JPH11444A - 遊技機用制御装置 - Google Patents

遊技機用制御装置

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JPH11444A
JPH11444A JP19116797A JP19116797A JPH11444A JP H11444 A JPH11444 A JP H11444A JP 19116797 A JP19116797 A JP 19116797A JP 19116797 A JP19116797 A JP 19116797A JP H11444 A JPH11444 A JP H11444A
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JP
Japan
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screw
upper cover
control device
screw holding
cover
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JP19116797A
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English (en)
Inventor
Shigeki Yamamori
茂喜 山森
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御素子の不正な取り替えや改造を直ちに発見
し、制御素子のチェックを容易とする。 【解決手段】制御装置3において、上カバー9は、上カ
バー9の左右の各上固着翼13,13に取付片15,1
5・・によって切断容易に設けられた各ネジ保持部1
4,14・・の内の左右の一つずつを、各ネジ保持部1
4,14内に保持されたワンウェイタイプの木ねじによ
って、下カバー10の左右の取付タブ27,27に螺着
することによって、下カバー10に一体に組み付けら
れ、ROM11等の制御素子が設置された基板8が、上
カバー9によって覆われた状態となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、スロ
ットマシーン等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一種であるパチンコ機には、制
御装置が設けられており、内部の基板上にROMやCP
U等の制御素子が設置されている。かかる制御素子は、
パチンコ機の作動内容を制御するものであるため、パチ
ンコ機が遊技者にとって都合良く作動するように、不正
に取り替えられたり不正に改造されたりすることがあ
る。このため、かかる不正を防止するために、図12の
如く、制御装置51の左右両側にカバー52とシャーシ
53とに跨るように封印シート57,57を貼着する不
正防止手段が講じられる。この不正防止手段によれば、
制御装置51のカバー52が取り外されると、封印シー
ト57,57が直ちに破れるため、制御素子が不正に取
り替えられたり、改造されたりする事態を容易に発見す
ることができる。したがって、パチンコ機が不正遊技者
にとって都合良く作動する事態を防止することができ
る。一方、従来の制御装置51は、基板56の裏面と金
属製のシャーシ53とが接触しないように、基板56の
各コーナーが筒状体54,54・・を介してネジ55,
55・・によってシャーシ53に螺着されており、基板
56とシャーシ53との間に隙間が形成されている。な
お、基板56の上端際には外部と接続する端子が設置さ
れているため、基板56の左右上方の各コーナーのシャ
ーシ53との螺着部分は、カバー52の外側に露出した
状態になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如く不正行為防止手段が講じられた制御装置51であっ
ても、カバー52が取り外され、制御素子が不正に取り
替えられ、あるいは不正に改造された後に、同一形状の
偽造の封印シートが貼着された場合には、不正の事態を
容易に発見することができず、パチンコ機が不正遊技者
にとって都合良く作動する事態を防止することができな
い。また、パチンコホールを管轄している警察署がRO
M等の制御素子をチェックする場合等、正規の目的で制
御装置51のカバー52を開放する場合には、再度、封
印シート57,57を貼着し直さなければならないの
で、非常に煩わしい。さらに、従来の制御装置51は、
基板56の左右上方の各コーナーとシャーシ53との螺
着が不正に解除され、筒状体54,54が外されると、
基板56の表面とカバー52との隙間を大きくすること
ができるため、かかる隙間が利用されて、制御素子が不
正に取り替えられ、あるいは不正に改造されることもあ
る。
【0004】そこで請求項1に記載の発明は、上記従来
のパチンコ機の問題点を解消し、制御素子が不正取り替
え、不正改造される事態を防止することができるととも
に、万が一、不正取り替え、不正改造された場合には、
直ちにその事態を発見することができ、その上、制御素
