JPH1138344A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JPH1138344A
JPH1138344A JP9208526A JP20852697A JPH1138344A JP H1138344 A JPH1138344 A JP H1138344A JP 9208526 A JP9208526 A JP 9208526A JP 20852697 A JP20852697 A JP 20852697A JP H1138344 A JPH1138344 A JP H1138344A
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JP
Japan
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optical
axis
scanning
housing
laser
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JP9208526A
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Inventor
Katsushi Kato
勝志 加藤
Keiji Okoda
啓次 大古田
Tatsuya Yamazaki
達也 山崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源と、該光源から出射されたレーザビーム
を光偏向器に導光する複数の光学素子を有する入射光学
系と、を光学箱に対して脱着可能な筐体に取り付けてユ
ニット化にすることにより、装置の組立時、又は光源交
換時の調整を従来に比べて大幅に減少させることができ
る走査光学装置を得ること。 【解決手段】 光源1と、該光源から出射されたレーザ
ビームを光偏向器2に導光する複数の光学素子を有する
入射光学系と、該入射光学系からのレーザビームを偏向
する光偏向器と、該光偏向器で偏向されたレーザビーム
を被走査面51上に結像させる結像光学系40と、を光
学箱31に取り付けた走査光学装置であって、該光源
と、該入射光学系の複数の光学素子のうち少なくとも一
部の光学素子とが、該光学箱に対して脱着可能な筐体3
2に取り付けられていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査光学装置に関
し、特に光源であるレーザーダイオードから出射された
レーザビームを光偏向器(偏向手段)を介して被走査面
上に導光し、該被走査面上を光走査して画像形成を行
う、例えば画像形成装置等に好適な走査光学装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に走査光学装置においては、例えば
光源であるレーザダイオードから出射されたレーザビー
ムをコリメーターレンズで平行光とし光偏向器に導光
し、該光偏向器で偏向反射された画像情報に基づくレー
ザビームをfθ特性を有する結像レンズ系を介して被走
査面上に結像させ、該被走査面上を該レーザビームで光
走査することにより画像を形成している。
【0003】又、この種の走査光学装置においては、レ
ーザ光源と光偏向器との間の光路中に、上記に示したコ
リメーターレンズ以外にも、その走査光学装置に要求さ
れる光学機能によって、種々の光学素子が配設されてい
る場合がある。
【0004】図6はこのような種々の光学素子を配設し
た従来の走査光学装置の内部の要部平面図である。図7
(A),(B)は各々レーザ光源であるレーザダイオー
ドから出射されたレーザビームが偏向手段(光偏向器)
に至るまでの入射光学系の要部断面図であり、(A)は
主走査断面図、(B)は副走査断面図である。
【0005】図中、61は光学箱であり、種々の光学素
子を内包し、不図示の蓋を取り付けることにより、内部
をほぼ密閉とすることができる箱状のフレームより成っ
ている。この光学箱61の内部にはレーザビームを偏向
する手段としての回転多面鏡62が駆動モータ63に取
り付けられて収納されている。又光学箱61の側壁には
レーザユニット鏡筒65が該光学箱61に対して着脱可
能にして取り付けられている。このレーザユニット鏡筒
65にはレーザ光源となるレーザダイオード64と該レ
ーザダイオード64から出射したレーザビームを平行光
に変換するコリメーターレンズ66とが相互の位置関係
を適切な状態に保持したまま固定されている。
【0006】同図においてレーザダイオード64から出
射されたレーザビームはコリメーターレンズ66によっ
て平行光に変換され、種々の光学素子を通して回転多面
鏡62に入射する。そして回転多面鏡62によって偏向
反射されたレーザビームはfθレンズ系90を構成する
球面レンズ81とトーリックレンズ82を経て感光ドラ
ム91面上に結像され、画像記録が行なわれる。
【0007】同図に示すように入射光学系を構成する種
々の光学素子は、高い光学性能を得る為に一般的にはフ
レームである光学箱61に直接、又はそれぞれの保持部
材を介して固定され、保持されている。ところで一般的
な走査光学装置の光学箱は製作を容易にし、かつコスト
を下げるために安価なプラスチックモールドによって製
作されることが多い。
【0008】しかしながら入射光学系を構成する種々の
光学素子は、その目的に応じて各々レーザ光軸に対する
