JPH1140371A - 電界発光素子及びその製造方法 - Google Patents

電界発光素子及びその製造方法

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JPH1140371A
JPH1140371A JP9211241A JP21124197A JPH1140371A JP H1140371 A JPH1140371 A JP H1140371A JP 9211241 A JP9211241 A JP 9211241A JP 21124197 A JP21124197 A JP 21124197A JP H1140371 A JPH1140371 A JP H1140371A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リソグラフィ工程に伴う電極材料の劣化や有
機EL層の劣化を防止してダークスポットの発生を抑
え、高寿命な電界発光素子及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 有機EL層13上に、MgInでなる第
1金属膜14を3nm〜5nm程度の膜厚に蒸着し、そ
の上にAl、Crなどのドライエッチング可能な第2金
属膜15を蒸着して積層する。第2金属膜15の上にフ
ォトレジスト16をパターニングして、ドライエッチン
グを行って第1金属膜14を露出させる。次ぎに、02
アッシングを行って、露出部分の第1金属膜14を酸化
して高抵抗化させ、実質的に第1金属膜14のパターニ
ングを行う。このように、フォトリソグラフィ技術及び
ドライエッチング技術を用いて、カソード電極をパター
ニングできるため、微細なカソード電極を形成すること
が可能となる。このとき、リソグラフィ工程での現像液
や水分が第1金属膜14や有機EL層13へ到達しない
ため、特性の良好な高寿命な電界発光素子10を実現す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電界発光素子及
びその製造方法に関し、さらに詳しくは、保護金属膜を
含む電界発光素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電界発光素子として有機EL(エ
レクトロルミネッセンス)素子が注目されている。この
有機EL素子は、図4に示すように、ガラス基板1上に
形成されたアノード電極2上に有機EL層(複数層)3
が積層され、さらにその上にカソード電極4が形成され
た構造になっている。そして、図5に示すように有機E
L層3を挟むアノード電極2とカソード電極4とが単純
マトリクス状に互いに異なる方向に沿って形成され、ア
ノード電極2とカソード電極4とが交差する部分の有機
EL層3が発光するようになっている。また、この有機
EL素子においては、アノード電極は透明で仕事関数の
大きなITO(indium tin oxide)で形成され、カソー
ド電極は仕事関数の小さなMgIn、MgAg、AlL
iなどの合金で形成されている。これら電極パターン
は、アノード電極2ではフォトリソグラフィ技術及びウ
ェットエッチング技術を用いて形成され、カソード電極
4では有機EL層3にダメージを与えないように、図6
に示すようなハードマスク(メタルマスク)5を用いて
蒸着することにより形成される。なお、ハードマスク5
に形成したスリット5Aが電極ラインパターンとなり、
スリット5Aどうしの境界部5Bが電極のスペースパタ
ーンとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
有機EL素子では、カソード電極の材料が仕事関数の小
さい金属であるため、MgIn、MgAgなどの合金で
は水や酸素などに弱く腐食が起こり易く、AlLi合金
では真空蒸着による成膜が難しいためにハードマスクを
用いて形成されていたが、加工精度に限界があり、微細
なパターンを形成することは不可能であった。また、有
機EL層自体が溶剤に弱いため、フォトリソグラフィ工
程によるパターニングは難しいとされていた。さらにま
た、上記した仕事関数の小さい金属を含む合金をドライ
エッチングしようとしても適当なエッチングガスがない
という問題点があった。
【0004】この発明が解決しようとする課題は、不安
定な金属、または合金でなる電極をフォトリソグラフィ
技術及びドライエッチング技術を用いて形成できる電界
発光素子及びその製造方法を得るには、どのような手段
を講じればよいかという点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電界発光素子であって、有機EL層の両面に電極が設け
られた電界発光素子であって、前記有機EL層の一方の
面に設けられた前記電極が、当該有機EL層に接合する
第1金属膜と、前記第1金属膜より上に積層されるドラ
イエッチング可能な第2金属膜と、を備えることを特徴
としている。
【0006】請求項1記載の発明では、第2金属膜が第
1金属膜より上層に積層されているため、例えば、第2
金属膜上にフォトレジストを塗布してパターニングする
フォトリソグラフィ工程の際に、第1金属膜へ溶剤や水
分などが浸入するのを防止する作用がある。
【0007】請求項2記載の発明は、前記第1金属膜が
