JPH1136702A - 車窓用挟込防止装置における感圧式異物検知素子 - Google Patents

車窓用挟込防止装置における感圧式異物検知素子

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JPH1136702A
JPH1136702A JP9193838A JP19383897A JPH1136702A JP H1136702 A JPH1136702 A JP H1136702A JP 9193838 A JP9193838 A JP 9193838A JP 19383897 A JP19383897 A JP 19383897A JP H1136702 A JPH1136702 A JP H1136702A
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Morihiko Toyosumi
守彦 豊鷲見
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期の使用においても信頼性を保てる車窓用
挟込防止装置における感圧式異物検知素子を提供する。 【解決手段】 この感圧式異物検知素子1は、ドアが設
けられる車体の搭乗口の内周部等に配設され、自動開閉
される窓ガラスの上縁部との間で異物の挟込みが発生す
ると、異物からの押圧力により圧縮され、移動側電極部
材25が固定側電極部材23に押付けられ、両電極部材
23,25が電気的に導通することにより、挟込みを検
知するようになっている。このとき、移動側電極部材2
5の移動方向に対して斜めに傾斜した両摺接面23a,
25aが互いに摺り合いうようになっているので、酸化
等による表面の絶縁層や汚れが削り取られ、確実に導通
するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の自動窓開閉
機構等において挟込みを防止するための車窓用挟込防止
装置における感圧式異物検知素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定の操作入力に応対して車両のドアや
ルーフ等の窓枠部に設けられた窓ガラス等の開閉部材を
自動的に開閉する自動窓開閉機構において、窓枠部の内
周部分やその内周部分に面する開閉部材の外周部分に感
圧式の異物検知素子を取付け、手や頭部などの挟込みを
防止するようにした車窓用挟込防止装置が公知である。
【0003】この挟込防止装置に用いられる従来の感圧
式異物検知装置は、固定側電極部材と、その固定側電極
部材に対して近接離反変位可能に配設される移動側電極
部材と、固定側電極部材から離反する方向に移動側電極
部材を付勢する弾性部材とを備えており、その両電極部
材には、異物からの押圧力を受けて移動側電極部材が固
定側電極部材に向けて近接変位する際の変位方向に対し
て垂直に交わる接触面が設けられている。そして、その
異物からの所定の押圧力が異物検知素子に加わると、そ
の押圧力により移動側電極部材が固定側電極部材に近接
する方向に移動し、これによって両電極部材の接触面同
士が互いに当接し、両電極部材が電気的に導通すること
により前記異物を検知するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
感圧式異物検知素子に用いられる固定側および移動側の
両電極部材では、車両に搭載後長期間接続されないと、
表面が酸化したり、あるいは腐食したりして表面に絶縁
層が生じたり、表面に汚れ等が付着することがある。
【0005】これに対し、上述の従来の感圧式異物検知
素子では、両電極部材が単に当接して電気的な接続が図
られる構成であるので、前記のように表面に絶縁層が生
じたり、表面に汚れ等が付着した場合には両電極部材が
互いに当接しても電気的に導通せず、異物を検知できな
いことがあり、信頼性が保てないという問題がある。
【0006】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、長期
の使用においても信頼性を保てる車窓用挟込防止装置に
おける感圧式異物検知素子を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、自動的に開閉される開閉部材が設けら
れた車両のドアやルーフ等の窓枠部おける前記開閉部材
の閉塞方向下流側端部に面する内周部またはその内周部
の近傍に位置する車体の部分と、前記開閉部材の閉塞方
向下流側端部とのうちの少なくともいずれか一方に設け
られるとともに、固定側電極部材と、その固定側電極部