位置が十分に保たれていなければならないので、フレー
ムである光学箱61は剛性が高く、変形し難い材質、構
造で、なおかつ高い部品精度を持っていることが望まし
い。その為、高性能な走査光学装置を維持するための光
学箱はアルミニウム等の金属に機械加工を加えて製作さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記に示
した従来の走査光学装置は以下に示す様々な問題点を持
っている。
【0010】例えば、光源として用いられるレーザダイ
オードが故障した場合、再調整を行うか、あるいは代わ
りの走査光学装置に交換する必要がある。レーザダイオ
ードを交換すると、新しいレーザダイオードの光軸に対
して種々の光学素子の光軸上の位置を調整し直さなけれ
ばならない。この場合の再調整には専用の設備が必要で
ある上にその調整に手間がかかる。走査光学装置の交換
は故障していない光学部品を多く交換することになり非
効率的である。
【0011】又、金属製の光学箱は、プラスチックモー
ルドに比べて非常に高価であると共にに重量も重い。一
方、剛性でアルミニウム等の金属に劣るプラスチックモ
ールドの光学箱では、外的荷重が加えられたときにレー
ザ光軸と種々の光学素子との位置関係が崩れて所望のレ
ーザビームが得られなくなる。又機械加工ほどの高い部
品精度も期待できないので光学素子の取り付けの際に
は、微妙な調整が多く必要となり、組立作業が複雑にな
る。
【0012】本発明は光源と、該光源から出射されたレ
ーザビームを光偏向器に導光する複数の光学素子を有す
る入射光学系と、を光学箱に対して脱着可能な筐体に取
り付けてユニット化にすることにより、装置の組立時、
又は光源交換時等の調整を従来に比べて大幅に減少させ
ると共に軽量化を図ることができる走査光学装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の走査光学装置
は、 (1)光源と、該光源から出射されたレーザビームを光
偏向器に導光する複数の光学素子を有する入射光学系
と、該入射光学系からのレーザビームを偏向する光偏向
器と、該光偏向器で偏向されたレーザビームを被走査面
上に結像させる結像光学系と、を光学箱に取り付けた走
査光学装置であって、該光源と、該入射光学系の複数の
光学素子のうち少なくとも一部の光学素子とが、該光学
箱に対して脱着可能な筐体に取り付けられていることを
特徴としている。
【0014】特に(1−1)前記筐体は、前記光学箱に
比べて変形し難い材質、または構造より成っていること
や、(1−2)前記筐体に取り付けられる前記複数の光
学素子は、該筐体が前記光学箱より取り外された状態
で、それぞれの光軸上における位置が調整されること
や、(1−3)前記筐体は、筒状の構造からなる鏡筒で
あることや、(1−4)前記光源は、レーザダイオード
であり、前記一部の光学素子はコリメーターレンズであ
り、該レーザダイオードと該コリメーターレンズとは同
一の保持部材に固定され、該保持部材は前記筐体に対し
て脱着可能にして取付けられていることや、(1−5)
前記保持部材は、前記筐体に対してレーザ光軸(Z軸)
方向、該レーザ光軸に直交する2軸(X軸、Y軸)方
向、又はZ軸、X軸、Y軸を中心とする回転方向のう
ち、少なくとも1つに位置を変えて固定することができ
ることや、(1−6)前記筐体を前記光学箱に固定する
ための取付位置は、該筐体の略中央であることや、(1
−7)前記筐体は、前記光学箱に対してレーザ光軸(Z
軸)方向、該レーザ光軸に直交する2軸(X軸、Y軸)
方向、又はZ軸、X軸、Y軸を中心とする回転方向のう
ち、少なくとも1つに位置を変えて固定することができ
ることや、(1−8)前記一部の光学素子は、少なくと
も2枚のレンズから成るビームエキスパンダと、その2
枚のレンズ間に配設されるスリット状、又はピンホール
状の部材より成るサイドローブ除去手段であることや、
(1−9)前記一部の光学素子は、レーザ光軸(Z軸)
を中心に回動可能な偏光ビームスプリッタであること
や、(1−10)前記一部の光学素子は、前記光源の出
力をモニタするための光量検知手段と、該光量検知手段
の方向に分光するビームスプリッタ、又はその2種の光
学要素と該光量検知手段に焦点を結ぶためのレンズを加
えた3種の光学要素であることや、(1−11)前記一
部の光学素子は、アパーチャ、又はフィルタ、又はその
両方であることや、(1−12)前記一部の光学素子
は、シリンドリカルレンズであることや、(1−13)
前記筐体を前記光学箱に取り付ける際の位置基準に対し
て、出力光軸がレーザ光軸(Z軸)方向、該レーザ光軸
に直交する2軸(X軸、Y軸)方向、又はZ軸、X軸、
Y軸を中心とする回転方向のうち、少なくとも1つの位
置に調整されていることや、(1−14)前記保持部材
は、前記筐体に取り付けられる前に、該保持部材に保持
された前記レーザダイオードと前記コリメータレンズと
の互いの相対位置関係の調整が行なわれていることや、
(1−15)前記保持部材は、該保持部材に保持された
前記レーザダイオードと前記コリメータレンズとの互い
の相対位置関係の調整が行なわれた後、その位置を保存
できる基準を持つ光学部材を介して前記筐体に取り付け
られることや、(1−16)前記ビームエキスパンダの
下流側のレンズを取り付けるための嵌合部に十字線チャ
ートを仮止めし、該十字線チャート上のビームスポット
