JPH1144285A - 内燃機関の燃焼状態検出装置 - Google Patents

内燃機関の燃焼状態検出装置

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JPH1144285A
JPH1144285A JP20455697A JP20455697A JPH1144285A JP H1144285 A JPH1144285 A JP H1144285A JP 20455697 A JP20455697 A JP 20455697A JP 20455697 A JP20455697 A JP 20455697A JP H1144285 A JPH1144285 A JP H1144285A
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ion current
fuel
internal combustion
combustion engine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃焼室内での燃料着火タイミング及び着火期間
などの燃焼状態を的確に検出することのできる内燃機関
の燃焼状態検出装置を提供する。 【解決手段】ディーゼルエンジン11には、その燃焼室
18内に燃料を噴射する燃料噴射弁18aと、燃焼室1
8内での燃料燃焼に基づき発生するイオン電流を検出す
るためのグロープラグとが設けられる。このグロープラ
グは、イオン電流検出用の電極としての機能を併せ持つ
発熱体を有している。そして、グロープラグによって検
出されたイオン電流に基づき、燃焼室18での燃料の燃
焼状態が検出される。また、燃料燃焼によりグロープラ
グの発熱体にカーボンが付着すると、そのカーボンを介
して漏洩電流が流れ、同漏洩電流を誤ってイオン電流と
して検出してしまうおそれがある。この場合には、発熱
体を加熱させることでカーボンが除去されるため、燃焼
状態の検出を的確に行うことができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼状
態検出装置に係り、詳しくは燃焼室内での燃料の燃焼時
に発生するイオンによってイオン電流を生じさせ、その
イオン電流に基づいて燃焼状態を検出する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車載用のディーゼルエンジンに
おいては、そのシリンダブロック内に複数のピストンが
往復移動可能に設けられ、各ピストンはそれぞれコンロ
ッドを介してディーゼルエンジンのクランクシャフト
(出力軸)に連結されている。そして、各ピストンの往
復移動は、コンロッドによりクランクシャフトの回転へ
と変換されるようになっている。また、シリンダブロッ
クにはシリンダヘッドが取り付けられ、シリンダヘッド
と各ピストンの頭部との間にはそれぞれ燃焼室が設けら
れている。更に、シリンダヘッドには、各燃焼室に連通
する吸気通路及び排気通路と、各燃焼室内へ向けてそれ
ぞれ燃料を噴射する複数の燃料噴射弁とが設けられてい
る。
【0003】そして、ディーゼルエンジンの吸気行程に
おいては、吸気通路を介して燃焼室へ空気が吸入され
る。その後、ディーゼルエンジンの圧縮行程において、
ピストンの移動により燃焼室内の空気が圧縮されるとと
もに、圧縮行程終期には燃料噴射弁から燃焼室内に霧状
の燃料が噴射される。同燃料は空気の圧縮熱により自己
着火して燃焼し、その燃料の燃焼によってピストンが前
記と逆方向に移動してディーゼルエンジンは燃焼行程に
移る。その後、ディーゼルエンジンの排気行程におい
て、ピストンの移動により燃焼室内の排気ガスが排気通
路を介して外部へ排出される。
【0004】こうした構成のディーゼルエンジンにおい
ては、燃料噴射弁からの燃料の噴射時期及び噴射期間を
変更することによって、燃焼室内における燃料の着火タ
イミング及び着火期間などの燃焼状態が変化する。その
ため、燃料噴射時期や燃料噴射期間を制御することによ
り、燃焼室内における燃料の着火タイミングや着火期間
などの燃焼状態を最適な状態にすることができるように
なる。このようにディーゼルエンジンの燃焼状態を制御
する装置の一例として、例えば特開昭59−16004
6号公報に記載された燃料噴射時期制御装置が知られて
いる。
【0005】上記公報に記載の燃料噴射時期制御装置
は、イオン電流検出器としての機能を併せ持つグロープ
ラグを備えている。このグロープラグは、ディーゼルエ
ンジンの燃焼室内にて露出するとともに同燃焼室の内壁
に対して絶縁状態となる電極部を有している。そして、
燃焼室内に燃料燃焼によるイオンが発生すると、そのイ
オンによってグロープラグの電極部と燃焼室の内壁との
間にイオン電流が流れる。グロープラグは、上記イオン
電流を検出してその電流量に対応した検出信号を出力す
るようになっている。
【0006】また、同装置には、ディーゼルエンジンの
クランクシャフトに設けられた突起等を検出して検出信
号を出力するクランクセンサが設けられている。このク
ランクセンサは、クランクシャフトの回転に伴ってパル
ス状の検出信号を出力するようになっている。
【0007】そして、同装置は、グロープラグ及びクラ
ンクセンサからの検出信号に基づいて、燃焼室内におけ
る燃料の着火タイミングを求めるとともに、その求めら
れた着火タイミングが最適な状態となるよう燃料噴射弁
を制御して燃料噴射時期の調整を行なう。このように燃
料噴射時期を制御することにより、燃焼室内における燃
料の燃焼状態を常に良好に保ち、ディーゼルエンジンに
おける運転状態の安定化を図るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ディー
ゼルエンジンにおいては、燃焼室内での燃料の燃焼によ
って発生したカーボンがグロープラグの電極部に付着す
る場合がある。この場合、電極部に付着したカーボンを
介して同電極部と燃焼室の内壁との間に漏洩電流が流れ
るとともに、その漏洩電流が誤ってイオン電流として検
出されることとなる。そしてその結果、グロープラグ及
びクランクポジションセンサからの検出信号に基づき求
められる着火タイミングが誤った値になる。こうして誤
った着火タイミングが求められることにより、同着火タ
イミングに基づき制御された燃料噴射時期が不適正なも
のとなり、ディーゼルエンジンの燃焼状態を良好に保つ
ことができなくなる。
【0009】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、燃焼室内での燃料着火タイ
