JPH11355540A - ファクシミリ通信システム - Google Patents

ファクシミリ通信システム

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JPH11355540A
JPH11355540A JP10156403A JP15640398A JPH11355540A JP H11355540 A JPH11355540 A JP H11355540A JP 10156403 A JP10156403 A JP 10156403A JP 15640398 A JP15640398 A JP 15640398A JP H11355540 A JPH11355540 A JP H11355540A
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receiving
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JP10156403A
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English (en)
Inventor
Sakae Katsuyama
栄 勝山
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信時間が短い放送形式のファクシミリ通信
を実現することができるファクシミリ通信システムを得
ること。 【解決手段】 本発明は、送信側ファクシミリ装置10
0と、専用通信網Neに各々接続された受信側ファクシ
ミリ装置3001〜300nと、専用通信網Neと送信側
ファクシミリ装置100との間に介挿されたファクシミ
リアダプタ装置1とを備え、ファクシミリアダプタ装置
1は、送信側ファクシミリ装置100から送信された画
像信号を専用通信網Neを介して受信側ファクシミリ装
置3001〜300nへ各々送信する一方、1台の受信側
ファクシミリ装置から送信される各種信号を生成して、
これを送信側ファクシミリ装置100へ送信する。ま
た、ファクシミリアダプタ装置1は、受信側ファクシミ
リ装置3001〜300nから送信される応答信号等を受
信して送信側ファクシミリ装置100へ送信しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送形式のファク
シミリ通信に用いられるファクシミリ通信システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ通信システムは、図
4に示す送信側に設置された送信側ファクシミリ装置4
00と、複数の受信側に各々設置され、公衆網を介して
上記送信側ファクシミリ装置400に各々接続されたn
台の受信側ファクシミリ装置5001〜500nとから構
成されている。このファクシミリ通信システムにおいて
は、送信側ファクシミリ装置400と例えば、受信側フ
ァクシミリ装置5001との通信においては、各種信号
のやりとりをお互いに行うという双方向通信方式が採用
されている。
【0003】ここで、上述したファクシミリ通信システ
ムにおいて、複数の相手に対して同一の画像信号を送信
するという1対nの放送形式によるファクシミリ通信に
ついて考察してみると、公衆網の性質上、送信側ファク
シミリ装置400と受信側ファクシミリ装置5001と
の間で、1対1の双方向通信による信号の送受信を行う
必要があるため、上記1対nの放送形式によるファクシ
ミリ通信は、実現できない。そこで、従来においては、
複数の相手に対して同一の画像信号を順次送信するとい
う順次同報の手法が確立されている。この順次同報は、
送信側ファクシミリ装置が画像データを蓄積した後、1
対1のファクシミリ通信をn回繰り返すことにより実現
される。
【0004】図4は、従来のファクシミリ通信システム
における順次同報のシーケンスを示す図である。この図
において、第1回目の画像送信動作として、送信側ファ
クシミリ装置400は、公衆網を介して、最初の送信先
の受信側ファクシミリ装置5001へファクシミリ呼出
信号CNGを送信する。そして、上記ファクシミリ呼出
信号CNGが受信側ファクシミリ装置5001に受信さ
れると、送信側ファクシミリ装置400と受信側ファク
シミリ装置5001との間に公衆網を介して回線が形成
される。
【0005】次いで、受信側ファクシミリ装置5001
は、応答信号CED、受信能力信号DISを公衆網を介
して送信側ファクシミリ装置400へ順次送信する。こ
こで、応答信号CEDは、ファクシミリ呼出信号CNG
を受信した旨を示す信号であり、受信能力信号DIS
は、受信側ファクシミリ装置5001に受信する能力が
あることを示す信号である。
【0006】そして、送信側ファクシミリ装置400
