JPH11355515A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JPH11355515A
JPH11355515A JP10159602A JP15960298A JPH11355515A JP H11355515 A JPH11355515 A JP H11355515A JP 10159602 A JP10159602 A JP 10159602A JP 15960298 A JP15960298 A JP 15960298A JP H11355515 A JPH11355515 A JP H11355515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
area sensor
image reading
area
control block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10159602A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Yamazaki
修一 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP10159602A priority Critical patent/JPH11355515A/ja
Publication of JPH11355515A publication Critical patent/JPH11355515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、テカリ易い材質の媒体に印
刷された画像を効率よくあるいは高速に取り込むことが
できる画像読取装置、あるいは画像読取装置が使用され
る使用環境にかかわらず画像を効率よくあるいは高速に
取り込むことができる画像読取装置を提供することであ
る。 【解決手段】 エリアセンサ制御ブロック13は、第1
のエリアセンサ11aへ第1の動作信号を出力し、第2
のエリアセンサ11bへ第1の動作信号と同一のタイミ
ングでかつ第1の動作信号の出力時間と同じ長さの第2
の動作信号を出力する。第1のエリアセンサ11aは、
第1の動作信号が入力されている間撮像面の画像を取り
込み、第2のエリアセンサ11bは、第2の動作信号が
入力されている間撮像面の画像を取り込む。CPU14
は、第1および第2のエリアセンサ11aおよび11b
により取り込まれた画像を解析する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に係
り、詳細には、少なくとも2つの画像読取手段により撮
像面の画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置は、一つのエリアセ
ンサと、制御回路と、CPU(Central Processing U
nit )とから構成されており、その一例を図11を参
照して説明する。なお、画像読取装置としては、2次元
コードスキャナなどがある。
【0003】まず、構成を説明する。
【0004】図11は、従来の画像読取装置の構成を示
すブロック図である。この図11において、従来の画像
読取装置2は、一つのエリアセンサ21と、一つのレン
ズ22と、エリアセンサ制御ブロック23と、CPU2
4と、メモリ25とからなる。
【0005】CPU24は、エリアセンサ制御ブロック
23を制御する制御信号を、エリアセンサ制御ブロック
23へ出力する。また、CPU24は、メモリ25に格
納されている画像データの解析を行う。
【0006】エリアセンサ制御ブロック23は、CPU
24から制御信号を受け取ると、エリアセンサ21へ、
エリアセンサ21を動作させるための動作信号を出力す
る。また、エリアセンサ制御ブロック23は、エリアセ
ンサ21が取り込んだ画像データをメモリ25へ転送す
る。
【0007】レンズ22を含むエリアセンサ21は、エ
リアセンサ制御ブロック23から受け取る動作信号によ
り、撮像面の画像を取り込み、該取り込み結果の画像デ
ータをエリアセンサ制御ブロック23へ出力する。レン
ズ22を含むエリアセンサ21は、例えばCCD(Char
ge-Coupled Devices)のように、フォトダイオードを線
上あるいは平面上に配置し、光の強度を測定する受光部
と、受光時の精度を高めるためのレンズ22を用いた焦
点制御部と、この受光部を順次走査するための走査部
と、この走査部を通じて受光部から出力された電気信号
を数値化するA/D変換回路等から構成され、光信号を
電気信号に変換する周知のものである。
【0008】メモリ25は、エリアセンサ制御ブロック
23から入力される画像データを格納する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像読取装置2には、図11に示すように、1つのエリ
