指示計器を実現する。 【解決手段】 背面照明8から供給される光7を透過す
るドット10により夜間など外部が暗くなったときでも
明確に視認できるグラデーション11を実現できる。し
かも、反射光着色層16や透過光着色層17を具備する
ことによって、グラデーション11の視認される色調あ
るいはトーン等を自由に着色することができ、その視認
される色調やトーン等を昼と夜とで異なったものとする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指示計器に係り、特
に視認性の高いグラデーションを備えた指示計器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】乗用車などの運転席前面パネル部分に搭
載されて、走行速度やエンジン回転数などの計測値を表
示する計器は、車両運転に必須の情報をドライバーに的
確に表示することはもちろんのこと、その計器が表示す
る情報内容をドライバーが感覚的にも瞬時に正確に判別
しやすいような視認性を向上させる工夫が必要である。
【0003】また、特に文字板においては、その形状や
デザイン等から表現される見た目の心地良さと前記の視
認性とがあいまって、見易さやドライバーに与える疲労
度の少なさ等を実現することができると考えられるの
で、そのような特質の、さらなる向上や改良が種々提案
されている。
【0004】中でも指示計器、いわゆるアナログ式のメ
ーターは、回転数目盛りなどの指標を示す指針の動きが
比較的激しいエンジン回転数などを表示する計器として
用いられるような場合には、人間の感覚に自然に対応し
た数値現示が可能であるというその特質から、自動車の
運転席周りの計器類に好適な指示計器として広く一般に
搭載されてきた。
【0005】そのような自動車等に搭載される指示計器
における、上記のような見た目の心地良さや視認性や眼
に優しく疲れにくいといった特質は、主にその文字板の
構造によって左右されることが多い。従ってそのような
点に注目した改良が種々試みられている。
【0006】その中のひとつとして、指示計器において
上記のような見た目の心地良さと視認性とがあいまって
実現される見易さやドライバーに与える疲労度の低減等
のさらなる向上を図るために、その文字板の指標等が配
設される文字板の地色(背景)上に、単一トーンではな
く、色や濃淡のグラデーションを配設するという技術が
案出された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなグラデーションを、例えば乗用車のスピードメータ
など車載用計器の文字板の地色上に暗点ドットの集合体
として印刷方式で配設した場合には、夜間に文字板周囲
から光を供給する間接照明を用いたときには文字板の目
盛りや数字が形成された周囲部分に十分な光が供給され
るのでその部分のグラデーションドットは視認されやす
いが、文字板の中心部分までは間接照明の光が届かない
ため、ドットはグラデーションとして殆ど視認されず、
実際上極めて少ない視覚的効果しか得られないという問
題があった。
【0008】一方、文字板の背面側に照明を配置し、文
字板の目盛りや数字等の指標部分を光透過性に形成した
場合には、表面全体での光量が少なくなって文字板は全
体的に暗く見えるとともに、指標部分が明るく目立つこ
とで、むしろ対比的に文字板全面の暗さがさらに強調さ
れて見えてしまい、文字板上に配設されているグラデー
ションはさらに目立たないものとなるという問題があっ
た。
【0009】また、昼間でも少し曇りの日の場合などで
は、外光が不十分なためグラデーションが殆ど目立たな
くなる。そしてこのように昼間でも暗い場合には照明を
点灯させることも対策として講じられるが、その場合で
も上記の照明に係る問題が生じるので、グラデーション
はやはり殆ど目立たないものとなってしまう。
【0010】このように、従来のグラデーションでは、
グラデーションとして明確に認識することが困難となる
場合が多いという問題が生じていた。そしてこれは照明
を用いて目視する場合など特に顕著な問題となってい
た。本発明は、このような問題を解決するために成され
たもので、特に夜間や外光が少なくて照明を用いるよう
な場合でも、色や濃淡の変化として文字板上に明確に認
識されるグラデーションを備えて、見た目の心地良さや
視認性等が向上した指示計器を実現することを課題とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の指示計器は、第
1に、指針と、前記指針の指示に対応する指標として目
盛りおよび数字および文字のうち少なくともいずれかが
配設された文字板と、該文字板の背面側に配設された背
