JPH1142259A - 歩行補助装具 - Google Patents

歩行補助装具

Info

Publication number
JPH1142259A
JPH1142259A JP9201120A JP20112097A JPH1142259A JP H1142259 A JPH1142259 A JP H1142259A JP 9201120 A JP9201120 A JP 9201120A JP 20112097 A JP20112097 A JP 20112097A JP H1142259 A JPH1142259 A JP H1142259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link member
lower limb
walking
hip joint
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9201120A
Other languages
English (en)
Inventor
Arimitsu Betto
当 有 光 別
Hideaki Torii
居 英 明 鳥
Hideo Yano
野 英 雄 矢
Hideji Fujitani
谷 秀 次 藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Technology Research Association of Medical and Welfare Apparatus
Original Assignee
Technology Research Association of Medical and Welfare Apparatus
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Technology Research Association of Medical and Welfare Apparatus filed Critical Technology Research Association of Medical and Welfare Apparatus
Priority to JP9201120A priority Critical patent/JPH1142259A/ja
Priority to US08/962,767 priority patent/US5961476A/en
Priority to EP97119270A priority patent/EP0894487B1/en
Priority to DE69727923T priority patent/DE69727923T2/de
Publication of JPH1142259A publication Critical patent/JPH1142259A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/0102Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下肢麻痺等の歩行障害者の交互歩行の向上を
図り自力歩行できる歩行補助装具を提供することを目的
とする。 【解決手段】 体幹装具2の左右両側の股関節継手3
L,3Rに揺動自在に結合された両脚長下肢装具を備
え、両脚下肢支柱5L,5Rの左右両側の大腿部の内側
部が内側部股継手30により連接され、この内側部股継
手30の回転中心が股関節継手3L,3Rの回転中心と
ほぼ一致した位置に配設され、内側部股継手30が左右
の下肢支柱5L,5Rを交互歩行させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下肢麻痺等の歩行障
害者に自力歩行手段を与えるための歩行補助装具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、脊髄の損傷により両側下肢及び体
幹下部の感覚麻痺あるいは筋機能を喪失した歩行障害者
が自力歩行を行うために装着する装具としては、股関節
を固定し、松葉杖で自分自身の体重を支持し両側下肢を
同時に前に振り出す「大振り歩行」を行なうものが主で
あった。しかし、この歩行方法は装着者が非常に大きな
エネルギーを必要とし、そのため長距離の歩行が困難で
あった。
【0003】そこで、健常者の歩行のように交互に左右
の脚を出して歩行する交互歩行を可能とする装具が提案
された。しかし、従来知られているこの種の装具の問題
点は、両脚支柱の長さが同じであるため、一方の脚を振
り出す場合、体を大きく傾けなければ装着者の足底が地
面に支えて振り出すことができなかった。そのため、身
体を交互に傾けながら前方へ進んで行かねばならず、装
着者のエネルギーの消費も大きく、かつ安定して歩行す
ることができなかった。
【0004】このような問題点を改良した歩行補助装具
として、下肢を固定する左右一対の支柱を空気圧式支柱
長可変機構を用いて、装着者の歩行動作に対応させて交
互に一方の支柱が他方の支柱より長くなるよう支柱長を
伸縮させるようにした補装具が提案されている。そし
て、このような補装具の採用により、歩行に際して装着
者は身体を大きく左右に交互に傾ける必要がなくなり、
比較的少ないエネルギー消費で安定して交互歩行をする
ことが可能となった。
【0005】ところで、このような交互歩行を行なう場
合、装着者が一方の脚を前に出すと他方の脚は身体に対
して後に下がることになる。健常者は、この動作を無意
識に行なっているが、歩行障害者の場合は、交互歩行の
際、交互に脚を強制的に前に出させるとともに一方の脚
が前に出れば他方の脚が後退するように互いに連動させ
ることが必要となる。
【0006】このような従来の両脚長下肢装具の連動機
構としては、図15に示すように、体幹装具102の後
部に軸支され左右に延びかつクラッチ115を介在する
連動軸109と、この連動軸109の両端に固定され互
に逆方向にこの連動軸109に対して直角方向に延びる
第1リンク部材101L、101R、これらリンク部材
の他端部と股関節103L,103Rの直下の点で下肢
支柱104L,104Rとを連結する第2リンク部材1
13L,113Rとからなる。第1,第2リンク部材、
下肢支柱及び体幹装具102の4部材によって構成され
る4本リンク機構を連動軸109で連動させ装着者が一
方の脚を前方へ振出すと他方の脚が後退させるように連
動されるものである(例えば、特開平6−114089
号公報参照)。
【0007】しかし、このような従来の連動機構を備え
た両脚長下肢装具では、歩行障害者に健常者のような交
互歩行動作をさせるために装具の剛性を高める必要があ
った。このため装具の重量増加をもたらすので、歩行障
害者にとって大きな身体的負担となっていた。
【0008】また、装具の剛性を高める方法として、両
脚長下肢装具を内側上部にて1軸により連結する装具が
存在する。しかし、この装具は、左右装具の回転中心
が、生理的な股関節回転中心と大きく離れた位置にあ
り、正常な交互歩行は不可能である。さらに、装着者の
脊髄上部の障害に必要な体幹支持部を付加する場合、外
側股関節継手を設けると、内側軸と外側継手の回転軸位
置に大きな不一致が生じ、円滑な歩行は全く不可能であ
るため、脊髄損傷の適用範囲が規制される、という問題