アセンサ21しか備え付けられていなかったため、取り
込んだ画像にテカリ箇所が発生した場合には、再度画像
を取り込まなければならなかった。このことは、画像読
取装置2によりテカリ易い材質の媒体に印刷された画像
を取り込む場合に大きな問題であった。
【0010】また、画像読取装置2は様々な使用環境に
より使用されるため、画像読取装置2の画像を取り込む
時間が使用状況に適したものでない場合もあり、この場
合には再度画像の取り込み時間を変えて画像を取り込ま
なければならないという問題もあった。たとえば、画像
読取装置2の画像の取り込み時間がたとえば5ミリ秒に
設定されており、画像読取装置2の画像の取り込みが蛍
光灯の下で行われる場合、蛍光灯は100Hz(東日
本)で明滅を繰り返しているため、画像読取装置2が画
像を取り込む時間帯が暗いことがある。このような場合
には、画像読取装置2は画像を取り込むことができない
こともあり、再度画像を取り込まなければならないとい
う問題もあった。
【0011】本発明の課題は、テカリ易い材質の媒体に
印刷された画像を効率よくあるいは高速に取り込むこと
ができる画像読取装置、あるいは画像読取装置が使用さ
れる使用環境にかかわらず画像を効率よくあるいは高速
に取り込むことができる画像読取装置を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
撮像面の画像を読み取る第1の画像読取手段と、撮像面
の画像を読み取る第2の画像読取手段と、前記第1の画
像読取手段および前記第2の画像読取手段の画像の読み
取り動作を制御する制御手段と、前記第1の画像読取手
段および前記第2の画像読取手段により読み取られる画
像の少なくとも一方を解析する解析手段と、を具備す
る。
【0013】請求項1記載の発明によれば、第1の画像
読取手段は撮像面の画像を読み取り、第2の画像読取手
段は撮像面の画像を読み取り、制御手段は前記第1の画
像読取手段および前記第2の画像読取手段の画像の読み
取り動作を制御し、解析手段は前記第1の画像読取手段
および前記第2の画像読取手段により読み取られる画像
の少なくとも一方を解析する。
【0014】したがって、制御手段により制御された第
1の画像読取手段と第2の画像読取手段により撮像面の
画像を読み取るため、画像読取装置が読み取る画像が印
刷された媒体や、画像読取装置が使用される使用環境に
かかわらず、画像読取装置は画像を効率よく、あるいは
高速に読み取ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を参照して本
発明に係る画像読取装置の実施の形態を詳細に説明す
る。
【0016】(第1の実施の形態)本発明を適用した第
1の実施の形態における画像読取装置ついて図1〜図3
を用いて説明する。
【0017】まず構成を説明する。
【0018】図1は、本第1の実施の形態における画像
読取装置の内部構成を示すブロック図である。この図1
において、画像読取装置1は、第1のエリアセンサ11
aと、第2のエリアセンサ11bと、第1のレンズ12
aと、第2のレンズ12bと、エリアセンサ制御ブロッ
ク13と、CPU14と、メモリ15と、画像取込タイ
ミング発生回路16とからなり、画像読取装置1は、二
つのエリアセンサと二つのレンズを備えている。
【0019】画像取込タイミング発生回路16は、第1
のエリアセンサ11aと第2のエリアセンサ11bに画
像の読み取りを開始させるための画像取込信号をCPU
14へ出力する。
【0020】CPU14は、画像取込タイミング発生回
路16から画像取込信号を受け取ると、エリアセンサ制
御ブロック13へ、エリアセンサ制御ブロック13の画
像取り込み処理を実行させる制御信号を出力する。ま
た、CPU14は、メモリ15に格納されている画像デ
ータの解析を行う。
【0021】エリアセンサ制御ブロック13は、CPU
14から制御信号を受け取ると、本第1の実施の形態で
は、第1のエリアセンサ11aへ第1の動作信号を出力
し、第2のエリアセンサ11bへ、第1の動作信号と同
一のタイミングでかつ第1の動作信号の出力時間と同じ
長さの第2の動作信号を出力する。
【0022】また、エリアセンサ制御ブロック13は、
第1のエリアセンサ11aと第2のエリアセンサ11b
が画像の取り込みを終了したか否かを判定する。そし
て、エリアセンサ制御ブロック13は、第1のエリアセ
ンサ11aと第2のエリアセンサ11bが画像の取り込
みを終了したと判定した場合、第1のエリアセンサ11
aと第2のエリアセンサ11bが取り込んだ画像データ
をメモリ15へ転送する。
【0023】第1のレンズ12aを含む第1のエリアセ
ンサ11aは、エリアセンサ制御ブロック13から入力
される第1の動作信号により、第1の動作信号が入力さ
れている間、撮像面の画像を取り込み、該取り込み結果
の画像データをエリアセンサ制御ブロック13へ出力す
る。
