JPH11355782A - 映像信号の多チャネル符号化装置 - Google Patents

映像信号の多チャネル符号化装置

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JPH11355782A
JPH11355782A JP16464798A JP16464798A JPH11355782A JP H11355782 A JPH11355782 A JP H11355782A JP 16464798 A JP16464798 A JP 16464798A JP 16464798 A JP16464798 A JP 16464798A JP H11355782 A JPH11355782 A JP H11355782A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 統計多重後の多重レートは確率的にほぼ一定
レートになるとされているが、伝送破綻を来す可能性が
ある。また、確定多重ではレートバッファを必要として
回路規模の増大を招くうえ、符号化遅延が増大する。 【解決手段】 この発明は、映像信号のGOP構造の位
相を各チャネル間でずらすことにより、発生情報量の多
いIピクチャの符号化を時間軸上に分散させて多チャネ
ル多重化後の目標発生情報量を一定とする。上記の目標
発生情報量と符号化後の実際の発生符号量とのずれは、
仮想バッファ演算部41〜4Nを用いたフィードバック制
御により、修正を図りながら画像符号化部11〜1Nで画
像符号化を行う。万一、所定の符号化レートを越えそう
な時は、Iピクチャを禁止して発生符号量の低減を図
る。シーンチェンジ検出部31〜3Nのいずれかでシーン
チェンジを検出した時は、その入力映像信号を強制的に
Iピクチャの符号化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号の多チャネ
ル符号化装置に係り、特に多チャネルの映像信号をMP
EG方式で圧縮符号化した後多重化して多重化ストリー
ムを出力する多チャネル符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多チャネルの動画等の映像信
号をMPEG(Moving Picture Coding Experts Grou
p)方式により圧縮符号化し、これらを多重して多重化
ストリームとして出力する多チャネル符号化装置が知ら
れている(特開平5−111014号、特開平6−62
393号、特開平7−184192号、特開平7−27
4179号各公報)。
【0003】ここで、映像信号の多チャネル符号化を行
う場合、各チャネルは可変レート符号化を行う場合と、
一定レート符号化を行う場合とがある。多重化方式は、
可変レート符号化には統計多重が用いられ、一定レート
符号化には確定多重が用いられる。統計多重では、各チ
ャネルの符号レートは可変であっても、統計多重後の多
重レートは確率的にほぼ一定レートになるとされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、統計多重後の
多重レートが一定であるということは確率的にそうなる
傾向があるというだけで、必ず一定となるという保証は
無いため、伝送サービスを行う場合、伝送破綻を来す可
能性があるという課題を有する。また、確定多重では伝
送破綻を回避することは可能でも、各チャネルを一定レ
ートで符号化するためのレート平滑化を行うレートバッ
ファを必要として回路規模の増大を招くうえ、レートバ
ッファに符号化データを一旦蓄積するため、符号化遅延
が増大するという課題も有する。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
多チャネルの双方向通信を行う上で著しいサービス劣化
となっている伝送破綻を防止し得る映像信号の多チャネ
ル符号化装置を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、多チャネルの
双方向通信を行う上で意志疎通を図る妨害となっている
符号化遅延の増大を防止し得る映像信号の多チャネル符
号化装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は入力映像信号に所定方式の高能率符号化を
施して符号化データを出力する画像符号化部と、入力映
像信号のシーンチェンジを検出するシーンチェンジ検出
部と、画像符号化部が処理する符号化処理方式を示すピ
クチャタイプを出力する計数値復号部と、計数値復号部
の出力ピクチャタイプと画像符号化部の実際の発生符号
量とに応じて、画像符号化部の発生符号量を適応的に制
