JPH113916A - 高周波半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
高周波半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH113916A JPH113916A JP10679998A JP10679998A JPH113916A JP H113916 A JPH113916 A JP H113916A JP 10679998 A JP10679998 A JP 10679998A JP 10679998 A JP10679998 A JP 10679998A JP H113916 A JPH113916 A JP H113916A
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Abstract
高放熱特性などの優れた動作特性を有し、良好な歩留ま
りで製造できる高周波半導体装置を提供する。 【解決手段】 高周波半導体装置が、実質的に平坦な主
面を有し、少なくとも入力配線と出力配線とグラウンド
電極とを含む所定の回路パターンが該主面の上に設けら
れている基板と、ドレイン電極、ソース電極、及びゲー
ト電極を有し、該基板にフリップチップ実装によって実
装されているトランジスタと、を備えており、該フリッ
プチップ実装では、該ソース電極と該グラウンド電極と
が第1のバンプによって接続されている。
Description
スタ(Field Effect Transistor、本明細書では、「F
ET」とも記す)、特に半絶縁性GaAs基板やInP
基板の上に形成されたFET、を使用して形成される高
周波半導体装置、並びにその製造方法に関する。なお、
本明細書では、この高周波半導体装置という用語は、電
力増幅器、ローノイズ増幅器、ミキサーなどの種々の高
周波デバイスを総称する用語として使用される。
の優れた高周波特性により、携帯電話をはじめとする移
動体通信機器用のデバイスとして、大幅にその需要が拡
大している。中でも、送信用増幅器等における電力増幅
器として用いられるGaAsパワーFETは、低電圧動
作、低消費電力、及び低歪みなどの特徴を活かして、飛
躍的な成長を遂げてきている。また、近い将来にはマイ
クロ波帯に加えてミリ波帯を用いた無線システムが民生
用途に利用されようとしており、デバイスのさらなる高
周波化及び低コスト化という要求の両立が、求められて
いる。
ついて説明する。
sパワーFETチップ1410を模式的に示す平面図で
ある。
まれるFETのサイズを大きくするために、櫛形の電極
構成が用いられている。具体的には、FETチップ14
10の点線で囲まれた領域1400が単位FETであ
り、これは、ソース電極1401、ゲート電極140
2、及びドレイン電極1403を含む。FETチップ1
410は、このように形成された単位FETを、例えば
6組備えている。
2、及びドレイン電極1403は、ソース引き出し配線
1404、ゲート引き出し配線1405、ドレイン引き
出し配線1406により、それぞれソース電極パッド1
407、ゲート電極パッド1408、ドレイン電極パッ
ド1409に接続されている。FETチップ1410を
パッケージに実装する際には、これらの電極パッド14
07〜1409とパッケージの電極とを、例えばボンデ
ィングワイヤにより接続する。
には、動作に伴って発生する熱を、チップの外部に効率
よく逃がす必要がある。また、FETをマイクロ波帯や
ミリ波帯などの周波数で動作させるためには、FETの
ソースインダクタンスを低減する必要がある。これらの
課題を克服する方法として、例えばD.Helmsらによる文
献「Ku-Band Power Amplifier using Pseudomorphic HE
MT Devices for Improved Efficiency」、1991 IEEE MT
T-S Digest、pp.819-821には、(1)半導体基板を薄く
削る、及び(2)ソース電極の直下にバイアホールを設
けてこのバイアホールに金属材料を埋め込む、ことによ
り、放熱性の向上とソースインダクタンスの低減とを、
共に実現できることが記載されている。
では、半導体基板(特にGaAs基板)を薄く削る加工
に加えてバイアホールを形成することにより、ウェハが
割れるなど、製造歩留りの低下が問題となる。
半導体装置の実装方法として、フリップチップ実装があ
る。例えば、特公昭第62−55721号公報には、フ
リップチップ実装を用いた従来技術による高周波トラン
ジスタに関する記載がある。
されている従来技術によるフリップチップ実装を説明す
るための図である。具体的には、図18(a)は、上記
公報に開示されている高周波用FETの電極配置を示す
平面図であり、図18(b)は、上記FETチップがフ
リップチップ実装されたパッケージの平面図であり、図
18(c)は、図18(a)及び図18(c)に線18
C−18C’で示す断面における断面図である。
プ1510のソース電極1501、ゲート電極パッド1
508、及びドレイン電極パッド1509の上には、2
0μm程度の厚さに金めっきされたバンプ1511〜1
513が、それぞれ形成されている。ゲート引き出し配
線1505は、ゲート電極1502をゲート電極パッド
1508に接続し、ドレインゲート引き出し配線150
6は、ドレイン電極1503をドレイン電極パッド15
09に接続する。
5は、FETチップ1510に対向する表面(主面)1
515aに凸部1519(図18(c)参照)を有す
る。金属ベース1515の凸部1519の両側には、ア
ルミナ基板1516が配置され、各アルミナ基板151
6には、入力配線1517或いは出力配線1518が設
けられている。
1の上のバンプ1511は、金属ベース1515の表面
に形成された凸部1519に接続されている。ゲート電
極パッド1508の上のバンプ1512は、アルミナ基
板1516の上に形成された入力配線1517に接続さ
れる。さらに、ドレイン電極パッド1509の上のバン
プ1513は、アルミナ基板1516の上に形成された
出力配線1518に接続される。
記の構成によれば、ソース電極1501と金属ベース1
515とをバンプ1511を介して接続できるので、
(1)ソースインダクタンスの低減による高周波特性の
改善、及び(2)放熱特性の向上、の両方が期待できる
と述べられている。
として、例えば特開平第5−190563号公報には、
複数に分割された接合部をもつトランジスタ素子の真性
動作部の直上に1つのバンプを設ける構成が示されてい
る。
リ波からミリ波帯の周波数で動作する半導体装置に関連
して、H.Sakaiらによる文献「A Novel Millimeter-Wave
ICon Si Substrate using Flip-Chip Bonding Technol
ogy」、1994 IEEE MTT-S Digest、pp.1763-1766には、
MFIC(Millimeter-wave Flip-chip IC)と呼ばれる
技術が提案されている。この技術には、マイクロバンプ
ボンディング法(本明細書では、「MBB法」とも略称
する)と呼ばれるフリップチップ実装技術が用いられて
いる。
製造工程を、MBB法の製造工程をその実行順に示す断
面図である図19(a)〜(e)を参照しながら、説明
する。
路1622が形成された基板1621の上に、光硬化性
絶縁樹脂1625を滴下する。次に、図19(b)に示
すように、半導体チップ1620の電極パッド1623
の上に形成されているバンプ1624と、基板1621
の上の伝送線路1622に設けられている電極パッド1
626とを、カメラ(不図示)などを用いて位置合わせ
する。次に、図19(c)に示すように、半導体チップ
1620を加圧治具1627で加圧する。この加圧によ
り、光硬化性絶縁樹脂1625がバンプ1624と電極
パッド1626との間から排出されるとともに、バンプ
1624は、圧縮されて変形し、電極パッド1626の
中にめりこむ。これにより、バンプ1624は、電極パ
ッド1626と電気的に接続される。次に、図19
(d)に示すように、紫外線1628を照射して光硬化
性絶縁樹脂1625を硬化させ、基板1621と半導体
チップ1620とを固着する。このとき、光硬化性絶縁
樹脂1625が収縮するので、電極パッド1623と電
極パッド1626との間の接続状態がより強固となる。
次に、図19(e)に示すように、硬化が終了してから
加圧治具1627を取り去って、半導体チップ1620
の基板1621への実装が完了する。
