JPH1140289A - Pcカードコネクタ - Google Patents

Pcカードコネクタ

Info

Publication number
JPH1140289A
JPH1140289A JP9188470A JP18847097A JPH1140289A JP H1140289 A JPH1140289 A JP H1140289A JP 9188470 A JP9188470 A JP 9188470A JP 18847097 A JP18847097 A JP 18847097A JP H1140289 A JPH1140289 A JP H1140289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
connector
guide
circuit board
connector body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9188470A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Tajima
伸明 但馬
Mitsuru Kobayashi
満 小林
Kazuyuki Futaki
和之 二木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagano Fujitsu Component Ltd filed Critical Nagano Fujitsu Component Ltd
Priority to JP9188470A priority Critical patent/JPH1140289A/ja
Publication of JPH1140289A publication Critical patent/JPH1140289A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常のPCカードと低インピーダンスPCカ
ードの双方に適用し得るようにカードコネクタを構成し
て組立工数の削減と顧客要請への即応とによる生産性向
上とコネクタとしての特性向上を図る。 【構成】 複数種類のPCカードに接続可能な回路基板
実装用のコネクタ本体51と該各PCカードを該コネク
タ本体51に案内するPCカードガイド52とを含んで
なり、該PCカードガイド52と該コネクタ本体51
に、PCカードガイド52のコネクタ本体51上部から
の嵌合で選択的に着脱し得る手段を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPCカード用のカー
ドコネクタの構成に係わり、特に通常のPCカードと低
インピーダンスPCカードの双方に適用し得るようにカ
ードコネクタを構成して組立工数の削減と顧客要請への
即応とによる生産性向上を図ると共に、コネクタとして
の特性向上を図ったカードコネクタに関する。
【0002】情報技術の分野で使用されるPCカードは
従来はメモリカードが主流であったが、最近ではファク
シミリやモデム,LAN(Local Area Network) 等の分
野にもPCカードが使用される如くその適用分野が拡大
し、例えばグランド対信号比を増加させる低インピーダ
ンスのリターンパスを目的とした導電板を表面に備えた
低インピーダンスPCカードが使用されるようになって
きている。
【0003】従ってカードコネクタの分野でも、上記の
PCカードや低インピーダンスPCカードに対応するカ
ードコネクタが必要となるが、双方のPCカードに適用
し得るカードコネクタの開発が強く望まれるようになっ
てきている。
【0004】
【従来の技術】図10は従来のPCカードコネクタをP
Cカードと共に説明する図であり、図11は従来の低イ
ンピーダンスPCカードコネクタを低インピーダンスP
Cカードと共に説明する図、図12は図11におけるコ
ネクタの回路基板への実装法を説明する図である。
【0005】図10で(10−1)は一般的なPCカー
ドを示し、(10−2)は該PCカードに適用させるP
Cカードコネクタを、また(10−3)は該コネクタを
実装する回路基板をそれぞれ示したものである。
【0006】図の(10−1)で表裏面が成形樹脂材の
如き絶縁材で覆われたPCカード1は、端面1aに例え
ば日本電子工業振興協会(JEIDA) 等で策定された規格に
基づく配置で二列のマトリックス状に設けられた開口窓
1bから図示されないジャック端子が露出するように配
置されているものである。
【0007】また図の(10−2)で上記PCカード1
を着脱自在に装着するPCカードコネクタ2は、上記ジ
ャック端子と対応する数のプラグ端子21と該各プラグ
端子21を上記PCカード1の各ジャック端子と対応す
るそれぞれの位置に植設する絶縁体22とからなるもの
である。
【0008】そしてこの場合のプラグ端子21は、該端
子植設域を矢印a〜a′で切断して拡大断面視した
(a)に示す如く、一端が上記ジャック端子に対応する
プラグコンタクト21aでそれに続く絶縁体固着部21
bから直角曲げされた後の他端が回路基板15に接続さ
れる外部接続端子21cに形成されているものであり、
該プラグ端子21をその直角曲げ位置(図示P点)を変
えた2種類のプラグ端子21-1と21-2とにすることで
