JPH1142912A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH1142912A JPH1142912A JP9200028A JP20002897A JPH1142912A JP H1142912 A JPH1142912 A JP H1142912A JP 9200028 A JP9200028 A JP 9200028A JP 20002897 A JP20002897 A JP 20002897A JP H1142912 A JPH1142912 A JP H1142912A
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- circumferential
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1204—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe
- B60C2011/1213—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe sinusoidal or zigzag at the tread surface
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
の溝底への応力の集中を防止して、そのショルダー陸部
を、溝底クラックの発生およびチャンクアウンの発生か
ら有効に保護する。 【解決手段】 周方向溝3によってトレッド端部分に区
画されるショルダー陸部5に、トレッド端TEから実質
上トレッド幅方向に延びてショルダー陸部内で終了する
ラグ溝9を設けるとともに、幅方向サイプ10,11,
13,14および周方向サイプ12のそれぞれを設け、
両端が前記ラグ溝9に開口する周方向サイプ12を、シ
ョルダー陸部内でのラグ溝終端位置よりトレッド端側に
片寄せて配置する。
Description
等の重荷重車両に用いて好適な空気入りタイヤ、なかで
もスタッドレスタイヤに関し、重荷重下での使用に対し
ても、とくには周方向サイプのサイプ底へのクラックの
発生、陸部のチャンクアウトの発生等のおそれを有効に
取り除いたものである。
る周方向溝によって複数本の陸部列を区画してなる従来
の重荷重用スタッドレスタイヤでは、多くは、図2にト
レッドパターンの展開図で例示するように、トレッド端
部分に位置するショルダー陸部SLに、トレッド端TE
から、実質的にトレッド幅方向に延在して、ショルダー
陸部内で終了するラグ溝Lをトレッド周方向に間隔をお
いて複数本形成し、また、主には、タイヤの氷雪上での
駆動性能および制動性能の一層の向上をもたらすべく、
トレッド幅方向にジグザグ状に延びて、一端が周方向溝
CGに開口することもある幅方向ジグザグサイプZSの
多数本および、ラグ溝Lの陸部内終端位置から周方向溝
CGまでトレッド幅方向に直線状に延びる幅方向直線サ
イプSSをそれぞれ形成し、そしてさらに、氷雪上での
横方向グリップ力を高め、併せて、ワンダリング現象の
発生を抑制する目的の下で、トレッド周方向へジグザグ
状に延びる一本の周方向サイプCSの両端を、二本のラ
グLの陸部内終端位置に開口させて形成している。
っては、ラグ溝Lおよびそれぞれの幅方向サイプZS,
SSに加えて、全体としてジグザグ状に延びる周方向溝
CGおよび周方向サイプCSのトレッド幅方向のエッジ
成分が、タイヤの、氷雪上での駆動および制動性能の発
揮に寄与し、また、周方向溝CGおよび周方向サイプC
Sに加え、幅方向ジグザグサイプZSのトレッド周方向
のエッジ成分が、氷雪上での横方向グリップ力の発揮な
らびにワンダリング現象の抑制にに有効に寄与すること
になる。
技術にあっては、ラグ溝Lの、ショルダー陸部SL内で
の終端位置と、周方向サイプCSとがトレッド周方向に
実質的に整列して位置することになり、それらが環状に
整列する部分では、陸部剛性が低くなりすぎて変形が集
中し、応力集中が生じるが故に、タイヤへの荷重の繰返
しの作用によって、周方向サイプCSの溝底および、ラ
グ溝Lの終端部の溝底にクラックが発生したり、それら
の溝底を境界とする陸部のチャンクアウトが発生したり
するおそれがあった。
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、それの目的とするところは、タイヤの駆
動および制動性能ならびに、横方向グリップ力の発揮お
よびワンダリング現象の抑制に実質的な影響を及ぼすこ
となく、周方向サイプおよびラグ溝の溝底へのクラック
の発生、それらの溝底を境とする陸部のチャンクアウト
の発生等を有効に阻止して、耐久性を大きく向上させた
空気入りタイヤを提供するにある。
ヤは、直線状またはジグザグ状に延びる周方向溝によっ