バンプ1624の厚さを数μm以下にすることができ
る。この結果、バンプ1624に起因する寄生インダク
タンスを極めて低いレベル(数pHのオーダー)に抑え
ることができ、ミリ波帯の周波数にも十分に利用できる
半導体装置が提供される。
従来技術によってフリップチップ実装された高周波トラ
ンジスタは、それぞれ以下のような次の問題点を有して
いる。
明した特公昭第62−55721号公報に開示されてい
る従来技術による高周波トランジスタは、次の問題点を
有している。
装の実現のためには、金属ベース1515の凸部151
9の高さとアルミナ基板1516の上の配線1517及
び1518の高さとを、数μmのオーダで等しくする必
要がある。しかし、実際にはそのような設定の実現は極
めて困難であり、結果として、安定した製造分留まりの
確保が難しい。
するためには、バンプ1511に起因する寄生インダク
タンスを低減する必要がある。これを実現するには、バ
ンプ1511の高さを低くすることが考えられるが、そ
の場合には、今度は、ゲート・ソース間容量Cgs及び
ドレイン・ソース間容量Cdsが増大する。すなわち、
上記の従来技術においては、ソースインダクタンスの低
減と寄生容量の低減とを両立することは難しく、そのた
めに高周波特性の改善に限界がある。
極1501が孤立して形成されているので、FETのD
C(直流)検査をウェハ状態で行うことは、実用上は不
可能である。ここで、DC検査とは、FETチップの動
作特性(例えば、飽和ドレイン電流やドレイン・ソース
間耐圧など)を調べる検査である。
態で行うためには、全てのソース電極1501にプロー
ブヘッドを接触させなければならないが、一般的に使用
されているDC検査用のプローブヘッドの直径は、ソー
ス電極1501の幅(図18(a)に示すW=約15μ
m〜約30μm)よりも大きい。従って、検査用のプロ
ーブヘッドを全ソース電極に接触させることができず、
ウェハ状態でのDC検査が実施できない。この結果、上
記の従来技術によれば、ウェハ状態におけるDC検査に
よるFETチップの選別ができないので、高周波半導体
装置の製造歩留りの向上が困難である。
開示される構成では、エミッタ電極が層間絶縁膜を隔て
てベース電極上の広範囲に形成されるためにベース・エ
ミッタ間容量Cbeを低減することが難しく、結果とし
て高周波特性の改善に限界がある。また、この従来技術
ではAuの厚膜バンプを形成する必要があるが、そのた
めの形成工程は、比較的に長い時間を必要とする。さら
に、Auの使用量が大きくなることもあって、製造コス
トが増加する。
上記で説明した従来のMBB法による実装を、例えば図
17或いは図18(a)〜(c)に示した従来の高周波
半導体装置の構成に応用すると、得られる半導体装置に
おいて、GaAsチップのゲート電極やドレイン電極が
金属ベースに対向することになる。このため、ゲート・
ソース間容量Cgsやドレイン・ソース間容量Cdsに
おける寄生容量成分が大きくなり、高周波特性に悪影響
を及ぼす。また、実装時のばらつきによりFETチップ
と金属ベースとの間の距離が変化すると上記の容量Cg
s及び容量Cdsの値が変化するため、インピーダンス
変化による高周波特性のばらつきが生じる。
装(MBB法も含む)では、十分に満足する高周波動作
特性を有する高周波半導体装置を、良好な歩留まりで製
造することが困難である。
されたものであり、その目的は、(1)低ソースインダ
クタンス、低寄生容量、及び高放熱特性などの優れた動
作特性を有し、良好な歩留まりで製造できる高周波半導
体装置を提供すること、並びに(2)そのような特徴を
有する高周波半導体装置を形成することができる高周波
半導体装置の製造方法を提供すること、である。
置は、実質的に平坦な主面を有し且つ少なくとも入力配
線と出力配線とグラウンド電極とを含む所定の回路パタ
ーンが該主面の上に設けられている基板と、ドレイン電
極、ソース電極、及びゲート電極を有し且つ該基板にフ
リップチップ実装によって実装されているトランジスタ
と、を備えており、該フリップチップ実装では、該ソー
ス電極と該グラウンド電極とが第1のバンプによって接
続されていて、そのことによって、上記の目的が達成さ
れる。
さらに、前記ソース電極にソース引き出し配線によって
電気的に接続されているソース電極パッドと、前記ゲー
ト電極にゲート引き出し配線によって電気的に接続され
ているゲート電極パッドと、を備えており、該ソース引
き出し配線と該ゲート引き出し配線との交差箇所におけ
る該ソース引き出し配線の幅が、該ソース電極の幅より
小さい。
記ゲート引き出し配線との前記交差箇所における該ソー
ス引き出し配線の幅の、前記ソース電極の幅に対する比
が、約0.5以下である。
前記ゲート電極の各々は、前記グラウンド電極に対向す
る第1の領域と、該グラウンド電極に対向しない第2の
領域と、を有している。
ンド電極に対向する第1の領域と該グラウンド電極に対
向しない第2の領域とを有しており、前記ドレイン電極
及び前記ゲート電極の少なくとも一方は、該第2の領域
のみに形成されている。また、前記ドレイン電極及び前
記ゲート電極の両方が、前記トランジスタの前記第2の
領域のみに形成されていてもよい。例えば、前記グラウ
ンド電極は、櫛形パターン或いは島状パターンを有し得
る。また、ある場合には、前記グラウンド電極の長さ
が、前記ソース電極の長さ以下である。
帯状に形成されており、前記トランジスタは、さらに、
前記ソース電極にソース引き出し配線によって電気的に
接続されているソース電極パッドと、前記ゲート電極に
ゲート引き出し配線によって電気的に接続されているゲ
ート電極パッドと、を備えており、該グラウンド電極の
幅が、該ドレイン引き出し配線と該ゲート引き出し配線
との間の間隔よりも短い。
ラウンド電極にグラウンド電位を供給するための導電パ
ターンをその内面に有する貫通穴が設けられていて、該
貫通穴は、金属を主成分とする導電性物質で充填されて
いる。
ン電極或いは前記ソース電極に対向する箇所の少なくと
も一部に、該グラウンド電極にグラウンド電位を供給す
るための導電パターンをその内面に有する貫通穴が設け
られていてもよい。
基板であり、前記トランジスタは、前記ゲート電極の長
手方向が該基板の[010]方向或いは[001]方向
に実質的に平行であるように、該基板に実装されてい
る。
下部バンプ層と、該下部バンプ層の上に積層された上部
バンプ層と、を含む積層構造を有しており、該下部バン
プ層の硬度が該上部バンプ層の硬度とは異なる。
ス硬度の前記上部バンプ層のビッカース硬度に対する比
は、約3以上である。例えば、前記下部バンプ層は金を
主成分とし得て、前記上部バンプ層はインジウムを主成
分とし得る。
(nは4以上の整数)の断面形状を有し得る。
数個設けられていて、該複数の第1のバンプの各々は、
お互いに実質的に同じサイズを有し得る。
なくとも一方を前記基板上の前記回路パターンに電気的
に接続する第2のバンプが、さらに設けられていてもよ
い。
バンプがそれぞれ複数個設けられ得て、該複数の第1の
バンプ及び該複数の第2のバンプの各々は、お互いに実
質的に同じサイズを有し得る。
板であり得る。
もよい。
マイクロバンプボンディング法によって行われている。
記第1のバンプまでの距離が約25μm以下である。さ
らに、前記第1のバンプがマイクロバンプであり、前記
ゲート電極から該第1のバンプまでの距離が、約10μ
m以下であってもよい。
置の製造方法は、基板の実質的に平坦な主面の上に、少
なくとも入力配線と出力配線とグラウンド電極とを含む
所定の回路パターンを設ける工程と、該回路パターンを
含む該基板の該主面の上に、所定のパターンのレジスト
を塗布する工程と、光硬化性絶縁樹脂を利用して、該基
板の該主面に半導体チップをフリップチップ実装する工
程と、該レジストを除去し、それによって、該光硬化性
絶縁樹脂のうちで該レジストの上に存在している部分を
除去する工程と、を包含し、そのことによって、前述の
目的が達成される。
導体チップに含まれるソース電極を、バンプを介して前
記グラウンド電極に電気的に接続し得る。
では、マイクロバンプ法によって、前記ソース電極を前
記グラウンド電極に電気的に接続する。
板であり得る。
装置の幾つかの実施形態を、添付の図面を参照しながら
説明する。なお、以下において、同じ構成要素には同じ
参照符号を付しており、重複する説明は省略することが
ある。
ン電極、ソース電極、ゲート電極、及びグラウンド電
極)の「長さ」は、その電極の長手方向に平行な方向に
沿って測る。また、各電極の「幅」は、その電極の長手
方向に垂直な方向に沿って測る。さらに、各引き出し配