【0024】第2のレンズ12bを含む第2のエリアセ
ンサ11bは、エリアセンサ制御ブロック13から入力
される第2の動作信号により、第2の動作信号が入力さ
れている間、撮像面の画像を取り込み、該取り込み結果
の画像データをエリアセンサ制御ブロック13へ出力す
る。
【0025】なお、本第1の実施の形態では、第1のエ
リアセンサ11aと第2のエリアセンサ11bは、同一
のタイミングで撮像面の画像の取り込み動作を開始し、
かつ同一の時間撮像面の画像を取り込むことになる。
【0026】メモリ15は、エリアセンサ制御ブロック
13から入力される画像データを格納する。
【0027】さらに、第1のエリアセンサ11aと第2
のエリアセンサ11bの配置について図2を参照して説
明する。
【0028】図2は、図1のエリアセンサの配置の一例
を説明するための図である。
【0029】第1のレンズ12aの光軸31aと第2の
レンズ12bの光軸31bとが平行となるように、第1
のレンズ12aと第2のレンズ12bは、画像読取装置
に配置されている。
【0030】このように配置すれば、同一タイミングで
第1のエリアセンサ11aと第2のエリアセンサ11b
が取り込む撮像面32上に張り付けられた2次元コード
である画像33の位置が異なる。このため、第1のエリ
アセンサ11aと第2のエリアセンサ11bにより取り
込まれる画像33にテカリ箇所が生じている場合にも、
第1のエリアセンサ11aと第2のエリアセンサ11b
により取り込まれる画像33のテカリ箇所が異なり、第
1のエリアセンサ11aと第2のエリアセンサ11bに
より取り込まれた画像を解析することにより、テカリ箇
所のない画像を得ることができる。
【0031】次に動作を説明する。
【0032】図3は、図1に構成が示された画像読取装
置1の一動作例を示すフローチャートである。
【0033】画像読取装置1に電源が入ると(ステップ
A1)、画像取込タイミング発生回路16は、CPU1
4へ画像取込信号を出力し、CPU14は、画像取込タ
イミング発生回路16から画像取込信号を受け取ると、
エリアセンサ制御ブロック13へ制御信号を出力する。
そして、エリアセンサ制御ブロック13は、CPU14
から制御信号を受け取ると、第1のエリアセンサ11a
へ第1の動作信号を出力し、第2のエリアセンサ11b
へ、第1の動作信号と同一のタイミングでかつ第1の動
作信号の出力時間と同じ長さの第2の動作信号を出力す
る(ステップA2)。
【0034】第1のエリアセンサ11aは、エリアセン
サ制御ブロック13から入力される第1の動作信号によ
り、第1の動作信号が入力されている間、撮像面の画像
を取り込み、該取り込み結果の画像データをエリアセン
サ制御ブロック13へ出力する。また、第2のエリアセ
ンサ11bは、エリアセンサ制御ブロック13から入力
される第2の動作信号により、第2の動作信号が入力さ
れている間、撮像面の画像を取り込み、該取り込み結果
の画像データをエリアセンサ制御ブロック13へ出力す
る(ステップA3)。
【0035】なお、第1のエリアセンサ11aと第2の
エリアセンサ11bは、同一のタイミングで撮像面の画
像の取り込み動作を開始し、かつ同一の時間撮像面の画
像を取り込む。
【0036】エリアセンサ制御ブロック13は、第1の
エリアセンサ11aおよび第2のエリアセンサ11bが
画像の取り込みを終了したか否かを判定する(ステップ
A4)。
【0037】ステップA4でエリアセンサ制御ブロック
13が第1のエリアセンサ11aおよび第2のエリアセ
ンサ11bによる画像の取り込みが終了したと判定した
場合、エリアセンサ制御ブロック13は第1のエリアセ
ンサ11aおよび第2のエリアセンサ11bから受け取
った画像データをメモリ15へ転送する処理を行うとと
もに、転送処理が終了するとCPU14へ終了信号を出
力する(ステップA5)。
【0038】CPU14は、エリアセンサ制御ブロック
13から受け取る終了信号に基づき、エリアセンサ制御
ブロック13からメモリ15への画像データの転送が終
了したか否かを判定する(ステップA6)。
【0039】ステップA6でCPU14が画像データの
転送処理が終了したと判定した場合、CPU14は、メ
モリ15に格納された画像データを解析する(ステップ
A7)。
【0040】以上説明したように、二つのエリアセンサ
(第1のエリアセンサ11a、第2のエリアセンサ11
b)を画像読取装置1に設け、上記二つのエリアセンサ
は同一のタイミングで撮像面の画像の取り込み動作を開
始し、かつ同一の時間撮像面の画像を取り込む。このた
め、上記二つのエリアセンサが同一タイミングで取り込
む撮像面の位置が異なり、この結果二つのエリアセンサ
により取り込まれる画像にテカリ箇所が発生した場合で
も、その画像上のテカリ箇所が異なる。したがって、二
つのエリアセンサにより取り込まれた画像を解析するこ
とにより、テカリ箇所のない画像を得ることができ、高
速にかつ効率よく、テカリやすい材質の媒体へ印刷され
