JPH1137862A - 荷重センサおよびこれを装着したポインティング装置 - Google Patents

荷重センサおよびこれを装着したポインティング装置

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JPH1137862A
JPH1137862A JP9195364A JP19536497A JPH1137862A JP H1137862 A JPH1137862 A JP H1137862A JP 9195364 A JP9195364 A JP 9195364A JP 19536497 A JP19536497 A JP 19536497A JP H1137862 A JPH1137862 A JP H1137862A
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JP
Japan
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load sensor
shaft
operating
operation shaft
operating shaft
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JP9195364A
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English (en)
Inventor
Hideki Shigemoto
英樹 重本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲーム機器の操作部やパーソナルコンピュー
タのポインティングデバイス等に使用される荷重センサ
に関し、操作軸が収納できるものを提供することを目的
とする。 【解決手段】 端部に固定部4を有し中央に操作部13
を有する弾性板11と、操作部13の貫通孔13Aと上
下動可能に嵌合さればね15で上方に付勢されている操
作軸12と、弾性板11上に設けられた第一、第二の二
対の歪み検出素子5,6により構成される荷重センサと
することにより、非使用時には操作軸12が収納可能な
荷重センサを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主としてゲーム機器
の操作部やパーソナルコンピュータのポインティングデ
バイス、または各種電子機器のリモートコントローラ等
に使用され、操作部を前後左右に操作することにより、
表示画面の座標入力(二次元)を行う荷重センサおよび
これを装着したポインティング装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の荷重センサとしては、特
開平7−174646号公報に記載された荷重センサが
知られており、その構成は図16の従来の荷重センサの
斜視図に示すように、周囲四箇所の端部を固定部4によ
り取付台3へ固定された弾性板1の中央部に剛体の操作
部2を設け、この操作部2の先端に弾性板1に平行に力
を加えることにより、弾性板1が変形する構造となって
いる。
【0003】そして、弾性板1の操作部2と固定部4の
間には、固定部4と操作部2とを結ぶ線上でかつ操作部
2から等距離に、抵抗値の等しい歪み感応抵抗体からな
る第一、第二の二対の歪み検出素子5(5A,5B),
6(6A,6B)が互いに直交する位置関係で設けられ
ている。
【0004】このような構成の荷重センサの動作につい
て説明すると、図17の操作状態を説明する断面図に示
すように、操作部2の先端に弾性板1と平行なアの方
向、すなわち検出素子5Aの方向に力を加えた場合、弾
性板1と第一の対の歪み検出素子5のうち検出素子5A
は凹面に、同5Bは凸面に変形し、この変形により検出
素子5Aの抵抗値は下がり、同5Bの抵抗値は上がるよ
うになり、この第一の対の歪み検出素子5の検出素子5
A,5Bの抵抗値変化の差を演算することにより、抵抗
値変化が二倍に拡大された状態で加えられた力の大きさ
を検出して出力することができる。
【0005】一方、第二の対の歪み検出素子6の検出素
子6A,6Bは、同じ方向のねじり応力が加えられるだ
けなので抵抗値変化の差は発生せず、第一の対の歪み検
出素子5の座標軸方向の力だけが検出できる。
【0006】同様に、操作部2の先端を図16に示す弾
性板1と平行なイの方向、すなわち検出素子5Aと6A