ミングなどの燃焼状態を的確に検出することのできる内
燃機関の燃焼状態検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、内燃機関の燃焼室内に露
出する電極部を有し、前記燃焼室内での燃焼によって生
じるイオンに基づくイオン電流を検出するイオン電流検
出手段とを備え、前記イオン電流検出手段によって検出
されたイオン電流に基づき前記燃焼室内の燃焼状態を検
出する内燃機関の燃焼状態検出装置において、前記イオ
ン電流検出手段の前記電極部に付着したカーボンを除去
するカーボン除去手段を備えた。
【0011】同構成によれば、イオン電流検出手段の電
極部に付着したカーボンがカーボン除去手段によって除
去されると、そのカーボンを介して流れる漏洩電流を誤
ってイオン電流として検出してしまうことが防止され
る。従って、イオン電流検出手段によって検出されたイ
オン電流に基づき、燃焼室内での燃料の燃焼状態を的確
に検出することができるようになる。
【0012】請求項2記載の発明では、前記カーボン除
去手段は、前記電極部に付着したカーボンを加熱して除
去するものとした。同構成によれば、カーボン除去手段
がイオン電流検出手段の電極部に付着したカーボンを加
熱すると、その電極部に付着したカーボンは二酸化炭素
となって同電極部から除去される。そのため、電極部か
らのカーボン除去を一層好適に行うことができるように
なる。
【0013】請求項3記載の発明では、前記カーボン除
去手段は、前記電極部自身を発熱させることで前記カー
ボンを加熱除去するものとした。同構成によれば、電極
部に付着したカーボンの加熱は、その電極部自身がカー
ボン除去手段によって発熱されることによって行われる
ため、同カーボンを効率よく加熱除去することができる
ようになる。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1〜3の
いずれかに記載の内燃機関の燃焼状態検出装置におい
て、前記イオン電流検出手段によるイオン電流の検出を
前記カーボン除去手段によるカーボン除去後の所定期間
内に制限する制限手段を更に備えた。
【0015】一般に、イオン電流検出手段の電極部は、
カーボンを一旦除去した後でも燃料の燃焼に伴い徐々に
カーボンが付着してゆく。同構成によれば、イオン電流
検出手段によるイオン電流の検出をカーボン除去後の所
定期間内に制限するため、そのカーボン除去後に電極部
に付着するカーボンにより漏洩電流を誤ってイオン電流
として検出してしまうのを好適に防止することができる
ようになる。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項1〜3の
いずれかに記載の内燃機関の燃焼状態検出装置におい
て、前記カーボン除去手段は、内燃機関における燃料カ
ット時に前記イオン電流検出手段によって何らかの電流
が検出されるとき、前記カーボンを除去するものとし
た。
【0017】同構成によれば、イオン電流検出手段によ
ってイオン電流が検出されるはずのない内燃機関の燃料
カット時に、そのイオン電流検出手段によって何らかの
電流が検出された場合のみ、電極部に付着したカーボン
がカーボン除去手段によって除去される。従って、カー
ボン除去手段による電極部からのカーボンの除去を行い
過ぎて、その電極部の劣化が早まるのを防止することが
できるようになる。
【0018】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
内燃機関の燃焼状態検出装置において、内燃機関の燃料
カット時に前記カーボン除去手段が作動されたにも拘ら
ず前記イオン電流検出手段によって何らかの電流が検出
される状態となるとき、前記イオン電流検出に故障が発
生している旨の判断をする故障判断手段を更に備えた。
【0019】同構成にあって、イオン電流検出手段に故
障が発生している場合には、内燃機関の燃料カット時に
カーボン除去手段が作動されたた後でも、イオン電流検
出手段によって何らかの電流が検出される状態となるこ
とがある。このようなイオン電流検出手段の電流検出状
態に基づき、故障判断手段はイオン電流検出手段に故障
が発生している旨の判断を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を自動車用のディーゼル
エンジンに適用した第1実施形態を図1〜図4に従って
説明する。
【0021】図1に示すように、ディーゼルエンジン1
1のシリンダブロック11aには、四つのピストン12
(図1には一つのみ図示)が往復移動可能に設けられて
いる。この各ピストン12は、それぞれコンロッド13
を介してディーゼルエンジン11の下部に設けられたク
ランクシャフト(出力軸)14に連結されている。そし
て、ピストン12の往復移動は、そのコンロッド13に
よりクランクシャフト14の回転へと変換されるように
なっている。
【0022】クランクシャフト14には、クランク側シ
グナルロータ15が取り付けられている。このクランク
側シグナルロータ15の外周面には、複数の突起15a
がクランクシャフト14の軸線を中心とする等角度毎に
設けられている。また、クランク側シグナルロータ15
の側方には、同ロータ15の突起15aを検出して検出
信号を出力するクランクセンサ16が設けられている。
そして、クランクシャフト14が回転することにより、
クランク側シグナルロータ15の各突起15aが順次ク
ランクセンサ16の側方を通過すると、そのクランクセ
ンサ16からパルス状の検出信号が出力されるようにな
る。
【0023】上記シリンダブロック11aには、エンジ
ン11における冷却水の温度を検出するための水温セン
サ11bが設けられている。更に、シリンダブロック1
1aの上端にはシリンダヘッド17が設けられ、シリン
ダヘッド17とピストン12との間には燃焼室18が設
けられている。シリンダヘッド17には、燃焼室18内
に燃料を噴射するための燃料噴射弁18aが設けられる
とともに、吸気ポート19及び排気ポート20が同燃焼
室18と連通するように設けられている。そして、それ
ら吸気ポート19及び排気ポート20には、それぞれ吸
気バルブ21及び排気バルブ22が設けられている。
【0024】シリンダヘッド17には、吸気バルブ21
及び排気バルブ22を開閉駆動するための吸気カムシャ
フト23及び排気カムシャフト24が回転可能に支持さ
れている。これら吸気及び排気カムシャフト23,24
はタイミングベルト(図示せず)を介してクランクシャ
フト14に連結され、同ベルトによりクランクシャフト