MgIn、MgAgなどの低仕事関数の材料であること
を特徴としている。請求項2記載の発明では、第2金属
膜が低仕事関数の材料でなる第1金属膜を保護する作用
がある。特に、リソグラフィ工程においては、現像液や
水分が第1金属膜に浸入して第1金属膜を腐食させるの
を防止する作用がある。
【0008】請求項3記載の発明は、前記第1金属膜が
ITOでなることを特徴としている。請求項3記載の発
明では、有機EL層に接合する第1金属膜に、現像液、
水分などが透過しやすいITOを用いても第2金属膜が
現像液、水分から保護するので、第1金属膜を介して有
機EL層へ浸入して現像液、水分などが浸入して有機E
L層を劣化させることを防止する作用がある。
【0009】請求項4記載の発明は、前記第1金属膜
が、10nm以下の膜厚であることをと特徴としてい
る。請求項4記載の発明では、第2金属膜をドライエッ
チングした際に、薄い膜厚であるため、第1金属膜の露
出部分が自然酸化を受け易くなり、第2金属膜のパター
ンと重なる部分以外を酸化絶縁膜とすることができ、実
質的に第1金属膜のパターン形成を行うことができる。
【0010】請求項5記載の発明は、電界発光素子の製
造方法であって、有機EL層上に低仕事関数の第1金属
膜を形成する工程と、前記第1金属膜の上にドライエッ
チング可能な第2金属膜を積層する工程と、前記第2金
属膜上にフォトレジストを露光・現像して電極パターン
に形成する工程と、前記第2金属膜をドライエッチング
して前記第1金属膜を露出させる工程と、を備えること
を特徴している。
【0011】請求項5記載の発明では、第2金属膜が第
1金属膜より上層に積層されるため、第2金属膜上にフ
ォトレジストを塗布してパターニングするフォトリソグ
ラフィ工程の際に、第1金属膜へ溶剤や水分などが浸入
して第1金属するのを防止する作用がある。
【0012】請求項6記載の発明は、前記ドライエッチ
ングの後に前記第1金属膜を酸化させる酸化処理工程を
備えることを特徴としている。請求項6記載の発明で
は、酸化処理工程を備えるため、露出部分の第1金属膜
を確実に酸化して高抵抗にすることができ、実質的に第
1金属膜の電極配線のパターニングを行うことが可能に
なる。
【0013】請求項7記載の発明は、前記第1金属膜
は、MgIn、MgAgなどの低仕事関数の材料である
ことを特徴としている。
【0014】請求項8記載の発明は、前記第1金属膜
は、ITOでなることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る電界発光素
子及びその製造方法の詳細を図面に示す各実施形態に基
づいて説明する。 (実施形態1)図1(a)〜(c)は、本発明に係る電
界発光素子を有機EL素子に適用した実施形態を示す工
程断面図である。まず、本実施形態の有機EL素子の製
造方法を図面に従って説明する。図1(a)に示すよう
に、ガラス基板11の上に、所定方向に向けて互いに平
行をなす複数のアノード電極12を形成する。ガラス基
板11及びアノード電極12の上に、例えばトリフェニ
ルジアミン誘導体(NPD)、ビス(10−ヒドロキシベ
ンゾ[h]キノリン)化ベリリウム(Bebq)を順次
蒸着により積層してなる有機EL層13を形成し、その
上にMgInもしくはMgAgでなる第1金属膜14、
AlもしくはCrでなる第2金属膜15を順次蒸着法に
より形成する。ここで、第1金属膜14の膜厚は、3n
m〜5nm程度に設定されている。また、第2金属膜1
5の膜厚は、100nm〜500nm程度に設定されて
いる。
【0016】次に、図1(b)に示すように、第2金属
膜15の上に、フォトレジスト16を塗布して、露光・
現像を行ってフォトレジスト16のパターニングを行
い、このフォトレジスト16をマスクとして、第2金属
膜15を例えば反応性イオンエッチング(RIE)など
のドライエッチングする。第2金属膜15は、第1金属
膜14より高い仕事関数であり、フォトレジスト16の
溶剤に浸食されにくいので、直接上にフォトレジスト1
6を塗布しても実質的に問題はない。
【0017】その後、O2アッシングを行いフォトレジ
スト16を剥離する。この結果、図1(c)に示すよう
に、第2金属膜15のパターンから露出した、低仕事関
数の第1金属膜14は、その露出部分が膜厚方向全体に
酸化されて(自然酸化に加えてO2アッシングにより強
制酸化されて)電気絶縁部分(高抵抗部分)14Aとな
る。このため、パターニングされた第2金属膜15で覆
われた部分は、カソード電極として機能しライン部とな
り、電気絶縁部分14Aはスペース部となる。このた
め、第1金属膜14は、不安定なカソード材料で形成さ
れているのに拘わらず、フォトリソグラフィ技術及びド
ライエッチング技術により、実質的に微細加工されたの
と同等の機能を有する電極パターンとなる。以上の工程
を経て、図1(c)に示すような電界発光素子10の製
造が完了する。
【0018】本実施形態の電界発光素子10では、有機
EL層13の上に形成した、低仕事関数のMgInやM
gAgでなる第1金属膜14が、有機EL層13側へ電
子を注入するカソードとしての機能を果たすため、電界
発光素子10を発光させることができる。因みに、有機
EL層13上に膜厚が500nmのMgInを形成し
て、ドライエッチング用の四塩化炭素(CCl4)プラ
