JPH1141935A - サイリスタ転流失敗防止装置 - Google Patents

サイリスタ転流失敗防止装置

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JPH1141935A
JPH1141935A JP18664297A JP18664297A JPH1141935A JP H1141935 A JPH1141935 A JP H1141935A JP 18664297 A JP18664297 A JP 18664297A JP 18664297 A JP18664297 A JP 18664297A JP H1141935 A JPH1141935 A JP H1141935A
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JP
Japan
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voltage
zero
thyristor
circuit
crossing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18664297A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Isobe
真一 磯部
Shinichi Kobayashi
真一 小林
Satoshi Matsuda
聡 松田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1141935A publication Critical patent/JPH1141935A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交流電圧に直流及び偶数次高調波が重畳してい
る場合にも、サイリスタの転流失敗を防ぐことができる
サイリスタ転流失敗防止装置を得る。 【解決手段】複数のサイリスタをブリッジ接続し、交流
電力を直流電力に変換する電力変換器と、前記電力変換
器の交流電圧を検出する交流電圧検出器と、前記交流電
圧検出器で検出した電圧検出値からゼロクロスを検出す
るゼロクロス検出回路と、前記ゼロクロス検出回路によ
り検出した各相のゼロクロスの信号から電圧がプラスと
なっている時間を測定する時間測定回路と、前記時間測
定回路で測定した時間を該周期の1/2を減算しその差
を求める演算回路と、前記演算回路で演算した値を前記
サイリスタの所定の点弧角に加算した位相角で前記サイ
リスタを点弧させるゲートパルス発生回路を具備したも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流変換器等に適
用されるサイリスタからなる電力変換器のサイリスタ転
流失敗防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサイリスタを用いた電力変換器の
サイリスタ転流失敗防止装置の一例を図2に示してい
る。1は電圧検出器、2はゼロクロス検出回路、5はゲ
ートパルス発生回路、6は複数のサイリスタ6a〜6f
をブリッジ接続して交流電力を直流に変換する電力変換
器(直流変換器)、7は負荷、8は交流電源母線であ
る。
【0003】このように構成されたサイリスタ転流失敗
防止装置においては、交流電圧検出器1によって検出さ
れた交流電圧値をゼロクロス検出回路2に導入し、交流
電圧のゼロクロスを検出する。このゼロクロスの検出信
号をゲートパルス発生回路5に導入し、基本波成分のゼ
ロクロス時を基準としたときの点弧角α[度]に応じた
ゲートパルスを発生させ、これによりサイリスタ6a〜
6fの転流を行ってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2の構成において、
交流電圧に直流及び2次、4次、6次等の偶数次高調波
が重畳している場合、交流電圧のプラスマイナスの時間
比に差が生じる。図3に4次高調波が重畳している場合
の交流電流波形を示す。図3を見ると、基本波成分のゼ
ロクロスと高調波が重畳している場合のゼロクロスとで
は差があるのがわかる。
【0005】従来の構成では、検出したゼロクロスを基
準に、基本波成分のゼロクロス時を基準としたときの点
弧角α[度]により、サイリスタを点弧しているので、
点弧角がずれることになる。この点弧角のずれが大きく
なると、サイリスタ転流余裕角を越えてしまい、サイリ
スタの転流失敗へと至る。
【0006】本発明は、交流電圧に直流及び偶数次高調
波が重畳している場合にも、サイリスタの転流失敗を防
ぐことができるサイリスタ転流失敗防止装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明では、複数のサイリスタをブリッジ接続し、交流
電力を直流電力に変換する電力変換器と、前記電力変換
器の交流電圧を検出する交流電圧検出器と、前記交流電
圧検出器で検出した電圧検出値からゼロクロスを検出す
るゼロクロス検出回路と、前記ゼロクロス検出回路によ
り検出した各相のゼロクロスの信号から電圧がプラスと
なっている時間を測定する時間測定回路と、前記時間測
定回路で測定した時間を該周期の1/2を減算しその差
を求める演算回路と、前記演算回路で演算した値を前記