た画像の取り込みが可能となる。
【0041】(第2の実施の形態)図1、図4および図
5を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態にお
ける画像読取装置について説明する。
【0042】本第2の実施の形態における画像読取装置
の基本構成は、上記第1の実施の形態において説明した
画像読取装置と同じであり、上記第1の実施の形態と
は、以下の点で異なる。
【0043】エリアセンサ制御ブロック13は、CPU
14から制御信号を受け取ると、本第2の実施の形態で
は、まず第1のエリアセンサ11aへ第1の動作信号を
出力し、第1のエリアセンサ11aへ第1の動作信号を
出力した後所定時間経過後に第2のエリアセンサ11b
へ第2の動作信号を出力する。
【0044】まずエリアセンサが画像を取り込むタイミ
ングについて図4を用いて説明する。
【0045】図4は、図1のエリアセンサが画像を取り
込むタイミングを説明するための図である。
【0046】エリアセンサ制御ブロック13は、第1の
エリアセンサ11aへ第1の動作信号を出力する。第1
のエリアセンサ11aは、第1の動作信号により、図4
に示すような第1の画像取込時間41の時間帯に撮像面
の画像を取り込む。エリアセンサ制御ブロック13は、
第1のエリアセンサ11aに第1の動作信号を出力した
後、所定時間、たとえば周波数50Hzの地域では5か
ら10ミリ秒の後に、第2のエリアセンサ11bへ第2
の動作信号を出力する。第2のエリアセンサ11bは、
第2の動作信号により、図4に示すような第2の画像取
込時間42の時間帯に撮像面の画像を取り込む。このよ
うに、第1のエリアセンサ11aと第2のエリアセンサ
11bは異なる時間帯で撮像面の画像を取り込むことに
なる。なお、第1のエリアセンサ11aおよび第2のエ
リアセンサ11bが画像を取り込む時間は、たとえば5
から10ミリ秒である。
【0047】次に動作を説明する。
【0048】図5は、図1に構成が示された画像読取装
置の他の動作例を示すフローチャートである。
【0049】画像読取装置1に電源が入ると(ステップ
B1)、画像取込タイミング発生回路16は、CPU1
4へ画像取込信号を出力し、CPU14は、画像取込タ
イミング発生回路16から画像取込信号を受け取ると、
エリアセンサ制御ブロック13へ制御信号を出力する。
エリアセンサ制御ブロック13は、CPU14から制御
信号を受け取ると、第1のエリアセンサ11aへ第1の
動作信号を出力し、第1のエリアセンサ11aは第1の
動作信号が入力されている間、撮像面の画像を取り込
み、該取り込み結果の画像データをエリアセンサ制御ブ
ロック13へ出力する(ステップB2)。
【0050】エリアセンサ制御ブロック13は、第1の
エリアセンサ11aへ第1の動作信号を出力した後、所
定時間経過したか否かを判定する(ステップB3)。
【0051】ステップB3でエリアセンサ制御ブロック
13が第1のエリアセンサ11aへ第1の動作信号を出
力した後所定時間経過したと判定すると、エリアセンサ
制御ブロック13は、第2のエリアセンサ11bへ第2
の動作信号を出力し、第2のエリアセンサ11bは第2
の動作信号が入力されている間、撮像面の画像を取り込
み、該取り込み結果の画像データをエリアセンサ制御ブ
ロック13へ出力する(ステップB4)。
【0052】なお、ステップB2からステップB4の処
理が実行されることにより、第1のエリアセンサ11a
と第2のエリアセンサ11bが撮像面の画像を取り込む
時間帯が異なることになる。
【0053】エリアセンサ制御ブロック13は、第1の
エリアセンサ11aおよび第2のエリアセンサ12aが
画像の取り込みを終了したか否かを判定する(ステップ
B5)。
【0054】ステップB5でエリアセンサ制御ブロック
13が第1のエリアセンサ11aおよび第2のエリアセ
ンサ11bによる画像の取り込みが終了したと判定した
場合、エリアセンサ制御ブロック13は第1のエリアセ
ンサ11aおよび第2のエリアセンサ11bから受け取
った画像データをメモリ15へ転送する処理を行うとと
もに、転送処理が終了するとCPU14へ終了信号を出
力する(ステップB6)。
【0055】CPU14は、エリアセンサ制御ブロック
13から受け取る終了信号に基づき、エリアセンサ制御
ブロック13からメモリ15への画像データの転送が終
了したか否かを判定する(ステップB7)。
【0056】ステップB7でCPU14が画像データの
転送処理が終了したと判定した場合、CPU14は、メ
モリ15に格納された画像データを解析する(ステップ
B8)。
【0057】以上説明したように、二つのエリアセンサ
(第1のエリアセンサ11a、第2のエリアセンサ11
b)を画像読取装置に設け、上記二つのエリアセンサが
異なる時間帯で画像を取り込む。このため、画像読取装
置が、たとえば蛍光灯などの明滅を繰り返す環境の下で
