JPH1137920A - 材料試験装置 - Google Patents

材料試験装置

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JPH1137920A
JPH1137920A JP21004697A JP21004697A JPH1137920A JP H1137920 A JPH1137920 A JP H1137920A JP 21004697 A JP21004697 A JP 21004697A JP 21004697 A JP21004697 A JP 21004697A JP H1137920 A JPH1137920 A JP H1137920A
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JP
Japan
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subject
adhesive
load cell
measuring
tensile
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JP21004697A
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Minoru Kawasaki
実 川崎
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂塗膜の硬化歪みや接着剤の接着力を測定
することができる材料試験装置を提供する。 【解決手段】 被検体Wの力学的変化を測定する材料試
験装置において、装置の基台となるベース台7と、前記
ベース台上に固定され、前記被検体の一端と連結されて
加わる負荷を測定するロードセルセンサ6と、前記ベー
ス台上に前記ロードセルセンサの方向に対して調整移動
可能に設けられ、前記被検体の他端と連結されて前記被
検体を介して前記ロードセルを略水平方向に0点調整す
る0点調整手段31と、前記ベース台上に設けられ、前
記被検体の重量をキャンセルするバランサ手段32とを
備え、前記被検体の力学的変化を前記ロードセルにより
検出するように構成する。これにより、被検体にその自
重をキャンセルしつつ、変位を測定したり、或いはこれ
に負荷印加手段により引っ張り負荷を加えることによ
り、樹脂塗膜の硬化歪みや接着剤の接着力を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜樹脂の硬化歪
み力及び接着剤の接着力を測定する材料試験装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、塗膜樹脂の接着力などの物性に
ついてはJIS規格の塗料一般試験方法通則JIS K
5400や接着剤の接着強さ試験方法通則JIS K
6848によって測定できることが周知である。とこ
ろで、樹脂塗膜の付着力を測定する方法はアコースティ
ック・エミッンション法、碁盤目テープ法、引っかき法
などが周知であるが、塗膜樹脂の硬化歪みを測定する方
法はJIS規格に規定されていない。樹脂塗膜の歪みを
測定する方法として、半導体ダイヤフラムを試料に固定
して、半導体ダイヤフラムに加わる歪みを差圧・圧力検
出器で測定する方法(特開昭57−30922号公
報)、試料の中空体に磁石を入れ、力学量検出素子を固
定して、熱硬化樹脂の硬化歪みを測定する方法(特開昭
63−69282号公報)、基板上に薄膜を形成してサ
ンプルの反り変形量をレーザービーム光で測定し、この
反り変形量から薄膜の膜応力を算出する方法(特開平3
−122544号公報)、棒状の金属基材の表面にコー
ティング膜を被覆した構造の試料を曲げて、コーティン
グ膜の破壊に伴って発生するアコースティク・エミッシ
ョン波を検出することにより、その検出時点における曲
げ量とアコースティク・エミッション波発生位置におけ
る歪み量とからコ−ティング膜の限界歪み量を測定する
方法(特開平8−5530号公報)等がある。
【0003】次に、接着剤の引っ張り接着強さの測定方
法としては、通則JIS K 6849接着剤の接着強
さ試験方法が、また、接着剤の引っ張りせん断強さの測
定方法としては、通則JIS K 6850接着剤の引
っ張りせん断接着強さ試験方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の塗膜樹脂の硬化歪みを測定する方法によれば、塗膜
樹脂の硬化後の測定であるために、真の硬化歪みを測定
していない。また、硬化過程の硬化歪みや硬化終点を測