を観察しながら、前記光源の光軸と該ビームエキスパン
ダの光軸との相対位置の調整を行うことや、(1−1
7)前記光学箱に対する前記筐体の取付位置を保存でき
る基準を持つ光学部材を介して、該筐体が該光学箱に取
り付けられることや、(1−18)前記ビームエキスパ
ンダを構成する少なくとも2枚のレンズは、相互の間隔
が調整できるように光軸上、移動可能となるように構成
されていることや、(1−19)前記偏光ビームスプリ
ッタは、ビームエキスパンダを構成する少なくとも2枚
のレンズ間に配設されていることや、(1−20)前記
偏光ビームスプリッタは、サイドローブ除去手段より下
流側に配設されていること、等を特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例1の走査光
学装置の内部の要部平面図である。図2はその走査光学
装置の一部分の要部斜視図である。
【0016】図中、31は光学箱であり、後述する種々
の光学素子を内包し、不図示の蓋を取り付けることによ
り、内部をほぼ密閉とすることができる箱状のフレーム
より成っている。この光学箱31の内部には筺体として
の入射光学基台32が該光学箱31に対してレーザ光軸
(Z軸)方向、該レーザ光軸に直交する2軸(X軸、Y
軸)方向、又はZ軸、X軸、Y軸を中心とする回転方向
のうち、少なくとも1つに位置を変えて固定することが
できるように脱着可能に収納されており、該入射光学基
台32上には後述する入射光学系を構成する種々の光学
素子が固定されている。
【0017】この入射光学基台32を光学箱31に固定
する為の取付位置は、該入射光学基台32の略中央であ
る。又入射光学基台32の側壁には調整板33を介して
保持部材としてのレーザユニット鏡筒5が該入射光学基
台32に対して脱着可能にして取り付けられており、該
レーザユニット鏡筒5にはレーザ光源となるレーザダイ
オード4と、該レーザダイオード4から出射されたレー
ザビームを平行光に変換するコリメータレンズ6とが相
互の位置関係を適切な状態に保持したまま固定されてい
る。本実施例ではこのレーザユニット鏡筒5を入射光学
基台32に対してレーザ光軸(Z軸)方向、該レーザ光
軸に直交する2軸(X軸、Y軸)方向、又はZ軸、X
軸、Y軸を中心とする回転方向のうち、少なくとも1つ
に位置を変えて固定することができるように構成してい
る。
【0018】7はビームスプリッターであり、入射する
レーザビーム26を透過側レーザビーム26aと反射側
レーザビーム26bとの2つのレーザビームに分光して
いる。反射側レーザビーム26bは集光レンズ8によっ
て光量検知手段9に集光される。光量検知手段9はレー
ザダイオード4の駆動電流の制御のためにレーザビーム
26bの光量をモニターしている。尚、集光レンズ8が
無くてもレーザビーム26bを平行光のまま光量検知手
段9に入射させる場合もある。透過側レーザビーム26
aはそのまま直進し、後述する光偏向器としての回転多
面鏡2の方向へ進んで行く。
【0019】10はアパーチャであり、コリメーターレ
ンズ6の射出瞳と略一致する開口径、又は所定のスポッ
トサイズを得るために必要な開口径を有している。尚、
アパーチャ10の代わりにレーザビームの濃度を調整す
るフィルターを用いても良く、又は双方を用いても良
い。
【0020】11,12は各々第1、第2レンズであ
り、2枚1組でビームエキスパンダを構成しており、そ
の2枚のレンズ11,12間にスリット状又はピンホー
ル状の部材より成るサイドローブ除去手段14を配設し
ている。本実施例ではアパーチャー10を通過したレー
ザビームを第1レンズ11により集光し、一度焦点を結
び、更に拡がったレーザビームを第2レンズ12により
再び平行光に戻している。尚、第2レンズ12がレンズ
ホルダ13に固定され、入射光学基台32に対してレー
ザ光軸(Z軸)方向に平行移動が可能となるように構成
されている。又本実施例では第1レンズ11と第2レン
ズ12とのレンズ間隔(光軸方向の距離)を変えること
により、ビームエキスパンダのフォーカス調整が行なわ
れる。又第1レンズ11の焦点距離と第2レンズ12の
焦点距離との比を適切に設定することにより、レーザビ
ームを所望のビーム径に変えることもできる。
【0021】14は空間フィルタの機能を有するスリッ
トであり、ビームエキスパンダを構成する第1、第2の
2枚のレンズ11,12との間で、かつ第1レンズ11
が焦点を結ぶ位置に配設されている。スリット14はレ
ーザダイオード固有のサイドローブ、又はアパーチャ1
0を通過すること等によって生ずるサイドローブを除去
(カット)している。
【0022】15は偏光ビームスプリッタであり、ビー
ムエキスパンダを構成する第1、第2の2枚のレンズ1
1,12との間に配設されており、レーザ光軸(Z軸)
を中心に回動自在に支持されたホルダ16に固定されて
いる。尚、偏光ビームスプリッタ15及びホルダ16
は、駆動源であるアクチュエータ17と伝達手段である
ベルト18によって回転駆動される。又偏光ビームスプ
リッタ15は回転方向に、ある角度から90度まで位置
を動かすことにより、透過するレーザビームの光量を随
時調節している。本実施例によるこのような光量調節機
能は濃度分解能が高く、かつ感光体の感度に幅がある場
合など、例えば医療用の銀塩フィルムに描画するレーザ
ビームプリンタ(LBP)の走査光学装置で用いられて