材に対して近接離反変位可能に配設される移動側電極部
材と、前記固定側電極部材から離反する方向に前記移動
側電極部材を付勢する弾性部材とを備えており、前記開
閉部材が閉塞される際に、何等かの異物と当接し、その
異物からの押圧力が加わると、前記移動側電極部材が前
記弾性部材の付勢力に抗して前記固定側電極部材に押付
けられてその両電極部材が電気的に導通することにより
前記異物の挟込みを検知する車窓用挟込防止装置におけ
る異物検知素子であって、前記固定側電極部材および前
記移動側電極部材のうちの少なくともいずれか一方に、
前記異物からの押圧力による前記移動側電極部材の前記
固定側電極部材への近接変位に伴って相手方の電極部材
と摺接する前記近接変位方向に対して斜めに傾斜した摺
接面を設けたことを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記所定の押圧力により互い
に接触する前記固定側電極部材および前記移動側電極部
材の両接触箇所の接触面をジグザグ形状または波形形状
にすることにより前記摺接面を形成するのがよい。
【0009】また、好ましくは、前記固定側電極部材お
よび前記移動側電極部材の少なくとも前記摺接面が形成
される部分が、金または炭素を材料として構成されるの
がよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
感圧式異物検知素子の構成を示す一部破断斜視図であ
り、図2はその感圧式異物検知素子の断面図であり、図
3はその感圧式異物検知素子の車体への取付け状態を示
す図であり、図4は図3の要部拡大断面図であり、図5
は本実施形態に係る感圧式異物検知素子が適用される挟
込防止装置が組込まれる自動窓開閉機構の全体のブロッ
ク図である。
【0011】本実施形態に係る異物検知素子1が適用さ
れる挟込防止装置が組込まれる自動窓開閉機構は、図3
ないし図5に示されるように、ドア3の窓枠部5に開閉
自在に設けられた窓ガラス(開閉部材)7と、モータ9
と、モータ9の動力に基づいて窓ガラス7を開閉する開
閉機構11と、窓ガラス7の開放動作および閉塞動作を
指示する操作入力を受付ける操作スイッチ13および1
5と、異物検知素子1と、異物検知素子1からの検知信
号に基づいて異物の有無を判断しつつ、操作スイッチ1
3,15を通じて入力される操作入力に従い、駆動回路
17を通じてモータ9を駆動制御し、窓ガラス7の開閉
を行う制御部19とを備えている。このうち、異物検知
素子1と制御部19に含まれる後述する挟込判定部19
aとによって挟込防止装置が構成されるようになってい
る。
【0012】異物検知素子1は、図1および図2に示さ
れるように、ゴム等の弾性材料からなり断面形状が4角
枠形状を有する細長い中空の筒体21と、その筒体21
の互いに対向する1対の側壁部21a,21bの内面側
に所定の間隔を開けて配設された一対の電極部材23お
よび25とを備えて構成されており、両電極部材23,
25を互いに近接させる方向に圧縮力を加えると、これ
によって筒体21の電極部材23,25が配設されてい
ない1対の側壁部(弾性部材)21c,21dが、図6
および図7に示されるように弾性変形し、両電極部材2
3,25が互いに接触するようになっている。
【0013】各電極部材23,25は、ジクザグ形状に
折曲げられた細長い板状の銅板であり、そのジグザグ形
状の溝が長手方向に沿って延びている。これによって、
各電極部材23,25の互いに対向する面は、圧縮力を
受けて両電極部材23,25が互いに近接変位する方向
に対して斜めに傾斜した摺接面23a,25aとなって
おり、この検知素子1に圧縮力を加えると、図6および
図7に示されるように、摺接面23a,25a同士が互
いに摺り合い、酸化等によって生じた表面の絶縁層や汚
れ等を削り取りながら接触し、互いに電気的に導通する
ようになっている。ここで、両電極部材23,25は、
圧縮時、互いのジクザグ形状の頂点同士が当接するのを
防止するため、図2に示されるように、適度にずらして
配設するのがよい。
【0014】このような構成の異物検知素子1の一方の
電極部材23はグランドに接地されており、他方の電極
部材25にはバッテリ電圧が印加されており、異物検知
素子1から制御部19の後述する挟込判定部19aに入
力される信号の信号レベルが、両電極部材23,25の
導通に伴って、切替わるようになっている。ここでは、
その信号レベルが両電極部材23,25の導通に伴って
ハイレベルからローレベルに切替わるようになってい
る。
【0015】この異物検知素子1の取付けは、電極部材
