JP2001155819A - Icカード用コネクタ - Google Patents

Icカード用コネクタ

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JP2001155819A
JP2001155819A JP33579599A JP33579599A JP2001155819A JP 2001155819 A JP2001155819 A JP 2001155819A JP 33579599 A JP33579599 A JP 33579599A JP 33579599 A JP33579599 A JP 33579599A JP 2001155819 A JP2001155819 A JP 2001155819A
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card
frame
housing
contact
connector
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JP33579599A
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Toru Azuma
透 我妻
Atsushi Uchiyama
篤 内山
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジング51からフレーム54の中央部が
浮き上がった状態で、ICカード10をICカード用コ
ネクタ50に挿入すると、ICカード10の各ディンプ
ル部10bは、フレーム54の各接触片54cに均一な
接触圧にて接触せず、フレーム54の中央部側の接触片
54cのディンプル部10bとの接触圧が充分に得られ
ず、よって接地が充分でないという問題が生じる。 【解決手段】 ICカード挿入空間部1eを備えたハウ
ジング1と、ICカード10の複数個のディンプル部1
0bに接触する複数個の接触片3bを備えた導電材料か
ら成るフレーム3とを有し、フレームは、ハウジングに
取り付けられ、各接触片がICカード挿入空間部に向け
て切り起こして配設されと共に、各接触片のICカード
挿入空間部内への突出量をハウジングの両端部側から中
心部側に向かって順次増やしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットタイプの
ICカードを抜き差し出来る電子機器に装着されるIC
カード用コネクタに関し、特に、高速信号伝送に最適な
ノイズ防止対策を施したICカード用コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のICカード用コネクタを図面を用
いて説明する。図11は、従来のICカード用コネクタ
を示す平面図、図12は、従来のICカード用コネクタ
を示す正面図、図13は、従来のICカード用コネクタ
に用いるICカードの斜視図である。
【0003】図11に示すように、ICカード用コネク
タ50のハウジング51は、絶縁合成樹脂材料から成
り、成形加工されて形成され、略矩形の基部51aと、
基部51aの左右両端部から外方(前方)に突出した腕
状の一対のガイド部51bとを有している。また、基部
51aは、対向する前後の側壁51cを有している。そ
して、基部51aと一対のガイド部51bとによって囲
まれた、略コ字状の第1のICカード挿入空間部51d
が形成されている。
【0004】ガイド部材52は、例えば、ステンレス板
から成り、プレス加工されて形成され、縦長で、断面が
略コ字状に折り曲げ形成されたガイド溝52aを有し、
このガイド溝52aを互いに対向させて配設されてい
る。そして、このガイド部材52は、ハウジング51の
ガイド部51bに適宜手段によって、結合されており、
このガイド部材52とガイド部51bとの結合によっ
て、ハウジング51とガイド部材52とで、広い面積の
略コ字状の第2のICカード挿入空間部51eが形成さ
れている。この第2のICカード挿入空間部51eと前
記第1のICカード挿入空間部51dとは、連続した空
間部である。
【0005】ピン端子53(図12参照)は、金属材料
から成り、プレス加工されて角柱状に形成されている。
このピン端子53は、基部51aの対向する前後の側壁
51cから外方に突出して、且つ、上下2列に複数本並
設した状態で、埋設されて取付られている。
【0006】フレーム54は、例えば、燐青銅板などの