子を容易にチェックすることができる遊技機用制御装置
を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、制御素子を設置した基板
が上下カバーによって覆われた遊技機用制御装置であっ
て、前記上カバーの端縁に、それぞれ上カバーから切断
容易な複数のネジ保持部が連設され、前記ネジ保持部の
少なくとも1つずつが、ワンウェイタイプのネジによっ
て前記下カバーに螺着されていることを特徴とするもの
である。又請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に
加えて、ネジ締めの際に加わる回転力によって前記ネジ
保持部が回転して上カバーから切断することがないよう
に、前記ネジ保持部と前記下カバーにおける前記ネジの
螺着部分とに、互いに係合して前記ネジ保持部の移動を
規制する係合部を夫々形成したものである。又請求項3
に記載の発明は、請求項1又は2の目的に加えて、封止
した上カバーの取り外し作業を簡単に行うために、前記
ネジ保持部と上カバーとの連結部分に薄肉部を形成した
ものである。又請求項4に記載の発明は、請求項1乃至
3の何れかの目的に加えて、前記ネジ保持部に外力が加
わって上カバーから切断することがないように、前記上
カバーに、前記ネジ保持部の外周を囲む保護カバーを連
設したものである。
【0006】そして請求項5に記載の発明は、第2の発
明として、制御素子を設置した基板がシャーシに固着さ
れており、シャーシと一体になった基板が、上下カバー
によって覆われた遊技機用制御装置であって、前記シャ
ーシの各コーナー際に基板取付部が夫々一体的に突設さ
れており、それらの基板取付部に、前記基板の各コーナ
ーが固着されているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機について、
図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は、遊技機の一種であるパチンコ機の
裏面を示したものであり、パチンコ機1の裏側に付設さ
れた機構板2の中央よりやや下側には、制御装置3が取
り付けられている。制御装置3は、金属製のシャーシ4
を機構板2の裏面に当接させた状態で、シャーシ4の上
部等がネジによって螺着されており、機構板2に対して
着脱自在になっている。なお、機構板2は、パチンコ機
1の裏面側の片側縁に開閉自在に蝶着されており、制御
装置3の他に、遊技球タンク5、遊技球払出装置6、裏
カバー7等が、取り付けられている。
【0009】また、図2は、制御装置3の分解斜視図で
あり、図3(a)、(b)は、それぞれ、制御装置3の
正面図、右側面図、である。制御装置3は、基板8、金
属製のシャーシ4、透明な合成樹脂製の上カバー9およ
び下カバー10等によって形成されている(なお、図3
においては、基板8の記載が省略されている)。そし
て、基板8の表面には、パチンコ機1の作動内容を制御
するための各種の情報が記録されたROM11やCPU
等の種々の制御素子が設置されており、各コーナー際に
は、ネジ孔30,30・・が穿設されている。
【0010】一方、図4(a)〜(c)は、それぞれ、
上カバー9の正面図、平面図、右側面図を示したもので
あり、上カバー9は、略箱形に形成されており、多数の
冷却孔12,12・・が穿設されている。そして、両サ
イドには、上固着翼13,13が設けられており、それ
らの各上固着翼13,13には、4個ずつネジ保持部1
4,14・・が設けられている。各ネジ保持部14,1
4・・は、前面の中心から120°ずつの間隔で放射方
向に配置された切断容易な3つの取付片15,15・・
によって、各上固着翼13,13の前面の板状部分と一
体的に連なっている。
【0011】図5(a)、(b)は、それぞれ、ネジ保
持部14の断面を示したものであり、ネジ保持部14
は、略筒状を有しており、略中央に仕切板16が形成さ
れている。そして、仕切板16の中央には、ネジ挿通孔
17が穿設されており、仕切板16の後側には、ネジ挿
通孔17を囲うように2つの弾性片18,18が配置さ
れた状態になっている。さらに、内部には、木ネジ19
が、半分程度ネジ挿通孔17に挿通した状態で、2つの
弾性片18,18によって係止されている。かかる木ネ
ジは、図6の如き、いわゆるワンウェイタイプのもので
あり、ヘッドの部分にマイナスのドライバを押し当てて
右向きに回転させた場合には、そのドライバの回転に伴
って右向きに回転するようになっているが、ドライバを
左向きに回転させた場合には、ヘッド上でドライバがス
リップし、回転しないようになっている。なお、図4に
しめすように、上カバー9の中央の下側には、表示部2
0が設けられており、パチンコ機製造メーカー名等が記
載されている。また、各上固着翼13,13の上端縁に
は、それぞれ、係合片21が突設されており、各係合片
21の先端は矢尻状になっている。
【0012】一方、図7(a)〜(d)は、それぞれ、
シャーシ4の正面図、平面図、底面図、右側面図であ
り、シャーシ4は、金属板が折り曲げられて形成されて
