JPH1140758A - 記憶装置及びその製造方法、並びに情報書き込み方法及び情報読み出し方法 - Google Patents

記憶装置及びその製造方法、並びに情報書き込み方法及び情報読み出し方法

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JPH1140758A
JPH1140758A JP9197374A JP19737497A JPH1140758A JP H1140758 A JPH1140758 A JP H1140758A JP 9197374 A JP9197374 A JP 9197374A JP 19737497 A JP19737497 A JP 19737497A JP H1140758 A JPH1140758 A JP H1140758A
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JP
Japan
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electrode
storage device
insulating film
forming
film
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JP9197374A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takizawa
裕 瀧澤
Fumiyo Takeuchi
文代 竹内
Katsuyuki Suga
勝行 菅
Yasuyoshi Mishima
康由 三島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性の低い基板上や高品質のpn接合を形
成することが困難な基板上にもメモリセルを形成するこ
とができる記憶装置及びその製造方法、並びにその記憶
装置の情報書き込み方法及び情報読み出し方法を提供す
る。 【解決手段】 基板10と、基板10上に形成され、表
面に突起14が形成された第1の電極12と、第1の電
極12上に形成された絶縁膜16と、絶縁膜16上に形
成された第2の電極18とを有し、突起14と第2の電
極18との間の絶縁膜16を絶縁破壊して第1の電極1
2と第2の電極18との間に変質領域を形成することに
より情報を書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶装置に係り、
特にユーザが情報を書き込むことのできる読み出し専用
の記憶装置及びその製造方法、並びに情報書き込み方法
及び情報読み出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アプリケーションソフトやデータ
の大容量化に伴い、大容量の記憶媒体が普及している。
特に、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−
ROM、Compact Disk-Read Only Memoly)は、雑誌や
書籍に添付されるほど普及している。
【0003】しかしながら、CD−ROM等のディスク
型の記憶媒体は、機械的な読み出し機構を用いて読み出
されるため、アクセススピードが遅いという問題があ
る。従って、CD−ROM等のディスク型の記憶媒体
は、速いアクセススピードが要求される用途には適して
いない。これに対し、アクセススピードが速い記憶装置
として、ヒューズ型のPROM(Programable Read-Onl
y Memoly)やダイオード破壊型のPROM等の半導体記
憶装置が知られている。
【0004】ヒューズ型のPROMは、論理値0の状態
を書き込みたいメモリセルに過大な電流を流して、高濃
度に不純物を添加したポリシリコンにより成るヒューズ
を切ることによって情報を書き込むことができる構造に
なっている。ヒューズが溶断されたメモリセルにおいて
は、トランジスタのゲート電極にいかなる電圧を印加し
てもトランジスタがオンとなることはないので、トラン
ジスタがオンするか否かを検出することにより書き込ま
れている情報を読み取ることができる。しかし、ヒュー
ズ型のPROMでは、ヒューズとなるポリシリコン配線
を形成するためには高温のプロセスを用いなければなら
ないため、耐熱性の低いガラス基板を用いて製造するこ
とはできなかった。このため、従来のヒューズ型のPR
OMは、高価ではあるが耐熱性の高いシリコン基板を用
いて製造されていた。
【0005】また、ダイオード破壊型のPROMは、互
いに逆方向に接続したpn接合ダイオードの1つを逆バ
イアスを印加して破壊することで、論理値1の状態を書
き込むことができる構造になっている。ダイオード破壊
型のPROMでは、高品質なpn接合を形成するために
欠陥の少ない結晶が必要である。このため、従来のダイ
オード破壊型のPROMは、高価ではあるが結晶性の良
いシリコン基板を用いて製造されていた。
【0006】また、メモリセル、トランジスタ、又は異
なった機能を有するIC(Integrated Circuit)等を複
数の層に積層した構造を有する3次元LSI(Large Sc
aleIntegration)が提案されている。3次元LSIは、
積層化による高集積化、それぞれ異なる機能を持つIC
の集積による高機能化、及び並列処理による高速化等を
