JPH1135935A - クロミック素子の発色層用組成物の調製方法 - Google Patents
クロミック素子の発色層用組成物の調製方法Info
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- JPH1135935A JPH1135935A JP9198798A JP19879897A JPH1135935A JP H1135935 A JPH1135935 A JP H1135935A JP 9198798 A JP9198798 A JP 9198798A JP 19879897 A JP19879897 A JP 19879897A JP H1135935 A JPH1135935 A JP H1135935A
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- C09K9/00—Tenebrescent materials, i.e. materials for which the range of wavelengths for energy absorption is changed as a result of excitation by some form of energy
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
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- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
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- G02F1/1514—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on an electrochromic effect characterised by the electrochromic material, e.g. by the electrodeposited material
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- G02F1/1524—Transition metal compounds
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Abstract
(57)【要約】
【課題】大型のクロミック素子を安価にかつ確実に製造
可能であるとともに、そのクロミック素子において、充
分な着色が得られ、かつ着消変化の応答速度が速い組成
物を提供する。 【解決手段】溶質としてのWO3 ・aNb2 O5 ・bH
2 O2 ・cH2 O(但し、a、b、cは正数)と、この
溶質を分散保持する水と、水と相溶性のある有機溶媒と
からなる過酸化ポリタングステン酸溶液を用意し、過酸
化ポリタングステン酸溶液を熟成して重合体とする。
可能であるとともに、そのクロミック素子において、充
分な着色が得られ、かつ着消変化の応答速度が速い組成
物を提供する。 【解決手段】溶質としてのWO3 ・aNb2 O5 ・bH
2 O2 ・cH2 O(但し、a、b、cは正数)と、この
溶質を分散保持する水と、水と相溶性のある有機溶媒と
からなる過酸化ポリタングステン酸溶液を用意し、過酸
化ポリタングステン酸溶液を熟成して重合体とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロミック素子の発
色層用組成物の調製方法に関する。こうして得られる組
成物は、例えば、エレクトロクロミック(EC)素子の
還元発色層を形成する発色層形成工程に用いることがで
きる。
色層用組成物の調製方法に関する。こうして得られる組
成物は、例えば、エレクトロクロミック(EC)素子の
還元発色層を形成する発色層形成工程に用いることがで
きる。
【0002】
【従来の技術】クロミック素子、例えばEC素子とし
て、図1に示すように、第1透明基板1上に第1透明電
極層2、還元発色層3、電解質層4、酸化発色層5、第
2透明電極層6及び第2透明基板7が順次積層されたも
のが知られている。このEC素子は、第1電極層2と第
2電極層6との間に所定のしきい値以上の電流を印加す
ることにより、第1、2電極層2、6と還元、酸化発色
層3、5との界面近傍で酸化・還元反応が行われ、可逆
的な着消変化が得られる。
て、図1に示すように、第1透明基板1上に第1透明電
極層2、還元発色層3、電解質層4、酸化発色層5、第
2透明電極層6及び第2透明基板7が順次積層されたも
のが知られている。このEC素子は、第1電極層2と第
2電極層6との間に所定のしきい値以上の電流を印加す
ることにより、第1、2電極層2、6と還元、酸化発色
