JPH1139702A - 光学ピックアップ装置 - Google Patents

光学ピックアップ装置

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JPH1139702A
JPH1139702A JP9187039A JP18703997A JPH1139702A JP H1139702 A JPH1139702 A JP H1139702A JP 9187039 A JP9187039 A JP 9187039A JP 18703997 A JP18703997 A JP 18703997A JP H1139702 A JPH1139702 A JP H1139702A
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JP
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light receiving
signal
light
optical
optical disk
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JP9187039A
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Minoru Hashimoto
稔 橋本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のRFアンプにそのまま接続できる小型
・薄型に構成された光学ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】 光学ピックアップ装置の光検出部111
は、光ディスクからの戻り光からRF信号を検出するた
めの受光素子10と、フォーカスエラー(FE)信号を
検出するための受光素子を有する積層化されて小型・薄
型に構成された受発光素子100と、上記のRF信号と
FE信号との和信号(RF+FE)および差信号(RF
−FE)を生成するための演算アンプ71,72を備え
る。RFアンプでは、光学ピックアップから出力される
上記の信号(RF+FE)と信号(RF−FE)とを加
算してRF信号を生成し、上記2つの信号どうしを減算
してFE信号を生成する。トラッキングエラー信号TE
は、受光素子10から出力されるE信号とF信号とをR
Fアンプで減算して生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに光ビ
ームを照射してその戻り光からRF信号とサーボ用のエ
ラー信号とを得る光学ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに記録された信号を再生する
光ディスク装置は、光ビームを集束して光ディスクの信
号面に照射し、その戻り光を受光して再生信号とサーボ
用のエラー信号とを出力する光学ピックアップ装置を備
えている。
【0003】光ディスク装置のスピンドルに装着されて
回転駆動される光ディスクには、センターホールの偏心
やチャッキング時に生じる偏心などによるトラック方向
の振れや、反りや厚みむらなどによる光軸方向の振れが
常に生じている。このため、光学ピックアップ装置は、
回転駆動に伴う光ディスクの振れに追随して、集光され
た光ビームが常に信号面のトラック上に照射されるよう
に制御を行っている。
【0004】例えば、コンパクトディスク(CD)は、
トラックピッチが1.6μmとされており、これに対し
て光ビームの集光点がトラックから±0.1μm程度の
範囲になるようにトラッキング制御されている。また、
信号面の光軸方向の振れ幅が±0.5mm程度まで許容
されており、これに対して集光点が信号面から±1μm
程度の範囲になるようにフォーカス制御されている。
【0005】このような光ビームの照射位置の制御は、
制御信号に応じて光学ピックアップ装置の光学系の一部
をアクチュエータで微動させることなどにより行われ
る。この制御信号は、光ディスクからの戻り光から得ら
れるトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号で
あり、これらをサーボ系に供給することにより上記の制
御が行われる。
【0006】トラッキングエラー信号を得るための代表
的な方法として、3ビーム法がある。3ビーム法は、光
ディスクに照射される光ビームの往路に回折格子を配置
して、主ビーム(0次光)と2つの副ビーム(±1次
光)からなる3本の光ビームを発生させ、2つの副ビー
ムをトラッキング誤差検出に用いる方法である。この方