14の回転が吸気及び排気カムシャフト23,24へ伝
達されるようになっている。そして、吸気カムシャフト
23が回転すると、吸気バルブ21が開閉駆動されて、
吸気ポート19と燃焼室18とが連通・遮断されるよう
になる。また、排気カムシャフト24が回転すると、排
気バルブ22が開閉駆動されて、排気ポート20と燃焼
室18とが連通・遮断されるようになる。
【0025】排気カムシャフト24にはカム側シグナル
ロータ25が取り付けられ、同ロータ25の外周面には
一つの突起25aが設けられている。また、カム側シグ
ナルロータ25の側方には、同ロータ25の突起25a
を検出して検出信号を出力するカムセンサ26が設けら
れている。そして、排気カムシャフト24が回転するこ
とにより、カム側シグナルロータ25の突起25aが所
定周期毎にカムセンサ26の側方を通過すると、そのカ
ムセンサ26から所定間隔毎に検出信号が出力されるよ
うになる。
【0026】上記吸気ポート19及び排気ポート20に
は、それぞれ吸気管30及び排気管31が接続されてい
る。この吸気管30内及び吸気ポート19内は吸気通路
32となっており、排気管31内及び排気ポート20内
は排気通路33となっている。吸気通路32の上流部に
はスロットルバルブ34が設けられ、同バルブ34の開
度は自動車の室内にあるアクセルペダル35の踏込量
(アクセル開度)に基づき調節される。そして、このス
ロットルバルブ34の開度調節により、燃焼室16内へ
吸入される空気の量が調節されるようになっている。
【0027】スロットルバルブ34の近傍にはスロット
ルセンサ36が設けられている。このスロットルセンサ
36は、スロットルバルブ34の開度を検出し、その検
出したスロットルバルブ34の開度に対応する検出信号
を出力するようになっている。また、吸気管30におい
て、スロットルバルブ34よりも下流側には吸気圧セン
サ37が設けられている。この吸気圧センサ37は、ス
ロットルバルブ34よりも下流側に位置する吸気通路3
2内の圧力を検出し、その検出した圧力に対応する検出
信号を出力するようになっている。
【0028】一方、ディーゼルエンジン11のクランク
シャフト14は、燃料噴射ポンプ41のドライブシャフ
ト41aと連結されている。この燃料噴射ポンプ41に
は一対の供給配管42,43が接続され、それら供給配
管42,43はコモンレール44に繋がっている。この
コモンレール44には、前記燃料噴射弁18aに繋がる
燃料ライン45が接続されている。
【0029】そして、クランクシャフト14の回転が燃
料噴射ポンプ41のドライブシャフト41aに伝達され
ると、燃料噴射ポンプ41は燃料タンク(図示せず)内
の燃料を吸引する。燃料噴射ポンプ41によって燃料タ
ンクから吸引された燃料は、供給配管42,43を介し
てコモンレール44内へ送り出される。コモンレール4
4内に溜められた燃料は、燃料ライン45を介して燃料
噴射弁18aへ供給され、更に同燃料噴射弁18aから
ディーゼルエンジン11の燃焼室18内へ噴射されるよ
うになっている。
【0030】こうした燃焼室18内への燃料噴射は、デ
ィーゼルエンジン11の圧縮行程終期に行われる。圧縮
行程終期に燃焼室18内へ噴射された燃料は、空気の圧
縮熱により自己着火して燃焼し、その燃焼によってディ
ーゼルエンジン11は駆動力を得る。また、燃料の燃焼
によって発生する排気ガスは、排気通路33を介して外
部へ送り出されるようになる。
【0031】次に、上記ディーゼルエンジン11の燃料
噴射構造を、図2に基づいて詳しく説明する。同図に示
されるように、シリンダブロック11aには四つの気筒
#1〜#4が設けられ、燃焼室18及び燃料噴射弁18
aは、それら気筒#1〜#4に対応してそれぞれ設けら
れている。また、シリンダヘッド17において、各燃焼
室18に対応する位置には、それら燃焼室18と連通し
て同燃焼室18の一部を構成する渦流室52がそれぞれ
設けられている。
【0032】上記燃料噴射弁18aには電磁ソレノイド
51が設けられ、同電磁ソレノイド51の励磁・消磁に
より、燃料噴射弁18aの図示しないニードルが開閉動
作する。このようにニードルが開閉動作すると、燃料噴
射弁18aからは燃料が断続的に噴射される。そして、
燃料噴射弁18aは渦流室52に燃料を噴射し、その燃
料は燃焼しながら渦流室52から燃焼室18へ送り出さ
れるようになる。
【0033】シリンダヘッド17の各渦流室52に対応
する位置には、グロープラグ53が設けられている。グ
ロープラグ53の先端部には、導電性を有する発熱体5
4が設けられている。この発熱体54は、渦流室52内
にて露出するとともに同渦流室52の内壁と絶縁された
状態となっている。そして、ディーゼルエンジン11の
始動時には、発熱体54に電流を流すことで同発熱体5
4を発熱させて渦流室52内を加熱し、その渦流室52
に燃料が噴射されたときの着火性を向上させる。
【0034】一方、ディーゼルエンジン11の始動完了
後には、発熱体54とシリンダヘッド17との間に所定
の電圧が印可される。こうした電圧印可により、燃焼室
18及び渦流室52内で燃料が燃焼したときには、その
燃料の燃焼時に発生するイオンによって渦流室52の内
壁と発熱体54との間にイオン電流が流れる。この場
合、グロープラグ53の発熱体54はイオン電流検出用
の電極として機能することとなる。また、グロープラグ
53には、そのイオン電流を検出するイオン電流検出部
53aが設けられている。
【0035】次に、本実施形態における燃焼状態検出装
置の電気的構成を図3に基づいて説明する。この燃焼状
態検出装置は、ディーゼルエンジン11の運転状態を制
御するための電子制御ユニット(以下「ECU」とい
う)61を備えている。このECU61は、ROM6
2、CPU63、RAM64及びバックアップRAM6
5等を備える論理演算回路として構成されている。
【0036】ここで、ROM62は各種制御プログラム
や、その各種制御プログラムを実行する際に参照される
マップ等が記憶されるメモリであり、CPU63はRO
M62に記憶された各種制御プログラムやマップに基づ
いて演算処理を実行する。また、RAM64はCPU6
3での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一
時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM65
はエンジン11の停止時に保存すべきデータを記憶する
不揮発性のメモリである。そして、ROM62、CPU
63、RAM64及びバックアップRAM65は、バス