層3、5との界面近傍で酸化・還元反応が行われ、可逆
的な着消変化が得られる。
【0003】これらのクロミック素子について、本発明
者らは、大型のものを安価にかつ確実に製造可能な発色
層用組成物を提案した(特開平7−292352号)。
この組成物は、WO3 ・aNb2 O5 ・bH2 O2 ・c
H2 O(但し、a、b、cは零又正数)からなる溶質
と、この溶質を分散保持する水と、水と相溶性のある有
機溶媒と、からなる過酸化ポリタングステン酸溶液であ
る。
者らは、大型のものを安価にかつ確実に製造可能な発色
層用組成物を提案した(特開平7−292352号)。
この組成物は、WO3 ・aNb2 O5 ・bH2 O2 ・c
H2 O(但し、a、b、cは零又正数)からなる溶質
と、この溶質を分散保持する水と、水と相溶性のある有
機溶媒と、からなる過酸化ポリタングステン酸溶液であ
る。
【0004】この組成物では、過酸化ポリタングステン
酸溶液に含有される過酸化水素により気泡が生じやすい
が、水と相溶性のある有機溶媒が過酸化水素の分解反応
による酸素の発生と溶存した酸素の放出とを抑制でき
る。このため、発色層のムラや剥離を有効に防止する。
そして、有機溶媒は溶質が水に溶解されることを阻害せ
ず、塗膜の加熱処理により蒸発される。したがって、こ
の組成物を採用すれば、ディップコーティング法等の湿
式法の実用性が高まり、大型のクロミック素子を安価に
かつ確実に製造することが可能になる。
酸溶液に含有される過酸化水素により気泡が生じやすい
が、水と相溶性のある有機溶媒が過酸化水素の分解反応
による酸素の発生と溶存した酸素の放出とを抑制でき
る。このため、発色層のムラや剥離を有効に防止する。
そして、有機溶媒は溶質が水に溶解されることを阻害せ
ず、塗膜の加熱処理により蒸発される。したがって、こ
の組成物を採用すれば、ディップコーティング法等の湿
式法の実用性が高まり、大型のクロミック素子を安価に
かつ確実に製造することが可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者らの
その後の試験結果によれば、調製後の過酸化ポリタング
ステン酸溶液によりすぐにEC素子の還元発色層を形成
すると、そのEC素子では、充分な着色が得られないと
ともに、着消変化の応答速度が遅いことが明らかとなっ
た。
その後の試験結果によれば、調製後の過酸化ポリタング
ステン酸溶液によりすぐにEC素子の還元発色層を形成
すると、そのEC素子では、充分な着色が得られないと
ともに、着消変化の応答速度が遅いことが明らかとなっ
た。
【0006】かかる不具合は、EC素子に限られず、サ
ーモクロミック素子、フォトクロミック素子等の他のク
ロミック素子にも当てはまる。本発明は、上記従来の実
情に鑑みてなされたものであって、大型のクロミック素
子を安価にかつ確実に製造可能であるとともに、そのク
ロミック素子において、充分な着色が得られ、かつ着消
変化の応答速度が速い組成物を提供することを解決すべ
き課題とする。
ーモクロミック素子、フォトクロミック素子等の他のク
ロミック素子にも当てはまる。本発明は、上記従来の実
情に鑑みてなされたものであって、大型のクロミック素
子を安価にかつ確実に製造可能であるとともに、そのク
ロミック素子において、充分な着色が得られ、かつ着消
変化の応答速度が速い組成物を提供することを解決すべ
き課題とする。
【0007】
(1)請求項1のクロミック素子の発色層用組成物の調
製方法は、溶質としてのWO3 ・aNb2 O5 ・bH2
O2 ・cH2 O(但し、a、b、cは正数)と、該溶質
を分散保持する水と、水と相溶性のある有機溶媒とから
なる過酸化ポリタングステン酸溶液を用意し、該過酸化
ポリタングステン酸溶液を熟成して重合体とすることを
特徴とする。
製方法は、溶質としてのWO3 ・aNb2 O5 ・bH2
O2 ・cH2 O(但し、a、b、cは正数)と、該溶質
を分散保持する水と、水と相溶性のある有機溶媒とから
なる過酸化ポリタングステン酸溶液を用意し、該過酸化
ポリタングステン酸溶液を熟成して重合体とすることを
特徴とする。
【0008】本発明者らは、上記課題を解決するため、
EC素子について鋭意研究を重ねた。この結果、図2
(A)に示すように、調製後の過酸化ポリタングステン
酸溶液10は、重合していないために分子が細かく、そ
の過酸化ポリタングステン酸溶液10により、図2
(B)に示すように、第1透明基板1の第1透明電極層
2上にすぐに還元発色層3aを形成すると、その還元発
色層3aが緻密になることを発見した。そして、こうし
て緻密な還元発色層3aでは、NaイオンやKイオン等
の比較的半径の大きなイオンが出入りしずらいため、充
分な着色が得られないことが判明した。また、こうして
緻密な還元発色層3aでは、イオンの拡散も遅くなるた
め、着消変化の応答速度が遅くなることも判明した。そ