実現しうるものとして期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ヒューズ型のPROMやダイオード破壊型のPROM
は、高価なシリコン基板上にメモリセルを形成しなけれ
ばならないので、コストパフォーマンスが悪かった。ま
た、ガラス基板は耐熱性や結晶性に問題があるため、L
CD(Liquid Crystal Display)等のガラス基板上に
は、上記のヒューズ型のPROMやダイオード破壊型の
PROMを形成することはできなかった。
【0008】また、3次元LSIでは、アルミ配線等が
行われた層の上に、高温の成膜工程が必要とされる他の
層を形成すると、アルミ配線等が溶解してしまうため製
造が困難であった。本発明の目的は、耐熱性の低い基板
上や高品質のpn接合を形成することが困難な基板上に
もメモリセルを形成することができる記憶装置及びその
製造方法、並びにその記憶装置の情報書き込み方法及び
情報読み出し方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、基板と、前
記基板上に形成され、表面に突起が形成された第1の電
極と、前記第1の電極上に形成された絶縁膜と、前記絶
縁膜上に形成された第2の電極とを有し、前記突起と前
記第2の電極との間の前記絶縁膜を絶縁破壊して前記第
1の電極と前記第2の電極との間に変質領域を形成する
ことにより情報を書き込むことを特徴とする記憶装置に
より達成される。これにより、表面に突起が形成された
第1の電極、絶縁膜、及び第2の電極を低い温度で形成
することができるので、耐熱性の低い基板上にメモリセ
ルを形成することができる。また、表面に突起が形成さ
れた第1の電極、絶縁膜、及び第2の電極にはpn接合
を形成する必要がないので、高品質なpn接合を形成す
ることが困難な基板上にもメモリセルを形成することが
できる。
【0010】また、上記の記憶装置において、前記第1
の電極に接続され、書き込まれた情報を検出するトラン
ジスタを更に有することが望ましい。また、上記目的
は、基板と、前記基板上に形成されたソース電極と、前
記基板上に、前記ソース電極に離間して形成されたドレ
イン電極と、前記基板上、前記ソース電極上、及び前記
ドレイン電極上に形成され、表面に突起が形成された活
性層と、前記活性層上に形成されたゲート絶縁膜と、前
記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを有し、前
記突起と前記ゲート電極との間の前記ゲート絶縁膜を絶
縁破壊して前記活性層に変質領域を形成することにより
情報を書き込むことを特徴とする記憶装置により達成さ
れる。これにより、ソース電極、ドレイン電極、表面に
突起が形成された活性層、ゲート絶縁膜、及びゲート電
極を低い温度で形成することができるので、耐熱性の低
い基板上にメモリセルを形成することができる。また、
ソース電極、ドレイン電極、表面に突起が形成された活
性層、ゲート絶縁膜、及びゲート電極にはpn接合を形
成する必要がないので、高品質なpn接合を形成するこ
とが困難な基板上にもメモリセルを形成することができ
る。
【0011】また、上記目的は、上記の記憶装置の情報
書き込み方法であって、前記第1の電極と前記第2の電
極との間に所定の電圧を印加し、前記突起と前記第2の
電極との間の前記絶縁膜を絶縁破壊して、前記第1の電
極と前記第2の電極との間に前記変質領域を形成するこ
とにより情報を書き込むことを特徴とする情報書き込み
方法により達成される。
【0012】また、上記目的は、上記の記憶装置の情報
書き込み方法であって、前記活性層と前記ゲート電極と
の間に所定の電圧を印加し、前記突起と前記ゲート電極
との間の前記ゲート絶縁膜を絶縁破壊して、前記活性層
に前記変質領域を形成することにより情報を書き込むこ
とを特徴とする情報書き込み方法により達成される。ま
た、上記目的は、上記の記憶装置の情報読み出し方法で
あって、前記第1の電極と前記第2の電極との間に所定
の電圧を印加し、前記第1の電極と前記第2の電極との
間に流れる電流に応じて書き込まれた情報を検出するこ
とを特徴とする情報読み出し方法により達成される。
【0013】また、上記目的は、上記の記憶装置を用い
た情報読み出し方法であって、前記ゲート電極に所定の
電圧を印加したときに流れるドレイン電流に応じて書き
込まれた情報を検出することを特徴とする情報読み出し
方法により達成される。また、上記目的は、基板上に第
1の電極を形成する第1電極形成工程と、前記第1の電
極表面に突起を形成する突起形成工程と、前記第1の電
極上に、絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、前記絶縁
膜上に第2の電極を形成する第2電極形成工程とを有す
ることを特徴とする記憶装置の製造方法により達成され
る。これにより、表面に突起が形成された第1の電極、
絶縁膜、及び第2の電極を低い温度で形成することがで
きるので、耐熱性の低い基板上にメモリセルを形成する
ことができる。また、表面に突起が形成された第1の電
極、絶縁膜、及び第2の電極にはpn接合を形成する必
要がないので、高品質なpn接合を形成することが困難
な基板上にもメモリセルを形成することができる。
【0014】また、上記の記憶装置の製造方法におい
