JPH1138064A - シーケンス制御回路の監視装置 - Google Patents

シーケンス制御回路の監視装置

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JPH1138064A
JPH1138064A JP19144597A JP19144597A JPH1138064A JP H1138064 A JPH1138064 A JP H1138064A JP 19144597 A JP19144597 A JP 19144597A JP 19144597 A JP19144597 A JP 19144597A JP H1138064 A JPH1138064 A JP H1138064A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーケンス制御回路が抱える接点やリレーの
動作の異常を早期に発見して、故障の発生を未然に防
ぎ、保守点検の作業効率およびコストを大幅に改善する
ことのできるシーケンス制御回路の監視装置を提供する
こと。 【解決手段】 制御部2は、入力手段6を介して、監視
対象のシーケンス制御回路から各接点のステータス信号
および各リレーのトリガー信号を取り込み、各接点およ
びリレーの動作状態を、シーケンス制御の上位に位置す
る接点およびリレーの動作状態に対応づけて表示手段8
に表示制御する。したがって、表示手段8の表示内容か
ら各接点およびリレーの動作状態が把握され、異常原因
を抱える接点またはリレーが特定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエレベータ
などの運行をシーケンス制御するシーケンス制御回路の
監視装置に関し、特にシーケンス制御回路を構成する接
点やリレーの動作を監視するためのシーケンス制御回路
の監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータの運行はシーケンス制
御されており、シーケンスの進行に従ってその上位側か
ら下位側に向けて順次動作する複数の接点およびリレー
を有したシーケンス制御回路が用いられている。
【0003】このシーケンス制御回路を構成する接点ま
たはリレーの動作に異常が生じると、シーケンスの進行
が中断され、エレベータの運行に著しい支障が生じる。
このため、シーケンス制御回路の各接点やリレーについ
て定期的な保守点検を行ない、その動作状態を良好に維
持管理するのが通常である。
【0004】図8は、従来から行われているエレベータ
の定期点検の作業形態を説明するための図である。同図
に示すように、定期点検時には、点検作業者が、機械室
18において制御装置19に組み込まれた電磁リレー2
0などの動作試験を行い、エレベータの運行を制御する
シーケンス制御回路の各接点やリレーの動作状態を点検
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シーケンス
制御回路の接点の動作の異常が、経年劣化や埃などの付
着に起因したものである場合や、リレーの動作の異常
が、断線状態にまで至っていない程度の励磁コイルの劣
化に起因したものである場合は、接点やリレーが入った
り入らなかったりして、動作が不安定になるものの、や
がては正常な状態に回復することが多い。このような場
合、従来から行われている定期点検によっては、定期点
検中に生じた異常を除いて、点検作業者は接点やリレー
の動作の異常を知ることができないという問題がある。
【0006】そして、このように潜在する動作の異常を
抱えたまま、接点やリレーの動作が繰り返し行われる
と、接点やリレー(励磁コイル)の劣化が進行し、ある
いは埃の付着量が増えて、その動作が正常な状態に回復
しなくなる。この結果、シーケンス制御回路に故障が生
じて、エレベータなどの運行が停止するという極めて深
刻な事態を招く。
【0007】また、このように潜在する接点やリレーの
動作の異常を定期点検時に排除しようとすると、動作の
異常が疑われる箇所を含めて広範囲に電磁リレーの入れ
替えを行う必要がある。この場合、多くの正常な電磁リ
レーも入れ替えの対象とされるため、極めて作業効率が
悪く、多くの作業時間を必要とする上に、保守点検に要
するコストの上昇を招くという問題がある。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、シーケンス制御回路の接点やリレーの動
作の異常を早期に発見して、故障の発生を未然に防ぐと
共に、保守点検の作業効率およびコストを大幅に改善す
ることのできるシーケンス制御回路の監視装置を提供す
ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決達成するため、以下の構成を有する。すなわち、本発
明は、シーケンスの進行に従って動作する複数の接点及
びリレーを有し、制御対象をシーケンス制御するシーケ
ンス制御回路の上記接点及びリレーの動作状態を監視す
るシーケンス制御回路の監視装置において、上記シーケ
ンス制御回路を構成する各接点のステータス状態及び各
リレーのトリガー状態を入力する入力手段と、上記各接
点のステータス状態及び各リレーのトリガー状態を表示