法では、主ビームを検出するための受光素子の両側に、
2つの副ビームを検出するための受光素子を配置してお
き、光ディスクのトラックに照射される主ビームの集光
点のトラック位置からのずれ量(デトラック量)に応じ
て発生する、副ビームの戻り光の変化からトラッキング
エラー信号を得る。
【0007】また、フォーカスエラー信号を得るための
代表的な方法として、非点収差(アスティグマ)法があ
る。非点収差法は、光ディスクに照射された光ビームの
復路にシリンドリカルレンズなどの非点収差を発生させ
る光学素子を配置しておき、光ビームの集光点が信号面
から光軸方向にずれると、そのずれ量(デフォーカス
量)に応じて、入射スポットの形が円形から楕円形に変
化することを利用してフォーカスエラー信号を得る方法
である。この方法では、受光面が4分割された受光素子
を用い、光ディスクに照射される光ビームが信号面上に
集光されているときに、その形が円形でかつ最小になる
ようにしておく。そして、デフォーカス量に応じて発生
する、上記の受光素子の4分割された各受光面への入射
光量の不平衡を検出してフォーカスエラー信号を得る。
【0008】図8は、上述した非点収差法および3ビー
ム法を用いて、RF信号とフォーカスエラー信号および
トラッキングエラー信号を得るための光検出信号を出力
する光検出器と、光検出器からの信号を増幅および演算
して出力するRFアンプとを備えた、従来の光学ピック
アップの基本的な構成を示している。
【0009】光検出器80は、入射する光量に応じて信
号電流を出力するフォトダイオードであり、4分割され
て受光面A,受光面B,受光面C,受光面Dとされた各
受光面を有する受光部と、受光部E,受光部Fからなる
6つの受光面を有している。
【0010】上記の4分割された受光面を有する受光部
は、光ディスクからの主ビーム(0次光)の戻り光を受
光するためのものであり、光ディスクに記録されている
信号に応じて再生信号(RF信号)電流を出力する。
【0011】アンプ90では、互いに対角に配置された
受光面Aから出力される信号Aと受光面Cから出力され
る信号Cとが加算手段81で加算されて信号(A+C)
が生成される。同様に、受光面Bから出力される信号B
と受光面Dから出力される信号Dとが加算手段82で加
算されて信号(B+D)が生成される。そして、信号
(A+C)と信号(B+D)とが加算手段83で加算さ
れて、上記の4分割された各受光面からの信号の総和で
ある信号(A+B+C+D)がRF信号として出力され
る。
【0012】また、光検出器80の4分割された受光面
を有する受光部は、光ディスクに照射される光ビームの
集光点が信号面から光軸方向にずれると、そのずれ量
(デフォーカス量)に応じて、入射スポットの形が非点
収差のために円形から楕円形に変化することを利用して
フォーカスエラー信号を得るためにも用いられる。
【0013】アンプ90では、加算手段81からの信号
(A+C)と、加算手段82からの信号(B+D)との
差である、信号{(A+C)−(B+D)}が減算手段
84で生成されてフォーカスエラー信号FEとして出力
される。
【0014】光ビームの集光点が光ディスクの信号面上
にある(ジャストフォーカス)ときには、受光面上の光
スポット径が最小になり、かつその形が円形であるので
上記の4つの各信号A〜信号Dの値は互いに等しくな
り、フォーカスエラー信号FEの値は0になる。
【0015】しかし、光ディスクの信号面と対物レンズ
とが、所定の距離よりも近すぎたり離れすぎたりしてい
るときには、受光素子の受光面に照射される上記の光ス
ポットの径が大きくなると共に、例えば、上記の受光面
の対角方向に長い楕円形になる。この場合には、上記の
4つの各信号が平衡しなくなるため、減算手段84で生
成される信号{(A+C)−(B+D)}の値が0にな
らず、デフォーカス量に応じた値のフォーカスエラー信
号FEが出力されることになる。そして、このフォーカ
スエラー信号FEは、サーボ系に供給されてその値が0
になるようにフォーカス制御が行われる。
【0016】一方、光検出器80の4分割された受光面
を有する受光部の両側に設けられる受光部Eと受光部F
は、3ビーム法によるトラッキング制御のために用いら
れる。この受光部Eと受光部Fには、上記の主ビームに
伴って発生される2つの副ビーム(±1次回折光)の戻
り光のそれぞれ一方が入射する。
【0017】光ディスクに照射される光の主ビームが信
号面のトラック上に集光されている(オントラック)と
きには、その戻り光のうちの受光部Eに入射する副ビー
ムの光量と受光部F入射する副ビームの光量とが互いに
等しくなり、受光部Eから出力される信号Eと受光部F