いる。そして、前面の板状部分の各コーナー際には、前
面の板状部分が逆U字状に切断され折り曲げられて、基
板取付部22,22・・が一体的に形成されており、そ
れらの基板取付部22,22・・には、それぞれ、ネジ
孔23が穿設されている。なお、各基板取付部22,2
2・・は、高い強度を有しており、多少の圧力では潰れ
たりしない。また、シャーシ4の上下両端縁には、パチ
ンコ機1へ設置するための当接片24,24が設けられ
ており、それらの当接片24にも、それぞれネジ孔25
が穿設されている。
【0013】また、図8(a)〜(c)は、それぞれ、
下カバー10の正面図、平面図、右側面図を示したもの
であり、下カバー10は、上カバー9と同一幅に形成さ
れており、上カバー9と同様に、両サイドに下固着翼2
6,26が連設されている。各下固着翼26には、4個
ずつ、上カバー9の各ネジ保持部14,14・・と対応
する位置に、取付タブ27,27・・が立設されてい
る。また、各下固着翼26,26の上端縁には、それぞ
れ、係合凹部31が設けられており、各係合凹部31の
後方は段状に刻設された状態になっている。さらに、各
下固着翼26,26の内側の上下には、シャーシ4の基
板取付部22,22・・と対応する位置に、ネジ止めタ
ブ28,28・・が立設されており、それらのネジ止め
タブ28,28・・の内側には、4つの柱状突起体2
9,29・・が立設されている。なお、柱状突起体2
9,29・・は、シャーシ4と重ね合わされる場合に、
位置決め、支えとして機能する。
【0014】制御装置3は、下カバー10の表側にシャ
ーシ4が配置され、シャーシ4の表側に基板8が配置さ
れた状態で、基板8の各コーナー際のネジ孔30,30
・・とシャーシ4の各基板取付部22,22・・と下カ
バー10の各ネジ止めタブ28,28・・とが螺着され
ることによって、シャーシ4と下カバー10と基板8と
が一体的に組み立てられている。さらに、その下カバー
10に、上カバー9が、各上固着翼13,13を各下固
着翼26,26に重ね合わせ、各係合片21,21を各
係合凹部31,31に係合させた状態で、左側の最上方
のネジ保持部14を左側の最上方の取付タブ27に、右
側の最下方のネジ保持部14を右側の最下方の取付タブ
に、それぞれ、各ネジ保持部14内の木ネジ19によっ
て螺着することによって、合着されている。そして、基
板8が、上カバー9によって、基板8表面との間に隙間
が形成されることなく覆われた状態になっている。
【0015】かかる制御装置3においては、上カバー9
のネジ保持部14と下カバー10の取付タブ27とが、
ワンウェイタイプの木ネジ19によって螺着されている
ため、木ネジ19を螺着時と反対方向(左回り)に回転
させても、螺着状態が解除されない(すなわち、ネジ保
持部14と取付タブ27との螺着状態は解除されな
い)。それゆえ、基板8上に設置されたROM11等の
制御素子の内容をチェックする等のために上カバー9を
取り外す場合には、取付タブ27と螺着したネジ保持部
14(すなわち、左側の最上方のネジ保持部14と右側
の最下方のネジ保持部14)の前方に設けられた3つの
取付片15,15・・を、ニッパ等の工具で切断し、か
かるネジ保持部14を上カバー9から切り離すことによ
って、上カバー9と下カバー10とを分離しなければな
らない。また、再度上カバー9を下カバー10に合着さ
せる場合には、左側の最上方のネジ保持部14および右
側の最下方のネジ保持部14以外のネジ保持部14(す
なわち、未だ取付タブ27と螺着していないネジ保持部
14)を、同位置の取付タブ27と螺着すれば良い。そ
れゆえ、制御装置においては、ROM11等の制御素子
の内容をチェックしても、再度、上カバー9を下カバー
10に合着させることができ、かかる上下カバー9,1
0の分離、合着を3回繰り返すことができる。
【0016】制御装置3は、上記の如く、上カバー9を
下カバー10と分離するためには、3つの取付片15,
15・・を切断することにより下カバー10の取付タブ
27と螺着されたネジ保持部14を上カバー9から切り
離さなければならない構造であるため、不正に上カバー
9が取り外された場合には、必ずその痕跡が残る。それ
ゆえ、容易に不正の事態を発見することができ、不正遊
技者にとって都合良く作動する事態を未然に防止するこ
とができる。又ここでは、各ネジ保持部14は保護カバ
ーとなる上固着翼13に周囲を囲まれる格好となってい
るから、各ネジ保持部14に外力が加わって取付片1
5,15・・が破断し、ネジ保持部14が偶発的に切断
してしまうような虞れはなくなる。
【0017】上記の如き効果を有しているにも拘わら
ず、制御装置3は、各ネジ保持部14,14・・の前面
に設けられた取付片15,15・・が容易に切断可能な
構造を有しているため、それらの取付片15,15・・
をニッパ等の工具で切断することによって、上カバー9
を容易に取り外すことができ、基板8上に設置された制
御素子の内容を簡単にチェックすることができる。
【0018】また、制御装置3は、シャーシ4の各コー
ナー際に、基板取付部22,22・・が、高い強度を発