金属板材料から成り、プレス加工されて形成され、上面
板54aと、この上面板54aの後部において、上面板
54aの一部に形成されたシールド部54bと、シール
ド部54bに隣接して上面板54aに配設された外方に
突出した切り起こし片からなる複数個(例えば、8個)
の接触片54cと、上面板54aの図示左右の両側部が
コ字状に折り曲げられた一対の係止部54dとを有して
いる。
【0007】また、フレーム54の各接触片54cの長
さ寸法L3は、全て同一長さであり、且つ、上面板54
aからの切り起こし角度も全て同一角度に形成されてい
る。
【0008】そして、フレーム54は、ハウジング51
の上面をシールド部54bで覆うようにした状態で、一
対の係止部54dをハウジング51の一対のガイド部5
1bにそれぞれ係止させ、ハウジング51とフレーム5
4とが結合されている。この状態のとき、フレーム54
の各接触片54cは、前記ICカード挿入空間部51d
に向けて切り起こして配設され、各接触片54cのIC
カード挿入空間部内51dへの突出量は全て均一に配設
された構成となっている。
【0009】また、プッシュロッド55は、ガイド部材
52の側部に前後動可能に取付けられており、プッシュ
ロッド55をプッシュすることによって、カード排出部
材(図示せず)を作動させて、ICカード挿入空間部5
1d、51eに配設され、ピン端子53に結合している
ICカード(図示せず)をICカード用コネクタ50の
外部に排出することが出来るようになっている。
【0010】また、従来のICカード用コネクタ50に
使用される矩形状のICカード10は、図13に示すよ
うに、一方の端部にコンタクト部10aが形成され、こ
のコンタクト部10aに前記ハウジング51に取り付け
られたピン端子53が挿入されて接続可能になってい
る。前記コンタクト部10aが設けられた端部寄りの上
面には、複数の半円球状の凸部状の複数個(例えば、8
個)の接触部としてのディンプル部10bが設けられ、
両側部に一対のアース端子部10cが設けられている。
このディンプル部10bとアース端子部10cとは、I
Cカード10の接地を充分に行うために設けられてい
る。
【0011】そして、このようなICカード10は、従
来のICカード用コネクタに抜き差しして使用される
が、このICカード10は、先ず、ガイド部材52のガ
イド溝52aをガイドにして挿入される。そして、挿入
が進むと、ICカード10のコンタクト部10aが形成
された前方側がハウジング51のガイド部51bにガイ
ドされて挿入され、ICカード10のコンタクト部10
aがピン端子53に接触して、その挿入が完了する。
【0012】また、ICカード10の挿入完了時、IC
カード10の各ディンプル部(接触部)10bは、フレ
ーム54の各接触片54cにそれぞれ接触すると共に、
ICカード10のアース端子部10cは、ガイド部材5
2の図示しない接触片に接触した状態となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のICカ
ード用コネクタ50では、ハウジング51とフレーム5
4との結合が、ハウジング51の一対のガイド部51b
にフレーム54の両端部のふたつの箇所のみにてそれぞ
れ係止させていることから、ICカード10を挿入する
とフレーム54には、上方向の力が作用し、このとき、
この力によって係止部分から離れているフレーム54の
中央部が外方に盛り上がることが生じ、この状態では、
ハウジング51からフレーム54の中央部が弓なり状に
湾曲変形し、ハウジング51から浮き上がることにな
る。
【0014】このことから、前述のハウジング51から
フレーム54の中央部が浮き上がることで、ICカード
10がICカード用コネクタ50に挿入されると、IC
カード10の各ディンプル部10bは、フレーム54の
各接触片54cに均一な接触圧にて接触せず、フレーム
54の中央部側の接触片54cのディンプル部10bと
の接触圧が充分に得られず、よって接地が充分でなく、
ノイズ防止対策が充分でないという問題が生じる。
【0015】本発明は、上述の問題点を解決するもの
で、その目的は、ICカード用コネクタに抜き差しされ
るICカードの各ディンプル部と安定した接触を保ち、
高速信号伝送に最適なノイズ防止対策を施したICカー
ド用コネクタを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のICカード用コ