の中間の方向に力を加える場合には、検出素子5Aと6
Aは凹面に、同5Bと6Bは凸面に変形し、この変形に
より検出素子5Aと6Aの抵抗値は下がり、同5Bと6
Bの抵抗値は上がるようになり、第一の対の歪み検出素
子5の検出素子5A,5Bの抵抗値変化の差および第二
の対の歪み検出素子6の検出素子6A,6Bの抵抗値変
化の差をそれぞれ演算し、両者の差を比較することによ
り、加えられた力の大きさと方向を検出して出力するこ
とができる。
【0007】このように、操作部2に加えられた力は、
二つの座標軸の方向に分離されてその方向と力を検出す
ることができるように構成されたものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成の荷重センサでは、操作性を確保するために、操
作軸はセットの外形より一定寸法突出する必要があり、
このためセットの薄形化には限界があると共に、操作軸
に大きな力が加わり易いので、操作軸の変形によるセッ
トの故障を招きやすいという欠点があった。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、セットの薄形化が可能であると共に、操作
軸が変形し難い荷重センサを提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の荷重センサは、表面に歪み検出素子を有する
弾性板の中央の操作部に貫通孔を設け、操作軸を上下動
可能に嵌合させると共に、操作軸を上方に付勢するば
ね、または、操作軸の上下動範囲の所定の位置で操作軸
を停止させるロック機構部を配するものである。
【0011】この本発明により、使用時には操作軸が突
出しているので操作し易く、非使用時には操作軸を収納
することができるので低寸法で操作軸が変形し難い荷重
センサを実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、端部を固定され中央に貫通孔付きの操作部を有する
弾性板と、操作部の貫通孔に上下動可能に嵌合保持され
た操作軸と、弾性板を端部の固定部で保持した取付台
と、弾性板上に設けられた少なくとも二つの歪み検出素
子からなる荷重センサとしたものであり、操作軸を上下
動させることができるので、使用時には操作軸を突出さ
せることにより操作し易く、非使用時には操作軸を押し
込むことにより、低寸法で操作軸が変形し難い荷重セン
サを実現することができるという作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、操作軸を上方に付勢するばねを操作軸の
下端部と取付台の間に装着し、操作軸の上方係止部を取
付台と一体に設けた荷重センサとしたものであり、請求
項1記載の発明による作用に加えて、操作軸が上方に突
出するように付勢されているので、より操作し易く、し
かも、操作軸を上方に付勢するばねの力が弾性板上の歪
み検出素子に影響しないという作用を有する。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
発明において、ばねが円錐コイルばねであるものであ
り、請求項2記載の発明による作用に加えて、ばね圧縮
時の寸法が小さいので、荷重センサの高さ寸法を低くす
るのに有利であるという作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明において、操作軸を押し込んだ状態では
操作軸の外径と操作部の貫通孔の内径の間に隙間が生
じ、ばねにより操作軸が押し上げられた状態では両者の
間に隙間が生じないように操作軸の外径と操作部の貫通
孔の内径をテーパまたは段差を有する嵌合としたもので
あり、使用時の操作軸が押し上げられた状態では軸ガタ
が小さくなるので荷重センサ部を操作し易く、収納時の
操作軸を押し込んだ状態では操作軸の外径が規制されな
いので操作軸を下方へ押す方向が垂直下方でなく多少傾
いた斜め方向に押し込んでも確実に操作軸を収納できる
という作用を有する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、取付台と一体に設けられ、操作軸を上下
動範囲の所定の位置で停止させるロック機構部を備えた
ものであり、請求項1に記載の発明による作用に加え
て、使用時及び非使用時に都合のよい位置に操作軸を保
