JPH1137292A - 溶射ピストンリングの製造方法 - Google Patents
溶射ピストンリングの製造方法Info
- Publication number
- JPH1137292A JPH1137292A JP21008297A JP21008297A JPH1137292A JP H1137292 A JPH1137292 A JP H1137292A JP 21008297 A JP21008297 A JP 21008297A JP 21008297 A JP21008297 A JP 21008297A JP H1137292 A JPH1137292 A JP H1137292A
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- Japan
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- piston ring
- piston
- sprayed
- thin spacer
- piston rings
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の同径のピストンリングの摺動面に同時
に溶射を行うとき、ピストンリングの上面及び下面の周
縁部に溶射皮膜の盛り上がりが形成されず、ピストンリ
ング間に溶射層による橋架けが生じない溶射ピストンリ
ングの製造方法の提供。 【解決手段】 複数の同径のピストンリング10A〜1
0Cと複数の円形の金属製薄型間座20を交互に互いに
同軸的に配列し、薄型間座20の外径をピストンリング
10の外径よりも大きく設定する。この状態で公知の溶
射条件にて摺動面に溶射を行う。薄型間座20の外径は
ピストンリング10の外径よりも0.4mm乃至0.8
mm大きく、厚さが0.1mm乃至1mmである。
に溶射を行うとき、ピストンリングの上面及び下面の周
縁部に溶射皮膜の盛り上がりが形成されず、ピストンリ
ング間に溶射層による橋架けが生じない溶射ピストンリ
ングの製造方法の提供。 【解決手段】 複数の同径のピストンリング10A〜1
0Cと複数の円形の金属製薄型間座20を交互に互いに
同軸的に配列し、薄型間座20の外径をピストンリング
10の外径よりも大きく設定する。この状態で公知の溶
射条件にて摺動面に溶射を行う。薄型間座20の外径は
ピストンリング10の外径よりも0.4mm乃至0.8
mm大きく、厚さが0.1mm乃至1mmである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶射ピストンリングの製
造方法に関する。
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ピストンリングの摺動面の表面処理法と
して、従来から硬質クロムメッキが使用されてきた。と
ころが、内燃機関の高出力化が進んだ現在では、さらに
耐焼付性及び耐摩耗性に優れた皮膜が望まれており、そ
のため近年ではクロムメッキに代えて溶射による表面処
理が行われるようになった。ここで、溶射ピストンリン
グの製造はクロムメッキと比べてコストがかかるので、
生産性を高めることが重要となる。この目的から、複数
のピストンリングの摺動面に同時に溶射を行う方法があ
る。
して、従来から硬質クロムメッキが使用されてきた。と
ころが、内燃機関の高出力化が進んだ現在では、さらに
耐焼付性及び耐摩耗性に優れた皮膜が望まれており、そ
のため近年ではクロムメッキに代えて溶射による表面処
理が行われるようになった。ここで、溶射ピストンリン
グの製造はクロムメッキと比べてコストがかかるので、
生産性を高めることが重要となる。この目的から、複数
のピストンリングの摺動面に同時に溶射を行う方法があ
る。
【0003】具体的には、複数の同径のピストンリング
を互いに同軸的に配列して摺動面に対して溶射が行われ
る。このとき、複数の同径のピストンリングのみを配列
して溶射を行うと、複数のピストンリングの外周面全体
に渡り一体となった溶射皮膜が形成され、隣り合うピス
トンリングを個々に分離することが不可能となる。この
問題を解決するため、図2に示されるように隣り合うピ
ストンリング10の間に間座30を配置し、摺動面12
相互を離間させた状態で溶射を行う必要がある。
を互いに同軸的に配列して摺動面に対して溶射が行われ
る。このとき、複数の同径のピストンリングのみを配列
して溶射を行うと、複数のピストンリングの外周面全体
に渡り一体となった溶射皮膜が形成され、隣り合うピス
トンリングを個々に分離することが不可能となる。この
問題を解決するため、図2に示されるように隣り合うピ
ストンリング10の間に間座30を配置し、摺動面12
相互を離間させた状態で溶射を行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、間座30の外
径がピストンリング10の外径よりも小さいと、上側ピ
ストンリング10A下面、下側ピストンリング10B上
面及び間座外周面により環状溝31が形成される。この
状態で溶射を行うと、環状溝31にも溶射材料が侵入
し、加工後のピストンリングについては、図3に示すよ
うに上面11及び下面13の周縁部に溶射被膜の盛り上
がりが形成されてしまうおそれがある。また、溶射材料
が過度に環状溝31に侵入すると、隣り合うピストンリ
ング間に溶射皮膜が連続して形成され、溶射層による橋
架けが生じ、ピストンリングを個々に分離することが不
可能となる。
径がピストンリング10の外径よりも小さいと、上側ピ
ストンリング10A下面、下側ピストンリング10B上
面及び間座外周面により環状溝31が形成される。この
状態で溶射を行うと、環状溝31にも溶射材料が侵入
し、加工後のピストンリングについては、図3に示すよ
うに上面11及び下面13の周縁部に溶射被膜の盛り上
がりが形成されてしまうおそれがある。また、溶射材料
が過度に環状溝31に侵入すると、隣り合うピストンリ
ング間に溶射皮膜が連続して形成され、溶射層による橋