定することができず、更には紫外線硬化樹脂の硬化歪み
が測定できないなどの問題点がある。また、上記した従
来の樹脂の接着力、例えば引っ張り接着強さや引っ張り
せん断接着強さを測定する方法によれば、スケールが大
きいなどのために、接着力が小さい材料の接着力を測定
できないばかりか、金やシリコンなどの接着しずらい部
材への接着力も測定できないなどの問題点がある。
【0005】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものであり、その目
的は樹脂塗膜の硬化歪みや接着剤の接着力を測定するこ
とができる材料試験装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、被検体の力学的変化を測定する材料試
験装置において、装置の基台となるベース台と、前記ベ
ース台上に固定され、前記被検体の一端と連結されて加
わる負荷を測定するロードセルセンサと、前記ベース台
上に前記ロードセルセンサの方向に対して調整移動可能
に設けられ、前記被検体の他端と連結されて前記被検体
を介して前記ロードセルを略水平方向に0点調整する0
点調整手段と、前記ベース台上に設けられ、前記被検体
の重量をキャンセルするバランサ手段とを備え、前記被
検体の力学的変化を前記ロードセルにより検出するよう
に構成したものである。
【0007】これにより、被検体は、その両端がロード
セルセンサと0点調整手段により連結して略水平に支持
されると共に、バランサ手段によりその重量がキャンセ
ルされる。この状態で、被検体に加わる力学的変化がロ
ードセルセンサにより検出されることになる。この場
合、ロードセルセンサの0点調整は、0点調整手段に設
けた引っ張り用マイクロメータにより行なう。例えば、
被検体の塗膜樹脂の硬化歪み力を測定する場合には、上
述したようにバランサ手段により被検体の重力をキャン
セルした状態で、塗膜樹脂の硬化に従ってロードセルセ
ンサに加わる負荷を測定する。
【0008】また、接着剤の接着力、例えば引っ張り接
着強さを測定する場合には、被検体として2つの接着部
材を水平方向へ接着剤で接合したものを用意し、引っ張
り接着強さ治具を用いてこの被検体に水平方向へ引っ張
り力を付与する。この引っ張り力は、負荷印加手段に設
けた測定用マイクロメータにより付与する。また、接着
剤の接着力、例えば引っ張りせん断接着強さを測定する
場合には、被検体として2つの接着部材を垂直方向へ接
着剤で接合したものを用意し、引っ張りせん断接着強さ
治具を用いてこの被検体に水平方向へ引っ張り力を付与
する。この引っ張り力は、上述した測定用マイクロメー
タにより付与する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の材料試験装置の
一実施例について添付図面を参照して説明する。図1は
本発明に係る材料試験装置を示す全体斜視図、図2は塗
膜樹脂の硬化歪み力を測定する場合の材料試験装置の部
分平面図、図3は図2に示す部分の部分側面図、図4は
バランサ手段により被検体を支持した状態を示す斜視図
である。図1に示す如く本発明の材料試験装置はランプ
冷却ファン1、UV(紫外線)ランプハウス2、固定板
3、被検体4、UVマスクカバー5、ロードセルセンサ
6、装置の基台としてのベース台7、バランスウエイト
8、バランサ及び被検体移動台固定テーブル9、バラン
サ本体10、被検体移動台11、測定用移動台12、ラ
ンプハウス移動レール13、測定用マイクロメータ1
4、被検体引っ張り用マイクロメータ15、被検体固定
台16により主に構成されており、紫外線硬化樹脂を用
いる場合のみにランプ冷却フアン1、UVランプハウス
2、ランプハウス移動レール13を使用する。
【0010】具体的には、UVランプハウス2内には、
紫外線を発生するために例えば管状になされたUVラン
プ2aが収容されており、このハウス2は、ベース台7
の側部に設けた2本のランプハウス移動レール13に沿
って移動可能になされている。上記ベース台7の一端に
は、被検体4に加わる負荷を測定する上記ロードセルセ
ンサ6が起立させて設けられており、この上端には、図
2及び図3にも示すようにロードセル固定軸17が取り
付けられている。そして、このロードセル固定軸17と
上記被検体4の一端との間を、両端が下方に屈曲されて
着脱可能になされた引っ張り棒18aにより連結される
ようになっている。
【0011】上記ベース台7上には、上記ロードセルセ
ンサ6の方向に向けて調整移動可能に測定用移動台12
が設けられており、この移動台12にはこれを微量ずつ
移動させるための測定用マイクロメータ14が取り付け