点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の、下
肢麻痺者用の交互歩行用歩行補助装具のもつ上述した問
題点に鑑みなされたもので、内側部股継手の回動のもと
で充分な歩行力を装着者に付与して安定した歩行が得ら
れるとともに、体幹装具の剛性の増加による重量もな
く、しかも、交互歩行動作において遊脚の下降を低減で
きる極めて優れた歩行補助装具を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による歩行補助装
具は、上記した課題を解決するために、骨盤体幹装具付
き両脚長下肢装具からなる歩行補助装具であって、体幹
装具の左右両側の下端にて装着者の股関節にほぼ相等す
る位置にある股関節継手に結合された左右両脚下肢支柱
からなる両脚長下肢装具を備え、下肢支柱の左右両側の
大腿部の内側部が内側部股継手により連接され、内側部
股継手の回転中心が股関節継手の回転中心とほぼ一致し
た位置に配設され、かつ、内側部股継手が左右の下肢支
柱を交互歩行となるようにすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】第1実施例 以下、本発明の実施の形態の第1実施例を図1〜10を
参照して説明する。
【0012】図1から図3に示すように、この第1実施
例の歩行補助装具1では、骨盤体幹装具2にはその両側
に設けられた左右の股関節継手3L,3Rを介して、装
着者の脚の大腿部及び下腿部を支持する下肢支柱5L,
5Rが歩行方向の前後方向に揺動自在に枢着されてい
る。各下肢支柱5L,5Rの下端部には装着者の足を保
持する足機構6が取付けられている。また、両脚長下肢
装具4L,4Rは、股関節継手3L,3R、下肢支柱5
L,5R、装具支柱11C、下肢支柱5L,5Rと装具
支柱11Cとを連結する膝関節継手10L,10R、膝
関節継手10L,10Rに連結された膝ロック解除レバ
ー11b及び足機構6L,6Rからなっている。また、
下肢支柱5L,5Rは、股関節継手3L,3Rを介して
往復動(レシプロ)機構9に連結され、角度センサー1
2a,12bにより脚開度を検出させつつ交互に回動で
きるようになっている。
【0013】ここで、2a,2bは体幹装具2に取付け
られた皮革等からなる装着ベルト、2c,2dは体幹支
持部5a及び5bは下肢支柱5L,5Rに取付けられた
装着ベルト及び下腿半月カフをそれぞれ示す。これら装
着ベルト2a,5a,5b及び体幹支持部2c,2dを
用いて装着者の身体と脚部はその背後から他人の助けを
借りて骨盤体幹装具2、下肢支柱5L,5R、及び足機
構6にそれぞれ確実に保持される。
【0014】本第1実施例の歩行補助装具1では、装着
ベルト2aに取付けられたCO2 タンク7を制御装置8
により装着者が操作して図示しない配管によりCO2 ガ
スを足機構6に送って足機構6L,6Rの厚さを変化さ
せ、かつ踵の高さを変化させて左右の支柱長を歩行動作
に合せて交互に伸縮させる支柱長可変機構(図示せず)
が設けられている。
【0015】また、歩行補助装具1には内側部股継手3
0が具備されている。
【0016】この内側部股継手30は、図2と図3に示
すように、下肢支柱5L,5Rの左右両側の大腿部の内
側部で、下肢支柱5L,5Rと連接しており、また、組
立時の初期設定時には内側部股継手30の回転中心は股
関節継手3L,3Rの回転中心及び装着者の生理的股関
節中心とほぼ一致した位置に配設されている。
【0017】この内側部股継手30は、図4と図5に示
すように、ハウジング35内に第1軸32aと第2軸3
2bとによって軸支され互いに反対方向に回動するよう
に配設された1対の同期ピニオンギヤ31a,31b
と、それらピニオンギヤ31a,31bの左右両側にそ
れぞれほぼ平行となるように配設された第1リンク部材
36L,36R及び第2リンク部材37L,37Rと、
第1リンク部材36L,36R及び第2リンク37L,
37Rのそれぞれの下端部に結合されるとともに、下肢
支柱5L,5Rに対し直交方向に締結して配設された取
付台34L,34Rと、から構成されている。
【0018】さらに、とくに図5に示すように、第1リ
ンク部材36L,36R及び第2リンク部材37L,3
7Rの上端部はそれぞれ第1軸32aと第2軸32bと
に挿着されかつ第1軸32a、第2軸32bに係止され
た同期ピニオンギヤ31aの右側において第1リンク部
材36Rの上端は止具36Sをもって同期ピニオンギヤ
31aと一体構造とされている。一方、同期ピニオンギ
ヤ31bの右側において、第2リンク部材37Rの上端
部は止具によって係止されず分離した構造とされてい
る。
【0019】そして、同期ピニオンギヤ31aの左側に
おいては、図5に示すように、第1リンク部材36Lの
上端部は止具によって係止されず分離した構造とされ、
一方、同期ピニオンギヤ31bの左側において第2リン
ク部材37Lの上端部は止具36Sをもって同期ピニオ
ンギヤ31bと一体構造とされている。
【0020】さらに、第1リンク部材36L,36R及
び第2リンク部材37L,37Rの下端部は、取付台3
4L,34Rに所定の下部軸間距離L(図6参照)をも
って設けた1対の遊動軸33,33に遊合されている。
【0021】そして、スラスト軸受38,38が、ハウ
ジング35の内側面と第1リンク部材36L,36R及
び第2リンク部材37L,37Rの端面との間に介装さ
れるとともに、遊動軸33,33の頭部面33aならび
に取付台34L,34Rの内側面と第1リンク部材36
L,36R及び第2リンク部材37L,37Rの両端面
との間に介装されて、これら部材間の回動を円滑にして
いる。
【0022】内側部股継手30は、下肢支柱5L,5R
が、図4に示すように、それぞれ歩行方向の前方及び後
方となる位置にある場合、下肢支柱5Lに配設された第
1リンク部材36Lおよび第2リンク部材37Lならび
に取付台34Lと下肢支柱5Rに配設された第1リンク
部材36Rおよび第2リンク部材37Rならびに取付台
34Rとが股関節継手3L,3Rに対して互いに逆方向
を指向するように作動される。しかも、このとき、図4
に示す第1リンク部材36および第2リンク部材37の
上部軸間距離L2および下部軸間距離L1は不変であ
る。
【0023】上記した本発明の第1実施例の歩行補助装
具1では、装着者の歩行時に一側の下肢支柱(例えば右
側下肢支柱5R)を股関節継手3Rを軸として前方に振
り出すと、内側部股継手30の取付台34Rが前方に回
動し、第1リンク部材36Rは第1軸32aを反時計方
向に回動させるとともに同期ピニオンギヤ31aは反時
計方向に回動される。この同期回転のもとで同期ピニオ
ンギヤ31bは時計方向に回動されて左側の第2リンク
部材37Lは第2軸32bの回りに後方に逆回動され、
さらに、右側の第2リンク部材37Rは取付台34Rの
前方回動に従動して第2軸32bの回りを遊動して反時
計方向に回動される。さらに、第2リンク部材37Lの
逆回動に伴い左側下肢支柱4Lの取付台34Lが後方に
回動し、左側の第1リンク部材36Lは取付台34Lの
後方回動に従動して第1軸32aの回りに遊動し時計方
向に回動される。
【0024】そして、この内側部股継手30では、同期
ピニオンギヤ31a,31bの左右両側において、軸間
距離L2の部分、取付台34R,34Lの下部軸間距離
