JPH1138274A - 光ファイバ固定基板、光モジュール、及び光ファイバ固定基板の製造方法 - Google Patents
光ファイバ固定基板、光モジュール、及び光ファイバ固定基板の製造方法Info
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- JPH1138274A JPH1138274A JP22417697A JP22417697A JPH1138274A JP H1138274 A JPH1138274 A JP H1138274A JP 22417697 A JP22417697 A JP 22417697A JP 22417697 A JP22417697 A JP 22417697A JP H1138274 A JPH1138274 A JP H1138274A
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- groove
- grooves
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- fiber fixing
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】光ファイバを確実に整列固定できる光ファイバ
固定基板、及びその固定基板を迅速かつ容易に製造でき
る製造方法と、それを利用した光モジュールを提供す
る。 【解決手段】素線部とこの素線部を覆う被覆部を有する
光ファイバを整列固定するために、素線部を固定する第
1の溝と、この溝に連続し被覆部を固定する第2の溝を
有し、第1及び第2の溝をシリコンの異方性エッチング
により形成してなる光ファイバ固定基板を構成し、この
固定基板を用い、第1の溝に固定された素線部、第2の
溝に固定された被覆部を有する光ファイバ、光ファイバ
固定基板上に設置され光ファイバの素線部の端面に対向
する発光端もしくは受光端を有する光素子、からなる光
モジュールを構成する。
固定基板、及びその固定基板を迅速かつ容易に製造でき
る製造方法と、それを利用した光モジュールを提供す
る。 【解決手段】素線部とこの素線部を覆う被覆部を有する
光ファイバを整列固定するために、素線部を固定する第
1の溝と、この溝に連続し被覆部を固定する第2の溝を
有し、第1及び第2の溝をシリコンの異方性エッチング
により形成してなる光ファイバ固定基板を構成し、この
固定基板を用い、第1の溝に固定された素線部、第2の
溝に固定された被覆部を有する光ファイバ、光ファイバ
固定基板上に設置され光ファイバの素線部の端面に対向
する発光端もしくは受光端を有する光素子、からなる光
モジュールを構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバと光素
子を結合するのに用いる光ファイバ固定基板に関し、特
に素線部と被覆部を有する光ファイバを整列固定する光
ファイバ固定基板、およびこれを利用した光モジュール
に関する。
子を結合するのに用いる光ファイバ固定基板に関し、特
に素線部と被覆部を有する光ファイバを整列固定する光
ファイバ固定基板、およびこれを利用した光モジュール
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバ固定基板10を図11
に示す。基板上にV溝11の列とV溝11より深い平面
状段差14が連続的に形成され光ファイバ固定基板10
となっている。ここで、V溝11の軸方向をX軸方向、
これに垂直な光ファイバ固定基板10の平面上の方向を
Y軸方向、光ファイバ固定基板10の基板厚方向をZ軸
方向とすることとしこの方向は以下でも同一とする。従
来形状の光ファイバ固定基板10の製作は、V溝11を
シリコン等の半導体の異方性エッチングで作成し、しか
る後平面状段差14をダイシング加工で作成することで
行っていた。
に示す。基板上にV溝11の列とV溝11より深い平面
状段差14が連続的に形成され光ファイバ固定基板10
となっている。ここで、V溝11の軸方向をX軸方向、
これに垂直な光ファイバ固定基板10の平面上の方向を
Y軸方向、光ファイバ固定基板10の基板厚方向をZ軸
方向とすることとしこの方向は以下でも同一とする。従
来形状の光ファイバ固定基板10の製作は、V溝11を
シリコン等の半導体の異方性エッチングで作成し、しか
る後平面状段差14をダイシング加工で作成することで
行っていた。
【0003】光ファイバ固定基板10に光ファイバを固
定し、光導波路との光結合を図った状態を図12に示
す。平面状段差14上にテープファイバ30の被覆部が
設置される。テープファイバ30はコア31とクラッド
32からなる光ファイバ素線33を個別にチューブ状被
覆34で覆ったチューブ状被覆付きファイバ35を整列
し、テープ状被覆36で覆った構造をしている。そし
て、テープ状被覆36の一端から被覆を除外した光ファ
イバ素線33が露出しV溝11上に整列固定されてい
る。さらに、光ファイバ固定基板10のV溝11を有す
る側の端面に対向して光導波路基板50が設置され、光
導波路基板50上に形成された光導波路51の端面と光