いる。
【0023】尚、本実施例では上述した各光学素子が図
2に示すように筺体としての入射光学基台32に取り付
けられている。
【0024】19はフィルタであり、レーザビームの光
量の調節を行っている。このフィルタ19は透過率の異
なる複数のフィルタの中から任意に選択できるように構
成しても良い。
【0025】偏光ビームスプリッタ15とフィルタ19
はどちらか一方のみが使われれば十分のはずであるが、
一方のみであると光量調節の分解能が不十分な場合には
両方を同時に使用すれば良い。
【0026】20はシリンドリカルレンズであり、副走
査方向にのみ所定の屈折力を有しており、平行光である
レーザビームを後述する回転多面鏡2の反射面近傍に線
状に集光している。
【0027】2はレーザビームを偏向する光偏向器とし
ての回転多面鏡であり、モータ等の駆動手段3に取り付
けられており、一定の速度で回転している。40は結像
光学系としてのfθレンズ系であり、球面レンズ21と
トーリックレンズ22との2枚のレンズより成ってお
り、レーザダイオード4より出射した画像情報に基づく
レーザビームを被走査面としての感光ドラム51面上に
結像させている。
【0028】23,24は各々反射ミラー(BDミラ
ー)であり、回転多面鏡2によって偏向反射されたレー
ザビームの一部を光検知手段(BDセンサー)25に導
光し、該光検知手段25で走査開始信号に変換してい
る。
【0029】本実施例における光学箱31の内部には上
述の如く入射光学基台32が脱着可能に収納されてお
り、該入射光学基台32には上述した種々の光学素子が
固定されている。特に本実施例ではレーザダイオード
4、コリメーターレンズ6そしてその他の種々の光学素
子を入射光学基台32に取付け、ユニット化とすること
により、装置の組立時、又はレーザダイオード4の交換
時等の調整を従来に比べて大幅に減少させている。
【0030】又、本実施例では入射光学基台32を光学
箱31に比べて変形し難い十分な剛性を持つ材質、又は
構造より製作することにより、光学箱31の剛性を低く
することができ、これにより該光学箱31を低コストで
軽量なプラスチックモールド等で製作することができ
る。
【0031】本実施例では入射光学基台32に取り付け
られる種々の光学素子のアライメント(位置合わせ)及
びその他の調整は、該入射光学基台32を光学箱31か
ら取り外し、専用の調整工具に取り付けて行っている。
これにより光学箱31に各光学素子を取り付けたまま行
う従来の調整の場合に比べて、調整工具の構造をシンプ
ルにすることができ、作業も容易としている。
【0032】又、本実施例では調整工具の入射光学基台
32の取付部と光学箱31の入射光学基台32の取付部
とに、該入射光学基台32を取り付ける位置の基準を設
けている。そして入射光学基台32側の光学系の出力光
軸と、光学箱31側の光学系の光軸とを、その基準に対
して所望の位置になるようにそれぞれ調整すれば、入射
光学基台32と光学箱31との間に互換性を持たせるこ
とができ、これによりレーザダイオード4の交換時にお
ける調整をなくすこともできる。
【0033】即ち、本実施例では入射光学基台32を光
学箱31に取り付ける際の位置基準に対して、出力光軸
がレーザ光軸(Z軸)方向、該レーザ光軸に直交する2
軸(X軸、Y軸)方向、又はZ軸、X軸、Y軸を中心と
する回転方向のうち、少なくとも1つの位置に調整する
ことができるように構成している。
【0034】本実施例では前述の如くレーザダイオード
4とコリメータレンズ6とが固定されたレーザユニット
鏡筒5を調整板33を介して入射光学基台32に取り付
けている。このレーザユニット鏡筒5は前述の如く調整
板33と一体でレーザ光軸(Z軸)に対して直交するX
軸方向、Y軸方向、又はZ軸を中心とした回転方向、の
それぞれに位置を変えて固定することができる。更に調
整用のスペーサや他の部品を重ねることによって、X軸
又はY軸を中心とした回転方向、又はZ軸方向の位置を
変えられるようにもできる。
【0035】本実施例においてレーザダイオード4の出
力光軸をビームエキスパンダの光軸に対して調整する際
には、例えば第2レンズ12、又はレンズホルダ13を
取り付けるための嵌合部に十字線チャートを仮止めし、
該十字線チャート上のビームスポットを観察しながら行
なえば簡単に調整することができる。
【0036】本実施例における調整板33には光学箱3
1に対するレーザユニット鏡筒5の取付位置を保存する
ための基準が設けられており、これによりレーザユニッ
ト鏡筒5を入射光学基台32から取り外しても、その基
準に合わせて取り付ければ位置が再現できるように構成
されている。
【0037】本実施例におけるレーザユニット鏡筒5は
入射光学基台32に取り付けられる前に専用の調整工具
に取り付けてレーザダイオード4とコリメータレンズ6
との相対位置関係の調整が行なわれる。調整工具には調
整板33の基準と共通の取付位置基準が設けられてい
る。そしてレーザユニット鏡筒5の出力光軸と、入射光
学基台32側の光学系の光軸とを、取付位置を保持する
ための基準に対して所望の位置になるようにそれぞれ調
整すれば、レーザユニット鏡筒5と入射光学基台32と
の間に互換性を持たせることができ、これによりレーザ
ダイオード4の交換時の調整をなくすことができる。
尚、調整が不要の場合には取付位置の基準を入射光学基