するための表示手段と、上記入力手段を介して上記シー
ケンス制御回路の各接点のステータス状態及び各リレー
のトリガー状態を取り込み、上記各接点のステータス状
態及び各リレーのトリガー状態をシーケンス制御の上位
に位置する接点のステータス状態及びリレーのトリガー
状態に対応させて上記表示手段に表示制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、上記制御手段は、リレーが励磁され
た時は、その上位に位置する接点のステータス状態また
はリレーのトリガー状態の表示を消去制御することを特
徴とする。
【0011】さらに、記憶手段をさらに備え、上記制御
手段は、上記入力手段を介して取り込んだ上記各接点の
ステータス状態および各リレーのトリガー状態を上記記
憶手段に記憶させ、上記記憶手段の記憶内容に基づき上
記表示手段を表示制御することを特徴とする。
【0012】さらにまた、上記制御手段は、上記記憶手
段から上記各接点のステータス状態または各リレーのト
リガー状態を読み出し、上記各接点のステータス状態ま
たは各リレーのトリガー状態が異常か否かについて、上
記各接点のステータス状態または各リレーのトリガー状
態ならびにその上位に位置する接点のステータス状態ま
たはリレーのトリガー状態を参照して判別し、該判別の
結果に基づき上記表示手段を表示制御することを特徴と
する。
【0013】さらにまた、上記表示手段は、複数の発光
色を有する発光手段を備えてなり、該発光手段の発光状
態に対応させて上記各接点のステータス状態及び各リレ
ーのトリガー状態を表示するものであって、上記制御手
段は、シーケンス制御回路のシーケンスの進行に従って
定まる複数の接点のステータス状態またはリレーのトリ
ガー状態に応じて上記発光手段の発光色を選択して、上
記表示手段を表示制御することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るシーケ
ンス制御回路の監視装置(以下、単に「本監視装置」と
記す)は、シーケンス制御回路を構成する接点およびリ
レーの動作状態を監視するためのものであって、各接点
のステータス状態および各リレーのトリガー状態を表示
するものである。
【0015】以下、図1ないし図7を参照しながら本監
視装置について詳細に説明する。ここで、図1は本監視
装置の構成を示すブロック図であり、図2は本監視装置
の操作パネル側から見た外観図である。また、図3は本
監視装置が監視の対象とするシーケンス制御回路の一例
を示す図であり、図4および図5は本監視装置の表示部
の表示状態を説明するための図である。さらに、図6は
本監視装置の動作を説明するための波形図であり、図7
は外板パネルが除去された本監視装置の実装の一例を説
明するための図である。なお、各図において共通する要
素には同一符号を付す。
【0016】図1に示すように、本監視装置1は、後述
する図3に示す監視対象のシーケンス制御回路を構成す
る各接点のステータス信号および各リレーのトリガー信
号を入力する入力手段としてのインターフェース(I/
F)6と、上記各接点のステータス状態および各リレー
のトリガー状態を表示する表示手段としての表示部8
と、上記インターフェース6を介してシーケンス制御回
路の各接点のステータス信号および各リレーのトリガー
信号を取り込み、上記各接点のステータス状態および各
リレーのトリガー状態をシーケンス制御の上位に位置す
る接点のステータス状態およびリレーのトリガー状態に
対応させて上記表示部8に表示制御する制御手段として
の制御部(CPU)2とを備え、さらに、上記制御部2
が行う制御のプログラムを格納するための読み出し専用
メモリ(ROM)3と、上記制御部2が行う制御に関す
る処理結果を格納するためのランダムアクセスメモリ
(RAM)4と、上記制御部2に各種の動作命令を与え
るための操作部5と、後述の消去制御条件を設定するた
めの条件設定部7と、上記制御部2の処理結果を外部の
プリンタに出力するためのプリンタ用インターフェース
9と、本監視装置1を構成する各部の動作電源を供給す
るための電源部10と、上記インターフェース6および
9のそれぞれを外部に接続するコネクタとしての伝送入
力部11および伝送出力部12とを備えて構成される。
【0017】また、上述の表示部8は、監視対象のシー
ケンス制御回路を構成する各リレーのトリガー状態を表
示するためのトリガー表示部8aと、各接点のステータ
ス状態を表示するためのステータス表示部8bと、接点
やリレーの動作に異常が発生した時刻などを表示する時
刻表示部と、リレーがトリガーされた回数を表示するた
めのトリガー回数表示部8dとを備え、上記条件設定部
7は、後述の消去制御条件としてのトリガー信号および
トリガー形態をそれぞれ設定するためのスイッチS1,
S2を備える。
【0018】さらに、本監視装置1は、図2にその外観
を示すように、箱状の筺体に収納されたものとなってお
り、その正面側に配置された操作パネル(符号なし)に
は、上述の操作部5および表示部8と共に電源スイッチ
PSが配置され、その側面には上述の伝送入力部11及
び伝送出力部12が配置されている。なお、伝送入力部
11には、監視対象のシーケンス制御回路から各接点の