架けが生じ、ピストンリングを個々に分離することが不
可能となる。
【0005】そこで本発明は、ピストンリングの上面及
び下面の周縁部に溶射皮膜の盛り上がりが形成されず、
隣り合うピストンリング間に溶射層による橋架けが生じ
ない溶射ピストンリングの製造方法を提供することを目
的とする。
び下面の周縁部に溶射皮膜の盛り上がりが形成されず、
隣り合うピストンリング間に溶射層による橋架けが生じ
ない溶射ピストンリングの製造方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の同径のピストンリングと複数の円
形の薄型間座を交互に互いに同軸的に配列し、複数の該
ピストンリングの摺動面に同時に溶射を行う溶射ピスト
ンリングの製造方法において、該薄型間座の外径は該ピ
ストンリングの外径よりも大きく設定して溶射する溶射
ピストンリングの製造方法を提供している。
に、本発明は、複数の同径のピストンリングと複数の円
形の薄型間座を交互に互いに同軸的に配列し、複数の該
ピストンリングの摺動面に同時に溶射を行う溶射ピスト
ンリングの製造方法において、該薄型間座の外径は該ピ
ストンリングの外径よりも大きく設定して溶射する溶射
ピストンリングの製造方法を提供している。
【0007】ここで、該薄型間座の外径は該ピストンリ
ングの外径よりも0.4mm乃至0.8mm大きいのが
好ましい。また、該薄型間座の厚さは0.1mm乃至1
mmであるのが好ましい。
ングの外径よりも0.4mm乃至0.8mm大きいのが
好ましい。また、該薄型間座の厚さは0.1mm乃至1
mmであるのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による溶射ピ
ストンリングの製造方法について図1に基づき説明す
る。
ストンリングの製造方法について図1に基づき説明す
る。
【0009】図1に示されるように、複数の同径のピス
トンリング10A〜10Cと複数のリング状の金属製薄
型間座20を交互に互いに同軸的に配列している。ま
た、薄型間座20の外径はピストンリング10の外径よ
りも大きく設定される。従って、薄型間座20の外周面
はピストンリング外周面より突出する形となっている。
よって、図2に示すような環状溝31は形成されない。
トンリング10A〜10Cと複数のリング状の金属製薄
型間座20を交互に互いに同軸的に配列している。ま
た、薄型間座20の外径はピストンリング10の外径よ
りも大きく設定される。従って、薄型間座20の外周面
はピストンリング外周面より突出する形となっている。
よって、図2に示すような環状溝31は形成されない。
【0010】図1に示すような状態で、公知の溶射条件
にて摺動面に溶射を行う。このとき、図2に示すような
環状溝31が存在しないので、溶射材料の侵入の問題が
生じず、加工後の各ピストンリングに図3に示すような
溶射皮膜の盛り上がりが形成されず、また、隣り合うピ
ストンリング同士の接着も起こらない。
にて摺動面に溶射を行う。このとき、図2に示すような
環状溝31が存在しないので、溶射材料の侵入の問題が
生じず、加工後の各ピストンリングに図3に示すような
溶射皮膜の盛り上がりが形成されず、また、隣り合うピ
ストンリング同士の接着も起こらない。
【0011】また、上記溶射ピストンリングの製造方法
において、薄型間座20の外径がピストンリング10の
外径よりも0.4mm乃至0.8mm大きいことが好ま
しい。このような薄型間座20を用いて図1のような配
列を行うと、薄型間座20はピストンリング10の摺動
面より0.2mm乃至0.4mmだけ突出する。ピスト
ンリング10の摺動面への溶射を行う際、薄型間座20
の突出が0.2mmよりも小さいと、所望の分離効果が
得られない。また、薄型間座20の突出が0.4mmよ
りも大きいと、溶射粒子が薄型間座20の突出面に衝突
して跳ね返され、摺動面に均一に溶射層を形成すること
が困難となる。
において、薄型間座20の外径がピストンリング10の
外径よりも0.4mm乃至0.8mm大きいことが好ま
しい。このような薄型間座20を用いて図1のような配
列を行うと、薄型間座20はピストンリング10の摺動
面より0.2mm乃至0.4mmだけ突出する。ピスト
ンリング10の摺動面への溶射を行う際、薄型間座20
の突出が0.2mmよりも小さいと、所望の分離効果が
得られない。また、薄型間座20の突出が0.4mmよ
りも大きいと、溶射粒子が薄型間座20の突出面に衝突
して跳ね返され、摺動面に均一に溶射層を形成すること
が困難となる。
【0012】また、薄型間座20の厚み(軸方向高さ)
は0.1mm乃至1mmであると更に好ましい。薄型間
座20の厚みが0.1mmよりも薄いと、薄型間座20
の強度が低下し、変形が起こりやすくなる。また、薄型
間座20の厚みが1mmよりも厚いと、複数のピストン
リング10及び薄型間座20の外周面全体に渡って一体
となって溶射皮膜が形成され、薄型間座20とピストン
リング10A、10Bとに溶射層による橋架けが生じて
しまう。更に、薄型間座20の外周面にも溶射が施され
るので、間座が厚くなると溶射材の無駄も多くなり、コ
ストも高くなる。
は0.1mm乃至1mmであると更に好ましい。薄型間
座20の厚みが0.1mmよりも薄いと、薄型間座20
の強度が低下し、変形が起こりやすくなる。また、薄型
間座20の厚みが1mmよりも厚いと、複数のピストン
リング10及び薄型間座20の外周面全体に渡って一体
となって溶射皮膜が形成され、薄型間座20とピストン
リング10A、10Bとに溶射層による橋架けが生じて
しまう。更に、薄型間座20の外周面にも溶射が施され
るので、間座が厚くなると溶射材の無駄も多くなり、コ
ストも高くなる。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の溶射ピストンリングの製
造方法によれば、隣接するピストンリング間に環状溝が
形成されないので、溶射材料の侵入が起こらず、各ピス
