JPH11354905A - モータ用回路基板の製造方法 - Google Patents

モータ用回路基板の製造方法

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JPH11354905A
JPH11354905A JP17819298A JP17819298A JPH11354905A JP H11354905 A JPH11354905 A JP H11354905A JP 17819298 A JP17819298 A JP 17819298A JP 17819298 A JP17819298 A JP 17819298A JP H11354905 A JPH11354905 A JP H11354905A
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JP
Japan
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circuit board
motor
motor circuit
rotor
circuit substrate
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JP17819298A
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Toshisuke Miyaji
逸扶 宮路
Masahito Imanishi
雅人 今西
Shinya Takada
信也 高田
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Nidec Corp
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Nidec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品にストレスを掛けずに基板素材24
を分離してモ−タ用回路基板を得る。 【解決手段】 一枚の基板素材24’に、並設された複
数のモ−タ用回路基板領域25A’,25B’と各モ−
タ用回路基板領域25A’,25B’のそれぞれの回路
構成部分25Ab,25Bbに隣接する捨て基板領域2
6A,26Bとを連続して形成すると共に、各モ−タ用
回路基板領域25A’,25B’と各捨て基板領域26
A,26Bとの間に分割溝27XA,27XB,27Y
1,27Y2を形成し、さらに、各モ−タ用回路基板領
域25A’,25B’の隅部に対応して分割溝に連続す
るスリット窓28A1’,28B1’,28A2’,2
8B2’を設け、かつ、スリット窓28A1’,28B
1’を、モ−タ用回路基板領域25A’,25B’の回
路構成部分25Ab,25Bbに実装される回路部品の
うち前記隅部近傍に位置する部品29の対向位置まで連
続して形成する。そして、前記基板素材24’よりモ−
タ用回路基板領域25A’,25B’を前記分割溝で分
割してモ−タ用回路基板25を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LBP(レーザビ
ームプリンタ)や複写機等のOA関連機器及びコンピュ
−タ関連機器のモ−タに使用されるモータ用回路基板の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、LBPや複写機等において使用
されるDCモ−タは、LBPや複写機等の製品に取り付
けるためのブラケットにロ−タの軸を回転自在に支持す
るとともに、このロ−タに対向するようステ−タをブラ
ケットに固定している。さらに、ロ−タの回転駆動用の
回路基板を前記ブラケットに一体に固定している。この
回路基板には、ステ−タへのコイル電流制御用の制御回
路を構成する制御回路部品が実装されている。
【0003】図2及至図4は従来のブラシレスDCモ−
タの全体構造を示しており、このDCモ−タは、モ−タ
部1とモ−タ用回路基板2とからなっている。
【0004】モ−タ部1は、LBPや複写機等の製品に
取り付けるためのブラケット3に筒状のスリ−ブ4を貫
通固定し、このスリ−ブ4の内側に1対の軸受5,6を
介してシャフト7を回転自在に支持している。
【0005】スリ−ブ4の下端より導出したシャフト7
の下部には、スクリュウ歯8が形成され、製品の減速機
構に連結され、また、スリ−ブ4の上端より導出したシ
ャフト7の上部には、椀状のロ−タ9が固定されてい
る。
【0006】ロ−タ9の内周面には円環状のマグネット
10が内嵌固定され、スリ−ブ4に外嵌固定されたステ