ステータス信号およびリレーのトリガー信号が入力さ
れ、伝送出力部12からは外部のプリンタを制御するた
めのプリンタ制御信号が出力される。
【0019】さらにまた、同図に示すように、トリガー
表示部8aには、監視対象のシーケンス制御回路を構成
するリレーの動作状態(トリガー状態)を表示するもの
として割り当てられた発光ダイオードT1,T2などの7
個のダイオードが配置され、ステータス表示部8bに
は、同じくシーケンス制御回路を構成する接点の動作状
態(ステータス状態)を表示するものとして割り当てら
れた発光ダイオードS11,S12などの18個の発光ダイ
オードが3行6列のマトリックス状に配置されている。
これら発光ダイオードは、各接点やリレーの動作状態を
その発光状態(点灯/消灯)に対応させて表示する。
【0020】次に、本監視装置1の監視対象の一例とし
て図3に示すシーケンス制御回路について簡単に説明し
ておく。同図に示すシーケンス制御回路は、例えばエレ
ベータなどの運行の一部を制御するものであって、X系
回路とY系回路との2系統の回路からなる。
【0021】これらX系回路およびY系回路のそれぞれ
は、正電源(+)と負電源(−)との間に接続されてお
り、一方のX系回路は、接点13とスイッチ接点14と
管制リレー(X)15とを直列接続して構成され、他方
のY系回路は、接点16と制御リレー(Y)17とを直
列接続して構成される。
【0022】ここで、X系回路を構成する接点13は、
運行時に閉成される常開接点であり、またスイッチ接点
14は、通常は閉成されている常閉接点であり、さらに
管制リレー15は、運行開始用の常開リレーである。一
方、Y系回路を構成する接点16は、上述の管制リレー
15の付勢により閉成する常開接点であり、また、制御
リレー17は常開リレーである。なお、管制リレー15
および制御リレー17は、それぞれトリガー信号が高レ
ベルとなった状態で励磁されるものとする。
【0023】このような構成を有する監視対象のシーケ
ンス制御回路の動作を説明する。シーケンスの進行に従
って接点13が閉成されると、正電源(+)の電位が接
点13を介してステータス信号Cとして現れた後、さら
にスイッチ接点14を介してステータス信号Dとして現
れる。接点13およびスイッチ接点14を介して現れた
正電源(+)の電位は、管制リレー15の励磁コイルに
与えられてトリガー信号Aとして現れ、この管制リレー
15が励磁されて閉成する。
【0024】次に、シーケンス制御の順位において上述
のX系回路に対して下位に位置するY系回路の動作が開
始される。即ち、接点16が上述の管制リレー15の動
作により付勢されて閉成すると、正電源(+)の電位が
接点16を介してステータス信号Eとして現れる。接点
16を介して現れた正電源(+)の電位は制御リレー1
7の励磁コイルに与えられてトリガー信号Bとして現
れ、この制御リレー17が励磁されて閉成する。以上に
より、X系回路およびY系回路の動作が完結する。
【0025】このシーケンス制御回路の一連の動作にお
いて、ステータス信号C,D,Eには、それぞれ接点1
3、14、16の動作状態、すなわちステータス状態が
反映され、トリガー信号A,Bには、それぞれ管制リレ
ー15および制御リレー17の動作状態、すなわちトリ
ガー状態が反映される。
【0026】例えば、接点13に絶縁性の埃が付着し
て、正電源(+)の電位がステータス信号Cとして現れ
ない場合、このステータス信号Cの信号レベルから接点
13の動作状態の異常を知ることができる。本発明は、
この点に着目したものであって、シーケンス制御回路に
おける各ステータス信号およびトリガー信号の信号状態
を各接点およびリレーの動作状態として表示するもので
ある。
【0027】以下、上述のシーケンス制御回路を監視対
象として、図1および図2に示す本監視装置1の動作に
ついて、条件設定部7に対して制御部2が表示部8を表
示制御する上での後述の消去制御条件を設定しない場合
と、これを設定した場合とに分けて説明する。なお、こ
の消去制御条件については、後で詳細に説明する。
【0028】まず、条件設定部7に消去制御条件を設定
しない場合について説明する。操作部5から制御部2に
対して監視動作の開始命令を与えると、以下に説明する
ように、制御部2は、読み出し専用メモリ3に格納され
たプログラムに従って一連の監視動作を開始する。
【0029】即ち、制御部2は、インターフェース6を
介して図3に示す監視対象のシーケンス制御回路から各
接点のステータス信号C,D,E及び各リレーのトリガ
ー信号A,Bを取り込み、各接点のステータス状態およ
びリレーのトリガー状態を、シーケンス制御の上位に位
置する接点のステータス状態およびリレーのトリガー状
態に対応させて表示部8に表示制御する。
【0030】以下、制御部2が表示部8に対して行う表
示制御について、図4を参照しながら、具体的に説明す
る。ここで、図4は、図1および図2に示す表示部8の
表示状態を表したものであり、各接点およびリレーの動
作状態を各発光ダイオードの発光状態に対応させた表示
の一例を示すものである。
【0031】いま、図3に示す監視対象のシーケンス制
御回路の初期状態として、接点13及び16は解放され
ているものとする(スイッチ接点14は閉成状態に常時