ファイバ素線33の端面が近接して対向している。その
結果、光導波路51とテープファイバ30の間で光結合
がなされる。ここで、光ファイバ固定基板10へテープ
ファイバ30及び光ファイバ素線33を固定するには例
えば接着剤を利用できる。接着に際し、適宜に押さえ板
20を使用することで、光ファイバ固定基板10へテー
プファイバ30及び光ファイバ素線33をより確実に整
列固定することができる。
定し、光導波路との光結合を図った状態を図12に示
す。平面状段差14上にテープファイバ30の被覆部が
設置される。テープファイバ30はコア31とクラッド
32からなる光ファイバ素線33を個別にチューブ状被
覆34で覆ったチューブ状被覆付きファイバ35を整列
し、テープ状被覆36で覆った構造をしている。そし
て、テープ状被覆36の一端から被覆を除外した光ファ
イバ素線33が露出しV溝11上に整列固定されてい
る。さらに、光ファイバ固定基板10のV溝11を有す
る側の端面に対向して光導波路基板50が設置され、光
導波路基板50上に形成された光導波路51の端面と光
ファイバ素線33の端面が近接して対向している。その
結果、光導波路51とテープファイバ30の間で光結合
がなされる。ここで、光ファイバ固定基板10へテープ
ファイバ30及び光ファイバ素線33を固定するには例
えば接着剤を利用できる。接着に際し、適宜に押さえ板
20を使用することで、光ファイバ固定基板10へテー
プファイバ30及び光ファイバ素線33をより確実に整
列固定することができる。
【0004】従来形状の光ファイバ固定基板10はY軸
方向にテープファイバ30の被覆部を押さえる構造がな
いので、接着前はテープファイバ30がY軸方向に動き
易く、従って光ファイバを整列固定するのに障害となっ
ていた。また、ダイシング加工によって平面状段差14
を形成するので、ダイシングソーをY軸方向に往復加工
せねばならず、加工に長時間を要していた。さらに平面
度も良いとは言えず、このため光ファイバの整列固定の
精度の向上の障害となっていた。
方向にテープファイバ30の被覆部を押さえる構造がな
いので、接着前はテープファイバ30がY軸方向に動き
易く、従って光ファイバを整列固定するのに障害となっ
ていた。また、ダイシング加工によって平面状段差14
を形成するので、ダイシングソーをY軸方向に往復加工
せねばならず、加工に長時間を要していた。さらに平面
度も良いとは言えず、このため光ファイバの整列固定の
精度の向上の障害となっていた。
【発明が解決しようとする課題】以上のような状況に鑑
み、本発明は光ファイバをより確実に整列固定できる光
ファイバ固定基板、及びその光ファイバ固定基板を迅速
かつ容易に製造できる製造方法を提供することを目的と
する。また、光ファイバ固定基板を利用した光モジュー
ルを提供することをも目的とする。
み、本発明は光ファイバをより確実に整列固定できる光
ファイバ固定基板、及びその光ファイバ固定基板を迅速
かつ容易に製造できる製造方法を提供することを目的と
する。また、光ファイバ固定基板を利用した光モジュー
ルを提供することをも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、素線部とこ
の素線部を覆う被覆部を有する光ファイバを整列固定す
るために、素線部を固定する第1の溝と、この第1の溝
に連続し前記被覆部を固定する第2の溝を有し、かつ前
記第1及び第2の溝をシリコンの異方性エッチングによ
り形成してなる光ファイバ固定基板を構成する。前記第
1及び第2の溝がV溝または台形溝である光ファイバ固
定基板を構成する。第1の溝と第2の溝の間に垂直溝が
形成された光ファイバ固定基板を構成する。
の素線部を覆う被覆部を有する光ファイバを整列固定す
るために、素線部を固定する第1の溝と、この第1の溝
に連続し前記被覆部を固定する第2の溝を有し、かつ前
記第1及び第2の溝をシリコンの異方性エッチングによ
り形成してなる光ファイバ固定基板を構成する。前記第
1及び第2の溝がV溝または台形溝である光ファイバ固
定基板を構成する。第1の溝と第2の溝の間に垂直溝が
形成された光ファイバ固定基板を構成する。
【0006】光ファイバ固定基板を用い、第1の溝に固
定された素線部、第2の溝に固定された被覆部を有する
光ファイバ、光ファイバ固定基板上に設置され光ファイ
バの素線部の端面に対向する発光端もしくは受光端を有
する光素子、からなる光モジュールを構成する。
定された素線部、第2の溝に固定された被覆部を有する
光ファイバ、光ファイバ固定基板上に設置され光ファイ
バの素線部の端面に対向する発光端もしくは受光端を有
する光素子、からなる光モジュールを構成する。
【0007】また、本発明では第1、第2の溝の形成部
の境界に補償パターンを設けたマスクを形成した後、シ
リコン基板を異方性エッチングすることにより、前記第
1及び第2の溝を形成する工程からなる光ファイバ固定
基板の製造方法を構成する。
の境界に補償パターンを設けたマスクを形成した後、シ
リコン基板を異方性エッチングすることにより、前記第
1及び第2の溝を形成する工程からなる光ファイバ固定
基板の製造方法を構成する。
【0008】さらに、本発明では第1、第2の溝間の境