られている。この移動台12と測定用マイクロメータ1
4とにより、被検体4に負荷を印加する負荷印加手段3
0を構成する。そして、上記測定用移動台12上に、バ
ランサ及び被検体移動台固定テーブル9が一体的に設け
られている。この固定テーブル9上に0点調整手段31
とバランサ手段32とが一体的に固定されており、この
固定テーブル9の移動に伴なって0点調整手段31とバ
ランサ手段32も移動することになる。
【0012】0点調整手段31は、上記バランサ手段3
2の方向に向けて調整移動可能になされた上記被検体移
動台11を有しており、この移動台11にはこれを微量
ずつ移動させるための被検体引っ張り用マイクロメータ
15が取り付けられている。そして、この被検体移動台
11上には被検体固定台16が一体的に設けられる。こ
の被検体固定台16の上端と上記被検体4の他端との間
を、両端が下方に屈曲されて着脱可能になされた引っ張
り棒18bにより連結するようになっている(図2及び
図3参照)。この引っ張り棒18bの基端部は、歪み測
定固定板19により、被検体固定台16の上端にねじ3
3により着脱可能に固定されている。これにより、上記
0点調整手段31が構成され、この0点調整手段31の
被検体引張り用マイクロメータ15を調整して被検体4
を適宜引っ張ることにより、上記ロードセルセンサ6の
0点調整を行なうようになっている。
【0013】この場合、ロードセルセンサ6の上端と被
検体固定台16の上端は、略同一水平レベルとなるよう
に設定されており、被検体4を略水平に支持できるよう
になっている。尚、上記歪み測定固定板19及び引張り
棒18bは、被検体4の測定すべき特性に対応して後述
するように変更される。
【0014】一方、バランサ手段32は、上記固定テー
ブル9上に起立されたバランサ本体10を有しており、
このバランサ本体10には、一端に調整移動可能になさ
れたバランスウエイト8を有し、他端に図3及び図4に
示すような被検体支持台21を有したバランスアーム1
0aが吊り下げられている。そして、この被検体支持台
21上に上記被検体4を支持させてこの荷重をバランス
しつつ受けるようになっている。
【0015】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。ここでは、被検体4に塗布した
樹脂の硬化歪み力を測定し、これに基づいて硬化歪み係
数を求める場合を例にとって説明する。まず、図1乃至
図4に示した如く被検体4の重量を測定し、この被検体
4の上に硬化樹脂20を塗布し、その重量を測定して、
塗布した硬化樹脂20の重量を求める。次に、バランサ
手段32のバランスウエイト8、測定用移動台12、測
定用マイクロメータ14を用いて、硬化樹脂20が塗布
された被検体4をバランスアーム10aの先端に設けた
被検体支持台21に乗せてバランスを取ることにより、
被検体4の自重をキャンセルしてこの影響をロ―ドセル
センサ6に与えなくする。そして、引っ張り棒18a,
18bをそれぞれ被検体4の両端に連結し、引っ張り棒
18bの基端を歪み測定固定板19で被検体固定台16
に押さえ付けることにより被検体4を固定し、被検体引
っ張り用マイクロメーター15を回転調整することによ
って被検体移動台11を調整移動させて、ロ―ドセルセ
ンサ6のゼロ点を調整する。
【0016】そして、この状態で被検体4上に塗布した
硬化樹脂20が固まることにより、被検体4に応力が付
与されて変位するのでこの時の変位を硬化歪み力として
ロードセルセンサ6により直接測定する。このように、
硬化樹脂20が硬化する過程における硬化歪み力の変化
を直接測定することができる。硬化樹脂としては、どの
ような樹脂も用いることができるが、例えばエポキシ樹
脂等の熱硬化樹脂の場合には、被検体4に塗布された硬
化樹脂20を図示しない加熱手段で加熱すればよく、ま
た、紫外線硬化樹脂の場合は、UVランプハウス2をラ
ンプハウス移動レール13を使って被検体4上に移動さ
せて、紫外線をUVマスクカバー5を通して被検体4に
照射し、樹脂を硬化させる。ロードセルセンサ6により
測定した硬化歪み力を、被検体4上に塗布した樹脂の重
量で割って塗膜樹脂の硬化歪み係数を求める。
【0017】次に、測定結果について説明する。図5は
ウレタンアクリレ―ト系紫外線硬化樹脂のヤング率に対
する硬化歪み係数を示した図である。同図において、ウ
レタンアクリレ―ト系紫外線硬化樹脂のヤング率が大き
くなると硬化歪み係数が直線的に大きくなり、樹脂の硬
化歪みを硬化歪み係数が顕著に表ことが判明した。尚、
図5中の測定を行った時の被検体4の部材は、厚さ0.