上記プラグコンタクト21aを二列のマトリックス状に
配置したときにそれぞれの外部接続端子21cが二列の
マトリックス状に位置するように形成されている。
【0009】また平面視がコ字形をなす上記絶縁体22
は、両脚部22aを繋ぐ連結部22bの領域に、上記プ
ラグ端子21をプラグコンタクト側から挿入したときの
上記絶縁体固着部21bの圧入で該プラグ端子21が固
着し得る固着孔22cが上記ジャック端子と対応するそ
れぞれの位置に形成され、且つ上記両脚部22aの対向
面には長手方向に沿って上記PCカード1をその幅方向
両辺で案内しながら挿入し得るガイド溝22dが形成さ
れている。
【0010】なお両脚部先端近傍の外面側には該絶縁体
22を上記回路基板15に取り付けるための取付片22
eが取付孔22fを備えて形成されている。そこで、上
記各プラグ端子21-1と21-2とを上記固着孔22cに
それぞれのプラグコンタクト側から挿入して上述したよ
うに該各端子21を固着することで、該各プラグ端子2
-1と21-2とが上記ジャック端子と対応する位置に植
設されたPCカードコネクタ2を図示のように構成する
ことができる。
【0011】なお該PCカードコネクタ2は、例えば上
記絶縁体22の外形をキャビティとし該各プラグ端子2
1のプラグコンタクト領域と外部接続端子領域とが保持
できる樹脂成形金型を使用し、上記各プラグ端子21-1
と21-2とを該樹脂成形金型にセットした状態で溶融樹
脂を注入して樹脂成形する通常のインサート樹脂成形技
術等によっても構成することができる。
【0012】一方上記PCカードコネクタ2を実装する
回路基板15は、上記プラグ端子21の各外部接続端子
21cと対応するそれぞれの位置に該端子21cが貫通
し得る端子孔15aが図示されない回路パターンに繋が
った状態で形成されていると共に、該端子孔配置領域の
端子列方向両サイド近傍の所定位置には図示されない短
絡電位に繋がる短絡電極15bが形成されている。
【0013】また該各端子孔15aで位置決めされた上
記PCカードコネクタ2の上述した取付孔22fと対応
するそれぞれの位置にはコネクタ取付孔15cが形成さ
れている。
【0014】そこで、上記PCカードコネクタ2の各外
部接続端子21cが該回路基板15の端子孔15aに挿
入するように該PCカードコネクタ2を該基板15に搭
載して両者をはんだ接続した後、該PCカードコネクタ
2の上記取付孔22fと該回路基板15の取付孔15c
とを例えば図示されないねじとナット等で固定すること
で該PCカードコネクタ2を回路基板15に実装するこ
とができる。
【0015】従って以後、上記PCカード1を矢印Aの
ように上記PCカードコネクタ2に挿入しまたは抜き去
ることで、該PCカード1と回路基板15の図示されな
い回路との間の接続と解除を実現することができる。
【0016】従来の低インピーダンスPCカードコネク
タを説明する図11で、(11−1)は低インピーダン
スPCカードの一例を示し、(11−2)は該低インピ
ーダンスPCカードに適用される低インピーダンスPC
カードコネクタを、また(11−3)は該コネクタを矢
印b〜b′で断面視した図である。
【0017】図の(11−1)で低インピーダンスPC
カード11は、図10で説明したPCカード1の開口窓
側の片面が、該カード幅方向をカバーする大きさの導電
板111で覆われてなるものである。
【0018】そして該導電板111のカード幅方向に
は、その一部を拡大して抽出した円内図(b)に示す如
く上面側に突出する突起部111aが所定のピッチ
“p”に整列して形成されている。
【0019】また上記低インピーダンスPCカード11
を着脱自在に装着する低インピーダンスPCカードコネ
クタ3は、図の(11−2)と(11−3)で示す如
く、図10で説明したPCカードコネクタ2における絶
縁体22の外部接続端子側の上面で、上記低インピーダ
ンスPCカード11を接続させたときの上記導電板11
1と対応する領域に、該導電板111とほぼ同じ大きさ
の金属板31が装着されてなるものである。
【0020】そして該金属板31の上記導電板111に
おける突起部111aと対応するそれぞれの位置には、
コ字形の切り込み31aで先端が外部接続端子側に位置
するように形成された舌片31bが内側(図では下側)
に膨らむ彎曲部を備えて形成され、また該金属板31の
外部接続端子側の端辺31cの幅方向両端近傍には該端
辺31cから突出した後上記絶縁体22の下面すなわち
上記実装基板15に対する基板実装面22′側にオフセ
ット曲げされた舌片31dが先端に短絡端子31eを備
えて形成されてなるものである。
【0021】そして該短絡端子31eは、上記回路基板
15における短絡電極15bと一致する位置で上記絶縁
体22の下面すなわち上記基板実装面22′と同一面に
なるように形成されている。
【0022】そこで図12の(12−1)に示す如く、
上記低インピーダンスPCカードコネクタ3を矢印Cの
ように上記回路基板15に搭載した後、各プラグ端子2
1のはんだ接続と共に上記短絡端子31eを該回路基板
15の短絡電極15bとはんだ接続し、更に該低インピ
ーダンスPCカードコネクタ3の上記取付孔22fと該
回路基板15の取付孔15cとを図示されないねじとナ