は、受信能力信号DISを受信すると、通信方式信号D
CS、回線状態チェック信号TCFを公衆網を介して順
次受信側ファクシミリ装置5001へ送信する。ここ
で、通信方式信号DCSは、画像信号の通信に用いる通
信方式(G3モード、G4モード等)を示す信号であ
り、回線状態チェック信号TCFは、回線(公衆網)の
伝送品質等の回線状態を受信側ファクシミリ装置500
1側でチェックするための信号である。
【0007】そして、送信側ファクシミリ装置400
は、回線状態チェック信号TCFを受信すると、回線状
態チェック信号TCFの受信レベル等から回線状態が良
好であるか否かを判断し、同判断が良好であるとき、受
信側ファクシミリ装置5001は、受信準備完了信号C
FRを公衆網を介して、送信側ファクシミリ装置400
へ送信する。ここで、受信準備完了信号CFRは、受信
側ファクシミリ装置5001の受信準備が完了したこと
を示す信号である。
【0008】そして、送信側ファクシミリ装置400
は、上記受信準備完了信号CFRを受信すると、画像信
号PIXを公衆網を介して受信側ファクシミリ装置50
01へ送信する。これにより、受信側ファクシミリ装置
5001は、画像信号PIXから得られる画像を紙出力
する。そして、送信側ファクシミリ装置400は、画像
信号PIXの送信を終了すると、終了信号EOPを公衆
網を介して受信側ファクシミリ装置5001へ送信し、
受信側ファクシミリ装置5001は、確認信号MCFを
公衆網を介して送信側ファクシミリ装置400へ送信す
る。
【0009】そして、送信側ファクシミリ装置400
は、確認信号MCFを受信すると、回線切断信号DCN
を公衆網を介して受信側ファクシミリ装置5001へ送
信する。これにより、送信側ファクシミリ装置400と
受信側ファクシミリ装置5001との間の回線が切断さ
れ、第1回目の画像送信動作が終了する。以後、送信側
ファクシミリ装置400は、次の送信先である受信側フ
ァクシミリ装置5002に対して、上述したシーケンス
により、第2回目の画像送信動作を実行する。さらに、
画像送信動作は、第3回目、第4回目、・・・、第n回
目まで行われ、受信側ファクシミリ装置5003〜50
0nには、順次、同一の画像信号PIXが順次送信され
る。すなわち、上述した順次同報においては、1対1の
通信がn回繰り返されるのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のファ
クシミリ通信システムにおいては、前述したように、1
対nの放送形式のファクシミリ通信を実現することがで
きないことを述べた。
【0011】以下、この理由について詳述する。ここ
で、公衆網に接続された送信側ファクシミリ装置と、公
衆網に各々接続されたn台の受信側ファクシミリ装置と
からなるファクシミリ通信システムを想定する。上記フ
ァクシミリ通信システムにおいて、送信側ファクシミリ
装置から公衆網を介してn台の受信側ファクシミリ装置
へ一斉呼び出し用のファクシミリ呼出信号が送信される
と、n台の受信側ファクシミリ装置からは、応答信号、
受信能力信号等が同時に公衆網を介して送信側ファクシ
ミリ装置へ出力される。すなわち、送信側ファクシミリ
装置には、n台分の応答信号、受信能力信号等が同時に
入力されるため、もともと1対1通信用に設計されてい
る送信側ファクシミリ装置は、これらの応答信号、受信
能力信号等を処理することができないため、誤動作を起
こしてしまう。このような理由により、従来のファクシ
ミリ通信システムにおいては、放送形式のファクシミリ
通信を行うことができないのである。
【0012】また、順次同報を行うファクシミリ通信シ
ステムにおいては、n台の受信側ファクシミリ装置に対
して画像信号を送信し終えるまでに、1台の送信時間の
n倍の時間がかかってしまうため、送信時間が非常に長
くなるという欠点があった。本発明はこのような背景の
下になされたもので、送信時間が短い放送形式のファク
シミリ通信を実現することができるファクシミリ通信シ
ステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、各種信号の受信結果に基づいて、画像信号を送信す
る送信側ファクシミリ装置と、複数の専用線からなる専
用通信網を介して前記送信側ファクシミリ装置と各々接
続され、前記画像信号を各々受信するとともに前記各種
信号を各々送信する複数の受信側ファクシミリ装置と、
前記送信側ファクシミリ装置と前記専用通信網との間に
介挿され、前記画像信号を前記専用通信網を介して、前
記複数の受信側ファクシミリ装置へ各々送信するととも
に、前記各種信号を生成してこれを前記受信側ファクシ
ミリ装置へ送信し、かつ前記複数の受信側ファクシミリ
装置から各々送信された前記各種信号を受信し前記送信