から出力される信号Fとの差である信号(E−F)をト
ラッキングエラー信号TEの値は0になる。
【0018】しかし、光ディスクに照射される光の主ビ
ームが信号面のトラックからずれると、受光部Eに入射
する副ビームの光量と受光部Fに入射する副ビームの光
量とが平衡しなくなるため、信号(E−F)の値が0に
ならず、デトラック量に応じた値のトラッキングエラー
信号TEが出力される。そして、このトラッキングエラ
ー信号TEは、サーボ形に供給されてその値が0になる
ようにトラッキング制御が行われる。
【0019】なお、光検出器80は、各受光面から出力
される信号電流を電圧に変換して出力するための各電流
電圧変換アンプ86a〜86d,87,88を備えてい
るのが通常である。このように、受光素子の各受光面か
ら出力される信号電流を電圧に変換することにより、各
信号どうしの加算や減算を行うための演算手段を簡略に
構成することができる。
【0020】図9は、上述したような光検出器からの信
号を増幅および演算して、RF信号とフォーカスエラー
信号とトラッキングエラー信号とを出力するようにされ
た、従来のRFアンプ90の具体例を示している。
【0021】すなわち、信号(A+C)と信号(B+
D)とは、演算アンプ83aで加算されてRF信号とさ
れる。また、上記の信号(A+C)と信号(B+D)と
は、演算アンプ84aで減算されてフォーカスエラー
(FE)信号とされる。さらに、E信号とF信号とが、
演算アンプ85aで減算されてトラッキングエラー(T
E)信号とされる。
【0022】なお、図9には、受光面Aから出力される
信号Aと受光面Cから出力される信号Cとを加算して信
号(A+C)を生成するための加算手段81と、受光面
Bから出力される信号Bと受光面Dから出力される信号
Dとを加算して信号(B+D)を生成するための加算手
段82が図示されていないが、これらは光検出器80側
が備えていてもよい。
【0023】このように、光学ピックアップ装置に用い
られる従来のRFアンプは、入力される2つの信号どう
しを加算および減算する機能を有し、再生信号とフォー
カスエラー信号FEを出力するようにされている。さら
に、上記入力される2つの信号とは別の2つの信号どう
しを減算する機能を有し、トラッキングエラー信号TE
を出力するようにされている。
【0024】ところで、上述した光学ピックアップ装置
を、より小型・薄型に構成するために、発光素子と受光
素子部とプリズムなどの光学素子とを基板上に集積化し
て一体に形成した受発光素子を用いることが提案されて
いる。
【0025】図10は、上記のような受発光素子を用い
る光学ピックアップ装置の基本的な構成を示している。
【0026】この光学ピックアップ装置は、受光素子1
0と受発光素子100を備えており、RF信号と、トラ
ッキングエラー信号TEおよびフォーカスエラー信号F
Eを出力するようにされている。
【0027】受光素子10は、光ディスクに照射された
光ビームの戻り光を受光してRF信号を出力するための
受光手段である。この受光素子10は、例えば、この図
のように3ビーム法に用いられる従来の光検出器を用い
ることができ、トラッキングエラー信号TEを併せて出
力するようにしてもよい。
【0028】また、受発光素子100は、光ディスクか
らの戻り光を受光してフォーカスエラー信号を出力する
受光手段を有している。この受発光素子100は、前述
したように発光素子と受光素子部とプリズムなどの光学
素子とを基板上に集積化して一体に形成したものであ
り、これにより小型・薄型の光学ピックアップ装置を構
成することができる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、光学ピックアップに用いられている従来のRFア
ンプは、入力される別の2つの信号どうしを加算してR
F信号を出力する機能と、上記2つの信号どうしを減算
してフォーカスエラー信号を出力する機能と、上記2つ
の信号とは別の2つの信号どうしを減算してトラッキン
グエラー信号を出力する機能を備えているのが通常であ
る。
【0030】一方、上述したように従来の受光素子と受
発光素子とを組み合わせて構成される光学ピックアップ
装置は、各受光部から出力される光検出信号が従来とは
異なる。このため、従来用いられているRFアンプにそ
のまま接続することができず、新たなRFアンプを作成
することが必要になる。
【0031】しかし、従来から用いられているRFアン
プは、受光素子からの光検出信号を増幅して信号処理系
に供給するプリアンプとしての機能を有しているだけで
はなく、種々のアナログ信号処理機能をも有する集積回