使用されている場合にも、常に蛍光灯などからの光の強
度が強い(明るい)時間帯に画像を取り込むことがで
き、明滅が繰り返されるような使用環境下においても高
速の画像取り込みが可能となる。
【0058】たとえば、図4に示すように、第1のエリ
アセンサ11aは、蛍光灯からの光の強度が弱い(暗
い)第1の画像取込時間41の期間に撮像面の画像を取
り込む。第2のエリアセンサ11bは、蛍光灯からの光
の強度が強い(明るい)第2の画像取込時間42の期間
に撮像面の画像を取り込む。このように、第2のエリア
センサ11bは明るい期間に画像を取り込んでいるた
め、画像読取装置は、たとえば蛍光灯などの明滅を繰り
返す環境の下でも、高速に画像を取り込むことが可能で
ある。
【0059】(第3の実施の形態)図1、図6および図
7を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態にお
ける画像読取装置について説明する。
【0060】本第3の実施の形態における画像読取装置
の基本構成は、上記第1の実施の形態において説明した
画像読取装置と同じであり、上記第1の実施の形態と
は、以下の点で異なる。
【0061】エリアセンサ制御ブロック13は、CPU
14から制御信号を受け取ると、本第3の実施の形態で
は、第1のエリアセンサ11aへ第1の動作信号を出力
し、第2のエリアセンサ11bへ第1の動作信号と同じ
タイミングでかつ第1の動作信号の出力時間よりも長い
第2の動作信号を出力する。
【0062】まずエリアセンサが画像を取り込む時間帯
について図6を用いて説明する。
【0063】図6は、図1のエリアセンサが画像を取り
込む時間帯を説明するための図である。
【0064】エリアセンサ制御ブロック13は、第1の
エリアセンサ11aへ第1の動作信号を、第2のエリア
センサ11bへ第1の動作信号と同じタイミングでかつ
第1の動作信号の出力時間よりも長い第2の動作信号を
出力する。第1のエリアセンサ11aは、第1の動作信
号により、第1の動作信号が入力されている第1の画像
取込時間61の間、撮像面の画像を取り込む。第2のエ
リアセンサ11bは、第2の動作信号により、第2の動
作信号が入力されている第2の画像取込時間62の間、
撮像面の画像を取り込む。
【0065】このように、各エリアセンサの画像取込時
間(シャッタ時間)を設定すれば、画像読取装置に手ぶ
れなどが生じた場合には、第1のエリアセンサ11a
は、シャッタ時間が短いため、画像を取り込むことがで
きる。また、暗闇等の暗い場所で画像読取装置が使用さ
れる場合には、第2のエリアセンサ11bは、シャッタ
時間が長いため、画像を取り込むことができる。
【0066】次に動作を説明する。
【0067】図7は、図1に構成が示された画像読取装
置1のさらに他の動作例を示すフローチャートである。
【0068】画像読取装置1に電源が入ると(ステップ
C1)、画像取込タイミング発生回路16は、CPU1
4へ画像取込信号を出力し、CPU14は、画像取込タ
イミング発生回路16から画像取込信号を受け取ると、
エリアセンサ制御ブロック13へ制御信号を出力する。
エリアセンサ制御ブロック13は、CPU14から制御
信号を受け取ると、第1のエリアセンサ11aへ第1の
動作信号を所定時間(mミリ秒間)出力し、第1のエリ
アセンサ11aは、第1の動作信号が入力されている
間、撮像面の画像を取り込む(ステップC2)。
【0069】エリアセンサ制御ブロック13は、第2の
エリアセンサ11bへ第1の動作信号と同じタイミング
で第2の動作信号を所定時間(mミリ秒より長いnミリ
秒間)出力し、第2のエリアセンサ11bは第2の動作
信号が入力されている間、撮像面の画像を取り込む(ス
テップC3)。
【0070】なお、ステップC2およびステップC3の
処理が実行されることにより、第1のエリアセンサ11
aと第2のエリアセンサ11bが撮像面の画像を取り込
む時間の長さが異なることになる。
【0071】エリアセンサ制御ブロック13は、第1の
エリアセンサ11aが画像の取り込みを終了したか否か
を判定する(ステップC4)。
【0072】ステップC4でエリアセンサ制御ブロック
13が第1のエリアセンサ11aによる画像の取り込み
が終了したと判定した場合、エリアセンサ制御ブロック
13は、第2のエリアセンサ11bが画像の取り込みを
終了したか否かを判定する(ステップC5)。
【0073】ステップC5でエリアセンサ制御ブロック
13が第2のエリアセンサ11bによる画像の取り込み
が終了したと判定した場合、エリアセンサ制御ブロック
13は第1のエリアセンサ11aおよび第2のエリアセ
ンサ11bから受け取った画像データをメモリ15へ転
送する処理を行うとともに、転送処理が終了するとCP
U14へ終了信号を出力する(ステップC6)。
【0074】CPU14は、エリアセンサ制御ブロック
13から受け取る終了信号に基づき、エリアセンサ制御
ブロック13からメモリ15への画像データの転送が終