して、還元発色層3aを緻密化させないためには、過酸
化ポリタングステン酸溶液を熟成した重合体とすること
が有効であることを発見し、本発明を完成させるに至っ
た。
EC素子について鋭意研究を重ねた。この結果、図2
(A)に示すように、調製後の過酸化ポリタングステン
酸溶液10は、重合していないために分子が細かく、そ
の過酸化ポリタングステン酸溶液10により、図2
(B)に示すように、第1透明基板1の第1透明電極層
2上にすぐに還元発色層3aを形成すると、その還元発
色層3aが緻密になることを発見した。そして、こうし
て緻密な還元発色層3aでは、NaイオンやKイオン等
の比較的半径の大きなイオンが出入りしずらいため、充
分な着色が得られないことが判明した。また、こうして
緻密な還元発色層3aでは、イオンの拡散も遅くなるた
め、着消変化の応答速度が遅くなることも判明した。そ
して、還元発色層3aを緻密化させないためには、過酸
化ポリタングステン酸溶液を熟成した重合体とすること
が有効であることを発見し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0009】すなわち、請求項1の調製方法では、過酸
化ポリタングステン酸溶液を熟成し、図2(C)に示す
ように、重合して分子が大きくなった重合体11を調製
する。その重合体11により、図2(D)に示すよう
に、第1透明基板1の第1透明電極層2上に還元発色層
3bを形成すれば、その還元発色層3bが粗になる。そ
して、こうして粗な還元発色層3bでは、Naイオンや
Kイオン等の比較的半径の大きなイオンも出入りしやす
いため、充分な着色が得られる。また、こうして粗な還
元発色層3bでは、イオンの拡散も速くなるため、着消
変化の応答速度が速くなる。
化ポリタングステン酸溶液を熟成し、図2(C)に示す
ように、重合して分子が大きくなった重合体11を調製
する。その重合体11により、図2(D)に示すよう
に、第1透明基板1の第1透明電極層2上に還元発色層
3bを形成すれば、その還元発色層3bが粗になる。そ
して、こうして粗な還元発色層3bでは、Naイオンや
Kイオン等の比較的半径の大きなイオンも出入りしやす
いため、充分な着色が得られる。また、こうして粗な還
元発色層3bでは、イオンの拡散も速くなるため、着消
変化の応答速度が速くなる。
【0010】かかる作用は、EC素子に限られず、サー
モクロミック素子、フォトクロミック素子等の他のクロ
ミック素子にも当てはまると考えられる。なお、水と相
溶性のある有機溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、エトキシエタノール、ジメチルホル
ムアミド等を採用することができる。
モクロミック素子、フォトクロミック素子等の他のクロ
ミック素子にも当てはまると考えられる。なお、水と相
溶性のある有機溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、エトキシエタノール、ジメチルホル
ムアミド等を採用することができる。
【0011】過酸化ポリタングステン酸溶液の熟成のた
めには、所定温度への加熱と所定時間の放置とが有効で
ある。 (2)請求項2のクロミック素子の発色層用組成物の調
製方法は、請求項1記載のクロミック素子の発色層用組
成物の調製方法において、過酸化ポリタングステン酸溶
液は、W粉末とNbC粉末とをH2 O2 により溶解し、
一次溶液を得る第1工程と、該一次溶液からCを分離
し、二次溶液を得る第2工程と、該二次溶液から過剰の
H2 O2を分解するとともに過剰の水を蒸発させ、WO3
・aNb2 O5 ・bH2 O2 ・cH2 O(但し、a、
b、cは正数)を含む三次溶液を得る第3工程と、該第
3溶液に有機溶媒を添加する第4工程と、により用意す
ることを特徴とする。
めには、所定温度への加熱と所定時間の放置とが有効で
ある。 (2)請求項2のクロミック素子の発色層用組成物の調
製方法は、請求項1記載のクロミック素子の発色層用組
成物の調製方法において、過酸化ポリタングステン酸溶
液は、W粉末とNbC粉末とをH2 O2 により溶解し、
一次溶液を得る第1工程と、該一次溶液からCを分離
し、二次溶液を得る第2工程と、該二次溶液から過剰の
H2 O2を分解するとともに過剰の水を蒸発させ、WO3
・aNb2 O5 ・bH2 O2 ・cH2 O(但し、a、
b、cは正数)を含む三次溶液を得る第3工程と、該第
3溶液に有機溶媒を添加する第4工程と、により用意す
ることを特徴とする。
【0012】本発明者らの研究によれば、過酸化ポリタ
ングステン酸溶液は、図3に示すように、Lindqv
ist型構造を有するポリアニオン[W6O19]n-の過
酸化物基と、水和プロトン及び末端酸素(W=O)とが
分解・脱離して重合する。ここで、W=Oの結合距離は
1.69Åであるのに対し、Nb=Oの結合距離は1.