路(IC)として供給されているのが通常である。
【0032】図11は、このような信号処理機能をも備
えた既存のRFアンプの主要部の一例を示している。
【0033】端子26に入力される信号と端子27に入
力される信号とは、演算アンプ76で減算されて、フォ
ーカスエラー信号FEとして出力される。受光面が4分
割された受光素子を用いて非点収差法によりフォーカス
制御を行う場合には、端子26と端子27には、互いに
対角に位置する受光面からの和信号がそれぞれ入力され
る。
【0034】また、端子26と端子27とに入力される
上記の信号は、演算アンプ75で加算される。この演算
アンプ75の出力は、ACカップリング用の容量C1
介して演算アンプ61でゲイン調整され、イコライザ
(EQ)回路62で適当な周波数特性の調整が施された
後にRF信号として出力される。上記の容量C1 は、必
要に応じてRFアンプに外付けされる場合もある。な
お、演算アンプ75の出力は、電圧制御アンプ(VC
A)75bを介して端子28からサーボ系にも供給され
る。
【0035】一方、端子23に入力される信号と端子2
4に入力される信号とは、演算アンプ77で減算され
る。端子24と端子24aの間には、演算アンプ77の
帰還抵抗が必要に応じて外付けされる。この演算アンプ
77の出力は、電圧制御アンプ(VCA)77aおよび
演算アンプ77bにより、ゲインや周波数特性などが調
整された後にトラッキングエラー信号TEとして出力さ
れる。3ビーム法を用いてトラッキング制御を行う場合
には、端子23と端子24には、副ビームの戻り光の光
量に応じたE信号とF信号がそれぞれ入力される。
【0036】このように、従来から供給されているRF
アンプにおいては、RF信号に対する周波数特性調整
や、AGC(自動利得制御)、イコライジングなどが施
されるようにされている。また、サーボ用エラー信号に
対しても、同様にゲイン調整やバランス調整などが施さ
れるようにされている。
【0037】このような信号処理機能を有するRFアン
プは、光ディスク装置の光学ピックアップ用として好適
な特性が得られるように、いわゆるノウハウが投入され
たものであり、汎用性が考慮されてコストダウンも図ら
れているものである。
【0038】従って、上述したような、RF信号とトラ
ッキングエラー信号TEを出力する受光素子、フォーカ
スエラー信号FEを出力する受発光素子とを組み合わせ
て構成する光学ピックアップ用として、新たな専用RF
アンプを開発することは負担が大きいという問題があっ
た。
【0039】本発明は、このような問題を解決するため
に行われたものであり、従来から使用されている光学ピ
ックアップ用のRFアンプを利用することができ、小型
・薄型に構成できる光学ピックアップ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに提案する本発明の光学ピックアップ装置は、光ビー
ムを集光して光ディスクに照射し、信号面からの戻り光
を受光して再生信号とサーボ用信号とを出力する光学ピ
ックアップ装置において、光ディスクのトラックに記録
されている信号に応じて発生する戻り光を受光して再生
信号を出力する第1の受光手段と、上記光ディスクに照
射される光ビームの集光点と信号面とのずれ量に応じた
フォーカスエラー信号を出力する第2の受光手段と、上
記再生信号と上記フォーカスエラー信号とを加算する加
算手段と、上記再生信号と上記フォーカスエラー信号と
を減算する減算手段と、入力される2つの信号どうしを
加算および減算する機能と、入力される別の2つの信号
どうしを減算する機能を有し、再生信号とトラッキング
エラー信号を出力する演算増幅手段とを備えることを特
徴とするものである。
【0041】上記の構成によれば、光学ピックアップ用
に従来から使用されているRFアンプを利用することが
でき、光学ピックアップ装置を小型・薄型に構成でき
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の光学ピックアッ
プ装置の好ましい実施の形態について図面を参照しなが
ら説明する。なお、以下の説明においても、前述した部
分と共通の部分には同一の指示符号を付す。
【0043】図1は、本発明に係る光学ピックアップ装
置の受光素子部の基本的な構成を示している。
【0044】この光学ピックアップ111は、光ディス
クから読み出されたRF信号を出力するための受光素子
10と、フォーカスエラー(FE)信号を検出するため
の受光素子部を有する受発光素子100と、上記のRF
信号とFE信号との和および差の信号を生成するための
演算アンプ71および演算アンプ72を備えている。