了したか否かを判定する(ステップC7)。
【0075】ステップC7でCPU14が画像データの
転送処理が終了したと判定した場合、CPU14は、メ
モリ15に格納されたデータを解析する(ステップC
8)。
【0076】以上説明したように、二つのエリアセンサ
(第1のエリアセンサ11a、第2のエリアセンサ11
b)を画像読取装置に設け、上記二つのエリアセンサが
異なる画像の取り込み時間の長さで画像を取り込む。こ
のため、手ぶれなどが生じた場合でも、また暗い場所で
も、画像を効率よく取り込むことができる。
【0077】(第4の実施の形態)図8および図9を参
照して、本発明を適用した第4の実施の形態における画
像読取装置について説明する。
【0078】エリアセンサの配置について図8を用いて
説明する。
【0079】図8は、図1のエリアセンサの配置の他の
例を説明するための図である。ここで、第1のエリアセ
ンサ81は、図1の第1のエリアセンサ11aと第1の
レンズ12aとに対応し、第2のエリアセンサ82は、
図1の第2のエリアセンサ11bと第2のレンズ12b
とに対応する。
【0080】第1のエリアセンサ81の光軸81aと第
2のエリアセンサ82の光軸82aの交点Aの位置が、
第1のエリアセンサ81(第2のエリアセンサ82)に
関し撮像面83の反対側になるように、第1のエリアセ
ンサ81と第2のエリアセンサ82を配置する。言い換
えれば、第1のエリアセンサ81の撮像領域である第1
の撮像領域81bと、第2のエリアセンサ82の撮像領
域である第2の撮像領域82bが一致しないように、第
1のエリアセンサ81と第2のエリアセンサ82を配置
する。
【0081】次に、画像読取装置の画像を取り込むこと
ができる範囲(撮像領域)について図9を参照して説明
する。
【0082】図9は、図8に示すようにエリアセンサが
配置された画像読取装置が画像を取り込むことのできる
範囲を説明するための図である。
【0083】第1のエリアセンサ81は、図9に示す第
1の撮像領域92内の画像を取り込み、第2のエリアセ
ンサ82は、図9に示す第2の撮像領域93内の画像を
取り込む。
【0084】したがって、第1のエリアセンサ81aと
第2のエリアセンサ81bを備えた画像読取装置は、第
1の撮像領域92と第2の撮像領域93とをあわせた図
9に示す撮像領域91内の画像を取り込むことが可能と
なる。
【0085】以上説明したように、二つのエリアセンサ
を本第4の実施の形態のように配置すれば、二つのエリ
アセンサの光軸が平行になるように配置された画像読取
装置よりも、広範囲の画像を取り込むことができ、ま
た、安価な低画素数のCCDを用いた場合でも広範囲の
画像を取り込むことができる。
【0086】なお、本第4の実施の形態で説明したよう
にセンサが配置された画像読取装置に対し、上記各第1
乃至第3の各実施の形態で説明した画像の取り込み方法
を適用することができる。
【0087】(第5の実施の形態)図10を参照して、
本発明を適用した第5の実施の形態における画像読取装
置について説明する。
【0088】エリアセンサの配置について図10を用い
て説明する。
【0089】図10は、図1のエリアセンサの配置のさ
らに他の例を説明するための図である。ここで、第1の
エリアセンサ101は、図1の第1のエリアセンサ11
aと第1のレンズ12aとに対応し、第2のエリアセン
サ102は、図1の第2のエリアセンサ11bと第2の
レンズ12bとに対応する。
【0090】第1のエリアセンサ101の光軸101a
と第2のエリアセンサ102の光軸102aの交点Bの
位置が、第1のエリアセンサ101(第2のエリアセン
サ102)に関し図10中に示した点C側(撮像面側)
になるように、配置する。
【0091】また、第1のエリアセンサ101の焦点位
置101cが第2のエリアセンサ102の焦点位置10
2cよりも第1のエリアセンサ101(第2のエリアセ
ンサ102)側になるように、第1のエリアセンサ10
1の焦点位置101cと第2のエリアセンサ102の焦
点位置102cを設定する。
【0092】さらに、第1のエリアセンサ101の深度
101bと、第2のエリアセンサ102の深度102b
が、途切れないように、第1のエリアセンサ101と第
2のエリアセンサ102を配置する。
【0093】第1のエリアセンサ101に設けられたレ
ンズの焦点位置は、図10に示すように、近いため、第
1のエリアセンサ101は、詳細な画像を取り込むこと
ができる。
【0094】第2のエリアセンサ102の焦点位置は、
図10に示すように、第1のエリアセンサ101に設け
られたレンズの焦点位置より遠いため、第2のエリアセ
ンサ102は、第1のエリアセンサ101に比べ、広い
撮像領域を有し、大きな画像を取り込むことができる。
【0095】以上説明したように、二つのエリアセンサ
を本第5の実施の形態のように配置すれば、詳細な画像
から大きく粗い画像まで、取り込むことができる画像読