23または25が設けられた筒体21の側壁部21aま
たは21bを、以下に詳述する車体の所定箇所に固定す
ることによって行われる。
【0016】異物検知素子1は、図3および図4に示さ
れるように、ドア3が開閉可能に設けられる搭乗口31
の内周部における窓ガラス7の閉塞方向下流側端部7a
に沿った部分31a、即ち異物の挟込みが発生し得る全
領域に帯状に配設されている。本実施形態では、挟込み
をいち早く検知するため、車体部材33に設けられる内
装部材35の搭乗口31に望む最内周部に配設されてい
る。
【0017】なお、本実施形態では、異物検知素子1を
車体に設けられる搭乗口31に配設したが、ドア3の窓
枠部5に設けられるウエザーストリップ37における窓
ガラス7の閉塞方向下流側端部7aに面する部分に配設
してもよい。この場合、一般にウエザーストリップ37
は、窓ガラス7の端部7aが嵌り込む溝37aを有して
おり、その溝37aの両側の頂部37b,37cの先端
部、即ち最内周部に配設するのがよい。あるいは、窓ガ
ラス7の閉塞方向下流側端部7aに配設してもよい。
【0018】この取付け状態において、窓枠部5に固定
された筒体21の側壁部21aまたは21bに配設され
ている電極部材23または25(ここでは電極部材2
3)が固定側電極部材となり、他方の電極部材23また
は25(ここでは電極部材25)が移動側電極部材とな
り、搭乗者の手や頭部などの異物が当接し、異物からの
所定の押圧力が、移動側電極部材25が配設された筒部
21の側壁部21bに加わると、その押圧力によって両
側壁部21c,21dが弾性変形し、移動側電極部材2
5が固定側電極部材23側に押付けられ、両電極部材2
3,25が前述のように互いに摺接し、両電極部材2
3,25間が電気的に導通するようになっている。
【0019】次に、開閉機構11について詳述すると、
ドア3内には図3に示されるように、上下方向に沿って
レール11aが延設され、ここにスライダ11bが上下
方向に摺動可能に保持され、このスライダ11bにワイ
ヤ11cが連結され、このワイヤ11cがレール11a
の上下端に配設されたプーリ11dに巻回されてモータ
9等からなる駆動部11eに連結され、モータ9が駆動
されたときにワイヤ11cを介してスライダ11bが上
下に移動されるようになっている。このスライダ11b
には窓ガラス7の下端が固定されており、スライダ11
bと共に上下にスライド移動されたときに窓枠部5によ
り形成される窓空間が開閉される。
【0020】操作スイッチ13は、窓ガラス7の開放動
作を指示するためのものであり、操作スイッチ15は窓
ガラス7の閉塞動作を指示するためのものであり、ここ
では基本的に押圧操作等の所定のスイッチ操作が継続し
て行われている間だけ、窓ガラス7の開放動作または閉
塞動作が行われるようになっているが、操作スイッチ1
3,15への所定のスイッチ操作が行われると窓ガラス
7が自動的に全開または全閉するようにしてもよい。
【0021】制御部19は、異物検知素子1からの信号
に基づいて挟込みの有無の判定を行う挟込判定部19a
と、操作スイッチ13,15からの入力信号に基づいて
駆動回路17を通じてモータ9を駆動制御し、窓ガラス
7の開閉を行う指令部19bとを備えている。挟込判定
部19aは、操作スイッチ15からの窓ガラス7の閉塞
動作を指示する信号が入力されると、これに応答して判
定動作を開始するようになっており、異物検知素子1か
らの信号がハイレベルからローレベルに切替わり、挟込
みが発生すると、窓ガラス7の閉塞動作の停止を指令部
19bに指示する。これに応答して、指令部19bは、
窓ガラス7の閉塞動作を停止させるとともに、所定の距
離だけ窓ガラス7を開放させる。
【0022】図8は、制御部19の制御を示すフローチ
ャートである。ステップS1で、操作スイッチ13また
は15に対するスイッチ操作が行われ、窓ガラス7の開
放動作または閉塞動作を指示する操作入力があると、ス
テップS2に進み、ステップS1で入力された操作入力
が窓ガラス7の閉塞動作を指示するものであるか否かが
判断され、判断結果が肯定的である場合には、ステップ
S3にて窓ガラス7の閉塞動作が開始されるとともに挟
込判定部19aによる判定動作が開始される一方、判断
結果が否定的である場合には、ステップS4にて窓ガラ
ス7の開放動作が開始される。
【0023】ステップS5では、挟込判定部19aによ
る挟込み判定が行われて挟込みが発生したか否かが判断
され、挟込みが発生した場合には、挟込判定部19aか
ら指令部19bに閉塞動作停止指令が出力され、ステッ