【0045】受光素子10は、光ディスクのトラックに
記録されている信号に応じて発生する戻り光を受光して
RF信号を出力する受光手段であり、ここでは、3ビー
ム法によりトラッキング誤差を検出してサーボ用のトラ
ッキングエラー信号を得るように構成されている。
【0046】具体的には、主ビームを受光してRF信号
のみを出力する受光部1と、受光部1の両側に対称に配
置されて一対をなす副ビームを受光する受光部2および
受光部3とを備えて構成されている。
【0047】受光部1は、少なくともRF信号を出力す
ることができればよく、フォーカスエラー信号を出力す
る必要がないため、受光面が4分割されている必要はな
い。なお、受光面が分割された受光部は、同一の基板上
に形成された受光面が光を検出しない分割線領域で区切
られて構成されている。これに対して、受光面を分割し
ていない受光部は、その実効的な受光面積が大きくなる
ため光検出感度を向上させることができる。
【0048】一方、受発光素子100は、光ディスクに
照射される光ビームの集光点と信号面との光軸方向のず
れ量に応じたフォーカスエラー信号を出力する受光手段
を備えている。
【0049】この受発光素子100は、光ディスクに照
射される光ビームを発生する発光素子と、光ディスク1
10から反射された光ビームを受光する受光部と、発光
素子から出射した光ビームを光ディスクや上記の受光部
に導くプリズムなどが、基板上に一体に形成されたもの
である。このような受発光素子は、半導体技術を利用し
て各光学素子が集積化されたものであり、発光素子には
半導体レーザ(LD)が用いられ、上記の受光素子には
フォトダイオード(PD)が用いられる。なお、この受
発光素子100については具体的に後述する。
【0050】演算アンプ71は受光素子10からのRF
信号と受発光素子100からのフォーカスエラー信号F
Eとを加算する加算手段であり、演算アンプ72は上記
のRF信号とフォーカスエラー信号FEとを減算する減
算手段である。
【0051】なお、図1では、トラッキングエラー信号
を得るためのエラー信号であるE信号とF信号とが、受
光素子10から出力される例を示しているが、受発光素
子100から出力されるように構成されてもよい。
【0052】図2は、図1に示した光検出部と、光検出
部からの信号を増幅および演算して出力するためのRF
アンプとが接続された状態を示している。
【0053】上記のRFアンプ112の端子21および
端子22は、従来は、4分割された受光面を有する従来
の受光素子からの信号(A+C)および信号(B+D)
をそれぞれ入力するようにされていた端子である。そし
て、従来は、上記の信号(A+C)と信号(B+D)と
をアンプ73で加算することによりRF信号を得てい
た。同様に、端子21から入力される信号(A+C)か
ら、端子22から入力される信号(B+D)をアンプ7
6で減算することによりFE信号を得ていた。
【0054】これに対して、本発明の光学ピックアップ
装置においては、このRFアンプ112は、光学ピック
アップ111から出力される信号(RF+FE)と信号
(RF−FE)とから、RF信号とフォーカスエラー
(FE)信号とを得るようにされている。
【0055】具体的には、端子21から信号(RF+F
E)を入力し、端子22から信号(RF−FE)を入力
する。このようにすれば、アンプ73でこれらの信号ど
うしを加算することにより、信号(2RF)を得ること
ができる。同様に、端子21から入力される信号(RF
+FE)から、端子22から入力される信号(RF−F
E)をアンプ76で減算することにより、信号(2F
E)を得ることができる。
【0056】なお、アンプ74はRF信号のゲインK1
を調整するためのものであり、アンプ76はFE信号の
ゲインK2 を調整するためのものである。これらのゲイ
ン調整は、必要に応じて行うようにすればよい。
【0057】なお、トラッキングエラー信号TEは、端
子23から入力されるE信号から、端子24から入力さ
れるF信号を、アンプ77で減算することにより得られ
る。このTE信号の生成については、従来と同様であ
る。
【0058】次に、上述した受光素子部を用いて構成さ
れる本発明に係る光学ピックアップ装置の光学系の構成
について説明する。
【0059】図3は、図1に基本構成を示した本発明に
係る光学ピックアップ装置の一具体例を示している。
【0060】受発光素子100の基板100c上に形成
された半導体レーザ(LD)100aから出射したレー
ザ光は、上記の基板100c上に設けられたプリズム1
00bのハーフミラーが形成された斜面で反射されて光
ディスク110に向かう。このレーザ光は、回折格子