66を介して互いに接続されるとともに、外部入力回路
67及び外部出力回路68と接続されている。
【0037】外部入力回路67には、前記水温センサ1
1b、クランクセンサ16、カムセンサ26、スロット
ルセンサ36、吸気圧センサ37及び各気筒#1〜#4
のグロープラグ53に設けられたイオン電流検出部53
aが接続されている。また、外部出力回路68には、各
気筒#1〜#4の燃料噴射弁18aと、各気筒#1〜#
4のグロープラグ53とが接続されている。
【0038】上記のように構成されたECU61は、デ
ィーゼルエンジン11の運転時に、燃料噴射弁18aを
駆動制御して所定時期に且つ所定期間燃料を燃焼室18
内に噴射供給する。こうして噴射供給された燃料は、燃
焼室18内で着火がなされるとともに、その着火によっ
て燃焼することとなる。燃料の着火タイミングは上記燃
料噴射時期に応じて変化し、燃料の着火期間は上記燃料
噴射期間に応じて変化するようになる。上記着火により
燃料が燃焼開始したとき、グロープラグ73のイオン電
流検出部53aは、その燃焼により発生するイオンに基
づくイオン電流に対応した検出信号を出力開始する。そ
して、燃料が燃焼している間は、イオン電流検出部53
aは上記検出信号を出力し続ける。
【0039】ECU61は、クランクセンサ16及びカ
ムセンサ26とグロープラグ53のイオン電流検出部5
3aとからの検出信号に基づき、燃焼室18内における
燃料の実際の着火タイミング及び実際の着火期間を求め
る。また、ECU61は、クランクセンサ16及び吸気
圧センサ37からの検出信号に基づき求められるエンジ
ン回転数及びエンジン負荷といったディーゼルエンジン
11の運転状態に基づき、燃料の目標着火タイミング及
び目標着火期間を算出する。なお、こうした目標着火タ
イミング及び目標着火期間を算出する際には、予め実験
によって求められてROM62に記憶された周知のマッ
プが参照される。
【0040】そして、ECU61は、燃料の実際の着火
タイミング及び着火期間が目標着火タイミング及び目標
着火期間に近づくように、燃料噴射弁18aを制御して
燃料噴射時期及び燃料噴射期間を調整する。このように
実際の着火タイミング及び着火期間が目標着火タイミン
グ及び目標着火期間に近づけられることで、ディーゼル
エンジン11の運転状態が良好な状態に維持される。
【0041】次に、上記ECU61を通じて実行される
制御態様について図4を参照して説明する。この図4
は、燃料噴射時期及び燃料噴射期間等を補正する際に使
用される補正値を算出するための処理ルーチンを示すフ
ローチャートである。同処理ルーチンは、ECU61を
通じて例えば64ms毎の時間割り込みにて実行され
る。
【0042】同処理ルーチンにおいてECU61は、ス
テップS101の処理として、補正値算出条件が成立し
たか否かを判断する。即ち、ECU61は、水温センサ
11bからの検出信号に基づきエンジン11の冷却水温
を求めるとともに、スロットルセンサ36からの検出信
号に基づきスロットルバルブ34が全閉(アイドル状
態)になってからの経過時間を求める。そして、冷却水
温が80℃以上で且つアイドル状態になってからの経過
時間が3s以上である場合には、ディーゼルエンジン1
1が安定した運転状態となっているため、補正値算出条
件が成立している旨の判定がなされてステップS102
に進む。
【0043】ECU61は、ステップS102の処理と
して、通電カウンタCPGONが所定値A以上か否かを
判断する。この通電カウンタCPGONのカウント値
は、グロープラグ53の発熱体54が通電状態になって
からの経過時間を表すものである。そして、「CPGO
N≧A」である場合にはステップS103に進み、「C
PGON≧A」でない場合にはステップS109に進
む。そのステップS103以後の処理は、グロープラグ
53のイオン電流検出部53aが検出するイオン電流に
基づき、燃料噴射時期及び燃料噴射期間等の補正値を算
出するためのものである。また、ステップS109以後
の処理は、グロープラグ53の発熱体54に付着したカ
ーボンを除去するためのものである。
【0044】なお、上記ステップS102において、所
定値Aは、グロープラグ53の発熱体54に付着したカ
ーボンを除去するために同発熱体54に対して電流を流
す際の通電時間を決定するためのものである。即ち、発
熱体54の通電時間は、所定値Aが大きいほど長くなる
とともに所定値Aが小さいほど短くなる。本実施形態の
所定値Aは、発熱体54に付着したカーボンを加熱して
除去するのに十分で、且つ過度に加熱時間が長くなるこ
とのない値に設定されている。
【0045】上記ステップS102で「CPGON≧
A」でないと判断された場合にはステップS109に進
み、ECU61はグロープラグ53の発熱体54に電流
を流して同発熱体54を通電状態にする。この状態で
は、発熱体54自身が発熱することとなり、その発熱体
54に付着したカーボンが加熱される。カーボンは、発
熱体54自身の発熱によって効率よく加熱され、その加
熱により二酸化炭素になって同発熱体54から除去され
る。発熱体54に付着したカーボンが除去されると、そ
のカーボンを介して同発熱体54と渦流室52の内壁と
の間で漏洩電流が流れるようなことはなくなる。そのた
め、上記漏洩電流を誤ってイオン電流として検出してし
まうことが防止される。
【0046】このようなステップS109の処理を実行
した後にステップS110に進み、ECU61は通電カ
ウンタCPGONに「1」を加算して当該処理ルーチン
を一旦終了させる。
【0047】一方、ステップS102において、「CP
GON≧A」であると判断された場合にはステップS1
03に進む。このようなステップS102からステップ
S103への移行は、グロープラグ53の発熱体54が
所定時間通電状態に保持されてカーボンが同電極部54
から除去された後に行われる。ECU61は、ステップ
S103の処理として、グロープラグ53の発熱体54
に電流を流すのをやめて同発熱体54を非通電状態にす
る。この状態では、発熱体54と渦流室52の内壁との
間に所定の電圧が印可され、燃料燃焼によって発生する
イオンに基づき発熱体54と渦流室52の内壁との間に
イオン電流が発生するようになる。
【0048】続いてECU61は、ステップS104の
処理として、補正値算出許可カウンタCJOKに「1」
を加算する。この補正値算出許可カウンタCJOKのカ
ウント値は、発熱体54からカーボンが除去された後の
経過時間を表すものである。ECU61は、続くステッ
プS105の処理として、補正値算出許可カウンタCJ
OKが所定値B以下か否かを判断する。この所定値B