面照明とを有する指示計器において、前記背面側とは反
対側の表示面側に地色として視認される地色層と、前記
背面照明から供給される光を前記地色の部分よりも高い
透過率で透過するドットを分布してなるグラデーション
とが配設された文字板を具備することを特徴としてい
る。
【0012】このように、グラデーションを形成するド
ットを背面照明から供給される光を透過するドットとす
ることにより、夜間など外部が暗くなったときでも、明
確に視認できるグラデーション表示を実現することがで
きる。しかも、本発明に係るドットはグラデーションを
表示(表現あるいは形成)するものであるため、ドット
を光透過方式にすることによってその各ドットの輪郭が
光学的に好適に滲んで視認されるようになるので、それ
らドットが集合体として観察されると、滑らかなグラデ
ーションとして視認されるという好ましい効果を得るこ
とができる。このような作用・効果の点においても、本
発明は従来の目盛りや数字を光透過方式にする技術とは
異なったものである。
【0013】即ち、従来の目盛りや数字を光透過方式に
する技術の場合には、前記の輪郭が光学的に滲むという
作用は、その目盛りや数字の良好な視認性を損なうこと
になるので、むしろ不都合なものであった。しかし本発
明においては、前記の如く好ましい効果を得ることがで
きる。
【0014】本発明の指示計器は、第2に、上記第1に
記載の指示計器において、前記背面照明は、点灯および
消灯の切り替えが可能な背面照明であり、前記グラデー
ションは、前記背面照明が点灯しているときには前記背
面照明から供給される光を透過して該透過した光によっ
て視認され、前記背面照明が消灯しているときには前記
文字板の前記表示面上に照射される光を反射して該反射
した光によって視認されるドットを分布してなるグラデ
ーションであることを特徴としている。
【0015】通常、昼間は外光が比較的明るく、計器類
の背面照明は消灯されている。そこで、このような昼間
に代表される状況においては、文字板の地色もグラデー
ションもともに、入射して来る前記の比較的明るい外光
が反射し、その反射光によって視認される。一方、夜間
には、従来はグラデーションが殆ど目立たなかったが、
本発明によればドットの透過光によってグラデーション
は明るい色調で視認可能となり、明確に目立つようにな
る。
【0016】また、昼と夜とでの背面照明のON/OF
Fの切り換えで、文字板における地色とグラデーション
との明暗の取り合わせを異なったものとすることがで
き、しかもこのときドットの反射光や透過光を好適に制
御して、それぞれの状況においていずれの場合も明確に
視認できるグラデーションを実現することができる。
【0017】本発明の指示計器は、第3に、上記第2に
記載の指示計器において、前記文字板の前記表示面側に
照射される光を反射し該反射した光が文字板の地色とし
て視認される地色層が形成されており、前記グラデーシ
ョンは、前記文字板の前記地色層に窓部を開いて形成さ
れ、該窓部で前記背面照明から供給される光を透過する
一方、前記表示面側には反射光を着色して前記地色の部
分よりも暗く視認される反射光着色層が形成されたドッ
トを分布してなるグラデーションであって、前記背面照
明が点灯しているときには該背面照明から供給される光
を透過して前記地色の部分よりも明るい色調のグラデー
ションとして視認され、前記背面照明が消灯していると
きには前記文字板の表示面上に照射される光を前記地色
層が反射する一方で前記ドットの前記反射光着色層が前
記照射される光を反射して前記地色の部分よりも暗い色
調のグラデーションとして視認されるグラデーションで
あることを特徴としている。
【0018】即ち、この第3記載のような主要構成を採
用することにより、透過光で観察されるときのドットの
色調(色味や明るさ)と、反射光着色層で反射された反
射光で観察されるときのドットの色調とを異ならせるこ
とができ、そのようなドットの集合として視認されるグ
ラデーションの色調あるいはトーンなど、見た目の雰囲
気を昼と夜とで上記の如く異なったものとすることがで
きる。
【0019】本発明の指示計器は、第4に、上記の第1
乃至第3いずれかに記載の指示計器において、前記ドッ
トの前記背面側に、該ドットの透過光を着色する透過光
着色層をさらに具備することを特徴としている。即ち、
ドットの着色は前記の第3記載のような反射光の場合だ
けでなく、透過光の場合でも、ドットの背面側に透過光
着色層を用いることによってそのドットの透過光を任意
の色調に着色することができる。これにより、グラデー
ションの色調のさらに豊富なバリエーションを実現する
ことができる。また、前記ドットの透過光をさらに目立
つ色調に着色することにより、グラデーションをさらに