取装置を実現することができる。
【0096】なお、第2のエリアセンサ102のレンズ
として、望遠レンズを利用すれば、近くから遠くまで詳
細な画像を取り込むことが可能となる。
【0097】なお、本第5の実施の形態で説明したよう
にセンサが配置された画像読取装置に対し、上記各第1
乃至第3の各実施の形態で説明した画像の取り込み方法
を適用することができる。
【0098】なお、上記第1乃至第5の各実施の形態で
は、画像読取装置が2つのエリアセンサを有する場合で
あるが、エリアセンサの数はこれに限定されるものでは
なく、画像読取装置が3つ以上のエリアセンサを備える
ものであってもよい。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、制御手段
により制御された二つの画像読取手段により撮像面の画
像を読み取るため、画像読取装置が取り込む画像が印刷
された媒体や、画像読取装置が使用される使用環境にか
かわらず画像を高速にあるいは効率よく取り込むことが
できる。
【0100】請求項2記載の発明によれば、テカリ易い
材質の媒体に印刷された画像を効率よく取り込むことが
できる。
【0101】請求項3記載の発明によれば、蛍光灯など
の明滅を繰り返す使用環境の下でも、高速の画像の取り
込みが可能である。
【0102】請求項4記載の発明によれば、手ぶれが生
じた場合にも画像を取り込むことができ、また周囲の明
るさ(明るい場所、暗い場所)にかかわらず、画像を取
り込むことができる。
【0103】請求項5記載の発明によれば、広範囲の画
像を取り込むことができる画像読取装置を実現できる。
【0104】請求項6記載の発明によれば、詳細な画像
から、大きい粗い画像まで取り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施の形態における画像読取装
置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1のエリアセンサの配置の一例を説
明するための図である。
【図3】図3は、図1に構成が示された画像読取装置の
一動作例を示すフローチャートである。
【図4】図4は、図1のエリアセンサが画像を取り込む
タイミングを説明するための図である。
【図5】図5は、図1に構成が示された画像読取装置の
他の動作例を示すフローチャートである。
【図6】図6は、図1のエリアセンサが画像を取り込む
時間帯を説明するための図である。
【図7】図7は、図1に構成が示された画像読取装置の
さらに他の動作例を示すフローチャートである。
【図8】図8は、図1のエリアセンサの配置の他の例を
説明するための図である。
【図9】図9は、図8に示すようにエリアセンサが配置
された画像読取装置が画像を取り込むことのできる範囲
を説明するための図である。
【図10】図10は、図1のエリアセンサの配置のさら
に他の例を説明するための図である。
【図11】図11は、従来の画像読取装置の内部構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 11a 第1のエリアセンサ 11b 第2のエリアセンサ 12a 第1のレンズ 12b 第2のレンズ 13 エリアセンサ制御ブロック 14 CPU 15 メモリ 16 画像取込タイミング発生回路 81 第1のエリアセンサ 82 第2のエリアセンサ 101 第1のエリアセンサ 102 第2のエリアセンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像面の画像を読み取る第1の画像読取手
    段と、 撮像面の画像を読み取る第2の画像読取手段と、 前記第1の画像読取手段および前記第2の画像読取手段
    の画像の読み取り動作を制御する制御手段と、 前記第1の画像読取手段および前記第2の画像読取手段
    により読み取られる画像の少なくとも一方を解析する解
    析手段と、 を具備することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記第1の画像読取手段
    と前記第2の画像読取手段に対して同時に画像の読み取
    り動作を行わせるように前記第1の画像読取手段および
    前記第2の画像読取手段の画像の読み取り動作を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記第1の画像読取手段
    が画像を読み取り動作を開始した後、所定時間経過後に
    前記第2の画像読取手段が画像の読み取り動作を開始す
    るように前記第1の画像読取手段および前記第2の画像
    読取手段の画像の読み取り動作を制御することを特徴と
    する請求項1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記第1の画像読取手段