ネクタは、ICカード挿入空間部を備えたハウジング
と、ICカードの複数個の接触部に接触する複数個の接
触片を備えた導電材料から成るフレームを有し、フレー
ムは、ハウジングの上面にICカード挿入空間部の少な
くとも一部を覆うように取り付けられ、各接触片が前記
ICカード挿入空間部に向けて突出して形成されと共
に、各接触片の前記ICカード挿入空間部内への突出量
をハウジングの両端部側より中心部側が増やされたこと
である。
【0017】また、本発明のICカード用コネクタは、
各接触片のICカード挿入空間部内への突出量は、ハウ
ジングの両端部側から中心部側に向かって順次増やされ
たことである。
【0018】また、本発明のICカード用コネクタは、
複数個の接触片は、該各接触片の長さ寸法が同じで、切
り起こし角度を異ならせて形成したことである。
【0019】また、本発明のICカード用コネクタは、
複数個の接触片は、該各接触片の切り起こし角度が同じ
で、長さ寸法を異ならせて形成したことである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のICカード用コネクタに
ついて、図面を基づいて説明する。図1は、本発明のI
Cカード用コネクタの実施の形態を示す斜視図、図2
は、本発明のICカード用コネクタの実施の形態を示す
分解斜視図、図3は、本発明のICカード用コネクタの
フレームの実施の形態を示す斜視図、図4は、本発明の
ICカード用コネクタのフレームの実施の形態を示す正
面図、図5は、図3の5−5線における断面図、図6
は、図3の6ー6線における断面図である。
【0021】まず、本発明のICカード用コネクタ20
は、図2に示すように、後方にコ字状のハウジング1が
合成樹脂等の絶縁材から成り、成形加工されて形成さ
れ、配設されている。前記ハウジング1は、略矩形の基
部1aと、この基部1aの左右両側部から外方に延びる
後述するICカード10をガイドする断面がコ字状で、
一対のガイド部1bと、後部の左右両側部に設けられた
一対の切り欠き部1cとを有している。そして、基部1
aと一対のガイド部1bとによって囲まれた、略コ字状
の第1のICカード挿入空間部1eが形成されている。
【0022】また、基部1aには、複数のピン孔1dが
上下2列の横方向に整列されて並設されている。このピ
ン孔1dには、金属材からなる複数本のピン端子2が圧
入等により取り付けられている。このピン端子2は、図
2に示すように、接触部2aと端子部2bとを有し、接
触部2aがピン孔1dに圧入されて基部1aの前方側に
突出すると共に、端子部2bが基部1aの後方側に導出
されるようになっている。
【0023】また、フレーム(シールド板)3は、導電
材料である例えば、燐青銅板から成り、プレス加工され
て形成され、図2に示すように、上面板3aが形成さ
れ、この上面板3aには、前記ICカード10(図13
参照)の各ディンプル部10bに接地するための複数個
(例えば、8個)の接触片3bと、上面板3aの後方側
の左右両側部から下方に折り曲げられた一対の取付部3
cと、前方側の左右両側部を下方に折り曲げられた一対
のガイド部3dとが形成されている。前記ガイド部3d
には、円形の結合孔3eが形成され、この結合孔3eの
図示下方側のガイド部3dの端面には、係合凹部3fが
形成されている。
【0024】また、図3に示すように、フレーム3の各
接触片3bの長さ寸法L1は、全て同一長さであり、且
つ、上面板3aからの外方への切り起こし角度は、フレ
ーム3の両端部側から中心部側に向かって、順次大きな
角度であるように形成されている。即ち、図3の5−5
線における断面図である図5に示すように、中心部側の
接触片3bの切り起こし角度をA度とし、図3の6−6
線における断面図である図6に示すように、中心部側か
ら端部側にひとつ隣りの接触片3bの切り起こし角度を
B度とすると、A>Bであるように形成されている。以
下、同様に中心部側の隣の接触片が、順次大きな角度で
あるように形成されている。
【0025】前記フレーム3は、上面板3aでハウジン
グ1の上面を覆うように、取付部3cをハウジング1の
切り欠き部1cに嵌合させて、ハウジング1に組み合わ
され、フレーム3によりハウジング1の上面が電気的に
シールドされるようになっている。この状態のとき、フ
レーム3の各接触片3bは、前記ICカード挿入空間部
1eに向けて切り起こして配設され、各接触片3bのI
