JPH1144112A - 立体駐車装置 - Google Patents
立体駐車装置Info
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- JPH1144112A JPH1144112A JP21797497A JP21797497A JPH1144112A JP H1144112 A JPH1144112 A JP H1144112A JP 21797497 A JP21797497 A JP 21797497A JP 21797497 A JP21797497 A JP 21797497A JP H1144112 A JPH1144112 A JP H1144112A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support rod
- automatic vehicle
- mounting table
- roller
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 主として個人住宅用の安全で安価な簡易の立
体駐車装置を提供する。 【解決手段】 自動車(2)の駐車スペース(4)の左
右各側において、第一支持杆(1)と第二支持杆(3)
とを相互に交差させると共に該交差部において第一支持
杆と第二支持杆とを相互に軸着させ、第一支持杆の上端
(1b)と第二支持杆の上端(3b)とに自動車載置台
(19)を支持させ、電気モータ(31)により回転す
るおねじ棒(33)を回転自在且つ進退不能に前後方向
に水平に配設し、該おねじ棒には進退自在且つ回転不能
のめねじ部材(35)を螺合させ、該めねじ部材を第二
支持杆の下端に連結させ、該おねじ棒を回転させたとき
にめねじ部材と共に第二支持杆の下端が進退するように
なす。
体駐車装置を提供する。 【解決手段】 自動車(2)の駐車スペース(4)の左
右各側において、第一支持杆(1)と第二支持杆(3)
とを相互に交差させると共に該交差部において第一支持
杆と第二支持杆とを相互に軸着させ、第一支持杆の上端
(1b)と第二支持杆の上端(3b)とに自動車載置台
(19)を支持させ、電気モータ(31)により回転す
るおねじ棒(33)を回転自在且つ進退不能に前後方向
に水平に配設し、該おねじ棒には進退自在且つ回転不能
のめねじ部材(35)を螺合させ、該めねじ部材を第二
支持杆の下端に連結させ、該おねじ棒を回転させたとき
にめねじ部材と共に第二支持杆の下端が進退するように
なす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として個人住宅用
の簡易な立体駐車装置に関するものである。
の簡易な立体駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特に都市部及びその近郊の個人住
宅等においては、必要な駐車場用地を確保することが困
難な場合が多いため、しばしば立体駐車装置が用いられ
ている。このような立体駐車装置としては、油圧装置に
より自動車載置台を昇降自在に配設してなるものが既に
使用されている。この立体駐車場においては、自動車載
置台上に自動車を載置した状態で該自動車載置台を上昇
させたときには該自動車載置台の下方の地上にも別の自
動車を置くことができる。
宅等においては、必要な駐車場用地を確保することが困
難な場合が多いため、しばしば立体駐車装置が用いられ
ている。このような立体駐車装置としては、油圧装置に
より自動車載置台を昇降自在に配設してなるものが既に
使用されている。この立体駐車場においては、自動車載
置台上に自動車を載置した状態で該自動車載置台を上昇
させたときには該自動車載置台の下方の地上にも別の自
動車を置くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
立体駐車装置には次のような問題がある。 (イ)立体駐車装置の少なくとも四隅に立設した支柱を
介して自動車載置台を昇降させているため、自動車載置
台を下降させたときでも支柱が直立状態で残る。従っ
て、特に自動車載置台を下降させたときにおける体裁が
悪い。 (ロ)自動車載置台の上昇中又は下降中に自動車載置台
を昇降させるための油圧装置等に故障が発生したとき
に、該自動車載置台が急激に下降し又は傾くおそれがあ
る。自動車載置台が急激に下降し又は傾くことは極めて