5mm、10mm×100mmのポリカ―ボネ―ト樹脂板を使
用し、ウレタンアクリレ―ト系紫外線硬化樹脂の塗膜条
件は、積算紫外線(365nm)照射量が1000mj/cm
2 である。また、硬化歪み係数は、測定した硬化歪み力
(gf)を被検体に塗布した樹脂の量(g)で割ること
により求めた。
【0018】図6はウレタンアクリレート系紫外線硬化
樹脂の紫外線積算光量に対する硬化歪み係数を示した図
である。同図において、紫外線UVの積算光量が増加し
ていくとウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂の硬化
歪み係数が次第に増加し、紫外線の積算光量が800〜
1000mj/cm2 で、硬化歪み係数が飽和していること
が判明した。これにより、塗膜樹脂の硬化過程における
硬化歪み係数の変化と硬化終点、すなわち係数の飽和点
を求めることができる。従って、硬化の終点検出が可能
となる。尚、図6中の測定を行った時の被検体4の部材
は、厚さ0.5mm、10mm×100mmのポリカーボネー
ト樹脂板を使用し、ウレタンアクリレート系紫外線硬化
樹脂の塗膜の硬化条件は、紫外線照度が18〜20mW/
cm2 (365nm)で、照射距離は100mmである。
【0019】また、図7はエポキシ樹脂の硬化時間に対
する硬化歪み係数を示した図である。同図において、硬
化開始から硬化時間が2時間までの間は、硬化歪み係数
が急激に大きくなり、2時間を経過すると非常に緩やか
に増加した。そして、硬化開始から8〜10時間経過す
ると飽和状態に至る。従って、ゲルタイムと硬化終点が
判明し、これらを検出することができる。尚、図7中の
測定を行った時の被検体4の部材は、厚さ0.5mm、1
0mm×100mmのポリカーボネート樹脂板を使用し、エ
ポキシ樹脂は主剤フェノールノボラック樹脂100:硬
化剤変性脂肪族ポアミン60で混合硬化させた。
【0020】次に、接着剤の引っ張り接着強さの測定を
行なう場合について図8乃至図11を参照して説明す
る。図8は接着剤の引っ張り接着強さを測定する場合の
材料試験装置の部分平面図、図9は図8に示す部分の部
分側面図、図10は被検体を引っ張り接着強さ治具を用
いて支持した状態を示す斜視図、図11は引っ張り接着
強さ測定用の被検体を示す斜視図である。尚、先に説明
した部分と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0021】ここで、図2及び図3にて説明した場合と
異なる点は、図8乃至図11に示した如く、被検体固定
台16に被検体34を支持させる手段として、先の引っ
張り棒18b及び歪み測定固定板19(図2参照)に替
えて引っ張り接着強さ測定固定板22を用い、更に被検
体34の連結を補助する引っ張り接着強さ治具24を用
いた点である。具体的には、ここでは被検体34とし
て、平板矩形状に成形された接着部材25aの表面に接
着剤26を介して棒状の接着部材25bを接合したもの
を用い、これらの部材25a、25bの接合方向は引っ
張り方向、すなわち水平方向となるように設定される。
【0022】上記引っ張り接着強さ治具24は、上記平
板矩形状の接着部材25aを収容してこれを支持する容
器状の治具本体24aを有しており、この一側には他方
の接着部材25bを通す切り欠き溝24bを設けてい
る。そして、この治具本体24aの反対側には、ロード
セルセンサ6側の引っ張り棒18aの一端に連結される
引っ掛けリング24cが形成されている。また、上記引
っ張り接着強さ測定固定板22は、水平方向に延びるア
ーム状に形成され、その基端はねじ33により被検体固
定台16に固定される。この固定板22の他端には、棒
状の接着部材25bを挿入して収容する収容穴22aが
形成されており、これに上記棒状の接着部材25bを挿
入して部材固定ねじ23aにより締め付け固定し得るよ
うになっている。
【0023】さて、このように構成した装置により、接
着剤26の引っ張り接着強さを測定するには、まず、接
着部材25a、25bを接着剤26で接着してなる被検
体34を引っ張り接着強さ治具24にセットしてこの引