界部を残して、シリコン基板を異方性エッチングするこ
とにより、第1及び第2の溝を分離して形成し、その
後、前記境界部に垂直溝を形成することにより前記第1
及び第2の溝を連続してなる工程からなる光ファイバ固
定基板の製造方法を構成する。
界部を残して、シリコン基板を異方性エッチングするこ
とにより、第1及び第2の溝を分離して形成し、その
後、前記境界部に垂直溝を形成することにより前記第1
及び第2の溝を連続してなる工程からなる光ファイバ固
定基板の製造方法を構成する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1に示
す。この光ファイバ固定基板10は図11に示した従来
の光ファイバ固定基板10を改良したものであり、図1
2に示すテープファイバ30を整列固定するためのもの
である。光ファイバ固定基板10上にテープファイバ3
0の光ファイバ素線33を固定するためのV溝11の列
とテープ状被覆36を固定するための台形溝13が連続
して形成されている。台形溝13はその端面がV溝11
の端面と対向し、台形溝13の底に対して斜めに交わる
側面を有する。この側面によりテープ状被覆36のY軸
方向への動きを規制し、テープファイバ30の整列固定
を容易ならしめている。光ファイバ固定基板10は
(1,0,0)面方位のシリコン基板により構成され、
V溝11と台形溝13の側面は(1,1,1)面方位で
あり、台形溝13の底面は(1,0,0)面方位となっ
ている。さらに、V溝11と台形溝13の境界にはV溝
11の両脇に高次方位エッチング面17が形成されてい
るが、これについては後で詳しく説明する。以下のよう
なシリコンの微細加工によって形成された、V溝11、
台形溝13の精密さが、光ファイバの整列固定をより確
実ならしめている。
す。この光ファイバ固定基板10は図11に示した従来
の光ファイバ固定基板10を改良したものであり、図1
2に示すテープファイバ30を整列固定するためのもの
である。光ファイバ固定基板10上にテープファイバ3
0の光ファイバ素線33を固定するためのV溝11の列
とテープ状被覆36を固定するための台形溝13が連続
して形成されている。台形溝13はその端面がV溝11
の端面と対向し、台形溝13の底に対して斜めに交わる
側面を有する。この側面によりテープ状被覆36のY軸
方向への動きを規制し、テープファイバ30の整列固定
を容易ならしめている。光ファイバ固定基板10は
(1,0,0)面方位のシリコン基板により構成され、
V溝11と台形溝13の側面は(1,1,1)面方位で
あり、台形溝13の底面は(1,0,0)面方位となっ
ている。さらに、V溝11と台形溝13の境界にはV溝
11の両脇に高次方位エッチング面17が形成されてい
るが、これについては後で詳しく説明する。以下のよう
なシリコンの微細加工によって形成された、V溝11、
台形溝13の精密さが、光ファイバの整列固定をより確
実ならしめている。
【0010】第1の実施例に係る光ファイバ固定基板1
0の具体的な製造工程は以下のようになる。 (1)シリコン基板上へのマスクの形成 (2)マスクを利用したシリコン基板の異方性エッチン
グ シリコン基板としては(1,0,0)面方位のシリコン
基板を使用できる。マスクの形成は図2に示すマスクパ
ターンを使って行なえる。このマスクパターンではV溝
形成部61と台形溝形成部62がともに開口し、それ以
外の部分がマスクで保護される部分である。ここでマス
クパターンのV溝形成部61と台形溝形成部62の幅は
サイドエッチを考慮し、最終的に形成されるV溝11と
台形溝13の幅に比して細くしておく必要がある。この
マスクパターンを用いてシリコン基板上にマスクを形成
する。具体的には次の様になる。まず、シリコン基板に
熱酸化法等でSiO2の層を形成する。そして、SiO
2層上に前記マスクパターンのレジストを例えば感光性
レジストのフォトリソグラフィにより形成する。その
後、レジストをマスクとしてフッ酸等でエッチングする
ことにより、V溝形成部61と台形溝形成部62のSi
O2の層を除去する。このようにして、シリコン上にS
iO2のマスクが形成される。シリコンの異方性エッチ
ングに際しては例えばKOHの水溶液をエッチング液と
して使用できる。マスクの開口部に露出したシリコン基
板が異方性エッチングされることにより、V溝形成部6
1と台形溝形成部62にそれぞれV溝11と台形溝13
が形成される。大きなシリコン基板上に多数の光ファイ
バ固定基板10のパターンを一度にエッチング形成し、
エッチング終了後に個別の光ファイバ固定基板10とし
て切り出すことで、非常に効率良い製造が可能となる。
0の具体的な製造工程は以下のようになる。 (1)シリコン基板上へのマスクの形成 (2)マスクを利用したシリコン基板の異方性エッチン
グ シリコン基板としては(1,0,0)面方位のシリコン
基板を使用できる。マスクの形成は図2に示すマスクパ
ターンを使って行なえる。このマスクパターンではV溝
形成部61と台形溝形成部62がともに開口し、それ以
外の部分がマスクで保護される部分である。ここでマス
クパターンのV溝形成部61と台形溝形成部62の幅は
