JPH114224A - コネクションレス通信装置 - Google Patents

コネクションレス通信装置

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JPH114224A
JPH114224A JP9153238A JP15323897A JPH114224A JP H114224 A JPH114224 A JP H114224A JP 9153238 A JP9153238 A JP 9153238A JP 15323897 A JP15323897 A JP 15323897A JP H114224 A JPH114224 A JP H114224A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMクロスコネクトやATMスイッチがそ
のまま使用でき、大きなルーティングテーブルを必要と
しない、安価なコネクションレス通信装置を提供する。 【解決手段】 入力IF部101は、入力されたATM
セルのVPI及びVCIを装置内VPI(入力側)と装
置内VCIに付け替える。装置内VPI(入力側)は、
宛先に応じた出力IF部103とそこで付加すべき出力
VPIを示す。VPクロスコネクト部102は、装置内
VPI(入力側)に応じてセルを振り分け、また、装置
内VPI(出力側)に付け替える。装置内VPI(出力
側)は、転送元の入力IF部と付加すべきVPIを示
す。出力IF部103は、装置内VPI(出力側)に基
づいて出力VPIを付け替え、また装置内VCIを出力
VCIに付け替えて外部へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクションレス
データ通信装置に関し、特にATM(Ansynchronous Tr
ansfer Mode )網においてコネクションレスでデータを
転送するコネクションレス通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM網を利用してLAN間を接続し、
コネクションレスでデータ転送を行う方式が種々提案さ
れている。
【0003】従来のコネクションレスデータ転送方式
は、図15で示されるコネクションレス網150により
実現される。このコネクションレス網150は、ATM
網にオーバレイされ、エッジ装置151と、コネクショ
ンレスノード(通信装置)152と、アドレス解決サー
バ(ARS)153より構成され、複数のユーザLAN
154間を接続している。
【0004】エッジ装置151とコネクションレスノー
ド152との間、及びコネクションレスノード152間
は、それぞれPVC(Permanent virtual connection)
で接続されている。そして、エッジ装置151とコネク
ションレスノード152との間は、固定的なVPI(Vi
rtual path Identifier )によるPVP(Permanentvir
tual Path)により張られている。コネクションレスノ
ード152間の接続トポロジーは特に限定される必要は
なく、網運用業者の判断に委ねられるが、代表的な接続
として、PVPで張る方法がある。
【0005】エッジ装置151は、ユーザLAN154
から発生するユーザパケットを終端し、コネクションレ
ス網150上に転送するためにユーザパケットをATM
セル化する。また、逆にコネクションレス網150で転
送されてきたATMセルをユーザパケットに組み立て
て、ユーザLAN154に転送する。
【0006】コネクションレスノード152は、ユーザ
パケットから生成されたATMセルをセル単位にルーテ
ィングし、複数のコネクションレスノード152を経て
ユーザパケットから生成されたATMセルを、宛先のユ
ーザLAN154を終端するエッジ装置151まで転送
する役目を行う。
【0007】次に、このコネクションレス網150によ
るデータ転送動作について説明する。ここでは、ユーザ
パケットとして図16(a)のIP(Internet Protoco
l )データグラムを考え、また、ユーザLAN15とし
て、イーサネット(ethernet)のリンク媒体により構築
されるLANを考える。
【0008】あるユーザLAN154に所属するホスト
で発生したユーザパケットは、IPヘッダを持ち、この
IPヘッダ内に、図16(a)に示すように、ユーザパ
ケットの送信元ホスト(host)のIPアドレス(SA)
161と、ユーザパケットの宛先ホスト(host)のIP
アドレス(DA)162とを持つ。このユーザパケット
は、イーサネット用のヘッダ及びトレーラが付加され、
図16(b)に示すようなイーサネットフレームに変換
される。イーサネット用のヘッダには、IWU(InterW
orking unit )のMAC(Media Access control)アド
レスと送信元のMACアドレスが含まれる。ホストから
ユーザLAN154送出された、イーサネットフレーム
は、そのユーザLAN154が接続されたエッジ装置1
51へと転送される。
【0009】エッジ装置151は、ユーザLAN154
から転送されてきたイーサネットフレームを終端し、ユ
ーザパケットに付加されているデータリンクレイヤのヘ
ッダ及びトレーラを外し、図16(c)に示す元のユー
ザパケットであるIPデータグラムを取り出す。そし
て、エッジ装置151は、取り出したIPデータグラム
に対して、中間プロトコルのヘッダ及びトレーラを付加
して、図16(d)に示すような中間フレームを組み立
てる。中間プロトコルの代表としては、ITUI.37
0で勧告されるCLNIP/CLNAPフレームや、I
ETFで定義されるIPv6(Internet Protocol vers
ion 6 )等がある。
【0010】図16(d)に示すように、中間フレーム
は、そのヘッダ内に中間プロトコル内のみで定義される
宛先コネクションレスアドレス163と送信元コネクシ
ョンレスアドレス164を持つ。これらのアドレスは、
コネクションレス網150でのみ定義されるコネクショ
ンレス網用アドレスであって、コネクションレス網15
0を構築する各エッジ装置151と各コネクションレス
ノード152にそれぞれ割り当てられたものが使用され
る。つまり、宛先コネクションレスアドレス163は、
IPデータグラムの宛先ホストが存在するユーザLAN
154に接続されたエッジ装置151に割り当てられた
コネクションレス網用アドレスであり、送信元コネクシ
ョンレスアドレスはIPデータグラムを発生したホスト
を含むユーザLANに接続されたエッジ装置151のコ
ネクションレス網用アドレスである。なお、コネクショ
ンレス網150の大規模化、及びコネクションレスノー
ド152におけるルーティングテーブルの大きさを削減
するために、コネクションレス網用アドレスは地理的な
区分を元にした階層化アドレスの構成を採用している。
【0011】エッジ装置150は、上記中間フレームを
構成をするに際して、宛先コネクションレスアドレス1
63を得るためにアドレス解決サーバ(ARS)153
にアドレス解決リクエストパケットを送る。
【0012】アドレス解決サーバ153は、ユーザパケ
ットが有する宛先ホストのIPアドレス162とコネク
ションレス網内で定義される宛先コネクションレスアド
レス163との対応、及びユーザパケットの有する送信
元ホストのIPアドレス161とコネクションレス網内
で定義される送信元コネクションレスアドレス164と
の対応を管理している。そして、アドレス解決サーバ1
53は、エッジ装置151からのアドレス解決リクエス
トに応答して、要求される宛先ホストのIPアドレス1
62に対応する宛先コネクションレスアドレス163を
自身データベースから検索し、アドレス解決リプライパ
ケットにより要求元のエッジ装置151に通知する。な
お、送信元コネクションレスアドレスについては、かく