ズマに5分間曝しても、アッシング用のO2プラズマに
5分間曝しても、プラズマに曝していない試料と同等の
発光特性が得られ、ダークスポットの発生に関しても有
意差の無いことが確認された。従って、十分に厚いカソ
ード電極上からドライエッチングやO2アッシングを施
しても、カソード電極下の有機EL層13へのダメージ
が小さい。また、3nmの膜厚のMgIn膜でも、その
下の有機EL層がO2アッシングによりエッチングされ
るのを阻止するに十分であることが確認されている。さ
らに、MgInなどでなる第1金属膜14は、酸化され
易い金属であるため、10nm以下の膜厚のMgIn薄
膜は自然酸化されると考えられるが、十分に酸化されな
くても、フォトレジスト剥離工程で行うO2アッシング
により確実に酸化されて絶縁化される。
【0019】また、本実施形態の電界発光素子10の製
造方法では、第2金属膜15の膜厚が十分に厚いため、
フォトリソグラフィ工程の際に、紫外光によるダメージ
や、有機溶媒から有機EL層13を保護することができ
ると共に、ドライエッチング時のプラズマからのダメー
ジ(UVダメージ)、O2アッシングによるダメージか
ら有機EL層14を保護することができる。
【0020】このように、本実施形態では、カソード電
極を、MgInなどの低仕事関数の材料でなる第1金属
膜14と、AlやCrなどの安定なドライエッチングが
可能な第2金属膜15とを積層する構造としたため、真
空蒸着によりカソード電極を容易に成膜でき、且つ上部
の安定な第2金属膜15で第1金属膜14を保護させて
電極の安定化を実現することができる。また、第2金属
膜15をドライエッチング可能な金属で形成したため、
カソード電極をフォトリソグラフィ技術及びドライエッ
チング技術にて、微細且つ自由度の高いパターンに形成
することが可能となる。
【0021】以上、本実施形態について説明したが、有
機EL層13の構成材料は上記した材料に限定されるも
のではなく、積層される有機膜の層の数も2層に限定さ
れるものではない。また、第2金属膜15の材料は、ド
ライエッチングに対し耐浸食性があり、安定な金属であ
れば、上記材料に限定されるものではない。また、第2
金属膜15上に形成されるフォトレジスト16を、感光
作用により安定な樹脂となる機能を有するものを用いれ
ば、第2金属膜15をドライエッチングした後に、露出
した第1金属膜14は自然酸化され、高精細なライン部
とスペース部とを形成するとともにO2アッシングによ
るレジスト除去工程を必要としなため、図2に示すよう
にフォトレジスト16Aを第2金属膜15上に残す構成
としてもよい。また、基板11上にITOアノード、カ
ソード電極の順に形成したが、カソード、ITOアノー
ド電極の順に形成してもよい。この場合、第2金属膜が
覆われていないITOが、O2アッシングにより内部に
酸素の量が増えて絶縁性を示すため、第2金属膜が覆わ
れているITOをラインとして、短いピッチの電極群を
形成することができる。
【0022】(実施形態2)図3(a)〜(c)は、本
発明に係る電界発光素子及びその製造方法を示す工程断
面図である。上記した実施形態1は、カソード電極をパ
ターニングする場合であったが、本実施形態では、有機
EL層13上にアノード電極を形成する場合に本発明を
適用したものである。まず、図3(a)に示すように、
ガラス基板11の上に、Mg又はMg合金からなるカソ
ード電極14Aをパターン形成し、その上に、有機EL
層13を表示領域全体に亙って形成する。さらに、有機
EL層13の上に、ITOでなる第1金属膜12A、A
lでなる第2金属膜15を順次蒸着により積層させる。
【0023】次に、第2金属膜15の上にフォトレジス
ト16を塗布し、露光・現像してフォトレジスト16を
アノード電極のマスクパターンにパターニングする。こ
のとき、現像液、リンス液などの溶液は、第2金属膜1
5の遮蔽により第1金属膜12Aに到達しないため、第
1金属膜12Aを介して有機EL層13、第1金属膜1
2Aを浸食することはない。そして、このパターニング
されたフォトレジスト16をマスクとして用いて、図3
(b)に示すように、第2金属膜15、第1金属膜12
Aをドライエッチングする。
【0024】その後、O2アッシングを行って、図3
(c)に示すようにフォトレジスト16を除去して、本
実施形態の電界発光素子10の製造が完了する。
【0025】本実施形態では、フォトリソグラフィ工程
の際に、溶剤や水分に対するブロック性の低いITOで
なる第1金属膜12Aが第2金属膜15で覆われている
ため、第1金属膜12Aを通過して、現像液、リンス液
などが有機EL層13へ到達するのを防止することがで
きる。このため、フォトリソグラフィに起因する有機E
L層13の劣化を防止することができ、ダークスポット
の発生や、発光寿命の短縮化を抑制することができる。
【0026】本実施形態の電界発光素子10は、ガラス
基板11上に、カソード電極14A、有機EL層13、
第1金属膜12A、第2金属膜15が形成された構成で
あり、第2金属膜15がフォトリソグラフィ工程の際
に、第1金属膜12Aに溶剤などが浸入するのを防止す
る作用を有している。また、第2金属膜15が第1金属
膜12Aより電気抵抗の小さい材料で形成されているた
め、電界発光素子10を駆動する際に、アノード電極の