Cカード挿入空間部内1eへの突出量をハウジング1の
両端部側から中心部側に向かって順次増やした構成とな
っている(図4参照)。また、上面板3aの図示上方の
前方側の平坦部には複数の孔3gが貫通形成されてい
る。
【0026】ガイド部材4は、ステンレス板から成り、
図2に示すように、縦長で正面視略コ字状に折り曲げ形
成されたガイド溝4aを有し、このガイド溝4aを互い
に対向させて配設されている。前記縦長のガイド部材4
の一方の端部側には、結合部4bが形成され、この結合
部4bには、ガイド部材4をフレーム3に結合するため
の結合手段である突出部4cが絞り加工等により形成さ
れ、この突出部4cに隣接する係合突起4dが突き出し
加工等により形成され、突出部4cと係合突起4dとは
それぞれ外向きに形成されている。
【0027】そして、一対のガイド部材4は、前記一対
のガイド部3dにそれぞれ結合され、一体化されてい
る。また、前記フレーム3とガイド部材4とを結合する
には、ガイド部材4の結合部4bを、フレーム3のガイ
ド部3dに位置させ、それぞれの結合手段である突出部
4cを結合孔3eに嵌入させ、結合孔3eから外方に突
出した突出部4cの先端部をカシメ付けることによっ
て、フレーム3とガイド部材4とが結合されて一体化さ
れる。これによって、フレーム3が取り付けられるハウ
ジング1のガイド部1bと、ガイド部材4のガイド溝4
aとが連結(結合)され、ガイド溝4aに挿入された前
記ICカード10(図13参照)をスムーズにピン端子
2まで案内することができるようになっている。
【0028】そして、このガイド部材4とハウジング1
のガイド部1bとの結合によって、ハウジング1と一対
のガイド部材4とによって囲まれた、比較的広い面積の
略コ字状の第2のICカード挿入空間部1fが形成され
ている。この第2のICカード挿入空間部1fと前記第
1のICカード挿入空間部1eとは、連続した空間部で
ある。この状態のとき、フレーム3は、ガイド部材4を
介してハウジング1に取り付けられている。
【0029】また、フレーム3とガイド部材4とが結合
されると、係合凹部3fに係合突起4dが係合して、結
合手段である突出部3eを中心とするガイド部材4の回
転防止を行うようになっている。
【0030】前記ガイド部材4の前方寄りには、側面か
ら外方に突出する突部4eが形成されこの突部4eに、
ガイド部材4と別体に設けられたスタンド部材5がカシ
メ付けられて取り付けられている。前記スタンド部材5
は、金属板から成り、プレス加工されて形成され、図2
に示すように、係止孔5aを有し、この係止孔5aをガ
イド部材4の突部4eに嵌合させ、突部4eをカシメ付
けて、ガイド部材4にスタンド部材5が取り付けられて
いる。また、スタンド部材5には、バーリング加工等に
よりネジ孔5bが形成されて、図示しない装置側の取付
部材である回路基板等に取り付け可能になっている。
【0031】また、フレーム3の複数の孔3gが形成さ
れている上面板3aの下部には、前記ICカード10
(図13参照)を外部に排出するためのカード排出部材
6が、回動可能に配設されている。このカード排出部材
6は、金属板等から成り、プレス加工されて形成され、
このカード排出部材6の図示右側には後述するプッシュ
ロッド7が係合する係合部6aが折り曲げ形成されてい
る。
【0032】この係合部6aに係合するプッシュロッド
7は、例えば図示右側のガイド部材4の側部に形成され
た複数のガイド脚4fにガイドされて、前後動可能に取
り付けられている。前記プッシュロッド7には、後方側
に、カード排出部材6の係合部6aに係合する係合溝7
aが形成され、前方側の係合部7bには、操作部材7c
が取り付けられるようになっている。そして、操作部材
7cを押圧すると、プッシュロッド7が後方側に移動し
て、カード排出部材6を回動させ、前記ICカード10
を外部に排出するようになっている。
【0033】前述のような構成の本発明のICカード用
コネクタ20は、電子機器等の装置に組み込まれて使用
されるが、その組み込みは、取付部材である回路基板
(図示せず)に設けた導電パターン(図示せず)にピン
端子2を接続し、また、フレーム3の取付部3cとスタ
ンド部材5のネジ孔5bを回路基板にネジ止めすると共
に、取付部3cとスタンド部材5を介して前記回路基板
に接地するようになっている。
【0034】また、本発明のICカード用コネクタ20
に使用される矩形状のICカード(図示せず)は、前述
の従来例で説明したICカード(図13参照)と同一構