線の「幅」は、その配線の長手方向に垂直な方向に沿っ
て測る。
プ」とは、主としてギガヘルツ帯の近傍或いはそれ以上
の周波数帯における電力増幅に用いられるものを想定し
ているが、本発明を適用し得るFETチップの使用周波
数及び用途は、これには限られない。 (第1の実施形態)図1Aは、本発明の第1の実施形態
による高周波半導体装置の平面図であり、図1Bは、図
1Aの線1B−1B’における断面図である。また、図
1Cは、図1Aの線1C−1C’に沿った断面のうちの
中央部付近を示す図である。
AsFETチップ110は、MBB法を用いて、窒化ア
ルミを主成分とするフリップチップ実装用基板151
(以下では、単に「基板」とも称する)の上に実装され
る。
10の基板151に対向する面の上には、ソース電極1
01、ゲート電極パッド108、及びドレイン電極パッ
ド109が描かれている。
ト119をその中心部材として有しており、本明細書で
は、このような構成の基板を「窒化アルミを主成分とす
る基板」とも称する。この基板151において、GaA
sFETチップ110と対向する面119a(「主面1
19a」と称する)の上には、グラウンド電極152、
入力配線117、及び出力配線118が設けられてお
り、一方、主面119aとは反対側の面(「裏面」と称
する)の上には、グラウンド端子154が設けられてい
る。基板151の主面119aは、従来技術における図
17のような凸部を有することはなく、実質的に平坦な
面である。
Tチップ110及び基板151によって挟まれる空間及
びその近傍を満たしている。この光硬化性絶縁樹脂12
5は、紫外線を受けることによって硬化し、GaAsF
ETチップ110と基板151とを固着する。
面へ至る複数の貫通穴153が設けられている。これら
の貫通穴153は、その内面がメタライズ処理されてお
り、基板151の主面119aに設けられた回路パター
ンと裏面に設けられた回路パターン(例えば、グラウン
ド電極152とグラウンド端子154)との間の電気的
接続の確保のために設けられている。さらに、バンプ1
11、112、及び113が、それぞれ、ソース電極1
01、ゲート電極パッド108、及びドレイン電極パッ
ド109を、グラウンド電極152、入力配線117、
及び出力配線118に電気的に接続する。
造される。
穴153を形成した後に、これを高温で焼結する。次
に、基板151の表面及び貫通穴153の内面に、スパ
ッタリングなどにより金属薄膜(例えばCu膜)を形成
する。次に、形成された金属薄膜の上に、厚さ約3μm
のAu膜をめっきする。その後に、フォトリソグラフィ
ーにより基板151の表面に金属パターンを形成し、さ
らにその金属パターンの上に、金めっきを施す。最後
に、金属パターンの上の所定の場所に、高さ約10μm
の金バンプ111を形成する。
成を示す概略図である。
極101、ゲート電極102、及びドレイン電極103
を備えるとともに、さらに、ウェハ状態におけるDC検
査の実施を可能にするためのソース電極パッド107、
ゲート電極パッド108、及びドレイン電極パッド10
9を備えている。このような構成には、先に図17を参
照して説明した従来の構成と同様に、計6個の単位FE
Tが含まれる。
102のパラメータは、例えば、 フィンガー長=約50μm フィンガー数=6本 総ゲート長=約300μm である。
し配線105、及びドレイン引き出し配線106は、そ
れぞれ、ソース電極101、ゲート電極102、及びド
レイン電極103を、ソース電極パッド107、ゲート
電極パッド108、及びドレイン電極パッド109に電
気的に接続する。ここで、ソース電極101は、ソース
引き出し配線130によって、自らよりも大きい面積を
有するソース電極パッド107に接続されている。これ
により、ウェハ状態でのDC検査の実施が可能となる。
の直径は、一般に例えば約30μmのオーダであり、そ
の一方で、ソース電極101の幅LSは一般には約15
μm〜約30μmのオーダであり、両者は実質的に同程
度のオーダである。このために、DC検査用のプローブ
をソース電極101に直接に接触させることは困難であ
る。しかし、例えば約50μm×約50μmのオーダの
上記のようなソース電極パッド107を設ければ、これ
にプローブを接触させることによって、ウェハ状態でD
C検査を実施することができる。
坦な基板151の主面119aの上に、FETチップ1
10が、そのソース電極101が基板151の上のグラ
ウンド電極152にバンプ111を介してマイクロバン
プボンディング(MBB)法によって接続されるように
フリップチップ実装された、高周波半導体装置が得られ
る。ここで、MBB法において使用されるバンプ111
(「マイクロバンプ」とも称される)とグラウンド電極
152とは、合金化などによって強固に接合されるわけ
ではなく、むしろ機械的に圧着されているような状態で
電気的に接続される。本願発明者らは、上記のようなM
BB法の特徴を活用すれば、実装(接続)後であって
も、バンプ(マイクロバンプ)111はグラウンド電極
152の表面を横方向に僅かに移動可能であることに着
目した。
ース電極パッドの設置によって、FETチップがウェハ
状態にある段階でのDC検査の実施が、可能になる。こ
のような構成により、先に述べた従来技術によるフリッ
プチップ実装(MBB法も含む)に関連する問題点が、
克服される。
き出し配線130の幅L1を、少なくともゲート引き出
し配線105との交差部分131において、ソース電極
101の幅LSよりも小さくしている。この点で、本発
明によるGaAsFETチップ110は、図17に示し
た従来技術によるFETチップとは異なっている。具体
的には、本実施形態においては、ソース電極101の長
さLSに対する、交差部分131におけるソース引き出
し配線130の幅L1の比は、L1/LS=約0.1
(=約3.0μm/約30μm)である。
ース引き出し配線130の幅L1と、寄生容量であるゲ
ート・ソース間容量(寄生容量)Cgs1との関係を、
考察する。
(不図示)を介してゲート引き出し配線105の上に形
成されており、配線の交差によって、両者の間に寄生容
量Cgs1が生じる。ここで、図2の本実施形態の構成
が、 ソース引き出し配線130の幅L1=約3.0μm ゲート引き出し配線105の幅L2=約10μm 層間絶縁膜の厚さd=約0.45μm 層間絶縁膜の比誘電率εr=約8.0 交差部分131の個数が2 というパラメータを有する場合、寄生容量Cgs1=約
0.01pFが得られる。一方、図17に示す従来技術
のFETの場合、ソース引き出し配線1404の幅がソ
ース電極1401の幅に等しい(約30μm)ので、そ
の他のパラメータが上記と同じであれば、寄生容量Cg
s1=約0.10pFとなる。すなわち、本実施形態の
構成では、寄生容量Cgs1の値を、従来技術の場合の
1/10にまで低く抑えることができる。
ETチップ110のゲート・ソース間容量Cgsは、G
aAsFETチップ110のチャネル領域におけるゲー
ト・ソース間の容量Cgs0と、上記のような寄生容量
Cgs1との和として、 Cgs=Cgs0+Cgs1 で与えられる。従って、Cgs0=約0.15pFとす
ると、ソース引き出し配線1404の幅がソース電極1
401の幅に等しい(約30μm)従来技術による高周
波半導体装置では、 Cgs=Cgs0+Cgs1=約0.15pF+約0.10pF =約0.25pF となるのに対して、本実施形態によれば、 Cgs=Cgs0+Cgs1=約0.15pF+約0.01pF =約0.16pF となり、ゲート・ソース間の容量Cgsは、従来技術の
約64%のレベルに低減される。
tは、相互コンダクタンスgm及びゲート・ソース間容
量Cgsを用いて簡易的に Ft=gm・(2π)-1・(Cgs)-1/2 で与えられる。従って、上記で説明したように、本実施
形態に従って、ソース引き出し配線130の幅を従来技
術における約30μmからL1=約3.0μmに減らす
ことによって、ゲート・ソース間容量Cgsが約64%
のレベルに低減されると、最大カットオフ周波数Ft
は、従来技術における値の約1.25倍のレベルに向上
する。
ことによっても、寄生容量Cgs1を低減できる。しか
し、これでは、ゲート抵抗が増加して、得られるFET
の高周波特性が劣化する。一方、本実施形態のようにソ
ース引き出し配線130の幅を細くしても、ソース電極
101がフリップチップボンディングにより対向する基
板のグラウンド端子に接続されていることから、FET
の高周波特性は悪化しない。従って、例えば本実施形態
のように、ソース引き出し配線130の幅L1=約3.