プS6に進み、窓ガラス7の閉塞動作が停止されるとと
もに、所定の距離だけ窓ガラス7が開放される一方、挟
込みが発生していない場合には、ステップS7に進む。
【0024】ステップS7では、操作スイッチ15への
スイッチ操作が継続されているか否かが判断され、継続
されている場合にはステップS8に進み、継続されてい
ない場合にはステップS6に進み閉塞動作が停止され
る。ステップS8では、全閉時の負荷の増大によるモー
タ9の電流値増加等を検知することにより、窓ガラス7
が全閉されたか否かが判断され、全閉された場合にはス
テップS6に進み、閉塞動作が停止され、全閉されてい
ない場合にはステップS5に戻り、挟込みが発生する
か、操作スイッチ15へのスイッチ操作が解除される
か、あるいは窓ガラス7が全閉されるまで、ステップS
5,S7,S8が繰り返される。
【0025】一方、ステップS4で窓ガラス7の開放動
作が開始されると、ステップS9に進み、操作スイッチ
13へのスイッチ操作が継続されているか否かが判断さ
れ、継続されている場合にはステップS10に進む一
方、継続されていない場合にはステップS6に進み開放
動作が停止される。ステップS10では、全開時の負荷
の増大によるモータ9の電流値増加等を検知することに
より、窓ガラス7が全開されたか否かが判断され、全開
された場合にはステップS6に進み、開放動作が停止さ
れ、全開されていない場合にはステップS9に戻り、操
作スイッチ13へのスイッチ操作が解除されるか、ある
いは窓ガラス7が全開されるまで、ステップS9,S1
0が繰り返される。
【0026】以上のように、本実施形態によれば、異物
検知素子1が異物からの押圧力を受けて移動側電極部材
25が固定側電極部材23に押付けられた際、両摺接面
23a,25aが互いに摺合い、酸化等による表面の絶
縁層や汚れが削り取られるようになっているので、両電
極部材23,25が長期間互いに接続されることなく、
接触面に酸化等による絶縁層が生じたり、汚れ等が付着
した場合にも、挟込み発生時、両電極部材23,25を
確実に導通させることができ、長期の使用においても信
頼性を保持することができる。
【0027】また、下側の移動側電極部材25の摺動面
25aは、水平方向に対して斜めに傾斜しているので、
その固定側電極部材23との接触部に削りかすや埃等が
溜まるのを防止することができ、削りかすや埃等によっ
て両電極部材23,25の電気的接続が妨げられるのを
防止することができる。
【0028】図9ないし図11は、本実施形態に係る異
物検知素子1の第1ないし第3変形例を示す図である。
図9に示される異物検知素子1aでは、両電極部材2
3,25が滑らかに湾曲した波形形状になっており、互
いに摺接する摺接面23a,25aは波形に湾曲してい
る。図10に示される異物検知素子1bでは、平板状の
両電極部材23,25をそれらの近接変位方向に対して
傾斜配置することにより、摺接面23a,25aを形成
している。図11に示される異物検知素子1cでは、図
10の電極部材23,25を互いに近接する方向に凸と
なるように湾曲させることにより、摺動面23a,25
aを湾曲させている。
【0029】なお、上述の実施形態では、電極部材2
3,25を銅で形成したが、電極部材23,25の摺接
面23a,25aが設けられる部分、あるいは電極部材
23,25の全部を酸化や腐食に強い金や炭素により形
成してもよい。これによって、信頼性のさらなる向上を
図ることができる。
【0030】また、上述の実施形態では、両電極部材2
3,25の接触部を斜めに傾斜した摺接面23a,25
aとしたが、いずれか一方のみを摺接面とし、他方をそ
の摺接面に摺接する凸部としてもよい。
【0031】さらに、上述の実施形態では、感圧式異物
検知素子1,1a,1b,1cを用いた挟込防止装置を
自動窓開閉機構に適用したが、自動的に開閉されるサン
ルーフに適用してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1および2記載の
発明によれば、感圧式異物検知素子が異物からの押圧力
を受けて移動側電極部材が固定側電極部材に押付けられ
た際、摺接面によって互いに摺合い、酸化等による表面
の絶縁層や汚れが削り取られるようになっているので、
両電極部材が長期間互いに接続されることなく、接触面
に酸化等による絶縁層が生じたり、汚れ等が付着した場
合にも、挟込み発生時、両電極部材を確実に導通させる
ことができ、長期の使用においても信頼性を保持するこ
とができる。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、固定