て、前記突起形成工程は、前記第1の電極上に金属膜又
は半導体膜を成膜する成膜工程と、フォトエッチングに
より前記金属膜又は前記半導体膜を所定の形状にパター
ニングして、前記第1の電極上に前記突起を形成するパ
ターニング工程とを有することが望ましい。また、上記
の記憶装置の製造方法において、前記突起形成工程で
は、前記第1の電極を溶解し、溶解した前記第1の電極
を凝固することにより、前記第1の電極表面に前記突起
を形成することが望ましい。
【0015】また、上記の記憶装置の製造方法におい
て、前記第1電極形成工程では、導電性金属酸化膜より
成る前記第1の電極を形成し、前記突起形成工程は、前
記導電性金属酸化膜の表面を還元して金属粒子を形成す
る還元工程と、アモルファスシリコンを堆積して前記金
属粒子下部に前記アモルファスシリコンを成長して、前
記金属粒子と前記アモルファスシリコンより成る前記突
起を形成するアモルファスシリコン堆積工程とを有する
ことが望ましい。
【0016】また、上記の記憶装置の製造方法におい
て、前記導電性金属酸化膜は、酸化スズ膜、酸化インジ
ウム膜、酸化亜鉛膜、又は不純物を導入した酸化インジ
ウム膜であることが望ましい。また、上記の記憶装置の
製造方法において、前記基板は、ガラス基板、又は絶縁
膜を形成したシリコン基板であることが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]本発明の第1実施形態による記憶装置
及びその製造方法を図1乃至図3を用いて説明する。図
1は、本実施形態による記憶装置を示す断面図である。
図2は、本実施形態による記憶装置の動作原理を示す断
面図である。図3は、本実施形態による記憶装置の製造
方法を示す工程断面図である。
【0018】図1は、本実施形態による記憶装置におけ
るメモリセルを示している。ガラス基板10上には、電
界を集中するための複数の突起14が表面に形成された
電極12が形成されている。電極12は、Al等の金属
により形成してもよいし、半導体により形成してもよ
い。突起14は、ほぼ円錐形に形成されており、高さは
約50nm、底面の直径は約0.8μmである。このよ
うな突起14は、電極12上にCr膜を形成した後、フ
ォトリソグラフィ技術によりパターニングして形成する
ことができる。なお、突起14は、円錐形に限定される
ものではなく、突起14近傍に電界を集中できるならば
円柱状などいかなる形状でもよい。
【0019】表面に突起14が形成された電極12上に
は、電極12と電極18とを絶縁するための絶縁膜16
が形成されている。絶縁膜16は、シリコン酸化膜でも
よいし、窒化シリコン膜等でもよい。絶縁膜16上に
は、電極12に対向する電極18が形成されている。電
極18は、Al等の金属により形成してもよいし、半導
体により形成してもよい。
【0020】このようにして、電極12、絶縁膜16、
電極18等より成る記憶部20が構成されている。一
方、電極12は、センスアンプとして機能するトランジ
スタ22のソース電極24に接続されている。ガラス基
板10には、ソース電極24とドレイン電極28とが離
間して形成されている。
【0021】また、ガラス基板10上には、活性層32
が形成されている。活性層32は、アモルファスシリコ
ン膜であり、プラズマCVD(Plasma Chemical Vapor
Deposition)法等により形成することができる。ソース
電極24と活性層32との間には、ソース電極24と活
性層32とを接続するためのコンタクト層26が形成さ
れている。また、ドレイン電極28と活性層32との間
には、ドレイン電極28と活性層32とを接続するため
のコンタクト層30が形成されている。コンタクト層2
6、30は、不純物としてPが導入されたアモルファス
シリコン膜であり、プラズマCVD法等により形成する
ことができる。
【0022】活性層32上には、窒化シリコン膜より成
るゲート絶縁膜34が形成されている。ゲート絶縁膜3
4上には、Cr層より成るゲート電極36が形成されて
いる。このようにして、ソース電極24、ドレイン電極
28、活性層32、ゲート絶縁膜34、ゲート電極36
等より成るトランジスタ22が形成されている。
【0023】次に、図1及び図2を用いて、本実施形態
による記憶装置の動作について説明する。図2は、記憶
部20の構成要素のみを示しており、便宜上その他の構
成要素を省略している。図2(a)は絶縁破壊が発生し
ていない記憶部を示しており、図2(b)は絶縁破壊が
発生した記憶部を示している。
【0024】本実施形態による記憶装置は、記憶部20
の電極12と電極18との間で絶縁破壊を発生すること
により、例えば論理値1を書き込むものである。一方、
絶縁破壊を発生しないければメモリセルは論理値0を示
すこととなる。まず、本実施形態による記憶装置に情報
を書き込む場合について説明する。記憶装置に情報を書
き込む場合には、記憶装置内のすべてのメモリセルの電
極18とドレイン電極28に、ドレイン電極28側が正
になるように所定の電圧を印加する。例えば、所定の電
圧として20Vを印加する。
【0025】次に、各々のメモリセルに順次情報を書き
込んでいく。例えば、メモリセルに論理値1を書き込み
たい場合は、メモリセルのゲート電極36にトランジス
タ22をオンにするための所定の電圧を印加する。所定
の電圧としては、例えば10Vを印加する。すると、ト