っ張り接着強さ治具24を被検体支持台21に乗せる。
そして、バランサ手段32(図1参照)のバランスウエ
イト8、測定用移動台12、測定用マイクロメータ14
を用いて、被検体34及び引っ張り接着強さ治具24の
バランスをとり、自重の影響を取り除く。そして、ロー
ドセルセンサ6に連結される引っ張り棒18a、引っ張
り接着強さ測定固定板22、被検体引っ張り用マイクロ
メータ15を用いて、被検体34及び引っ張り接着強さ
治具24を固定する。この時、被検体34の棒状の接着
部材25bは、固定板22の収容穴22aに挿入されて
部材固定ねじ23aにより固定されている。そして、バ
ランサ及び被検体移動台固定テ―ブル11を、負荷印加
手段30の一部を構成する測定用マイクロメータ14を
用いて移動させて、被検体34を引っ張って、これに負
荷を与え、この時のロードセルセンサ6の値を読み取る
ことによって接着剤26の引っ張り接着強さを測定す
る。
【0024】この時の測定結果について説明する。図1
2はウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂のヤング率
と各種接着部材との接着力(引っ張り接着強さ)を示し
た図である。図12中、○印はJIS K 6849引
っ張り接着強さにおける、厚さ3mm、20mm×50mmの
ポリカーボネート樹脂部材(接着部材)25aと直径1
0mmのアルミ丸棒部材(接着部材)25bをウレタンア
クリレート系紫外線硬化樹脂接着剤26で接着して被検
体を作製した時の、接着剤のヤング率に対する引っ張り
接着強さを示し、△印はポリカーボネート樹脂部材25
aとガラス部材25bの引っ張り接着強さを示し、□印は
ポリカーボネート樹脂部材25aと金(Au)部材25b
の引っ張り接着強さを示している。
【0025】また、●印は本発明による引っ張り接着強
さにおける、厚さ1mm、4mm×4mmポリカーボネート樹
脂部材(接着部材)25aと直径2mmのアルミ部材(接
着部材)25bをウレタンアクリレート系紫外線硬化樹
脂接着剤26で接着して被検体を作製した時の、接着剤
のヤング率に対する引っ張り接着強さを示し、▲印はポ
リカーボネート樹脂部材25aとガラス部材(接着部
材)25bの引っ張り接着強さを示し、■印はポリカー
ボネート樹脂部材25aと金部材(接着部材)25bの引
っ張り接着強さを示している。
【0026】同図から明らかなように、測定する接着力
の小さい範囲及び接着性の弱い部材で、例えば金などの
部材において、本発明の引っ張り接着強さ測定の結果の
方がJIS規格の測定結果に比べて、接着剤のヤング率
と引っ張り接着強さの関係が顕著に表わされており、引
っ張り接着強さの小さい範囲、例えばヤング率が0〜2
000kg/cm2 の範囲でも本発明の材料試験装置を
用いることにより引っ張り接着強さを正確に測定できる
ことが判明した。尚、図12中の測定を行った時のウレ
タンアクリート系紫外線硬化樹脂接着剤の硬化接着条件
は、積算紫外線(365nm)照射量が1000mj/cm2
である。
【0027】次に、接着剤の引っ張り接着強さの測定を
行なう場合について図13乃至図16を参照して説明す
る。図13は接着剤の引っ張りせん断接着強さを測定す
る場合の材料試験装置の部分平面図、図14は図13に
示す部分の部分側面図、図15は被検体を引っ張りせん
断接着強さ治具を用いて支持した状態を示す斜視図、図
16は引っ張りせん断接着強さ測定用の被検体を示す斜
視図である。
【0028】尚、先に説明した部分と同一部分について
は同一符号を付してその説明を省略する。ここで、図2
及び図3にて説明した場合と異なる点は、図13乃至図
16に示した如く、被検体固定台16に被検体36を支
持させる手段として、先の引っ張り棒18b及び歪み測
定固定板19(図2参照)に替えて引っ張りせん断接着
強さ測定固定板27を用い、更に被検体36の連結を補
助する引っ張りせん断接着強さ治具28を用いた点であ
る。具体的には、ここでは被検体36として、平板長方
形状に成形された接着部材25dの表面に接着剤26を