(グレーティング)11で回折されて、主ビーム(0次
光)と2本の副ビーム(±1次回折光)とからなる3本
のビームにされ、ビームスプリッタ12を通して対物レ
ンズ13で集光されて、光ディスク110の信号面11
0aに照射される。
【0061】一方、光ディスク110からの戻り光は、
ビームスプリッタ12で受発光素子100に向かう光路
と、受光素子10に向かう光路とに分離される。
【0062】受発光素子100の受光素子部では、上記
のハーフミラーを通してプリズム100bに入射した戻
り光が、高反射率のミラーが形成されたプリズム100
bの上面で反射されて基板100cに形成されている受
光部41および受光部42に入射する。この戻り光に応
じて、受光部41および受光部42からフォーカスエラ
ー信号FEが出力される。
【0063】このような構成によれば、回折格子11を
介して光りディスク110に照射された光ビームの戻り
光に含まれるE信号成分およびF信号成分が、受光素子
10から出力されるRF信号に混入することがないた
め、RF信号が劣化することがない。
【0064】図4は、上記の光学ピックアップ装置に用
いられる受光素子10の受光面を模式的に示している。
【0065】この受光素子10は、3ビーム法における
3本の光ビームをそれぞれ受光するための3つの受光面
を有している。具体的には、主ビームを受光してRF信
号のみを出力する受光部1と、受光部1の両側に対称に
配置されて一対をなす副ビームを受光してE信号および
F信号を出力する受光部2および受光部3を備えてい
る。
【0066】また、図5は、上記の光学ピックアップ装
置に用いられる受発光素子100のより詳細な構成例を
示している。
【0067】この受発光素子100は、光ディスク11
0に照射される光ビームを発生する発光素子100a
と、光ディスク110から反射された光ビームを受光す
る2つの受光部41および受光部42、さらに発光素子
100aから出射した光ビームを光ディスク110や受
光部41および受光部42に導くプリズム100bなど
が、基板100c上に一体に形成されたものである。こ
のような受発光素子は、半導体技術を利用して各光学素
子が集積化されたものであり、発光素子には半導体レー
ザ(LD)が用いられ、上記の受光素子にはフォトダイ
オード(PD)が用いられる。
【0068】発光素子100aから出射した光ビーム1
8は、プリズム100bの半透過膜(ハーフミラー)が
形成されている斜面105でその一部が反射され、対物
レンズ13に入射する。対物レンズ13は、この光ビー
ムを光ディスク110の信号面110aに集束させる。
信号面110aに集光された光ビームは、その信号面1
10aで反射されて再び対物レンズ13を介して斜面1
05に照射され、その一部は斜面105を透過して受光
部41に照射される。
【0069】受光部41の表面にはハーフミラーが形成
されているので、照射される光の一部はそのハーフミラ
ーを透過して光検出部41に入射し、光検出部41は、
その入射光量に応じた信号を出力する。また、受光部4
1の表面のハーフミラーによって反射される光は、プリ
ズム100bの上面に形成された反射面106でさらに
反射されて光検出部42に入射し、光検出部42は入射
光量に応じた信号を出力する。この光検出部41および
光検出部42は、光ディスクからの戻り光についての光
学素子110に対する共役点の前および後に配置されて
いる。なお、上記の共役点は、光ディスク110に照射
される光の集光点に対する共役点でもある。そして、こ
の受光部41からの信号DP1と受光部42からの信号
DP2がフォーカス制御に用いられる。
【0070】図6は、上記の受発光素子の受光素子部の
構成を示している。
【0071】この光学ピックアップ装置に用いられてい
る受発光素子100の受光素子部は、いずれも3分割さ
れた受光面を有する受光部41と受光部42とを備えて
いる。
【0072】受光部41の3つの受光面のうちの中央に
設けられている第1の受光面である受光面Bの両側に
は、一対をなす第2の受光面である受光面Aと第3の受
光面である受光面Cとが対称に配置されている。同様
に、受光部42の3つの受光面のうちの中央に設けられ
ている第1の受光面である受光面B’の両側には、一対
をなす第2の受光面である受光面A’と第3の受光面で
ある受光面C’とが対称に配置されている。
【0073】受光部41の受光面Bから出力される信号
Bと、受光部42の受光面A’から出力される信号A’
および受光面C’から出力される信号C’とは、演算ア
ンプ56で加算されて、信号PD1として出力される。
同様に、受光部42の受光面B’から出力される信号