サイドエッチを考慮し、最終的に形成されるV溝11と
台形溝13の幅に比して細くしておく必要がある。この
マスクパターンを用いてシリコン基板上にマスクを形成
する。具体的には次の様になる。まず、シリコン基板に
熱酸化法等でSiO2の層を形成する。そして、SiO
2層上に前記マスクパターンのレジストを例えば感光性
レジストのフォトリソグラフィにより形成する。その
後、レジストをマスクとしてフッ酸等でエッチングする
ことにより、V溝形成部61と台形溝形成部62のSi
O2の層を除去する。このようにして、シリコン上にS
iO2のマスクが形成される。シリコンの異方性エッチ
ングに際しては例えばKOHの水溶液をエッチング液と
して使用できる。マスクの開口部に露出したシリコン基
板が異方性エッチングされることにより、V溝形成部6
1と台形溝形成部62にそれぞれV溝11と台形溝13
が形成される。大きなシリコン基板上に多数の光ファイ
バ固定基板10のパターンを一度にエッチング形成し、
エッチング終了後に個別の光ファイバ固定基板10とし
て切り出すことで、非常に効率良い製造が可能となる。
【0011】マスクパターンにはV溝形成部61と台形
溝形成部62の境界にあるV溝形成部61の両脇の角部
に凸状にマスクされたマスク凸部63が存在する。この
マスク凸部63の角にはシリコンの高次方位の面が多数
露出することになる。そして、このうちエッチング速度
の大きい面、例えば(2,2,1)、(3,3,1)方
位面等がエッチングされてエッチング面として残ること
になる。このように形成された高次でエッチング速度の
早い面を高次方位エッチング面と呼ぶこととする。図1
の光ファイバ固定基板10において高次方位エッチング
面17が形成されるのは以上の理由による。一般に高次
方位エッチング面17の存在自体は光ファイバ固定基板
10を使用する上で障害にはならない。しかし、V溝1
1に対し台形溝13の深さを大きくしようとするときに
は高次方位エッチング面17のエッチング速度が大きい
ことが適正なサイズの光ファイバ固定基板10を形成す
る上で障害となり得る。これを図3、図4で説明する。
図3、図4はV溝11、台形溝13がエッチング途中の
シリコン基板を表わし、図4は図3より長時間エッチン
グされたシリコン基板である。また、A、Bはそれぞれ
シリコン基板の正面図、側面図である。(1,0,0)
面方位のシリコン基板のエッチングによりV溝11の側
面、台形溝13の側面が形成される。この面の面方位は
(1,1,1)面であり、エッチング速度は比較的遅
い。そして、台形溝13の底面は(1,0,0)方位面
であり、エッチング速度は(1,1,1)面に比して速
い、V溝11の側面と台形溝13の底面のエッチング速
度の相違によりエッチング時間を大きくすることでV溝
11の深さHaと台形溝13の深さHbの割合を調整で
きる。ここで、V溝11と台形溝13の境界に存在する
高次方位エッチング面17のエッチング速度が(1,
0,0)面のエッチング速度より更に大きいことからV
溝の長さLaはエッチングとともに短くなり、その分台
形溝の長さLbが長くなってくる。このことが、自由に
決められたサイズの光ファイバ固定基板10の製作を行
なうことを困難にする。即ち、光ファイバ固定基板10
のサイズを小型にしようとする場合において、台形溝の
深さHbを深くしようとすればするほど、V溝11の長
さLaが短くなる傾向を生じる。その結果、光ファイバ
固定基板10への光ファイバの固定が適切に行なわれ難
くなる。
溝形成部62の境界にあるV溝形成部61の両脇の角部
に凸状にマスクされたマスク凸部63が存在する。この
マスク凸部63の角にはシリコンの高次方位の面が多数
露出することになる。そして、このうちエッチング速度
の大きい面、例えば(2,2,1)、(3,3,1)方
位面等がエッチングされてエッチング面として残ること
になる。このように形成された高次でエッチング速度の
早い面を高次方位エッチング面と呼ぶこととする。図1
の光ファイバ固定基板10において高次方位エッチング
面17が形成されるのは以上の理由による。一般に高次
方位エッチング面17の存在自体は光ファイバ固定基板
10を使用する上で障害にはならない。しかし、V溝1
1に対し台形溝13の深さを大きくしようとするときに
は高次方位エッチング面17のエッチング速度が大きい
ことが適正なサイズの光ファイバ固定基板10を形成す
る上で障害となり得る。これを図3、図4で説明する。
図3、図4はV溝11、台形溝13がエッチング途中の
シリコン基板を表わし、図4は図3より長時間エッチン
グされたシリコン基板である。また、A、Bはそれぞれ
シリコン基板の正面図、側面図である。(1,0,0)
面方位のシリコン基板のエッチングによりV溝11の側
面、台形溝13の側面が形成される。この面の面方位は
(1,1,1)面であり、エッチング速度は比較的遅
い。そして、台形溝13の底面は(1,0,0)方位面
であり、エッチング速度は(1,1,1)面に比して速
い、V溝11の側面と台形溝13の底面のエッチング速
度の相違によりエッチング時間を大きくすることでV溝
11の深さHaと台形溝13の深さHbの割合を調整で