73〜1.76Åである。このため、Wより酸素原子と
の結合距離の長いNbを添加すれば、末端酸素の反応性
が上がり、過酸化ポリタングステン酸溶液が重合しやす
くなると考えられる。
ングステン酸溶液は、図3に示すように、Lindqv
ist型構造を有するポリアニオン[W6O19]n-の過
酸化物基と、水和プロトン及び末端酸素(W=O)とが
分解・脱離して重合する。ここで、W=Oの結合距離は
1.69Åであるのに対し、Nb=Oの結合距離は1.
73〜1.76Åである。このため、Wより酸素原子と
の結合距離の長いNbを添加すれば、末端酸素の反応性
が上がり、過酸化ポリタングステン酸溶液が重合しやす
くなると考えられる。
【0013】請求項2の調製方法は、かかる考察の下で
なされたものであって、一次溶液においてNbC粉末を
添加しており、含有するNbの量により過酸化ポリタン
グステン酸溶液の熟成を制御しやすくしている。そし
て、これにより重合体の寿命も制御できる。なお、Nb
CのCは、第2工程において分離されて過酸化ポリタン
グステン酸溶液に残留しないため、発色層に影響を与え
ない。
なされたものであって、一次溶液においてNbC粉末を
添加しており、含有するNbの量により過酸化ポリタン
グステン酸溶液の熟成を制御しやすくしている。そし
て、これにより重合体の寿命も制御できる。なお、Nb
CのCは、第2工程において分離されて過酸化ポリタン
グステン酸溶液に残留しないため、発色層に影響を与え
ない。
【0014】なお、本発明者らの試験結果によれば、重
合度が小さすぎれば本発明の作用効果を期待できない一
方、重合度が大きすぎれば重合体がゲル化し、成膜し難
くなる。
合度が小さすぎれば本発明の作用効果を期待できない一
方、重合度が大きすぎれば重合体がゲル化し、成膜し難
くなる。
【0015】
【0016】
【実施例】クロミック素子として、図1に示すEC素子
を例にとり、実施例の還元発色層用組成物を用いてEC
素子を製造した。このEC素子は還元発色層用組成物に
特徴を有するため、外観上従来のものと同一であり、図
1に示すものと同一符号を付して説明する。 (還元発色層用組成物の調製) 「第1工程」W粉末33.09gと、NbC粉末1.5
5gとを15%のH2 O2 150mlに溶解する。ま
た、この溶液に30%のH2 O2 30mlを添加し、溶
解反応を促進する。さらに、この溶液に30%のH2 O
2 30mlを添加し、溶解反応を促進する。そして、未
反応のNbCを完全に溶解するために、この溶液を24
時間放置する。こうして、一次溶液を得る。 「第2工程」一次溶液を放置することにより一次溶液中
のCを沈殿させ、一次溶液からCを分離した二次溶液を
得る。 「第3工程」白金網を用いることにより二次溶液から4
時間かけて過剰のH2 O2を分解し、さらに白金の微粉
を濾過して分離する。この後、エバポレータで過剰の水
を蒸発させ、全体量が68gになるまで濃縮する。こう
して、WO3 ・aNb2 O5・bH2 O2 ・cH2 O
(但し、a、b、cは正数。以下IPAという。)と水
とからなる三次溶液を得る。 「第4工程」第3溶液にn−プロパノールを添加し、溶
質としてのIPAが100重量部に対し、水が24重量
部、n−プロパノールが230重量部の過酸化ポリタン
グステン酸溶液を得る。 「第5工程」所定温度への加熱と所定時間の放置とによ
り、過酸化ポリタングステン酸溶液を熟成して還元発色
層用組成物(重合体)とする。 (EC素子の製造)EC素子は、次の製造方法により形
成される。
を例にとり、実施例の還元発色層用組成物を用いてEC
素子を製造した。このEC素子は還元発色層用組成物に
特徴を有するため、外観上従来のものと同一であり、図
1に示すものと同一符号を付して説明する。 (還元発色層用組成物の調製) 「第1工程」W粉末33.09gと、NbC粉末1.5
5gとを15%のH2 O2 150mlに溶解する。ま
た、この溶液に30%のH2 O2 30mlを添加し、溶
解反応を促進する。さらに、この溶液に30%のH2 O
2 30mlを添加し、溶解反応を促進する。そして、未
反応のNbCを完全に溶解するために、この溶液を24
時間放置する。こうして、一次溶液を得る。 「第2工程」一次溶液を放置することにより一次溶液中
のCを沈殿させ、一次溶液からCを分離した二次溶液を
得る。 「第3工程」白金網を用いることにより二次溶液から4
時間かけて過剰のH2 O2を分解し、さらに白金の微粉
を濾過して分離する。この後、エバポレータで過剰の水
を蒸発させ、全体量が68gになるまで濃縮する。こう
して、WO3 ・aNb2 O5・bH2 O2 ・cH2 O
(但し、a、b、cは正数。以下IPAという。)と水
とからなる三次溶液を得る。 「第4工程」第3溶液にn−プロパノールを添加し、溶
質としてのIPAが100重量部に対し、水が24重量
部、n−プロパノールが230重量部の過酸化ポリタン
グステン酸溶液を得る。 「第5工程」所定温度への加熱と所定時間の放置とによ