側ファクシミリ装置へ送信しないファクシミリアダプタ
装置とを具備することを特徴とする。また、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載のファクシミリ通信シス
テムにおいて、前記ファクシミリアダプタ装置は、前記
送信側ファクシミリ装置から送信された前記画像信号を
前記専用通信網を介して前記複数の受信側ファクシミリ
装置へ送信する送信手段と、前記各種信号を生成してこ
れを前記送信側ファクシミリ装置へ送信する各種信号生
成手段と、前記複数の受信側ファクシミリ装置から各々
送信された前記各種信号を受信した後、該各種信号から
得られるデータを一定時間蓄積して消去するメモリ手段
とを有していることを特徴とする。また、請求項3に記
載の発明は、請求項1または2に記載のファクシミリ通
信システムにおいて、前記送信側ファクシミリ装置に受
信される前記各種信号に対して、前記専用通信網におけ
る伝送遅延時間分の遅延をかける遅延手段を具備するこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よるファクシミリ通信システムの構成を示すブロック図
である。この図において、100は、送信側ファクシミ
リ装置である。この送信側ファクシミリ装置100は、
図2に示すファクシミリ呼出信号CNG、通信方式信号
DCS、回線状態チェック信号TCF、画像信号PI
X、終了信号EOPおよび回線切断命令信号DCNを後
述するシーケンスに従って送信する一方、応答信号CE
D、受信能力信号DIS、受信準備完了信号CFRおよ
び確認信号MCFを上記シーケンスに従って受信する。
これらの各種信号は、図4を参照して説明した各種信号
と同種の信号である。
【0015】1は、モジュラ2001および2002を介
して、送信側ファクシミリ装置100と専用通信網Ne
との間に介挿されたファクシミリアダプタ装置であり、
放送形式のファクシミリ通信を行うための各種信号処理
を行う装置である。この各種信号処理の詳細については
後述する。また、上記専用通信網Neは、ファクシミリ
アダプタ装置1と後述するn台の受信側ファクシミリ装
置3001〜300nとの間を各々接続するn本の専用回
線からなる通信網であり、一般の公衆網とは異なり、企
業通信網等として構築されたものである。
【0016】ファクシミリアダプタ装置1において、2
は、送信側ファクシミリ装置100から送信される図2
に示すファクシミリ呼出信号CNG、通信方式信号DC
S等を後段の分岐回路3へ出力する回線制御回路であ
り、上記ファクシミリ呼出信号CNGが送信側ファクシ
ミリ装置100から送信されたか否かを監視する機能を
有している。また、回線制御回路2は、前段の変調回路
7から出力される応答信号CED、受信能力信号DIS
等をモジュラ2001を介して後段の送信側ファクシミ
リ装置100へ出力する。
【0017】分岐回路3は、回線制御回路2を介して入
力されるファクシミリ呼出信号CNG等を2分岐して、
一方の分岐された各種信号を復調回路5へ出力するとと
もに、他方の分岐された各種信号をモジュラ2002を
介して専用通信網Neへ出力する。4は、復調回路5、
通信制御回路6および変調回路7から構成されたファク
シミリ制御部であり、1台の受信側ファクシミリ装置に
おける信号送受信機能を有している。すなわち、ファク
シミリ制御部4は、本来、受信側ファクシミリが有す
る、ファクシミリ呼出信号CNG等の受信機能、および
応答信号CED等の送信機能を備えている。
【0018】ファクシミリ制御部4において、復調回路
5は、分岐回路3により分岐された一方の各種信号(フ
ァクシミリ呼出信号CNG等)を復調する。通信制御回
路6は、復調回路5により復調された各種信号に応じ
て、応答信号CED等を出力する。変調回路7は、通信
制御回路6より入力される各種信号(応答信号CED
等)に変調をかけ、これを回線制御回路2およびモジュ
ラ2001を介して、送信側ファクシミリ装置100へ
出力する。8は、専用通信網Neおよびモジュラ2002
を介して入力される応答信号CED、受信能力信号DI
S等の各種信号から得られるデータを一定時間蓄積した
後、消去するメモリ回路である。
【0019】受信側ファクシミリ装置3001〜300n
は、n本の専用線からなる専用通信網Ne、およびモジ
ュラ2002を介してファクシミリアダプタ装置1に各
々接続されている。これらの受信側ファクシミリ装置3
001〜300nは、専用通信網Neを介して各々受信さ
れるファクシミリ呼出信号CNG等の各種信号に応じ
て、応答信号CED等を専用通信網Neおよびモジュラ
2002を介してメモリ回路8へ送信する。
【0020】次に、上述した一実施形態によるファクシ
ミリ通信システムの動作について図2に示すシーケンス