御する仮想バッファ演算部とを、多チャネルの入力映像
信号の各チャネル毎に互いに独立して設け、計数値復号
部に対して、順次巡回的に計数値を出力すると共に、入
力映像信号のチャネル数だけ存在するシーンチェンジ検
出部のいずれかからシーンチェンジ検出信号が入力され
た時は、シーンチェンジ検出信号を出力したシーンチェ
ンジ検出部に対応したチャネルの計数値を所定値として
仮想バッファ演算部及び画像符号化部により、強制的に
フレーム内符号化を行わせる構造決定部と、入力映像信
号のチャネル数だけ存在する画像符号化部から並列に出
力された符号化データを多重化して多重化ストリームと
して出力する多重化部とを具備する構成としたものであ
る。
【0008】本発明では、多チャネルの入力映像信号が
チャネル別にそれぞれ、仮想バッファ演算部の制御の基
に画像符号化部により可変レート符号化を行うと共に、
構造決定部からの計数値に基づいて、フレーム内符号化
を行うチャネルを効率よく配置して多重化して多重化ス
トリームレートを一定にできる。また、この発明では、
シーンチェンジを検出した時は、シーンチェンジ検出信
号を出力したシーンチェンジ検出部に対応したチャネル
の計数値を所定値とするようにしたため、シーンチェン
ジが起きた入力映像信号の符号化を強制的にフレーム内
符号化することができる。
【0009】更に、この発明では、計数値復号部の出力
ピクチャタイプと画像符号化部の実際の発生符号量とに
応じて、画像符号化部の発生符号量を適応的に制御する
仮想バッファ演算部を、多チャネルの入力映像信号の各
チャネル毎に互いに独立して設けたため、個々のチャネ
ル毎に画像符号化部の発生符号量を適応的に制御でき
る。
【0010】また、本発明は、上記の多重化部を、多重
化ストリームが所定の符号レートを上回る可能性がある
ことを検出した時は、Iピクチャ禁止信号を出力する手
段を有し、Iピクチャ禁止信号を受けた構造決定部によ
りすべての仮想バッファ演算部及び画像符号化部による
フレーム内符号化を禁止し、フレーム内符号化以外の予
測符号化を行わせるようにしたものである。
【0011】この発明では、多重化部の出力多重化スト
リームが所定の符号レートを上回る可能性がある時は、
すべての画像符号化部がフレーム内符号化以外の予測符
号化を行うようにしているため、最も発生符号量の多い
フレーム内符号化を禁止することで所定の符号レートを
上回らないようにできる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる映像信号の
多チャネル符号化装置の一実施の形態のブロック図を示
す。この実施の形態は、Nチャネルの入力映像信号に対
して互いに独立に動作する、画像符号化部11〜1N、計
数値復号部21〜2N、シーンチェンジ検出部31〜3
Nと、単一のGOP構造決定部5と、多重化部6とから
構成されている。
【0013】画像符号化部11〜1Nは、入力映像信号を
MPEG方式に基づき可変長レートで圧縮符号化する。
ここで、MPEG方式では、良く知られているように、
通常は各画面の映像信号をIピクチャ、Pピクチャ及び
Bピクチャのいずれかの符号化画像を得る。Iピクチャ
は、1フレーム内のすべてのブロックを原画像と同じ順
序で符号化するフレーム内符号化画像であり、3つのピ
クチャのうち最も符号量が多い。Pピクチャはフレーム
間順方向予測符号化画像である。更に、Bピクチャは過
去と未来のIピクチャ又はPピクチャから予測符号化し
た双方向予測符号化画像であり、3つのピクチャのうち
最も符号量が少ない。これら3つのピクチャを適当に組
み合わせたピクチャ群がグループ・オブ・ピクチャ(G
OP)である。ただし、Iピクチャは1つのGOP内で
は1つのみしか存在しない。
【0014】計数値復号部21〜2Nは、GOP構造決定
部5から入力されるピクチャ計数値aが自己に予め割り
当てられた固有の所定値と一致する時はフレーム内符号
化を行うピクチャタイプ(すなわち、Iピクチャ)を対
応する仮想バッファ演算部41〜4Nへ出力し、所定値と
異なる時は予測符号化を行うBピクチャ又はPピクチャ
のピクチャタイプを対応する仮想バッファ演算部41
Nへ出力する。
【0015】シーンチェンジ検出部31〜3Nは入力映像
信号のシーンチェンジの有無を検出し、シーンチェンジ
検出時はその検出信号をGOP構造決定部5に供給す
る。仮想バッファ演算部41〜4Nは、計数値復号部21
〜2Nからのピクチャタイプに基づき、発生情報量を決
定した後、実際の発生情報量との誤差に応じた量子化ス
テップサイズを決定して画像符号化部11〜1Nへ出力す
る。
【0016】GOP構造決定部5は、通常時は1からN