固定されている)。この初期状態では、負電源(−)の
電位がトリガー信号A,B及びステータス信号C,D,
Eとして現れている。
【0032】この初期状態からシーケンス制御が開始し
て接点13が閉成されると、正電源(+)の電位が、接
点13を介してステータス信号Cとして現れる。制御部
2は、このステータス信号Cの信号状態を取り込んで、
図4(a)に示すように、ステータス表示部8bの発光
ダイオードS11を点灯させ、接点13のステータス状態
を表示させる。
【0033】次に、正電源(+)の電位は、閉成状態に
固定されたスイッチ接点14を介してステータス信号D
として現れる。制御部2は、このステータス信号Dの信
号状態を取り込んで、図4(b)に示すように、発光ダ
イオードS12をさらに点灯させ、スイッチ接点14のス
テータス状態を表示させる。
【0034】次に、接点13およびスイッチ接点14を
介して現れた正電源(+)の電位は、管制リレー15の
励磁コイルに与えられ、トリガー信号Aとして現れる。
制御部2は、このトリガー信号Aの信号状態を取り込ん
で、図4(c)に示すように、トリガー表示部8aの発
光ダイオードT1をさらに点灯させ、管制リレー15の
トリガー状態を表示させる。
【0035】このように、シーケンスの進行に従って接
点13、スイッチ接点14、管制リレー15のそれぞれ
が順次動作し、正電源(+)の電位が、ステータス信号
C,D、トリガー信号Aとして順次現れると、制御部2
は表示部8の各発光ダイオードS11,S12,T1を順次
点灯させる。点検作業者は、これまでの表示状態から、
正電源(+)の電位が接点13およびスイッチ接点14
を介して管制リレー15の励磁コイルに与えられたこと
を知り、X系回路の各接点及びリレーの動作に異常がな
いことを知る。
【0036】次に、正電源(+)の電位が管制リレー1
5の励磁コイルに与えられて、この管制リレー15が動
作すると、これに付勢されてY系回路の接点16が閉成
され、正電源(+)の電位が接点16を介してステータ
ス信号Eとして現れる。制御部2は、このステータス信
号Eの信号状態を取り込んで、図4(d)に示すよう
に、ステータス表示部8bの発光ダイオードS21をさら
に点灯させ、接点16のステータス状態を表示させる。
【0037】次に、接点16を介して現れた正電源
(+)の電位は、制御リレー17の励磁コイルに与えら
れて、トリガー信号Bとして現れる。制御部2は、この
信号状態を取り込んで、図4(e)に示すように、トリ
ガー表示部8aの発光ダイオードT2をさらに点灯さ
せ、制御リレー17のトリガー状態を表示させる。点検
作業者は、これまでの表示状態から、正電源(+)の電
位が接点16を介して制御リレーの励磁コイルに与えら
れたことを知り、X系回路およびY系回路の各接点及び
リレーの動作に異常がないことを知る。
【0038】以上説明したように、条件設定部7に消去
制御条件を設定しない場合には、シーケンス制御の進行
に従って、各接点及びリレーの動作状態を表示するもの
として割り当てられた表示部8の各発光ダイオードが順
次点灯されて、表示部8が制御部2により表示制御され
る。なお、表示部8のトリガー回数表示部8dには、例
えばトリガー信号Aのトリガー回数が表示され、これに
よりX系回路における接点やリレーの動作回数、すなわ
ちシーケンスが実行された回数を知ることができる。
【0039】次に、条件設定部7に消去制御条件を設定
した場合の動作について、図5を参照しながら説明す
る。以下に詳細に説明するように、条件設定部7に消去
制御条件を設定した場合、制御部2は、この消去制御条
件が満足されると上位側のステータス状態の表示を消去
制御して、ステータス表示部8bの表示状態を整理す
る。
【0040】先ず、条件設定部7のスイッチS1および
S2を操作して、上述の消去制御条件を設定する。この
消去制御条件は、ステータス状態の表示を消去する消去
制御を行うための条件であって、この消去制御条件とし
て、リレーのトリガー信号と、このトリガー信号がリレ
ーをトリガーする際の信号状態(以下、「トリガー形
態」と記す)の2項目が設定される。
【0041】具体的には、消去制御条件のトリガー信号
として、前述のトリガー信号AやBが設定され、そのト
リガー形態として、トリガー信号が低レベルから高レベ
ルに遷移する信号状態(以下、「アップスロープトリガ
状態」と記す)、または高レベルから低レベルに遷移す
る信号状態のいずれかが選択されて設定される。
【0042】本実施の形態では、この消去制御条件のト
リガー信号として、トリガー信号AとBとの両方を設定
し、これらのトリガー形態として、アップスロープトリ
ガ状態を設定する。この場合、消去制御条件は、「トリ
ガー信号Aがアップスロープトリガ状態となること」ま
たは「トリガー信号Bがアップスロープトリガ状態とな
ること」として設定される。すなわち、インターフェー
ス6を介して取り込まれるトリガー信号AまたはBが、
アップスロープトリガ状態となった場合に、消去制御条
件が満足されたものなる。
【0043】ここで、前述のように、図3に示す管制リ
レー15および制御リレー17は、トリガー信号が高レ
ベル状態で励磁されるものであるから、上述の消去制御
条件が満足されるということは、この消去制御条件とし