を参照しつつ説明する。図1において、送信側ファクシ
ミリ装置100からファクシミリ呼出信号CNGが送信
されると、該ファクシミリ呼出信号CNGは、モジュラ
2001を介して回線制御回路2に入力された後、分岐
回路3により2分岐される。これにより分岐された一方
のファクシミリ呼出信号CNG信号が復調回路5へ出力
されるとともに、他方のファクシミリ呼出信号CNGが
モジュラ2002および専用通信網Neを介して受信側フ
ァクシミリ装置3001〜300nへ各々出力される。
【0021】そして、一方のファクシミリ呼出信号CN
Gは、復調回路5により復調された後、通信制御回路6
に入力される。これにより、通信制御回路6からは応答
信号CED、受信能力信号DISが順次出力される。こ
れらの応答信号CED、受信能力信号DISは、変調回
路7により順次変調がかけられた後、モジュラ2001
を介して送信側ファクシミリ装置100に入力される。
すなわち、これらの応答信号CEDおよび受信能力信号
DISは、送信側ファクシミリ装置100からみれば、
受信側ファクシミリ装置3001〜300nから送信され
た信号であると、みなされる。言い換えれば、送信側フ
ァクシミリ装置100は、あたかも1台の受信側ファク
シミリ装置と通信をおこなっている状態とされている。
【0022】また、他方のファクシミリ呼出信号CNG
が受信側ファクシミリ装置3001〜300nに各々受信
されると、受信側ファクシミリ装置3001〜300nか
らは、応答信号CED、受信能力信号DISが順次、送
信される。そして、これらの応答信号CEDおよび受信
能力信号DISは、専用通信網Neおよびモジュラ20
02を介してメモリ回路8に受信された後、これらのデ
ータが蓄積される。そして、一定時間経過すると、メモ
リ回路8において応答信号CEDおよび受信能力信号D
ISから得られる各データは、削除される。すなわち、
受信側ファクシミリ装置3001〜300nから各々送信
された複数の応答信号CEDおよび受信能力信号DIS
は送信側ファクシミリ装置100に受信されないのであ
る。
【0023】そして、上述した受信能力信号DISが送
信側ファクシミリ装置100に受信されると、送信側フ
ァクシミリ装置100は、通信方式信号DCS、回線状
態チェック信号TCFを順次送信する。これにより、上
記通信方式信号DCS、回線状態チェック信号TCF
は、モジュラ2001および回線制御回路2を経由し
て、分岐回路3に入力された後、2分岐される。そし
て、分岐された一方の通信方式信号DCS、回線状態チ
ェック信号TCFが復調回路5へ順次出力されるととも
に、他方の通信方式信号DCS、回線状態チェック信号
TCFがモジュラ2002および専用通信網Neを介して
受信側ファクシミリ装置3001〜300nへ順次出力さ
れる。
【0024】そして、一方の通信方式信号DCS、回線
状態チェック信号TCFは、復調回路5により順次復調
された後、通信制御回路6に入力される。これにより、
通信制御回路6からは受信準備完了信号CFRが出力さ
れる。この受信準備完了信号CFRは、変調回路7によ
り順次変調がかけられた後、モジュラ2001を介して
送信側ファクシミリ装置100に入力される。この受信
準備完了信号CFRは、送信側ファクシミリ装置100
からみれば、受信側ファクシミリ装置3001〜300n
から送信された信号であると、みなされる。
【0025】また、他方の通信方式信号DCS、回線状
態チェック信号TCFが受信側ファクシミリ装置300
1〜300nに順次受信されると、受信側ファクシミリ装
置3001〜300nからは、受信準備完了信号CFRが
送信される。そして、この受信準備完了信号CFRは、
専用通信網Neおよびモジュラ2002を介してメモリ回
路8に受信された後、そのデータが蓄積される。そし
て、一定時間経過すると、メモリ回路8において受信準
備完了信号CFRから得られるデータは、削除される。
すなわち、受信側ファクシミリ装置3001〜300nか
ら各々送信された複数の受信準備完了信号CFRは、送
信側ファクシミリ装置100に受信されないのである。
【0026】そして、上述した受信準備完了信号CFR
が送信側ファクシミリ装置100に受信されると、送信
側ファクシミリ装置100は、画像信号PIXを送信す
る。これにより、上記画像信号PIXは、モジュラ20
01および回線制御回路2を経由して、分岐回路3に入
力される。そして、分岐された一方の画像信号PIXが
復調回路5へ出力されるとともに、他方の画像信号PI
Xがモジュラ2002および専用通信網Neを介して受信
側ファクシミリ装置3001〜300nへ出力される。
【0027】そして、受信側ファクシミリ装置3001
〜300nにより画像信号PIXが各々受信されると、