0μmに設定すれば、高周波特性に悪影響を及ぼすこと
なく、FETのウェハ状態でのDC検査を良好に実施す
ることができる。
グワイヤを用いて実装される高周波FETにおいては、
ソース電極1401の幅とソース引き出し配線1404
の幅とは、実質的に同等である。この理由は、ボンディ
ングワイヤを用いる従来技術においては、ソース引き出
し配線1404を細くすると、ソース抵抗の増加により
高周波特性が劣化するからである。さらに、従来技術で
は、ソース抵抗を増加することなく容量Cgsを低減す
るために、ソース引き出し配線としてエアーブリッジも
用いる場合もある。しかし、そのようなエアーブリッジ
を使う手法は、(1)製造工程数が多くなる、及び
(2)MBB法で実装するときにFETチップと実装基
板との間の距離が数μm以下になってエアーブリッジが
破壊される、などの問題点がある。
ップチップ実装を用いて作製された高周波半導体装置に
おいて、高周波FETのソース電極とソース電極パッド
とを結ぶソース引き出し配線の幅を、ソース電極の幅よ
りも小さくする。これにより、高周波特性を犠牲にする
ことなく、ウェハ状態でのFETチップのDC検査が可
能になる。
すぎると、抵抗成分の増加によって、FETの動作に悪
影響が生じる。本願発明者らの検討によれば、そのよう
な悪影響を避けるためには、ソース引き出し配線130
の幅は約1.0μm以上であることが望ましい。
の向上という効果を得るためには、ソース電極105の
幅LSに対する交差部分131におけるソース引き出し
配線130の幅L1の比は、L1/LS=約0.5以下
にすることが好ましい。例えば、前述のパラメータを有
する構成でL1/LS=約0.5である場合、具体的に
は、L1=約15μmとなる。このときのゲート・ソー
ス間容量Cgsは、約0.20pF(チャネル領域にお
けるゲート・ソース間の容量Cgs0=約0.15pF
は変わらないが、配線幅に比例する寄生容量Cgs1が
約0.05pFとなる)となって、従来の値の約80%
のレベルになる。この場合のFETの最大カットオフ周
波数Ftは、従来のレベルの約1.1倍である。上記の
比L1/LSが約0.5よりも大きくなると、ゲート・
ソース間寄生容量Cgs1に大きな改善が見られなくな
り、結果として、得られるFETの最大カットオフ周波
数Ftは従来のレベルの約1.1倍以下になって、実質
的なFETの最大カットオフ周波数Ftの向上効果は認
められなくなる。
L1は、ソース電極105の幅LSに対する交差部分1
31におけるソース引き出し配線130の幅L1の比が
約0.5以下であって、且つ絶対値として約1.0μm
以上であることが望ましい。
0の太さは均一であるが、これには限られない。例え
ば、ゲート引き出し配線105との交差部分131の近
傍だけが細くなっていても、上記と同様の効果を得るこ
とができる。むしろ、ゲート・ソース間の寄生容量Cg
s1を小さくしつつ、ソース引き出し配線130の抵抗
値の増加を抑制する意味からは、そのような可変の幅を
有することが、より好ましい。
極102とバンプ111との間の距離の設定に関して、
以下に説明する。
実装においては、FETチップからの放熱の確保が重要
な問題になる。一般に、FETにおける発熱は、ゲート
電極102の直下の領域158(図1C参照)で発生す
る。本発明の構成では、この領域158で発生した熱
は、図1Cに示すパスAを通じて基板151へ伝達され
る。従って、このパスAに沿った熱抵抗を低減して良好
は放熱を確保するためには、ゲート電極102からバン
プ111までの距離dを短くする必要がある。
からバンプ111までの距離dとゲート電極101の直
下の領域158の温度(チャネル温度)の上昇△Tとの
関係に関する計算結果を示すグラフである。ここで、領
域158では、ゲート電極101の長手方向の長さ1m
mあたり1Wの発熱があると仮定している。
ることによって、チャネル温度の上昇△Tを約31℃以
下に抑えられる。これは、厚さ約100μmのGaAs
FETチップのフェースアップ実装(チップの主面が上
を向くように実装すること)において、同じ発熱条件で
得られる温度上昇と同じレベルである。この厚さ約10
0μmのGaAsFETチップのフェースアップ実装
は、電力用FETの実装形態として一般に良く使用され
る形態である。従って、それと同等の発熱状態であると
いうことは、本発明の高周波半導体装置が、その構成に
おけるゲート電極102からバンプ111までの距離d
を約25μm以下に設定することによって、電力用途に
使用され得ることを意味している。
dを約10μm以下に設定すれば、チャネル温度の上昇
△Tを約18℃以下に抑制できる。これは、その厚さが
約50μmになるまで薄く研磨したGaAsFETチッ
プをフェースアップ実装した場合に、同じ発熱条件で得
られる温度上昇と同じレベルである。GaAsFETチ
ップを上記のように厚さ約50μmまで研磨すること
は、数10Wを越える高出力電力増幅器を実現する際に
必要とされるが、一般には、ハンドリングが難しく製造
歩留まりが低下するなど、その実現は困難である。それ
に対して本発明によれば、その構成におけるゲート電極
102からバンプ111までの距離dを約10μm以下
に設定することによって、上記のような研磨工程を実施
することなく、数10Wを越える高出力電力増幅器を実
現することが可能になる。
aAsFETチップ110と基板151との間の熱膨張
係数の違いによって発生し得るストレスの影響を考慮し
なければならない。
でバンプ111とグラウンド電極152とが強固に接合
されている場合には、上記の理由で発生するストレス
は、バンプ111に接近して設けられているゲート電極
102の近傍に印加される。その結果、FET(高周波
電力増幅装置)の電気的特性や信頼性が阻害される。
MBB実装によってバンプ111とグラウンド電極15
2とを接続すれば、両者の間の電気的接続を確実に確保
したままで、バンプ111がグラウンド電極152の上
を水平方向に僅かに移動可能である。従って、GaAs
FETチップ110と基板151とが異なるレベルの熱
膨張を起こしても、それに伴うストレスはバンプ(マイ
クロバンプ)111の位置ずれによって吸収されること
になり、GaAsFETチップ110と基板151との
熱膨張係数の相違によるストレスの悪影響は発生しな
い。
て、ゲート電極102からバンプ111までの距離dを
約10μm以下に設定しても、それに伴う高周波電力増
幅器(FET)の電気的動作特性や信頼性への悪影響が
生じない。
GaAsFETチップの厚さを約50μm以下のレベル
までさらに薄くすることは困難であり、その結果として
熱抵抗の低減に限界がある。それに対して本発明によれ
ば、上記のようにゲート電極102からバンプ111ま
での距離dを約10μm以下に設定することによって、
従来技術では得られないレベルの熱抵抗の低減が実現さ
れる。
導体装置は、ゲート電極102からバンプ111までの
距離dを約25μm以下にすることによって、電力増幅
器などとして電力用途で使用され得る。さらに、MBB
実装を利用して上記の距離dを約10μm以下にすれ
ば、数10Wを越えるレベルの電力を取り扱える高出力
電力増幅器が実現される。 (第2の実施形態)図3(a)は、本発明の第2の実施
形態による高周波半導体装置に含まれるフリップチップ
実装用基板151の平面図であり、図3(b)及び図3
(c)は、それぞれ図3(a)に示す線3B−3B’及
び線3C−3C’における断面図である。
実質的に平坦な面であるその主面119aに、グラウン
ド電極152、入力配線117、及び出力配線118を
備えている。グラウンド電極152には、複数の貫通穴
153が設けられている。貫通穴153の側面はメタラ
イズ処理が施されていて、主面119aの上に設けられ
たグラウンド電極152を、基板151の裏面に設けら
れたグラウンド端子154に電気的に接続する。なお、
図3(c)では、便宜上、貫通穴153にメタライズ処
理によって設けられた導電膜とグラウンド電極152及
びグラウンド端子154は、連続的に描かれている。こ
の点は、本願明細書における他の類似した図面でも、同
様である。
び出力配線118の上には、それぞれバンプ111、1
12、及び113が形成されている。これらのバンプ1
11、112、及び113は、フリップチップ実装時に
は、先に参照した図1Bに示されるように、FETチッ
プ110のソース電極101、ゲート電極パッド10