側電極部材および移動側電極部材の少なくとも摺接面が
形成される部分が、金または炭素を材料として構成され
るので、両電極部材の摺接面が酸化したり腐食したりす
るのを防止することができ、信頼性のさらなる向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る感圧式異物検知素子
の構成を示す一部破断斜視図である。
【図2】図1の感圧式異物検知素子の断面図である。
【図3】図1の感圧式異物検知素子の車体への取付け状
態を示す図である。
【図4】図3の要部拡大断面図である。
【図5】図1の感圧式異物検知素子が適用される挟込防
止装置が組込まれる自動窓開閉機構の全体のブロック図
である。
【図6】図1の感圧式異物検知素子が異物からの押圧力
を受けて圧縮された状態を示す断面図である。
【図7】図1の感圧式異物検知素子が異物からの押圧力
を受けて圧縮された状態を示す断面図である。
【図8】図5の自動窓開閉機構に備えられる制御部の制
御を示すフローチャートである。
【図9】図1の感圧式異物検知素子の第1変形例を示す
断面図である。
【図10】図1の感圧式異物検知素子の第2変形例を示
す断面図である。
【図11】図1の感圧式異物検知素子の第3変形例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c 感圧式異物検知素子 3 ドア 5 窓枠部 7 窓ガラス 21 筒体 23 固定側電極部材 23a 摺接面 25 移動側電極部材 25a 摺接面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動的に開閉される開閉部材が設けられ
    た車両のドアやルーフ等の窓枠部おける前記開閉部材の
    閉塞方向下流側端部に面する内周部またはその内周部の
    近傍に位置する車体の部分と、前記開閉部材の閉塞方向
    下流側端部とのうちの少なくともいずれか一方に設けら
    れるとともに、固定側電極部材と、その固定側電極部材
    に対して近接離反変位可能に配設される移動側電極部材
    と、前記固定側電極部材から離反する方向に前記移動側
    電極部材を付勢する弾性部材とを備えており、前記開閉
    部材が閉塞される際に、何等かの異物と当接し、その異
    物からの押圧力が加わると、前記移動側電極部材が前記
    弾性部材の付勢力に抗して前記固定側電極部材に押付け
    られてその両電極部材が電気的に導通することにより前
    記異物の挟込みを検知する車窓用挟込防止装置における
    異物検知素子であって、 前記固定側電極部材および前記移動側電極部材のうちの
    少なくともいずれか一方に、前記異物からの押圧力によ
    る前記移動側電極部材の前記固定側電極部材への近接変
    位に伴って相手方の電極部材と摺接する前記近接変位方
    向に対して斜めに傾斜した摺接面を設けたことを特徴と
    する車窓用挟込防止装置における感圧式異物検知素子。
  2. 【請求項2】 前記所定の押圧力により互いに接触する
    前記固定側電極部材および前記移動側電極部材の両接触
    箇所の接触面をジグザグ形状または波形形状にすること
    により前記摺接面を形成することを特徴とする請求項1
    に記載の車窓用挟込防止装置における感圧式異物検知素
    子。
  3. 【請求項3】 前記固定側電極部材および前記移動側電
    極部材の少なくとも前記摺接面が形成される部分が、金
    または炭素を材料として構成されることを特徴とする請
    求項1または2に記載の車窓用挟込防止装置における感
    圧式異物検知素子。
JP9193838A 1997-07-18 1997-07-18 車窓用挟込防止装置における感圧式異物検知素子 Pending JPH1136702A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001266701A (ja) * 2000-03-15 2001-09-28 Bridgestone Corp 感圧スイッチ
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KR20210028785A (ko) * 2019-09-04 2021-03-15 주식회사 세현이브이 슬라이딩도어의 손가락 끼임 방지장치

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