ット等で固定することで、図11同様に断面視した(1
2−2)に示すように該低インピーダンスPCカードコ
ネクタ3を回路基板15に実装することができる。
【0023】かかる低インピーダンスPCカードコネク
タ3では、図11で説明した低インピーダンスPCカー
ド11を図11同様に矢印Bの如く該低インピーダンス
PCカードコネクタ3に挿入すると、該低インピーダン
スPCカード11の突起部111aが該低インピーダン
スPCカードコネクタ3の舌片31bと接触するので、
上記導電板111と回路基板15の短絡電極15b間の
短絡の確実化が実現できるメリットがある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のPCカー
ドコネクタ2や低インピーダンスPCカードコネクタ3
を使用した電子装置では、例えば装置使用中に通常のP
Cカードと低インピーダンスPCカードを交換したいと
きに実装済の各カードコネクタの交換に困難が伴うの
で、カード交換化の顧客要請に即応することができない
と言う問題があり、また総てのカードコネクタに低イン
ピーダンスPCカードに対応する上記導電板を装着して
おくには価格的な面から顧客要請に対応することができ
ないと言う問題があった。
【0025】更に従来のPCカードコネクタ2や低イン
ピーダンスPCカードコネクタ3を使用した電子装置で
は、各プラグ端子の外部接続端子に繋がるリードの領域
が露出するため、外来物の接触でコネクタとしての特性
が損なわれる場合があると言う問題もあった。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題は、複数種類の
PCカードに接続可能な回路基板実装用のコネクタ本体
と該各PCカードを該コネクタ本体に案内するPCカー
ドガイドとを含んでなり、該PCカードガイドと該コネ
クタ本体が、PCカードガイドのコネクタ本体上部から
の嵌合で選択的に着脱し得る手段を備えているPCカー
ドコネクタによって解決される。
【0027】また、上記PCカードが片面の全幅に導電
板が装着された低インピーダンスPCカードであるとき
に、該低インピーダンスPCカードに対応する上記PC
カードガイドが、該低インピーダンスPCカードの上記
導電板に接続し得る舌片と前記コネクタ本体実装用の回
路基板の短絡電極に接続し得る短絡端子とを有する金属
板を備えているPCカードコネクタによって解決され
る。
【0028】PCカードコネクタをコネクタ本体部と該
コネクタ本体部に対して着脱可能なカードガイド部とに
分割した上で、該カードガイド部をPCカード用と低イ
ンピーダンスPCカード用とに分けると、該2種類のカ
ードガイド部をコネクタ本体部に対して交換するだけで
PCカードと低インピーダンスPCカードとの遣い分け
を実現することができる。
【0029】また各プラグ端子の外部接続端子に繋がる
リードの領域を絶縁材でカバーすると、外来物の接触に
よるコネクタとしての特性低下を抑制することができ
る。そこで本発明では、回路基板に実装されるコネクタ
本体と、該コネクタ本体に対してそれぞれ着脱可能なP
Cカードガイドまたは低インピーダンスPCカードガイ
ドとで所要のPCカードコネクタを構成すると同時に、
該PCカードガイドまたは低インピーダンスPCカード
ガイドに上記コネクタ本体におけるプラグ端子の外部接
続端子に繋がるリードの領域をカバーする機能を持たせ
るようにしている。
【0030】このことは、PCカードと低インピーダン
スPCカードとの遣い分けが上記PCカードガイドと低
インピーダンスPCカードガイドの交換のみで実現でき
ると同時に、コネクタ本体のプラグ端子露出域がカバー
できることを意味する。
【0031】従って、カードコネクタとしての交換工数
の削減と顧客のPCカード交換要請への即応とによる生
産性向上と、外来物の接触によるコネクタとしての特性
低下の抑制を同時に実現することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は本発明になるPCカードコ
ネクタの構成を説明する図であり、図2は図1における
コネクタ本体を説明する図、図3は図1のPCカードガ
イドを説明する図、図4は図1のPCカードコネクタの
組立工程を説明する図である。
【0033】また、図5は本発明の低インピーダンスP
Cカードコネクタを説明する図であり、図6は図5の低
インピーダンスPCカードガイドを説明する図、図7は
図6における金属板を説明する図、図8は図6における
絶縁体を説明する図、図9は低インピーダンスPCカー
ドコネクタの組立工程を説明する図である。
【0034】なお、図ではいずれも図10で説明したP
Cカードコネクタ2と図11で説明した低インピーダン
スPCカードコネクタ3に適用させる場合を例としてい
るので、図10乃至図12と同じ対象部材や部位には同
一の記号を付すと共に重複する説明についてはそれを省
略する。
【0035】図1で(1−1)はPCカードを、また
(1−2)は回路基板に搭載した状態のPCカードコネ
クタを、(1−3)は(1−2)を図10同様に矢印c
〜c′で断面視した図である。
【0036】図の(1−1)でPCカード1は図10で
説明したものである。また図の(1−2)と(1−3)