部分による電圧偏差が発生するのを抑制することができ
る。
【0027】以上、本実施形態について説明したが、ア
ノード電極側の構造はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、有機EL層13の上にIT
Oでなる第1金属膜12Aを形成したが、MgIn薄膜
の上にITO膜を積層した構造に対しても本発明を適用
することが可能である。この場合、フォトリソグラフィ
工程の際に、低仕事関数のMgIn薄膜へITO膜を介
して溶剤などが浸入するのを抑制してMgIn薄膜が酸
化されるのを防止する作用を奏する。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、不安定な金属、または合金でなる電極をフ
ォトリソグラフィ工程に伴う溶剤による浸食を防止する
とともに微細なパターニング除去すること無しに高精細
なラインアンドスペースの電界発光素子を実現するとい
う効果を奏する。また、EL層上に、溶剤に対し透過性
のある金属層を設けても、溶剤の透過を抑制することが
できるので、リソグラフィ工程に伴う電極材料の劣化や
有機EL層の劣化を防止してダークスポットの発生を抑
え、高寿命な電界発光素子を提供できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明に係る電界発光素子の
製造方法の実施形態1を示す工程断面図。
【図2】実施形態1の変形例を示す断面図。
【図3】(a)〜(c)は本発明に係る電界発光素子の
製造方法の実施形態2を示す工程断面図。
【図4】従来の電界発光素子の断面図。
【図5】従来の電界発光素子の平面説明図。
【図6】従来の電界発光素子の製造に用いられるハード
マスクの平面図。
【符号の説明】
10 電界発光素子 11 ガラス基板 12 アノード電極 12A 第1金属膜 13 有機EL層 14 第1金属膜 14A カソード電極 15 第2金属膜 16 フォトレジスト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機EL層の両面に電極が設けられた電
    界発光素子であって、前記有機EL層の一方の面に設け
    られた前記電極が、当該有機EL層に接合する第1金属
    膜と、前記第1金属膜より上に積層されるドライエッチ
    ング可能な第2金属膜と、を備えることを特徴とする電
    界発光素子。
  2. 【請求項2】 前記第1金属膜は、MgIn、MgAg
    などの低仕事関数の材料であることを特徴とする請求項
    1記載の電界発光素子。
  3. 【請求項3】 前記第1金属膜は、ITOでなることを
    特徴とする請求項1記載の電界発光素子。
  4. 【請求項4】 前記第1金属膜は、10nm以下の膜厚
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の電界発光素子。
  5. 【請求項5】 有機EL層上に低仕事関数の第1金属膜
    を形成する工程と、前記第1金属膜の上にドライエッチ
    ング可能な第2金属膜を積層する工程と、前記第2金属
    膜上にフォトレジストを露光・現像して電極パターンに
    形成する工程と、前記第2金属膜をドライエッチングし
    て前記第1金属膜を露出させる工程と、を備えることを
    特徴する電界発光素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ドライエッチングの後に前記第1金
    属膜を酸化させる酸化処理工程を備えることを特徴とす
    る請求項5記載の電界発光素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1金属膜は、MgIn、MgAg
    などの低仕事関数の材料であることを特徴とする請求項
    5または請求項6に記載の電界発光素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1金属膜は、ITOでなることを
    特徴とする請求項5または請求項6に記載の電界発光素
    子の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004273420A (ja) * 2002-11-26 2004-09-30 General Electric Co <Ge> 有機電子デバイスにおける欠陥の影響を軽減する電極
JP2005158392A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Pioneer Electronic Corp 有機エレクトロルミネセンス素子の製造方法およびこれを用いる製造装置
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KR100835160B1 (ko) 2006-06-26 2008-06-04 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 유기 일렉트로루미네선스 디스플레이 및 그 제조 방법

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