きる。ここで、V溝11と台形溝13の境界に存在する
高次方位エッチング面17のエッチング速度が(1,
0,0)面のエッチング速度より更に大きいことからV
溝の長さLaはエッチングとともに短くなり、その分台
形溝の長さLbが長くなってくる。このことが、自由に
決められたサイズの光ファイバ固定基板10の製作を行
なうことを困難にする。即ち、光ファイバ固定基板10
のサイズを小型にしようとする場合において、台形溝の
深さHbを深くしようとすればするほど、V溝11の長
さLaが短くなる傾向を生じる。その結果、光ファイバ
固定基板10への光ファイバの固定が適切に行なわれ難
くなる。
【0012】この製作の困難を回避するのが図5に示す
補償パターン付マスクパターンであり、このマスクパタ
ーンを用いて光ファイバ固定基板10を製作する方法が
本願発明の第2の実施例である。このマスクパターンで
はV溝形成部61と台形溝形成部62の境界に補償パタ
ーン65が設けられている。補償パターン65の先端に
あるマスク凸部63Aは図2に示す高次方位エッチング
面17が出現するマスクパターンのマスク凸部63の角
の部分を台形溝形成部62の長さ方向に延長したものに
相当する。この結果補償パターンの長さLcを適宜長く
することで、台形溝13の深さが深くなってもV溝11
の長さLaが過度に短くなることを回避できる。これ以
外の点は図2のエッチングマスクを使用して用いて光フ
ァイバ固定基板10を製作する場合と同様なので記載を
省略する。以上のように補償パターン付きマスクパター
ンを使用することで補償パターンを用いない場合より、
より深い台形溝13を形成できる。
補償パターン付マスクパターンであり、このマスクパタ
ーンを用いて光ファイバ固定基板10を製作する方法が
本願発明の第2の実施例である。このマスクパターンで
はV溝形成部61と台形溝形成部62の境界に補償パタ
ーン65が設けられている。補償パターン65の先端に
あるマスク凸部63Aは図2に示す高次方位エッチング
面17が出現するマスクパターンのマスク凸部63の角
の部分を台形溝形成部62の長さ方向に延長したものに
相当する。この結果補償パターンの長さLcを適宜長く
することで、台形溝13の深さが深くなってもV溝11
の長さLaが過度に短くなることを回避できる。これ以
外の点は図2のエッチングマスクを使用して用いて光フ
ァイバ固定基板10を製作する場合と同様なので記載を
省略する。以上のように補償パターン付きマスクパター
ンを使用することで補償パターンを用いない場合より、
より深い台形溝13を形成できる。
【0013】補償パターン付きマスクパターンを使用し
た場合であっても、形成できる台形溝13の深さHbに
は一定の限界がある。即ちシリコン基板を有効に活用し
製造効率を上げることを考えると補償パターン長Lcは
台形溝13の長さより長くし難い。従い、図1の光ファ
イバ固定基板10の構造では如何に製造方法を改良して
も、自由な設計、製作には一定の限界がある。この点を
改良した光ファイバ固定基板10の構造を図6に示しこ
れを本願の第3の実施例とする。光ファイバ固定基板1
0上にV溝11の列と台形溝13が垂直溝18を介して
連続的に形成されている。後述するように、図6の光フ
ァイバ固定基板10ではV溝11と台形溝13の間に垂
直溝18が存在することにより、自由なサイズの基板を
容易に製作できる。
た場合であっても、形成できる台形溝13の深さHbに
は一定の限界がある。即ちシリコン基板を有効に活用し
製造効率を上げることを考えると補償パターン長Lcは
台形溝13の長さより長くし難い。従い、図1の光ファ
イバ固定基板10の構造では如何に製造方法を改良して
も、自由な設計、製作には一定の限界がある。この点を
改良した光ファイバ固定基板10の構造を図6に示しこ
れを本願の第3の実施例とする。光ファイバ固定基板1
0上にV溝11の列と台形溝13が垂直溝18を介して
連続的に形成されている。後述するように、図6の光フ
ァイバ固定基板10ではV溝11と台形溝13の間に垂
直溝18が存在することにより、自由なサイズの基板を
容易に製作できる。
【0014】この光ファイバ固定基板10の製作工程が
本願の第4の実施例であり、具体的には次の工程を経
る。 (1)シリコン基板への開口部ギャップ付マスクパター
ン形成 (2)マスクを利用したシリコン基板のエッチング (3)V溝11と台形溝13間への垂直溝形成 この工程に使用する開口部ギャップ付マスクパターンを
図7に示す。このマスクパターンではV溝形成部61と
台形溝形成部62それぞれの開口部の間に開口部間ギャ
ップ67が設けられている。この結果、この開口部間ギ
ャップ67付マスクパターンにはV溝形成部61と台形
溝形成部62の境界にパターン凸部は存在しない。この
ためこのマスクでシリコン基板をエッチングすると図8
の様にエッチング速度の大きな高次方位エッチング面が
出現せず、深い台形溝13の製作が容易となる。ここで
図8のA、Bはそれぞれシリコン基板の平面図、側面図
を表わしている。図8のV溝11と台形溝13の間には
エッチングされない部分が存在するが、この部分をエッ
チング後に除去すれば良い。これを垂直溝13の形成に
よって行なう。垂直溝18はV溝11と台形溝13の何