は、燃料燃焼時に発生するイオン電流の検出を実行する
期間を決定するためのものであって、所定値Bが大きく
なるほど上記検出実行時間は長くなる。本実施形態の所
定値Bは、上記イオン電流を的確に検出することがで
き、且つ発熱体54に再びカーボンが付着してしまうこ
とのない値に設定されている。
【0049】そして、「CJOK≦B」であると判断さ
れた場合にはステップS106に進む。ECU61は、
ステップS106の処理として、上記イオン電流等によ
って求められる燃料の実際の着火タイミング及び着火期
間と、ディーゼルエンジン11の運転状態から求められ
る目標着火タイミング及び目標着火期間とに基づいて、
燃料噴射時期及び燃料噴射期間等の補正値を算出する。
なお、この補正値を算出する際には、予め実験によって
求められてROM62に記憶された周知のマップが参照
される。ECU61は、算出した補正値をRAM64に
記憶した後、この処理ルーチンを一旦終了させる。
【0050】ECU61は、算出した補正値を用いて燃
料噴射時期及び燃料噴射期間の補正を行う。こうして燃
料噴射時期及び燃料噴射期間を補正することで、燃焼室
18内での燃料の実際の着火タイミング及び着火期間
が、目標着火タイミング及び目標着火期間に近づき、デ
ィーゼルエンジン11の運転状態が良好な状態に維持さ
れるようになる。
【0051】一方、ステップS105で「CJOK≦
B」でないと判断された場合には、順次ステップS10
7,108へと進む。ECU92は、ステップS107
の処理として補正値算出許可カウンタCJOKを「0」
にリセットするとともに、続くステップS108の処理
として通電カウンタCPGONを「0」にリセットす
る。上記ステップS107,S108の処理を順次実行
した後、ECU61はこの処理ルーチンを一旦終了させ
る。また、アクセルペダル35が踏み込まれてディーゼ
ルエンジン11のアイドル状態が終了するなどして、上
記ステップS101でNOと判断された場合にも、上記
ステップS107,S108に進んで補正値算出許可カ
ウンタCJOK及び通電カウンタCPGONが「0」に
リセットされることとなる。
【0052】以上詳述した処理が行われる本実施形態に
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 ・燃料燃焼時のイオンによって発生するイオン電流を検
出すするためのグロープラグ53の発熱体54には燃料
燃焼によるカーボンが付着するが、そのカーボンは加熱
されることで同発熱体54から二酸化炭素として除去さ
れる。従って、上記カーボンを介して発熱体54と渦流
室52の内壁との間で漏洩電流が流れることはなく、そ
の漏洩電流を誤ってイオン電流として検出してしまうの
を防止することができる。このように漏洩電流を誤って
イオン電流として検出することが防止されるため、同イ
オン電流に基づき求められる燃料噴射時期補正及び燃料
噴射期間補正用の補正値が適正なものとなる。そしてそ
の結果、燃焼室18内での燃料の燃焼状態が良好に保た
れ、ディーゼルエンジン11の運転状態を良好なものと
することができる。
【0053】・発熱体54に付着したカーボンの加熱は
同発熱体54自身を発熱することによって行われるた
め、同カーボンを効率よく加熱して速やか二酸化炭素と
して同発熱体54から除去することができる。
【0054】・一般に、グロープラグ53の発熱体54
は、一旦カーボンを除去しても燃料燃焼によって再び徐
々にカーボンが付着してゆく。本実施形態では、発熱体
54からカーボンを除去した後、イオン電流の検出を補
正値算出許可カウンタCJOKが「1」から所定値Bに
なるまでの間だけ行うようにしたため、そのカーボン除
去後の発熱体54に付着するカーボンによる漏洩電流
を、誤ってイオン電流として検出してしまうのを防止す
ることができる。
【0055】・本実施形態では、冷却水温が80℃以上
でアイドル開始後の経過時間が3s以上といった補正値
算出条件が成立したときのみ、グロープラグ53の発熱
体54を通電状態にしてカーボンを除去するようにし
た。そのため、カーボン除去のための発熱体54への通
電が過度に行われて、同発熱体54の劣化が早まるのを
防止することができる。
【0056】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図5〜図7に従って説明する。本実施形態は、E
CU61を通じて実行される処理ルーチンのみが第1実
施形態と異なっている。従って、本実施形態における第
1実施形態と同一部分については、その詳細な説明を省
略する。
【0057】図5は、グロープラグ53における発熱体
54のカーボン除去手順、及びグロープラグ53の故障
判断手順を示すフローチャートである。同図に示される
処理ルーチンは、ECU61を通じて例えば64ms毎
の時間割り込みにて実行される。
【0058】同処理ルーチンにおいてECU61は、ス
テップS201の処理として、電流未発生カウンタCI
ONに「1」を加算する。この電流未発生カウンタCI
ONは、漏洩電流若しくはイオン電流が発生してしない
時間をみるためのものである。
【0059】ここで、イオン電流の発生開始時刻と発生
終了時刻とを記憶する手順について図6のフローチャー
トを参照して説明する。同図に示される処理ルーチン
は、ECU61を通じて漏洩電流若しくはイオン電流の
検出毎の割り込みにて実行される。
【0060】同処理ルーチンにおいてECU61は、ス
テップS301の処理として、電流未発生カウンタCI
ONを「0」にリセットする。このようにステップS3
01の処理を実行することで、漏洩電流若しくはイオン
電流の発生毎に電流未発生カウンタCIONがリセット
されるため、同カウンタCIONのカウント値は漏洩電
流若しくはイオン電流が発生していない時間を表すもの
となる。
【0061】ECU61は、続くステップS302の処
理として、現在イオン電流が発生しているか否かを判断
する。そして、ステップS302で現在イオン電流が発
生していると判断された場合にはステップS303に進
み、初めてイオン電流が発生したときの現在時刻をイオ
ン電流発生開始時刻としてRAM64に記憶する。ま
た、ステップS302で現在イオン電流が発生していな
いと判断された場合には、現在時刻をイオン電流発生終
了時刻としてRAM64に記憶する。上記のようにステ
ップS303若しくはステップS304の処理を実行し
た後、ECU61は、この処理ルーチンを一旦終了させ
る。
【0062】さて、説明を図5に示すカーボン除去及び