介して棒状の接着部材25cを接合したものを用い、こ
れらの部材25c、25dの接合方向は引っ張り方向と
直交する方向、すなわち垂直方向となり、被検体36に
せん断力を付与するように設定される。
【0029】上記引っ張りせん断接着強さ治具28は、
上記棒状の接着部材25cを上下方向に挿通する挿通孔
28aを有しており、この一側には、ロードセルセンサ
6側の引っ張り棒18aの一端に連結される引っ掛け部
28bが形成されている。また、上記引っ張りせん断接
着強さ測定固定板27は、水平方向に延びるアーム状に
形成され、その基端はねじ33により被検体固定台16
に固定される。この固定板22の他端には、結合ブロッ
ク27aが部材固定ねじ23bにより着脱可能に設けら
れており、この結合ブロック27aに上記長方形状の接
合部材25dを挟み込んで部材固定ねじ23bで締め付
けることにより、結合部材25cを固定し得るようにな
っている。
【0030】さて、このように構成した装置により、接
着剤26の引っ張りせん断接着強さを測定するには、ま
ず、接着部材25c、25dを接着剤26で接着してな
る被検体36を引っ張りせん断接着強さ治具28にセッ
トし、図15に示すような状態とする。そして、このバ
ランスをバランサ手段32のバランスウエイト8、測定
用移動台12、測定用マイクロメータ14を用いてと
る。そして、ロードセルセンサ6に連結される引っ張り
棒18a、引っ張りせん断接着強さ測定固定板27、被
検体引っ張り用マイクロメータ15を用いて、被検体3
6をロ―ドセル6と引っ張りせん断接着強さ測定固定板
27に接続固定する。そして、バランサ及び被検体移動
台固定テーブル11を、負荷印加手段30の一部を構成
する測定用マイクロメータ14を用いて移動させて被検
体36を引っ張り、接着剤26の引っ張りせん断接着強
さを測定する。
【0031】この時の測定結果について説明する。図1
7はウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂のヤング率
と各種接着部材との接着力(引っ張りせん断接着強さ)
を示した図である。図17中、○印はJIS K 68
50引っ張りせん断強さにおける、厚さ3mm、25mm×
100mmのポリカーボネート樹脂部材(接着部材)25
dと直径10mmのアルミ丸棒部材(接着部材)25cをウ
レタンアクリレート系紫外線硬化樹脂接着剤で接着して
被検体を作製した時の、接着剤のヤング率に対する引っ
張りせん断接着強さを示し、△印はポリカーボネート樹
脂部材(接着部材)25dとガラス部材(接着部材)2
5cの引っ張りせん断接着強さを示し、□印はポリカー
ボネート樹脂部材(接着部材)25dと金部材(接着部
材)25cの引っ張りせん断接着強さを示している。
【0032】また、●印は本発明による引っ張りせん断
強さにおける、厚さ1mm、5mm×15mmのポリカーボネ
ート樹脂部材(接着部材)25dと直径2mmのアルミ部
材(接着部材)25cをウレタンアクリレート系紫外線
硬化樹脂接着剤26で接着して被検体を作製した時の、
接着剤のヤング率に対する引っ張りせん断接着強を示
し、▲印はポリカーボネート樹脂部材(接着部材)25
dとガラス部材(接着部材)25cの引っ張りせん断接着
強さを示し、■印はポリカーボネート樹脂部材(接着部
材)25dと金部材(接着部材)25cの引っ張りせん断
接着強さを示している。
【0033】同図から明らかなように、測定する接着力
の小さい範囲及び接着性の弱い部材で、例えば金などの
部材において、本発明の引っ張りせん断接着強さ測定の
結果の方がJIS規格の測定結果に比べて、接着剤のヤ
ング率と引っ張りせん断接着強さの関係が顕著に表わさ
れており、引っ張りせん断接着強さの小さい範囲、例え
ば0〜3000kg/cm2 の範囲でも本発明の材料試
験装置を用いると引っ張りせん断接着強さを正確に測定
することができることが判明した。尚、図17中の測定
を行った時のウレタンアクリレ―ト系紫外線硬化樹脂接
着剤の硬化条件は、積算紫外線(365nm)照射量が1
000mj/cm2 である。
【0034】図18はエポキシ樹脂の硬化時間に対する