成であることから説明は省略する。
【0035】そして、このICカード10(図13参
照)は、本発明のICカード用コネクタに抜き差しして
使用されるが、このICカード10は、先ず、ガイド部
材4のガイド溝4aをガイドにして挿入される。そし
て、挿入が進むと、ICカード10のコンタクト部10
aが形成された前方側がハウジング1のガイド部1bに
ガイドされて挿入され、ICカード10のコンタクト部
10aがピン端子2に接触して、その挿入が完了する。
【0036】また、ICカード10の挿入完了時、IC
カード10の各ディンプル部10bは、フレーム3の各
接触片3bにそれぞれ接触すると共に、ICカード10
のアース端子部10cは、ガイド部材4の図示しない接
触片に接触した状態となる。そして、ICカード10
は、各ディンプル部10bおよびアース端子部10c近
傍の取付部3cまたはスタンド部材5を介して、取付部
材である回路基板(図示せず)に接地されて取り付けら
れるようなっている。また、ICカード10を排出する
ときは、プッシュロッド7の操作部7cを押圧すると、
カード排出部材6を介して、ICカード10を排出する
ことができるようになっている。
【0037】次ぎに、本発明のICカード用コネクタの
フレームの第2の実施の形態について図面を用いて説明
する。図7は、本発明のICカード用コネクタのフレー
ムの第2の実施の形態を示す斜視図、図8は、本発明の
ICカード用コネクタのフレームの第2の実施の形態を
示す正面図、図9は、図7の9−9線における断面図、
図10は、図7の10−10線における断面図である。
【0038】ここでは、この第2の実施の形態のICカ
ード用コネクタのフレームでは、基本的な構成は、前述
の第1の実施の形態のICカード用コネクタ20のフレ
ーム3とほぼ同一構成であることから、詳細な説明は省
略し、以下に、相異について説明する。
【0039】図7に示すように、フレーム8は、導電材
料である例えば、燐青銅板から成り、プレス加工されて
形成され、上面板8aが形成され、この上面板8aに
は、前記ICカード10の各ディンプル部10bに接地
するための複数個(例えば、8個)の接触片8bと、上
面板8aの後方側の左右両側部から下方に折り曲げられ
た一対の取付部8cと、前方側の左右両側部を下方に折
り曲げられた一対のガイド部8dとが形成されている。
【0040】前記フレーム8の各接触片8bの前記上面
板8aからの切り起こし角度が、例えばC度(図9、図
10参照)と全て同一角度であるように形成され、且
つ、各接触片8bの長さ寸法L2がフレーム8の両端部
側から中心部側に向かって順次長い寸法(L2ー1<L
2ー2<L2ー3<L2ー4)であるように形成されて
いる。この状態のとき、各接触片8bの自由端部(先端
部)の配設位置は、フレーム8の両端部側の接触片8b
に対して中心部側の接触片8bの方が上面板8aから離
間された位置となる。
【0041】従って、このフレーム8が前記ハウジング
1に配設されると、各接触片8bが前記ICカード挿入
空間部1eに向けて切り起こして配設されと共に、各接
触片8bのICカード挿入空間部1e内への突出量をハ
ウジング1の両端部側から中心部側に向かって順次増や
したように配設される(図8参照)。
【0042】また、図7に示すフレーム8では、説明の
都合上、各接触片8bの付け根部を結ぶ線が直線状であ
るように示してあるが、各接触片8bの自由端部を結ぶ
線が直線状であるように各接触片8bを形成しても良
く、この状態では、各接触片8bの付け根部を結ぶ線が
円弧状になるように形成される。
【0043】上述の如き構成のフレーム8の各接触片8
bと、前記ICカード10のディンプル部10bとのそ
れぞれ接触については、前記第1の実施の形態にて説明
したのと同一であるので、説明は省略する。
【0044】なお、前述の本発明の実施の形態では、ハ
ウジング1とガイド部材4とを別部材の構成として説明
したが、これに限定されず、ハウジング1とガイド部材
4とが同一部材にて一体化され、即ち、ハウジング1の
一対のガイド部1bを更に外方に延設した構成としても
良い。そして、このとき、フレーム3は、ハウジング1
に直接取り付けられることになる。
【0045】
【発明の効果】本発明のICカード用コネクタでは、フ
レームが、ハウジングに取り付けられ、各接触片がIC
カード挿入空間部に向けて切り起こして配設されと共
に、各接触片のICカード挿入空間部内への突出量をハ