で、図10で説明した回路基板15に搭載された状態で
上記PCカード1を着脱自在に装着するこの場合のPC
カードコネクタ5は、上記回路基板15に実装されるコ
ネクタ本体51と、該コネクタ本体51に対して着脱し
得るPCカードガイド52とからなるものである。
【0037】ここで理解し易くするため、先に図2乃至
図4でコネクタ本体51とPCカードガイド52とPC
カードコネクタの組立工程をそれぞれ説明する。すなわ
ちコネクタ本体を説明する図2で、(2−1)は全体斜
視図、(2−2)は矢印B方向から見た正面図、(2−
3)は矢印C方向から見た一部断面側面図である。
【0038】図でコネクタ本体51は、図10で説明し
た複数個のプラグ端子21換言すれば2種類各複数個の
プラグ端子21-1,21-2と、該各プラグ端子21を図
10の絶縁体22と同様に植設する絶縁体511とから
なる。
【0039】そして、上記絶縁体22と同じ厚さすなわ
ち厚さ“h1 ”に形成されているこの場合の該絶縁体5
11は、上記絶縁体22における脚部22aより短い長
さすなわち連結部22bを含めた所定長さが“L1" の脚
部511aを備えて形成されていると共に、該連結部2
2bの端子列方向両端面で対応するそれぞれの位置には
該面から突出するフック511bが形成されているもの
である。
【0040】従って、上記脚部511aの対向面には図
10で説明したガイド溝22dがその長手方向に沿って
形成されていることとなる。そして上記脚部22aにお
ける取付片22eが設けられていないこの場合の該脚部
511aの上記長さ“L1" は、上記プラグ端子21のプ
ラグコンタクト21aを少なくとも越えるように形成さ
れている。
【0041】また上記フック511bは、該絶縁体51
1の厚さ方向の片面側(図では上面側)に斜面511
b′を備えて形成されているものである。そこで、上記
絶縁体511の連結部22bに形成されている前記固着
孔22cに上記プラグ端子21を図10で説明したよう
に圧入して固着させることで所要のコネクタ本体51を
図示のように構成することができる。
【0042】一方、PCカードガイドを説明する図3
で、(3−1)は全体斜視図、(3−2)は矢印d〜
d′における一部切断正面図、(3−3)は矢印e〜
e′における一部切断側面図である。
【0043】図3で、樹脂成形材からなり前記絶縁体2
2の厚さすなわち“h1 ”を越える厚さで平面視がコ字
形をなすこの場合のPCカードガイド52は、各脚部5
2a間を繋ぐ連結部52bの領域が、上記コネクタ本体
51をその絶縁体511の基板実装面511cを除く周
面での当接で接続端子領域までを含めてカバーして収容
できるコネクタ本体収容域がドット領域で示すように形
成されているものである。
【0044】そして上記各脚部52aの対向面には、前
記絶縁体22におけるガイド溝22dと同じ位置に長手
方向に沿って該ガイド溝22dと等しいガイド溝52c
が形成され、更に該各脚部52aの先端近傍の外面には
上記絶縁体22における取付片22eと等しい取付片5
2dが取付孔52eを備えて形成されている。
【0045】更に、上記連結部52bの端子列方向両サ
イドの壁面には、図2で説明したコネクタ本体51のフ
ック511bに対応する大きさの開口窓52fが形成さ
れている。
【0046】そして、該連結部52bの上記コネクタ本
体収容域に上記コネクタ本体51を収容したときの上記
フック511bと該開口窓52fとの係合によって該コ
ネクタ本体51がPCカードガイド52に位置決めされ
るが、この時点で該PCカードガイド52のガイド溝5
2cとコネクタ本体51における前記ガイド溝22dと
が連なった状態で整列するようになっている。
【0047】カードコネクタとしての組立工程を順を追
って説明する図4の(4−1)に示す如く、前記回路基
板15に実装された上記コネクタ本体51の上方から、
上記PCカードガイド52を矢印Dのように降下させる
と、該PCカードガイド52の連結部52bが該コネク
タ本体51の絶縁体511を覆う(4−2)の状態とな
る。
【0048】そしてコネクタ本体51に設けられている
上記フック511bとPCカードガイド52に設けられ
ている上記開口窓52fとが嵌合した時点で該PCカー
ドガイド52がコネクタ本体51に対して位置決め固定
されて(4−3)に示す状態になる。
【0049】そこで前述したように該コネクタ本体51
と上記回路基板15とをはんだ接続することで、結果的
に回路基板15に実装された所要のPCカードコネクタ
5を図1の(1−2)に示すように構成することができ
る。
【0050】かかるPCカードコネクタ5では、図1の
(1−1)で示すPCカード1を矢印Eのように挿入す
ると、該PCカード1が図(1−3)に示す如くPCカ
ードガイド52のガイド溝52cとコネクタ本体51の
ガイド溝22dとで案内されるので、該PCカード1と
コネクタ本体51ひいては回路基板15上の図示されな
い回路との間の確実な接続を実現することができる。
【0051】更に上述したPCカードガイド52によっ
てコネクタ本体51のプラグ端子21の外部接続端子側
がカバーされるので、外来物の接触によるコネクタとし
ての特性低下が抑制できるメリットがある。
【0052】本発明になる低インピーダンスPCカード