危険である。 (ハ)油圧装置を備えた上記従来の立体駐車装置は構造
が複雑であり、高価なものとなる。 本発明は上記従来の立体駐車装置における上述の如き問
題を解決しようとしてなされたものである。
立体駐車装置には次のような問題がある。 (イ)立体駐車装置の少なくとも四隅に立設した支柱を
介して自動車載置台を昇降させているため、自動車載置
台を下降させたときでも支柱が直立状態で残る。従っ
て、特に自動車載置台を下降させたときにおける体裁が
悪い。 (ロ)自動車載置台の上昇中又は下降中に自動車載置台
を昇降させるための油圧装置等に故障が発生したとき
に、該自動車載置台が急激に下降し又は傾くおそれがあ
る。自動車載置台が急激に下降し又は傾くことは極めて
危険である。 (ハ)油圧装置を備えた上記従来の立体駐車装置は構造
が複雑であり、高価なものとなる。 本発明は上記従来の立体駐車装置における上述の如き問
題を解決しようとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は下記の立体駐車装置を提供する。
に、本発明は下記の立体駐車装置を提供する。
【0005】(1)自動車の駐車スペースの左右各側に
おいて、第一支持杆と第二支持杆とを相互に交差させる
と共に該交差部において第一支持杆と第二支持杆とを相
互に軸着させ、第一支持杆の下端は該第一支持杆の下端
が進退不能になり且つ該第一支持杆が上下方向に傾動自
在になるように地上に枢着し、第二支持杆の下端には該
第二支持杆の下端が進退自在になり且つ該第二支持杆が
上下方向に傾動自在になるようにローラーを回転自在に
取り付けて該ローラーを接地させ、第二支持杆の上端は
該第二支持杆の上端が自動車載置台に対して進退不能に
なり且つ該第二支持杆が自動車載置台に対して上下方向
に傾動自在になるように自動車載置台に枢着し、第一支
持杆の上端には該第一支持杆の上端が自動車載置台に対
し進退自在になり且つ該第一支持杆が自動車載置台に対
して上下方向に傾動自在になるようにローラーを回転自
在に取り付けて該ローラー上に自動車載置台を支持さ
せ、更に、自動車の駐車スペースの左右各側において、
電気モータにより回転するおねじ棒を回転自在且つ進退
不能に前後方向に水平に配設し、該おねじ棒には進退自
在且つ回転不能のめねじ部材を螺合させ、該めねじ部材
を第二支持杆の下端に連結させ、該おねじ棒を回転させ
たときにめねじ部材と共に第二支持杆の下端が進退する
ようにしたことを特徴とする立体駐車装置(請求項
1)。なお、特許請求の範囲を含む本明細書において
「左右各側」とは駐車する自動車についての左右の各側
(図2における左右の各側)をいい、「前後方向」とは
駐車する自動車についての前後の方向(図1における左
右の方向)をいい、「進退」とは前後方向に動くことを
いうものとする。
おいて、第一支持杆と第二支持杆とを相互に交差させる
と共に該交差部において第一支持杆と第二支持杆とを相
互に軸着させ、第一支持杆の下端は該第一支持杆の下端
が進退不能になり且つ該第一支持杆が上下方向に傾動自
在になるように地上に枢着し、第二支持杆の下端には該
第二支持杆の下端が進退自在になり且つ該第二支持杆が
上下方向に傾動自在になるようにローラーを回転自在に
取り付けて該ローラーを接地させ、第二支持杆の上端は
該第二支持杆の上端が自動車載置台に対して進退不能に
なり且つ該第二支持杆が自動車載置台に対して上下方向
に傾動自在になるように自動車載置台に枢着し、第一支
持杆の上端には該第一支持杆の上端が自動車載置台に対
し進退自在になり且つ該第一支持杆が自動車載置台に対
して上下方向に傾動自在になるようにローラーを回転自
在に取り付けて該ローラー上に自動車載置台を支持さ
せ、更に、自動車の駐車スペースの左右各側において、
電気モータにより回転するおねじ棒を回転自在且つ進退
不能に前後方向に水平に配設し、該おねじ棒には進退自
在且つ回転不能のめねじ部材を螺合させ、該めねじ部材
を第二支持杆の下端に連結させ、該おねじ棒を回転させ
たときにめねじ部材と共に第二支持杆の下端が進退する
ようにしたことを特徴とする立体駐車装置(請求項
1)。なお、特許請求の範囲を含む本明細書において
「左右各側」とは駐車する自動車についての左右の各側
(図2における左右の各側)をいい、「前後方向」とは
駐車する自動車についての前後の方向(図1における左