てトレッド端部分に区画されるショルダー陸部に、トレ
ッド端から実質上トレッド幅方向に延びてショルダー陸
部内で終了するラグ溝を設けるとともに、傾向的にトレ
ッド幅方向およびトレッド周方向のそれぞれの方向に、
直線状またはジグザグ状に延びる幅方向サイプおよび周
方向サイプのそれぞれを設けたところにおいて、前記ラ
グ溝間に延在し、少なくとも一端がラグ溝に開口する周
方向サイプを、ショルダー陸部内でのラグ溝終端位置よ
りトレッド端側に片寄せて配置したものである。ここで
好ましくは、周方向サイプの、ラグ溝終端位置からの片
寄り量をトレッド幅の0.01〜0.1倍の範囲とす
る。
を、ラグ溝の、ショルダー陸部内での終端位置よりトレ
ッド端側に片寄せて配置していることから、タイヤに繰
返しの荷重が作用する場合であっても、特定のトレッド
円周上への極端な応力集中を十分に防止して、とくに
は、周方向サイプの溝底に作用する応力を有効に緩和す
ることができるので、その溝底へのクラックの発生およ
び、その溝底からの陸部のチャンクアウトの発生等のお
それを十分に除去して、タイヤのトレッド耐久性を大き
く向上させることができる。
溝終端位置からの片寄り量をトレッド幅の0.01〜
0.1倍の範囲とした場合に特に顕著である。これをい
いかえれば、その片寄り量がトレッド幅の0.01倍未
満では、ラグ溝の終端と周方向サイプとが、トレッド幅
方向で近づきすぎるが故に、それらの溝底に作用する応
力を、所期するほどには緩和することができず、一方、
0.1倍を越えると、周方向サイプを設けることの目的
の一つ、すなわち、接地端近傍部分でのトレッド部剛性
を低下させて、ワンダリング現象の発生を抑制するとい
う目的を十分に達成し得なくなるうれいがある。
を、図面に示すところに基づいて説明する。図1は、こ
の発明の一の実施形態を、トレッドパターンの半部につ
いて示すパターン展開図である。なお、タイヤの内部補
強構造は、一般的な重荷重用ラジアルタイヤのそれと同
様であるので、ここでは図示を省略する。
部に、トレッド周方向へ、ジグザグ様の傾向をもって連
続して延びる二本の周方向溝2,3をトレッドセンター
側から順次に設けることによって、トレッドセンター側
の周方向溝2に区画されてトレッドセンターに重なるセ
ンター陸部4、トレッド端側の周方向溝3により区画さ
れて、それよりトレッド端側に位置するショルダー陸部
5および、両周方向溝2,3間に位置する中間陸部6の
それぞれを形成する。
のそれぞれには、トレッド幅方向にジグザグ状に延在す
る複数本のサイプ7,8をそれぞれ設け、それらのサイ
プ7,8の各一端を、トレッド周方向で交互に反対側の
周方向溝に開口させる。
ド端TEに開口し、他端がショルダー陸部内で終了する
ラグ溝9を、実質的にトレッド幅方向に延在させて設け
るとともに、周方向溝3の近傍部分、いいかえれば、ラ
グ溝9の陸部内終端位置よりトレッドセンター側部分
で、トレッド幅方向へジグザグ状に延在して、多くが、
一端をその周方向溝3に開口する複数本の幅方向ジグザ
グサイプ10および、トレッド幅方向へ直線状に延在し
て、ラグ溝終端および周方向溝3のそれぞれに開口する
幅方向直線サイプ11のそれぞれを設ける。
ド周方向へジグザグ状に延びる一本の周方向サイプ12
の両端を、ラグ溝9の陸部内終端位置よりトレッド端側
へ幾分片寄せた位置でそれぞれのラグ溝9に開口させて
設け、好ましくは、その周方向サイプ12の、ラグ溝終
端位置からの片寄り量wを、トレッド幅TWの0.01
〜0.1倍の範囲とする。加えて、かかる周方向サイプ
12と、トレッド踏面端CEとの間には、ほぼジグザグ
状をなして陸部内で終了するサイプ13の他、ほぼジグ
ザグ状にトレッド幅方向に延びてトレッド踏面部CEに
開口するサイプ14をそれぞれ設ける。
よれば、周方向溝2,3、ラグ溝9、それぞれのサイプ
7,8,10,11,12,13,14等の作用下で、
氷雪上でのすぐれた駆動および制動性能を発揮すること
ができ、また、十分な横方向グリップ力を発揮し、ワン
ダリング現象の発生を有効に抑制することができる。
2を、ラグ溝9の終端位置に対してトレッド端側に片寄
せて配置していることから、タイヤへの荷重の繰返しの
作用に対し、ラグ溝の終端位置と周方向サイプとがトレ
ッド周方向に整列する従来技術に比して、ラグ溝9の溝
底についてはもちろん、とくには、周方向サイプ12の
溝底への変形の集中、ひいては、応力の集中を有効に緩
和することができ、これがため、その溝底へのクラック
の発生および、その溝底からの陸部のチャンクアウトの
発生等を十分に防止して、トレッド踏面部の耐久性を大
きく向上させることができ、このことは、周方向サイプ
12の、ラグ溝終端位置からの片寄り量wを、トレッド
幅TWの0.01〜0.1倍の範囲とした場合にとくに
顕著である。
ズが7.00R16 12PRの実施例タイヤに標準リ