エッジ装置に予め固定的に割り当てられているアドレス
であるから、ARS153に問い合わせなくても個々の
エッジ装置151で知ることができる。
【0013】アドレス解決リプライパケットを受信した
要求元のエッジ装置151は、宛先ホストのIPアドレ
ス162に対応する宛先コネクションレスアドレス16
3の情報を獲得して、中間フレームの宛先コネクション
レスアドレスフィールドに書き込む。また、中間フレー
ムの送信元コネクションレスアドレスフィールドには自
身のコネクションレス網用アドレスを書き込む。
【0014】エッジ装置151は、さらに、図16
(d)に示すように、中間フレームにヘッダ及びトレー
ラを付加してAAL(ATM Adaptation Layer)5のCP
CS−PDU(Common part Convergence Sublayer - P
rotocol data unit )フレームを組み立て、さらにAA
LのSAR(Segmentation reassembly sublayer)によ
り48バイト(byte)単位で分割してセル化する。
【0015】こうして得られた一連のATMセルの先頭
セルはBOM(Beginning of Message)と呼ばれ、最終
セルはEOM(End of Message)と呼ばれる。また、B
OMとEOMの中間に位置するセルはCOM(Continua
tion of Message )と呼ばれる。
【0016】エッジ装置151は、図16(e)及び図
17に示すように、同一AALフレームを構成する一連
のATMセルに、同一のVPI/VCI(Virtual Path
Connection )を付与し、BOM、COM、EOMの順
序を崩さずにコネクションレス網150に転送する。こ
こで、VPIは、エッジ装置151と、接続されるコネ
クションレスノード152間に固定的に割り当てられて
いる。また、VCIは、このリンク上においてパケット
単位(ATMセル列毎)に異なる値が付与されており、
コネクションに対応するフィールドではなく、リンク上
のパケットを識別するために使用される。つまり、コネ
クションレスノード151間の接続は固定的なVPIに
よるPVP接続であるが、各PVP上ではユーザパケッ
トを構成するATMセル列毎にVCIが割り当てられ
る。即ち、VCIは通常のATM網のようにコネクショ
ンに対応する識別子ではなく、コネクションレスノード
151間のPVP上におけるユーザパケットを識別する
フィールドになる。これにより、各コネクションレスノ
ード152は、ATMヘッダのVCIを参照することで
たとえ複数のユーザパケットがセルレベルで混在してい
ても個々のユーザパケットを識別し、ユーザパケット毎
に異なるルーティングを行うことが可能になる。
【0017】コネクションレスノード152は、複数の
入力インタフェース(IF)と、同数の出力インタフェ
ース(IF)を持ち、これらの間のスイッチングを行な
うことにより、パケット転送のルーティングを行う。即
ち、コネクションレスノード152は、先頭セル(BO
M)に含まれる宛先コネクションレスアドレス及び送信
元コネクションレスアドレスを参照して、ルーティング
を決定することができる。これは、中間フレームのヘッ
ダがBOMに含まれているからである。こうして、コネ
クションレスノード152は、各ユーザパケットについ
てのBOMを受信した時にユーザパケットの転送すべき
ルーティングを決定することが可能になり、パケットに
組み立てることなくセルベースでの転送が可能になる。
【0018】コネクションレス網150内においては、
中間フレームのヘッダに記載されるコネクションレス網
用アドレスである宛先コネクションレスアドレスを参照
して、すべての転送機能が実現される。以下、図18を
参照して詳述する。
【0019】図18に示すように、コネクションレス網
150におけるコネクションレスノード152間を接続
するリンク170上では、同一パケットを構成する一連
のATMセルには同一のVCIが割り当てられる。この
一連のATMセルはパケットの先頭を含むBOM、パケ
ットの最後を含むEOM、BOMとEOMの間に転送さ
れる0個以上のCOMからなる。これらBOM、CO
M、及びEOMの順序は、同一パケット内で崩れること
はない。パケット単位に割り当てられるVCIは、各々
のリンク180上に閉じて規定されるものであり、同一
のリンク上で同時に転送されるユーザパケットを識別す
る目的がある。従って、コネクションレスノード152
を経て、新たなリンク180に乗り換える時、再び新た
なVCIがユーザパケット単位に割り当てられる(図1
8においては、VCI=αからVCI=βへ、VCI=
γからVCI=τへの割り当てが行われている)。
【0020】上述したように、各ユーザパケットのルー
ティングに必要な宛先コネクションレスアドレス163
は中間フレームのヘッダに含まれており、パケットの先
頭部分であるBOMに位置する。したがって、各コネク
ションレスノード152ではBOM受信時に、そのユー
ザパケットのルーティングを決定することができ、VP
I/VCIとルーティングの対応をキャッシュに保持す
る。以後、BOM受信と同じリンク180上で受信され
る同じVPI/VCIを持つセルは、EOM受信時まで
保持されるルーティング情報に従う。同じVCIを持つ
EOMが受信された時、VPI/VCIとルーティング
情報の対応はキャッシュから取り除かれる。
【0021】各コネクションレスノード152からエッ
ジ装置150への転送においても、上記と同様にしてル
ーティングが行われ、宛先コネクションレスアドレス1
63に対応するエッジ装置151へのパケットの転送が
行われる。
【0022】ユーザパケットを構成する一連のATMセ
ルを受け取ったエッジ装置151は、同じVCIを持つ
セル列をBOMからEOMまで順番に溜めてAAL5の
CSCP−PDUフレームに組立て、ヘッダ及びトレー
ラを外して中間フレームを取り出す。さらに、エッジ装
置151は、中間フレームからヘッダ及びトレーラを外
して元のユーザパケット(IPデータグラム)を得る。
【0023】エッジ装置151は、ユーザLAN154
側のインタフェースにおいてユーザLANインタフェー
スのデータリンク処理機能を持っており、上記ユーザパ
ケットをイーサネットフレームに組み立てた後、宛先ホ
ストのIPアドレス162で指定されるホストに転送す
る。
【0024】以上のようにして、コネクションレス網を
介してユーザLAN間でのデータ転送が行われる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
のコネクションレスノードはATMセルの転送に関し、
入力VPI/VCI、入力IF番号、BOM内の宛先コ
ネクションレスアドレスを元に装置内のスイッチングを
行うため、ルーティングテーブルの大きさが“VPI数
×入力IF数×宛先IWUアドレス数”の登録数とな
り、スイッチ部の持つ情報量や処理の規模が非常に大き
くなるということである。
【0026】第2の問題点は、既存のATMクロスコネ
クトやATMスイッチはそれぞれVPスイッチ、VCス
イッチであり入力IF番号と入力VPI(入力VCI)
を参照してスイッチング処理を行うのに比べ、コネクシ
ョンレス装置ではさらに宛先コネクションレスアドレス
で指定されるパラメータを参照する必要があることか
ら、ATMクロスコネクトやATMスイッチのスイッチ
部がそのまま使用できず、特殊なスイッチが必要になる
ためコストがかかるということである。
【0027】本発明は、ATMクロスコネクトやATM
スイッチがそのまま使用でき、大きなルーティングテー
ブルを必要としない、安価なコネクションレス通信装置
を提供することを目的とする。
【0028】なお、特開平成8−46625号公報、特
開平6−85830号公報、及び特開平6−62038