L1の部分、第1リンク部材36R,36L及び第2リ
ンク部材37R,37Lとにより4節機構が形成され
る。
【0025】このようにして上記した装着者の下肢の動
きに対応して、上記した左右の4節機構は、1対の同期
ピニオンギヤ31a,31bを介して左右の下肢支柱5
L,5Rの動きが交互左右となるよう、逆位相をもって
確実に回動される。
【0026】したがって、歩行補助装具1の下肢支柱5
L,5Rが交互に作動する場合、股関節継手3L,3R
の軸心を中心として大きなトルクで下肢支柱5L,5R
相互に装着者の歩行力を伝達できる。したがって安定し
た歩行ができるようになる。
【0027】しかも、本第1実施例では、下肢支柱5
L,5Rの交互作用に際して歩行時の重心点の高さの変
動を極力抑制することができるので、交互歩行の向上を
図ることができる。
【0028】次に図6(歩行補助装具を横からみた図)
に基づいて本発明の第1実施例の歩行補助装具1の下肢
支柱5L,5Rおよび内側部股継手30の作用について
説明する。ここでは、いずれも直線モデルを用いて説明
しているので、実際の歩行補助装具1の形状とは厳密に
一致していない。
【0029】図6(a)は、左右側の下肢支柱5L,5
Rの位置が重なって一致している状態を示す。それ故、
内側部股継手30の左右側の4節機構の位置が重なって
いる。すなわち、この状態は歩行補助装具1の組立時の
初期設定時を示し、股関節継手3L,3Rは装着者の生
理的股関節中心と一致した位置に設置される。ここで
は、内側部股継手30の開度と左右下肢支柱5L,5R
の角度差が零となっていて装着者の左右両脚の角度が零
となっている。
【0030】図6(b)は、左右側の下肢支柱5L,5
Rが3゜の角度をもって互いに開脚している状態を示
す。ここでは、内側部股継手30の左右側の4節機構が
下肢の動きに対応して変形し、しかも逆位相をもって変
形している状態を示している。
【0031】図6(c)は、左右側の下肢支柱5L,5
Rが16゜の角度をもって開脚している状態を示してい
る。
【0032】図6(d)は、左右側の下肢支柱5L,5
Rが最大値である26゜の角度をもって開脚している状
態を示している。
【0033】図6(e)は、図6(d)のA部の部分拡
大図である。
【0034】このように内側部股継手30の4節機構
は、上部軸間距離L2の部分を固定節とし、この固定節
の回りに変形されることが明らかに示されている。
【0035】そして、これらの脚角度(3゜,16゜,
26゜)に関係なく、図6(a)から図6(d)に示す
ように、装着者の生理的股関節回転中心は、常に左右の
股関節継手3L,3Rの回転中心のほぼ中間にある。実
際のこの種の歩行補助装具1の使用時には、補助装具と
装着者の骨格は、その間に筋肉、脂肪層等の軟部組織が
介在しているので、装着者の生理的関節の位置は、この
補助装具内でかなり振れ回ることになる。そのため、組
立時に設定した位置との差は、その前後で20mm以上
になることもある。
【0036】また、図6(a)から図6(d)に示すよ
うに、内側部股継手30の瞬時回転中心は、その外側に
配設した股関節継手3L,3Rの回転中心とは完全には
一致しない。図示するように脚角度が変動すると、内側
部股継手30の瞬時の回転中心は上下に移動する。しか
し、この上下移動による上下誤差は数mm程度生じる補
助装具の弾性変形により補償されるので、実用上は支障
がないといえる。
【0037】第2実施例 次に、本発明の第2実施例について、図7および図8を
参照して説明する。
【0038】図7および図8に示すように、この第2実
施例の歩行補助装具1Aは、両脚長下肢装具4Aと、内
側部股継手30とからなる。
【0039】この内側部股継手30は、第1実施例のも
のと同様に下肢支柱5L,5Rの左右側の大腿部の内側
部において、下肢支柱5L,5Rと連接しており、内側
部股継手30の回転中心は歩行障害者(装着者)の生理
的股関節の回転中心とほぼ一致した位置に配設されてい
る。
【0040】この歩行補助装具1Aは、脊髄損傷の部位
が低い、例えば、胸椎と腰椎との間の部位に障害がある
歩行障害者に適用できる。
【0041】この歩行補助装具1Aは、本発明の第1実
施例において説明した図1から図3に示した骨盤体幹装
具2の配設を省略した構成としている。
【0042】したがって、本発明の第2実施例による
と、歩行補助装具1Aの構成をコンパクトにできて、左
右の下肢支柱5L,5Rの動きを交互歩行となるよう運
動させることができる。さらに、歩行補助装具1Aの重
量低減を可能とするとともにその装着の簡便化を可能と
しているので、歩行障害者にとっての身体的負担を著し
く回避することができるようになる。
【0043】第3実施例 次に、本発明の歩行補助装具に用いる内側部股継手の他
の実施例について、図9および図10を参照して説明す
る。
【0044】この第3実施例においては、図9と図10
に示すように、内側部股継手50は、ハウジング55内
にて固定軸である第1軸52aと第2軸52bの中央部
にて軸支され垂直方向に延びた案内子64と、案内子6
4の左右各側には各々ほぼ平行となるように配設された
第1リンク部材56L,56R及び第2リンク部材57
L,57Rと、第1リンク部材56L,56R及び第2
リンク部材57L,57Rとそれぞれ下端にて結合され
るとともに下肢支柱5L,5Rに対し直交方向をもって
締結されるように配設された取付台54L,54Rと、
取付台54L,54Rの一側部と案内子64とを接合す
る第3リンク部材58L,58Rと、から構成されてい
る。
【0045】さらに、第1リンク部材56L,56R及
び第2リンク部材57L,57Rの上端部は、それぞれ
第1軸52aと第2軸52bとに遊合するように挿着さ
れている。また、第1リンク部材56L,56R及び第
2リンク部材57L,57Rの下端は取付台54L,5
4Rに所定の下部軸間距離L3をもって設けた第1及び
第2遊動軸53,53に遊合されている。
【0046】また、スラスト軸受59,59は、ハウジ
ング55の内側面と第1リンク部材56L,56R及び
第2リンク部材57L,57Rの表面との間に介在さ
れ、また、案内子64の両側面と第1リンク部材56
L,56Rおよび第2リンク部材57L,57Rの他表
面との間に介在されている。さらに、遊動軸53,53
の頭部面ならびに取付台54L,54Rの内側面と第1
リンク部材56L,56Rおよび第2リンク部材57
L,57Rの両表面との間にもスラスト軸受59,59
が介在されて、これら部材間の回動を円滑にしている。
【0047】さらに、第3リンク部材58L,58Rの
一端部は取付台54L,54Rの一側部に設けられた第
3遊動軸62に遊合されるとともに、他端部はローラ6
3を有するローラ軸66に遊合されている。また案内子
64にはその下部に長孔状の案内溝65が設けられ、ロ
ーラ63はこの案内溝65に沿って案内されて上下方向
に滑動されるようになっている。
【0048】そして、内側部股継手50では、固定軸5
2a,52bの左右両側において、上記した軸間距離L
4の部分、取付台61の下部軸間距離L3の部分、第1
リンク部材56L,56R及び第2リンク部材57L,
57Rにより4節機構が形成され、さらに第3リンク部
材58L,58Rと案内子64との2節機構が付加さ
れ、ここでは、全体として6節機構が形成されている。