持することができるという作用を有する。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
発明において、取付台に保持された平行ばね間に操作軸
の下端の段部又は溝部を挟持してロック機構部を構成し
たものであり、請求項5に記載の発明による作用に加え
て、簡単な構成で操作軸を任意の位置に停止させること
ができると共に、操作軸を最も突出した位置に確実に停
止・保持することができるという作用を有する。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、操作軸の下端部近傍の第1保持部と、操作
軸の上下移動の際この第1保持部が上下移動する中間位
置に対向して取付台と一体に設けられた第2保持部との
間に連結された反発ばねによりロック機構部を構成した
ものであり、ばねの反発力により操作軸を最も突出した
位置及び最も押し込まれた位置まで確実に移動し保持す
ることができるという作用を有する。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項5記載の発
明において、操作軸の上下方向移動と連動するように操
作軸の下端部と連結され、開口端部、V字状係止部およ
び通路部からなる凹凸部を設けたロック体と、先端にピ
ン部を有するカム体を通常はロック体と係合しない位置
に回転可能に保持した取付台と、取付台に保持されロッ
ク体を上方に付勢するばねからなり、操作軸の上下方向
移動に伴うロック体の上下方向摺動の途上においてカム
体のピン部をロック体の開口端部より通路部に導入しV
字状係止部と係合および離脱可能に配置したロック機構
部を有するものであり、操作軸を押し込む動作をくり返
すことにより操作軸の使用状態である突出状態と非使用
状態である収納状態に交互に停止・保持することができ
るという作用を有する。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれか一つに記載の発明において、歪み検出素子が弾性
板上に装着した歪みゲージで構成されたものであり、各
種形状、大きさの弾性板を有する荷重センサにフレキシ
ブルに対応することができるという作用を有する。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか一つに記載の発明において、歪み検出素子が弾
性板上に印刷形成された歪み感応抵抗体で構成されたも
のであり、厚膜印刷等の方法で歪み検出素子を弾性板上
に直接形成することにより、歪み検出素子の位置ずれ、
抵抗値のバラツキ等を小さくできるので、高精度な歪み
検出素子を備えた荷重センサを低コストで量産すること
ができるという作用を有する。
【0022】請求項11記載の発明は、非使用時には装
置の蓋部により操作軸が押し下げられ、使用時には操作
軸が上方に突出するように請求項1〜4のいずれか一つ
に記載の荷重センサを装置の本体ケースに装着したポイ
ンティング装置としたものであり、ポインティング装置
の本体ケースに装着した荷重センサの操作軸を装置の蓋
部の開閉操作に連動して自動的に、使用状態である突出
状態と非使用状態である収納状態に変えることができる
使い勝手のよいポインティング装置を提供することがで
きるという作用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図15を用いて説明する。なお、従来の技術の項で説
明した構成と同一構成の部分には同一符号を付し、その
詳細な説明を省略する。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態による荷重センサの断面図、図2は同外観斜視
図であり、同図において、周囲四箇所の端部を固定部4
により剛体の取付台14へ固定された弾性板11の中央
部には、中央に貫通孔13Aを有する操作部13が設け
られており、操作軸12の嵌合部12Bがこの操作部1
3の貫通孔13Aにより上下動可能に嵌合保持され、そ
の下方に配された弾性金属線から成る円錐コイルばね1
5(以下、ばね15と表わす)が操作軸12の大径の下
端部12Cを取付台14の上方係止部14Aに押し付け
る状態で取付台14上に保持されている。
【0025】そして、この弾性板11上には、従来の技
術の場合と同様に、固定部4と操作部13を結ぶ直線上
でかつ操作部13から等距離の位置に、等しい抵抗値の
歪み感応抵抗体からなる第一、第二の二対の歪み検出素