号公報等において、ATMを利用するコネクションレス
通信に関する提案が種々なされているが、上記問題点を
解決することについては何等記載されていない。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、コネクション
レス網で使用されるコネクションレス通信装置におい
て、複数の入力IF部と、複数の出力IF部と、これら
複数の入力IF部と複数の出力IF部との間に接続され
るVPクロスコネクト部とを有し、前記複数の入力IF
部の各々が、入力されるATMセルに含まれる宛先コネ
クションアドレスを検出し、該宛先コネクションアドレ
スに対応する出力IF部と出力VPIとを示す情報を含
む第1の装置内VPIを前記ATMセルのVPI領域に
定義するとともに、前記ATMセルのVCI領域に装置
内VCIを定義し、当該ATMセルを前記VPクロスコ
ネクト部へ出力し、前記VPクロスコネクト部が、入力
されるATMセルの前記VPI領域に、該ATMセルを
出力した入力IF部を表す情報と前記出力VPIを示す
情報とを含む第2の装置内VPIを前記第1の装置内V
PIに代えて定義するとともに、前記第1の装置内VP
Iにより指定された出力IF部へ当該ATMセルを出力
し、前記複数の出力IF部の各々が、入力されたATM
セルのVPI領域に前記第2の装置内VPIに含まれる
前記出力VPIを示す情報に基づいて出力VPIを定義
し、前記VCI領域に前記装置内VCIに代えて出力V
CIを定義して外部へ出力するようにしたことを特徴と
する。
【0030】また、本発明は、互いにPVPで接続され
るエッジ装置とアドレス解決サーバとともに、ATM網
にオーバーレイされるコネクションレス網を構成するコ
ネクションレス通信装置において、入力IF部と、VP
クロスコネクト部と、出力IF部とを備え、前記入力I
F部は、BOM検出部、EOM検出部、ルーティングテ
ーブル、キャッシュテーブル、装置内VCIプール、V
PIセレクタ部、及びVCIセレクタ部より構成され、
前記VPクロスコネクト部は、クロスコネクト制御部及
びN×Nクロスコネクト部より構成され、前記出力IF
部は、BOM検出部、EOM検出部、キャッシュテーブ
ル、出力VCIプール、VPIセレクタ部、VCIセレ
クタ部、及びVPI復号部より構成され、当該コネクシ
ョンレス通信装置の内部で、主信号のATMセルのVP
I領域に装置内VPIを定義し、前記N×Nクロスコネ
クト部に入力ATMセルの入力IF番号とVPIのみを
参照してスイッチングを行うVPスイッチを使用すると
ともに、前記主信号のATMセルのVCI領域に装置内
VCIを定義し、出力IF部においてセルベースの処理
でユーザパケット単位の識別を可能にしたことを特徴と
する。
【0031】より具体的には、本発明のコネクションレ
ス通信装置は、入力IF部とVPクロスコネクト部と出
力IF部とより構成され、入力IF部は、EOM検出
部、BOM検出部、ルーティングテーブル、キャッシュ
テーブル、装置内VCIプール、VCIセレクタ部、及
びVPIセレクタ部より構成され、BOM検出部は、管
理テーブルを持つ。VPクロスコネクト部は、クロスコ
ネクト制御部とN×Nクロスコネクト部より構成され、
クロスコネクト制御部はパーマネントVP用のスイッチ
ングテーブル部とVPI変換部とより構成される。出力
IF部は、EOM検出部、BOM検出部、キャッシュテ
ーブル、出力VCIプール、VPI復号部、VCIセレ
クタ部、及びVPIセレクタ部より構成され、BOM検
出部は、管理テーブルを持つ。また、VPクロスコネク
ト部を使用してユーザパケットの転送を行うために、コ
ネクションレス通信装置内において装置内VPIを定義
する。この装置内VPIは、装置内VPI(入力側)と
装置内VPI(出力側)の2種類が分類される。また、
コネクションレス通信装置内のユーザパケットの転送に
おいてユーザパケットの識別を行うために、当該コネク
ションレスノード内に装置内VCIを定義する。
【0032】
【作用】入力IF部101のBOM検出部112は、受
信セルのVPI/VCIを参照して、ユーザパケットの
受信中か否かの管理を管理テーブル501で行い、EO
M以外のセル種別を明示しないAAL5使用時において
も、ユーザパケットのBOM/COMの識別を行うこと
ができる。
【0033】EOM検出部111は、ATMヘッダのP
TIフィールドを監視することによりEOMの識別を行
う。BOM受信時、BOMのペイロードに含まれる中間
フレームのヘッダから宛先コネクションレスアドレスを
取り出し、左記の宛先コネクションレスアドレスを元に
ルーティングテーブル113を参照する。ルーティング
テーブル113は、コネクションレスノード152内に
おいて本セルが転送されるべき出力IF部103を示す
装置内アドレス(出力IF番号)と、転送された出力I
F部103において付与されるVPIを示すコード(出
力VPI縮退コード)を出力する。左記の出力IF番号
と出力VPI縮退コードをキャッシュテーブル114に
一時的に保持することにより、入力IF部101におい
て以後受信される同じユーザパケット(同じVPI/V
CIを持つ)を構成するCOM、EOMに対してもBO
Mで行ったのと同じ転送を行うことができる。
【0034】VPクロスコネクト部102は、コネクシ
ョンレスノード152内におけるユーザパケットのスイ
ッチングをセルベースで行う。VPクロスコネクト部1
02の機能はATMクロスコネクト装置やATMスイッ
チ等が持つパーマネントVP用のクロスコネクト機能で
あり、入力IF部101からVPクロスコネクト部10
2に転送されるATMセルはVPIにより固定的にスイ
ッチングされる。ATMセルは、VPクロスコネクト部
102内においてVPIが書き換えられ、出力IF部1
03に転送される。
【0035】ここで、入力IF部101のルーティング
テーブル114の情報のみで、パーマネントVP用の固
定クロスコネクト機能を使用してユーザパケット転送の
処理を実現するために、装置内VPIという定義を導入
する。装置内VPIは、VPクロスコネクト部102を
さかいに装置内VPI(入力側)と装置内VPI(出力
側)に分類される。装置内VPI(IN側)は入力IF
部101で付与され、以下の2つの目的のために使用さ
れる。一つは、入力IF部101のルーティングテーブ
ル113で指示される通りにATMセルを出力IF部1
03に転送することである。二つ目は、出力IF部で付
け替えられる出力VPIを、入力IF部が出力IF部に
通知することである。出力VPIの通知は、付け替えら
れるVPI自身でなく縮退された情報である出力VPI
縮退コードを通して行われる。
【0036】一方、装置内VPI(出力側)は、以下の
2つの目的のために使用される。一つは、送信元の入力
IF部101の装置内アドレス(入力IF番号)を出力
IF部103に通知することである。二つ目は、装置内
VPI(入力側)において指示される出力VPI縮退コ
ードを装置内VPI(出力側側)に組み込んで出力IF
部103に通知することである。VPクロスコネクト部
102のクロスコネクト制御部130は、装置内VPI
(入力側)を参照してATMセルを出力IF部103に
スイッチングする。同時に、VPI変換部124により
装置内VPI(入力側)を装置内VPI(出力側)に書
き換える。
【0037】出力IF部103には、複数の入力IF部
101の複数のVPリンクから同時にユーザパケットが
到着する。このような同時到着のユーザパケットをAT
Mセルレベルでいかなる制約もなく正しく識別するため
に、上記の装置内VPIとともに新たに装置内VCIを
定義する。装置内VCIは入力IF部101の装置内V
CIプール115により管理され、BOM受信時に使用
可能な装置内VCIがキャッシュテーブル114に書き
込まれる。BOM及びBOMを含むユーザパケットを構