【0049】このように上記した装着者の下肢の動きに
対応して左右の4節機構が付加された2節機構を介して
左右の下肢支柱5L,5Rの動きが交互となるよう逆位
相をもって確実に回動される。
【0050】しかも、本第3実施例によれば、他の実施
例で用いた同期ピニオンギヤを省略でき、内側部股継手
50の作動を円滑とし、かつ、全体として内側部股継手
50の構造を簡易化させることができる。
【0051】第4実施例 さらに、本発明の歩行補助装具に用いる内側部股継手の
さらに他の実施例について、図11から図13を参照し
て説明する。
【0052】本第4実施例においては、図11と図12
に示すように、前述した第1実施例のものと同様に内側
部股継手70は、下肢支柱5L,5Rの左右両側の大腿
部の内側部において、これらの下肢支柱5L,5Rと連
接している。ここで、内側部股継手70の瞬時回転中心
は生理的股関節の回転中心とほぼ一致した位置に配設さ
れている。
【0053】この内側部股継手70は、図11と図12
に示されるように、ハウジング75内に第1軸72aと
第2軸72bとによって軸支され互いに反対方向に回動
されるように配設された1対の同期ピニオンギヤ71
a,71bと、これらのピニオンギヤの左右両側にそれ
ぞれほぼ平行となるように配設された第1リンク部材7
6L,76R及び第2リンク部材77L,77Rと、第
1リンク部材76L,76R及び第2リンク部材77
L,77Rのそれぞれの下端に結合されるとともに下肢
支柱5L,5Rに対し直交方向に締結されるように配設
された取付台74L,74Rと、から構成されている。
【0054】さらに、とくに図12に示すように、第1
リンク部材76L,76R及び第2リンク部材77L,
77Rの上端部はそれぞれ第1軸77aと第2軸72b
とに挿着され、かつ、これらの第1軸と第2軸に係止さ
れた同期ピニオンギヤ71aの右側において第1リンク
部材76Rの上端は止具(ロックピン)79をもって同
期ピニオンギヤ71aと一体構造とされている。一方、
同期ピニオンギヤ71bの右側において、第2リンク部
材77Rの上端部は止具によって係止されず分離した構
造となっている。
【0055】そして、同期ピニオンギヤ71aの左側に
おいては、図12に示すように、第1リンク部材76L
の上端部は止具によって係止されず分離した構造とさ
れ、一方、同期ピニオンギヤ71bの左側において第2
リンク部材77Lの上端部は止具(ロックピン)79を
もって同期ピニオンギヤ71bと一体構造とされてい
る。
【0056】さらに、第1リンク部材76L,76R及
び第2リンク部材77L,77Rの下端部は、図11に
示すように、取付台74L,74Rに所定の下部軸間距
離L5をもって設けた1対の遊動軸73,73に遊合さ
れている。
【0057】さらに図12に示すように、スラスト軸受
78,78がハウジング75の両内側面との第1リンク
部材76L,76R及び第2リンク部材77L,77R
の端面との間ならびに同期ピニオンギヤ71a,71b
の左面と第1リンク部材76L,76Rの右端面との間
に介装されている。
【0058】また、スラスト軸受78,78が遊動軸7
3,73の頭部面73a,73aならびに取付台74
L,74Rの内側面と第1リンク部材76L,76R及
び第2リンク部材77L,77Rの両端面との間に介装
されて、これらの部材間の回動を円滑にしている。
【0059】とくに、本第4実施例の内側部股継手70
では、図12に示すように、第1リンク部材76L,7
6Rと第2リンク部材77L,77Rの縦断面形状を第
1軸72aと第2軸72bから遊動軸73,73向うに
従って末広がり状にして遊動軸73,73の頭部面73
a,73a間に形成される隙間G、すなわち左右第1及
び第2リンク部材76L,76R,77L,77Rの下
部の間隙、を従来のものに比べて、例えば4mmから1
0mmに拡大することができるようにしてある。
【0060】このように、この第4実施例では左右の第
1及び第2リンク部材76L,76R,77L,77R
の下部の間隙Gを他の実施例のものと比べて大きく取る
ことができることにより、歩行障害者が本実施例の歩行
補助装具1を装着時にズボン等の着衣をこの装具1の上
に着用することが可能となり、外観を極めて気にする歩
行障害者にもこの種の歩行補助装具1の装着が可能とな
る。
【0061】また、本第4実施例の内側部股継手70で
は、図12に示すように、第1及び第2リンク部材76
L,76R,77L,77Rと遊動軸73,73との間
の軸間距離L8を従来のものに比べて、例えば55mm
から60mmに、大きくできるので、生理的股関節回転
中心と装具1の股関節継手3L,3Rとの誤差が少なく
なる。また、図13に示すような股関節継手3L,3R
と遊動軸73,73との軸間距離(回転中心の距離)L
7を、内側部股継手70の回転中心を上方に移動させ、
かつ、内側部股継手70の位置を下方に移動させること
により例えば他の実施例のものの170mmから190
mmへ拡大することができるようになる。これにより、
内側部股継手70と長下肢装具との構造上の干渉がなく
なり、全体として装具の組立が極めて容易になる。
【0062】また、図7及び図8に示した歩行補助装具
の変形例として、図14に示すように、装着者が椅子に
座った座位のまま装着者の前方より装着可能な歩行補助
装具1Bが提供される。この歩行補助装具1Bは、金属
製半月カフ2Cと軟質ベルト製の装着帯5d,5e,5
fにより装着者の脚部と足部に装着できるようになって
いて、膝ロック解除レバーに代えてリングロック方式の
膝ロック機構が膝関節継手10L,10Rに付設されて
いる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の歩行補助
装具によれば、下肢支柱に連接された内側部股継手の回
動のもとで充分な歩行力が付与されて、装着者の安定し
た歩行が得られるとともに、歩行時重心点の高さの変動
を極力抑制することができ、交互歩行の向上を図ること
ができる。また体幹装具を省略して装着を簡便化し装着
者の身体的負担を回避することができる。さらに、本発
明の歩行補助装具は、脊髄損傷による下肢麻痺者に適用
しうるとともに、下肢の片側または両側の大腿部を切断
した障害者、あるいは股関節より下肢の片側または両側
を離断した障害者にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歩行補助装具の第1実施例の骨盤体幹
装具付きの歩行補助装具の全体構成を示す側面図。
【図2】図1に示した歩行補助装具の正面図。
【図3】図1に示した歩行補助装具の背面図。
【図4】図1に示した歩行補助装具に用いる内側部股継
手の一部破断側面図(図5のIII − III矢視断面)。
【図5】図4に示した内側部股継手の縦断面図。
【図6】図1に示した歩行補助装具を横から見たときの
作用の説明図。
【図7】本発明の歩行補助装具の第2実施例の両脚下肢
装具からなる歩行補助装具の全体構成を示す側面図。
【図8】図7に示した歩行補助装具の正面図。
【図9】図1に示した歩行補助装具に用いる内側部股継
手の他の実施例の一部破断側面図(図10のVIII−VIII
矢視断面)。
【図10】図9に示した内側部股継手の縦断面図。
【図11】図1に示した歩行補助装具に用いる内側部股
継手のさらに他の実施例の正面図(図12のX−X矢視