故障判断のための処理ルーチンに戻すと、ステップS2
01で電流未発生カウンタCIONに「1」を加算した
後、ステップS202に進む。このステップS202に
おいてECU61は、補正値算出許可カウンタCJOK
に「1」を加算する。
【0063】続いてステップS203に進み、ECU6
1は、ディーゼルエンジン11の冷却水温に基づき同エ
ンジン11が暖機中か否かを判断する。ディーゼルエン
ジン11が暖機中であって冷却水温が低い場合には、グ
ロープラグ53の発熱体54が通電状態とされて渦流室
52内が加熱される。そのため、ディーゼルエンジン1
1が暖機中である場合には、グロープラグ53の発熱体
54が通電状態にある旨の判定がなされて、ECU61
はこの処理ルーチンを一旦終了させる。また、ディーゼ
ルエンジン11が暖機中でない場合には、発熱体54が
通電状態にない旨の判定がなされて、ステップS204
に進むこととなる。
【0064】ECU61は、ステップS204の処理と
して、燃料噴射量Qが「0」であるか否かが判断され
る。「Q=0」となるような自動車の運転状況として
は、自動車が下り坂を走行する際や減速する際に、運転
者がアクセルペダル35の踏込量を「0」とする場合な
どがあげられる。そして、ステップS204で「Q=
0」でないと判断された場合にはステップS213に進
む。また、ステップS204で「Q=0」であると判断
された場合にはステップS205に進む。
【0065】ECU61は、続くステップS205の処
理として、「Q=0」となってから所定時間Tが経過し
たか否かを判断する。そして、ステップS205でNO
と判断された場合にはステップS213に進む。このよ
うにステップS205若しくはステップS204からス
テップS213に進むと、ECU61は、同ステップS
213の処理として、カーボン除去のためにグロープラ
グ53の発熱体54が通電状態になっているならば同発
熱体54を非通電状態にする。その後、ECU61は、
この処理ルーチンを一旦終了させる。
【0066】一方、ステップS205において、YES
と判断された場合にはステップS206に進む。このよ
うにステップS205からステップS206に進むとい
うことは、燃料噴射量Qが「0」となってから所定時間
Tが経過したことになり、その所定時間Tが経過する間
の期間は通常イオン電流が発生しないため、電流未発生
カウンタCIONが「0」にリセットされることはな
い。しかし、グロープラグ53の発熱体54にカーボン
が付着して漏洩電流が流れた場合には、その漏洩電流を
誤ってイオン電流として検出し、電流未発生カウンタC
IONが「0」にリセットされることとなる。
【0067】ECU61は、ステップS206の処理と
して、電流未発生カウンタCIONが所定値A1以上か
否かを判断する。この所定値A1は、漏洩電流若しくは
イオン電流が発生しない条件のもとで、カウンタCIO
Nが「0」から所定値A1になるまでの時間が上記所定
時間Tと等しくなるような値に設定されている。従っ
て、ステップS206で「CION≧A1」であると判
断される場合には、漏洩電流によって電流未発生カウン
タCIONがリセットされていないことになり、ステッ
プS214に進む。また、ステップS206で「CIO
N≧A1」でないと判断される場合には、漏洩電流によ
って電流未発生カウンタCIONがリセットされたこと
になり、ステップS207に進む。
【0068】上記ステップS206からステップS21
4に進んだ場合、ECU61は、同ステップS214の
処理として、カーボン除去のためにグロープラグの発熱
体54が通電状態になっているならば同発熱体54を非
通電状態にする。更に、ECU61は、続くステップ2
15の処理として、上記補正値算出許可カウンタCJO
Kを「0」にリセットする。従って、電極に付着したカ
ーボンによる漏洩電流が発生しないときには、補正値算
出許可カウンタCJOKが頻繁にリセットされるため、
同カウンタCJOKのカウント値が過度に大きくなるこ
とはない。
【0069】ここで、燃料噴射時期及び燃料噴射期間等
を補正する際に使用される補正値を算出する手順を図7
に示すフローチャートに基づいて説明する。同図に示さ
れる処理ルーチンは、ECU61を通じて例えば64m
s毎の時間割り込みにて実行される。
【0070】同処理ルーチンにおいてECU61は、ス
テップS401の処理として、電流未発生カウンタCJ
OKが所定値B1以下か否かを判断する。この所定値B
1は、イオン電流の検出を実行する期間を決定するため
のものであって、所定値B1が大きくなるほど上記検出
実行時間は長くなる。本実施形態の所定値B1は、上記
イオン電流を的確に検出することができ、且つ過度に長
い時間イオン電流を検出し続けることのない値に設定さ
れている。
【0071】そして、「CJOK≦B1」でないと判断
された場合、ECU61は、この処理ルーチンを一旦終
了させる。また、「CJOK≦B1」であると判断され
た場合にはステップS402に進む。ECU61は、ス
テップS402の処理として、RAM64に記憶された
イオン電流の発生開始時刻及び発生終了時刻等に基づ
き、燃料の実際の着火タイミング及び着火期間を求め
る。そして、ECU61は、こうして求められた実際の
着火タイミング及び着火期間と、ディーゼルエンジン1
1の運転状態から求められる目標着火タイミング及び目
標着火期間とに基づいて、燃料噴射時期及び燃料噴射期
間等の補正値を算出する。なお、この補正値を算出する
際には、予め実験によって求められてROM62に記憶
された周知のマップが参照される。ECU61は、算出
した補正値をRAM64に記憶した後、この処理ルーチ
ンを一旦終了させる。
【0072】ECU61は、算出した補正値を用いて燃
料噴射時期及び燃料噴射期間の補正を行う。こうして燃
料噴射時期及び燃料噴射期間を補正することで、燃焼室
18内での燃料の実際の着火タイミング及び着火期間
が、目標着火タイミング及び目標着火期間に近づき、デ
ィーゼルエンジン11の運転状態が良好な状態に維持さ
れるようになる。
【0073】さて、説明を図5に示すカーボン除去及び
故障判断のための処理ルーチンに戻し、ステップS20
6で「CION≧A1」でないと判断されてステップS
207に進んだ場合について説明する。このようにステ
ップS207に進むということは、グロープラグ53の
発熱体54に付着したカーボンによる漏洩電流が発生
し、その漏洩電流によって電流未発生カウンタCION
が「0」にリセットされたということである。
【0074】ECU61は、ステップS207の処理と
して、カーボン除去のために既に発熱体54が通電状態