子5(5A,5B),6(6A,6B)が互いに直交す
る位置関係で設けられている。
【0026】以上のように構成された荷重センサの動作
について図3,図4を用いて説明する。
【0027】図3は上記荷重センサの操作軸12を水平
方向に操作する場合の断面図であり、操作軸12の先端
操作部12Aに弾性板11と平行なアの方向に力を加え
て傾けると、操作軸12の嵌合部12Bと操作部13の
貫通孔13Aは小さな隙間で嵌合しているためにその力
は操作部13を通して弾性板11に伝えられ、弾性板1
1の第一の対の歪み検出素子5のうち検出素子5Aは凹
面に、同5Bは凸面に変形し、この変形により検出素子
5Aの抵抗値は下がり、同5Bの抵抗値は上がることに
より、この第一の対の歪み検出素子5の検出素子5A,
5Bの抵抗値変化の差を演算することによって抵抗値変
化が二倍に拡大された状態で加えられた力を検出するこ
とができることは従来の技術の場合と同様である。
【0028】一方、第二の対の歪み検出素子6(図2参
照)は、同じ方向のねじり応力が加えられるだけであっ
て抵抗値変化の差は起こらないで、第一の対の歪み検出
素子5の座標軸方向のみ検出できることも従来の技術の
場合と同様である。
【0029】同様に、先端操作部12Aを図2に示す弾
性板11と平行なイの方向、すなわち検出素子5Aと6
Aの中間の方向に力を加える場合には、検出素子5Aと
6Aは凹面に、同5Bと6Bは凸面に変形し、この変形
により検出素子5Aと6Aの抵抗値は下がり、同5Bと
6Bの抵抗値は上がることにより、第一の対の歪み検出
素子5の検出素子5A,5Bの抵抗値変化の差および第
二の対の歪み検出素子6の検出素子6A,6Bの抵抗値
変化の差をそれぞれ演算し、両者の差を比較すること
で、加えられた力の大きさと方向を検出して出力するこ
とができることも従来の技術の場合と同様である。
【0030】したがって、本実施の形態によれば、操作
軸12の先端操作部12Aの移動方向を第一、第二の二
対の歪み検出素子5,6それぞれの抵抗値変化の差の比
率で、先端操作部12Aの移動量を第一、第二の二対の
歪み検出素子5,6それぞれの抵抗値変化の差の大小で
検出することが可能となる。
【0031】なお、この水平方向の操作において操作軸
12が傾く際に、操作軸12の下方に配されたばね15
が、その下端部12Cを上方係止部14Aへ押し付けて
いるため、操作軸12は使用状態である突出状態を保つ
ことができるものである。
【0032】図4は本実施の形態による荷重センサの操
作軸を垂直方向に操作する場合を説明する断面図であ
り、操作軸12の先端操作部12Aに弾性板11と垂直
なウの方向、すなわち下方に押し力を加えると、操作軸
12は嵌合部12Bで操作部13の貫通孔13Aと上下
動可能に嵌合しているため、下方に押し込まれて低くな
る。
【0033】そして、操作軸12の先端操作部12Aに
加えていた下方への押し力を除くと、ばね15の弾性復
帰力により操作軸12の下端部12Cが押し戻され、上
方係止部14Aと当接する使用状態に戻る。
【0034】次に、以上のように構成された荷重センサ
を装着したポインティング装置の実際の機器での使用例
について図5を用いて説明する。
【0035】図5(a)は本実施の形態による荷重セン
サを装着したポインティング装置を説明する斜視図、図
5(b),(c)は同要部断面図であり、ポインティン
グ装置18はその操作面16Dに装着された荷重センサ
19の操作軸12が突出できる円形の開孔部16Aを有
する本体ケース16と、本体ケース16とヒンジ部16
Cにより開閉可能に連結された蓋部17からなり、非使
用時に蓋部17が開かないように蓋部17の爪部17A
と本体ケース16の角孔部16Bからなるロック機構を
有している。
【0036】そして、ポインティング装置18の使用時
で、蓋部17を開いた状態においては、図5(b)に示
すように荷重センサ19の操作軸12は、その下方のば
ね15の弾性力により押し上げられて先端操作部12A
が本体ケース16の操作面16Dより突出しているた
め、荷重センサを容易に操作することができ、非使用時
で蓋部17を閉じる時には、図5(b)に示すように蓋
部17が荷重センサ19の操作軸12の先端操作部12
Aに当接して操作軸12を下方に押し下げるため、問題
なく蓋部17を閉じることができるものである。
【0037】したがって、本実施の形態によれば、操作