−タ11がわずかな隙間を介してマグネット10の内面
に対向している。
【0007】そして、ステ−タ11の3相のコイルに適
宜駆動電流(励磁電流)を供給することにより、マグネ
ット10に対し吸引及び反発の力が作用してロ−タ9に
回転力が発生し、これがシャフト7より製品内部に伝達
される。
【0008】ブラケット3には、その四隅にねじ挿通孔
を有する取付片12が一段低く折り曲げ形成されてお
り、これを利用してDCモ−タが製品に固定される。ま
た、ブラケット3の右側に一段高く折り曲げ形成された
接続片13は、回路基板2のア−スに電気的に接続する
ためのものである。
【0009】前記回路基板2は、左右寸法を前後寸法よ
り長くした長方形状をなし、その左側寄りに透設した遊
挿孔にスリ−ブ4を挿通してこのスリ−ブ4にねじ止め
することにより、ブラケット3に一体に固定される。
【0010】なお、回路基板2はブラケット3に固定さ
れたスリ−ブ4に取り付けられ、回路基板の取り付け
後、ステ−タ及びロ−タ7が取り付けられる。したがっ
て、回路基板2の上面にロ−タ9が位置する。回路基板
2のマグネット10に対応する位置には、ロ−タ9の回
転を検出するホ−ル素子が配置され、必要に応じFG
(周波数発電機)用コイル部がパタ−ン形成されてお
り、回路基板2のロ−タ9が配置される部分がロ−タ対
応部分2aとなる。
【0011】回路基板2の右側は回路構成部分2bとな
り、その上面には、ロ−タ9の回転駆動用、つまりステ
−タコイルへの通電制御用の制御回路を構成する駆動制
御回路部品14が実装されている。
【0012】この制御回路部品14は、モ−タ駆動IC
15やコイル電流制御用のパワ−トランジスタを3相分
組み込んでなるトランジスタアレイ、抵抗、コンデン
サ、発振器等のその他の部品とで構成され、これらが回
路基板2の右側に分散配置されて実装されている。
【0013】ところで、上述したモ−タ用回路基板2
は、材料取りを考慮して1枚の基板素材より複数数形成
されるのが普通であり、また、モ−タ用回路基板2に
は、上述したように、そのロ−タ対応部分2aにホ−ル
素子等が実装され、回路構成部分2bに各種駆動制御回
路部品14が実装されるが、これらの部品実装の効率化
を図るために、1枚の基板素材の状態で、各モ−タ用回
路基板の該当領域にそれぞれ部品が実装される。
【0014】図5は、従来における基板素材24を示し
ており、一枚の基板素材24には、左右に並設された複
数(図5では2個)のモ−タ用回路基板領域25A,2
5B(モ−タ用回路基板2を構成する)と、各モ−タ用
回路基板領域25A,25Bのそれぞれ回路構成部分2
5Ab,25Bbに隣接する捨て基板領域26A,26
Bとが連続して形成されている。
【0015】基板素材24における各回路基板領域25
A,25Bと基板領域26A,26Bとのそれぞれの間
には、各領域を分離するための分割溝27XA,27X
B,27Y1,27Y2が形成されている。この分割溝
は、図6に示すように、V字溝からなり、これが基板素
材24の上下面に対向して形成されている。
【0016】さらに、各モ−タ用回路基板領域25A,
25Bのそれぞれの回路構成部分25Ab,25Bb側
の隅部に対応して前記分割溝27XA,27XBに連続
するスリット窓28A1,28A2,28B1,28B
2が設けられ、分割溝27XA,27XBでの分割が容
易になるようにしている。回路基板領域25Aにおける
回路基板領域25B側の隅部のスリット窓28A2と、
回路基板領域25Bにおける回路基板領域25A側の隅
部のスリット窓28B1とは連続的に形成されている。
そして、各分割溝で基板素材24を分割することによ
り、モ−タ用回路基板領域25A,25Bからモ−タ用
回路基板2が形成される。
【0017】なお、図5において、各回路基板領域25
A、25Bのロ−タ対応部分25Aa、25Baには、
その中央部にスリ−ブ4が挿通される案内孔17A、1
7Bが透設され、その外周部上面にホ−ル素子18A、
18Bが実装され、これがロ−タのマグネットに対向す
るようになっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したモ−タが搭載
されるLBPや複写機等においては、小型化、高密度化
の傾向にあり、これに使用するDCモ−タにおいても小
型化、高密度化が要求されている。これに伴いモ−タ用
回路基板2も小型化され、特に電子部品が回路構成部分
2bの全域に渡って高密度に実装される傾向にある。例
えば、図5に見られるように、抵抗やコンデンサ等のチ