目立つものにすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る指示計器の実
施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
に係る指示計器の特に文字板の部分を示す正面図、図2
はその文字板を中心とした主要構成を示す断面図、図3
はその文字板のグラデーションを形成するドットが配設
された部分を特に拡大して示す断面図である。(なお、
図1ではグラデーションを形成しているドットは左横方
向の一部分のみを図示しその他の部分は省略して模式的
に表現してあるが、実際は文字板上の全方位にわたって
ドットが配設されグラデーションが形成されていること
は言うまでもない。)本発明に係る指示計器は、図1お
よび図2に示すように、指針1と、この指針1の先端部
2の指示に対応する指標として目盛り3および数字4お
よび文字5等が配設された文字板6とを有する指示計器
であって、前記の文字板6の背面側には照明光を供給す
る背面照明8が配設されている。
【0021】そして文字板6は、前記の背面側とは反対
側の表示面側に形成された地色層9と、背面照明8から
供給される前記の照明光7を前記の地色層9の部分より
も高い透過率で透過するドット10を分布してなるグラ
デーション11とが配設されている。
【0022】地色層9は、文字板6の表示面側に照射さ
れる外光30を反射し、その反射光31が文字板6の地
色として視認される。さらに、前記の背面照明8は点灯
および消灯の切り替えが可能であり、また前記のグラデ
ーション11は、背面照明8が点灯しているときにはそ
の背面照明8から供給される照明光7を透過しその透過
光12によって視認され、背面照明8が消灯していると
きには文字板6の表示面上に照射される外光13の反射
光14によって視認されるドット10を分布してなるグ
ラデーション11である。
【0023】そのドット10は、図3に示すように、文
字板6の地色層9に窓部15を開いて形成されており、
背面照明8から供給される照明光7を透過する一方、表
示面側には反射光14を着色する反射光着色層16が形
成されており、地色層9の部分よりも暗い色調に着色さ
れる。また一方、背面側には透過光着色層17が形成さ
れており、背面側から表示面側へと照明光7が透過して
透過光12となる際に、その透過光12を着色する。こ
のようなドット10を文字板6上に濃度変化をつけなが
ら分布させてグラデーション11が形成されている。
【0024】上記のようなドット10の集合でグラデー
ション11が形成されることによって、昼間にはグラデ
ーション11は暗い色調のグラデーションとして視認さ
れ、かつ地色層9(つまり地色層9によって形成される
地色)は明るい色調のグラデーションとして視認され
る。このとき、両者とも反射光14、31によって視認
される。一方、夜間には、グラデーション11は透過光
12で明るい色調のグラデーションとして視認され、か
つそれとは対照的に地色の部分は反射光31で暗い色調
の地色として(殆どシルエット状に)視認される。
【0025】上記の地色層9、反射光着色層16は、透
明アクリル板あるいは透明フィルムのような透明基板
(あるいは透明生地)18の表示面側に配設されてい
る。また透過光着色層17は、透明基板18の背面側に
配設されている。上記の地色層9が被覆性の比較的弱い
例えば白色系や黄色系などの塗料(あるいは印刷イン
キ)で形成されている場合には、この地色層9を背面照
明8からの照明光7が透過することを防ぐために、被覆
補強層として図3に示すような黒色層19をその地色層
9の下層に設ける。この黒色層19は、被覆補強層とし
ての他にも、目盛り3や数字4など周縁部を縁取る黒色
の縁取りとして用いることもできる。
【0026】ここで指標部分についても記述すると、目
盛り3や数字4が形成された部分は、図4に示すよう
に、透明基板18の表示面側にその目盛り3や数字4を
例えば白色で形成(表示あるいは表現)する白色層20
が形成され、さらにその上層には前記の黒色層19が形
成されている。ただし目盛り3や数字4に相当する部分
の黒色層19にはその目盛り3や数字4の形状通りの窓
部21が開けられていて、その窓部21から前記の白色
層20が露出させることで目盛り3や数字4が形成され
る。
【0027】そしてさらに黒色層19の上には、目盛り
3や数字4の周縁部を残して、地色層9が形成されてい
る。前記の白色層20は背面照明8から供給される照明
光7を適切な透過率で透過して明るい部分として視認さ
れる。即ち、目盛り3や数字4は露出した白色層20で
表現されているが、この露出した白色層20が照明光7
を好適に透過することで、その透過光41によって目盛