断面)。
【図12】図11に示した内側部股継手の縦断面図。
【図13】図11に示した歩行補助装具を横から見たと
きの作用の説明図。
【図14】図7に示した歩行補助装置の変形例の側面
図。
【図15】従来の両脚長下肢装具の連動機構の斜視図。
【符号の説明】
1,1A 歩行補助装具 2 骨盤体幹装具 3L,3R 股関節継手 4L,4R,4A 両脚長下肢装具 5L,5R 下肢支柱 30,50 内側部股継手 31a,31b 同期ピニオンギヤ 32a,32b,52a,52b 固定軸 33,53 遊動軸 34L,34R,54L,54R 取付台 35,55 ハウジング 36L,36R,56L,56R 第1リンク部材 37L,37R,57L,57R 第2リンク部材 58L,58R 第3リンク部材 62 遊動軸 63 ローラ 64 案内子 65 案内溝 70 内側部股継手 71a,71b 同期ピニオンギヤ 72a,72b 固定軸 73 遊動軸 74L,74R 取付台 75 ハウジング 76L,76R 第1リンク部材 77L,77R 第2リンク部材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨盤体幹装具付き両脚長下肢装具からなる
    歩行補助装具であって、前記体幹装具の左右両側の下端
    にて装着者の股関節に相等する位置にある股関節継手に
    結合された左右両脚下肢支柱からなる両脚長下肢装具を
    備え、前記下肢支柱の左右両側の大腿部の内側部が内側
    部股継手により互に連接され、前記内側部股継手の回転
    中心が前記股関節継手の回転中心とほぼ一致した位置に
    配設され、これによって、前記内側部股継手が左右の前
    記下肢支柱を交互歩行させることを特徴とする歩行補助
    装具。
  2. 【請求項2】両脚長下肢装具からなる歩行補助装具であ
    って、前記両脚長下肢装具が左右両側下肢支柱からな
    り、前記下肢支柱の左右両側の大腿部の内側部が内側部
    股継手により連接され、前記内側部股継手の回転中心が
    装着者の股関節に相等する位置の回転中心とほぼ一致す
    る位置に配設され、これによって、前記内側部股継手が
    左右の前記下肢支柱を交互歩行させることを特徴とする
    歩行補助装具。
  3. 【請求項3】前記内側部股継手が、ハウジング内にて固
    定軸に軸支され互に反対方向に回転する1対の同期ピニ
    オンギヤと、該各同期ピニオンギヤの左右両側に配設さ
    れたそれぞれ第1リンク部材及び第2リンク部材と、該
    第1リンク部材および該第2リンク部材の一端がそれぞ
    れ挿着される固定軸と、それらの他端が遊合される取付
    台の一側部に配設した遊動軸と、からなり、該取付台の
    他側部が前記下肢支柱の左右両側の内側に下肢支柱に対
    し直交方向に締結され、これによって、前記同期ピニオ
    ンギヤ、前記第1リンク部材、前記第2リンク部材およ
    び前記取付台が、左右の前記下肢支柱を交互歩行となる
    よう逆位相をもって運動させることを特徴とする請求項
    1または2に記載の歩行補助装具。
  4. 【請求項4】前記内側部股継手が、ハウジング内にて固
    定軸の中央部にて軸支された垂直方向に延びた案内子
    と、該案内子の左右両側にそれぞれ配設された第1リン
    ク部材及び第2リンク部材と、該第1リンク部材及び第
    2リンク部材の一端がそれぞれ遊合される固定軸と、前
    記第1リンク部材及び第2リンク部材の他端が遊合され
    る第1遊動軸及び第2遊動軸とからなり、前記案内子の
    左右両側には、前記第1リンク部材及び第2リンク部材
    の下方にて前記取付台の一側部と前記案内子とを接合す
    る第3リンク部材が配設され、該第3リンク部材の一端
    が前記取付台の一側部の第3遊動軸に遊合され、その他
    端部には前記案内子に形成した直線状案内溝を滑動する
    ローラが配設され、前記取付台の他端部が前記下肢支柱
    の左右両側の内側に前記下肢支柱に対し直交方向に締結
    され、これによって、前記第1リンク部材、前記第2リ
    ンク部材、前記第3リンク部材、前記案内子および前記
    取付台が、左右の前記下肢支柱を交互歩行となるよう逆
    位相をもって運動させることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の歩行補助装具。
  5. 【請求項5】前記内側部股継手が、ハウジング内にて固
    定軸に軸支された互に反対方向に回転する1対の同期ピ
    ニオンギヤと、該各同期ピニオンギヤの左右両側にそれ
    ぞれ配設され、かつ末広がり状の第1リンク部材及び第
    2リンク部材と、該第1リンク部材および該第2リンク
    部材の一端部がそれぞれ挿着される固定軸と、それらの
    他端部が遊合される取付台の一側部に配設した遊動軸と
    からなり、該取付台の他端部が前記下肢支柱の左右両側
    の内側に下肢支柱に対して直交方向に締結され、かつ前
    記同期ピニオンギヤ、前記第1リンク部材、前記第2リ
    ンク部材および前記取付台が、左右の前記下肢支柱を交
    互歩行となるよう逆位相をもって運動させ、これによっ
    て、左右の前記下肢支柱間の内側の間隙と前記股関節継
    手の回転半径が大となるようにしたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の歩行補助装具。
JP9201120A 1997-07-28 1997-07-28 歩行補助装具 Pending JPH1142259A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9201120A JPH1142259A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 歩行補助装具
US08/962,767 US5961476A (en) 1997-07-28 1997-11-03 Walk assisting apparatus
EP97119270A EP0894487B1 (en) 1997-07-28 1997-11-04 Walk Assisting apparatus
DE69727923T DE69727923T2 (de) 1997-07-28 1997-11-04 Gehhilfe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9201120A JPH1142259A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 歩行補助装具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1142259A true JPH1142259A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16435749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9201120A Pending JPH1142259A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 歩行補助装具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5961476A (ja)