コネクタを説明する図5で、(5−1)は低インピーダ
ンスPCカードを、また(5−2)は回路基板に搭載し
た状態の低インピーダンスPCカードコネクタを、(5
−3)は(5−2)を図10同様に矢印c〜c′で断面
視した図である。
【0053】図の(5−1)で低インピーダンスPCカ
ード11は図11で説明したものである。また図の(5
−2)と(5−3)で、前記回路基板15に搭載された
状態で上記低インピーダンスPCカード11を着脱自在
に装着するこの場合の低インピーダンスPCカードコネ
クタ6は、上記回路基板15に実装される図2で説明し
たコネクタ本体51と、該コネクタ本体51に対して着
脱し得る低インピーダンスPCカードガイド61とから
なるものである。
【0054】ここで図1の場合と同様に、先に図6乃至
図8で上記低インピーダンスPCカードガイド61と絶
縁体611と金属板612を、また図9で上記低インピ
ーダンスPCカードコネクタ6の組立手段をそれぞれ説
明する。
【0055】図6で、(6−1)は全体斜視図を、また
(6−2)は図10同様に(6−1)を矢印c〜c′で
断面視した側面図である。すなわち図6でこの場合の低
インピーダンスPCカードガイド61は、図3で説明し
たPCカードガイド52とほぼ同じ形状をなす絶縁体6
11と、該絶縁体611における連結部52bを覆うよ
うに該絶縁体611に固着される金属板612とからな
るものである。
【0056】そして、この場合の絶縁体611は図7に
示す如く、図3で説明したPCカードガイド52の各脚
部52aのガイド溝52cが形成されている領域の根元
近傍に、長手方向に沿ったスリット状凹溝611aを追
加形成したものである。
【0057】一方図8で、図11で説明した金属板31
と同様の形状をなす金属板612は、上記金属板31を
上記絶縁体611に図11同様に位置せしめたときの上
記スリット状凹溝611aと対応するそれぞれの位置
に、該スリット状凹溝611aへの圧入で該凹溝611
aに固着し得る大きさの舌片612aを上記金属板31
に追加して折り曲げ形成したものであり、上記低インピ
ーダンスPCカード11における突起部111aと対応
するそれぞれの位置にコ字形の切り込み31aによって
形成される舌片31bが設けられていることも上記金属
板31と同様である。
【0058】そこで、上記舌片612aと上記スリット
状凹溝611aとを合致させた位置で該金属板612を
圧入して上記絶縁体611に固着させることで、図6で
示す低インピーダンスPCカードガイド61を構成する
ことができる。
【0059】この場合上述した舌片31bの先端域は、
(6−2)に示す如く該絶縁体611で対向する2個の
ガイド溝52c間に突出して位置することとなる。次い
で図9の(9−1)に示す如く、上記低インピーダンス
PCカードガイド61を図4同様に矢印Dの如く降下さ
せると、該コネクタ本体51のフック511bと低イン
ピーダンスPCカードガイド61の開口窓52fとの嵌
合によって該低インピーダンスPCカードガイド61と
コネクタ本体51とが固定されると同時に、上記金属板
612の短絡端子31eが該コネクタ本体51の基板実
装面511cと同一の面上に位置する。
【0060】そこで、上記金属板612の短絡端子31
eと回路基板15の短絡電極15bとをはんだ接続した
上で、例えば該コネクタ6における絶縁体611におけ
る取付孔52eと該回路基板15の取付孔15cとを図
示されないねじとナット等で固定することで、図(9−
2)に断面視して示したように該低インピーダンスPC
カードコネクタ6を回路基板15に実装することができ
る。
【0061】かかる低インピーダンスPCカードコネク
タ6では、図5の(5−1)で示す低インピーダンスP
Cカード11を矢印Eのように挿入することで、該PC
カード11が図(5−3)に示すように低インピーダン
スPCカードガイド61のガイド溝52cとコネクタ本
体51のガイド溝22dとで案内されるので、該低イン
ピーダンスPCカード11とコネクタ本体51ひいては
回路基板15上の図示されない回路との間の確実な接続
が実現できると共に、低インピーダンスPCカード11
における導電板111の上述した突起部111aと該低
インピーダンスPCカードガイド61における金属板6
12の舌片31bとが図12の場合と同様に接触するの
で上記導電板111と回路基板15の短絡電極15bと
の間の短絡の確実化も実現することができる。
【0062】更に上述した低インピーダンスPCカード
ガイド61によってコネクタ本体51のプラグ端子21
の外部接続端子側がカバーされるので、外来物の接触に
よるコネクタとしての特性低下が抑制できるメリットが
ある。
【0063】
【発明の効果】上述の如く本発明により、通常のPCカ
ードと低インピーダンスPCカードの双方に適用し得る
ようにカードコネクタを構成して組立工数の削減と顧客
要請への即応とによる生産性向上を図ると共に、コネク
タとしての特性向上を図ったカードコネクタを提供する
ことができる。
【0064】なお本発明の説明では、対象とするPCカ
ードが2種類である場合を例としているが、コネクタ本
体とPCカードガイドを本発明のように分離した上で該
コネクタ本体に着脱し得るPCカードガイドを他のPC
カードのそれぞれに対応し得るように構成することで、