右の方向)をいい、「進退」とは前後方向に動くことを
いうものとする。
【0006】(2)自動車の駐車スペースの左右各側に
配設されたおねじ棒はチェーンを介して共通の電気モー
タにより回転させるようになすことが望ましい(請求項
2)。
配設されたおねじ棒はチェーンを介して共通の電気モー
タにより回転させるようになすことが望ましい(請求項
2)。
【0007】
[請求項1の立体駐車装置]請求項1の立体駐車装置に
おいては、自動車載置台上に自動車を載置した状態で該
自動車載置台を上昇させたときには該自動車載置台の下
方の地上にも別の自動車を置くことができる。自動車載
置台上に自動車を載置する際には、自動車載置台の下方
に自動車が存在しない状態において自動車載置台を下降
させ、該自動車載置台上に自動車を乗せ、該自動車載置
台を上昇させる。このように自動車載置台を上昇させた
ときには該自動車載置台の下方の地上にも別の自動車を
置くことができる。自動車載置台の下方の地上に駐車す
る自動車は自動車載置台の下方より常時出し入れ自在で
ある。自動車載置台上の自動車を下ろして使用する際に
は、自動車載置台の下方に自動車が存在しない状態にお
いて自動車載置台を下降させ、該自動車載置台より自動
車を出せばよい。自動車載置台を下降させたときには、
地上の駐車スペースに対する自動車の出し入れは自在で
ある。
おいては、自動車載置台上に自動車を載置した状態で該
自動車載置台を上昇させたときには該自動車載置台の下
方の地上にも別の自動車を置くことができる。自動車載
置台上に自動車を載置する際には、自動車載置台の下方
に自動車が存在しない状態において自動車載置台を下降
させ、該自動車載置台上に自動車を乗せ、該自動車載置
台を上昇させる。このように自動車載置台を上昇させた
ときには該自動車載置台の下方の地上にも別の自動車を
置くことができる。自動車載置台の下方の地上に駐車す
る自動車は自動車載置台の下方より常時出し入れ自在で
ある。自動車載置台上の自動車を下ろして使用する際に
は、自動車載置台の下方に自動車が存在しない状態にお
いて自動車載置台を下降させ、該自動車載置台より自動
車を出せばよい。自動車載置台を下降させたときには、
地上の駐車スペースに対する自動車の出し入れは自在で
ある。
【0008】自動車載置台を下降位置から上昇させる際
には、電気モータによりおねじ棒を所定の方向に回転さ
せる。おねじ棒は進退不能であり、該おねじ棒に螺合す
るめねじ部材は進退自在且つ回転不能であるため、おね
じ棒が所定の方向に回転したときにはめねじ部材は後退
する。従って、めねじ部材に連結された第二支持杆の下
端も後退する。即ち、第二支持杆の下端に取り付けられ
たローラーが回転して第二支持杆の下端が後退する。し
かして、第二支持杆は上下方向に傾動自在であり、第一
支持杆の下端は該第一支持杆の下端が進退不能になり且
つ該第一支持杆が上下方向に傾動自在になるように地上
に枢着され、更に第一支持杆と第二支持杆とをその交差
部において相互に軸着させているため、第二支持杆の下
端が後退するときには、該第二支持杆と第一支持杆とが
上方に傾動する。その結果、自動車載置台は上昇する。
このとき、第一支持杆の上端に取り付けられたローラー
が回転し、第一支持杆の上端は自動車載置台に対して後
退する。
には、電気モータによりおねじ棒を所定の方向に回転さ
せる。おねじ棒は進退不能であり、該おねじ棒に螺合す
るめねじ部材は進退自在且つ回転不能であるため、おね
じ棒が所定の方向に回転したときにはめねじ部材は後退
する。従って、めねじ部材に連結された第二支持杆の下
端も後退する。即ち、第二支持杆の下端に取り付けられ
たローラーが回転して第二支持杆の下端が後退する。し
かして、第二支持杆は上下方向に傾動自在であり、第一
支持杆の下端は該第一支持杆の下端が進退不能になり且
つ該第一支持杆が上下方向に傾動自在になるように地上
に枢着され、更に第一支持杆と第二支持杆とをその交差
部において相互に軸着させているため、第二支持杆の下
端が後退するときには、該第二支持杆と第一支持杆とが
上方に傾動する。その結果、自動車載置台は上昇する。
このとき、第一支持杆の上端に取り付けられたローラー
が回転し、第一支持杆の上端は自動車載置台に対して後
退する。
【0009】自動車載置台を上昇位置から下降させる際
には、電気モータによりおねじ棒を前記と逆の方向に回
転させる。しかるときは、めねじ部材と第一支持杆と第