て設定されたトリガー信号にトリガーされるリレーのト
リガー状態に異常がないことを意味する。制御部2は、
上述したように、条件設定部7に設定された消去制御条
件が満足された場合に上位側のステータス表示を消去制
御するが、これについては後で具体的に説明する。な
お、消去制御条件のトリガー信号やトリガー形態は監視
対象の構成によって適宜選択すればよく、トリガー信号
に代えてステータス信号を設定するものとしてもよい。
【0044】このように、条件設定部7に消去制御条件
を設定した後、操作部5から制御部2に対して監視動作
の開始命令を与えると、以下に説明するように、制御部
2は、読み出し専用メモリ3に格納されたプログラムに
従って一連の監視動作を開始する。
【0045】即ち、シーケンス制御の進行に従ってシー
ケンス制御回路の接点13が閉成されると、正電源
(+)の電位が、ステータス信号CおよびDとして順次
現れる。制御部2は、これらの信号状態を取り込んで、
図5(a)および(b)にそれぞれ示すように、ステー
タス表示部8bの発光ダイオードS11およびS12を順次
点灯させ、接点13およびスイッチ接点14の各ステー
タス状態を表示させる。
【0046】次に、接点13およびスイッチ接点14を
介して現れた正電源(+)の電位は、管制リレー15の
励磁コイルに与えられ、トリガー信号Aとして現れる。
このとき、トリガー信号Aは、負電源(−)の電位(低
レベル)から正電源(+)の電位(高レベル)に遷移し
てアップスロープトリガ状態となって、条件設定部7に
設定された消去制御条件が満足される。制御部2は、こ
のトリガー信号Aの信号状態を取り込んで、図5(c)
に示すように、トリガー表示部8aの発光ダイオードT
1を点灯させ、管制リレー15のトリガー状態を表示さ
せる。
【0047】ところで、シーケンス制御では、上位の動
作が下位に反映されることから、下位の動作に異常がな
ければ、その上位の動作に異常がないことは必然であ
る。従って、下位の動作に異常がないことを意味する表
示を行う場合、その上位の動作状態を表示する必要はな
くなる。
【0048】そこで、X系回路において、シーケンス制
御の最下位に位置する管制リレー15のトリガー信号A
が、アップスロープトリガ状態となって、管制リレー1
5のトリガー状態に異常がない場合、すなわち上述の消
去制御条件が満足された場合、制御部2は、図5(c)
に示すように、発光ダイオードS11およびS12を消灯さ
せ、シーケンス制御の順位において管制リレー15の上
位に位置する接点13およびスイッチ接点14のステー
タス状態の表示を消去制御する。
【0049】この時点で、表示部8の表示状態は、トリ
ガー表示部8aの発光ダイオードT1のみが点灯された
ものとなり、点検作業者は、この表示状態から、X系回
路の接点およびリレーの動作に異常がないことを知る。
【0050】次に、上述のように、管制リレー15が励
磁されて動作すると、これに付勢されて接点16が閉成
され、正電源(+)の電位がステータス信号Eおよびト
リガー信号Bとして順次現れる。制御部2は、このステ
ータス信号Eの信号状態を取り込んで、図5(d)に示
すように、上述の消去制御が行われるまでは接点13の
ステータス状態を表示していた発光ダイオードS11を再
び点灯させて、接点16のステータス状態を表示させ
る。
【0051】次に、制御部2は、トリガー信号Bの信号
状態を取り込んで、図5(e)に示すように、発光ダイ
オードT2を点灯させ、制御リレー17のトリガー状態
を表示させる。このとき、トリガー信号Bは、アップス
ロープトリガ状態となるので、条件設定部7に設定され
た消去制御条件が満足される。そこで、制御部2は、発
光ダイオードS11を消灯させ、シーケンス制御の順位に
おいて制御リレー17の上位に位置する接点16のステ
ータス状態の表示を消去制御する。
【0052】この時点で、表示部8の表示状態は、トリ
ガー表示部8aの発光ダイオードT1およびT2のみが点
灯されたものとなり、点検作業者は、この表示状態か
ら、X系回路およびY系回路のそれぞれの接点およびリ
レーの動作に異常がないことを知る。
【0053】なお、上述の消去制御において、上位側の
ステータス状態の表示のみを消去するものとしたが、上
位側のトリガー状態の表示をも併せて消去制御するもの
としてもよい。この場合、図5(e)に示す表示状態は
発光ダイオードT2のみが点灯されたものとなり、X系
回路およびY系回路の両方の動作状態が発光ダイオード
2の点灯状態に集約されたものとなる。すなわち、こ
の場合、発光ダイオードT2が点灯していれば、X系回
路およびY系回路の動作状態に異常がないこととなる。
【0054】以上、各接点およびリレーの動作に異常が
ない場合の動作について、上述の消去制御条件を設定し
ない場合と、これを設定した場合とに分けて説明した
が、以下に、図3に示す接点16に接点動作の異常原因
が存在するものと仮定して、点検作業者が本監視装置1
の表示状態から異常原因の所在を特定する過程につい
て、図5を援用して具体的に説明する。
【0055】いま、接点16に存在する異常原因によ
り、接点16の動作に異常が生じると、正電源(+)の
電位がステータス信号Eとして現れず、シーケンスの進