までの値を順次巡回的に計数してピクチャ計数値aとし
てフレーム期間毎に出力し、シーンチェンジ検出信号が
入力された時は、ピクチャ計数値aを検出部番号にセッ
トする。これにより、シーンチェンジが検出された入力
映像信号に対応する計数値復号部がIピクチャタイプを
復号し、シーンチェンジが検出された入力映像信号はI
ピクチャタイプとして画像符号化処理される。
【0017】また、多重化部6は画像符号化部11〜1N
から入力される符号化データを多重処理して多重化スト
リームを出力すると共に、出力する多重化ストリームが
所定の一定レートを上回る可能性が高い時にはIピクチ
ャ禁止信号を出力する。GOP構造決定部5はIピクチ
ャ禁止信号が入力されている間は、1〜N以外の所定値
のピクチャ計数値aを出力し、計数値復号部21〜2N
らPピクチャ又はBピクチャのピクチャタイプを出力す
る。解除後は設定直前のピクチャ計数値から再び計数を
開始する。
【0018】次に、この実施の形態の動作について図1
のブロック図と図2のタイムチャートを併せ参照して説
明する。図1において、全部でNチャネルの各チャネル
の入力映像信号は、それぞれ各チャネルに対応して設け
られ、互いに独立に動作する、画像符号化部1
、計数値復号部2〜2、シーンチェンジ検出部
〜3に供給される。
【0019】画像符号化部11〜1Nは、チャネル#1〜
#Nの入力映像信号に対して、MPEG方式等の高能率
符号化処理を別々に施した後、得られた符号化ストリー
ムを多重化部6へ供給する。符号化制御方法は、符号化
制御単位ごとに量子化ステップサイズを仮想バッファ演
算部41〜4Nより入力し、符号化制御の発生情報量を算
出して仮想バッファ演算部41〜4Nに供給することによ
り行う。
【0020】一方、GOP構造決定部5は、ピクチャ数
をすべてのチャネルの画像数まで計数して、図2(A)
に示す如きピクチャ計数値aを計数値復号部21〜2N
それぞれ同時に供給する。計数値復号部21〜2Nは、入
力されたピクチャ計数値aからIピクチャ、Pピクチャ
及びBピクチャを予め設定された方式により復号してピ
クチャタイプを仮想バッファ演算部41〜4Nにそれぞれ
供給する。
【0021】計数値復号部21は、ピクチャ計数値a
が”1”の時のみピクチャタイプ#1(f)をIピクチ
ャとする。ピクチャ計数値aが1以外の2〜Nの値に関
しては、ピクチャタイプ#1(f)をPピクチャ又はB
ピクチャとする。PピクチャとBピクチャの関係は、任
意の関係を設定可能であるが、通常はPピクチャとPピ
クチャ間、またはPピクチャとIピクチャ間に同一枚数
のBピクチャが割り当てられる。図2(B)は上記のピ
クチャタイプ#1(f)を示す。
【0022】計数値復号部2Nは、ピクチャ計数値aが
Nのときのみピクチャタイプ#N(k)をIピクチャと
する。ピクチャ計数値aがN以外の1〜N−1の値に関
しては、ピクチャタイプ#N(k)をPピクチャ又はB
ピクチャとする。PピクチャとBピクチャの関係は、任
意の関係を設定可能であるが、通常はPピクチャとPピ
クチャ間、またはPピクチャとIピクチャ間に同一枚数
のBピクチャが割り当てられる。図2(C)は上記のピ
クチャタイプ#N(k)を示す。なお、ピクチャタイプ
#1(f)をNピクチャ遅延させたピクチャタイプをピ
クチャタイプ#N(k)となるように、各計数値復号部
を設定してもよい。
【0023】仮想バッファ演算部4〜4のそれぞれ
は、計数値復号部21〜2Nのうち対応して設けられた計
数値復号部より与えられるピクチャタイプを基に、目標
とする発生情報量を決定し、画像符号化部1 1〜1Nのう
ち対応する画像符号化部から逐次入力される実際の発生
情報量と比較して量子化ステップサイズを、対応する画
像符号化部に与える。従って、例えば、仮想バッファ演
算部4Nは計数値復号部2Nから与えられるピクチャタイ
プ#N(k)を基に目標とする発生情報量を決定し、画
像符号化部1Nから入力される実際の発生情報量#N
(i)と比較して量子化ステップサイズ#N(h)を画
像符号化部1Nに供給する。
【0024】また、シーンチェンジ検出部31〜3Nは、
例えば前フレームと現フレームの入力映像信号のレベル
差が予め設定された値以上である時には、シーンチェン
ジとして検出して、シーンチェンジ検出信号をそれぞれ
GOP構造決定部5へ出力する。GOP構造決定部5
は、x番目(xは1〜Nのうちのいずれか一の値)のシ
ーンチェンジ検出部3xからシーンチェンジ検出信号が
入力された場合、そのシーンチェンジ検出部3xに対応
する計数値復号部2xのピクチャ計数値aの値を強制的
にxにセットする。
【0025】従って、例えばGOP構造決定部5は、シ
ーンチェンジ検出部3Nから図2(D)に示す如きシー