り、過酸化ポリタングステン酸溶液を熟成して還元発色
層用組成物(重合体)とする。 (EC素子の製造)EC素子は、次の製造方法により形
成される。
【0017】まず、第1、2透明基板1、7としてPE
T製透明樹脂フィルム(5cm×5cm)を採用する。
各第1、2透明基板1、7の表面にITO(インジウム
ティンオキサイド(In2 O3 ・SnO2 ))を蒸着
し、ITOにより第1、2電極層2、6を構成する。こ
うして、第1透明基板1と第1電極層2とにより複数枚
の第1ITOフィルムを得、第2透明基板7と第2電極
層6とにより複数枚の第2ITOフィルムを得る。
T製透明樹脂フィルム(5cm×5cm)を採用する。
各第1、2透明基板1、7の表面にITO(インジウム
ティンオキサイド(In2 O3 ・SnO2 ))を蒸着
し、ITOにより第1、2電極層2、6を構成する。こ
うして、第1透明基板1と第1電極層2とにより複数枚
の第1ITOフィルムを得、第2透明基板7と第2電極
層6とにより複数枚の第2ITOフィルムを得る。
【0018】そして、上記重合体中に第1ITOフィル
ムを浸漬し、0〜10cm/minの引き上げ速度で縦
方向に引き上げる。こうして、ディップコーティング法
により塗膜を形成する。この後、塗膜を形成した第1I
TOフィルムを120℃×1時間加熱処理することによ
り、塗膜から水分を除去し、第1電極層2上にWO3 ・
0.041Nb 2 O5 からなる還元発色層3を形成す
る。
ムを浸漬し、0〜10cm/minの引き上げ速度で縦
方向に引き上げる。こうして、ディップコーティング法
により塗膜を形成する。この後、塗膜を形成した第1I
TOフィルムを120℃×1時間加熱処理することによ
り、塗膜から水分を除去し、第1電極層2上にWO3 ・
0.041Nb 2 O5 からなる還元発色層3を形成す
る。
【0019】この第1ITOフィルムをLiCF3 SO
3 ・プロピレンカーボネート(PC)溶液中に浸漬し、
WO3 ・0.041Nb2 O5 中にLiイオンを注入す
る。一方、アルカリ洗浄した第2ITOフィルムにおけ
る第2電極層6上に、電解合成法により、プルシアンブ
ルー(Fe2+〔Fe3+(CN)63- 〕)膜を析出させ、
プルシアンブルー膜により酸化発色層5を構成する。
3 ・プロピレンカーボネート(PC)溶液中に浸漬し、
WO3 ・0.041Nb2 O5 中にLiイオンを注入す
る。一方、アルカリ洗浄した第2ITOフィルムにおけ
る第2電極層6上に、電解合成法により、プルシアンブ
ルー(Fe2+〔Fe3+(CN)63- 〕)膜を析出させ、
プルシアンブルー膜により酸化発色層5を構成する。
【0020】また、ポリエチレンオキシド(PEO)に
支持塩(LiCF3 SO4 )を溶解させるとともに光重
合開始剤(2.2−ジメトキシ−2−フェルアセトフェ
ノン)を溶解させた電解質用溶液を用意し、第2ITO
フィルム上の酸化発色層5上にこの電解質用溶液を塗布
する。そして、第1ITOフィルム上の還元発色層3と
第2ITOフィルム上の電解質用溶液とをはりあわせ、
紫外線(UV)を照射することにより電解質用溶液を硬
化させ、電解質用溶液により電解質層4を構成する。
支持塩(LiCF3 SO4 )を溶解させるとともに光重
合開始剤(2.2−ジメトキシ−2−フェルアセトフェ
ノン)を溶解させた電解質用溶液を用意し、第2ITO
フィルム上の酸化発色層5上にこの電解質用溶液を塗布
する。そして、第1ITOフィルム上の還元発色層3と
第2ITOフィルム上の電解質用溶液とをはりあわせ、
紫外線(UV)を照射することにより電解質用溶液を硬
化させ、電解質用溶液により電解質層4を構成する。
【0021】こうしてEC素子を得る。
【0022】
【試験1】過酸化ポリタングステン酸溶液の好ましい熟
成条件を把握すべく試験をした。まず、表1に示すよう
に、NbC粉末の量とn−プロパノールの量とを変え、
過酸化ポリタングステン酸溶液からなる4種類の試験組
成物1〜4を得る。
成条件を把握すべく試験をした。まず、表1に示すよう
に、NbC粉末の量とn−プロパノールの量とを変え、
過酸化ポリタングステン酸溶液からなる4種類の試験組
成物1〜4を得る。
【0023】
【表1】 各試験組成物1〜4について、表2に示すように、温度
(°C)と熟成時間(時間)との熟成条件を設定する。
(°C)と熟成時間(時間)との熟成条件を設定する。
【0024】
【表2】 各試験組成物1〜4について、各熟成条件と、還元発色
層のクーロン量(mC/cm2)との関係を求めた。
層のクーロン量(mC/cm2)との関係を求めた。
【0025】ここで、クーロン量は以下のCV(サイク
リックボンタンメトリー)法により測定した。すなわ
ち、透明ガラス板にITOを蒸着し、ITO上に上記実
施例と同様に試験組成物1〜4により0.5μm程度の
厚みの各還元発色層を形成し、各試験片とする。そし
て、図4に示すように、ビーカ15内にNaCF3 SO