更に多種類のPCカードにも適用し得ることは明らかで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるPCカードコネクタの構成を説
明する図。
【図2】 図1におけるコネクタ本体を説明する図。
【図3】 図1のPCカードガイドを説明する図。
【図4】 図1のPCカードコネクタの組立工程を説明
する図。
【図5】 本発明の低インピーダンスPCカードコネク
タを説明する図。
【図6】 図5の低インピーダンスPCカードガイドを
説明する図。
【図7】 図6における絶縁体を説明する図。
【図8】 図6における金属板を説明する図。
【図9】 低インピーダンスPCカードコネクタの組立
工程を説明する図。
【図10】 従来のPCカードコネクタをPCカードと
共に説明する図。
【図11】 従来の低インピーダンスPCカードコネク
タを低インピーダンスPCカードと共に説明する図。
【図12】 図11におけるコネクタの回路基板への実
装法を説明する図。
【符号の説明】
1 PCカード 5 PCカードコネクタ 6 低インピーダンスPCカードコネクタ 11 低インピーダンスPCカード 15 回路基板 21,21-1,21-2 プラグ端子 22b 連結部 22d ガイド溝 31a 切り込み 31b 舌片 31e 短絡端子 51 コネクタ本体 52 PCカードガイド 52a 脚部 52b 連結部 52c ガイド溝 52d 取付片 52e 取付孔 52f 開口窓 61 低インピーダンスPCカードガイド 111 導電板 111a 突起部 511 絶縁体 511a 脚部 511b フック 511b′ 斜面 511c 基板実装面 611 絶縁体 611a スリット状凹溝 612 金属板 612a 舌片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のPCカードに接続可能な回路
    基板実装用のコネクタ本体と該各PCカードを該コネク
    タ本体に案内するPCカードガイドとを含んでなり、 該PCカードガイドと該コネクタ本体が、PCカードガ
    イドのコネクタ本体上部からの嵌合で選択的に着脱し得
    る手段を備えていることを特徴とするPCカードコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の各PCカードガイドが、
    前記コネクタ本体を覆う領域を備えていることを特徴と
    するPCカードコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のPCカードが片面の全幅
    に導電板が装着された低インピーダンスPCカードであ
    るときに、該低インピーダンスPCカードに対応する請
    求項1記載のPCカードガイドが、 該低インピーダンスPCカードの上記導電板に接続し得
    る舌片と前記コネクタ本体実装用の回路基板の短絡電極
    に接続し得る短絡端子とを有する金属板を備えているこ
    とを特徴とするPCカードコネクタ。
JP9188470A 1997-07-14 1997-07-14 Pcカードコネクタ Pending JPH1140289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9188470A JPH1140289A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 Pcカードコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9188470A JPH1140289A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 Pcカードコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1140289A true JPH1140289A (ja) 1999-02-12

Family

ID=16224294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9188470A Pending JPH1140289A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 Pcカードコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1140289A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155819A (ja) * 1999-11-26 2001-06-08 Alps Electric Co Ltd Icカード用コネクタ
JP2002329553A (ja) * 2001-05-02 2002-11-15 I-Pex Co Ltd Icカード用コネクタ
JP2005044780A (ja) * 2003-06-17 2005-02-17 Molex Inc カードエジェクタプレートを備えたメモリカードコネクタ