成するCOM及びEOMのATMセルは、キャッシュテ
ーブル114に保持される該当の装置内VCIに書き換
えられてVPクロスコネクト部102に転送される。
【0038】出力IF部103のBOM検出部132
は、ATMセルの装置内VCIと装置内VPI(OUT
側)内に指示される入力IF番号を管理することによ
り、ありうる最大数のユーザパケットが同時に到着する
場合においても、ATMセルレベルで一意にパケット識
別することができる。出力IF部103は、受信セルの
装置内VPI(OUT側)の入力IF番号により異なる
入力IF部101からのユーザパケットを識別し、同じ
入力IF部101からのユーザパケットの識別は装置内
VCIにより行う。出力IF部103で行われるBO
M、COM、EOMのセル種別の識別は、入力IF部1
01のBOM検出部112とEOM検出部111で行わ
れる処理と同様である。出力VCIプール134は、出
力されるユーザパケットに付与するVCIを管理してお
り、BOM転送時に装置内VCIに対応して出力VCI
を与え、EOM転送時に出力VCIを出力プール134
に戻す。VPI復号部135はATMセルの装置内VP
I(OUT側)の出力VPI縮退コードを12bitの
VPIに復号し、VPIセレクタ部137を通してVP
I変換を行う。
【0039】以上で、パーマネントVPのクロスコネク
ト機能を持つVPクロスコネクト部102を利用して、
ATM網上においてユーザパケットをセル単位に転送す
ることが可能になり、コネクションレスノード152内
において最大数のユーザパケットが同時に中継される場
合においても、何ら制約を持たずに実現できる。
【0040】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0041】図1に本発明のコネクションレス通信装置
(ノード)の一実施の形態を示す。図1のコネクション
レスノードは、図15に示した従来のコネクションレス
網150に適用される。このコネクションレスノード
は、N個(#1〜#N)の入力IF(インタフェース)
部101と、これら入力IF部101に接続されるVP
クロスコネクト部102と、VPクロスコネクト部10
2に接続されるN個(#1〜#N)の出力IF部103
とを有している。入力IF部101及び出力IF部10
3の各々には、このコネクションレスノード内で使用さ
れる固有の装置内アドレス(入力IF番号、出力IF番
号)が予め設定されている。
【0042】入力IF部101は、入力の物理リンクに
対応しており、EOM検出部111、BOM検出部11
2、ルーティングテーブル113、キャッシュ(chach
e)テーブル114、装置内VCIプール115、VC
Iセレクタ部(SEL)116、及びVPIセレクタ部
(SEL)117とを有している。また、BOM検出部
112は、後述する管理テーブルを有している。
【0043】VPクロスコネクト部102は、N個の入
力IF部にそれぞれ対応するN個のクロスコネクト制御
部121と、N×Nクロスコネクト部122を含む。ク
ロスコネクト制御部121は、PVP用スイッチングテ
ーブル123とVPI変換部124を有する。
【0044】出力IF部103は、出力の物理リンクに
対応し、EOM検出部131、BOM検出部132、キ
ャッシュテーブル133、出力VCIプール134、V
PI復号部135、VCIセレクタ部136、及びVP
Iセレクタ部137を有している。また、BOM検出部
132は、後述する管理テーブルを有している。
【0045】本実施の形態のコネクションレスノードで
は、図1の上部に示すように、VPI及びVCIの付け
替えを行なう。即ち、各入力IF部101は、入力され
たセルのVPI及びVCIを、装置内VPI(入力側)
及び装置内VCIに付け替える。また、VPクロスコネ
クト部102は、装置内VPI(入力側)を装置内VP
I(出力側)に付け替える。さらに、出力IF部103
は、装置内VPI(出力側)及び装置内VCIを、それ
ぞれ出力VPI及び出力VCIに付け替える。このよう
なVPI及びVCIの付け替えを行うことにより、汎用
的なATMクロスコネクトやATMスイッチを使用する
ことができるとともに、クロスコネクト部の負荷を軽減
することができる。
【0046】以下、このコネクションレスノード内での
ATMセルのVPIの付け替えについて説明する。
【0047】コネクションレスノード152に入力され
るATMセルのVPI(入力VPI)は、入力IF部1
01のVPIセレクタ部117で装置内VPI(入力
側)に書き替えられる。その後、装置内VPI(入力
側)は、VPクロスコネクト部102のクロスコネクト
制御部121のVPI変換部124で、装置内VPI
(出力側)に書き替えられる。さらに、装置内VPI
(出力側)は、出力IF部103のVPIセレクタ部1
37で、出力VPIに書き替えられる。
【0048】装置内VPI(入力側/出力側)を導入し
た理由は、VPによる固定クロスコネクト機能を持つV
Pクロスコネクト部102を使用して、入力IF部10
1で決定されるルーティング情報に基づいてパケットの
ルーティングを行い、出力IF部103において出力V
PIへの付け替えを行わせるためである。
【0049】装置内VPI(入力側)は、次の2つの目
的のために使用される。
【0050】一つは、入力IF部101のルーティング
テーブル113で指示される出力IF部103へATM
セルを転送すること、即ち、どの出力IF部103へセ
ルを転送すべきかVPクロスコネクト制御部121に通
知するためである。このために、装置内VPI(入力
側)は、図2に示されるように対象となる出力IF部1
03の装置内アドレス(出力IF番号)のフィールドを
持つ。
【0051】もう一つは、出力IF部103より物理リ
ンクへ転送されるときに付け替えられるVPIを、VP
クロスコネクト部102を経由して出力IF部103に
通知することである。この通知は、付け替えられるVP
Iそのものではなく縮退された情報である出力VPI縮
退コードを用いて行われる。出力VPI縮退コードは、
図2に示すように装置内VPI(入力側)により定義さ
れる。
【0052】ここで、縮退コードを用いる理由について
説明する。この種のコネクションレス網では(図15参
照)、VPIはコネクションレスノード152間の接続
を識別するために使用されるものであって、物理リンク
当たり数本程度しか定義されない。従って、VPIを1
2bitの情報として持つのではなく、数bitの情報
に縮退しても何等問題はなく、転送情報量を縮退できる
ので効率的になる。例えば、物理リンク当たり3本のV
PI(=XXX、YYY、及びZZZ)が定義されてい
る場合、VPI縮退コード=0、1、及び2を、VPI
=XXX、YYY、及びZZZに、それぞれ対応させる
ことにより、2bitの情報で指定することができる。
もちろん、最終的には、出力IF部103で出力VPI
に付け替える段階で、VPI復号部135において、出
力VPI縮退コードは12bitのVPIに復号され、
VPIセレクタ部137でVPIの付け替えられる。
【0053】一方、装置内VPI(出力側)は、以下の
2つの目的のために使用される。
【0054】一つは、送信元の入力IF部101の装置
内アドレス(入力IF番号)を出力IF部103に通知
することである。このために、装置内VPI(出力側)
には、図3に示すように入力IF番号のフィールドが定
義される。この入力IF番号のフィールドに書き込まれ
る情報は、各クロスコネクト制御部121に接続された
入力IF部101の番号であるため、クロスコネクト制
御部121毎に固定的なものである。また、ここではN
×Nクロスコネクト部122を使用しており、入力IF
部101の数と出力IF部102の数とが等しいので、
入力IF番号と出力IF番号とのフィールド長は同じで
あって、装置内VPI(入力側)から装置内VPI(出