軸12の先端操作部12Aの水平方向操作を第一、第二
の二対の歪み検出素子5,6のそれぞれの抵抗値変化の
差を演算して検出できると共に、操作軸12を下方に押
し込むこともできるので、使用時には操作軸12を突出
させることで操作し易く、非使用時には操作軸12を押
し込むことで低寸法になると共に、操作軸が変形し難い
荷重センサ19を提供することができるものである。
【0038】なお、上記の説明において、ばね15を円
錐コイルばねとしたが、円筒コイルばね、U字形ばね、
板ばね等を使用してもよい事は勿論である。
【0039】また、第一、第二の二対の歪み検出素子
5,6は弾性板11の上面に配置される場合について説
明したが、これは弾性板11の下面に配置してもよいも
のである。
【0040】さらに、第一、第二の二対の歪み検出素子
5,6は弾性板11上に印刷形成した歪み感応抵抗体と
したが、弾性板11上に装着した歪みゲージを用いてよ
いことも勿論である。
【0041】そして、機器での使用例であるポインティ
ング装置において、その蓋部17は本体ケース16にヒ
ンジ部16Cにより連結されたものとしたが、これはス
ライド式の蓋部や取外し可能な蓋部であっても同様に、
本実施の形態による荷重センサ19を使用できるもので
ある。
【0042】(実施の形態2)図6は本発明の第2の実
施の形態による荷重センサの断面図であり、上記実施の
形態1の場合に対して、操作軸20の嵌合部20Bと操
作部21の貫通孔21Aの形状が異なっている。
【0043】すなわち、図6に示すように、操作軸20
の嵌合部20Bの形状が上部は細径部20D、下部は太
径部20Eとなりその中間はテーパ部20Fで結ばれて
おり、操作部21の貫通孔21Aの形状も同様に上部は
小孔部21B、下部は大孔部21Cとなりその中間はテ
ーパ部21Dとなっている。
【0044】以上のように構成された荷重センサの動作
について図7を用いて説明すると、図7の断面図に示す
ように、操作軸20の先端操作部20Aに弾性板11と
垂直なウの方向、すなわち下方への押し力を加えると操
作軸20は下方に押し込まれて低くなり、この押し力を
除くと、ばね15の弾性復帰力により操作軸20の下端
部20Cが押し戻されて取付台14の上方係止部14A
と当接する使用状態に戻ることは実施の形態1と同様で
あるが、操作軸20が下方に押し込まれると操作軸20
の嵌合部20Bと操作部21の貫通孔21Aの隙間は大
きくなるので、操作部21および弾性板11は操作軸2
0の動きの影響を受けにくくなる。
【0045】したがって、本実施の形態によれば、操作
軸20を下方へ押す力の方向が垂直下方でなく、多少傾
いた斜め下方向に押し込む場合でも操作軸20の嵌合部
20Bと操作部21の貫通孔21Aの隙間は大きくなる
ので、容易に操作軸20を収納できると共に、操作軸2
0が使用状態である突出状態においては、ばね15の弾
性復帰力により操作軸20は元の使用状態に戻されてい
るため、操作軸20の嵌合部20Bと操作部21の貫通
孔21Aの隙間は小さく、軸ガタが小さく水平方向の操
作のし易い荷重センサとなるものである。
【0046】なお、水平方向の操作については本発明の
第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0047】また、上記の説明においては、操作軸20
の嵌合部20Bを上部は細径部20D下部は太径部20
Eとなりその中間はテーパ部20Fとし、操作部21の
貫通孔21Aも上部は小孔部21B、下部は大孔部21
Cとなりその中間はテーパ部21Dとしたが、嵌合部2
0Bのテーパ部20Fと貫通孔21Aのテーパ部21D
だけで操作軸20と操作部21の嵌合を構成してもよい
ことは勿論である。
【0048】(実施の形態3)図8は本発明の第3の実
施の形態による荷重センサの断面図、図9は同図8のG
−G線における断面図であり、上記実施の形態1の場合
に対して、操作軸を上下動範囲の所定の位置で停止でき
るロック機構部を有している点が異なっている。
【0049】すなわち、図8および図9に示すように、
取付台23に設けられた一対のばね保持部23Cに保持
された弾性金属線からなる一対の平行ばね24が操作軸
22の嵌合部22Bを挟持しており、この操作軸22の
嵌合部22Bの下端には全周に亘り細径となった溝部2
2Dが設けられており、使用状態である操作軸22が突
出した状態においては、平行ばね24がこの溝部22D