ウジングの中心部側に向かって増やしたことによって、
フレームが、弓なりに変形しても、各接触片が、ICカ
ードの各ディンプル部と安定して均一に接触するので、
ICカードの接地が確実になり、効果的なノイズ防止対
策を施すことができる。
【0046】また、複数個の各接触片は、各接触片の長
さ寸法が同一寸法であるように形成され、且つ、ハウジ
ングの両端部側から中心部側に向かって切り起こし角度
が順次大きな角度であるように形成されていることによ
って、各接触片の形成が簡単に出来ることから安価なI
Cカード用コネクタを提供することが出来る。
【0047】また、複数個の各接触片は、該各接触片の
切り起こし角度が同一角度であるように形成され、且
つ、各接触片の長さ寸法がハウジングの両端部側から中
心部側に向かって順次長い寸法であるように形成されて
いることによって、簡単な構成で、各接触片が、ICカ
ードの各ディンプル部に一層安定して接触する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカード用コネクタの実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】本発明のICカード用コネクタの実施の形態を
示す分解斜視図である。
【図3】本発明のICカード用コネクタのフレームの実
施の形態を示す斜視図である。
【図4】本発明のICカード用コネクタのフレームの実
施の形態を示す正面図である。
【図5】図3の5−5線における断面図である。
【図6】図3の6ー6線における断面図である。
【図7】本発明のICカード用コネクタのフレームの第
2の実施の形態を示す斜視図である。
【図8】本発明のICカード用コネクタのフレームの第
2の実施の形態を示す正面図である。
【図9】図7の9−9線における断面図である。
【図10】図7の10−10線における断面図である。
【図11】従来のICカード用コネクタを示す平面図で
ある。
【図12】従来のICカード用コネクタを示す正面図で
ある。
【図13】従来のICカードを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 基部 1b ガイド部 1e、1f ICカード挿入空間部 2 ピン端子 3、8 フレーム(シールド板) 3a、8a 上面板 3b、8b 接触片 3c、8c 取付部 4 ガイド部材 7 プッシュロッド 10 ICカード 10b ディンプル部 20 ICカード用コネクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカード挿入空間部を備えたハウジング
    と、ICカードの複数個の接触部に接触する複数個の接
    触片を備えた導電材料から成るフレームを有し、前記フ
    レームは、前記ハウジングの上面に前記ICカード挿入
    空間部の少なくとも一部を覆うように取り付けられ、前
    記各接触片が前記ICカード挿入空間部に向けて突出し
    て形成されと共に、前記各接触片の前記ICカード挿入
    空間部内への突出量を前記ハウジングの両端部側より中
    心部側が増やされたことを特徴とするICカード用コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】前記各接触片の前記ICカード挿入空間部
    内への突出量は、前記ハウジングの両端部側から中心部
    側に向かって順次増やされたことを特徴とする請求項1
    記載のICカード用コネクタ。
  3. 【請求項3】複数個の前記接触片は、該各接触片の長さ
    寸法が同じで、切り起こし角度を異ならせて形成したこ
    とを特徴とする請求項1、又は2記載のICカード用コ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】複数個の前記接触片は、該各接触片の切り
    起こし角度が同じで、長さ寸法を異ならせて形成したこ
    とを特徴とする請求項1、又は2記載のICカード用コ
    ネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100664686B1 (ko) 2006-01-16 2007-01-03 주식회사 웰 포인트 셋탑박스용 피에스씨 커넥터

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