接着力を示した図である。図18中、○印はJIS K
6850の引っ張りせん断接着強さを示し、△印はJ
IS K 6849の引っ張り接着強さを示し、●印は
本発明の引っ張りせん断接着強さを示し、▲印は本発明
の引っ張り接着強さを示している。尚、引っ張り接着強
さは、当然のこととして、図8及び図9に示す装置部材
を用いて測定した。同図から明らかなように、本発明の
測定結果の方がJIS規格の測定結果に比べて、ゲル化
している過程、例えば硬化開始から4時間程度までの範
囲内の小さい接着力を正確に測定できることが判明し
た。
【0035】尚、図中の接着条件は、JIS K 68
50引っ張りせん断接着強さの接着部材は厚さ3.0m
m、20mm×100mmポリカーボネート樹脂板及び直径
10mmアルミ丸棒、JIS K 6849引っ張り接着
強さの接着部材は厚さ3.0mm、20mm×50mmポリカ
ーボネート樹脂板及び直径10mmアルミ丸棒、本発明の
引っ張りせん断接着強さの接着部材は厚さ1.0mm、5
mm×15mmポリカーボネート樹脂板及び直径2mmアルミ
丸棒、本発明引っ張り接着強さの接着部材は厚さ1.0
mm、4mm×4mmポリカーボネート樹脂板及び直径2mmア
ルミ丸棒をそれぞれ使用し、エポキシ接着剤主剤フェノ
ールノボラックエポキシ樹脂100:硬化剤変性脂肪族
ポリアミン60で硬化接着した。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の材料試験
装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮するこ
とができる。請求項1、請求項3及び請求項5に規定す
る発明によると、揺動可能なバランサ手段を用いること
により、樹脂を塗布した被検体の自重の影響をなくし
て、樹脂塗膜の硬化歪み力を直接センサで検出すること
ができる。また、検出した硬化歪み力を塗布した樹脂の
量から硬化歪みを求めることにより、塗膜樹脂の真の硬
化歪みを直接測定でき、硬化終点を正確に検出すること
ができる。また、請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項6及び請求項7に規定する発明によると、
揺動可能なバランサ手段及び接着測定用の治具を用いる
ことにより、接着された被検体及び接着測定用の治具の
自重の影響をなくし、接着剤の引っ張り接着強さや引っ
張りせん断接着強さを検出することができる。特に、小
さい接着力や接着し難い部材の接着力を正確に測定で
き、接着のゲル化の接着力や接着終点を検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る材料試験装置を示す全体斜視図で
ある。
【図2】塗膜樹脂の硬化歪み力を測定する場合の材料試
験装置の部分平面図である。
【図3】図2に示す部分の部分側面図である。
【図4】バランサ手段により被検体を支持した状態を示
す斜視図である。
【図5】ウレタンアクリレ―ト系紫外線硬化樹脂のヤン
グ率に対する硬化歪み係数を示した図である。
【図6】ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂の紫外
線積算光量に対する硬化歪み係数を示した図である。
【図7】エポキシ樹脂の硬化時間に対する硬化歪み係数
を示した図である。
【図8】接着剤の引っ張り接着強さを測定する場合の材
料試験装置の部分平面図である。
【図9】図8に示す部分の部分側面図である。
【図10】被検体を引っ張り接着強さ治具を用いて支持
した状態を示す斜視図である。
【図11】引っ張り接着強さ測定用の被検体を示す斜視
図である。
【図12】ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂のヤ
ング率と各種接着部材との接着力(引っ張り接着強さ)
を示した図である。
【図13】接着剤の引っ張りせん断接着強さを測定する
場合の材料試験装置の部分平面図である。
【図14】図13に示す部分の部分側面図である。