3・プロピレンカーボネート(PC)溶液と1wt%の
水とからなる電解液16を入れ、電解液16内の作用極
に各試験片17を設け、対極に白金電極18を設け、基
準極にAg線19を設ける。次いで、基準極に図5に示
す50mV/秒の印加速度で±1.5Vの電位を付与す
る。こうして、各還元発色層中に注入したNaイオンの
量をクーロン量(還元電流量)とする。
リックボンタンメトリー)法により測定した。すなわ
ち、透明ガラス板にITOを蒸着し、ITO上に上記実
施例と同様に試験組成物1〜4により0.5μm程度の
厚みの各還元発色層を形成し、各試験片とする。そし
て、図4に示すように、ビーカ15内にNaCF3 SO
3・プロピレンカーボネート(PC)溶液と1wt%の
水とからなる電解液16を入れ、電解液16内の作用極
に各試験片17を設け、対極に白金電極18を設け、基
準極にAg線19を設ける。次いで、基準極に図5に示
す50mV/秒の印加速度で±1.5Vの電位を付与す
る。こうして、各還元発色層中に注入したNaイオンの
量をクーロン量(還元電流量)とする。
【0026】試験組成物1についての結果は表3及び図
6に示す通りである。
6に示す通りである。
【0027】
【表3】 表3及び図6より、試験組成物1の熟成条件の上限及び
加減を求めると。図7が得られる。
加減を求めると。図7が得られる。
【0028】試験組成物2についての結果は表4及び図
8に示す通りである。
8に示す通りである。
【0029】
【表4】 表4及び図8より、試験組成物2の熟成条件の上限及び
加減を求めると。図9が得られる。
加減を求めると。図9が得られる。
【0030】試験組成物3についての結果は表5及び図
10に示す通りである。
10に示す通りである。
【0031】
【表5】 表5及び図10より、試験組成物3の熟成条件の上限及
び加減を求めると。図11が得られる。
び加減を求めると。図11が得られる。
【0032】試験組成物4についての結果は表6及び図
12に示す通りである。
12に示す通りである。
【0033】
【表6】 表6及び図12より、試験組成物4の熟成条件の上限及
び加減を求めると。図13が得られる。
び加減を求めると。図13が得られる。
【0034】また、表3〜6より、試験組成物1〜4を
熟成しない場合であって、NbC粉末の量とクーロン量
との関係を図14に示す。したがって、図7、図9、図
11、図13及び図14より、NbC粉末の量によって
過酸化ポリタングステン酸溶液の好ましい熟成条件が異
なり、含有するNbの量によって所望の熟成条件を選択
できることがわかる。
熟成しない場合であって、NbC粉末の量とクーロン量
との関係を図14に示す。したがって、図7、図9、図
11、図13及び図14より、NbC粉末の量によって
過酸化ポリタングステン酸溶液の好ましい熟成条件が異
なり、含有するNbの量によって所望の熟成条件を選択
できることがわかる。
【0035】
【試験2】上記試験組成物2を用い、熟成しなかった場
合の比較例と、50°Cで17時間の熟成を行った場合
の実施例とについて、電位と電流との関係を図15に示
す。図15のハッチング部分の面積が還元電流量であ
る。図15より、比較例の還元電流量は4.3mC/c
m2であるのに対し、実施例の還元電流量は23.5m
C/cm2であることがわかる。
合の比較例と、50°Cで17時間の熟成を行った場合
の実施例とについて、電位と電流との関係を図15に示
す。図15のハッチング部分の面積が還元電流量であ
る。図15より、比較例の還元電流量は4.3mC/c
m2であるのに対し、実施例の還元電流量は23.5m
C/cm2であることがわかる。
【0036】したがって、過酸化ポリタングステン酸溶
液を熟成した重合体により還元発色層を形成すれば、充
分な着色が得られ、かつ着消変化の応答速度も速くなる
ことがわかる。
液を熟成した重合体により還元発色層を形成すれば、充
分な着色が得られ、かつ着消変化の応答速度も速くなる
ことがわかる。
【0037】
【試験3】上記試験組成物2を用い、熟成しなかった場
合の比較例と、50°Cで17時間の熟成を行った場合
の実施例とについて、赤外線吸収スペクトル解析装置に
よりWの結合状態を確認した。結果を図16に示す。図
16より、熟成前の過酸化ポリタングステン酸溶液で
は、W=Oのピークが大きく、分子が細かいのに対し、
過酸化ポリタングステン酸溶液を熟成した重合体では、
W−O−Wのピークが大きく、分子が大きいことがわか
る。このため、重合体による還元発色層が粗になり、N
aイオンやKイオン等の比較的半径の大きなイオンが出
入りしやすく、イオンの拡散も速くなると考えられ、試
験2の結果が得られていると考えられる。
合の比較例と、50°Cで17時間の熟成を行った場合
の実施例とについて、赤外線吸収スペクトル解析装置に
よりWの結合状態を確認した。結果を図16に示す。図
16より、熟成前の過酸化ポリタングステン酸溶液で