力側)への変換はフィールドについて過不足なく行われ
る。
【0055】二つ目は、装置内VPI(入力側)におい
て指示された出力VPI縮退コードを装置内VPI(出
力側)に組み込んで出力IF部103に通知することで
ある。このために、装置内VPI(出力側)において
も、図3に示すように、出力VPI縮退コードのフィー
ルドが定義される。この出力VPI縮退コードのフィー
ルドには、装置内VPI(入力側)の出力VPI縮退コ
ードのフィールドに書き込まれた情報がそのままコピー
される。
【0056】以上のように、本実施の形態では、ATM
セルのVPIの付け替えを行うが、装置内VPIの通知
に使用できる空き帯域が主信号に付随して存在する場合
(例えば装置内において各ATMセルに付加されるオー
バーヘッド等が存在する場合)は、その空き帯域を使用
するようにしても良い。ただし、この場合は、VPクロ
スコネクト部として、単なるPVP用の固定的なクロス
コネクトでなく、上記空き帯域に設定された情報によっ
て動作する特別な装置が必要になる。
【0057】次に、コネクションレスノード内でのAT
MセルのVCIの付け替えについて説明する。
【0058】入力IF部101に入力したATMセルに
含まれるVCIは、VCIセレクタ部116で装置内V
CIに付け替えられる。装置内VCIは、セルがクロス
コネクト部102を通過し、出力IF部103のVCI
セレクタ部136に到達するまで使用され、VCIセレ
クタ分136で新たな出力VCIに付け替えられる。
【0059】この装置内VCIは、出力IF部103に
おいて、単一の入力IF部101から同時に到着し得る
ユーザパケットの識別を行うために導入される。即ち、
出力IF部103では、装置内VPI(出力側)の入力
IF番号を参照すれば、異なる複数の入力IF部101
からのユーザパケットは識別することができる。しか
し、ある単一の入力IF部101が同時に受信中の複数
のユーザパケットが、互いに異なる入力VPIを持つけ
れども、同一の入力VCIを持つ場合が生じ得る。ここ
で、ATMセルのVPI領域は、コネクションレスノー
ド152の中では前述したように装置内VPIとしてル
ーティング情報の転送に使用される。このため、出力I
F部103において、残りのVCIのみを用いてユーザ
パケットの識別を行えるようにする必要が生じる。そこ
で、入力IF部101からVPクロスコネクト部102
にセルを転送する際に、入力VPIと入力VCIを装置
内VCIに対応させ、出力IF部103が、装置内VP
I(出力側)の入力IF番号により異なる入力IF部1
01からのユーザパケットを識別し、同じ入力IF部1
01からのパケットは装置VCIにより識別できるよう
にする。
【0060】ここで、いくつの装置内VCIを定義すれ
ば良いかという問題が生じる。入力VPIと入力VCI
を装置内VCIに対応させることは情報の縮退であるた
め、従来技術において入力VCIと入力MID(Messag
e Identifier)をSMIDに縮退した場合と同様、同時
に最大数のユーザパケットが到着した場合に対応できる
か否かの問題が生じる。この問題は次にようにすること
で解決される。
【0061】入力IF部101において、必要とされる
装置内VCIの数は、その入力IF部101に同時に到
着し得るユーザパケットの最大数である。本実施の形態
が想定するコネクションレス網では、各コネクションレ
スノードにおけるユーザパケットの最大到着数は、全エ
ッジ装置の数に等しい。このことを図4を参照して説明
する。
【0062】図4において、コネクションレスノードC
・D間におけるリンク上で同時に転送中となるパケット
数を見積もることにする。あるエッジ装置Oから出て上
記リンクを経由するコネクションの数を考えると、最大
数はコネクションレス網に存在する全エッジ数Mにな
る。ところが、コネクションレス網の運用の前提とし
て、エッジ装置のユーザLAN側はあくまでパケット単
位の入出力になっており、コネクションレスノード15
2間のルーディングはスタティックであり、且つ何らか
のリンクコストに基づいた最小木パスの経路設定になっ
ている。この場合、エッジ装置Oを始点として上記リン
ク(コネクションレスノードC・D間)を通過するコネ
クションは、コネクションレスノードCまですべて同一
の経路を辿る。また、その経路上において始点となるエ
ッジ装置Oからのデータはすべてパケット単位である。
従って、上記リンクの始点であるコネクションレスノー
ドCの出力ポイントで観察すると、エッジ装置Oを始点
とするコネクションがいくつ存在しても、エッジ装置O
を始点とする転送中のパケットは常に1個となる。他の
全てのエッジ装置についても同様であるので、上記リン
クの終点であるコネクションレスノードDの入力点で同
時に受信中となる最大パケット数は、全エッジ装置数と
なる。同じ論理により、コネクションレス網を構成する
どの装置内におけるどの箇所においても、同時に到着し
得るパケット数は全エッジ装置数を上限とできることが
わかる。従って、装置内VCI数としては、全エッジ装
置数分用意しておけば良い。ここでは、VCIフィール
ドが16ビットの場合を想定しているので、すべてを使
用すると64000個のエッジ装置数のコネクションレ
ス網に適用できる。それ以上の規模に対応するために
は、装置内VCI数のフィールドを17bit以上とる
必要があり、ATMヘッダのVCIフィールド以外の空
き帯域(装置内で各ATMセルに付加されるオーバーヘ
ッド等)を使用する必要がある。
【0063】次に、コネクションレスノード内でのセル
転送の動作を説明する。
【0064】まず、図5を参照して入力IF部101の
動作を説明する。入力IF部101に入力されたATM
セルは、VCIセレクタ部116に入力されてVCIの
付け替えが行われ、さらにVPIセレクタに入力されて
VPIの付け替えが行われ、VPクロスコネクト部10
2へ出力される。これは上述した通りである。このよう
なVPI及びVCIの付け替えを行うために、入力IF
部101内の各部は次のような動作を行う。
【0065】BOM検出部112は、内部に管理テーブ
ル501を有している。管理テーブル501には、図6
に示すように、受信し得るVPI/VCIが予め登録さ
れており、各VPI/VCIについて受信状態が設定さ
れるようになっている。
【0066】BOM検出部112は、入力されるATM
セルのヘッダに含まれるVPI/VCIを観測し、その
受信状態を管理テーブル501で確認する。受信したセ
ルのVPI/VCIに対応する受信状態が“未受信”の
場合は、新たなユーザパケットが送信されてきた(BO
Mを受信した)と判定し、管理テーブル501の受信状
態を“受信中”変更する。この後受信するセルが、先の
VPI/VCIと同一であれば、管理テーブル501の
受信状態は“受信中”となっているので、受信したセル
は、COMまたEOMであると判定できる。以上のよう
に、本実施の形態では、管理テーブルを用いてBOMの
受信を判定するようにしたことで、BOM/COMのセ
ルの識別が明示的に示されないAAL5においても、B
OMを識別することができる。
【0067】また、BOM検出部112は、BOM受信
を検出すると、BOM受信通知510を、ルーティング
テーブル113及びキャッシュテーブル114へ出力す
る。
【0068】EOM検出部111は、受信セルがEOM
であるか否かを判定する。AAL5使用の場合、EOM
の時のみATMヘッダのPTI(Payload Type Identif
ier)フィールドのビットが“1”に設定される。従っ
て、PTIフィールドの該当ビットのみを参照すること
によりEOMの受信を検出できる。
【0069】また、EOM検出部111は、EOMを検
出すると、EOM検出通知520をBOM検出部112
及びキャッシュテーブル114へ出力する。