トンリングの周縁部に溶射皮膜の盛り上がりが形成され
ない。また、隣り合うピストンリング間の溶射層による
橋架けが防止できる。
造方法によれば、隣接するピストンリング間に環状溝が
形成されないので、溶射材料の侵入が起こらず、各ピス
トンリングの周縁部に溶射皮膜の盛り上がりが形成され
ない。また、隣り合うピストンリング間の溶射層による
橋架けが防止できる。
【0014】請求項2記載の溶射ピストンリングの製造
方法によれば、薄型間座のリング摺動面からの突出が
0.2mmよりも大きいことにより、上記効果が顕著に
得られる。また、薄型間座のリング摺動面からの突出が
0.4mmよりも小さいことにより、溶射粒子の摺動面
への到達が阻害されず、均一な溶射皮膜を施すことがで
きる。
方法によれば、薄型間座のリング摺動面からの突出が
0.2mmよりも大きいことにより、上記効果が顕著に
得られる。また、薄型間座のリング摺動面からの突出が
0.4mmよりも小さいことにより、溶射粒子の摺動面
への到達が阻害されず、均一な溶射皮膜を施すことがで
きる。
【0015】請求項3記載の溶射ピストンリングの製造
方法によれば、上記効果に加え、薄型間座の厚みが0.
1mmよりも厚いことにより、必要な強度が保たれ、変
形が起こり難くなる。また、薄型間座の厚みが1mmよ
りも薄いことにより、複数のピストンリング及び薄型間
座の外周面全体に渡り一体となって溶射皮膜が形成され
ることを阻止し、隣り合う薄型間座とピストンリングの
溶射層による橋架けを防ぐことができる。更に、薄型間
座の外周面に施される溶射材の量を減少でき、コストも
低く抑えることができる。
方法によれば、上記効果に加え、薄型間座の厚みが0.
1mmよりも厚いことにより、必要な強度が保たれ、変
形が起こり難くなる。また、薄型間座の厚みが1mmよ
りも薄いことにより、複数のピストンリング及び薄型間
座の外周面全体に渡り一体となって溶射皮膜が形成され
ることを阻止し、隣り合う薄型間座とピストンリングの
溶射層による橋架けを防ぐことができる。更に、薄型間
座の外周面に施される溶射材の量を減少でき、コストも
低く抑えることができる。
【図1】本発明の実施の形態による溶射ピストンリング
の製造方法を示す斜視図。
の製造方法を示す斜視図。
【図2】従来の溶射ピストンリングの製造方法を示す斜
視図。
視図。
【図3】従来の溶射ピストンリングの製造方法により製
造された溶射ピストンリングの斜視図。
造された溶射ピストンリングの斜視図。
10A〜10C ピストンリング 11 ピストンリング上面 12 ピストンリング摺動面 13 ピストンリング下面 20 薄型間座
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の同径のピストンリングと複数の円
形の薄型間座を交互に互いに同軸的に配列し、複数の該
ピストンリングの摺動面に同時に溶射を行う溶射ピスト
ンリングの製造方法において、該薄型間座の外径は該ピ
ストンリングの外径よりも大きく設定して溶射すること
を特徴とする溶射ピストンリングの製造方法。 - 【請求項2】 該薄型間座の外径は該ピストンリングの
外径よりも0.4mm乃至0.8mm大きいことを特徴
とする請求項1記載の溶射ピストンリングの製造方法。 - 【請求項3】 該薄型間座の厚さは0.1mm乃至1m
mであることを特徴とする請求項2記載の溶射ピストン
リングの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21008297A JPH1137292A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 溶射ピストンリングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21008297A JPH1137292A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 溶射ピストンリングの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1137292A true JPH1137292A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16583529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21008297A Pending JPH1137292A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 溶射ピストンリングの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1137292A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10359802B3 (de) * | 2003-12-19 | 2005-03-31 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Kolbenring sowie Verfahren zur Herstellung desselben |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP21008297A patent/JPH1137292A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10359802B3 (de) * | 2003-12-19 | 2005-03-31 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Kolbenring sowie Verfahren zur Herstellung desselben |
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