は、W=Oのピークが大きく、分子が細かいのに対し、
過酸化ポリタングステン酸溶液を熟成した重合体では、
W−O−Wのピークが大きく、分子が大きいことがわか
る。このため、重合体による還元発色層が粗になり、N
aイオンやKイオン等の比較的半径の大きなイオンが出
入りしやすく、イオンの拡散も速くなると考えられ、試
験2の結果が得られていると考えられる。
【0038】
【試験4】試験組成物1〜4について、20°Cの温度
でゲル化するまでの液寿命を求めた。結果を図17に示
す。図17より、NbC粉末の量が少ないほど、重合が
進みにくく、液寿命も長いことがわかる。
でゲル化するまでの液寿命を求めた。結果を図17に示
す。図17より、NbC粉末の量が少ないほど、重合が
進みにくく、液寿命も長いことがわかる。
【0039】したがって、NbC粉末の量によって寿命
も制御できることがわかる。
も制御できることがわかる。
【図1】EC素子の模式断面図である。
【図2】(A)は重合していない過酸化ポリタングステ
ン酸溶液の模式図、(B)はそれによる還元発色層等の
断面図である。(C)は重合させた過酸化ポリタングス
テン酸溶液の模式図、(D)はそれによる還元発色層等
の断面図である。
ン酸溶液の模式図、(B)はそれによる還元発色層等の
断面図である。(C)は重合させた過酸化ポリタングス
テン酸溶液の模式図、(D)はそれによる還元発色層等
の断面図である。
【図3】過酸化ポリタングステン酸溶液の重合進行状態
を示す構造図である。
を示す構造図である。
【図4】クーロン量の測定方法を示す模式図である。
【図5】クーロン量の測定方法に係り、時間と電位との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図6】試験組成物1に係り、熟成時間とクーロン量と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図7】試験組成物1に係り、熟成温度と熟成時間との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図8】試験組成物2に係り、熟成時間とクーロン量と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図9】試験組成物2に係り、熟成温度と熟成時間との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図10】試験組成物3に係り、熟成時間とクーロン量
との関係を示すグラフである。
との関係を示すグラフである。
【図11】試験組成物3に係り、熟成温度と熟成時間と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図12】試験組成物4に係り、熟成時間とクーロン量
との関係を示すグラフである。
との関係を示すグラフである。
【図13】試験組成物4に係り、熟成温度と熟成時間と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図14】NbC粉末の量とクーロン量との関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図15】電位と電流との関係を示すグラフである。
【図16】Wの結合状態を示す赤外線吸収スペクトルの
図である。
図である。
【図17】NbC粉末の量と液寿命の関係を示すグラフ
である。
である。
1…第1透明基板 2…第1透明電極層 3、3a、3b…還元発色層 4…電解質層 5…酸化発色層 6…第2透明電極層 7…第2透明基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 祥文 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】溶質としてのWO3 ・aNb2 O5 ・bH
2 O2 ・cH2 O(但し、a、b、cは正数)と、該溶
質を分散保持する水と、水と相溶性のある有機溶媒とか
らなる過酸化ポリタングステン酸溶液を用意し、該過酸
化ポリタングステン酸溶液を熟成して重合体とすること
を特徴とするクロミック素子の発色層用組成物の調製方
法。 - 【請求項2】過酸化ポリタングステン酸溶液は、W粉末
とNbC粉末とをH2 O2 により溶解し、一次溶液を得
る第1工程と、 該一次溶液からCを分離し、二次溶液を得る第2工程
と、 該二次溶液から過剰のH2 O2を分解するとともに過剰
の水を蒸発させ、WO3 ・aNb2 O5 ・bH2 O2 ・
cH2 O(但し、a、b、cは正数)を含む三次溶液を
得る第3工程と、 該第3溶液に有機溶媒を添加する第4工程と、により用
意することを特徴とする請求項1記載のクロミック素子
の発色層用組成物の調製方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9198798A JPH1135935A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | クロミック素子の発色層用組成物の調製方法 |