EP (1) EP0894487B1 (ja)
JP (1) JPH1142259A (ja)
DE (1) DE69727923T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002126021A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Takasaki Gishi:Kk 歩行補助装具
JP2016202620A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 本田技研工業株式会社 動作補助装置
US10137049B2 (en) 2014-10-20 2018-11-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Driving module, motion assistance apparatus including the driving module, and method of controlling the motion assistance apparatus

Families Citing this family (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2351083C (en) * 1998-11-13 2008-11-18 Hocoma Ag Device and method for automating treadmill therapy
US6666796B1 (en) * 1999-09-16 2003-12-23 Aerovironment, Inc. Walking assisting apparatus
FR2802801A1 (fr) * 1999-12-28 2001-06-29 Thomson Csf Orthese facilitant la station debout et la marche, en particulier prolongee
RU2165752C1 (ru) * 2000-06-21 2001-04-27 ЗАО Научно-производственный центр ОГОНЕК Устройство для лечения больных с последствиями поражения центральной нервной системы и с повреждением опорно-двигательного аппарата
US7153242B2 (en) * 2001-05-24 2006-12-26 Amit Goffer Gait-locomotor apparatus
GB0307556D0 (en) * 2003-04-01 2003-05-07 Draeger Safety Uk Ltd Harnesses
US7549969B2 (en) * 2003-09-11 2009-06-23 The Cleveland Clinic Foundation Apparatus for assisting body movement
US7628766B1 (en) 2003-10-29 2009-12-08 The Regents Of The University Of California Lower extremity enhancer
US7278979B2 (en) * 2004-09-07 2007-10-09 Honda Motor Co., Ltd. Walking assistance device having a pelvis support member that is easy to wear
JP4426432B2 (ja) * 2004-12-17 2010-03-03 本田技研工業株式会社 脚体運動補助装具の補助モーメント制御方法
WO2006078871A2 (en) * 2005-01-18 2006-07-27 The Regents Of The University Of California Lower extremity exoskeleton
EP1874239B1 (en) * 2005-04-13 2014-06-11 The Regents of The University of California Semi-powered lower extremity exoskeleton
KR100903809B1 (ko) * 2005-05-31 2009-06-25 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 보행 보조 장치의 제어 장치 및 제어 프로그램
DE102005059342A1 (de) * 2005-12-09 2007-06-14 Eberhard P. Prof. Dr. Hofer Mechanismus, Vorrichtung und Verfahren zur Erzeugung von physiologisch relevanten Kraftsignalen für die Stimulation der unteren Extremitäten
CN101400324B (zh) * 2006-03-09 2013-09-11 加利福尼亚大学董事会 功率产生腿
JP4712627B2 (ja) * 2006-07-10 2011-06-29 本田技研工業株式会社 歩行補助装置
US8849457B2 (en) * 2006-07-17 2014-09-30 Raytheon Company Contact displacement actuator system
ES2582568T3 (es) 2008-05-20 2016-09-13 Ekso Bionics, Inc. Dispositivo y método para disminuir el consumo de energía de una persona mediante el uso de un exoesqueleto de extremidad inferior
US9351855B2 (en) 2008-06-16 2016-05-31 Ekso Bionics, Inc. Powered lower extremity orthotic and method of operation
AU2009273927B2 (en) * 2008-07-23 2014-09-18 Ekso Bionics, Inc. An exoskeleton and method of reducing the energy consumption of a person in motion coupled to an exoskeleton device
US8096965B2 (en) * 2008-10-13 2012-01-17 Argo Medical Technologies Ltd. Locomotion assisting device and method