サイリスタの所定の点弧角に加算した位相角で前記サイ
リスタを点弧させるゲートパルス発生回路を具備したサ
イリスタ転流失敗防止装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図1を参照して説明する。複数のサイリスタ6a〜
6fをブリッジ接続し、3相交流電源母線8の交流電力
を直流電力に変換し直流負荷7に供給するする電力変換
器(直流変換器)6と、電力変換器6の交流電圧を検出
する交流電圧検出器1と、交流電圧検出器1で検出した
電圧検出値からゼロクロスを検出するゼロクロス検出回
路2と、ゼロクロス検出回路2により検出した各相のゼ
ロクロスの信号から電圧がプラスとなっている時間を測
定する時間測定回路3と、時間測定回路3で測定した時
間を該周期の1/2を減算しその差を求める演算回路4
と、演算回路4で演算した値をサイリスタ6a〜6fの
所定の点弧角に加算した位相角でサイリスタ6a〜6f
を点弧させるゲートパルス発生回路5を具備したもので
ある。
【0009】このような構成のものにおいて、電圧検出
器1により、検出した電圧信号から、ゼロクロス検出回
路2にて、ゼロクロスを検出する。時間測定回路3で、
U相の電圧がプラスとなっている時間Tu [ms]を測
定する。電圧の周期をT[ms]としたとき、演算回路
4にて、下記の計算を実施する。
【0010】 δ=Tu −1/2×T[ms] (1) 計算したδ[ms]から下記のβを演算し、 β=α+(1/2×δ×360/T) (2) 検出したゼロクロス時を基準に、計算したβを点弧角と
して、ゲートパルス発生回路5より、ゲートパルスを発
生させ、サイリスタ6a〜6fを点弧する。
【0011】つまり、ゼロクロス検出回路2より検出し
た各相のゼロクロスの信号から、電圧がプラスとなって
いる時間を測定し、測定した時間τ[ms]から基本波
の周期T[ms]の1/2の値を減算した値δ=(τ−
T/2)[ms]を計算する。
【0012】基本波成分のゼロクロス時を基準としたと
きのサイリスタの点弧角をα[度]としたとき、ゼロク
ロス検出時を基準に、サイリスタの点弧角を、α+(1
/2×δ×360/T)[度]として、サイリスタを点
弧する。
【0013】このように、交流電圧に直流及び2次、4
次、6次等の偶数次高調波が重畳している場合の電圧を
検出し、検出したゼロクロスから電圧がプラスとなって
いる時間Tp [ms]を求め、周期T[ms]の1/2
を減算し、差γ=(Tp −1/2×T)を求める。位置
のずれが、立ち上がり時と立ち下がり時と同様であると
仮定すると、ゼロクロス位相のずれは、ε=1/2×γ
×360/T[度]となる。
【0014】ゼロクロス検出時を基準に、所定の点弧角
αに位相のずれεを加算した位相角α+εにて、サイリ
スタ6a〜6fを点弧することにより、基本波成分のゼ
ロクロスを基準に、点弧角α[度]にてサイリスタを点
弧することと同様のことができる。これにより、交流電
圧に直流及び偶数次高調波が重畳している場合にも、サ
イリスタの転流失敗を防ぐことができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、電圧検出器
で測定した電圧値から、ゼロクロス検出回路にてゼロク
ロスを検出し、検出した2点以上のゼロクロスから位相
のずれを平均化し、ゼロクロス位相を補正して、サイリ
スタを点弧するようにしたので、交流電圧に直流及び偶
数次高調波が重畳している場合にも、サイリスタの転流
失敗を防ぐことができるサイリスタ転流失敗防止装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサイリスタ転流失敗防止装置の実施形
態を示す回路構成図。
【図2】従来のサイリスタ転流失敗防止装置の一例を示
す回路構成図。
【図3】図2の問題点である、4次高調波により、ゼロ
クロスのずれた交流電源電圧信号を示す図。
【符号の説明】
1…電圧検出器 2…ゼロクロス検出回路 3…時間測定回路 4…演算回路 5…ゲートパルス発生回路 6…電力変換器(サイリスタ直流変換器) 7…直流負荷 8…交流電源電圧母線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサイリスタをブリッジ接続し、交
    流電力を直流電力に変換する電力変換器と、 前記電力変換器の交流電圧を検出する交流電圧検出器
    と、 前記交流電圧検出器で検出した電圧検出値からゼロクロ
    スを検出するゼロクロス検出回路と、 前記ゼロクロス検出回路により検出した各相のゼロクロ
    スの信号から電圧がプラスとなっている時間を測定する
    時間測定回路と、 前記時間測定回路で測定した時間を該周期の1/2を減
    算しその差を求める演算回路と、 前記演算回路で演算した値を前記サイリスタの所定の点
    弧角に加算した位相角で前記サイリスタを点弧させるゲ
    ートパルス発生回路と、 を具備したサイリスタ転流失敗防止装置。
JP18664297A 1997-07-11 1997-07-11 サイリスタ転流失敗防止装置 Withdrawn JPH1141935A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20041005