8、及びドレイン電極パッド109を、グラウンド電極
152、入力配線117、及び出力配線118にそれぞ
れ接続する。
装されるGaAsFETチップとして、図2に示すGa
AsFETチップ110が用いられる。但し、本実施形
態では、第1の実施形態で説明した「ソース引き出し配
線の幅がソース電極の幅よりも小さい」という特徴は、
必ずしも満たされなくてもよい。
01とグラウンド電極152との位置関係を示す平面図
であり、図5は、本実施形態におけるゲート電極102
及びドレイン電極103とグラウンド電極152との位
置関係を示す平面図である。
ウンド電極152が櫛形に形成されている。具体的に
は、グラウンド電極152が、フリップチップ実装され
るGaAsFETチップ110のソース電極101に対
向する領域には存在するが(図4参照)、ゲート電極1
02及びドレイン電極103に対向する領域には存在し
ないように(図5参照)、そのパターンが設定されてい
る。換言すれば、ゲート電極102及びドレイン電極1
03は、グラウンド電極152に対向して部分を、実質
的に有していない。
れば、GaAsFETチップ110と基板151との間
の寄生容量(すなわちゲート・ソース間容量Cgs2及
びドレイン・ソース間容量Cds2)を無視できる程度
に小さくして、その結果として、得られる高周波半導体
装置の動作特性を改善することができる。また、基板1
51の主成分として熱伝導率の高い窒化アルミを用いる
ことによって、GaAsFETチップ110が発する熱
を、グラウンド端子154に接続されるヒートシンク
(不図示)に効率よく逃がすことができる。
103の一部がグラウンド電極152に対向していて
も、或いは、ゲート電極102及びドレイン電極103
の一部のみがグラウンド電極152に対向しない場合で
も、上記と同様の効果を、ある程度まで得ることができ
る。しかし、よりよい効果を得るためには、ゲート電極
102及びドレイン電極103が、グラウンド電極15
2に対向して形成されている部分を実質的に有さない構
造とすることが、より好ましい。
体装置のゲート・ソース間寄生容量Cgs2及びドレイ
ン・ソース間寄生容量Cds2の値を計算する。具体的
には、計算時のパラメータとして、 GaAsFETチップ110と基板151との間の距離
=約2.0μm 光硬化性絶縁樹脂125の比誘電率=約10.0 ゲート電極102の長さ=約100μm ゲート電極102の幅=約1.0μm ドレイン電極103の長さ=約100μm ドレイン電極103の幅=約20μm ゲート電極102の本数=6本 ドレイン電極103の本数=3本 とする。
ート電極102及びドレイン電極103と対向する領域
にもグラウンド電極152が形成されているとすれば、
上記のパラメータに対して、ゲート・ソース間寄生容量
Cgs2=約0.027pF及びドレイン・ソース間寄
生容量Cds2=約0.0135pFと計算される。こ
れに対して、本実施形態の基板151では、上記の寄生
容量Cgs2及びCds2は、何れも無視できる程度に
小さい値となる。
が極めて小さいことにより、本実施形態の高周波半導体
装置は、以下の様な効果を奏する。すなわち、寄生容量
Cgs2の低減により、最大カットオフ周波数が向上
し、一方、寄生容量Cds2の低減により、ドレイン効
率が向上するのに加えて歪み特性が改善される。さら
に、各寄生容量の大きさが実装後のバンプの高さに影響
されないので、高周波特性のばらつきが低減され、その
結果として製造歩留まりが安定する。また、ソースイン
ダクタンスが低減されるために、バンプ111の高さを
低くしても寄生容量が変化せず、インダクタンスの低減
と寄生容量の低減とが同時に達成される。
板151の上のグラウンド電極152をGaAsFET
チップ110の電極構成に合わせて櫛形に形成し、ゲー
ト電極102及びドレイン電極103と対向する部分に
は、グラウンド電極152が形成されていない。これに
より、GaAsFETチップ110と基板151との間
の寄生容量を、無視できる程度に小さくすることができ
る。その結果、高周波半導体装置の改善された動作特性
が安定して得られるとともに、装置の製造歩留りが改善
される。 (第3の実施形態)図6(a)は、本発明の第3の実施
形態における高周波半導体装置に含まれるフリップチッ
プ実装用基板161の平面図であり、図6(b)は、図
6(a)の線6B−6B’における断面図である。ま
た、図7は、本実施形態の高周波半導体装置におけるソ
ース電極101とグラウンド電極162との位置関係を
示す図である。
(a)のフリップチップ実装用基板161及び図2のG
aAsFETチップ110を含む。但し、図3〜図5を
参照して説明した第2の実施形態とは異なって、本実施
形態の装置では、基板161の実質的に平坦な主面11
9aの上に設けられるグラウンド電極162が、櫛形で
はなく、島状に孤立した状態で形成されている。
1及び貫通穴153が形成されている。また、入力配線
117及び出力配線118の上には、それぞれバンプ1
12及び113が形成されている。貫通穴153の側面
はメタライズ処理が施されていて、貫通穴153を介し
てグラウンド電極162とグラウンド端子154とが電
気的に接続されている。
54との間のインダクタンスを低減するためには、貫通
穴153の数の増加、及び貫通穴153の径の拡大が、
効果的である。その一方で、一般に、窒化アルミを主成
分とする基板161のヒートサイクル履歴による割れの
発生を防止し、且つ生産コストの低減を実現するために
は、基板161に設けるべき貫通穴153の個数を、で
きるだけ少なくする必要がある。しかし、貫通穴153
の個数を少なくすると、グラウンド電極162とグラウ
ンド端子154との間のインダクタンスが増加して、そ
の結果として高周波特性が劣化する恐れがある。
バンプ111に近接して形成する。これにより、グラウ
ンド端子154とバンプ111との間に存在するインダ
クタンスが、効果的に低減される。さらに、グラウンド
電極162を、GaAsFETチップ110のゲート電
極102及びドレイン電極103に加えてゲート引き出
し配線105とも対向しないように形成することによっ
て、GaAsFETチップ110と基板161との間の
ゲート・ソース間容量Cgs2が、さらに低減される。
これにより、図6(a)及び(b)に示す構造を有する
本実施形態の高周波半導体装置では、第2の実施形態に
比べて、貫通穴153の数を増やすことなく良好な高周
波特性が実現される。
161の上のグラウンド電極162を島状に形成すると
ともに、グラウンド電極162にバンプ111及び貫通
穴153を近接させて形成する。その結果、少ない数の
貫通穴を用いて、グラウンド端子とバンプとの間のイン
ダクタンスを効果的に低減することができる。これによ
り、高周波半導体装置の動作特性を犠牲にすることな
く、窒化アルミを主成分とする基板のヒートサイクル履
歴に対する信頼性を高めることができる。 (第4の実施形態)図8は、本発明の第4の実施形態に
おける高周波半導体装置に含まれるフリップチップ実装
用基板191の平面図であり、図9は、本実施形態の高
周波半導体装置におけるソース電極101とグラウンド
電極192との位置関係を示す図である。
って、帯状のグラウンド電極192が設けられている。
また、主面と反対の裏面には、図6と同様にグラウンド
端子(不図示)が設けられている。グラウンド電極19
2は、貫通穴153によって、グラウンド端子に電気的
に接続されている。
配線及びドレイン引き出し配線に対向する部分には形成
されていない。すなわち、ゲート引き出し配線及びドレ
イン引き出し配線は、グラウンド電極192に対向する
部分を実質的に有しておらず、これらの間に寄生容量は
生じない。
3の値を、図2に示すFETのゲート引き出し配線10
5とドレイン引き出し配線106との間隔L4の値より
も、小さく設定する。但し、この幅L3が細すぎるとイ
ンダクタンス成分が無視できなくなるので、幅L3は、
図2に示すソース電極101の長手方向の長さL5と、
ほぼ同程度の値に設定することが好ましい。
91は、第2或いは第3の実施形態における基板に比べ
て、そのグラウンド電極192のパターンがより単純で
あり、容易に作製することができる。
ト引き出し配線とグラウンド電極152との間の寄生容
量、及びドレイン引き出し配線とグラウンド電極152
との間の寄生容量を無くすことができて、単純なパター
ンを有するグラウンド電極192を使用して高周波半導