受信側ファクシミリ装置3001〜300nからは、上記
画像信号PIXに対応する画像が各々紙出力される。
【0028】そして、送信側ファクシミリ装置100
は、画像信号PIXの送信を終えると、終了信号EOP
を送信する。これにより、上記終了信号EOPは、モジ
ュラ2001および回線制御回路2を経由して、分岐回
路3に入力される。そして、分岐された一方の終了信号
EOPが復調回路5へ出力されるとともに、他方の終了
信号EOPがモジュラ2002および専用通信網Neを介
して受信側ファクシミリ装置3001〜300nへ順次出
力される。
【0029】そして、一方の終了信号EOPは、復調回
路5により復調された後、通信制御回路6に入力され
る。これにより、通信制御回路6からは確認信号MCF
が出力される。この確認信号MCFは、変調回路7によ
り順次変調がかけられた後、モジュラ2001を介して
送信側ファクシミリ装置100に入力される。
【0030】また、他方の終了信号EOPが受信側ファ
クシミリ装置3001〜300nに各々受信されると、受
信側ファクシミリ装置3001〜300nからは、確認信
号MCFが順次、送信される。そして、この確認信号M
CFは、専用通信網Neおよびモジュラ2002を介して
メモリ回路8に受信された後、これらのデータが蓄積さ
れる。そして、一定時間経過すると、メモリ回路8にお
いて確認信号MCFから得られるデータは、削除され
る。すなわち、受信側ファクシミリ装置3001〜30
0nから各々送信された複数の確認信号MCFは、送信
側ファクシミリ装置100に受信されないのである。
【0031】そして、上述した確認信号MCFが送信側
ファクシミリ装置100に受信されると、送信側ファク
シミリ装置100は、回線切断命令信号DCNを送信す
る。これにより、上記回線切断命令信号DCNは、モジ
ュラ2001および回線制御回路2を経由して、分岐回
路3に入力される。そして、分岐された一方の回線切断
命令信号DCN信号が復調回路5へ出力されるととも
に、他方の回線切断命令信号CDNがモジュラ2002
および専用通信網Neを介して受信側ファクシミリ装置
3001〜300nへ出力される。そして、上記回線切断
命令信号DCNが受信側ファクシミリ装置3001〜3
00nに受信されると、送信側ファクシミリ装置100
と受信側ファクシミリ装置3001〜300nとの間に形
成されている回線が切断され、放送形式のファクシミリ
ア通信が終了する。
【0032】以上説明したように、上述した一実施形態
によるファクシミリ通信システムによれば、ファクシミ
リアダプタ装置1を設けて、送信側ファクシミリ装置1
00があたかも1台の受信側ファクシミリ装置3からの
各種信号を受信するように構成したので、誤動作を生じ
させることなく、n台の受信側ファクシミリ装置300
1〜300nに対する放送形式のファクシミリ通信を実現
することができる。また、上述した一実施形態によるフ
ァクシミリ通信システムによれば、一度にn台の受信側
ファクシミリ装置3001〜300nに対して画像信号P
IXを送信できる構成とされているので、従来の順次同
報によるファクシミリ通信に比して、送信時間を短くす
ることができる。
【0033】以上本発明の一実施形態によるファクシミ
リ通信システムについて詳述してきたが、具体的な構成
はこの一実施形態に限られるものではなく本発明の要旨
を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含ま
れる。例えば、上述した一実施形態によるファクシミリ
通信システムにおいては、図1に示す構成のものに代え
て、図3に示す構成のものを用いてもよい。以下、図3
に示す一実施形態によるファクシミリアダプタ装置の変
形例について説明する。
【0034】図3においては、図1の各部に対応する部
分には同一の符号を付けその説明を省略する。この図に
おいては、図1に示すファクシミリアダプタ装置1に代
えてファクシミリアダプタ装置9が設けられている。こ
のファクシミリアダプタ装置9においては、図1に示す
ファクシミリ制御部4に代えて、ファクシミリ制御部1
0が設けられており、かつ遅延回路11が新たに設けら
れている。
【0035】図3に示す遅延回路11は、復調回路5と
通信制御回路6との間に介挿されており、復調回路5の
出力信号に一定時間の遅延をかける。この遅延時間は、
専用通信網Neにおける信号の伝送遅延時間とされてい
る。より具体的には、遅延回路11における遅延時間
は、送信側ファクシミリ装置100が専用通信網Neを
介して例えば受信側ファクシミリ装置3001に直接接
続されている場合の、送信側ファクシミリ装置100か
ら各種信号が送信されてから、受信側ファクシミリ装置
3001から送信された応答信号が送信側ファクシミリ
装置100に受信されるまでの時間である。