行が中断される。この場合、表示部8の表示は、図5
(c)に示すものとなった段階で止まり、管制リレー1
5のトリガー状態を表示するための発光ダイオードT1
のみが点灯された状態となる。この表示状態から、点検
作業者は、接点13、スイッチ接点14及び管制リレー
15の動作に異常はなく、接点16および制御リレー1
7の動作に異常が生じていることを知る。
【0056】ここで、接点16には、シーケンス制御の
順位におおいて上位に位置する接点13、スイッチ接点
14および管制リレー15の各動作が反映されるが、表
示部8の表示状態から、これらの動作に異常が認められ
ないことから、点検作業者は、接点16の動作の異常原
因が接点16自体に存在することを知る。
【0057】一方、同じく異常が認められる制御リレー
17の動作には、その上位側のすべての動作が反映され
ていることから、制御リレー17の動作の異常は、その
上位に位置する接点16の異常な動作が反映されて生じ
たものである場合と、制御リレー17が抱える異常原因
に起因して生じたものである場合とが考えられる。
【0058】従って、点検作業者は、この表示状態か
ら、制御リレー17の動作の異常原因が制御リレー17
自体に存在するものとは結論せず、また制御リレー17
が動作の異常原因を自らも抱えている可能性も否定しな
い。すなわち、この場合、点検作業者は、少なくとも接
点16を動作の異常原因を抱えたものとして特定して、
この接点16の入れ替えを行う。このとき、動作の異常
原因を自らも抱えている可能性を有する制御リレー17
をも同時に入れ替えの対象としてもよい。
【0059】このようにして、点検作業者は、表示部8
の表示状態から、現在のシーケンス制御の進行状況を把
握して、動作が異常な接点またはリレーを識別し、さら
に異常原因を抱える接点またはリレーを特定して、保守
点検作業を行う。
【0060】以上の本監視装置1の動作についての説明
では、制御部2が、各接点のステータス状態および各リ
レーのトリガー状態を、シーケンスの進行に従って順次
表示部8に表示するものとしたが、各接点のステータス
状態およびリレーのトリガー状態をメモリ4に一旦記憶
させておき、メモリ4に記憶された内容を読み出して表
示部8に表示するものとしてもよい。
【0061】このように、各接点やリレーの動作状態を
メモリ4に記憶しておけば、点検作業者は、表示部8の
表示状態を常時注視している必要がなく、例えば定期点
検時にメモリ4の内容から各接点やリレーの動作状態を
再現させることにより、それまでの動作状態を知ること
ができる。この場合、制御部2は、表示部8に表示され
ている動作状態がどの時刻におけるものかを、図1およ
び図2に示す時刻表示部8cに表示する。
【0062】ところで、メモリ4の記憶内容から各接点
やリレーの動作状態を表示する場合、各接点およびリレ
ーの動作状態が異常か否かを判別して表示するものとし
てもよい。以下、図3に示すスイッチ接点14に動作の
異常原因が存在するものと仮定し、同図に示すX系回路
の各接点およびリレーの動作状態の異常を判別して表示
する場合を例として、制御部2の動作について図6を参
照しながら具体的に説明する。ここで、図6は、メモリ
4に各接点やリレーの動作状態として記憶されるステー
タス信号C,Dおよびトリガー信号Aの波形図であっ
て、実線で示す波形は、接点やリレーの動作に異常がな
い場合の本来の波形であり、破線で示す部分は動作の異
常によるものである。
【0063】図3に示すX系回路では、各接点及びリレ
ーの動作に異常がないものとすれば、ステータス信号D
及びトリガー信号Aは、図6(a)に実線で示すよう
に、シーケンス制御の順位においてその上位に位置する
ステータス信号Cとほぼ同時に遷移する。
【0064】いま、同図に破線で示すように、スイッチ
接点14が抱える異常原因により、ステータス信号D
が、本来立ち上がるべき時刻から遅れて立ち上がると、
この影響を受けてトリガー信号Aの立ち上がりも同様に
遅れたものとなる。このような信号状態は、例えば、絶
縁性の埃などの付着により、スイッチ接点14の導通状
態が不安定となった場合に起こる。
【0065】制御部2は、メモリ4から図6(a)に示
す各信号波形を取り込むと、ステータス信号CとDとの
関係から、スイッチ接点14の動作状態について、図6
(a)に示す区間P1において異常であると判別する。
即ち、ステータス信号Dは、本来ステータス信号Cとほ
ぼ同時に立ち上がるべきものであるにもかかわらず、区
間P1において、それまでの状態が継続されており、こ
のことから、制御部2はスイッチ接点14の動作の異常
を判別する。
【0066】次に、制御部2は、トリガー信号Aとステ
ータス信号C,Dとの関係から、管制リレー15の動作
状態について異常があるとは判別しない。なぜならば、
トリガー信号Aは、本来立ち上がるべき時刻から遅れて
立ち上がってはいるものの、この遅れはステータス信号
Dの状態から必然であり、管制リレー15の動作が異常
であると判別する根拠とはならないからである。
【0067】次に、各信号の波形が、図6(b)に示す
ものである場合を例として、制御部2の動作を説明す
る。この場合、ステータス信号Dは、同じくスイッチ接
点14が抱える異常原因により遅れたものとなっている