り3や数字4はよく目立つ明るい表示として視認され
る。
【0028】ドット10は、背面照明8が点灯している
ときには、この背面照明8から供給される照明光7を透
過するので、その透過光によって明るい色調のグラデー
ション11として明確に視認される。また背面照明8が
消灯しているときには、文字板6の表示面上に照射され
る外光30を明るい色の地色層9が反射する一方で、ド
ット10の反射光着色層16が外光13をスモークのよ
うな暗色系の色に着色して反射光14として反射するの
で、前記の地色層9による地色の部分とは対照的に、暗
い色調のグラデーション11として視認される。
【0029】本発明によれば、以上のように主要部を構
成することによって、昼間は言うまでもなく、夜間など
外部が暗くなったときでも、明確に視認可能なグラデー
ション11を実現することができる。しかも、昼と夜と
での外光(外部からの入射光)13、30による文字板
6の表示面側の明暗の変動や背面照明のON/OFFな
どに対応して、文字板6における地色とグラデーション
11との明暗の取り合わせを異なったものとすることも
でき、しかも昼と夜とのいずれの状況においても明確に
視認できるグラデーション11を実現することができ
る。
【0030】また、透過光12で観察されるときの透過
光12によるドット10の明るさや色と、反射光着色層
16で反射された反射光14で観察されるときのドット
10の明るさや色とを異ならせることができ、その結
果、グラデーション11の色調あるいはトーンを昼と夜
とで異なったものとして視認されるように、背面照明の
ON/OFFに対応して変化させることができる。
【0031】なお、本実施形態においては、地色層9を
白地のような明色系の色味とし、反射光着色層16はス
モークのような暗色系の色味とした場合について一例を
述べたが、地色層9や反射光着色層16の色味としては
このような取り合わせのみには限定されないことは言う
までもない。この他にも、背面照明8が点灯していると
きにはドット10は透過光12によって明るい色調とし
て視認され、背面照明8が消灯しているときには文字板
6の表示面上に照射される光13を地色層9が反射する
ことで地色が視認される一方、ドット10が反射光着色
層16によって地色層9と対比的に暗い色調として視認
されるような色味の取り合わせであれば、上記実施形態
のような色味の取合わせ以外にも好適に用いることがで
きる。
【0032】また、本実施形態においては黒色層19を
その地色層9の下層ほほ全面に亙って形成し被覆補強層
として用いているが、照明光7に対する地色層9の被覆
性が十分であれば、この被覆補強層としての黒色層19
は省略することも可能である。ただし、黒色層19を目
盛り3や数字4など周縁部を縁取る黒色の縁取りとして
用いる場合などには、その目盛り3や数字4が配設され
る部分については黒色層19を形成することが必要であ
ることは言うまでもない。
【0033】また、本実施形態においては、地色層9の
部分つまり文字板6の地色の部分では照明光7を全く透
過させない場合について述べたが、本発明に係る文字板
6の地色は、このような完全不透明な場合のみには限定
されない。この他にも、背面照明8が点灯しているとき
にグラデーション11が明確に視認されるという条件を
満たす範囲内であれば文字板6の地色を光透過性にする
ことも可能である。つまり換言すれば、ドット10の部
分の光透過率を地色の部分の光透過率よりも格段に高く
することができドット10を地色とは対照的に目立たせ
ることができる範囲内の透過率であれば、文字板6の地
色の部分を光透過性にすることも可能である。その場
合、文字板6の地色部分の光透過率の調節は地色層9の
光透過率を調節することなどによって実施できる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細な説明で明示したように、本発
明によれば第1に、グラデーション11を形成するドッ
ト10を、背面照明8から供給される光7を透過するド
ット10とすることにより、夜間など外部が暗くなった
ときでも、明確に視認できるグラデーション11の表示
を実現することができる。
【0035】また、第2に、昼と夜とでの外光(外部か
らの入射光)13、30による文字板6の表示面側の明
暗の変動や、背面照明8のON/OFFなどによって、
文字板6における地色とグラデーション11との明暗の
取り合わせが異なったものとなり、しかも昼と夜とのそ
れぞれの状況においていずれの場合でも明確に視認でき
るグラデーション11を実現することができる。
【0036】また、第3に、透過光12で観察されると
きのその透過光12によるドット10の明るさや色と、
反射光着色層16で反射された反射光31で観察される