【0070】EOMの検出は、ユーザパケットの受信終
了を表わしているので、BOM検出部112は、管理テ
ーブル501の該当するVPI/VCIの受信状態を
“未受信”に変更する。
【0071】以上のようにして、BOM検出部112及
びEOM検出部111の動作によって、AAL5使用下
で、常に各パケットのBOM、COM、EOMのセル識
別判定を行うことができる。なお、BOM検出部112
の上記動作を図7に示しておく。
【0072】ルーティングテーブル113には、図8に
示すように、宛先コネクションレスアドレスをアドレス
エントリとして、セルを転送すべき出力IF部103を
示す出力IF番号と、セルに付け替えるべき出力VPI
を示す出力VPI縮退コードが登録されている。そし
て、ルーティングテーブル113は、BOM検出部11
2からのBOM検出通知510を受けて、BOMに含ま
れる中間フレームのヘッダ内から宛先コネクションレス
アドレスを検出し、この宛先コネクションレスアドレス
を用いて検索を行う。検索された出力IF番号及び出力
VPI縮退コードは、VPIセレクタ117に供給さ
れ、VPIの付け替えに使用される。なお、検索により
得られた出力IF番号及び出力VPI縮退コードによっ
て、受信したBOMをどの出力IF部103に転送し、
どのようなVPIに付け替えて物理リンクに転送すべき
かがわかる。
【0073】また、ルーティングテーブル113は、検
索された出力IF番号及び出力VPI縮退コードをキャ
ッシュテーブル114にも供給する。これは、BOMに
続く、(同一のユーザパケットを構成する)COM及び
EOMに対して、BOMと同じルーティングを行うため
である。
【0074】キャッシュテーブル114は、図9に示す
ように、入力セルのVPI/VCIに対応させて、出力
IF番号、出力VPI縮退コード、装置内VCI、及び
受信状態のフィールドを持つ。ここで、受信状態のフィ
ールドは、キャッシュテーブルに登録された情報が有効
か否かを表わす。
【0075】キャッシュテーブル114は、BOM検出
部112からのBOM検出通知510を受けとると、受
信状態が“未受信”となっている行を探し、受信したB
OMからVPI/VCIを検出し、ルーティングテーブ
ル113からのルーティング情報(出力IF番号、出力
VPI縮退コード)530を受けとり、さらに、装置内
VCIプール115から装置内VCIを受けとって、図
9のフォーマットでこれらの情報を保持する。同時に、
その行の受信状態を“受信中”に変更する。
【0076】この後、キャッシュテーブル114は、受
信したセルのVPI/VCIが登録され、“受信中”で
ある場合は、先に受信したBOMに続くCOMまたはE
OMであるので、受信したセルのVPI/VCIに対応
する出力IF番号及び出力VPI縮退コードをVPIセ
レクタ117へ出力し、装置内VCIをVCIセレクタ
116へ出力する。
【0077】また、キャッシュテーブル114は、EO
M検出部111からEOM受信通知520を受けたと
き、該当VPI/VCIのパケットの受信が終了したと
して、対応する行の受信状態を“未受信”に変更する。
【0078】ここで、キャッシュテーブル114の運用
動作は、セル単位に行う必要があり、高速な処理が要求
される。キャッシュテーブル114として図9に示すフ
ォーマットを採用する場合は、キャッシュメモリ自体を
cam(content addressable memory)等で構成するこ
とにより検索等の動作を高速化する方法がある。また、
別のキャッシュメモリの構成例としては、入力VPI/
入力VCIをアドレスとするメモリを用意し、装置内V
CI、出力IF番号、出力VPI縮退コード、及び受信
状態をデータとして保持するようにしても良い。この場
合、入力VPI/入力VCIをアドレスエントリとする
1アクセスで検索ができる。また、コネクションレス通
信方式の前提として物理リンク当たり数VPしか定義し
ないので、上記テーブルの入力VPIは12bitでは
なく縮退された数bitのコードとして定義することに
より、メモリ量を削減することが可能である。
【0079】装置内VCIプール115は、前述したよ
うに、入力IF部101からVPクロスコネクト部10
2に出力されるユーザパケット単位に付与されるVCI
を管理している。例えば、64000個の装置内VCI
を用意する場合は、64000長のFIFO(first in
first out)メモリを用意し、初期状態においてはVC
I=000〜VCI=64000の装置内VCIをFI
FOの中に保持させる。BOMが通過する度に、装置内
VCIプール115のFIFOの先頭から装置内VCI
を出力し、キャッシュテーブル114においてBOMセ
ルのVPI/VCIに対応する装置内VCI情報として
格納する。以後、BOMと同じVPI/VCIを持つセ
ルは、EOM到着までVCIセレクタ部116によりキ
ャッシュテーブル114内に保持される装置内VCIに
変更される。EOM通過時、該当する装置内VCIを、
キャッシュテーブル114から装置内VCIプール11
5へ戻すようにすることで、常時64000個のユーザ
パケットに対応できる。
【0080】以上のようにして、入力IF部101で
は、装置内VPI(入力側)及び装置内VCIがそれぞ
れセレクタ部117、116に与えられ、各セレクタ部
において付け替えが行われる。
【0081】次に、図10を参照して、VPクロスコネ
クト部102の動作について説明する。
【0082】VPクロスコネクト部102に転送された
ATMセルは、入力IF部101毎に設置されているク
ロスコネクト制御部121に入力される。クロスコネク
ト制御分121では、VPI変換部124において、装
置内VPI(入力側)から装置内VPI(出力側)に変
換され、N×Nクロスコネクト部122から出力IF部
103へ出力される。
【0083】上記動作を行うために、PVP用スイッチ
ングテーブル123は、ATMセルの装置内VPI(入
力側)を検出する。PVP用のスイッチングテーブル1
23は、図11に示すフォーマットを有しており、装置
内VPI(入力側)をアドレスとして検索し、該当セル
の転送されるべきルーティング情報(出力IF番号)を
N×Nクロスコネクト部122へ出力し、付け替えられ
るVPI(出力VPI)をVPI変換部124へ出力す
る。ここでは、ルーティング情報(出力IF番号)は、
装置内VPI(IN側)の出力IF番号のフィールドの
値をそのまま出力させる。出力VPIは装置内VPI
(OUT側)になるので、装置内VPI(IN側)にお
ける出力VPI縮退コードと固定的に接続されている入
力IF番号を出力させる。
【0084】このスイッチングテーブル123の特徴
は、入力VPIと、クロスコネクト制御部102が固定
的に接続されているところの入力IF番号により、出力
データ(出力IF番号、出力VPI)が確定的に決定さ
れることである。従って、すべてのクロスコネクト制御
部121のPVP用のスイッチングテーブル123の内
容は、固定のテーブルとして用意することが可能になり
網運用業者の運用における負荷が削減される。
【0085】N×Nクロスコネクト部122は、クロス
コネクト制御部121のスイッチングテーブルの出力す
るルーティング情報(出力IF番号)基づきATMセル
を所定の出力IF部103へ転送する。
【0086】以上のようにして、VPクロスコネクト部
102は、入力IF部101におけるルーティングテー
ブル113の情報のみでVPクロスコネクト部のスイッ
チング及びVPI変換が実施される。
【0087】次に、図12を参照して、出力IF部10
3の動作を説明する。
【0088】出力IF部103に入力されたATMセル
は、VCIセレクタ136でVCIの付け替え、VPI
セレクタ137でVPIの付け替えが行われ、次のコネ
クションレスノードあるいはエッジ装置へと出力され
る。