にはまり込む構造となっている。
【0050】以上のように構成された荷重センサの動作
について説明すると操作軸22の水平方向の操作につい
ては、本発明の第1の実施の形態と同様であるが、操作
軸22が傾く際に、操作軸22の溝部22Dに平行ばね
24がはまり込んでいるため、操作軸22が使用状態で
ある突出状態を安定して保つことができるものである。
【0051】図10は本実施の形態による荷重センサの
垂直方向の操作を説明する断面図であり、操作軸22の
先端操作部22Aに弾性板11と垂直なウの方向、すな
わち下方への大きな押し力(操作軸22の溝部22Dと
平行ばね24が係合する力よりも大きな力)を加えると
操作軸22の溝部22Dと平行ばね24の係合が外れ、
操作軸22は下方に押し込まれて操作軸22の下端部2
2Cが取付台23の下方係止部23Bと当接するまで低
くなる。
【0052】このとき、操作軸22の嵌合部22Bは平
行ばね24により挟持されているため、その摩擦力によ
り操作軸22がガタつくことはない。
【0053】そして、操作軸22の先端操作部22Aに
上方への引く力を加えると、操作軸22は上方に引き上
げられ、平行ばね24が操作軸22の溝部22Dにはま
り込んで取付台23の上方係止部23Aと当接する使用
状態まで操作軸22を突出させることができる。
【0054】したがって、本実施の形態によれば、操作
軸22を平行ばね24で挟持することにより任意の位置
に停止させることができると共に、操作軸22の溝部2
2Dと平行ばね24が係合することにより操作軸22が
最も突出した位置に確実に安定して停止・保持すること
ができる荷重センサを実現できる。
【0055】なお、溝部22Dは操作軸22に一箇所と
したが、複数個設けて任意の高さに操作軸22を設定す
ることも可能である。
【0056】さらに、平行ばね24は一本の弾性金属線
で形成してもよく、その形状もU字形、V字形ばね等で
もよいことは勿論である。
【0057】(実施の形態4)図11は本発明の第4の
実施の形態による荷重センサの断面図、図12は同図1
1のH−H線における断面図であり、本実施の形態によ
る荷重センサは、実施の形態3の場合に対して、ロック
機構部が操作軸25と取付台26の間の反発ばね27で
構成されているところが異なっている。
【0058】すなわち、図11および図12に示すよう
に、操作軸25の嵌合部25Bの下端部25Cの上下動
範囲の中点位置に対向して取付台26と一体に設けた一
対のばね保持部26Cと操作軸25の嵌合部25Bの下
端部25Cに設けた一対の孔からなるばね保持部25D
の間に弾性金属線からなる一対のU字形の反発ばね27
が回動可能に保持されてロック機構部を構成している。
【0059】このように構成された本実施の形態の荷重
センサの動作について説明すると、操作軸25の水平方
向の操作については、この場合も本発明の第1の実施の
形態と同様であるが、操作軸25が傾く際に、反発ばね
27が操作軸25の嵌合部25Bの下端部25Cを取付
台26の上方係止部26Aへ押し付けることにより、操
作軸25が使用状態である突出状態を安定して保つこと
ができる点が異なっている。
【0060】図13は本実施の形態による荷重センサの
垂直方向の操作を説明する断面図であり、反発ばね27
の上方へ押し上げようとする力に抗して操作軸25の先
端操作部25Aに弾性板11と垂直なウの方向、すなわ
ち下方への押し力を加えて下方に動かし、操作軸25の
ばね保持部25Dが取付台26のばね保持部26Cの位
置を過ぎると、反発ばね27の力は操作軸25を下方へ
下げる方向に働き、操作軸25は嵌合部25Bの下端部
25Cが取付台26の下方係止部26Bと当接するまで
低くなる。
【0061】逆に操作軸25の先端操作部25Aに上方
へ引く力を加えて上方へ動かすと、操作軸25は上昇し
てそのばね保持部25Dが取付台26の保持部26Cを
過ぎると、反発ばね27の力で操作軸25は嵌合部25
Bの下端部25Cが取付台26の上方係止部26Aと当
接する使用状態まで突出する。
【0062】したがって、本実施の形態によれば、反発
ばね27の上向きまたは下向きに働く反発力により、操
作軸25を最も突出した位置および最も押し込まれた位
置に移動し保持することができる荷重センサとすること
ができるものである。
【0063】(実施の形態5)図14は本発明の第5の
実施の形態による荷重センサの断面図であり、本実施の