ランジスタ22がオンとなり、電極18と電極12との
間に電圧が印加され、電極12の突起14近傍に電界が
集中する。突起14近傍に電界が集中すると、絶縁破壊
が発生し、図2(b)に示すように電極12の突起14
近傍から電極18にかけて導電率の高い変質領域38が
形成される。変質領域38は、絶縁膜16内のみなら
ず、電極12、18内にも形成される。これにより、電
極12と電極18とが変質領域38を介して接続され
る。なお、変質領域38は少なくとも1つの突起14に
対して形成されれば電極12と電極18とを接続させる
ことができるので、変質領域38はすべての突起14に
対して形成される必要はない。なお、変質領域38の導
電率は、電極12、18、及び突起14の材料を適宜選
択することにより、設定することができる。本実施形態
では、電極12、18、及び突起14に導電率の高い金
属等を用いて変質領域38の導電率が高くしたが、電極
12、18、及び突起14に導電率の低い物質、例えば
不純物を導入していないシリコン等を用いれば、変質領
域38の導電率を低くすることができる。
【0026】一方、メモリセルのゲート電極36に電圧
を印加しなければ、電極12と電極18との間は絶縁状
態が保持されたままとなるので、メモリセルは論理値0
を示すこととなる。このように、本実施形態による記憶
装置では、メモリセルの電極12と電極18との間を絶
縁破壊して電極12と電極18との間に導電率の高い変
質領域をすることにより論理値1を書き込み、メモリセ
ルの電極12と電極18との間の絶縁状態を保持したま
まとすることによりメモリセルの情報を論理値0とする
ことができる。
【0027】次に、本実施形態による記憶装置から情報
を読み出す場合について説明する。本実施形態による記
憶装置から情報を読み出す場合は、記憶装置内のすべて
のメモリセルの電極18とドレイン電極28に、ドレイ
ン電極28側が正になるように所定の電圧を印加する。
例えば、所定の電圧として5Vを印加する。次に、読み
出したいメモリセルのトランジスタ22のゲート電極3
6に、トランジスタ22をオンするための所定の電圧を
印加する。
【0028】論理値1が書き込まれたメモリセルでは、
電極12と電極18との間が導通しているので、トラン
ジスタ22にドレイン電流が流れる。一方、論理値0を
示すメモリセルでは、電極12と電極18との間で絶縁
状態が保持されているので、トランジスタ22にドレイ
ン電流が流れない。従って、ドレイン電流が流れるか否
かを検出することにより、書き込まれた情報を読み出す
ことができる。
【0029】次に、本実施形態による記憶装置の製造方
法を図3を用いて説明する。トランジスタ22は通常の
TFT(Thin Film Transistor)の製造方法と同様に形
成することができるので、記憶部20の製造方法のみを
示す。まず、ガラス基板10上に、スパッタ法により、
Al層より成る電極12を形成する(図3(a)参
照)。
【0030】次に、電極12表面に、スパッタ法によ
り、膜厚約50μmのCr層40を形成する(図3
(b)参照)。次に、フォトレジストを塗布し、突起1
4を形成する領域に直径約0.8μmの円形パターンを
形成し、エッチングすることにより突起14を形成する
(図3(c)参照)。
【0031】次に、突起14が形成された電極12上
に、プラズマCVD法により、酸化シリコン膜16を形
成する。原料ガスとしては、シランガスと亜酸化窒素ガ
スを用いる。この後、絶縁膜16上に、スパッタ法によ
りAl層より成る電極18を形成する。このようにし
て、本実施形態による記憶装置を形成することができ
る。
【0032】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる記憶装置及びその製造方法を図4乃至図6を用いて
説明する。図4は、本実施形態による記憶装置を示す断
面図である。図5は、本実施形態による記憶装置のゲー
ト電圧−ドレイン電流特性を示すグラフである。図6
は、本実施形態による記憶装置の製造方法を示す工程断
面図である。図1乃至図3に示す第1実施形態による記
憶装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の
符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0033】本実施形態による記憶装置は、メモリセル
がトップゲート型のスタガ型トランジスタであることに
主な特徴がある。図4は、本実施形態による記憶装置の
メモリセルを示している。ガラス基板10上には、ソー
ス電極24とドレイン電極28とが離間して形成されて
いる。
【0034】また、ガラス基板10上には、活性層32
が形成されている。活性層32は、アモルファスシリコ
ン膜であり、プラズマCVD法等により形成することが
できる。ソース電極24と活性層32との間には、ソー
ス電極24と活性層32とを接続するためのコンタクト
層26が形成されている。また、ドレイン電極28と活
性層32との間には、ドレイン電極28と活性層32と
を接続するためのコンタクト層30が形成されている。
コンタクト層26、30は、不純物としてPが導入され
たアモルファスシリコン膜であり、プラズマCVD法等
により形成することができる。
【0035】活性層32の表面には、Crより成る複数