台32に設けておけば調整板33を省略することができ
る。
【0038】本実施例においてビームエキスパンダを構
成する第1、第2の2枚のレンズ11,12の間にはレ
ーザビームの進行方向に沿って、順にサイドローブ除去
手段であるスリット14、偏光ビームスプリッタ15と
が配設されている。この偏光ビームスプリッタ15がビ
ームエキスパンダの間に配設させることによって、入射
光学系全体をZ軸(光軸)方向に短縮でき、これにより
装置全体をコンパクトにすることができる。又偏光ビー
ムスプリッタ15は回転するとレーザビームの光軸を微
量ながらズラしてしまうため、本実施例では光軸との相
対位置精度を要求されるスリット14等の光学素子より
も下流側(光偏向器2側)に配設することで、その影響
を小さく抑えている。
【0039】尚、本実施例ではビームエキスパンダを2
枚のレンズより構成しているが、これに限らず結像性能
を向上させるために複数枚(3枚以上)のレンズで構成
しても良い。又サイドローブが二次元的に存在する場合
にはサイドローブ除去手段を、例えばピンホール状の部
材より形成しても良い。
【0040】このように本実施例においては上述の如く
光源4と、該光源4から出射したレーザビームを光偏向
器2に導光する複数の光学素子を有する入射光学系と、
を光学箱31に対して脱着可能な筐体(入射光学基台)
32に取り付けてユニット化にすることにより、装置の
組立時や光源交換時の調整を従来に比べて大幅に減少さ
せることができ、かつ軽量化及び低コスト化も図ること
ができる。
【0041】尚、光源4から出射したレーザビームを光
偏向器2に導光する種々の光学素子は、その走査光学装
置に要求される光学機能によって配設すれば良い。
【0042】図3は本発明の実施例2の走査光学装置の
内部の要部平面図であり、図4はその一部分の要部断面
図である。図3、図4において図1、図2に示した要素
と同一要素には同符番を付している。
【0043】本実施例において前述の実施例1と異なる
点は入射光学系を構成する各光学素子を取り付ける筐体
の形状及び光学箱への取り付け方等の一部を異ならせた
ことであり、その他の構成及び光学的作用は実施例1と
略同様である。以下、実施例1と異なる部分のみを説明
する。
【0044】本実施例では光学箱41の側壁にレーザダ
イオード4を含む種々の光学素子を固定した筺体42を
設けており、この筐体42を筒状の鏡筒構造より成る入
射光学鏡筒より製作することによって、該筐体の加工を
簡単にしている。又筐体としての入射光学鏡筒42の中
心軸をレーザ光軸とすることにより、外形の円い第1、
第2レンズ11、12等を、直接又は簡単な構造の保持
部材を介するだけで取り付けることができ、これにより
部品点数を減らしている。更に本実施例ではレーザ光軸
まわりに回動する偏光ビームスプリッタ15等を、直接
又は簡単な機構で取り付けることで、専用の軸受け部材
等を省略することもできる。
【0045】本実施例における入射光学鏡筒42は調整
板43を介して光学箱41に取り付けており、該調整板
43と一体で光軸(Z軸)方向に対して直交するX軸方
向、Y軸方向、又はZ軸を中心とした回転方向、のそれ
ぞれに位置を変えて固定することができる。更に調整用
のスペーサや他の部品を重ねることによって、X軸又は
Y軸を中心とした回転方向、又はZ軸方向の位置を変え
られるようにもできる。
【0046】又、調整板43には入射光学鏡筒42の取
付位置を保存するための基準を設けており、これにより
入射光学鏡筒42を光学箱41から取り外しても、その
基準に合わせて取り付ければ位置が再現できるように構
成している。
【0047】本実施例における調整工具には調整板43
の基準と共通の取付位置基準が設けられている。そして
入射光学鏡筒42の出力光軸と、光学箱41側の光学系
の光軸とを、その基準に対して所望の位置になるように
それぞれ調整すれば、該入射光学鏡筒42と光学箱41
との間に互換性を持たせることができる。
【0048】尚、調整が不要の場合には取付位置の基準
を光学箱41に設けておけば調整板43を省略すること
ができる。
【0049】本実施例における偏光ビームスプリッタ1
5は入射光学鏡筒42の中心軸まわりに回動可能なホル
ダー44に取り付けられており、該入射光学鏡筒42の
内側に納められている。又入射光学鏡筒42の内壁を軸
受けとすることによって、部品点数の減少に貢献してい
る。又入射光学鏡筒42の外側にはプーリ45が回動可
能に取り付けられており、該プーリ45は連結手段(不
図示)によってホルダ44と連動して回転するように構
成されている。アクチュエータ17は光学箱41又は入
射光学鏡筒42のどちらに取り付けても良い。
【0050】本実施例では入射光学鏡筒42を光学箱4
1に取り付けるためのフランジ部(取付部)42aを長
手方向の略中央に設けており、これにより振動、自重等
の影響による位置のズレを小さく抑えている。
【0051】このように本実施例においては上述の如く
筺体42の形状及び光学箱41への取り付け方等を適切
に設定することにより、前述の実施例1と同様に装置の
組立時及び光源交換時等の調整を従来に比べて大幅に減
少させることができる。
【0052】図5は本発明の実施例3の走査光学装置の
一部分の要部断面図である。図5において図4に示した
要素と同一要素には同符番を付している。
【0053】本実施例において前述の実施例2と異なる