時のドット10の明るさや色とを異ならせることがで
き、その結果、グラデーション11の視認される色調あ
るいはトーン等を昼と夜とで異なったものとすることが
できる。
【0037】また、第4に、透過光着色層17を用いて
ドット10の透過光12をも任意の色調(色味と明度)
に着色することができるので、さらにグラデーション1
1の明るさや色調等の豊富なバリエーションを実現する
ことができる。あるいは、前記ドット10の透過光12
をさらに目立つ色調に着色することなどによってグラデ
ーション11をさらに目立つものにすることもできる。
【0038】このように、本発明によれば、特に夜間や
外光が少なくて照明を用いるような場合でも、あるいは
外部の光(自然光)で見られる場合にも、色や濃淡の変
化として文字板6上に明確に認識されるグラデーション
11を備えて、見た目の心地良さや視認性等が向上した
指示計器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る指示計器の特に文字板の部分を示
す正面図である。
【図2】本発明に係る指示計器の文字板を中心とした部
分の主要構成を示す断面図である。
【図3】本発明に係る指示計器の文字板のグラデーショ
ンを形成するドットが配設された部分を特に拡大して示
す断面図である。
【図4】本発明に係る指示計器の文字板の特に目盛り3
や数字4が形成された部分の主要構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1…指針、2…先端部、3…目盛り、4…数字、5…文
字、6…文字板、7…照明光、8…背面照明、9…地色
層、10…ドット、11…グラデーション、15…窓
部、16…反射光着色層、17…透過光着色層、18…
透明基板、19…黒色層、20…白色層、21…窓部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針と、前記指針の指示に対応する指標
    として目盛りおよび数字および文字のうち少なくともい
    ずれかが配設された文字板と、該文字板の背面側に配設
    された背面照明とを有する指示計器において、 前記背面側とは反対側の表示面側に地色として視認され
    る地色層と、前記背面照明から供給される光を前記地色
    の部分よりも高い透過率で透過するドットを分布してな
    るグラデーションとが配設された文字板を具備すること
    を特徴とする指示計器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の指示計器において、 前記背面照明は、点灯および消灯の切り替えが可能な背
    面照明であり、 前記グラデーションは、前記背面照明が点灯していると
    きには前記背面照明から供給される光を透過して該透過
    した光によって視認され、前記背面照明が消灯している
    ときには前記文字板の前記表示面上に照射される光を反
    射して該反射した光によって視認されるドットを分布し
    てなるグラデーションであることを特徴とする指示計
    器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の指示計器において、 前記文字板の前記表示面側に照射される光を反射し該反
    射した光が文字板の地色として視認される地色層が形成
    されており、 前記グラデーションは、前記文字板の前記地色層に窓部
    を開いて形成され該窓部で前記背面照明から供給される
    光を透過する一方、前記表示面側には反射光を着色して
    前記地色の部分よりも暗く視認される反射光着色層が形
    成されたドットを分布してなるグラデーションであっ
    て、前記背面照明が点灯しているときには該背面照明か
    ら供給される光を透過して前記地色の部分よりも明るい
    色調のグラデーションとして視認され、前記背面照明が
    消灯しているときには前記文字板の表示面上に照射され
    る光を前記地色層が反射する一方で前記ドットの前記反
    射光着色層が前記照射される光を反射して前記地色の部
    分よりも暗い色調のグラデーションとして視認されるグ
    ラデーションであることを特徴とする指示計器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれかに記載の指示計
    器において、 前記ドットの前記背面側に、該ドットの透過光を着色す
    る透過光着色層をさらに具備することを特徴とする指示
    計器。
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