になっているか否かを判断する。そして、発熱体54が
通電中である場合にはステップS210に進み、発熱体
54が通電中でない場合にはステップS208に進む。
ECU61は、ステップS208の処理として、発熱体
54に対する通電時間をみるための通電カウンタCPG
ONを「0」にリセットする。ECU61は、続くステ
ップS209の処理として、発熱体54に電流を流して
同発熱体54に付着したカーボンを加熱し、そのカーボ
ンの除去を行う。更に、ECU61は、ステップS21
0の処理として通電カウンタCPGONに「1」を加算
し、続くステップ211の処理として通電カウンタCP
GONが所定値C1以上であるか否かを判断する。
【0075】この通電カウンタCPGONは、カーボン
除去のために発熱体54を通電状態にした後、同カーボ
ンが除去されることでカウントアップされなくなる。即
ち、このように発熱体54からカーボンが除去される
と、同カーボンによる漏洩電流が流れなくなるため、電
流未発生カウンタCIONが「0」リセットされなくな
って、ステップS206で「CION≧A1」であると
判断されることとなる。そして、「CION≧A1」で
あると判断されることでステップS214へ進むように
なるため、ステップS210で通電カウンタCPGON
がカウントアップされることがなくなる。なお、発熱体
54は、上記ステップS214へ進んだ際に非通電状態
とされる。
【0076】このように発熱体54からカボーンが除去
されて通電カウンタCPGONがカウントアップされな
くなった後、同発熱体54に再びカーボンが付着して漏
洩電流が流れるようになると、漏洩電流発生毎に電流未
発生カウンタCIONが「0」にリセットされる。その
結果、ステップS206で「CION≧A1」でないと
判断されるとともに、ステップS208で通電カウンタ
CPGONが「0」にリセットされるようになる。従っ
て、通電カウンタCPGONが過度に大きくなった場合
には、発熱体54を非通電状態にすることができない等
のグロープラグ53の故障が発生したと考えられる。
【0077】上記ステップS211における「CPGO
N≧C1」か否かの判断は、上記グロープラグ53の故
障を判断するためのものであって、その故障の判断基準
は所定値C1の大小によって緩くなったり厳しくなった
りする。即ち、所定値C1が大きいほど上記故障の判断
基準が緩いものとなり、所定値C1が小さいほど上記故
障の判断基準が厳しいものとなる。本実施形態の所定値
C1は、グロープラグの故障を的確に判断することがで
き、且つ同故障の判断基準が過度に厳しくなることのな
い値に設定されている。
【0078】そして、ステップS211で「CPGON
≧C1」でないと判断された場合、ECU61は、当該
処理ルーチンを一旦終了させる。また、ステップS21
1で「CPGON≧C1」であると判断された場合には
ステップS212に進み、グロープラグ53が故障して
いる旨の判定がなされる。このようにグロープラグ53
に故障が発生していることが判断された後の処理として
ECU61は、例えば故障判定フラグとして「1」バッ
クアップRAM65にセットする。こうして故障判定フ
ラグを「1」にセットすれば、例えば自動車の整備時に
バックアップRAM65から同フラグを読み出すことで
的確にグロープラグの故障を知ることができるようにな
る。上記のようなステップS212の処理を実行した
後、ECU61は、この処理ルーチンを一旦終了させ
る。
【0079】以上詳述した処理が行われる本実施形態に
よれば、第1実施形態に記載した効果に加え、以下に示
す効果が得られるようになる。 ・本実施形態では、グロープラグ53の発熱体54に付
着したカーボンによって発生する漏洩電流を誤ってイオ
ン電流として検出したときのみ、その発熱体54を通電
状態にしてカーボンの除去を行うようにした。従って、
カーボン除去のための発熱体54への通電が過度に行わ
れて、その発熱体54の劣化が早まるのを防止すること
ができる。
【0080】・本実施形態では、発熱体54からカーボ
ンを除去した後、イオン電流の検出を補正値算出許可カ
ウンタCJOKが「1」から所定値B1になるまでの間
だけ行うようにしたため、そのカーボン除去後の発熱体
54に付着するカーボンによる漏洩電流を、誤ってイオ
ン電流として検出してしまうのを防止することができ
る。
【0081】・一般に、自動車が下り坂を下ったり減速
したりする場合には、燃料噴射量Qが「0」となって燃
料カット状態となる。このような燃料カット状態では燃
焼室18内で燃料の燃焼が行われないため、通常はイオ
ン電流が発生しない。しかし、グロープラグ53の発熱
体54にカーボンが付着していると、そのカーボンによ
って漏洩電流が流れ、同漏洩電流を誤ってイオン電流と
して検出してしまう。このようにイオン電流が発生しな
い燃料カット状態で、漏洩電流を誤ってイオン電流とし
て検出した場合のみ、発熱体54にカーボンが付着して
いる旨の判定がなされて同発熱体54への通電によりカ
ーボン除去が行われる。従って、発熱体54への通電に
よるカーボン除去を行い過ぎて、その発熱体54の劣化
が早まるのを防止することができる。
【0082】・グロープラグ53の故障により、例えば
発熱体54が非通電状態にならなくなった場合、カーボ
ン除去が完了しているにも拘らず発熱体54が通電状態
のままとなるため、漏洩電流を誤ってイオン電流として
検出し続けているのと同じ状態になる。このような状態
のときには、ステップS211,S212の処理によっ
て、そのグロープラグ53の故障を的確に判断すること
ができる。
【0083】なお、上記各実施形態は、例えば以下のよ
うに変更することもできる。 ・上記各実施形態において、ステップS105,S40
1における所定値B,B1の値を適宜変更することで、
イオン電流の検出期間を適宜変更するようにしてもよ
い。
【0084】・第2実施形態において、ステップS21
1,S212の処理を省略し、グロープラグ53の故障
判断を行わないようにしてもよい。この場合、ステップ
S211,S212の処理を行わなくてもよい分、EC
U61の制御負担を軽減することができる。
【0085】・第2実施形態では、発熱体54に付着し
たカーボンによる漏洩電流を誤ってイオン電流として検
出したときのみ、発熱体54を通電状態にしてカーボン
除去を行うようにしたが、本発明はこれに限定されな
い。例えば、発熱体54への通電によるカーボン除去
を、漏洩電流の有無に拘らず所定の時間間隔で行うよう
にしてもよい。
【0086】・本実施形態では、イオン電流検出用の電