点は筐体の一部分の形状を異ならせたことであり、その
他の構成及び光学的作用は実施例2と略同様である。以
下、実施例2と異なる部分のみを説明する。
【0054】即ち、本実施例においては入射光学系の一
要素を構成するフィルタ19とシリンドリカルレンズ2
0とを前述した入射光学系の種々の光学素子と同様に入
射光学鏡筒52に取り付けている。シリンドリカルレン
ズ20はレンズホルダ53に固定されており、光軸(Z
軸)方向に平行移動が可能になっており、フォーカス調
整が簡単にできるよう構成されている。
【0055】このように本実施例ではレーザダイオード
を含む入射光学系のすべての光学素子を筺体としての入
射光学鏡筒に取り付けてユニット化としたことにより、
部品交換時の調整等を更に減少させることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば以下に示す効果を得るこ
とができる走査光学装置を達成することができる。
【0057】(1) 請求項1記載の発明によれば光源とし
てのレーザダイオードと、入射光学系を構成する種々の
光学素子とを、光学箱に対して脱着可能な筐体に取り付
けてユニット化とすることにより、装置の組立時、又は
レーザダイオードの交換時の調整を従来に比べて大幅に
減らすことができる。
【0058】(2) 請求項2記載の発明によれば筐体を光
学箱に比べて十分な剛性を持つ材質、又は構造にするこ
とにより、入射光学系を構成する種々の光学素子の位置
関係が崩れなくなり、安定した高画質な画像を得ること
ができ、又光学箱をプラスチックモールド等で製作する
ことにより、軽量化及び低コスト化を図ることができ
る。
【0059】(3) 請求項3記載の発明によれば筺体に取
り付けられる種々の光学素子は、該筐体を光学箱から取
り外した状態でアライメント及びその他の調整を行うこ
とにより、調整工具の構造がシンプルになり、作業も容
易になる。
【0060】(4) 請求項4記載の発明によれば筐体を筒
状の構造から成る鏡筒とすることにより、加工が簡単に
なり、又保持部材等の部品点数を減らすこともできる。
【0061】(5) 請求項5記載の発明によればレーザダ
イオードとコリメータレンズとを同一の保持部材に固定
し、該保持部材ごと筐体に対して脱着可能なユニットと
することにより、ユニット単体で組み立てることがで
き、作業が容易になる。
【0062】(6) 請求項6記載の発明によればレーザダ
イオードとコリメータレンズとを同一の保持部材に固定
し、該保持部材ごと筐体に対して位置を変えて固定でき
るように構成することにより、該レーザダイオードと該
コリメータレンズとの相互の位置関係を崩さずに該筐体
の光軸に対してレーザ光軸の位置を調整することがで
き、作業が容易になる。
【0063】(7) 請求項7記載の発明によれば筐体の取
付部を長手方向の略中央に設けることにより、振動、自
重等の影響による位置のズレを小さく抑えることがで
き、これにより安定した高画質な画像を得ることができ
る。
【0064】(8) 請求項8記載の発明によれば筐体を光
学箱に対して位置を変えて固定できるように構成するこ
とにより、入射光学系を構成する種々の光学素子の位置
関係を崩さずに該光学箱の光軸に対して、該入射光学系
の光軸の位置を調整することができ、作業が容易にな
る。
【0065】(9) 請求項9記載の発明によれば少なくと
も2枚のレンズから成るビームエキスパンダと、サイド
ローブ除去手段(スリット等)とを筐体に取り付けるこ
とにより、余分なサイドローブが除去されて形が整えら
れたレーザビームで被走査面を走査することができ、こ
れにより高画質な画像を得ることができる。又2枚のレ
ンズの焦点距離の比を適切に設定することにより、良好
なるスポットサイズのレーザビームで被走査面上を走査
することができ、これにより高画質な画像を得ることが
できる。
【0066】(10)請求項10記載の発明によれば回動可
能な偏光ビームスプリッタを筐体に取り付けることによ
り、感光体や環境が変わっても随時適切な濃度に調節す
ることができ、これにより高画質な画像を得ることがで
きる。
【0067】(11)請求項11記載の発明によれば光量検
知手段と、該光量検知手段方向に分光するビームスプリ
ッタ、そして該光量検知手段に焦点を結ぶためのレンズ
等を筐体に取り付けることにより、分光された一方のレ
ーザビームをモニタしてレーザダイオードの駆動電流を
制御することができる。
【0068】(12)請求項12記載の発明によればアパー
チャ、又はフィルタ等を筐体に取り付けることにより、
適切なるスポットサイズ、又は濃度のレーザビームによ
って被走査面上を光走査することができ、これにより高
画質な画像を得ることができる。
【0069】(13)請求項13記載の発明によればシリン
ドリカルレンズを筐体に取り付けることにより、光学箱
に取り付けた場合に比べて組立時、および部品交換時の
調整を少なく容易にすることができる。
【0070】(14)請求項14記載の発明によれば調整工
具と光学箱とに筐体を取り付ける為の位置の基準を設け
て、入射光学系の出力光軸と、光学箱側の光学系の光軸
とを、その基準に対して所望の位置になるようにそれぞ
れ調整することにより、入射光学系の筐体と光学箱との
間に互換性を持たせることができ、これにより組立時、
及びレーザダイオードの交換時等の調整をなくすことが
できる。