JP2009146765A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Japan Aviation Electronics Industry Ltd カード用コネクタ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155819A (ja) * 1999-11-26 2001-06-08 Alps Electric Co Ltd Icカード用コネクタ
JP2002329553A (ja) * 2001-05-02 2002-11-15 I-Pex Co Ltd Icカード用コネクタ
JP4564201B2 (ja) * 2001-05-02 2010-10-20 株式会社アイペックス Icカード用コネクタ
JP2005044780A (ja) * 2003-06-17 2005-02-17 Molex Inc カードエジェクタプレートを備えたメモリカードコネクタ
JP4531455B2 (ja) * 2003-06-17 2010-08-25 モレックス インコーポレイテド カードエジェクタプレートを備えたメモリカードコネクタ
JP2009146765A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Japan Aviation Electronics Industry Ltd カード用コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3277154B2 (ja) コネクタ
US20030220019A1 (en) High density electrical connector assembly
US20030119368A1 (en) Audio jack connector
JPH08241771A (ja) プリント回路板取付用の電気コネクタ
US9997862B2 (en) Electrical connector having metallic bracket embedded within insulative mating shell
US7806730B2 (en) Electrical connector assembly having selective arrangement of signal and ground contacts
JP3308132B2 (ja) グランド板付コネクタ
US6386918B1 (en) Retention element for electrical connector
JPH10189181A (ja) プラグコネクタ
US6682369B1 (en) Electrical connector having retention system for precisely mounting plural boards therein
US6648689B1 (en) High density electrical connector having enhanced crosstalk reduction capability
JP2000082555A (ja) Pgaパッケージ用コネクタ
US20030171032A1 (en) Shielding connector, a shielding connector system, a terminal fitting and use thereof
US6508665B1 (en) Electrical connector having printed circuit board mounted therein
JPH08250217A (ja) カード用コネクタ及びその製造方法
US6287129B1 (en) Card connector assembly
US6280247B1 (en) Surface mounted electrical connector
US6179629B1 (en) Electrical connector with improved contact tail aligning effectiveness
US6217374B1 (en) Electrical connector with wire management system
JPH1140289A (ja) Pcカードコネクタ
US5711678A (en) High pin density electrical connector structure
US6338633B1 (en) Electrical connector with improved contacts
US20070087595A1 (en) Electrical connector with improved housing
JP3930427B2 (ja) 電気コネクタ
JP2640327B2 (ja) コンタクトの形成方法及びそれを用いて形成される等長ライトアングルコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20031125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050317

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051220