れよりも深さが深ければ足り、その深さに精度を要しな
い。またその幅、側面の形状についても特に厳格である
必要はなく、V溝11と台形溝13間の非エッチング部
が除去されていれば足りる。即ち、垂直溝18はエッチ
ング加工に比し低精度の加工方法を利用して適宜形成で
きる。例えばダイシングソーを図8のV溝11と台形溝
13の境界に沿って走らせることによって行なえる。こ
こで、シリコン基板上に多数の光ファイバ固定基板10
を並列に形成されるようにマスクパターンを形成すれ
ば、ダイシングソーの一度の走行で多数の光ファイバ固
定基板10の形成が可能となる。
本願の第4の実施例であり、具体的には次の工程を経
る。 (1)シリコン基板への開口部ギャップ付マスクパター
ン形成 (2)マスクを利用したシリコン基板のエッチング (3)V溝11と台形溝13間への垂直溝形成 この工程に使用する開口部ギャップ付マスクパターンを
図7に示す。このマスクパターンではV溝形成部61と
台形溝形成部62それぞれの開口部の間に開口部間ギャ
ップ67が設けられている。この結果、この開口部間ギ
ャップ67付マスクパターンにはV溝形成部61と台形
溝形成部62の境界にパターン凸部は存在しない。この
ためこのマスクでシリコン基板をエッチングすると図8
の様にエッチング速度の大きな高次方位エッチング面が
出現せず、深い台形溝13の製作が容易となる。ここで
図8のA、Bはそれぞれシリコン基板の平面図、側面図
を表わしている。図8のV溝11と台形溝13の間には
エッチングされない部分が存在するが、この部分をエッ
チング後に除去すれば良い。これを垂直溝13の形成に
よって行なう。垂直溝18はV溝11と台形溝13の何
れよりも深さが深ければ足り、その深さに精度を要しな
い。またその幅、側面の形状についても特に厳格である
必要はなく、V溝11と台形溝13間の非エッチング部
が除去されていれば足りる。即ち、垂直溝18はエッチ
ング加工に比し低精度の加工方法を利用して適宜形成で
きる。例えばダイシングソーを図8のV溝11と台形溝
13の境界に沿って走らせることによって行なえる。こ
こで、シリコン基板上に多数の光ファイバ固定基板10
を並列に形成されるようにマスクパターンを形成すれ
ば、ダイシングソーの一度の走行で多数の光ファイバ固
定基板10の形成が可能となる。
【0015】図6の第3の実施例の変形例を図9に示
す。ここではV溝11が中途まで形成され、V溝11と
対向する端面を有し、かつV溝11より溝が深いV溝1
3Aが垂直溝18を介して一体的に形成されている。な
お、ここでV溝13Aは特にV溝形状である必要はな
く、台形形状であっても光ファイバの固定には差し支え
ない。そして、図9の光ファイバ固定基板10を利用し
た光発光モジュールを図10に示す。コア31、クラッ
ド32からなる光ファイバ素線33の一部がフェルール
75で被覆され光ファイバの被覆部を構成する。そし
て、フェルール75の端部から露出した光ファイバ素線
33が光ファイバの素線部を構成する。そして、フェル
ール75はV溝13A上に固定されている。ここで、図
示はされていないがコネクタシェル等をフェルール75
に取り付ければ、フェルール75は光コネクタプラグと
して機能し光コネクタ・レセプタクルへの取付けが可能
となる。フェルール75中を通った光ファイバ素線33
はV溝11上に固定される。光ファイバの固定は接着剤
により行い、整列固定をより確実に行なうため、押さえ
板20Aで押さえて固定が行なわれる。押さえ板20A
にはフェルール75に対応したV溝21が形成され、光
ファイバの整列固定をより確実ならしめている。V溝1
1上において光ファイバ素線33の端面は光ファイバ固
定基板10上に固定された発光素子80の発光端81と
近接対向している。発光素子80は素線部位固定部12
上の金属配線82aさらには金属配線82b、ワイヤー
83と通じて電気的に接続されている。ここで、金属配
線82a、82bは例えば真空蒸着をパターニングする
ことで形成できる。また、ワイヤー83はいわゆるワイ
ヤーボンディングにより発光素子80及び金属配線82
bと接続される。
す。ここではV溝11が中途まで形成され、V溝11と
対向する端面を有し、かつV溝11より溝が深いV溝1
3Aが垂直溝18を介して一体的に形成されている。な
お、ここでV溝13Aは特にV溝形状である必要はな
く、台形形状であっても光ファイバの固定には差し支え
ない。そして、図9の光ファイバ固定基板10を利用し
た光発光モジュールを図10に示す。コア31、クラッ
ド32からなる光ファイバ素線33の一部がフェルール
75で被覆され光ファイバの被覆部を構成する。そし
て、フェルール75の端部から露出した光ファイバ素線
33が光ファイバの素線部を構成する。そして、フェル
ール75はV溝13A上に固定されている。ここで、図
示はされていないがコネクタシェル等をフェルール75
に取り付ければ、フェルール75は光コネクタプラグと
して機能し光コネクタ・レセプタクルへの取付けが可能
となる。フェルール75中を通った光ファイバ素線33
はV溝11上に固定される。光ファイバの固定は接着剤
により行い、整列固定をより確実に行なうため、押さえ