が、トリガー信号Aは、ステータス信号Cと同時に立ち
上がったものとなっている。このような信号状態は、例
えば、導電性の埃などの付着により、管制リレー15の
励磁コイルが接点13と電気的に接続された場合に起こ
る。
【0068】この場合、制御部2は、上述と同様に、ス
テータス信号CとDとの関係から、区間P2において、
スイッチ接点14の動作が異常であると判別する。次
に、制御部2は、ステータス信号Dとトリガー信号Aと
の関係から、管制リレー15の動作を異常と判別する。
なぜならば、トリガー信号Aは、ステータス信号Cとの
関係では、本来立ち上がるべき時刻で立ち上がってお
り、この限りにおいおては動作に異常があるとは言えな
いが、ステータス信号Dとの関係では、シーケンス制御
の順位の上で、上位に位置するスイッチ接点14の動作
が反映されたものとなっておらず、管制リレー15の動
作状態はむしろ異常といえるからである。
【0069】以上のように、制御部2は、各接点または
リレーに動作状態が異常か否かについて、その接点のス
テータス状態またはリレーのトリガー状態、ならびにシ
ーケンス制御の順位の上でその上位に位置する接点のス
テータス状態またはリレーのトリガー状態を参照して判
別し、この判別の結果を表示部8に表示させる。このよ
うにして判別する結果、シーケンス制御の上位側の動作
異常に起因した異常が排除される。そこで、点検作業者
は、制御部2により動作の異常が判別された接点または
リレーを、動作の異常原因を抱えたものとして特定す
る。
【0070】なお、本実施の形態では、制御部2は、メ
モリ4から各接点やリレーの動作状態を読み出して表示
する際に動作の異常を判別するものとしたが、シーケン
ス制御の進行と共に各接点やリレーの動作が異常である
か否かを逐次判別して表示部8に表示するものとしても
よく、また、この判別結果をメモリ4に一旦記憶させて
表示するものとしてもよい。
【0071】また、本実施の形態では、表示部8のトリ
ガー表示部8aおよびステータス表示部8bは、発光ダ
イオードの発光状態(点灯/消灯)に対応づけて、各接
点やリレーの動作状態を表示するものとしたが、複数の
発光色を有する発光手段を設け、複数の接点のステータ
ス状態またはリレーのトリガー状態に応じて、発光手段
の発光色を選択して表示制御するように構成してもよ
い。
【0072】例えば、図3に示すX系回路の動作におい
て、接点13が閉成されて、正電源(+)の電位がステ
ータス信号Cとして現れたときに、制御部2が発光手段
の発光色として黄色を選択して表示部8を表示制御する
ものとし、次に、正電源(+)の電位がステータス信号
Dとして現れたときに赤色を選択して表示制御するもの
とすれば、ひとつの発光手段で複数の動作状態が表現さ
れる。
【0073】さらに、本実施の形態では、外板パネルを
備えた箱状の筺体に収納することにより、本監視装置1
を構成する各種部品を保護し、携行に適したものとし
た。これに対して、図7に示すように、外板パネルを除
去して、表示部8などが配置されたパネル部1aと制御
部2などの各種部品が取り付けられたプリント基板1b
とを組み合わせたものとして構成してもよい。
【0074】このように構成した場合、本監視装置1を
構成する各種部品は外部に露出したものとなるが、同図
に示すように、監視対象の制御装置(符号なし)などの
内部にボルトBなどで取り付けることにより、各監視対
象に対して個別的に対応することができ、長期間にわた
る監視に適した形態となる。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、以下のような効果を得ることができる。即
ち、監視対象のシーケンス制御回路を構成する各接点の
ステータス状態および各リレーのトリガー状態を、シー
ケンス制御の上位に位置する接点のステータス状態およ
びリレーのトリガー状態に対応させて表示するように構
成したので、監視対象のシーケンス制御回路の各接点や
リレーの動作状態を視覚的に把握することができると共
に、動作の異常を識別して、異常原因を抱える接点やリ
レーを特定することができる。
【0076】また、監視対象のシーケンス制御回路のリ
レーが励磁された時は、シーケンス制御上、その上位に
位置する接点やリレーの動作状態を消去制御することに
より、不要な表示が整理され、現在のシーケンスの進行
状況を容易に識別することができる。
【0077】さらに、各接点やリレーの動作状態を記憶
手段に記憶しておくことにより、動作の異常を事後的に
把握することができ、点検作業者は表示状態を常時注視
している必要がなくなる。
【0078】さらにまた、各接点やリレーの動作状態が
異常であるか否かを判別して表示することにより、点検
作業者は、表示内容から迅速に異常原因を抱える接点や
リレーを把握することができ、点検作業を一層効率よく
行うことができる。
【0079】さらにまた、複数の接点やリレーの動作状
態を、それらの動作状態に応じた発光色を選択して発光
手段を発光させることにより、表示手段を構成する部品
点数を削減することができ、装置を小型に構成すること
ができる。
【0080】従って、本発明によれば、監視対象のシー
ケンス制御回路が抱える接点やリレーの動作の異常を早
期に発見することができ、シーケンス制御回路の故障を
