JPH1137916A - 比重測定装置 - Google Patents

比重測定装置

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JPH1137916A
JPH1137916A JP19241197A JP19241197A JPH1137916A JP H1137916 A JPH1137916 A JP H1137916A JP 19241197 A JP19241197 A JP 19241197A JP 19241197 A JP19241197 A JP 19241197A JP H1137916 A JPH1137916 A JP H1137916A
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JP
Japan
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solution
specific gravity
cell
control
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP19241197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuichi Sasago
秀一 小砂子
Hidefumi Tsuboi
秀文 坪井
Noritaka Eguchi
徳孝 江口
Yasushi Yoshida
靖 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Chemical Techno Plant Ltd
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Chemical Techno Plant Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd, Hitachi Chemical Techno Plant Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過飽和濃度に近い溶液の比重を高精度に測定
可能な比重測定装置を提供する。 【解決手段】 溶液4を貯留する貯留槽13と、該貯留
槽13内の溶液4がポンプ6を有した配管を通して流入
する測定セル1と、対照溶液5を貯留する対照セル2と
からなり、前記測定セル1上部に測定セル1内の溶液4
を貯留槽13へ配管により返送する越流部7を設置し、
前記対照セル2上部には対照溶液5を排出する越流部7
を設置し、前記測定セル1及び対照セル2の越流部7、
7よりも下方に各々配管口22、22を設け、該各配管
口22、22と差圧計3とを配管接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比重、特には濃度
が過飽和状態であるために固体が析出しやすい状態の溶
液比重を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、溶液の濃度を測定するために
様々な方法が考え出されてきたが、その中の1つの方法
として、溶液の比重を測定し、そこから濃度を求める方
法がある。図3は、そのような装置の例を示したもので
あり、歪みゲージ18を備えた板バネ等の弾性部材17
と浮き子15とを接続部材16にて接続し、溶液4を充
たした貯留槽13内に浮き子15を投入している。浮き
子15は、溶液4の比重変化により浮き沈みをするた
め、前述した歪みゲージ18により弾性部材17の歪量
を測定し、溶液の比重を求めている。尚、溶液4は、温
調機10により制御される液加熱装置14にて一定温度
に保たれている。
【0003】図4は、差圧計3を用いる比重測定方法を
示すものであり、溶液4を充たした貯留槽13の上下に
夫々孔を穿ち、該孔を配管接続すると共に、配管に差圧
計3を取り付けたものである。差圧計3は、貯留槽13
の上下に設けた孔高さでの水頭圧の差を読み取り、換算
機21にて比重換算を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような比重測定の方法は、過飽和状態に近い濃度の溶
液比重を測定することや、高精度に比重を測定すること
が困難であった。即ち、図3に示す装置は、接続部材1
6に気液界面が存在するために、前記界面部分に固体が
析出しやすく、弾性部材17の歪が析出固体の分だけ大
きくなり測定誤差を生じてしまう問題が有る。
【0005】図4に示す装置では、水頭圧の変化を感知
しやすくするために、貯留槽13上下に設ける孔間の距
離を大きくする必要があるが、その際に使用する差圧計
3も水頭圧の変化範囲に合わせ測定範囲が広いものを使
用することとなる。差圧計3の精度は、差圧計3自体の
測定範囲により決定されるので(測定範囲が狭いほど高
精度)、測定範囲が広い差圧計を用いると測定精度が悪
く、濃度変化に対し比重変化の少ない溶液や比重の管理
幅を狭くして高度に制御したい場合には、対応できない
という問題がある。
【0006】本発明では、以上のような課題に鑑みて成
されたものであり、過飽和状態に近い濃度を有する溶液
であっても、高精度に比重を測定可能な比重測定装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、溶液4を貯留する貯留槽13と、該貯留槽13内
の溶液4がポンプ6を有した配管を通して流入する測定
セル1と、対照溶液5を貯留する対照セル2とからな
り、前記測定セル1上部に測定セル1内の溶液4を貯留
槽13へ配管により返送する越流部7を設置し、前記対
照セル2上部には対照溶液5を排出する越流部7を設置
し、前記測定セル1及び対照セル2の越流部7、7より
も下方に各々配管口22、22を設け、該各配管口2
2、22と差圧計3とを配管接続したことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いる対照溶液5は、比
重が既知であるものであれば特に限定されるものではな
いが、コストを考えると水を使用することが好ましい。
特に高精度を望む場合には、純水又は超純水を用いるこ
とにより対応できる。
【0009】本発明に用いる差圧計3は、一般的に市販
されているものを用いることができる。差圧計3は、様
々な構造を有したものがあるが、代表的なものを1つ挙
げると、ダイアフラムにより区切られた左右の空間部に
対し、夫々溶液を充たし、各溶液の水頭圧の差によりダ
イアフラムが歪むのを歪計により測定し2つの溶液の差
圧を求めている。
【0010】貯留槽13から測定セルへ溶液4を移動さ
せる配管、越流部7から貯留槽13へ返送する配管及び
測定セル1には、温調機10により制御可能な加熱装置
9を備えることにより、溶液4の温度管理を行なえ、よ
り高精度に比重を測定することが可能となる。更に、対
照セル2にも温調機10により制御可能な加熱装置9又
は冷却装置(図示せず)を設けることにより精度を高め
ることが可能となる。
【0011】比重測定時には、ポンプ6により越流部7