ンチェンジ検出信号#N(n)が入力された場合、その
シーンチェンジ検出部3Nに対応する計数値復号部2N
ピクチャ計数値aの値を、図2(A)に示すように強制
的にNにセットする。これにより、シーンチェンジが起
きた場合は、シーンチェンジが起きた入力映像信号を符
号化している画像符号化部ではGOP構造を優先的にI
ピクチャとする制御が実施される。
【0026】多重化部6は各画像符号化部11〜1Nから
入力される符号化ストリームの多重処理を実施して多重
化ストリームを出力する。このとき、多重化部6は出力
する多重化ストリームが所定の符号化レートを上回る可
能性が大きい場合は、Iピクチャ禁止信号をGOP構造
決定部5に供給する。GOP構造決定部5は、Iピクチ
ャ禁止信号が入力されている間は、ピクチャ計数値aを
1〜N以外の値(例えば0)として、すべての計数値復
号部21〜2NにおいてIピクチャのピクチャタイプを復
号することを禁止する。
【0027】従って、例えば、図2(E)に示すような
タイミングでピクチャ禁止信号が多重化部6から出力さ
れた場合は、図2(A)に示すように、ピクチャ計数値
aは0となり、計数値復号部21、2Nは、図2(B)、
(C)に示すように、Iピクチャ以外のピクチャタイプ
を出力する。こうして得られた各画像符号化部11〜1N
からの符号化ストリームは、多重化部6で多重化処理さ
れて一定レートの多重化ストリームとして出力される。
【0028】このように、この実施の形態では、映像信
号のGOP構造の位相を各チャネル間でずらすことによ
り、発生情報量の多いIピクチャの符号化を時間軸上に
分散させて多チャネル多重化後の目標発生情報量を一定
とする。すなわち、Nチャネルの入力映像信号のそれぞ
れ別々に画像符号化部11〜1Nで可変レート符号化を行
いつつ、発生情報量が偏るIピクチャを各チャネル間に
効率よく配置して多重化後の多重化ストリームを一定レ
ートとするようにしているため、レートバッファが不要
となり遅延時間の増大を防止できる。
【0029】また、この実施の形態では、上記の目標発
生情報量と符号化後の実際の発生符号量とのずれは、仮
想バッファ演算部41〜4Nを用いたフィードバック制御
により修正を図りながら画像符号化を行うようにしてい
るため、多重化後のレートが一定となる可変レート符号
化を実現できる。
【0030】万一、所定の符号化レートを越えそうな時
は、Iピクチャを禁止して発生符号量の低減を図る。ま
た、シーンチェンジ画像はピクチャ間(フレーム間又は
フィールド間)の時間方向の予測効率が低減するため、
シーンチェンジが検出された画像は優先的にピクチャ内
の空間方向の冗長度のみ抑圧するIピクチャとするよう
なGOP構造の位相制御を行う。すなわち、シーンチェ
ンジが発生した時は、その入力映像信号を強制的にIピ
クチャの符号化を行うようにしているため、ピクチャ間
の予測符号化効率の低減できる。
【0031】更に、個々のチャネル単位に仮想バッファ
演算部41〜4Nを設けて符号化制御を行うようにしてい
るので安定した制御ができると共に、多重化ストリーム
のレートが設定値を上回りそうな時には、3つのピクチ
ャタイプのうち最も符号量が大きいIピクチャの符号化
を禁止するようにしているので、多重化ストリームのレ
ートの安定化ができ、伝送破綻を防止できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多チャネルの入力映像信号がチャネル別にそれぞれ可変
レート符号化されると共に、フレーム内符号化を行うチ
ャネルを効率よく配置して多重化ストリームレートを一
定にするようにしたため、各チャネル毎のレートを平滑
化するレートバッファを不要にでき、よって双方向通信
において意思疎通を図る上で問題となる符号化遅延の増
大を防止できる。
【0033】また、本発明によれば、シーンチェンジを
検出した時は、シーンチェンジ検出信号を出力したシー
ンチェンジ検出部に対応したチャネルの計数値を所定値
とすることにより、シーンチェンジが起きた入力映像信
号の符号化を強制的にフレーム内符号化するようにした
ため、ピクチャ間の予測符号化効率を低減できる。
【0034】更に、本発明によれば、個々のチャネル毎
に画像符号化部の発生符号量を適応的に制御するように
したため、各チャネルの入力映像信号を可変レート符号
化しても、安定した発生符号量の制御ができ、多重化ス
トリームのレートを一定化できる。
【0035】また更に、本発明によれば、多重化部の出
力多重化ストリームが所定の符号レートを上回る可能性
がある時は、すべての画像符号化部がフレーム内符号化
以外の予測符号化を行うことにより、最も発生符号量の
多いフレーム内符号化を禁止することで所定の符号レー