二支持杆は前記と逆の方向に動き、自動車載置台は下降
する。
には、電気モータによりおねじ棒を前記と逆の方向に回
転させる。しかるときは、めねじ部材と第一支持杆と第
二支持杆は前記と逆の方向に動き、自動車載置台は下降
する。
【0010】自動車載置台が上昇位置に達したときに、
おねじ棒の回転を停止させれば、めねじ部材はおねじ棒
に螺合した状態で進退不能にロックされる。従って、第
二支持杆の下端も進退不能状態にロックされる。しかし
て、第一支持杆の下端は進退不能であり、第一支持杆と
第二支持杆とをその交差部において相互に軸着させてい
るため、第一支持杆と第二支持杆は傾動不能状態にロッ
クされる。故に、自動車載置台は上昇位置にて昇降不能
状態にロックされる。
おねじ棒の回転を停止させれば、めねじ部材はおねじ棒
に螺合した状態で進退不能にロックされる。従って、第
二支持杆の下端も進退不能状態にロックされる。しかし
て、第一支持杆の下端は進退不能であり、第一支持杆と
第二支持杆とをその交差部において相互に軸着させてい
るため、第一支持杆と第二支持杆は傾動不能状態にロッ
クされる。故に、自動車載置台は上昇位置にて昇降不能
状態にロックされる。
【0011】自動車載置台の上昇中又は下降中に停電、
電気モータの故障その他の原因によりおねじ棒が回転を
停止した場合には、前述と同様にめねじ部材はおねじ棒
に螺合した状態で進退不能にロックされるため、第一支
持杆と第二支持杆は傾動不能状態にロックされる。故
に、自動車載置台は当該位置にて昇降不能状態にロック
される。
電気モータの故障その他の原因によりおねじ棒が回転を
停止した場合には、前述と同様にめねじ部材はおねじ棒
に螺合した状態で進退不能にロックされるため、第一支
持杆と第二支持杆は傾動不能状態にロックされる。故
に、自動車載置台は当該位置にて昇降不能状態にロック
される。
【0012】[請求項2の立体駐車装置]請求項2の立
体駐車装置においては、自動車の駐車スペースの左右各
側に配設されたおねじ棒はチェーンを介して共通の電気
モータにより回転させるようにしたため、左右各側のお
ねじ棒は同時に同一の速度で回転する。従って、左右各
側の第一支持杆と第二支持杆もそれぞれ同時に同一の速
度で作動する。
体駐車装置においては、自動車の駐車スペースの左右各
側に配設されたおねじ棒はチェーンを介して共通の電気
モータにより回転させるようにしたため、左右各側のお
ねじ棒は同時に同一の速度で回転する。従って、左右各
側の第一支持杆と第二支持杆もそれぞれ同時に同一の速
度で作動する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。符号1に示すものは第一支持
杆、符号3は第二支持杆である。第一支持杆1と第二支
持杆3は同一のものをそれぞれ自動車2の駐車スペース
4の左右各側に設ける。第一支持杆1と第二支持杆3と
を相互に交差させると共に該交差部5において第一支持
杆1と第二支持杆3とを軸7により相互に軸着させる。
第一支持杆1の下端1aは該第一支持杆1の下端1aが
進退不能になり且つ該第一支持杆1が上下方向に傾動自
在になるように地上に枢着する。図示の事例において
は、自動車2の駐車スペース4の左右各側に溝体9を配
設し、該溝体9上に支持体11を立設し、該支持体11
に軸13を介して第一支持杆1の下端1aを枢着してい
る(図5参照)。第二支持杆3の下端3aには該第二支
持杆3の下端3aが進退自在になり且つ該第二支持杆3
が上下方向に傾動自在になるようにローラー15を回転
自在に取り付けて該ローラー15を接地させている。図
示の事例においては、第二支持杆3の下端3aに軸17
を介してローラー15を回転自在に取り付け、該ローラ
ー15を溝体9上に乗せている。ローラー15は一例と
してゴムタイヤとする。第二支持杆3の上端3bは該第
二支持杆3の上端3bが自動車載置台19に対して進退
不能になり且つ該第二支持杆3が自動車載置台19に対
して上下方向に傾動自在になるように自動車載置台19
に枢着する。図示の事例においては、自動車載置台19
に支持体21を突設し、該支持体21に軸23を介して
第二支持杆3の上端3bを枢着している(図1参照)。
第一支持杆1の上端1bには該第一支持杆1の上端1b
が自動車載置台19に対し進退自在になり且つ該第一支
持杆1が自動車載置台19に対して上下方向に傾動自在