【図15】被検体を引っ張りせん断接着強さ治具を用い
て支持した状態を示す斜視図である。
【図16】引っ張りせん断接着強さ測定用の被検体を示
す斜視図である。
【図17】ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂のヤ
ング率と各種接着部材との接着力(引っ張りせん断接着
強さ)を示した図である。
【図18】エポキシ樹脂の硬化時間に対する接着力を示
した図である。
【符号の説明】
4…被検体、6…ロードセルセンサ、7…ベース台、1
2…測定用移動台、14…測定用マイクロメータ、15
…被検体引っ張り用マイクロメータ、18a,18b…
引っ張り棒、20…硬化樹脂、24…引っ張り接着強さ
治具、25a〜25d…接着部材、26…接着剤、28
…引っ張りせん断接着強さ治具、30…負荷印加手段、
31…0点調整手段、32…バランサ手段、34…被検
体、35…引っ張り接着強さ治具、36…被検体。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の力学的変化を測定する材料試験
    装置において、装置の基台となるベース台と、前記ベー
    ス台上に固定され、前記被検体の一端と連結されて加わ
    る負荷を測定するロードセルセンサと、前記ベース台上
    に前記ロードセルセンサの方向に対して調整移動可能に
    設けられ、前記被検体の他端と連結されて前記被検体を
    介して前記ロードセルを略水平方向に0点調整する0点
    調整手段と、前記ベース台上に設けられ、前記被検体の
    重量をキャンセルするバランサ手段とを備え、前記被検
    体の力学的変化を前記ロードセルにより検出するように
    構成したことを特徴とする材料試験装置。
  2. 【請求項2】 前記ベース台上に前記ロードセルの方向
    に対して調整移動可能に設けられ、前記0点調整手段と
    前記バランサ手段とを一体的に取り付けて前記被検体に
    負荷を加える負荷印加手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の材料試験装置。
  3. 【請求項3】 前記0点調整手段は、被検体引っ張り用
    マイクロメータ有していることを特徴とする請求項1記
    載の材料試験装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷印加手段は、測定用マイクロメ
    ータを有していることを特徴とする請求項2記載の材料
    試験装置。
  5. 【請求項5】 被検体には、樹脂が塗布されており、前
    記ロードセルセンサは、塗膜樹脂の硬化歪み力を測定す
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    材料試験装置。
  6. 【請求項6】 前記被検体は、接着剤により水平方向へ
    接着された2つの接着部材よりなり、この被検体と前記
    ロードセルセンサ側の連結を補助する引っ張り接着強さ
    治具を有していることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の材料試験装置。
  7. 【請求項7】 前記被検体は、接着剤により垂直方向へ
    接着された2つの接着部材よりなり、この被検体と前記
    ロードセルセンサ側の連結を補助する引っ張りせん断接
    着強さ治具を有していることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の材料試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011060843A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Shimadzu Corp 光硬化樹脂の特性試験装置、その試験装置で使用する保持具、特性試験方法
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