トを上回らないようにしたため、システムを安定化する
ことができ、伝送破綻を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の動作説明用タイムチャートである。
【符号の説明】
1〜1N 画像符号化部 21〜2N 計数値復号部 31〜3N シーンチェンジ検出部 41〜4N 仮想バッファ演算部 5 GOP構造決定部 6 多重化部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号に所定方式の高能率符号化
    を施して符号化データを出力する画像符号化部と、 前記入力映像信号のシーンチェンジを検出するシーンチ
    ェンジ検出部と、 前記画像符号化部が処理する符号化処理方式を示すピク
    チャタイプを出力する計数値復号部と、 前記計数値復号部の出力ピクチャタイプと前記画像符号
    化部の実際の発生符号量とに応じて、該画像符号化部の
    発生符号量を適応的に制御する仮想バッファ演算部と
    を、多チャネルの前記入力映像信号の各チャネル毎に互
    いに独立して設け、 前記計数値復号部に対して、順次巡回的に計数値を出力
    すると共に、前記入力映像信号のチャネル数だけ存在す
    る前記シーンチェンジ検出部のいずれかからシーンチェ
    ンジ検出信号が入力された時は、該シーンチェンジ検出
    信号を出力したシーンチェンジ検出部に対応したチャネ
    ルの前記計数値を所定値として前記仮想バッファ演算部
    及び画像符号化部により、強制的にフレーム内符号化を
    行わせる構造決定部と、 前記入力映像信号のチャネル数だけ存在する前記画像符
    号化部から並列に出力された符号化データを多重化して
    多重化ストリームとして出力する多重化部とを具備する
    ことを特徴とする映像信号の多チャネル符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記多重化部は、前記多重化ストリーム
    が所定の符号レートを上回る可能性があることを検出し
    た時は、Iピクチャ禁止信号を出力する手段を有し、前
    記Iピクチャ禁止信号を受けた前記構造決定部によりす
    べての前記仮想バッファ演算部及び画像符号化部による
    フレーム内符号化を禁止し、該フレーム内符号化以外の
    予測符号化を行わせることを特徴とする請求項1記載の
    映像信号の多チャネル符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記構造決定部は、前記入力映像信号の
    チャネル数がNのときは、N個ある前記計数値復号部に
    それぞれ1からNまでの計数値を順次、かつ、巡回的に
    出力することを特徴とする請求項1記載の映像信号の多
    チャネル符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記計数値復号部は、入力された前記計
    数値が自己に予め割り当てられた固有の所定値と一致す
    る時はフレーム内符号化を行うピクチャタイプを対応す
    る前記仮想バッファ演算部へ出力し、前記所定値と異な
    る時は前記フレーム内符号化以外の予測符号化を行うピ
    クチャタイプを対応する前記仮想バッファ演算部へ出力
    することを特徴とする請求項1又は3記載の映像信号の
    多チャネル符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記仮想バッファ演算部は、前記計数値
    復号部の出力ピクチャタイプに基づいて目標とする発生
    符号量を決定し、前記画像符号化部から逐次入力される
    実際の発生符号量と比較して、その比較結果に応じて該
    画像符号化部の量子化ステップサイズを制御することを
    特徴とする請求項1記載の映像信号のチャネル符号化装
    置。
  6. 【請求項6】 前記構造決定部は、MPEG方式のGO
    P構造を決定し、前記計数値復号部は、Iピクチャ、P
    ピクチャ及びBピクチャのいずれか一のピクチャタイプ
    を出力することを特徴とする請求項1乃至5のうちいず
    れか一項記載の映像信号の多チャネル符号化装置。
JP16464798A 1998-06-12 1998-06-12 映像信号の多チャネル符号化装置 Expired - Fee Related JP3147859B2 (ja)

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