【0089】上記VPI及びVCIの付け替えを行うた
め、出力IF部103の各部は次のように動作する。
【0090】出力IF部103は、ATMセルの装置内
VPI(出力側)に書かれている入力IF番号と装置内
VCIにより、ユーザパケットを一意に特定することが
できる。
【0091】BOM検出部132は、管理テーブル11
01を有している。この管理テーブル1101は、図1
3に示すように構成されており、入力IF部101のB
OM検出部112と同様に動作する。即ち、BOM検出
部132は、ATMセルを受信した時、管理テーブル5
01において受信セルの入力IF番号/装置内VCIに
対応する受信状態が“未受信”の場合、ある入力IF部
101から新たなユーザパケットが送信されてきたと見
なしてBOMの受信と判定し、受信状態を“受信中”に
変更する。以後、同一の入力IF番号/装置内VCIを
持つCOMが受信されるが、本テーブルの参照により
“受信中”となっていることからCOMもしくはEOM
であると判断される。そして、BOM検出部132は、
BOMを検出すると、キャッシュテーブル133にBO
M検出通知1110を出力する。
【0092】また、EOM検出部131も入力IF部1
01のEOM検出部111と同様に動作して、受信セル
がEOMであるか否かを判定する。そして、EOM検出
部131は、EOMの検出するとEOM検出通知112
0をキャッシュテーブル133及びBOM検出部132
へ出力する。
【0093】BOM検出部132は、EOM検出通知1
120を受けると、パケットの受信が終了したとして、
該当入力IF番号/装置内VCIの受信状態を“未受
信”に変更する。
【0094】キャッシュテーブル133は、例えば、図
14に示すように構成される。このキャッシュテーブル
133は、、BOM検出部132よりBOM検出通知1
110を受け取ると、受信状態が“未受信”の行を探
す。そして、その行に、入力されたBOMの入力IF番
号/装置耐VCIと、出力VCIプール134から受け
取った新たなVCIとを対応させて格納する。同時に、
同じ行の受信状態を“受信中”に変更する。
【0095】その後、同じ入力IF番号/装置内VCI
を持つセルが受信された場合、それらのセルは先に入力
されたBOMと同一ユーザパケットによるCOMもしく
はEOMであるので、キャッシュテーブル133を参照
して対応するVCIが、VCIセレクタ部136へ出力
される。
【0096】キャッシュテーブル133は、EOM検出
部131からEOM検出通知1120を受け取ると、該
当する入力IF番号/装置内VCIのパケットの受信が
終了したとして、キャッシュテーブル133における受
信状態を“未受信”に変更する。
【0097】このキャッシュテーブル133もまた、入
力IF部101のキャッシュテーブル114と同様、セ
ル単位の処理を行うため高速性が要求されるが、前述し
たようにCAMの使用、もしくは入力IF番号/装置内
VCIをアドレスエントリとするメモリ等を用いること
で実現できる。
【0098】出力VCIプール134は、出力IF部1
03から物理リンクに出力される新たなパケット単位に
付与されるVCIを管理している。この出力VCIプー
ルも入力IF部101における装置内VCIプールと同
様に構成される。即ち、64000個の装置内VCIを
用意する場合は64000長のFIFOメモリを用意
し、初期状態としてはVCI=000〜VCI=640
00の値をFIFOの中に保持させる。BOMが通過す
る度に出力VCIプール134のFIFOの先頭から使
用可能なVCIを出力し、キャッシュテーブル133に
おいてBOMセルの入力IF番号/装置内VCIに対応
する出力VCIとして格納する。以後、BOMと同じ入
力IF番号/装置内VCIを持つセルは、EOM到着ま
でVCIセレクタ部136によりキャッシュテーブル1
33内に保持される出力VCIに付け替えらる。また、
EOM通過時には、キャッシュテーブル133に保持さ
れた出力VCIは、出力VCIプール134へ戻され
る。
【0099】VPI復号部135は、ATMセルの装置
内VPI(出力側)の出力VPI縮退コードより12b
itのVPIを復号し、VPIセレクタ部137でVP
I変換する。出力VPI縮退コードと12bitのVP
Iの対応は、予め出力IF部103に設定しておく。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、入力IF部と出力IF
部とVPクロスコネクト部によりコネクションレスノー
ドを構成できる。本発明の構成においては、入力VPI
/VCI、入力IF番号、宛先コネクションレスアドレ
スを元にスイッチングを行うコネクションレスノードの
機能を、PVP用のクロスコネクト機能のみを有してい
るVPクロスコネクト部により実現することが可能にな
り、汎用的なATMクロスコネクトやATMスイッチの
機能を使用することができるため、装置コストを下げコ
ネクション網の設置を容易にする効果がある。
【0101】また、装置内VPIの導入により、入力I
F部におけるルーティングテーブルの情報のみですべて
の転送処理を指定でき、結果としてクロスコネクト部の
スイッチング情報を固定データとして用意できるため、
クロスコネクト部における運用の負荷を削減できる。
【0102】また、ネットワーク規模に合わせた装置内
VCIを導入することにより、コネクションレスノード
内において最大数のユーザパケットの同時転送が発生し
ても、制限なくセルベースの転送が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるコネクションレス
データ通信装置を示すブロック図である。
【図2】装置内VPI(入力側)を説明するための図で
ある。
【図3】装置内VPI(出力側)を説明するための図で
ある。
【図4】同時到着可能パケット数の最大値を説明するた
めの図である。
【図5】図1の入力IF部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図6】図5のBOM検出部の管理テーブルを説明する
ための図である。
【図7】図6の管理テーブルに対する制御を説明するた
めの図である。
【図8】図5の入力IF部のルーティングテーブルを説
明するための図である。
【図9】図5の入力IF部のキャッシュテーブルを説明
するための図である。
【図10】図1のクロスコネクト部の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図11】図10のクロスコネクト制御部のPVP用ス
イッチングテーブルを説明するための図である。
【図12】図1の出力IF部の詳細を示すブロック図で
ある。
【図13】図12のBOM検出部の管理テーブルを説明
するための図である。
【図14】図12のキャッシュテーブルを説明するため
の図である。
【図15】従来のコネクションレス網を説明するための
図である。
【図16】図15のエッジ装置におけるユーザパケット
のATMセル化を説明するための図である。
【図17】ATMセルのフォーマットを説明するための
図である。
【図18】図15のコネクションレスノードにおける、
リンク上のパケット単位にVCI付与を行う方式を説明
するための図である。
【符号の説明】
101 入力IF部 102 VPクロスコネクト部 103 出力IF部 111 EOM検出部 112 BOM検出部 113 ルーティングテーブル 114 キャッシュ(chache)テーブル 115 装置内VCIプール 116 VCIセレクタ部(SEL) 117 VPIセレクタ部(SEL) 121 クロスコネクト制御部 122 N×Nクロスコネクト部 123 PVP用スイッチングテーブル 124 VPI変換部 131 EOM検出部 132 BOM検出部 133 キャッシュテーブル 134 出力VCIプール 135 VPI復号部 136 VCIセレクタ部 137 VPIセレクタ部 150 コネクションレス網 151 エッジ装置 152 コネクションレスノード 153 アドレス解決サーバ(ARS) 154 ユーザLAN