WO2010129334A2 (en) 2009-04-28 2010-11-11 Empowering Engineering Technologies Corp. Adjustable prosthesis
WO2012126104A1 (en) * 2011-03-21 2012-09-27 B-Temia Inc. Supportive belt assembly for lower extremity orthotic devices
US9789603B2 (en) 2011-04-29 2017-10-17 Sarcos Lc Teleoperated robotic system
JP5212957B1 (ja) * 2011-05-16 2013-06-19 安男 石黒 椅子として兼用できる靴
US9616580B2 (en) 2012-05-14 2017-04-11 Sarcos Lc End effector for a robotic arm
US20140208490A1 (en) * 2013-01-28 2014-07-31 Oscar Freixas Self-adjusting system for joint protection
US11019858B1 (en) 2013-01-28 2021-06-01 Oscar Freixas Self-adjusting system for joint protection
US20160135604A1 (en) * 2013-07-04 2016-05-19 Ofrees Co., Ltd. Wearable chair apparatus
WO2015006378A1 (en) 2013-07-09 2015-01-15 Threlfall John External structural brace apparatus
US9226867B2 (en) 2013-07-09 2016-01-05 John Threlfall External structural brace apparatus
US10766133B2 (en) 2014-05-06 2020-09-08 Sarcos Lc Legged robotic device utilizing modifiable linkage mechanism
RU2620500C1 (ru) * 2016-01-28 2017-05-25 Общество С Ограниченной Ответственностью "Экзоатлет" Аппарат помощи при ходьбе пользователю с нарушением опорно-двигательных функций
WO2016182473A1 (ru) * 2015-05-08 2016-11-17 Общество С Ограниченной Ответственностью "Экзоатлет" Аппарат помощи при ходьбе пользователю с нарушением опорно-двигательных функции
EP3158893B1 (en) * 2015-10-21 2021-04-28 noonee AG Seat unit for wearable sitting posture assisting device
RU2636419C1 (ru) * 2016-07-20 2017-11-23 Общество С Ограниченной Ответственностью "Экзоатлет" Аппарат помощи при ходьбе с системой определения желательных параметров шага в среде с препятствиями
US10765537B2 (en) 2016-11-11 2020-09-08 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators for use within a robotic system
US10821614B2 (en) 2016-11-11 2020-11-03 Sarcos Corp. Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly
US10828767B2 (en) 2016-11-11 2020-11-10 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators with internal valve arrangements
US10919161B2 (en) 2016-11-11 2021-02-16 Sarcos Corp. Clutched joint modules for a robotic system
CN109808788A (zh) * 2017-11-21 2019-05-28 山东龙冈旅游股份有限公司 一种观光交通用安全导轨车的导向机构
US10843330B2 (en) 2017-12-07 2020-11-24 Sarcos Corp. Resistance-based joint constraint for a master robotic system
US11331809B2 (en) 2017-12-18 2022-05-17 Sarcos Corp. Dynamically controlled robotic stiffening element
US11351675B2 (en) 2018-12-31 2022-06-07 Sarcos Corp. Robotic end-effector having dynamic stiffening elements for conforming object interaction
US11241801B2 (en) 2018-12-31 2022-02-08 Sarcos Corp. Robotic end effector with dorsally supported actuation mechanism
US10906191B2 (en) 2018-12-31 2021-02-02 Sarcos Corp. Hybrid robotic end effector
US11833676B2 (en) 2020-12-07 2023-12-05 Sarcos Corp. Combining sensor output data to prevent unsafe operation of an exoskeleton
US11794345B2 (en) 2020-12-31 2023-10-24 Sarcos Corp. Unified robotic vehicle systems and methods of control
US11826907B1 (en) 2022-08-17 2023-11-28 Sarcos Corp. Robotic joint system with length adapter
US11717956B1 (en) 2022-08-29 2023-08-08 Sarcos Corp. Robotic joint system with integrated safety