【0071】(15)請求項15記載の発明によればレーザ
ダイオードとコリメータレンズとを保持する保持部材を
筐体に取り付ける前に互いの相対位置関係の調整を行う
ことにより、調整工具がシンプルになり作業も容易にな
る。
【0072】(16)請求項16記載の発明によればレーザ
ダイオードとコリメータレンズの保持部材の取付位置を
保存するための基準を設けることにより、その取付位置
が再現可能になり組立作業を単純化することができる。
【0073】(17)請求項17記載の発明によればレーザ
ダイオードの出力光軸をビームエキスパンダの光軸に対
して調整する際、レンズ、又はそのレンズホルダを取り
付けるための嵌合部に十字線チャートを仮止めし、該十
字線チャート上のビームスポットを観察することによ
り、簡単に調整を行うことができる。
【0074】(18)請求項18記載の発明によれば筐体の
取付位置を保存するための基準を設けることにより、そ
の取付位置が再現可能になり組立作業を単純化すること
ができる。
【0075】(19)請求項19記載の発明によればビーム
エキスパンダを構成する複数枚のレンズの相互の間隔を
調整できるような構造とすることにより、スポットサイ
ズの安定したレーザビームで被走査面上を走査すること
ができ、これにより高画質な画像を得ることができる。
【0076】(20)請求項20記載の発明によれば偏光ビ
ームスプリッタをビームエキスパンダの複数枚のレンズ
の間に配設することにより、装置全体をコンパクトにす
ることができる。
【0077】(21)請求項21記載の発明によれば偏光ビ
ームスプリッタをスリットより下流側に配設することに
より、該偏光ビームスプリッタが回動しても変わらぬ高
画質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の走査光学装置の内部の要
部平面図
【図2】 本発明の実施例1の走査光学装置の一部分の
要部斜視図
【図3】 本発明の実施例2の走査光学装置の内部の要
部平面図
【図4】 本発明の実施例2の走査光学装置の部分断面
【図5】 本発明の実施例3の走査光学装置の部分断面
【図6】 従来の走査光学装置の内部の要部平面図
【図7】 従来の走査光学装置の入射光学系の構成を示
す要部平面図と要部側面図
【符号の説明】
2 光偏向器(回転多面鏡) 3 駆動モータ 4 光源(レーザーダイオード) 5 保持部材(レーザユニット鏡筒) 6 コリメータレンズ 7 ビームスプリッタ 8 集光レンズ 9 光量検知手段 10 アパーチャ 11,12 レンズ 13 レンズホルダー 14 スリット 15 偏光ビームスプリッタ 16 ホルダ 17 アクチュエータ 18 スリット 19 フィルタ 20 シリンドリカルレンズ 21 球面レンズ 22 トーリックレンズ 23,24 反射ミラー 25 光検知手段 31,41 光学箱 32 筺体(入射光学基台) 33,43 調整板 40 結像光学系 42,52 筺体(入射光学鏡筒) 42a,52a フランジ部 44 ホルダー 45 プーリー 51 被走査面 52 レンズホルダー

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源から出射されたレーザビ
    ームを光偏向器に導光する複数の光学素子を有する入射
    光学系と、該入射光学系からのレーザビームを偏向する
    光偏向器と、該光偏向器で偏向されたレーザビームを被
    走査面上に結像させる結像光学系と、を光学箱に取り付
    けた走査光学装置であって、 該光源と、該入射光学系の複数の光学素子のうち少なく
    とも一部の光学素子とが、該光学箱に対して脱着可能な
    筐体に取り付けられていることを特徴とする走査光学装
    置。
  2. 【請求項2】 前記筐体は、前記光学箱に比べて変形し
    難い材質、または構造より成っていることを特徴とする
    請求項1記載の走査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記筐体に取り付けられる前記複数の光
    学素子は、該筐体が前記光学箱より取り外された状態
    で、それぞれの光軸上における位置が調整されることを
    特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】 前記筐体は、筒状の構造からなる鏡筒で
    あることを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
  5. 【請求項5】 前記光源は、レーザダイオードであり、
    前記一部の光学素子はコリメーターレンズであり、該レ
    ーザダイオードと該コリメーターレンズとは同一の保持
    部材に固定され、該保持部材は前記筐体に対して脱着可
    能にして取付けられていることを特徴とする請求項1記
    載の走査光学装置。
  6. 【請求項6】 前記保持部材は、前記筐体に対してレー
    ザ光軸(Z軸)方向、該レーザ光軸に直交する2軸(X
    軸、Y軸)方向、又はZ軸、X軸、Y軸を中心とする回
    転方向のうち、少なくとも1つに位置を変えて固定する
    ことができることを特徴とする請求項1又は5記載の走
    査光学装置。
  7. 【請求項7】 前記筐体を前記光学箱に固定するための
    取付位置は、該筐体の略中央であることを特徴とする請