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクションレス網で使用されるコネク
    ションレス通信装置において、複数の入力IF部と、複
    数の出力IF部と、これら複数の入力IF部と複数の出
    力IF部との間に接続されるVPクロスコネクト部とを
    有し、 前記複数の入力IF部の各々が、入力されるATMセル
    に含まれる宛先コネクションアドレスを検出し、該宛先
    コネクションアドレスに対応する出力IF部と出力VP
    Iとを示す情報を含む第1の装置内VPIを前記ATM
    セルのVPI領域に定義するとともに、前記ATMセル
    のVCI領域に装置内VCIを定義し、当該ATMセル
    を前記VPクロスコネクト部へ出力し、 前記VPクロスコネクト部が、入力されるATMセルの
    前記VPI領域に、該ATMセルを出力した入力IF部
    を表す情報と前記出力VPIを示す情報とを含む第2の
    装置内VPIを前記第1の装置内VPIに代えて定義す
    るとともに、前記第1の装置内VPIにより指定された
    出力IF部へ当該ATMセルを出力し、 前記複数の出力IF部の各々が、入力されたATMセル
    のVPI領域に前記第2の装置内VPIに含まれる前記
    出力VPIを示す情報に基づいて出力VPIを定義し、
    前記VCI領域に前記装置内VCIに代えて出力VCI
    を定義して外部へ出力する、ようにしたことを特徴とす
    るコネクションレス通信装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の入力IF部の各々が、入力さ
    れたATMセルの前記VPI領域及び前記VCI領域か
    らそれぞれ入力VPI及び入力VCIを検出することに
    より、1パケットを構成する一連のATMセルに対して
    同一の第1の装置内VPI及び装置内VCIを定義する
    ようにしたことを特徴とする請求項1のコネクションレ
    ス通信装置。
  3. 【請求項3】 前記VPクロスコネクト部が、入力され
    たATMセルを出力した入力IF部と、当該ATMセル
    に含まれる第1の装置内VPIとに基づいてスイッチン
    グをVPスイッチを備えていることを特徴とする請求項
    1または2のコネクションレス通信装置。
  4. 【請求項4】 互いにPVPで接続されるエッジ装置と
    アドレス解決サーバとともに、ATM網にオーバーレイ
    されるコネクションレス網を構成するコネクションレス
    通信装置において、入力IF部と、VPクロスコネクト
    部と、出力IF部とを備え、前記入力IF部は、BOM
    検出部、EOM検出部、ルーティングテーブル、キャッ
    シュテーブル、装置内VCIプール、VPIセレクタ
    部、及びVCIセレクタ部より構成され、前記VPクロ
    スコネクト部は、クロスコネクト制御部及びN×Nクロ
    スコネクト部より構成され、前記出力IF部は、BOM
    検出部、EOM検出部、キャッシュテーブル、出力VC
    Iプール、VPIセレクタ部、VCIセレクタ部、及び
    VPI復号部より構成され、当該コネクションレス通信
    装置の内部で、主信号のATMセルのVPI領域に装置
    内VPIを定義し、前記N×Nクロスコネクト部に入力
    ATMセルの入力IF番号とVPIのみを参照してスイ
    ッチングを行うVPスイッチを使用するとともに、前記
    主信号のATMセルのVCI領域に装置内VCIを定義
    し、出力IF部においてセルベースの処理でユーザパケ
    ット単位の識別を可能にしたことを特徴とするコネクシ
    ョンレス通信装置。
  5. 【請求項5】 前記入力IF部のBOM検出部が、ユー
    ザパケットの受信を管理するための管理テーブルを有す
    ることを特徴とする請求項4のコネクションレス通信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記クロスコネクト制御部が、PVP用
    のスイッチングテーブルとVPI変換部より構成される
    ことを特徴とする請求項4のコネクションレス通信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記出力IF部のBOM検出部が、ユー
    ザパケットの受信を管理するための管理テーブルを有す
    ることを特徴とする請求項4のコネクションレス通信装
    置。
  8. 【請求項8】 前記装置内VPIとして、前記入力IF
    部のルーティングテーブルで示されるルーティング情報
    である出力IF番号と出力VPI縮退コードとから構成
    される第1の装置内VPIと、前記出力VPI縮退コー
    ドと前記クロスコネクト制御部が固定的に接続する入力
    IF部の入力IF番号とより構成される第2の装置内V
    PIとの2種類を定義し、当該コネクションレス通信装
    置に入力するATMセルのVPIは、前記入力IF部の
    VPIセレクタ部において前記第1の装置内VPIに変
    換され、該第1の装置内VPIは、前記VPクロスコネ
    クト部のクロスコネクト制御部のVPI変換部において
    前記第2の装置内VPIに変換され、該第2の装置内V
    PIに含まれる前記出力VPI縮退コードは前記出力I
    F部のVPI復号部で出力VPIに復号化され、前記第
    2の装置内VPIは、前記出力IF部のVPIセレクタ
    部で前記出力VPIに書き換えられることを特徴とする
    請求項4のコネクションレス通信装置。
  9. 【請求項9】 前記クロスコネクト制御部は前記第1の
    装置内VPIに含まれる前記出力IF番号により前記N
    ×Nクロスコネクト部のスイッチング制御を行い、前記
    クロスコネクト制御部内の前記PVP用スイッチングテ
    ーブルの情報は固定データとして予め設定され、当該コ
    ネクションレス通信装置内のセル転送は、前記入力IF
    部のルーティングテーブルのみにより一元的に制御され
    ることを特徴とする請求項8のコネクションレス通信装
    置。
  10. 【請求項10】 当該コネクションレス通信装置に入力
    するATMセルのVCIは、前記入力IF部のVCIセ
    レクタ部において前記装置内VCIに変換され、前記出
    力IF部は前記第2の装置内VPIにおいて定義される
    前記入力IF番号と前記装置内VCIにより各入力IF
    部から同時に転送されるユーザパケットを識別すること
    ができ、前記装置内VCIは前記出力IF部のVCIセ
    レクタ部で出力VCIに書き換えられることを特徴とす
    る請求項8のコネクションレス通信装置。
  11. 【請求項11】 前記装置内VCIは、当該コネクショ
    ンレスノードに入力するATMセルのVPI及びVCI
    に対応して割り当てられ、割り当てられる装置内VCI
    の数をコネクションレス網にある全エッジ装置数を上限
    として定義することにより、コネクションレスノード内
    で最大数のユーザパケットの同時転送が発生しても制約
    なく転送が可能になるようにしたことを特徴とする請求
    項10のコネクションレス通信装置。
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