現できるように一体的に突設されており、それらの基板
取付部22,22・・に、基板8の各コーナーが螺着さ
れているとともに、基板8が、上カバー9によって、基
板8表面との間に大きな隙間が形成されることなく覆わ
れているため、基板8とシャーシ4と下カバーとの螺着
部分の内の上カバー9の外側に露出している部分の螺着
が不正に解除された場合でも、上カバー9と基板8表面
との間に隙間が形成されない。それゆえ、上カバー9と
基板8表面との隙間から制御素子が不正に取り替えられ
たり、改造されたりする事態を未然に防止することがで
きる。さらに、かかる不正防止効果は、上カバー9と基
板8表面との間の隙間が小さくなるほど、より確実なも
のとなる。
【0019】次にネジ保持部14の変更例を説明する。
まずここでは、上カバー9の開放作業が、ニッパー等の
工具を使用せずに簡単に行える形態を説明する。即ち、
図9〜11に示すように、ネジ保持部14と上固着翼1
3との間を連結する一対の取付片33,33を、夫々細
板状に形成すると共に、各取付片33,33には、上固
着翼13の上面と平行な切込み34,34を形成して、
当該部分を薄肉部33a,33aとしたものである。こ
れによれば、一旦封止した上カバー9を開放する際に
は、ネジ締めされているネジ保持部14の取付片33
を、図11(B)で示すように、指で切込み34と反対
側に押し倒せば、取付片33は薄肉部33a部分で簡単
に破断し、ネジ保持部14と上固着翼13との連結を容
易に解除することができる。よって工具が不要となって
封止解除の作業が向上する。
【0020】一方、先の形態においては、木ネジ19の
ネジ保持部14への締付時に、ネジ保持部14にネジ締
め方向への回転力が作用し、そのため取付片15,15
・・が破断してネジ保持部14が上固着翼13から分離
してしまう虞れもある。よってこのような不具合の発生
を効果的に防止するために、ここでは図10に示すよう
に、筒状のネジ保持部14の下端を上記形態より若干下
カバー10側へ長くし、その下端に、下カバー10の取
付タブ27,27・・に放射状に形成されたリブ27
a,27a・・が嵌合する溝32,32・・を形成すれ
ば良い。これによれば、上下カバー9,10を組付ける
と、図11(B)の如く各取付タブ27,27・・にお
けるリブ27a,27a・・が、各ネジ保持部14,1
4・・における溝32,32・・に係合し、各ネジ保持
部14,14・・の回転が規制されるため、木ネジ19
のネジ締めによっても各ネジ保持部14は回転せず、上
カバー9から切断することもない。
【0021】なお、ネジ保持部14の移動を規制する係
合部となるリブ27aと溝32とは、少なくとも対応す
る1箇所ずつあれば良く、これらの具体的形状も適宜変
更可能である。また、変更例の取付片33,33は細板
状としているが、指で押し倒して切断できる形状であれ
ば、棒状や円盤状等他の形状でも差し支えない。さらに
上カバー9も、上固着翼13が形成されない場合、単純
に上カバー9の側方に薄肉部で連結されるネジ保持部1
4を突設し、それらの周囲を壁状の保護カバーで囲むよ
うにすることもできる。
【0022】一方、本発明の制御装置は、上記実施形態
の態様に何ら限定されるものではなく、基板、シャー
シ、上カバー、下カバーの形状、構造、あるいは取付位
置、取付方法等の構成を本発明の趣旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更することができる。たとえば、上カバーの
左右の各上固着翼に設けるネジ保持部の個数や、下カバ
ーの左右の各下固着翼に設ける取付タブの個数は、4個
に限定されるものではなく、2個や3個であっても良い
し、逆に5個以上であっても良い。また、上固着翼や下
固着翼の設置位置は、上下カバーの左右両端縁に限定さ
れるものではなく、上下カバーの上下両端縁であっても
良い。
【0023】さらに、ワンウェイタイプのネジは、上記
実施形態の如き先端の尖った木ネジに限定されるもので
はなく、先端が平坦なネジ等、他の形状を有するネジで
あっても良い。なお、先端が平坦なネジを用いる場合に
は、下カバーの取付タブに予めネジ溝を螺刻しておくこ
とが好ましい。なお、上記実施形態においてはパチンコ
機について説明したが、本発明の遊技機は、スロットマ
シーンやテレビゲーム等のパチンコ機以外の遊技機であ
っても良い。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、上カバ
ーの周縁に、上カバーの本体から切断容易な複数のネジ
保持部が設けられているともに、それらのネジ保持部の
内の少なくとも1つがワンウェイタイプのネジによって
下カバーに螺着されており、上カバーを下カバーと分離
するためには、下カバーと螺着されたネジ保持部を上カ
バーから切断しなければならない構造であるため、不正
に上カバーが取り外された場合には、必ずその痕跡が残
る。それゆえ、容易に不正の事態を発見することがで
き、不正遊技者にとって都合良く作動する事態を未然に
防止することができる。それにも拘わらず、各ネジ保持
部が上カバーの本体から切断容易であるため、上カバー