になるようにローラー25を回転自在に取り付けて該ロ
ーラー25上に自動車載置台19を支持させる。図示の
事例においては、自動車載置台19の左右各側縁に下向
きの溝体27を取り付け、第一支持杆1の上端1bに軸
29を介して回転自在に取り付けたローラー25上に下
向きの溝体27を乗せている。ローラー25は一例とし
てゴムタイヤとする。
図面に従って説明する。符号1に示すものは第一支持
杆、符号3は第二支持杆である。第一支持杆1と第二支
持杆3は同一のものをそれぞれ自動車2の駐車スペース
4の左右各側に設ける。第一支持杆1と第二支持杆3と
を相互に交差させると共に該交差部5において第一支持
杆1と第二支持杆3とを軸7により相互に軸着させる。
第一支持杆1の下端1aは該第一支持杆1の下端1aが
進退不能になり且つ該第一支持杆1が上下方向に傾動自
在になるように地上に枢着する。図示の事例において
は、自動車2の駐車スペース4の左右各側に溝体9を配
設し、該溝体9上に支持体11を立設し、該支持体11
に軸13を介して第一支持杆1の下端1aを枢着してい
る(図5参照)。第二支持杆3の下端3aには該第二支
持杆3の下端3aが進退自在になり且つ該第二支持杆3
が上下方向に傾動自在になるようにローラー15を回転
自在に取り付けて該ローラー15を接地させている。図
示の事例においては、第二支持杆3の下端3aに軸17
を介してローラー15を回転自在に取り付け、該ローラ
ー15を溝体9上に乗せている。ローラー15は一例と
してゴムタイヤとする。第二支持杆3の上端3bは該第
二支持杆3の上端3bが自動車載置台19に対して進退
不能になり且つ該第二支持杆3が自動車載置台19に対
して上下方向に傾動自在になるように自動車載置台19
に枢着する。図示の事例においては、自動車載置台19
に支持体21を突設し、該支持体21に軸23を介して
第二支持杆3の上端3bを枢着している(図1参照)。
第一支持杆1の上端1bには該第一支持杆1の上端1b
が自動車載置台19に対し進退自在になり且つ該第一支
持杆1が自動車載置台19に対して上下方向に傾動自在
になるようにローラー25を回転自在に取り付けて該ロ
ーラー25上に自動車載置台19を支持させる。図示の
事例においては、自動車載置台19の左右各側縁に下向
きの溝体27を取り付け、第一支持杆1の上端1bに軸
29を介して回転自在に取り付けたローラー25上に下
向きの溝体27を乗せている。ローラー25は一例とし
てゴムタイヤとする。
【0014】更に、自動車2の駐車スペース4の左右各
側において、電気モータ31により回転するおねじ棒3
3を回転自在且つ進退不能に前後方向に水平に配設し、
該おねじ棒33には進退自在且つ回転不能のめねじ部材
35を螺合させる。電気モータ31の回転は一例として
チェーン37を介しておねじ棒33に伝えられる。符号
36は電気モータ31の出力軸に取り付けられたチェー
ンスプロケットホィール、符号38はおねじ棒33に取
り付けられたチェーンスプロケットホィールである。め
ねじ部材35は一例として筒状体39内に取り付けられ
る。図5に示す事例においては、該筒状体39は回転自
在のローラー41を備え、前記溝体9上に立設された支
持体11の軸13に固定された断面略コ字状体43内に
該ローラー41を配設することにより、めねじ部材35
を進退自在且つ回転不能ならしめている。めねじ部材3
5を内側に取り付けている筒状体39は連結部材45を
介して第二支持杆3の下端3aにされている。即ち、該
連結部材45は第二支持杆3の下端3aの軸17に連結
されている。以上の如くして、おねじ棒33を回転させ
たときにめねじ部材35と共に第二支持杆3の下端3a
が進退するようになす。
側において、電気モータ31により回転するおねじ棒3
3を回転自在且つ進退不能に前後方向に水平に配設し、
該おねじ棒33には進退自在且つ回転不能のめねじ部材
35を螺合させる。電気モータ31の回転は一例として
チェーン37を介しておねじ棒33に伝えられる。符号
36は電気モータ31の出力軸に取り付けられたチェー
ンスプロケットホィール、符号38はおねじ棒33に取
り付けられたチェーンスプロケットホィールである。め
ねじ部材35は一例として筒状体39内に取り付けられ
る。図5に示す事例においては、該筒状体39は回転自
在のローラー41を備え、前記溝体9上に立設された支
持体11の軸13に固定された断面略コ字状体43内に