体装置の動作特性を改善することができる。 (第5の実施形態)図10は、本発明の第5の実施形態
における高周波半導体装置に含まれるフリップチップ実
装用基板171の平面図であり、図11は、本実施形態
の高周波半導体装置におけるソース電極101とグラウ
ンド電極172との位置関係を示す図である。
あって、帯状のグラウンド電極172が設けられてい
る。また、主面と反対の裏面には、図6と同様にグラウ
ンド端子(不図示)が設けられている。第4の実施形態
の場合とやや異なる点は、グラウンド電極172の内側
に、近接して設けられた2つのバンプ111及び近接し
て設けられた2つの貫通穴153が交互に形成されてい
る点である。バンプ111及び貫通穴153をこのよう
に近接して形成することにより、グラウンド電極172
とバンプ111との間のインダクタンスが、効果的に低
減される。また、貫通穴153をGaAsFETチップ
110のゲート電極及びドレイン電極と対向する部分に
形成することにより、GaAsFETチップ110と基
板171との間に生じる寄生容量Cgs2及びCds2
が低減される。
ンド電極172を帯状に形成し、その内側にバンプ11
1と貫通穴153とを交互に近接して形成することによ
り、グラウンド端子とバンプ111の間のインダクタン
スを、効果的に低減できる。また、FET110のゲー
ト電極及びドレイン電極と対向する場所に貫通穴153
を形成することにより、FETチップ110と基板17
1との間に存在する寄生容量が低減される。
形態における高周波半導体装置の特性を、特にインダク
タンス及び寄生容量に着目して比較すると、以下の表1
のようにまとめられる。
における特性に対する相対的な改善の度合いを示し、◎
が特に大きく改善されることを示している。また、○と
△では、○の方が改善の度合いが大きい。
導体装置では、各特性が何れも改善される。一方、第3
〜第5の実施形態における高周波半導体装置では、何れ
かの特性が特に効果的に改善される。すなわち、第3の
実施形態による高周波半導体装置では、寄生容量が特に
低減され、第4の実施形態による高周波半導体装置で
は、パターン形成が特に容易に行われ、第5の実施形態
による高周波半導体装置では、インダクタンスが特に低
減される。 (第6の実施形態)第2〜第5の実施形態では、バンプ
が基板に形成されているが、本実施形態では、GaAs
FETチップにバンプを形成する。
る高周波半導体装置に含まれるGaAsFETチップ1
20を示す平面図である。基本的な構成は、先に図2と
して示したGaAsFETチップ110と同様である
が、上記のように、図12のGaAsFETチップ12
0は、チップの電極上に形成されたバンプ193及び1
94を有している。具体的には、バンプ193はソース
電極101の上に形成され、一方、バンプ194は、ゲ
ート電極パッド108及びドレイン電極パッド109の
上に形成される。この場合、このGaAsFETチップ
120が搭載される基板(不図示)には、バンプは形成
しない。
パッド109とソース電極101とでは、その大きさ及
び形状が異なっている。そのような場合に、ゲート電極
パッド108、ドレイン電極パッド109、及びソース
電極101の上にそれぞれの電極或いはパッドの形状に
合わせたバンプを1つのみ形成しようとすると、ゲート
電極パッド108及びドレイン電極パッド109の上の
バンプとソース電極101の上のバンプでは、その大き
さが異なったものになる。そのようにバンプの大きさが
異なっていると、MBB実装時に、面積の大きなバンプ
に応力が集中して応力の不均衡が発生し、電気的接合が
十分に形成できない場合がある。
01の上には、電極の長手方向に3つに分割したバンプ
193を形成し、一方、ゲート電極パッド108及びド
レイン電極パッド109の上には、4つの分割したバン
プ194を形成している。これらの各バンプ193及び
194の大きさをお互いにほぼ同等にすることによっ
て、MBB実装時には、各バンプ193及び194に均
等に応力が印加され、それぞれが同程度につぶれること
により、良好な電気的接合が達成される。
101の上のバンプ193とゲート電極パッド108及
びドレイン電極パッド109の上のバンプ194とをそ
れぞれ分割して形成し、各バンプ193及び194の大
きさをお互いにほぼ同等にすることによって、MBB実
装時による基板とFETチップ120との間に良好な電
気的接合が達成される。 (第7の実施形態)本願発明者らによる検討によって、
以上の実施形態で説明した高周波半導体装置において、
基板上にGaAsFETチップをMBB実装する際に、
基板に設けられている貫通穴から固着用の光硬化性樹脂
が漏れることがあることが明らかになった。このような
樹脂の漏れが発生すると、GaAsFETチップと基板
との間に所定量の光硬化性樹脂が残存しなくなり、結果
として、十分な固着強度が確保できなくなる。
aAsFETの実装領域の外に形成することも考えられ
るが、その場合には、貫通穴からソース電極までの距離
が長くなって、インダクタンスが増加する。これは、例
えば高周波半導体装置が電力増幅器である場合に、利得
の低下をもたらす。
通穴をあらかじめ樹脂などで充填して、例えばGaAs
FETの直下に貫通穴が存在しても、MBB実装時に樹
脂の漏れが発生しないようにしている。このような構成
により、貫通穴をGaAsFETチップの近傍或いは直
下に形成することが可能になり、好ましくないインダク
タンスがむしろ低減される。その結果、例えば高周波半
導体装置が電力増幅器である場合に、利得の向上が実現
される。
通の確保の役割を兼ねるために、導電ペースト(例えば
金属ペースト)の使用が好ましい。また、樹脂の上面が
基板の表面から盛り上がっていると、GaAsFETチ
ップのMBB実装の妨げとなり得るので、樹脂の上面
は、基板の表面と同一レベル、或いは、むしろそれより
も低いレベルに位置することが好ましい。
処理によって、光硬化性樹脂の実装時の漏れを抑制する
と共に、貫通穴のインダクタンスを低減する。これによ
って、例えば電力増幅器を構成する場合に、その利得を
向上することができる。 (第8の実施形態)図13は、本発明の第8の実施形態
による高周波半導体装置に含まれるフリップチップ実装
用基板151の断面図である。
3(a)を参照して説明した第2の実施形態の基板と同
様の構成を有する。但し、第2の実施形態では、バンプ
111〜113が、実質的に単一の金属(Au)からな
っているが、本実施形態では、お互いに異なる硬度を有
する材料からなる2層構造を有するバンプ165を形成
する。具体的には、バンプ165の下層部166を、上
層部167より大きい硬度を有する材料で形成する。好
ましくは、上層部167のビッカース硬度に対する下層
部166のビッカース硬度の比を、約3以上とする。例
えば、下層部166は金(Au)を主成分とし、上層部
167はインジウム(In)を主成分とする。
すると、GaAsFETチップのMBB実装の前後で、
FETの閾値電圧が変化する場合がある。従来は、この
減少のメカニズムは知られていなかったが、本願発明者
らによる検討の結果、以下のようなものであることが判
明した。
AsFETのチャネルに加わる微妙な応力による。具体
的には、図19を参照して説明したように、FETチッ
プのソース電極を基板のグラウンド電極にMBB法を用
いて接続する工程において、バンプは、圧縮されて変形
し、FETのソース電極にめり込む。FETチップは、
この状態で、光硬化性絶縁樹脂の硬化によって基板に固
着されるが、FETチップのソース電極はチャネル領域
の近傍に形成されているので、結果的に、チャネルにも
微妙な応力が加わる。この応力が、ゲートを構成する金
属の近傍にピエゾ電荷を発生し、それによってFETの
閾値が変化する。
ポイントが変化するために所定の高周波特性が得られな
くなる。特に、2次元電子ガスを利用したHEMT(Hig
h Electron Mobility Transistor)は、この影響を受け
易く、問題となり得る。
うに、高周波基板151の入力配線117及びグラウン
ド電極152の上に、下層部166及び上層部167の
2層構造を有するバンプ165が形成されている。下層
部166の厚さHLは、典型的には例えば8μmであ
り、上層部167の厚さHUは、典型的には例えば2μ
mである。実質的にインジウムからなる上層部167
は、実質的に金からなる下層部166と同様に、めっき