ム(JATMA YEAR BOOK 1997)を適
用するとともに、6.0kgf/cm2 (規格Max)
の空気圧を充填し、そしてそれを、首記サイズ標準装着
車両の前後輪に装着し、30000km実車走行した
後、周方向サイプ12の溝底への故障の発生の有無を検
査したところ、実施例タイヤではクラックの発生も、陸
部のチャンクアウトの発生も認められなかった。
を有する従来タイヤでは、同様の試験により、サイプ溝
底へのクラックの発生が確認された。
イプを、ラグ溝の、ショルダー陸部内の終端位置よりト
レッド端側に片寄せて形成することで、周方向サイプお
よびラグ溝の溝底応力を緩和して、溝底クラックの発生
および、溝底からの陸部のチャンクアウトの発生を効果
的に防止することができる。
部について示すパターン展開図である。
様の図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 周方向溝によってトレッド端部分に区画
されるショルダー陸部に、トレッド端から実質上トレッ
ド幅方向に延びてショルダー陸部内で終了するラグ溝を
設けるとともに、傾向的にトレッド幅方向およびトレッ
ド周方向のそれぞれの方向に延びる幅方向サイプおよび
周方向サイプを設けてなる空気入りタイヤであって、前
記ラグ溝間に延在し、少なくとも一端がラグ溝に開口す
る周方向サイプを、ショルダー陸部内でのラグ溝終端位
置よりトレッド端側に片寄せて配置してなる空気入りタ
イヤ。 - 【請求項2】 周方向サイプの、ラグ溝終端位置からの
片寄り量をトレッド幅の0.01〜0.1倍の範囲とし
てなる請求項1に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20002897A JP3993279B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20002897A JP3993279B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1142912A true JPH1142912A (ja) | 1999-02-16 |
JP3993279B2 JP3993279B2 (ja) | 2007-10-17 |
Family
ID=16417625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20002897A Expired - Fee Related JP3993279B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3993279B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014051287A (ja) * | 2013-12-16 | 2014-03-20 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 重荷重用空気入りタイヤ |
EP3831317A1 (en) | 2013-03-15 | 2021-06-09 | Teleflex Medical Devices S.à.r.l. | Drivers assemblies, driveers and intraosseous devices for determining voltages and/or impedances in biological material |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP20002897A patent/JP3993279B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3831317A1 (en) | 2013-03-15 | 2021-06-09 | Teleflex Medical Devices S.à.r.l. | Drivers assemblies, driveers and intraosseous devices for determining voltages and/or impedances in biological material |
JP2014051287A (ja) * | 2013-12-16 | 2014-03-20 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 重荷重用空気入りタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3993279B2 (ja) | 2007-10-17 |
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