形態による荷重センサは実施の形態3の場合に対して、
ロック機構部が特公昭60−52563号公報『可変抵
抗器』に開示されたものと同様のものであり、ロック体
30のハート形溝30Bとカム体33のピン部33Aが
係合離脱できるところが異なっている。
【0064】すなわち、図14に示すように、取付台2
9と一体に構成された箱形カバー部29Aの内部にロッ
ク体30が前後動可能に収容されると共に、取付台29
の箱形カバー部29Aの後面壁との間にロック体30を
前方に付勢するコイルばね31が装着され、ロック体3
0の端部に設けられた切欠部30Aに先端操作部28A
を有する操作軸28の嵌合部28Bの下端の溝部28C
が連結されている。
【0065】そして、取付台29の箱形カバー部29A
の蓋板32には、先端に円形のピン部33Aを有するカ
ム体33を回転可能に保持すると共に、このピン部33
Aを内方向に押し付けるように付勢する板ばね34が装
着され、操作軸28の上下動に伴うロック体30の上下
動により係合または離脱させて操作軸28をプッシュロ
ック状態またはロック解除状態とさせるものである。
【0066】図15は本実施の形態による荷重センサの
垂直方向の操作を説明する断面図であるが、この動作は
前記の特公昭60−52563号公報『可変抵抗器』に
開示されたものと同様であるので詳細な説明は省略し、
水平方向の操作についても本発明の第1の実施の形態と
同様であるので省略する。
【0067】したがって、本実施の形態によれば、操作
軸28を押し込む動作をくり返すことにより操作軸28
の使用状態である突出状態(ロック解除状態)と非使用
状態(プッシュロック状態)である収納状態に交互に停
止・保持することができる荷重センサとするものであ
る。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、使用時に
は操作軸が突出しているので操作し易く、非使用時には
操作軸を収納することができるので、低寸法で操作軸が
変形し難い荷重センサを提供することができるという有
利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による荷重センサの
断面図
【図2】同外観斜視図
【図3】同水平方向の操作を説明する断面図
【図4】同垂直方向の操作を説明する断面図
【図5】(a)同荷重センサを装着したポインティング
装置を説明する斜視図 (b)同要部断面図 (c)同要部断面図
【図6】本発明の第2の実施の形態による荷重センサの
断面図
【図7】同垂直方向の操作を説明する断面図
【図8】本発明の第3の実施の形態による荷重センサの
断面図
【図9】同図8のG−G線における断面図
【図10】同垂直方向の操作を説明する断面図
【図11】本発明の第4の実施の形態による荷重センサ
の断面図
【図12】同図11のH−H線における断面図
【図13】同垂直方向の操作を説明する断面図
【図14】本発明の第5の実施の形態による荷重センサ
の断面図
【図15】同垂直方向の操作を説明する断面図
【図16】従来の荷重センサの外観斜視図
【図17】同操作状態を説明する断面図
【符号の説明】
4 固定部 5 第一の対の歪み検出素子 6 第二の対の歪み検出素子 5A,5B,6A,6B 検出素子 11 弾性板 12,20,22,25,28 操作軸 12A,20A,22A,25A,28A 先端操作部 12B,20B,22B,25B,28B 嵌合部 12C,20C,22C,25C 下端部 13,21 操作部 13A,21A 貫通孔 14,23,26,29 取付台 14A,23A,26A 上方係止部 15 円錐コイルばね 16 本体ケース 16A 開孔部 16B 角孔部 16C ヒンジ部 16D 操作面 17 蓋部 17A 爪部 18 ポインティング装置 19 荷重センサ 20D 細径部 20E 太径部 20F,21D テーパ部 21B 小孔部 21C 大孔部 22D,28C 溝部 23B,26B 下方係止部 23C,25D,26C ばね保持部 24 平行ばね 27 反発ばね 29A 箱形カバー 30 ロック体 30A 切欠部 30B ハート形溝部 31 コイルばね 32 蓋板 33 カム体 33A ピン部 34 板ばね

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部を固定され中央に貫通孔付きの操作
    部を有する弾性板と、操作部の貫通孔に上下動可能に嵌