法を用いて形成できる。
ンプの上層部167に用いることにより、バンプ165
が圧縮されるときに生じる応力を緩和することができ
る。このため、本実施形態によれば、金バンプだけを用
いたフリップチップ実装用基板と比較して、MBB法に
よる実装の後における閾値電圧の変動を、大幅に抑制で
きる。
る金属は、純粋なインジウムに限られず、インジウムを
含む柔らかい合金など前述の硬度に関する条件を満たす
他の材料であっても、同様の効果が得られる。 (第9の実施形態)図14は、本発明による高周波半導
体装置を形成するために用いられるGaAsウェハ15
6において、その上に形成されるFETが有し得る種々
のゲート電極157の方位(ゲート方位)を示す概略図
である。GaAsウェハ156の主面の方位は(10
0)であり、オリフラの方位は(0、/1、/1)であ
る。但し、図14に描かれている「 ̄(バー)」を、本
明細書中では「/(スラッシュ)」で表す。具体的に
は、ウェハ156の上に、ゲート金属157の方位がそ
れぞれ[011]、[01/1]、[010]、及び[001]
であるFETが、それぞれ模式的に示されている。
際に作製して、MBB実装前後における閾値の安定性を
評価したところ、[010]及び[001]のゲート方位を
有するFETが、安定した特性を示した。この理由は、
[010]及び[001]のゲート方位を有するFETで
は、FETのソース電極に加わる応力に起因するピエゾ
電荷の発生が抑制され得るからと考えられる。
な知見に基づいて、本発明によれば、[010]及び[0
01]のゲート方位を有するFETをウェハ上に形成す
ることによって、FETチップのMBB実装前後での閾
値電圧の変動が、大幅に抑制される。 (第10の実施形態)図15は、本発明の第10の実施
形態による高周波半導体装置にて使用されるバンプを、
模式的に示す図である。
照して説明した第2の実施形態の基板と同様の構成を有
する。但し、第2の実施形態では、断面形状が円形であ
るバンプが形成されるが、本実施形態では、グラウンド
電極152及び入力線路117の上に断面形状が8角形
状である(すなわち、8角柱状の)バンプ168が形成
される。
ス電極を基板のグラウンド電極にMBB法を用いて接続
する工程において、バンプは、圧縮されて変形し、FE
Tのソース電極にめり込む。このとき、バンプの高さ
は、本来の約10μmという値から約2μmにまで圧縮
され、それに伴ってその底面積は約2.2倍に増大す
る。一方、FETチップのソース電極は長方形に形成さ
れているので、バンプとソース電極との接触面積をでき
るだけ大きくするためには、圧縮されたバンプの底面の
形状が多角形であることが好ましい。
討の結果、多角形状の断面形状を有するバンプ168を
用いることによって、バンプとソース電極との接触面積
を大きくできることを確認した。特に、四角形以上の多
角形とすることによって、接触時にバンプの底面が不規
則に変形して突起を生じ、この突起とFETのゲート電
極或いはドレイン電極との間に表面保護膜を介して寄生
容量が発生することもなく、安定した高周波特性が実現
される。 (第11の実施形態)図16は、本発明の第11の実施
形態による高周波半導体装置に含まれるフリップチップ
実装用基板の平面図である。
照して説明した第2の実施形態の基板と同様の構成を有
する。但し、本実施形態では、MBB実装によりFET
チップの周辺に広がった光硬化性絶縁樹脂の除去工程に
使用する目的で、所定の場所にレジスト183が塗布さ
れている。
て短いために、FETチップの極めて近傍で、インピー
ダンスの調整を行う必要がある。図16において、入力
配線117及び出力配線118にはオープンスタブ18
1が接続されており、その先端の近傍には、インピーダ
ンス調整用パターン182が形成されている。FETチ
ップを基板にMBB実装した後にインピーダンスの調整
が必要な場合には、一般に、オープンスタブ181とイ
ンピーダンス調整用パターン182とをボンディングワ
イヤにより接続する。しかし、光硬化性絶縁樹脂125
がこれらの領域にまで広がると、このインピーダンス調
整を行うことができない。
181及びインピーダンス調整用パターン182の上に
あらかじめレジスト183を塗布し、仮に光硬化性絶縁
樹脂125がはみだすとしても、塗布されたレジスト1
83の上に光硬化性絶縁樹脂125がはみだすようにす
る。これにより、はみだした光硬化性絶縁樹脂125
を、レジスト183と共に容易に除去することができ
る。従って、FETチップの極めて近傍でインピーダン
スの調整を行うことが可能となり、より高い周波数領域
まで対応できる高周波半導体装置を、MBB実装を用い
て形成することが可能になる。
ダンス調整パターン182の上にはみ出した場合であっ
ても、レジスト183とその上にはみ出した光硬化性絶
縁樹脂125を除去することによって、インピーダンス
調整パターン182それ自身に損傷を与えることなく、
インピーダンスの調整を行うことができる。この結果、
高周波半導体装置の製造歩留りが向上する。
実施形態を個別に説明しているが、これらのうちの2つ
或いはそれ以上の実施形態の内容を適切に組み合わせ
て、高周波半導体装置を構成することも、もちろん可能
である。
FETチップが実装されているのみであるが、複数のF
ETチップが基板上に実装されて、例えばMMIC構成
が形成されているような場合に対しても、本発明はもち
ろん適用可能である。また、個々のFETチップに含ま
れる単位FETの数も、第1の実施形態に関連して言及
した6個に限られるわけではなく、単数或いは他の数の
複数の単位FETが含まれていてもよい。
ば、基板にFETチップがフリップチップ実装(MBB
実装)された高周波半導体装置において、少なくとも以
下の効果が得られる。
く、ウェハ状態でのFETチップのDC検査が可能とな
り、高周波半導体装置の歩留りが飛躍的に向上する。
容量を無視できる程度に小さくできるので、高周波半導
体装置の周波数特性が向上するとともに、特性のばらつ
きが低減される。
子とバンプとの間のインダクタンスを低減できるので、
高周波半導体装置の特性を犠牲にすることなく、基板
(例えば窒化アルミを主成分とする基板)のヒートサイ
クル履歴に対する信頼性を高めることができる。
応力を緩和することができるので、MBB実装前後での
FETチップの閾値電圧の変動を抑制することができ
る。
ンプとソース電極との間の接触面積を大きくできるの
で、高周波半導体装置の高周波特性及び放熱性が向上す
る。
じめ形成しておくことにより、FETチップと基板とを
固着させるために使用される光硬化性絶縁樹脂がはみだ
しても、レジストとともに除去することによって、実装
されたFETチップの極めて近傍でインピーダンスの調
整を行うことが可能となる。これによって、MBB実装
を用いて、より高い周波数帯域にまで対応できる高周波
半導体装置を形成できる。
ンス調整パターンの上にはみ出した場合にも、レジスト
とその上にはみ出した光硬化性絶縁樹脂を除去すること
によって、調整パターンそれ自身に損傷を与えることな
く、インピーダンスの調整を行うことができる。この結
果、高周波半導体装置の製造歩留りが向上する。
装置の平面図である。
る。
る。
電極の直下の領域の温度(チャネル温度)の上昇△Tと
の関係に関する計算結果を示すグラフである。
チップの構成を示す概略図である。
波半導体装置に含まれるフリップチップ実装用基板の平
面図であり、(b)及び(c)は、それぞれ(a)の線
3B−3B’及び線3C−3C’における断面図であ
る。
置におけるソース電極とグラウンド電極との位置関係を
示す平面図である。
置におけるゲート電極及びドレイン電極とグラウンド電
極との位置関係を示す平面図である。
周波半導体装置に含まれるフリップチップ実装用基板の
平面図であり、(b)は、(a)の線6B−6B’にお
ける断面図である。
置におけるソース電極とグラウンド電極との位置関係を
示す平面図である。
置に含まれるフリップチップ実装用基板の平面図であ
る。
置におけるソース電極とグラウンド電極との位置関係を
示す平面図である。
装置に含まれるフリップチップ実装用基板の平面図であ
る。
装置におけるソース電極とグラウンド電極との位置関係
を示す平面図である。
装置に含まれるFETチップの平面図である。
装置に含まれるフリップチップ実装用基板の平面図であ
る。
めに用いられるGaAsウェハにおいて、その上に形成