の突起14が形成されている。突起14は、ほぼ円錐形
に形成されており、高さは約50nm、底面の直径は約
0.8μmである。このような突起14は、活性層32
上にCr膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術によ
りパターニングして形成することができる。突起14が
形成された活性層32上には、窒化シリコン膜より成る
ゲート絶縁膜34が形成されている。ゲート絶縁膜34
上には、Cr層より成るゲート電極36が形成されてい
る。
【0036】次に、本実施形態による記憶装置の動作を
図4を用いて説明する。記憶装置に情報を書き込む場合
には、記憶装置内のすべてのメモリセルのソース電極2
4とドレイン電極28に、ドレイン電極28側が正にな
るように所定の電圧を印加する。例えば、所定の電圧と
して10Vを印加する。次に、各々のメモリセルに順次
情報を書き込んでいく。
【0037】例えば、メモリセルに論理値0を書き込み
たい場合は、メモリセルのゲート電極36にトランジス
タをオンにするための所定の電圧を印加する。すると、
活性層32に形成されるチャネル領域(図示せず)とゲ
ート電極36との間に電圧が印加されるため、突起14
近傍に電界が集中する。突起14近傍に電界が集中する
と、絶縁破壊が発生し、突起14近傍の活性層32から
ゲート電極36にかけて変質領域(図示せず)が形成さ
れる。また、このとき、活性層32にも変質領域(図示
せず)が形成される。活性層32はアモルファスシリコ
ン膜であるため、活性層32内には導電率の低い変質領
域が形成される。
【0038】一方、メモリセルのゲート電極36に電圧
を印加しなければ、活性層32に導電性の低い変質領域
が形成されないので、メモリセルは論理値1を示すこと
となる。このように、本実施形態による記憶装置では、
メモリセルの活性層32に導電性の低い変質領域を形成
することにより論理値0を書き込み、メモリセルの活性
層32に変質領域を形成しないことによりメモリセルの
情報を論理値1とすることができる。
【0039】次に、本実施形態による記憶装置から情報
を読み出す場合について説明する。記憶装置から情報を
読み出す場合は、記憶装置内のすべてのメモリセルのソ
ース電極24とドレイン電極28との間に、ドレイン電
極28側が正になるように1Vの電圧を印加する。次
に、読み出したいメモリセルのゲート電極36に、トラ
ンジスタをオンするための所定の電圧を印加する。
【0040】論理値0が書き込まれたメモリセルでは、
メモリセルの活性層32に導電性の低い変質領域が形成
されているため、ドレイン電流はわずかしか流れない。
この場合、ゲート電圧−ドレイン電流特性は、図5のグ
ラフの一点鎖線のような特性を示す。一方、論理値1を
示すメモリセルでは、メモリセルの活性層32に変質領
域が形成されていないので、ドレイン電流が流れる。こ
のとき、ゲート電圧−ドレイン電流特性は、図5のグラ
フの実線のような特性を示す。
【0041】従って、ドレイン電流の値がしきい値以上
か否かを検出することにより、メモリセルの情報を検出
することができる。このようにして、本実施形態による
記憶装置から情報を読み出すことができる。次に、本実
施形態による記憶装置の製造方法を図6を用いて説明す
る。
【0042】まず、ガラス基板10上に、スパッタ法に
よりAl層を形成し、ソース電極とドレイン電極の形状
にパターニングして、ソース電極24とドレイン電極2
8とを形成する。この後、ガラス基板10上、ソース電
極24上、及びドレイン電極28上に、プラズマCVD
法により、不純物としてPが導入されたアモルファスシ
リコン膜29を形成する。(図6(a)参照)。
【0043】次に、ソース電極24とドレイン電極28
との間の所定領域のアモルファスシリコン29をパター
ニングして、ガラス基板10表面を露出させる。この
後、露出したガラス基板10上、及びアモルファスシリ
コン膜29上に、プラズマCVD法により、アモルファ
スシリコン膜より成る活性層32を形成する。この後、
活性層32上に、スパッタ法により、膜厚約50μmの
Cr層40を形成する(図6(b)参照)。
【0044】次に、フォトレジストを塗布し、突起14
を形成する領域に直径約0.8μmの円形パターンを形
成し、エッチングすることにより突起14を形成する
(図6(c)参照)。次に、突起14が形成された活性
層32上に、プラズマCVD法により、窒化シリコン膜
より成るゲート絶縁膜34を形成する。この後、ゲート
絶縁膜34上に、スパッタ法により、Cr層より成るゲ
ート電極36を形成する。この後、余分な領域のアモル
ファスシリコン29、活性層32、突起14、ゲート絶
縁膜34、及びゲート電極36をパターニングして、本
実施形態による記憶装置を形成することができる(図6
(d)参照)。
【0045】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よる記憶装置の製造方法を図7を用いて説明する。図7
は、本実施形態による記憶装置の製造方法を示す工程断
面図である。図1乃至図6に示す第1又は第2実施形態
による記憶装置及びその製造方法と同一の構成要素に
は、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0046】第1及び第2実施形態では突起14をフォ