該ローラー41を配設することにより、めねじ部材35
を進退自在且つ回転不能ならしめている。めねじ部材3
5を内側に取り付けている筒状体39は連結部材45を
介して第二支持杆3の下端3aにされている。即ち、該
連結部材45は第二支持杆3の下端3aの軸17に連結
されている。以上の如くして、おねじ棒33を回転させ
たときにめねじ部材35と共に第二支持杆3の下端3a
が進退するようになす。
【0015】自動車2の駐車スペース4の左右各側に配
設されたおねじ棒33はチェーン47を介して共通の電
気モータ31により回転させるようになすことが望まし
い。即ち、チェーン47は各おねじ棒33に取り付けら
れたチェーンスプロケットホィール38に巻き掛けられ
る。
設されたおねじ棒33はチェーン47を介して共通の電
気モータ31により回転させるようになすことが望まし
い。即ち、チェーン47は各おねじ棒33に取り付けら
れたチェーンスプロケットホィール38に巻き掛けられ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は下記の効
果を発揮する。 本発明による立体駐車装置は直立する支柱を有しない
ため、自動車載置台を下降させたときには装置全体がほ
ぼ平坦な状態となる。従って、自動車載置台を下降させ
たときにおける体裁も問題ない。 自動車載置台の上昇中又は下降中に停電、電気モータ
の故障その他の原因によりおねじ棒が回転を停止した場
合には、めねじ部材はおねじ棒に螺合した状態で進退不
能にロックされるため、第一支持杆と第二支持杆は傾動
不能状態にロックされ、自動車載置台は当該位置にて昇
降不能状態にロックされる。従って、このような場合で
も、充分な安全性が確保される。故に、特別な安全装置
等は不要である。 本発明による立体駐車装置は構造が簡単であり、特別
な安全装置を要しないため、安価に提供することができ
る。
果を発揮する。 本発明による立体駐車装置は直立する支柱を有しない
ため、自動車載置台を下降させたときには装置全体がほ
ぼ平坦な状態となる。従って、自動車載置台を下降させ
たときにおける体裁も問題ない。 自動車載置台の上昇中又は下降中に停電、電気モータ
の故障その他の原因によりおねじ棒が回転を停止した場
合には、めねじ部材はおねじ棒に螺合した状態で進退不
能にロックされるため、第一支持杆と第二支持杆は傾動
不能状態にロックされ、自動車載置台は当該位置にて昇
降不能状態にロックされる。従って、このような場合で
も、充分な安全性が確保される。故に、特別な安全装置
等は不要である。 本発明による立体駐車装置は構造が簡単であり、特別
な安全装置を要しないため、安価に提供することができ
る。
【図1】本発明による立体駐車装置の一例を示す側面図
である。
である。
【図2】同上立体駐車装置の正面図である。
【図3】同上立体駐車装置において自動車載置台を省略
して示す平面図である。
して示す平面図である。
【図4】おねじ棒、めねじ部材、第二支持杆等を示す説
明図である。
明図である。
【図5】図3の線I−Iにおける断面図である。
【図6】図3の線VI−VIにおける断面図である。
【図7】第一支持杆の上端と自動車載置台等を示す断面
図である。
図である。
1 第一支持杆 1a 下端 1b 上端 2 自動車 3 第二支持杆 3a 下端 3b 上端 4 駐車スペース 5 交差部 6 自動車 7 軸 9 溝体 11 支持体 13 軸 15 ローラー 17 軸 19 自動車載置台 21 支持体 23 軸 25 ローラー 27 溝体 29 軸 31 電気モータ 33 おねじ棒 35 めねじ部材 36 チェーンスプロケットホィール 37 チェーン 38 チェーンスプロケットホィール 39 筒状体 41 ローラー 43 断面略コ字状体 45 連結部材 47 チェーン
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車の駐車スペースの左右各側におい
て、第一支持杆と第二支持杆とを相互に交差させると共
に該交差部において第一支持杆と第二支持杆とを相互に
軸着させ、第一支持杆の下端は該第一支持杆の下端が進
退不能になり且つ該第一支持杆が上下方向に傾動自在に
なるように地上に枢着し、第二支持杆の下端には該第二
支持杆の下端が進退自在になり且つ該第二支持杆が上下
方向に傾動自在になるようにローラーを回転自在に取り