から溶液4が返送されるまで測定セル1に溶液1を移流
させる動作と、供給弁8を開き、対照溶液5を対照セル
2の越流部7から溢れるまで対照溶液5を対照セル2内
へ移流させる動作を同時に行い、測定セル1及び対照セ
ル2の両方の水面が安定した後に、差圧計3により測定
セル1と対照セル2の差圧を求める。溶液4の比重は、
対照セル2の水頭圧が一定であることから、差圧計によ
り測定セル1の水頭圧が判明し、測定セル1の水位が一
定であることから、溶液4の比重が求められる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、溶液4が酸化硼素
の80℃における飽和濃度水溶液であり、管理したい比
重1.036〜1.040(濃度11.5〜12.7パ
ーセント)である場合を例に取上げ、図面を用いて説明
する。
【0013】図1は、本実施例を示すフロー図であり、
貯留槽13からポンプ6により溶液4を測定セル1に移
流し、溢れた溶液4を越流部7より貯留槽13へ返送し
ている。溶液4は、飽和濃度であり析出が起こりやすい
ために、測定時以外は常にポンプ6を稼働させ溶液4を
流動させていると共に、測定セル1、貯留槽13から測
定セル1までの配管、越流部7から貯留槽13までの配
管及び測定セル1から差圧計3までの配管に、温調機1
0により制御するリボンヒータを用いた加熱装置9によ
り80℃よりも高い85℃に温調している。
【0014】測定セル1は、気液界面を生じさせないた
めに、比重測定時以外は密閉状態になるように作られ、
越流部7の配管径もポンプ6の能力に合わせて適切な径
となし、配管内に空気が入りにくいようにしている。
【0015】測定セル1の構造は、溶液4の比重変化に
よる充分な水頭圧変化を得るために、ある程度の高さを
確保するが、比重測定に使用する溶液量を不必要に増や
さないため断面積を小さくしている。本実施例の場合に
は、直径1インチのステンレス配管を測定セル1として
使用し、差圧計3に接続する配管口から越流部7までの
高さを500mmとしている。
【0016】対照セル2は、同じく直径1インチのステ
ンレス配管を使用し、対照溶液5として純水を使用して
いる。尚、純水源には正圧がかけてあるために、特に送
液手段を設けずに供給弁8の開閉のみで移送している。
対照溶液5は、溶液4の比重を測定する基準となるため
に、比重が一定となるよう温調機10にて制御するリボ
ンヒータを使用した加熱装置9により、夏場の常温より
も高い40℃にて一定に保っている。
【0017】図2は、本実施例のフローチャートであ
り、通常ポンプ6が運転状態にあるものの、タイマによ
り設定された測定サイクルに従い、定期的に測定動作に
入る。比重測定は、供給弁8を開き測定サイクルの間に
蒸発等により減少した対照溶液5をタイマにて測定する
所定時間だけ供給し、水位を対照セル2の越流部7に合
わせ、ポンプ6を停止させた後に空気抜き弁12(図1
参照)を開き、溶液4の水位が越流部7の高さまで越流
するようにする。この際、溶液4が逆流しないように、
ポンプ6と測定セル1の間には逆止弁11を設けてあ
る。測定セル1および対照セル2の水面が安定した後、
比重演算装置20は、差圧計3から出力される差圧から
溶液4の比重を求め、記録を行なう。比重演算装置20
は、表示の際に予め設定してある比重の上下限から、溶
液4の比重が外れた場合に警告音を発し、図1に示す濃
度調整装置19に対し濃度調整を行なう旨の出力を行な
う。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、濃
度が過飽和状態にある等の固体が析出しやすい濃度で、
高精度に溶液の比重(濃度)を測定可能であり、加熱装
置を加えることにより装置内での析出を阻止することも
できる。また、測定セルと対照セルの2つを使用するこ
とにより、差圧計の測定範囲が狭いものを使用可能と
し、精度を高め、濃度変化に対して比重変化の少ない溶
液でも測定可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す比重測定装置のフロー図
である。
【図2】本発明の実施例を示すフローチャートである。
【図3】従来の浮き子式比重測定装置を示す概略図であ
る。
【図4】従来の差圧計を用いた比重測定装置を示す概略
図である。
【符号の説明】
1.測定セル 2.対照セル 3.差圧計 4.溶液
5.対照溶液 6.ポンプ 7.越流部 8.供給弁
9.加熱装置 10.温調機 11.逆止弁 12.空
気抜き弁 13.貯留槽 14.液加熱装置 15.浮
き子 16.接続部材 17.弾性部材 18.歪みゲ
ージ 19.濃度調整装置 20.比重演算装置 2
1.換算機 22、配管口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 徳孝 茨城県下館市大字小川1425番地 日立化成 テクノプラント株式会社内 (72)発明者 吉田 靖 東京都千代田区神田駿河台3丁目3番 伊 藤ビル 日立化成テクノプラント内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液を貯留する貯留槽と、該貯留槽内の
    溶液がポンプを有した配管を通して流入する測定セル
    と、対照溶液を貯留する対照セルとからなり、前記測定
    セル上部に測定セル内の溶液を貯留槽へ配管により返送
    する越流部を設置し、前記対照セル上部には対照溶液を
    排出する越流部を設置し、前記測定セル及び対照セルの
    越流部よりも下方に各々配管口を設け、該各配管口と差
    圧計とを配管接続したことを特徴とする比重測定装置。
  2. 【請求項2】 貯留槽と測定セルを接続する配管及び測
    定セルが、温調機により温度制御可能な加熱装置を備
    え、且つ、対照セルに温調機により温度制御可能な加熱
    装置又は冷却装置を少なくとも1つ備えたことを特徴と
    する請求項1記載の比重測定装置。
JP19241197A 1997-07-17 1997-07-17 比重測定装置 Pending JPH1137916A (ja)

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JP19241197A JPH1137916A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 比重測定装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368234B1 (ko) * 1998-12-12 2003-03-17 주식회사 포스코 비중보상형 부력식 레벨 측정장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368234B1 (ko) * 1998-12-12 2003-03-17 주식회사 포스코 비중보상형 부력식 레벨 측정장치

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