【0036】ここで、送信側ファクシミリ装置100は
上述した伝送遅延時間を考慮して動作シーケンスが組ま
れているため、図1に示す構成のものでは、伝送遅延時
間が生じないため、送信側ファクシミリ装置100が設
計通りのシーケンスのタイミングで通信を行うことがで
きないという可能性がある。そこで、図3に示す遅延回
路11を設けることにより、上述した一実施形態による
ファクシミリ通信システムの変形例によれば、送信側フ
ァクシミリ装置100が設計通りのタイミングでファク
シミリ通信を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファクシミリアダプタ装置を設けて、送信側ファクシミ
リ装置があたかも1台の受信側ファクシミリ装置からの
各種信号を受信するように構成したので、誤動作を生じ
させることなく、複数の受信側ファクシミリ装置に対す
る放送形式のファクシミリ通信を実現することができる
という効果が得られる。また、本発明によれば、一度に
複数の受信側ファクシミリ装置に対して画像信号を送信
できる構成とされているので、従来の順次同報によるフ
ァクシミリ通信に比して、送信時間を短くすることがで
きるという効果が得られる。また、請求項3に記載の発
明によれば、送信側ファクシミリ装置に受信される各種
信号に対して、専用通信網における伝送遅延時間分の遅
延がかけられる構成としたので、送信側ファクシミリ装
置が設計通りのタイミングでファクシミリ通信を行うこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるファクシミリ通信
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同一実施形態によるファクシミリ通信システ
ムを用いたファクシミリ通信のシーケンスを示す図であ
る。
【図3】 本発明の一実施形態によるファクシミリ通信
システムの変形例の構成を示すブロック図である。
【図4】 従来のファクシミリ通信システムにおける順
次同報のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリアダプタ装置 2 回線制御回路 3 分岐回路 4 ファクシミリ制御部 5 復調回路 6 通信制御回路 7 変調回路 8 メモリ回路 9 ファクシミリアダプタ装置 10 ファクシミリ制御部 11 遅延回路 100 送信側ファクシミリ装置 3001〜300n 受信側ファクシミリ装置 Ne 専用通信網

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種信号の受信結果に基づいて、画像信
    号を送信する送信側ファクシミリ装置と、 複数の専用線からなる専用通信網を介して前記送信側フ
    ァクシミリ装置と各々接続され、前記画像信号を各々受
    信するとともに前記各種信号を各々送信する複数の受信
    側ファクシミリ装置と、 前記送信側ファクシミリ装置と前記専用通信網との間に
    介挿され、前記画像信号を前記専用通信網を介して、前
    記複数の受信側ファクシミリ装置へ各々送信するととも
    に、前記各種信号を生成してこれを前記受信側ファクシ
    ミリ装置へ送信し、かつ前記複数の受信側ファクシミリ
    装置から各々送信された前記各種信号を受信し前記送信
    側ファクシミリ装置へ送信しないファクシミリアダプタ
    装置とを具備することを特徴とするファクシミリ通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記ファクシミリアダプタ装置は、 前記送信側ファクシミリ装置から送信された前記画像信
    号を前記専用通信網を介して前記複数の受信側ファクシ
    ミリ装置へ送信する送信手段と、 前記各種信号を生成してこれを前記送信側ファクシミリ
    装置へ送信する各種信号生成手段と、 前記複数の受信側ファクシミリ装置から各々送信された
    前記各種信号を受信した後、該各種信号から得られるデ
    ータを一定時間蓄積して消去するメモリ手段とを有して
    いることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ通
    信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信側ファクシミリ装置に受信され
    る前記各種信号に対して、前記専用通信網における伝送
    遅延時間分の遅延をかける遅延手段を具備することを特
    徴とする請求項1または2に記載のファクシミリ通信シ
    ステム。
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