されるFETが有し得る種々のゲート方位を示す概略図
である。
体装置にて使用されるバンプを模式的に示す図である。
体装置に含まれるフリップチップ実装用基板の平面図で
ある。
を模式的に示す平面図である。
Tチップの電極配置を示す平面図であり、(b)は、
(a)のFETチップがフリップチップ実装されたパッ
ケージの平面図であり、(c)は、(a)及び(b)に
線18C−18C’で示す断面における断面図である。
を用いた半導体装置の製造工程をその実行順に示す断面
図である。
Claims (28)
- 【請求項1】 実質的に平坦な主面を有し、少なくとも
入力配線と出力配線とグラウンド電極とを含む所定の回
路パターンが該主面の上に設けられている、基板と、 ドレイン電極、ソース電極、及びゲート電極を有し、該
基板にフリップチップ実装によって実装されているトラ
ンジスタと、を備えており、 該フリップチップ実装では、該ソース電極と該グラウン
ド電極とが第1のバンプによって接続されている、高周
波半導体装置。 - 【請求項2】 前記トランジスタは、さらに、 前記ソース電極にソース引き出し配線によって電気的に
接続されているソース電極パッドと、 前記ゲート電極にゲート引き出し配線によって電気的に
接続されているゲート電極パッドと、を備えており、 該ソース引き出し配線と該ゲート引き出し配線との交差
箇所における該ソース引き出し配線の幅が、該ソース電
極の幅より小さい、請求項1に記載の高周波半導体装
置。 - 【請求項3】 前記ソース引き出し配線と前記ゲート引
き出し配線との前記交差箇所における該ソース引き出し
配線の幅の、前記ソース電極の幅に対する比が、約0.
5以下である、請求項2に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項4】 前記ドレイン電極及び前記ゲート電極の
各々は、前記グラウンド電極に対向する第1の領域と、
該グラウンド電極に対向しない第2の領域と、を有して
いる、請求項1に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項5】 前記トランジスタは、前記グラウンド電
極に対向する第1の領域と該グラウンド電極に対向しな
い第2の領域とを有しており、前記ドレイン電極及び前
記ゲート電極の少なくとも一方は、該第2の領域のみに
形成されている、請求項1に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項6】 前記ドレイン電極及び前記ゲート電極の
両方が、前記トランジスタの前記第2の領域のみに形成
されている、請求項5に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項7】 前記グラウンド電極は、櫛形パターン或
いは島状パターンを有している、請求項5に記載の高周
波半導体装置。 - 【請求項8】 前記グラウンド電極の長さが、前記ソー
ス電極の長さ以下である、請求項7に記載の高周波半導
体装置。 - 【請求項9】 前記グラウンド電極は帯状に形成されて
おり、 前記トランジスタは、さらに、前記ソース電極にソース
引き出し配線によって電気的に接続されているソース電
極パッドと、前記ゲート電極にゲート引き出し配線によ
って電気的に接続されているゲート電極パッドと、を備
えており、 該グラウンド電極の幅が、該ドレイン引き出し配線と該
ゲート引き出し配線との間の間隔よりも短い、請求項1
に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項10】 前記基板には、前記グラウンド電極に
グラウンド電位を供給するための導電パターンをその内
面に有する貫通穴が設けられていて、 該貫通穴は、金属を主成分とする導電性物質で充填され
ている、請求項1に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項11】 前記グラウンド電極のうちで、前記ド
レイン電極或いは前記ソース電極に対向する箇所の少な
くとも一部に、該グラウンド電極にグラウンド電位を供
給するための導電パターンをその内面に有する貫通穴が
設けられている、請求項1に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項12】 前記基板は(100)基板であり、 前記トランジスタは、前記ゲート電極の長手方向が該基
板の[010]方向或いは[001]方向に実質的に平
行であるように、該基板に実装されている、請求項1に
記載の高周波半導体装置。 - 【請求項13】 前記第1のバンプは、下部バンプ層
と、該下部バンプ層の上に積層された上部バンプ層と、
を含む積層構造を有しており、該下部バンプ層の硬度が
該上部バンプ層の硬度とは異なる、請求項1に記載の高
周波半導体装置。 - 【請求項14】 前記下部バンプ層のビッカース硬度の
前記上部バンプ層のビッカース硬度に対する比は、約3
以上である、請求項13に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項15】 前記下部バンプ層は金を主成分とし、
前記上部バンプ層はインジウムを主成分とする、請求項
14に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項16】 前記第1のバンプは、実質的にn角形
状(nは4以上の整数)の断面形状を有している、請求
項1に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項17】 前記第1のバンプが複数個設けられて
いて、該複数の第1のバンプの各々は、お互いに実質的
に同じサイズを有している、請求項1に記載の高周波半
導体装置。 - 【請求項18】 前記ゲート電極及び前記ドレイン電極
の少なくとも一方を前記基板上の前記回路パターンに電
気的に接続する第2のバンプが、さらに設けられてい
る、請求項1に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項19】 前記第1のバンプ及び前記第2のバン
プがそれぞれ複数個設けられていて、該複数の第1のバ
ンプ及び該複数の第2のバンプの各々は、お互いに実質
的に同じサイズを有している、請求項18に記載の高周
波半導体装置。 - 【請求項20】 前記基板は、窒化アルミを主成分とす
る基板である、請求項1に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項21】 前記トランジスタを複数個含む、請求
項1に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項22】 前記フリップチップ実装は、マイクロ
バンプボンディング法によって行われている、請求項1
に記載の高周波半導体装置。 - 【請求項23】 前記ゲート電極から前記第1のバンプ
までの距離が、約25μm以下である、請求項1に記載
の高周波半導体装置。 - 【請求項24】 前記第1のバンプがマイクロバンプで
あり、前記ゲート電極から該第1のバンプまでの距離
が、約10μm以下である、請求項23に記載の高周波
半導体装置。 - 【請求項25】 基板の実質的に平坦な主面の上に、少
なくとも入力配線と出力配線とグラウンド電極とを含む
所定の回路パターンを設ける工程と、 該回路パターンを含む該基板の該主面の上に、所定のパ
ターンのレジストを塗布する工程と、 光硬化性絶縁樹脂を利用して、該基板の該主面に半導体
チップをフリップチップ実装する工程と、 該レジストを除去し、それによって、該光硬化性絶縁樹
脂のうちで該レジストの上に存在している部分を除去す
る工程と、を包含する、高周波半導体装置の製造方法。 - 【請求項26】 前記フリップチップ実装工程では、前
記半導体チップに含まれるソース電極を、バンプを介し
て前記グラウンド電極に電気的に接続する、請求項25
に記載の高周波半導体装置の製造方法。 - 【請求項27】 前記フリップチップ実装工程では、マ
イクロバンプ法によって、前記ソース電極を前記グラウ
ンド電極に電気的に接続する、請求項26に記載の高周
波半導体装置の製造方法。 - 【請求項28】 前記基板は、窒化アルミを主成分とす
る基板である、請求項25に記載の高周波半導体装置の
製造方法。
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