    が画像を読み取る読取時間と前記第2の画像読取手段が
    画像を読み取る読取時間とが異なるように前記第1の画
    像読取手段および前記第2の画像読取手段の画像の読み
    取り動作を制御することを特徴とする請求項1記載の画
    像読取装置。
  5. 【請求項5】前記撮像面に対する前記第1の画像読取手
    段の撮像領域と前記第2の画像読取手段の撮像領域が、
    交差せずに互いに外側になるように、前記第1の画像読
    取手段および前記第2の画像読取手段を配置したことを
    特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記撮像面に対する前記第1の画像読取手
    段の撮像領域と前記第2の画像読取手段の撮像領域を交
    差させ、前記第1の画像読取手段の焦点位置と前記第2
    の画像読取手段の焦点位置が異なるように、前記第1の
    画像読取手段および前記第2の画像読取手段を配置した
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
JP10159602A 1998-06-08 1998-06-08 画像読取装置 Pending JPH11355515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10159602A JPH11355515A (ja) 1998-06-08 1998-06-08 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10159602A JPH11355515A (ja) 1998-06-08 1998-06-08 画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11355515A true JPH11355515A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15697299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10159602A Pending JPH11355515A (ja) 1998-06-08 1998-06-08 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11355515A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10362245B2 (en) Imaging device that performs rolling readout of pixel rows to acquire an image of an object
US6689998B1 (en) Apparatus for optical distancing autofocus and imaging and method of using the same
CN101449959B (zh) 成像器件驱动单元,电子内窥镜和内窥镜系统
JP4874668B2 (ja) オートフォーカスユニット及びカメラ
CN101394483B (zh) 摄像装置、摄像装置的控制方法
JP5053270B2 (ja) 走査型フラッシュ装置を備えるデジタル画像取り込み装置
JP2020067614A (ja) 撮像装置および監視システム
JP2003204466A (ja) 複数の画像を結合して物体の画像を取得するための方法およびハンドヘルド装置
US20090078773A1 (en) Multiple Configuration Image Scanner
JP2007127768A (ja) 撮像装置
JP5298396B2 (ja) 電子カメラおよび画像処理システム
JP2002311331A (ja) オートフォーカス顕微鏡システム
JPH11355515A (ja) 画像読取装置
JP4531294B2 (ja) シンボル情報読み取り装置
JP2001215406A (ja) 撮像素子および自動焦点調節装置
JP2007279950A (ja) 光学情報読取装置
JP4534250B2 (ja) 動画撮像装置及びそのプログラム
JP2005074056A (ja) オートフォーカス機能を備えた電子内視鏡装置
JP3118135B2 (ja) 撮像装置
JP2007049467A (ja) 撮像装置制御方法
JP2011160133A (ja) 広ダイナミックレンジ撮像装置
US6234957B1 (en) Electronic endoscope system capable of enhancing luminance
JP2002290826A (ja) デジタルカメラ
JP3698899B2 (ja) 撮像装置
JP2008003499A (ja) 焦点検出装置、カメラ、および焦点検出方法