US11897132B1 (en) 2022-11-17 2024-02-13 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot
US11924023B1 (en) 2022-11-17 2024-03-05 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2632439A (en) * 1950-10-23 1953-03-24 Ruric T Hickerson Leg brace
US2690176A (en) * 1952-09-08 1954-09-28 Kurt B Nelson Spreader for leg braces
US2705491A (en) * 1954-01-11 1955-04-05 R T Hickerson Inc Leg brace
US3295517A (en) * 1963-07-22 1967-01-03 Couvaris J Stevens Leg boosters to relieve body fatigue
DE2921227A1 (de) * 1979-05-25 1980-12-04 Juergen Bornemann Orthese fuer arthroseerkrankte hueftgelenke
US4543948A (en) * 1983-06-27 1985-10-01 Phillips Robert L Apparatus and method for applying rotational pressure to parts of the body
US4697808A (en) * 1985-05-16 1987-10-06 Wright State University Walking assistance system
US4969452A (en) * 1989-03-24 1990-11-13 Petrofsky Research, Inc. Orthosis for assistance in walking
US4964628A (en) * 1989-06-30 1990-10-23 Center For Orthotics Design, Inc. Hip-reciprocating apparatus
JPH09173398A (ja) * 1995-12-26 1997-07-08 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus 歩行補助装置
JP2759636B2 (ja) * 1996-03-18 1998-05-28 技術研究組合医療福祉機器研究所 歩行補助装具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002126021A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Takasaki Gishi:Kk 歩行補助装具
JP4573989B2 (ja) * 2000-10-27 2010-11-04 株式会社高崎義肢 歩行補助装具
US10137049B2 (en) 2014-10-20 2018-11-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Driving module, motion assistance apparatus including the driving module, and method of controlling the motion assistance apparatus
US10980700B2 (en) 2014-10-20 2021-04-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Driving module, motion assistance apparatus including the driving module, and method of controlling the motion assistance apparatus
JP2016202620A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 本田技研工業株式会社 動作補助装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0894487A3 (en) 2000-01-05
DE69727923D1 (de) 2004-04-08
EP0894487B1 (en) 2004-03-03
DE69727923T2 (de) 2005-01-05
US5961476A (en) 1999-10-05
EP0894487A2 (en) 1999-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1142259A (ja) 歩行補助装具
CN107411939B (zh) 一种单侧下肢残疾人士专用助力康复机器人
JP4112430B2 (ja) 歩行補助装置
JP5714874B2 (ja) 装着型動作支援装置
RU2414207C2 (ru) Устройство, облегчающее ходьбу
KR101368817B1 (ko) 보행 보조장치
US6783555B2 (en) Gait orthosis
KR101508973B1 (ko) 무게중심 이동을 위한 수동 메커니즘을 갖는 보행 재활 로봇
WO2012070244A1 (ja) 装着型動作支援装置
CN107433570B (zh) 穿戴式下肢外骨骼助行装置
JP2007275482A (ja) 膝関節補助装置
KR20170023828A (ko) 하지 보조기 및 보조기
JP2008110149A (ja) チェア式トレーニング装置
US20200253774A1 (en) Ankle Brace or Ankle Exoskeleton
KR101787555B1 (ko) 골반의 움직임이 구현된 보행보조장치
US20180243156A1 (en) Biomechanical Weight-Bearing Crutch
JP3032086B2 (ja) 両側長下肢装具
KR102071611B1 (ko) 발목 근력 보조기
JP2759636B2 (ja) 歩行補助装具
JP2006305225A (ja) 歩行補助具
US10369017B1 (en) Position/weight-activated knee locking mechanism
KR20220003524A (ko) 웨어러블 보조 장치
ITBO940427A1 (it) Articolazione d'anca per ortesi ortopedica.
Georgarakis et al. Supporting and stabilizing the scapulohumeral rhythm with a body-or robot-powered orthosis
KR102633470B1 (ko) 착용형 보조장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20061219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002