板20Aで押さえて固定が行なわれる。押さえ板20A
にはフェルール75に対応したV溝21が形成され、光
ファイバの整列固定をより確実ならしめている。V溝1
1上において光ファイバ素線33の端面は光ファイバ固
定基板10上に固定された発光素子80の発光端81と
近接対向している。発光素子80は素線部位固定部12
上の金属配線82aさらには金属配線82b、ワイヤー
83と通じて電気的に接続されている。ここで、金属配
線82a、82bは例えば真空蒸着をパターニングする
ことで形成できる。また、ワイヤー83はいわゆるワイ
ヤーボンディングにより発光素子80及び金属配線82
bと接続される。
【0016】金属配線82a、82bに電源を接続する
ことでり発光素子80は発光し、発光部81から発せら
れた光は発光部81と対向する光ファイバ素線33の端
面を通じて、フェルール75の端面に露出した光ファイ
バ素線33の端面に到達する。ここで、フェルールの端
部を図示されていない光コネクタレセプタクルに挿入す
ると光は更に適宜の場所に達する。このように図10の
光モジュールはフェルール75ひいては光コネクタプラ
グを有し、他の機器と適宜に接続して使用でき、便宜で
ある。図10では例として発光素子80を有する発光モ
ジュールを示したが、発光素子80の代わりに受光素子
を用いれば受光モジュールを構成できる。更にフェルー
ル75の代わりに被覆付の光ファイバを使用すればいわ
ゆるピッグテール型光モジュールを構成し得ることは勿
論である。
ことでり発光素子80は発光し、発光部81から発せら
れた光は発光部81と対向する光ファイバ素線33の端
面を通じて、フェルール75の端面に露出した光ファイ
バ素線33の端面に到達する。ここで、フェルールの端
部を図示されていない光コネクタレセプタクルに挿入す
ると光は更に適宜の場所に達する。このように図10の
光モジュールはフェルール75ひいては光コネクタプラ
グを有し、他の機器と適宜に接続して使用でき、便宜で
ある。図10では例として発光素子80を有する発光モ
ジュールを示したが、発光素子80の代わりに受光素子
を用いれば受光モジュールを構成できる。更にフェルー
ル75の代わりに被覆付の光ファイバを使用すればいわ
ゆるピッグテール型光モジュールを構成し得ることは勿
論である。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る光ファイバ固定基板は光フ
ァイバをより確実に整列固定できる効果を有する。さら
に、本発明は高精度の光ファイバ固定基板を迅速かつ容
易に製造できる効果を有する。
ァイバをより確実に整列固定できる効果を有する。さら
に、本発明は高精度の光ファイバ固定基板を迅速かつ容
易に製造できる効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施例に係る光ファイバ固定基
板を示す斜視図である。
板を示す斜視図である。
【図2】図1の光ファイバ固定基板の製造に使用するマ
スクパターンを示す平面図である。
スクパターンを示す平面図である。
【図3】図2のマスクパターンを使用してシリコン基板
をエッチングする途中の基板形状を示す平面図、側面図
である。
をエッチングする途中の基板形状を示す平面図、側面図
である。
【図4】図2のマスクパターンを使用してシリコン基板
をエッチングする途中の基板形状であって図3より長時
間エッチングした状態を示す平面図、側面図である。
をエッチングする途中の基板形状であって図3より長時
間エッチングした状態を示す平面図、側面図である。
【図5】本発明の第2の実施例たる光ファイバ固定基板
の製造方法に使用する補償パターン付きマスクパターン
を示す平面図である。
の製造方法に使用する補償パターン付きマスクパターン
を示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る光ファイバ固定基
板を示す斜視図である。
板を示す斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施例たる図6の光ファイバ固
定基板の製造方法に使用する開口部間ギャップ付マスク
パターンを示す平面図である。
定基板の製造方法に使用する開口部間ギャップ付マスク
パターンを示す平面図である。
【図8】図7に示す開口部間ギャップ付マスクパターン
を用いてエッチングしたシリコン基板を示す平面図、側
面図である。
を用いてエッチングしたシリコン基板を示す平面図、側
面図である。
【図9】本発明の第4の実施例の変形例に係る光ファイ
バ固定基板を示す斜視図である。
バ固定基板を示す斜視図である。
【図10】図9の光ファイバ固定基板を用いた光モジュ
ールを示す斜視図である。
ールを示す斜視図である。
【図11】従来の光ファイバ固定基板を示す斜視図であ
る。
る。
【図12】従来の光ファイバ固定基板を用いて光ファイ
バを固定した状態を示す斜視図である。
バを固定した状態を示す斜視図である。