トリソグラフィ技術を用いて形成したが、本実施形態で
はフォトリソグラフィ技術を用いずに突起14を形成す
ることに主な特徴がある。まず、ガラス基板10上に、
プラズマCVD法により、アモルファスシリコン膜42
を形成する。アモルファスシリコン膜42の膜厚は、2
0〜100nmの範囲ならよいが、約50nmが望まし
い。この後、電気炉にて、450℃、2時間の熱処理を
加え、アモルファスシリコン膜42内に含まれている水
素ガスを離脱させる(図7(a)参照)。
【0047】次に、波長308nmのXeClエキシマ
レーザにより、紫外線を照射し、アモルファスシリコン
膜42を溶解する。照射する紫外線のエネルギー密度は
340mJ/cm2とし、照射時間は100ns以下と
する。このようにエキシマレーザを用いて加熱すれば、
短時間でしかもアモルファスシリコン膜だけを選択的に
加熱することができるので、ガラス基板10に熱的なダ
メージを与えることなくアモルファスシリコン膜42を
溶解することができる(図7(b)参照)。
【0048】次に、溶解したアモルファスシリコン膜4
2を凝固して、ポリシリコン膜44を形成する。このよ
うにして形成されたポリシリコン膜44は、多数の結晶
粒46より構成されている。結晶粒46同士の境界は、
粒界48と呼ばれている。粒界48近傍には、突起14
が形成される。突起14は、結晶粒46が凝固する際、
結晶粒46の中心から結晶化が進むために結晶粒46の
端部が隆起して形成されると考えられる。このような観
点から本願発明者が鋭意検討を行った結果、膜厚約50
nmのアモルファスシリコン膜では高さ約20〜50n
mの突起14が形成され、膜厚30nmのアモルファス
シリコン膜では高さ約100nmの突起14が形成され
ることがわかった。このようにアモルファスシリコン膜
42の厚さを変えることにより突起14の高さを変える
ことができるので、所望の高さの突起14を得られるよ
う、アモルファスシリコン膜42の厚さを適宜設定すれ
ばよい(図7(c)参照)。
【0049】次に、プラズマCVD法により、膜厚12
0nmの酸化シリコン膜より成る絶縁膜16を形成す
る。原料ガスとしては、シランガス、及び亜酸化窒素ガ
スを用いる。この後、DCスパッタ法により、膜厚30
0nmのAl膜より成る電極18を形成する(図7
(d)参照)。このように、本実施形態によれば、フォ
トリソグラフィ技術を用いずにポリシリコン膜44表面
に突起14を形成することができる。
【0050】[第4実施形態]本発明の第4実施形態に
よる記憶装置の製造方法を図8を用いて説明する。図8
は、本実施形態による記憶装置の製造方法を示す工程断
面図である。図1乃至図7に示す第1乃至第3実施形態
による記憶装置及びその製造方法と同一の構成要素に
は、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0051】本実施形態では、第1乃至第3実施形態と
異なる方法により突起を形成することに主な特徴があ
る。まず、ガラス基板10上に、DCスパッタ法によ
り、不純物としてSnを添加した膜厚50nmのITO
(Indium-Tin-Oxide)膜50を形成する(図8(a)参
照)。
【0052】次に、平行平板型のプラズマCVD装置内
に載置し、ガラス基板10を200℃以上、望ましくは
260℃にまで加熱した後、水素プラズマを発生させ
る。水素プラズマは還元性が強いので、酸化膜より成る
ITO膜50は容易に還元され、In及びSn粒子52
がITO膜50上に形成される(図8(b)参照)。次
に、プラズマCVD法により、アモルファスシリコン5
4を堆積する。原料ガスとしては、シランガス及び水素
ガスを用いる。ガラス基板10上のIn及びSn粒子5
2は、アモルファスシリコン54の堆積に際して強い触
媒作用を示すので、In及びSn粒子52の下部に選択
的にアモルファスシリコン54が堆積され、In及びS
n粒子52、及びアモルファスシリコン54より成る突
起14が形成される(図8(c)参照)。
【0053】次に、プラズマCVD法により、酸化シリ
コン膜より成る絶縁膜16を形成する。原料ガスとして
は、シランガスと亜酸化窒素ガスを用いる。この後、D
Cスパッタ法により膜厚300nmのAl膜より成る電
極18を形成する(図8(d)参照)。このように、本
実施形態によれば、ITO膜50表面に、In及びSn
粒子14、及びアモルファスシリコン54より成る突起
14を形成することができる。
【0054】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。例えば、第1乃至第4
実施形態では、トップゲート型のスタガ型トランジスタ
を用いて説明したが、ボトムゲート型、又はコプレーナ
型のスタガ型トランジスタでもよいし、MOS型、又は
バイポーラ型トランジスタ等に適用してもよい。
【0055】また、第3実施形態では、波長308nm
のエキシマレーザを光源として、電極となる膜であるア
モルファスシリコン膜を溶解したが、光源はエキシマレ
ーザに限定されるものではなく、電極となる膜の膜厚と
同程度の厚さで減衰する波長の光源であれば、どのよう
な光源を用いてもよい。また、第4実施形態において、
ITO膜を用いたが、ITO膜に限定されるものではな
く、酸化スズ膜、酸化インジウム膜、酸化亜鉛膜等を用
いてもよい。