極としての機能を併せ持つ発熱体54自身を加熱させ、
同発熱体54に付着したカーボンを除去するようにした
が、本発明はこれに限定されない。例えば、イオン電流
検出用の電極を発熱体54とは別途に設け、その電極に
付着したカーボンを発熱体54への通電により除去する
構成としてもよい。この場合、電極と発熱体54との距
離が短い方が望ましい。また、上記電極は必ずしもグロ
ープラグ53に設ける必要はなく、例えばイオン電流検
出用のイオンセンサに設けられた電極であってもよい。
更に、本発明をディーゼルエンジン11でなくガソリン
エンジンに適用した場合には、同ガソリンエンジンにお
ける点火プラグの電極をイオン電流検出用の電極として
流用してもよい。
【0087】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、イオン電
流検出手段の電極部に付着したカーボンがカーボン除去
手段によって除去されるため、そのカーボンを介して流
れる漏洩電流を誤ってイオン電流として検出してしまう
ことが防止される。そしてその結果、イオン電流検出手
段によって検出されたイオン電流に基づき、燃焼室内で
の燃料の燃焼状態を的確に検出することができるように
なる。
【0088】請求項2記載の発明によれば、カーボン除
去手段がイオン電流検出手段の電極部に付着したカーボ
ンを加熱すると、そのカーボンは二酸化炭素となって除
去されるため、同電極部からのカーボン除去を一層好適
に行うことができる。
【0089】請求項3記載の発明によれば、電極部に付
着したカーボンの加熱は、その電極部自身がカーボン除
去手段によって発熱されることで行われるため、同カー
ボンを効率よく加熱除去することができる。
【0090】請求項4記載の発明によれば、イオン電流
検出手段の電極部はカーボンを除去した後でも徐々にカ
ーボンが付着してゆくが、イオン電流の検出はカーボン
除去後の所定期間内に制限されるため、そのカーボン除
去後に電極部に付着するカーボンにより、漏洩電流を誤
ってイオン電流として検出してしまうのを好適に防止す
ることができる。
【0091】請求項5記載の発明によれば、イオン電流
検出手段によってイオン電流が検出されるはずのない内
燃機関の燃料カット時に、そのイオン電流検出手段によ
って何らかの電流が検出された場合のみ、電極部に付着
したカーボンがカーボン除去手段によって除去される。
従って、カーボン除去手段による電極部からのカーボン
の除去を行い過ぎて、その電極部の劣化が早まるのを防
止することができる。
【0092】請求項6記載の発明によれば、内燃機関の
燃料カット時にカーボン除去手段が作動された後、イオ
ン電流検出手段によって何らかの電流が検出される状態
となるとき、そのイオン電流検出手段の電流検出状態に
基づき故障判断手段はイオン電流検出手段に故障が発生
している旨の判断を行う。従って、イオン電流検出手段
に故障が発生したことを、上記電流検出状態に基づき的
確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の燃焼状態検出装置が適用された
ディーゼルエンジン全体を示す構成図。
【図2】同エンジンの燃料噴射構造を示す拡大断面図。
【図3】第1実施形態における燃焼状態検出装置の電気
的構成を示すブロック図。
【図4】第1実施形態の燃料噴射にかかる補正値を算出
する手順を示すフローチャート。
【図5】第2実施形態のカーボン除去手順及びグロープ
ラグ53の故障判断手順を示すフローチャート。
【図6】第2実施形態におけるイオン電流の発生開始時
刻及び発生終了時刻を記憶する手順を示すフローチャー
ト。
【図7】第2実施形態の燃料噴射にかかる補正値を算出
する手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…ディーゼルエンジン、18…燃焼室、53…グロ
ープラグ、53a…イオン電流検出部、54…発熱体、
61…電子制御ユニット(ECU)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 27/68 G01N 27/68 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の燃焼室内に露出する電極部を有
    し、前記燃焼室内での燃焼によって生じるイオンに基づ
    くイオン電流を検出するイオン電流検出手段とを備え、
    前記イオン電流検出手段によって検出されたイオン電流
    に基づき前記燃焼室内の燃焼状態を検出する内燃機関の
    燃焼状態検出装置において、 前記イオン電流検出手段の前記電極部に付着したカーボ
    ンを除去するカーボン除去手段を備えることを特徴とす
    る内燃機関の燃焼状態検出装置。
  2. 【請求項2】前記カーボン除去手段は、前記電極部に付
    着したカーボンを加熱して除去するものである請求項1
    記載の内燃機関の燃焼状態検出装置。
  3. 【請求項3】前記カーボン除去手段は、前記電極部自身
    を発熱させることで前記カーボンを加熱除去するもので
    ある請求項2記載の内燃機関の燃焼状態検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関
    の燃焼状態検出装置において、 前記イオン電流検出手段によるイオン電流の検出を前記
    カーボン除去手段によるカーボン除去後の所定期間内に
    制限する制限手段を更に備えることを特徴とする内燃機
    関の燃焼状態検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関
    の燃焼状態検出装置において、 前記カーボン除去手段は、内燃機関における燃料カット
    時に前記イオン電流検出手段によって何らかの電流が検
    出されるとき、前記カーボンを除去するものであること
    を特徴とする内燃機関の燃焼状態検出装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の内燃機関の燃焼状態検出装
    置において、 内燃機関の燃料カット時、前記カーボン除去手段が作動
    されたにも拘らず前記イオン電流検出手段によって何ら
    かの電流が検出される状態となるとき、前記イオン電流
    検出に故障が発生している旨の判断をする故障判断手段
    を更に備えることを特徴とする内燃機関の燃焼状態検出
    装置。
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