10:光ファイバ固定基板 11:V溝 13:台形溝 13A:V溝 14:平面状段差 17:高次方位エッチング面 18:垂直溝 20:押さえ板 20A:押さえ板 21:V溝 30:テープファイバ 31:コア 32:クラッド 33:光ファイバ素線 34:チューブ状被覆 35:チューブ状被覆付きファイバ 36:テープ状被覆 50:光導波路基板 51:光導波路 61:V溝形成部 62:台形溝形成部 63:マスク凸部 63A:マスク凸部 65:補償パターン 67:開口部間ギャップ 75:フェルール 80:発光素子 81:発光端 82a:金属配線 82b:金属配線
Claims (6)
- 【請求項1】素線部とこの素線部を覆う被覆部を有する
光ファイバを整列固定するための光ファイバ固定基板で
あって、 a)前記素線部を固定する第1の溝と、この第1の溝に
連続し前記被覆部を固定する第2の溝を有し、 b)前記第1及び第2の溝をシリコンの異方性エッチン
グにより形成してなる、ことを特徴とする光ファイバ固
定基板。 - 【請求項2】請求項1に記載された光ファイバ固定基板
において、 第1及び第2の溝がV溝または台形溝であることを特徴
とする光ファイバ固定基板。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載された光フ
ァイバ固定基板において、第1及び第2の溝の間に垂直
溝が形成されていることを特徴とする、光ファイバ固定
基板。 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3に記載された光ファ
イバ固定基板を用いた光モジュールであって、 a)第1の溝に固定された素線部、第2の溝に固定され
た被覆部を有する光ファイバ、 b)光ファイバ固定基板上に設置され第1の溝上に固定
された光ファイバの素線部の端面に対向する発光端もし
くは受光端を有する光素子、 からなることを特徴とする光モジュール。 - 【請求項5】請求項2に記載された光ファイバ固定基板
を製造する方法であって、 第1及び第2の溝に対応した開口部と、前記第1、第2
の溝の境界に設けられた補償パターンを有するマスク
を、シリコン基板の一面に形成した後、シリコン基板を
異方性エッチングすることにより、前記第1及び第2の
溝を形成する、 ことを特徴とする光ファイバ固定基板の製造方法。 - 【請求項6】前記請求項3に記載された光ファイバ固定
基板を製造する方法であって、 シリコン基板を異方性エッチングすることにより、第1
及び第2の溝を分離して形成し、その後、前記第1、第
2の溝の境界に垂直溝を形成することにより前記第1及
び第2の溝を連続してなる、 ことを特徴とする光ファイバ固定基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22417697A JPH1138274A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 光ファイバ固定基板、光モジュール、及び光ファイバ固定基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22417697A JPH1138274A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 光ファイバ固定基板、光モジュール、及び光ファイバ固定基板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1138274A true JPH1138274A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16809724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22417697A Pending JPH1138274A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 光ファイバ固定基板、光モジュール、及び光ファイバ固定基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1138274A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001201656A (ja) * | 2000-01-20 | 2001-07-27 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 固定部品およびその固定部品を用いた光部品 |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP22417697A patent/JPH1138274A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001201656A (ja) * | 2000-01-20 | 2001-07-27 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 固定部品およびその固定部品を用いた光部品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010626 |