    合保持された操作軸と、弾性板を端部の固定部で保持し
    た取付台と、弾性板上に設けられた少なくとも二つの歪
    み検出素子からなる荷重センサ。
  2. 【請求項2】 操作軸を上方に付勢するばねを操作軸の
    下端部と取付台の間に装着し、操作軸の上方係止部を取
    付台と一体に設けた請求項1記載の荷重センサ。
  3. 【請求項3】 ばねが円錐コイルばねである請求項2記
    載の荷重センサ。
  4. 【請求項4】 操作軸を押し込んだ状態では操作軸の外
    径と操作部の貫通孔の内径の間に隙間が生じ、ばねによ
    り操作軸が押し上げられた状態では両者の間に隙間が生
    じないように操作軸の外径と操作部の貫通孔の内径をテ
    ーパまたは段差を有する嵌合とした請求項2または3記
    載の荷重センサ。
  5. 【請求項5】 取付台と一体に設けられ、操作軸を上下
    動範囲の所定の位置で停止させるロック機構部を備えた
    請求項1記載の荷重センサ。
  6. 【請求項6】 取付台に保持された平行ばね間に操作軸
    の下端の段部又は溝部を挟持してロック機構部を構成し
    た請求項5記載の荷重センサ。
  7. 【請求項7】 操作軸の下端部近傍の第1保持部と、操
    作軸の上下移動の際この第1保持部が上下移動する中間
    位置に対向して取付台と一体に設けられた第2保持部と
    の間に連結された反発ばねによりロック機構部を構成し
    た請求項5記載の荷重センサ。
  8. 【請求項8】 操作軸の上下方向移動と連動するように
    操作軸の下端部と連結され、開口端部、V字状係止部お
    よび通路部からなる凹凸部を設けたロック体と、先端に
    ピン部を有するカム体を通常はロック体と係合しない位
    置に回転可能に保持した取付台と、取付台に保持され、
    ロック体を上方に付勢するばねからなり、操作軸の上下
    方向移動に伴うロック体の上下方向摺動の途上におい
    て、カム体のピン部をロック体の開口端部より通路部に
    導入しV字状係止部と係合および離脱可能に配置したロ
    ック機構部を有する請求項5記載の荷重センサ。
  9. 【請求項9】 歪み検出素子が弾性板上に装着された歪
    みゲージで構成されたものである請求項1〜8のいずれ
    か一つに記載の荷重センサ。
  10. 【請求項10】 歪み検出素子が弾性板上に印刷形成さ
    れた歪み感応抵抗体で構成されたものである請求項1〜
    8のいずれか一つに記載の荷重センサ。
  11. 【請求項11】 非使用時には装置の蓋部により操作軸
    が押し下げられ、使用時には操作軸が上方に突出するよ
    うに、請求項1〜4のいずれか一つに記載の荷重センサ
    を装置の本体ケースに装着したポインティング装置。
JP9195364A 1997-04-04 1997-07-22 荷重センサおよびこれを装着したポインティング装置 Pending JPH1137862A (ja)

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EP98105365A EP0869343B1 (en) 1997-04-04 1998-03-25 Load sensor and pointing equipment incorporating the same
US09/055,030 US6293160B1 (en) 1997-04-04 1998-04-03 Load sensor and pointing equipment incorporating the same

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000284902A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Copcom Co Ltd 信号入力装置
KR100480010B1 (ko) * 2001-11-27 2005-03-30 이종한 스트레인 게이지를 이용한 조이스틱
CN108731857A (zh) * 2018-05-30 2018-11-02 西安青合机电有限公司 一种控制用力传感器

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