未然に防ぐことができる上、点検作業を極めて効率よく
行うことができ、保守点検に要するコストを最小限に抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る監視装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る監視装置の外観図
である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る監視装置が監視の
対象とするシーケンス制御回路の一例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る監視装置が備える
表示部の表示制御の動作を説明するための図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る監視装置が備える
表示部の消去制御の動作を説明するための図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る監視装置が備える
制御部の動作を説明するための図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係る監視装置の実装例
を説明するための図である。
【図8】 エレベータの定期点検の作業形態を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 監視装置、2 制御部、3 読み出し専用メモリ、
4 ランダムアクセスメモリ、5 操作部、6 インタ
ーフェース、7 条件設定部、8 表示部、8a トリ
ガー表示部、8b ステータス表示部、8c 時刻表示
部、8d トリガー回数表示部、9 プリンタ用インタ
ーフェース、10 電源部、11 伝送入力部、12
伝送出力部、PS 電源スイッチ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーケンスの進行に従って動作する複数
    の接点及びリレーを有し、制御対象をシーケンス制御す
    るシーケンス制御回路の上記接点及びリレーの動作状態
    を監視するシーケンス制御回路の監視装置において、 上記シーケンス制御回路を構成する各接点のステータス
    状態及び各リレーのトリガー状態を入力する入力手段
    と、 上記各接点のステータス状態及び各リレーのトリガー状
    態を表示するための表示手段と、 上記入力手段を介して上記シーケンス制御回路の各接点
    のステータス状態及び各リレーのトリガー状態を取り込
    み、上記各接点のステータス状態及び各リレーのトリガ
    ー状態をシーケンス制御の上位に位置する接点のステー
    タス状態及びリレーのトリガー状態に対応させて上記表
    示手段に表示制御する制御手段と、を備えたことを特徴
    とするシーケンス制御回路の監視装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、リレーが励磁された時
    は、その上位に位置する接点のステータス状態またはリ
    レーのトリガー状態の表示を消去制御することを特徴と
    する請求項1に記載のシーケンス制御回路の監視装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段をさらに備え、上記制御手段
    は、上記入力手段を介して取り込んだ上記各接点のステ
    ータス状態および各リレーのトリガー状態を上記記憶手
    段に記憶させ、上記記憶手段の記憶内容に基づき上記表
    示手段を表示制御することを特徴とする請求項1または
    2に記載のシーケンス制御回路の監視装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記記憶手段から上記
    各接点のステータス状態または各リレーのトリガー状態
    を読み出し、上記各接点のステータス状態または各リレ
    ーのトリガー状態が異常か否かについて、上記各接点の
    ステータス状態または各リレーのトリガー状態ならびに
    その上位に位置する接点のステータス状態またはリレー
    のトリガー状態を参照して判別し、該判別の結果に基づ
    き上記表示手段を表示制御することを特徴とする請求項
    3に記載のシーケンス制御回路の監視装置。
  5. 【請求項5】 上記表示手段は、複数の発光色を有する
    発光手段を備えてなり、該発光手段の発光状態に対応さ
    せて上記各接点のステータス状態及び各リレーのトリガ
    ー状態を表示するものであって、 上記制御手段は、シーケンス制御回路のシーケンスの進
    行に従って定まる複数の接点のステータス状態またはリ
    レーのトリガー状態に応じて上記発光手段の発光色を選
    択して、上記表示手段を表示制御することを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載のシーケンス制御回
    路の監視装置。
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