    求項1乃至4記載の走査光学装置。
  8. 【請求項8】 前記筐体は、前記光学箱に対してレーザ
    光軸(Z軸)方向、該レーザ光軸に直交する2軸(X
    軸、Y軸)方向、又はZ軸、X軸、Y軸を中心とする回
    転方向のうち、少なくとも1つに位置を変えて固定する
    ことができることを特徴とする請求項1乃至4記載の走
    査光学装置。
  9. 【請求項9】 前記一部の光学素子は、少なくとも2枚
    のレンズから成るビームエキスパンダと、その2枚のレ
    ンズ間に配設されるスリット状、又はピンホール状の部
    材より成るサイドローブ除去手段であることを特徴とす
    る請求項1記載の走査光学装置。
  10. 【請求項10】 前記一部の光学素子は、レーザ光軸
    (Z軸)を中心に回動可能な偏光ビームスプリッタであ
    ることを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
  11. 【請求項11】 前記一部の光学素子は、前記光源の出
    力をモニタするための光量検知手段と、該光量検知手段
    の方向に分光するビームスプリッタ、又はその2種の光
    学要素と該光量検知手段に焦点を結ぶためのレンズを加
    えた3種の光学要素であることを特徴とする請求項1記
    載の走査光学装置。
  12. 【請求項12】 前記一部の光学素子は、アパーチャ、
    又はフィルタ、又はその両方であることを特徴とする請
    求項1記載の走査光学装置。
  13. 【請求項13】 前記一部の光学素子は、シリンドリカ
    ルレンズであることを特徴とする請求項1記載の走査光
    学装置。
  14. 【請求項14】 前記筐体を前記光学箱に取り付ける際
    の位置基準に対して、出力光軸がレーザ光軸(Z軸)方
    向、該レーザ光軸に直交する2軸(X軸、Y軸)方向、
    又はZ軸、X軸、Y軸を中心とする回転方向のうち、少
    なくとも1つの位置に調整されていることを特徴とする
    請求項1乃至4記載の走査光学装置。
  15. 【請求項15】 前記保持部材は、前記筐体に取り付け
    られる前に、該保持部材に保持された前記レーザダイオ
    ードと前記コリメータレンズとの互いの相対位置関係の
    調整が行なわれていることを特徴とする請求項5又は6
    記載の走査光学装置。
  16. 【請求項16】 前記保持部材は、該保持部材に保持さ
    れた前記レーザダイオードと前記コリメータレンズとの
    互いの相対位置関係の調整が行なわれた後、その位置を
    保存できる基準を持つ光学部材を介して前記筐体に取り
    付けられることを特徴とする請求項5又は6記載の走査
    光学装置。
  17. 【請求項17】 前記ビームエキスパンダの下流側のレ
    ンズを取り付けるための嵌合部に十字線チャートを仮止
    めし、該十字線チャート上のビームスポットを観察しな
    がら、前記光源の光軸と該ビームエキスパンダの光軸と
    の相対位置の調整を行うことを特徴とする請求項9記載
    の走査光学装置。
  18. 【請求項18】 前記光学箱に対する前記筐体の取付位
    置を保存できる基準を持つ光学部材を介して、該筐体が
    該光学箱に取り付けられることを特徴とする請求項1又
    は8記載の走査光学装置。
  19. 【請求項19】 前記ビームエキスパンダを構成する少
    なくとも2枚のレンズは、相互の間隔が調整できるよう
    に光軸上、移動可能となるように構成されていることを
    特徴とする請求項9記載の走査光学装置。
  20. 【請求項20】 前記偏光ビームスプリッタは、ビーム
    エキスパンダを構成する少なくとも2枚のレンズ間に配
    設されていることを特徴とする請求項10記載の走査光
    学装置。
  21. 【請求項21】 前記偏光ビームスプリッタは、サイド
    ローブ除去手段より下流側に配設されていることを特徴
    とする請求項10記載の走査光学装置。
JP9208526A 1997-07-17 1997-07-17 走査光学装置 Pending JPH1138344A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7002759B2 (en) 2003-03-20 2006-02-21 Pentax Corporation Lens unit for multibeam scanning device
EP1724625A1 (en) * 2005-05-19 2006-11-22 Sharp Kabushiki Kaisha Optical scanning unit and image forming apparatus
US7868288B2 (en) 2006-05-24 2011-01-11 Ricoh Company, Limited Optical scanning device, image forming apparatus including the same, and method of configuring the same

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