JPH1137764A - 光ファイバジャイロ用ファイバコイルの巻線方法及び装置 - Google Patents

光ファイバジャイロ用ファイバコイルの巻線方法及び装置

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JPH1137764A
JPH1137764A JP9190289A JP19028997A JPH1137764A JP H1137764 A JPH1137764 A JP H1137764A JP 9190289 A JP9190289 A JP 9190289A JP 19028997 A JP19028997 A JP 19028997A JP H1137764 A JPH1137764 A JP H1137764A
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JP
Japan
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tension
fiber
fiber coil
pulley
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP9190289A
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English (en)
Inventor
Michihiko Mimura
道彦 三村
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光ファイバジャイロ用ファイバコイル
の巻線方法は、テンション制御を行っていないため、3
〜5gのテンションがかかり、巻回後にファイバコイル
の偏波面保存性が損なわれ、自己発熱や外部温度の変化
等による零点ドリフトが発生していた。 【解決手段】 本発明による光ファイバジャイロ用ファ
イバコイルの巻線方法及び装置は、ファイバコイル(8)
のテンションをテンション検知器(10)で検出し、このテ
ンション検知値に応じてプーリ(5)の回転をモータ(20)
によって制御し、巻回時のテンション制御を行う方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバジャイロ
用ファイバコイルの巻線方法及び装置に関し、特に、巻
線時にファイバコイルのテンション制御を行い、巻き付
けのテンションを最小にしてターゲットボビンに巻き付
けるための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の光ファイ
バジャイロ用ファイバコイルの巻線方法及び装置として
は、図5で示す方法が採用されていた。すなわち、図5
において符号1で示されるものは軸2により回転自在に
設けられたターゲットボビンであり、このターゲットボ
ビン1の隣りには同軸状に設けられ供給用のファイバコ
イルを巻回して有する供給ボビン3が設けられている。
前記ターゲットボビン1を有する基台4上には、プーリ
5を有する保持台6が設けられており、この保持台6に
は複数のガイドローラ7が設けられている。従って、供
給ボビン3から供給されたファイバコイル8は各ガイド
ローラ7を経てプーリ5を周回した後に巻き取るための
ターゲットボビン1に巻き取られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバジャ
イロ用ファイバコイルの巻線方法は、以上のように構成
されていたため、次のような課題が存在していた。すな
わち、一般に光ファイバジャイロは、巻回したファイバ
コイルからなるセンシングコイルで発生するサニャック
効果により角速度を検出するもので、通常このセンシン
グコイルとしては、数10mから数100mのファイバ
コイルが巻かれており、光源からの光を2分岐してファ
イバコイルの両端から入射させ、各々逆回りに進行さ
せ、出射端で合成させる。外部から角速度が入力される
と、周知のサニャック効果により干渉出力が変動し、こ
の変動により角速度入力の大きさを検出している。しか
しながら、前述の従来方法によるファイバコイルの巻き
付けでは、テンション制御がなされていないため、巻テ
ンションが3〜5gになり、ファイバコイルの偏波面保
存性が損なわれ、自己発熱や外部温度の変化等により零
点がドリフトする現象が発生していた。特に、ローコス
トを目的とするシングルモードファイバ、コーティング
の薄い細いファイバコイルについては巻テンションを最
小としないとファイバコイル本来の偏波面特性が得られ
ず、光ファイバジャイロの零点ドリフトとなって現れて
いた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、巻線時にファイバコイルの
テンション制御を行い、巻き付けのテンションを最小に
してターゲットボビンに巻き付けるようにした光ファイ
バジャイロ用ファイバコイルの巻線方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による光ファイバ
ジャイロ用ファイバコイルの巻線方法は、供給ボビンに
巻回されたファイバコイルをプーリを介してこの供給ボ
ビンと同軸配置のターゲットボビンに巻き付けるように
した光ファイバジャイロ用ファイバコイルの巻線方法に
おいて、前記ファイバコイルのテンションをテンション
検知器で検出し、このテンション検知器からのテンショ
ン検出値に応じて前記プーリの回転をモータによって制
御し、前記テンションを制御する方法である。さらに、
前記テンションを1g以下に制御する方法である。ま
た、本発明による光ファイバジャイロ用ファイバコイル
の巻線装置は、供給ボビンに巻回されたファイバコイル
をプーリを介してこの供給ボビンと同軸配置のターゲッ
トボビンに巻き付けるようにした光ファイバジャイロ用
ファイバコイルの巻線装置において、前記ファイバコイ
ルのテンションを検出するためのテンション検知器と、
前記プーリの回転を制御するためのモータとを備え、前
記テンション検知器のテンション検出値に応じて前記プ
ーリの回転をモータにより制御し、前記テンションを制
御する構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による光
ファイバジャイロ用ファイバコイルの巻線方法及び装置
の好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と
同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。図1
から図4において符号1で示されるものは軸2により回
転自在に設けられたターゲットボビンであり、このター
ゲットボビン1の隣りには同軸状に設けられた供給用の
ファイバコイルを巻回して有する供給ボビン3が設けら
れている。
【0007】前記ターゲットボビン1を有する基台4上
には、プーリ5を有する保持台6が設けられており、こ