を容易に取り外すことができ、基板上の制御素子を簡単
にチェックすることができる。又請求項2に記載の発明
によれば、請求項1の効果に加えて、係合部によってネ
ジ保持部の移動が防止できるため、ネジ締めの際にネジ
保持部が回転して上カバーから切断される虞れがなくな
る。又請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2
の効果に加えて、薄肉部によって工具を使用しなくても
ネジ保持部を上カバーから容易に切断することができ、
基板チェックの際の上カバーの取り外し作業の作業性が
向上する。又請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3の何れかの効果に加えて、前記ネジ保持部を保護
カバーで囲むようにしたことで、外力によるネジ保持部
の破損や上カバーからの切断の虞れがなくなる。
【0025】そして請求項5に記載の発明によれば、シ
ャーシの各コーナー際に、基板取付部が、高い強度を発
現できるように一体的に突設されており、それらの基板
取付部に、基板の各コーナーが螺着されているととも
に、基板が、上カバーによって、基板表面との間に隙間
が形成されることなく覆われているため、基板とシャー
シと下カバーとの螺着部分の内の上カバーの外側に露出
している部分の螺着が解除された場合でも、上カバーと
基板表面との間に隙間が形成されない。それゆえ、上カ
バーと基板表面との隙間から制御素子が不正に取り替え
られたり、改造されたりする事態を未然に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機を示す説明図である。
【図2】制御装置を示す説明図である。
【図3】制御装置を示す説明図である。
【図4】上カバーを示す説明図である。
【図5】ネジ保持部を示す説明図である。
【図6】木ネジを示す説明図である。
【図7】シャーシを示す説明図である。
【図8】下カバーを示す説明図である。
【図9】変更したネジ保持部を採用した制御装置の全体
説明図である。
【図10】変更したネジ保持部を示す説明図である。
【図11】(A)ネジ保持部の断面説明図である。 (B)ネジ保持部の側面説明図である。
【図12】従来の制御装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、2・・機構板、3・・制御装置、4
・・シャーシ、5・・遊技球タンク、6・・遊技球払出
装置、7・・裏カバー、8・・基板、9・・上カバー、
10・・下カバー、11・・ROM、12・・冷却孔、
13・・上固着翼、14・・ネジ保持部、15,33・
・取付片、16・・仕切板、17・・ネジ挿通孔、18
・・弾性片、19・・木ネジ、20・・表示部、21・
・係合片、22・・基板取付部、23・・ネジ孔、24
・・当接片、25・・ネジ孔、26・・下固着翼、27
・・取付タブ、28・・ネジ止めタブ、29・・柱状突
起体、30・・ネジ孔、31・・係合凹部、34・・切
込み、51・・制御装置、52・・カバー、53・・シ
ャーシ、54・・筒状体、55・・ネジ、56・・基
板、57・・封印シート。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御素子を設置した基板が上下カバーに
    よって覆われた遊技機用制御装置であって、 前記上カバーの端縁に、それぞれ上カバーから切断容易
    な複数のネジ保持部が連設され、前記ネジ保持部の少な
    くとも1つずつが、ワンウェイタイプのネジによって前
    記下カバーに螺着されていることを特徴とする遊技機用
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ネジ保持部と前記下カバーにおける
    前記ネジの螺着部分とに、互いに係合して前記ネジ保持
    部の移動を規制する係合部を夫々形成した請求項1に記
    載の遊技機用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ネジ保持部と上カバーとの連結部分
    に薄肉部を形成した請求項1又は2に記載の遊技機用制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記上カバーに、前記ネジ保持部の外周
    を囲む保護カバーを連設した請求項1乃至3の何れかに
    記載の遊技機用制御装置。
  5. 【請求項5】 制御素子を設置した基板がシャーシに固
    着されており、前記シャーシと一体になった基板が、上
    下カバーによって覆われた遊技機用制御装置であって、 前記シャーシの各コーナー際に基板取付部が夫々一体的
    に突設され、それらの基板取付部に、前記基板の各コー
    ナーが固着されていることを特徴とする遊技機用制御装
    置。
JP19116797A 1997-04-18 1997-07-16 遊技機用制御装置 Pending JPH11444A (ja)

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