【0056】また、第1乃至第4実施形態において、ガ
ラス基板を用いたが、ガラス基板に限定されるものでは
なく、石英や酸化シリコン膜を形成したシリコンウェハ
など絶縁性を有する基板であればあらゆる基板を用いて
もよい。また、第3実施形態において、シリコンを用い
て突起を形成したが、シリコンに限らずアルミニウム、
チタン、タングステン、モリブデン等を用いてもよい。
【0057】また、第1実施形態において、電極12に
ソース電極24を接続するのではなく、電極12にドレ
イン電極28を接続してもよい。
【0058】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、表面に突
起が形成された電極、絶縁膜、及び絶縁膜上に形成され
た電極等を低い温度で形成することができるので、耐熱
性の低い基板上にメモリセルを形成することができる。
また、表面に突起が形成された電極、絶縁膜、及び絶縁
膜上に形成された電極等にはpn接合を形成する必要が
ないので、高品質なpn接合を形成することが困難な基
板上にもメモリセルを形成することができる。
【0059】また、本発明によれば、ソース電極、ドレ
イン電極、表面に突起が形成された活性層、ゲート絶縁
膜、及びゲート電極等を低い温度で形成することができ
るので、耐熱性の低い基板上にメモリセルを形成するこ
とができる。また、ソース電極、ドレイン電極、表面に
突起が形成された活性層、ゲート絶縁膜、及びゲート電
極等にはpn接合を形成する必要がないので、高品質な
pn接合を形成することが困難な基板上にもメモリセル
を形成することができる。
【0060】また、本発明によれば、表面に突起が形成
された電極と絶縁膜上に形成された電極との間に所定の
電圧を印加し、突起と絶縁膜上に形成された電極との間
の絶縁膜を絶縁破壊して、表面に突起が形成された電極
と絶縁膜上に形成された電極との間に変質領域を形成す
ることにより情報を書き込むことができる。また、本発
明によれば、表面に突起が形成された活性層とゲート電
極との間に所定の電圧を印加し、突起とゲート電極との
間のゲート絶縁膜を絶縁破壊して、活性層に変質領域を
形成することにより情報を書き込むことができる。
【0061】また、本発明によれば、表面に突起が形成
された電極と絶縁膜上に形成された電極との間に所定の
電圧を印加し、表面に突起が形成された電極と絶縁膜上
に形成された電極との間に流れる電流に応じて書き込ま
れた情報を読み出すことができる。また、本発明によれ
ば、ゲート電極に所定の電圧を印加したときに流れるド
レイン電流に応じて書き込まれた情報を読み出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による記憶装置を示す断
面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による記憶装置の動作原
理を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態による記憶装置の製造方
法を示す工程断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態による記憶装置を示す断
面図である。
【図5】本発明の第2実施形態による記憶装置のゲート
電圧−ドレイン電流特性を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施形態による記憶装置の製造方
法を示す工程断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態による記憶装置の製造方
法を示す工程断面図である。
【図8】本発明の第4実施形態による記憶装置の製造方
法を示す工程断面図である。
【符号の説明】
10…ガラス基板 12…電極 14…突起 16…絶縁膜 18…電極 20…記憶部 22…トランジスタ 24…ソース電極 26…コンタクト層 28…ドレイン電極 29…アモルファスシリコン膜 30…コンタクト層 32…活性層 34…ゲート絶縁膜 36…ゲート電極 38…変質領域 40…Cr層 42…アモルファスシリコン膜 44…ポリシリコン膜 46…結晶粒 48…粒界 50…ITO膜 52…In及びSn粒子 54…アモルファスシリコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 勝行 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 三島 康由 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上に形成され、表面に突起が形成された第1の
    電極と、 前記第1の電極上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上に形成された第2の電極とを有し、 前記突起と前記第2の電極との間の前記絶縁膜を絶縁破
    壊して前記第1の電極と前記第2の電極との間に変質領
    域を形成することにより情報を書き込むことを特徴とす
    る記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記憶装置において、 前記第1の電極に接続され、書き込まれた情報を検出す