付けて該ローラーを接地させ、第二支持杆の上端は該第
二支持杆の上端が自動車載置台に対して進退不能になり
且つ該第二支持杆が自動車載置台に対して上下方向に傾
動自在になるように自動車載置台に枢着し、第一支持杆
の上端には該第一支持杆の上端が自動車載置台に対し進
退自在になり且つ該第一支持杆が自動車載置台に対して
上下方向に傾動自在になるようにローラーを回転自在に
取り付けて該ローラー上に自動車載置台を支持させ、 更に、自動車の駐車スペースの左右各側において、電気
モータにより回転するおねじ棒を回転自在且つ進退不能
に前後方向に水平に配設し、該おねじ棒には進退自在且
つ回転不能のめねじ部材を螺合させ、該めねじ部材を第
二支持杆の下端に連結させ、該おねじ棒を回転させたと
きにめねじ部材と共に第二支持杆の下端が進退するよう
にしたことを特徴とする立体駐車装置。 - 【請求項2】 自動車の駐車スペースの左右各側に配設
されたおねじ棒はチェーンを介して共通の電気モータに
より回転させるようにしたことを特徴とする請求項1の
立体駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21797497A JPH1144112A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 立体駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21797497A JPH1144112A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 立体駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1144112A true JPH1144112A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16712658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21797497A Pending JPH1144112A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 立体駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1144112A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102840433A (zh) * | 2012-09-19 | 2012-12-26 | 北京机械设备研究所 | 一种地面无人侦察车三维摄像头自由升降云台系统 |
CN104912362A (zh) * | 2015-06-25 | 2015-09-16 | 河南柯尼达智能停车设备有限公司 | 简易式立体车库 |
CN106703467A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-24 | 合肥江瑞汽车零部件有限公司 | 一种存车装置及具有该存车装置的车库 |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP21797497A patent/JPH1144112A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102840433A (zh) * | 2012-09-19 | 2012-12-26 | 北京机械设备研究所 | 一种地面无人侦察车三维摄像头自由升降云台系统 |
CN104912362A (zh) * | 2015-06-25 | 2015-09-16 | 河南柯尼达智能停车设备有限公司 | 简易式立体车库 |
CN106703467A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-24 | 合肥江瑞汽车零部件有限公司 | 一种存车装置及具有该存车装置的车库 |
CN106703467B (zh) * | 2016-12-09 | 2019-07-26 | 合肥江瑞汽车零部件有限公司 | 一种存车装置及具有该存车装置的车库 |
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