の保持台6には複数のガイドローラ7が設けられてい
る。前記保持台6には、図3及び図4で示すテンション
検知器10が設けられており、このテンション検知器1
0は、前記保持台6に回転自在に設けられた回転軸11
に共回りするように設けられ重り12とファイバ用パス
部13を有する回転体14と、前記回転軸11に接続さ
れ周知の可変抵抗器又はエンコーダ等の回転角検出器1
4Aとから構成され、前記ファイバ用パス部13を有す
る棒部15が前記保持台6のパネル16に表示された0
gから5g迄のテンション表示部17に対する指示体の
作用を有している。
【0008】前記保持台6には、サーボモータからなる
モータ20が設けられており、このモータ20は前記プ
ーリ5を正逆回転してプーリ5の回転状態を制御するこ
とができるように構成されている。前記テンション検知
器10の回転角検出器14Aにより得られたテンション
検出値は前記モータ20を制御する制御部30に入力さ
れてこの制御部30に設けられたテンション設定器31
により設定された設定値(例えば1g以下)となるよう
に周知の制御回路(図示せず)により制御されている。
【0009】次に動作について説明する。まず、図のよ
うに、供給ボビン3に巻回されたファイバコイル8はガ
イドローラ7及びプーリ5を介してテンション検知器1
0のファイバ用パス部13から巻き取るためのターゲッ
トボビン1に巻き取られるように張架させた状態におい
て、テンション設定器31にて任意のテンション値(種
々実験の結果、1g以下であることが従来の課題を解消
するために最適であることが判明した)を設定し、図示
しない駆動系を駆動させてファイバコイル8のターゲッ
トボビン1への巻き取りを開始する。この状態下で、テ
ンション検知器10で検知したテンション検出値を制御
部30に入力することにより、モータ20を介してプー
リ5がファイバ送り方向又は逆方向へ回転されることに
よってテンション設定値に追従するように制御すること
ができる。なお、実験の結果として、1g以下のテンシ
ョン設定値のうち、0.5±0.5gの範囲が従来の課題
を克服するために最適であった。また、本発明のように
テンション制御を行ったコイルと従来のコイルとを比較
した結果、約10倍のバイアス安定性が得られることが
判明した。また、図2の巻き取り状態は、周知の対称巻
きであるため、図1とは巻回方向が逆となっている。
【0010】
【発明の効果】本発明による光ファイバジャイロ用ファ
イバコイルの巻線方法及び装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような効果を得ることができる。す
なわち、テンション制御下でファイバコイルの巻線を行
うため、ファイバコイルの特性を損なうことなく巻線す
ることができ、シングルモードファイバ等の安価なファ
イバや、巻線時に特性が損なわれやすい細径ファイバコ
イルなどを用いても特性の安定した光ファイバジャイロ
を得ることができる。また、供給ボビンから巻き戻す時
のテンションのムラをテンション制御で吸収することが
できるので、巻線時の速度を従来よりも上げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバジャイロ用ファイバコ
イルの巻線装置を示す構成図である。
【図2】図1の他例を示す構成図である。
【図3】図1の要部を示す拡大図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】従来構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ターゲットボビン 3 供給ボビン 5 プーリ 8 ファイバコイル 10 テンション検知器 20 モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給ボビン(3)に巻回されたファイバコ
    イル(8)をプーリ(5)を介してこの供給ボビン(3)と同軸
    配置のターゲットボビン(1)に巻き付けるようにした光
    ファイバジャイロ用ファイバコイルの巻線方法におい
    て、前記ファイバコイル(8)のテンションをテンション
    検知器(10)で検出し、このテンション検知器(10)からの
    テンション検出値に応じて前記プーリ(5)の回転をモー
    タ(20)によって制御し、前記テンションを制御すること
    を特徴とする光ファイバジャイロ用ファイバコイルの巻
    線方法。
  2. 【請求項2】 前記テンションを1g以下に制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ファイバジャイロ用フ
    ァイバコイルの巻線方法。
  3. 【請求項3】 供給ボビン(3)に巻回されたファイバコ
    イル(8)をプーリ(5)を介してこの供給ボビン(3)と同軸
    配置のターゲットボビン(1)に巻き付けるようにした光
    ファイバジャイロ用ファイバコイルの巻線装置におい
    て、前記ファイバコイル(8)のテンションを検出するた
    めのテンション検知器(10)と、前記プーリ(5)の回転を
    制御するためのモータ(20)とを備え、前記テンション検
    知器(10)のテンション検出値に応じて前記プーリ(5)の
    回転をモータ(20)により制御し、前記テンションを制御
    することを特徴とする光ファイバジャイロ用ファイバコ
    イルの巻線装置。
JP9190289A 1997-07-15 1997-07-15 光ファイバジャイロ用ファイバコイルの巻線方法及び装置 Pending JPH1137764A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030047720A (ko) * 2001-12-10 2003-06-18 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 광섬유 보유 지지 장치, 광섬유 그레이팅 가공 장치,광섬유 그레이팅 가공 방법 및 광섬유 그레이팅
US6778754B1 (en) 1999-06-17 2004-08-17 Nippon Telegraph & Telephone Corporation Optical fiber wiring apparatus and optical fiber wiring method
KR100986633B1 (ko) 2008-09-22 2010-10-08 글로벌텍 주식회사 광섬유 자이로스코프 제조장치
CN107830852A (zh) * 2017-12-09 2018-03-23 杨学智 气动张力控制器及光纤陀螺绕环机
CN112945220A (zh) * 2021-02-02 2021-06-11 烽火通信科技股份有限公司 一种保偏光纤环的绕制方法及保偏光纤环

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