    るトランジスタを更に有することを特徴とする記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 基板と、 前記基板上に形成されたソース電極と、 前記基板上に、前記ソース電極に離間して形成されたド
    レイン電極と、 前記基板上、前記ソース電極上、及び前記ドレイン電極
    上に形成され、表面に突起が形成された活性層と、 前記活性層上に形成されたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを有し、 前記突起と前記ゲート電極との間の前記ゲート絶縁膜を
    絶縁破壊して前記活性層に変質領域を形成することによ
    り情報を書き込むことを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の記憶装置の情報書
    き込み方法であって、 前記第1の電極と前記第2の電極との間に所定の電圧を
    印加し、前記突起と前記第2の電極との間の前記絶縁膜
    を絶縁破壊して、前記第1の電極と前記第2の電極との
    間に前記変質領域を形成することにより情報を書き込む
    ことを特徴とする情報書き込み方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の記憶装置の情報書き込み
    方法であって、 前記活性層と前記ゲート電極との間に所定の電圧を印加
    し、前記突起と前記ゲート電極との間の前記ゲート絶縁
    膜を絶縁破壊して、前記活性層に前記変質領域を形成す
    ることにより情報を書き込むことを特徴とする情報書き
    込み方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の記憶装置の情報読
    み出し方法であって、 前記第1の電極と前記第2の電極との間に所定の電圧を
    印加し、前記第1の電極と前記第2の電極との間に流れ
    る電流に応じて書き込まれた情報を検出することを特徴
    とする情報読み出し方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の記憶装置を用いた情報読
    み出し方法であって、 前記ゲート電極に所定の電圧を印加したときに流れるド
    レイン電流に応じて書き込まれた情報を検出することを
    特徴とする情報読み出し方法。
  8. 【請求項8】 基板上に第1の電極を形成する第1電極
    形成工程と、 前記第1の電極表面に突起を形成する突起形成工程と、 前記第1の電極上に、絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程
    と、 前記絶縁膜上に第2の電極を形成する第2電極形成工程
    とを有することを特徴とする記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の記憶装置の製造方法にお
    いて、 前記突起形成工程は、前記第1の電極上に金属膜又は半
    導体膜を成膜する成膜工程と、フォトエッチングにより
    前記金属膜又は前記半導体膜を所定の形状にパターニン
    グして、前記第1の電極上に前記突起を形成するパター
    ニング工程とを有することを特徴とする記憶装置の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の記憶装置の製造方法に
    おいて、 前記突起形成工程では、前記第1の電極を溶解し、溶解
    した前記第1の電極を凝固することにより、前記第1の
    電極表面に前記突起を形成することを特徴とする記憶装
    置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の記憶装置の製造方法に
    おいて、 前記第1電極形成工程では、導電性金属酸化膜より成る
    前記第1の電極を形成し、 前記突起形成工程は、前記導電性金属酸化膜の表面を還
    元して金属粒子を形成する還元工程と、アモルファスシ
    リコンを堆積して前記金属粒子下部に前記アモルファス
    シリコンを成長して、前記金属粒子と前記アモルファス
    シリコンより成る前記突起を形成するアモルファスシリ
    コン堆積工程とを有することを特徴とする記憶装置の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の記憶装置の製造方法
    において、 前記導電性金属酸化膜は、酸化スズ膜、酸化インジウム
    膜、酸化亜鉛膜、又は不純物を導入した酸化インジウム
    膜であることを特徴とする記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至12のいずれか1項に記
    載の記憶装置の製造方法において、 前記基板は、ガラス基板、又は絶縁膜を形成したシリコ
    ン基板であることを特徴とする記憶装置の製造方法。
JP9197374A 1997-07-23 1997-07-23 記憶装置及びその製造方法、並びに情報書き込み方法及び情報読み出し方法 Withdrawn JPH1140758A (ja)

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