B’と、受光部41の受光面A’から出力される信号
A’およびと受光面C’から出力される信号C’とが、
演算アンプ57で加算されて、信号PD2として出力さ
れる。
【0074】なお、図6では、各受光面から入射光量に
応じて出力される光検出電流を電圧に変換するための電
流電圧変換アンプの図示を省略しているが、受光面の数
だけの電流電圧変換アンプを備えているのが通常であ
る。そして、上記の各受光面から出力される信号は、電
圧に変換された後に加算等の演算処理が施される。
【0075】図7は、上記の受発光素子において、電流
電圧変換アンプの数を少なくするようにした接続例を示
している。
【0076】具体的には、受光部41の両端にある受光
面Aと受光面Cは受光部42の中央の受光面B’と接続
されており、電流電圧変換アンプ45を介して信号PD
1を出力するようにされている。同様に、受光部42の
両端にある受光面A’と受光面C’は受光部41の中央
の受光面Bと接続されており、電流電圧変換アンプ46
を介して信号PD2を出力するようにされている。
【0077】なお、上記の電流電圧変換アンプ45およ
び46を省略して、信号電流を出力するようにしてもよ
い。また、上記の信号PD1と信号PD2との差である
信号(PD1−PD2)を生成するための演算手段をさ
らに備えて、フォーカスエラー信号FEを生成して出力
するようにしてもよい。
【0078】次に、この光学ピックアップ装置の受発光
素子100において、フォーカス信号を生成する動作に
ついて説明する。
【0079】光ディスク110に照射される主ビームが
信号面110aのトラック上に集光されている(ジャス
トフォーカス)ときには、2つの受光部41および受光
部42に入射する戻り光のスポット径が互いに等しくな
るようにされている。すなわち、信号Bと信号(A’+
C’)との和と、信号B’と信号(A+C)との和が互
いに等しくなるようにされている。
【0080】従って、ジャストフォーカス時には、第1
の信号である信号PD1と第2の信号である信号PD2
とが互いに等しくなり、生成されるフォーカスエラー信
号FEの値が0となる。
【0081】一方、上記の構成において、光ディスク1
10の信号面110aと対物レンズ13との間の距離
が、所定の距離よりも近すぎたり離れすぎたりしている
ときには、上記の2つの受光部41および受光部42に
入射する戻り光のスポット径が互いに等しくならず、生
成されるフォーカスエラー信号FEの値が0にならな
い。
【0082】このフォーカスエラー信号FEの値は、上
記の所定の距離からのずれ、すなわち、光ディスクに照
射される光ビームの集光点の信号面からの光軸方向のず
れ量であるデフォーカス量に応じた値になる。
【0083】例えば、対物レンズ13と光ディスク11
0とが離れすぎている場合には、信号PD1の値が正、
信号PD2の値が負となり、これらの差である信号(P
D2−PD1)の値が負になる。これは、光ディスク1
10からの戻り光の開き角度が、光ディスク110に向
かう光ビームの開き角度よりも小さくなるため、プリズ
ム100bに入射した戻り光が、プリズム100bの上
面で反射される前に焦点を結ぶことになり、受光部41
上のスポット径が、受光部42上のスポット径よりも小
さくなるからである。
【0084】また、これとは逆に、対物レンズ13と光
ディスク110とが近づきすぎている場合には、信号P
D1の値が負、信号PD2の値が正となり、これらの差
である信号(PD2−PD1)の値が正になる。これ
は、光ディスク110からの戻り光の開き角度が、光デ
ィスク110に向かう光ビームの開き角度よりも大きく
なるため、プリズム100bに入射した戻り光が、プリ
ズム100bの上面で反射された後に焦点を結ぶことに
なり、受光部41上のスポット径が、受光部42上のス
ポット径よりも大きくなるからである。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
RF信号を得るための受光手段とフォーカスエラー信号
を得るための積層化された受光手段とを用いて小型・薄
型に構成された光学ピックアップ装置からの2つの出力
どうしを加算することによりRF信号が得られ、上記の
2つの出力どうしを減算することによりフォーカスエラ
ー信号が得られるように構成したため、従来使用されて
いるRFアンプにそのまま接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学ピックアップ装置の基本的な
構成を示す図である。
【図2】本発明に係る光学ピックアップ装置がRFアン
プに接続された状態を示す図である。