US09/122,357 US5961891A (en) | 1997-07-24 | 1998-07-24 | Method for preparing coloring layer composition for chromatic device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9198798A JPH1135935A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | クロミック素子の発色層用組成物の調製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1135935A true JPH1135935A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16397093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9198798A Pending JPH1135935A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | クロミック素子の発色層用組成物の調製方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5961891A (ja) |
JP (1) | JPH1135935A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3543641B2 (ja) * | 1997-12-15 | 2004-07-14 | 富士ゼロックス株式会社 | 体積変調型発色材料、体積変調型発色組成物、それを用いた光学素子、及び光変調方法 |
CN104375349B (zh) * | 2014-11-18 | 2017-02-22 | 辽宁大学 | 一种基于多酸的纯无机多色彩电致变色膜 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5442478A (en) * | 1990-10-30 | 1995-08-15 | The Regents, University Of California | Electrochromic device using mercaptans and organothiolate compounds |
US5352504A (en) * | 1990-11-14 | 1994-10-04 | Saint-Gobain Vitrage International | Electrochromic glazing |
US5404244A (en) * | 1992-04-10 | 1995-04-04 | Sun Active Glass Electrochromics, Inc. | Electrochromic structures and methods |
US5252354A (en) * | 1992-05-20 | 1993-10-12 | Donnelly Corporation | Method for depositing electrochromic layers |
US5277986A (en) * | 1992-07-15 | 1994-01-11 | Donnelly Corporation | Method for depositing high performing electrochromic layers |
FR2709307B1 (fr) * | 1993-08-25 | 1996-01-26 | Toyoda Automatic Loom Works | Composition de couche colorante pour un dispositif de formation de couleurs et procédé de fabrication d'un dispositif de formation de couleurs en utilisant la composition. |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP9198798A patent/JPH1135935A/ja active Pending
-
1998
- 1998-07-24 US US09/122,357 patent/US5961891A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5961891A (en) | 1999-10-05 |
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