【図3】本発明に係る光学ピックアップ装置の一具体例
を示す図である。
【図4】本発明に係る光学ピックアップ装置のRF信号
を出力するための受光素子について説明するための図で
ある。
【図5】本発明に係る光学ピックアップ装置のフォーカ
スエラー信号を出力するための受発光素子の光学系を示
す図である。
【図6】上記の受発光素子の受光素子部の構成例を示す
図である。
【図7】上記の受発光素子の受光素子部の別の構成例を
示す図である。
【図8】従来の光学ピックアップの基本的な構成を示す
図である。
【図9】従来のRFアンプの構成を説明するための図で
ある。
【図10】受発光素子を用いる光学ピックアップ装置の
基本的な構成を説明するための図である。
【図11】信号処理機能をも備えたRFアンプの主要部
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3 受光部、 10 受光素子、 71,72
演算アンプ、 100 受発光素子、 111 光検
出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを集光して光ディスクに照射
    し、信号面からの戻り光を受光して再生信号とサーボ用
    信号とを出力する光学ピックアップ装置において、 光ディスクのトラックに記録されている信号に応じて発
    生する戻り光を受光して再生信号を出力する第1の受光
    手段と、 上記光ディスクに照射される光ビームの集光点と信号面
    とのずれ量に応じたフォーカスエラー信号を出力する第
    2の受光手段と、 上記再生信号と上記フォーカスエラー信号とを加算する
    加算手段と、 上記再生信号と上記フォーカスエラー信号とを減算する
    減算手段と、 入力される2つの信号どうしを加算および減算する機能
    を有し、再生信号およびフォーカスエラー信号を出力す
    る演算増幅手段とを備えることを特徴とする光学ピック
    アップ装置。
  2. 【請求項2】 上記演算増幅手段は、上記入力される2
    つの信号とは別の2つの信号どうしを減算する機能をさ
    らに有し、トラッキングエラー信号を出力することを特
    徴とする請求項1記載の光学ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の受光手段は、上記光ディスク
    のトラックに記録されている信号に応じて発生する戻り
    光に応じた再生信号のみを出力する第1の受光部と、上
    記第1の受光部を挟んで対称に配置され上記光ディスク
    に照射される光ビームの集光点の上記トラック位置から
    のずれ量に応じて発生する戻り光を受光して、そのずれ
    量に応じた信号を出力する第2および第3の受光部とを
    有することを特徴とする請求項1記載の光学ピックアッ
    プ装置。
  4. 【請求項4】 上記第2の受光手段は、第1の受光部と
    それを挟んで対称に配置された第2および第3の受光部
    とを有し戻り光における上記集光点の共役点よりも前に
    配置される第1の受光手段と、第1の受光部とそれを挟
    んで対称に配置された第2および第3の受光部とを有し
    戻り光における上記集光点の共役点よりも前に配置され
    る第2の受光手段とを備え、上記第1の受光手段の第1
    の受光部と上記第2の受光手段の第2および第3の受光
    部とから上記光ディスクに照射される光ビームの信号面
    からの光軸方向のずれ量に応じた第1の信号を出力し、
    上記第2の受光手段の第1の受光部と上記第1の受光手
    段の第2および第3の受光部とから上記光ディスクに照
    射される光ビームの信号面からの光軸方向のずれ量に応
    じた第2の信号を出力することを特徴とする請求項1記
    載の光学ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 上記光ディスクに照射される光ビームを
    回折させて2つの副ビームを発生させる回折格子と、上
    記光ディスクからの戻り光の光路を上記第1の受光手段
    と上記第2の受光手段とに分離する分離手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の光学ピックアップ装
    置。
JP9187039A 1997-07-11 1997-07-11 光学ピックアップ装置 Withdrawn JPH1139702A (ja)

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