ップ状電子部品29がモ−タ用回路基板2の隅部近傍に
配置され、スぺ−ス利用の効率化を図っている。
【0019】しかしながら、上述したように、モ−タ用
回路基板2の隅々まで利用した部品配置は、特にモ−タ
用回路基板2を割り出して形成する場合に不都合を生じ
る。すなわち、上記電子部品29はモ−タ用回路基板領
域25A,25Bにおいて捨て基板領域26A,26B
との境界の分割溝27XA,27XBスリット窓の近く
に配置されるため、基板素材24を分離する際に、分割
溝27AX,27BXに集中する分割力が電子部品29
にまで及び、電子部品29の半田接続部にワレ、カケ、
はがれが生じやすく、接続不良を招く問題がある。
【0020】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは電子部品にストレスを掛けずに基板素材24を
分離してモ−タ用回路基板を形成することができるモ−
タ用回路基板の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0021】前記目的を達成する為に、本発明において
は、モ−タ用回路基板を基板素材から割り出す際、各回
路基板の分割線に、これに隣接する電子部品をカバ−で
きる大きさにまで拡大したスリット窓を備えたことを特
徴とするものである。
【0022】前述したDCモ−タにあっては,各モ−タ
用回路基板の隅部に対応して前記分割溝に連続するスリ
ット窓が設けられ、かつ、該スリット窓が前記モ−タ用
回路基板領域の回路構成部分に実装される回路部品のう
ち前記隅部近傍に位置する部品の対向位置まで連続して
形成されているので、実装基板上の電子部品を傷つけな
いで分離できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の具体例につき、図面を参
照して説明する。図1は、複数のモ−タ用回路基板が形
成される基板素材24’を示したものであり、従来の技
術で説明した符号と同一のものは同一もしくは相当する
ものを示すものとする。一枚の基板素材24’に、並設
された複数(図では2個)のモ−タ用回路基板領域25
A’,25B’と該各モ−タ用回路基板領域25A’,
25B’のそれぞれの回路構成部分25Ab、25Bb
に隣接する捨て基板領域26A,26Bとが連続して形
成されていると共に、各モ−タ用回路基板領域25
A’,25B■の間及び各モ−タ用回路基板領域25
A’,25B’と各捨て基板領域26A,26Bとの間
に分割溝27XA,27XBが形成されており、さら
に、各モ−タ用回路基板領域25A’,25B’の隅部
に対応して前記分割溝27XA,27XBに連続するス
リット窓28A1’,28A2’,28B1’,28B
2’が設けられている。
【0024】これらのスリット窓28A1’,28A
2’,28B1’,28B2’のうち、各モ−タ用回路
基板2のそれぞれの図面上の右側隅部に位置するスリッ
ト窓28A2’,28B2’は、従来とほぼ同一形状で
あるが、それぞれの左側隅部に位置するスリット窓28
A1’,28B1’は、モ−タ用回路基板2の隅部近傍
に配置された抵抗やコンデンサ等のチップ状電子部品2
9に対応し、これらチップ状電子部品29の対向位置ま
で連続して形成されている。モ−タ用回路基板領域25
A’における回路基板領域25B’側の隅部のスリット
窓28A2’と、回路基板領域25B’における回路基
板領域25A’側の隅部のスリット窓28B1’とは連
続的に形成されている。
【0025】このような構成にあっては、上述した基板
素材24’よりモ−タ用回路基板2を割り出して形成す
る場合、従来と同様に、基板素材24’を各分割溝で分
割することにより、モ−タ用回路基板領域25A’,2
5B’からモ−タ用回路基板2が形成される。この場
合、分割溝27AX,27BX等には分割力が集中し、
その近傍には何らかの応力が作用するが、回路構成部分
25Ab,25Bbのチップ状電子部品29において
は、その近傍に分割溝27AX,27BXが存在せず、
スリット窓28A1’,28B1’が存在するだけであ
るため、これら部品には何ら分割に伴う応力が作用せ
ず、従来のような接続不良等の不具合を生じることがな
い。
【0026】なお、本発明は、上記具体例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の
変更が可能である。例えば上記具体例においては、スリ
ット窓は各モ−タ用回路基板領域の隅部に対応して分割
溝に連続する位置に設けられているが、この位置にとど
まらず、分割溝に沿って連続し、かつモ−タ用回路基板
上の部品に対応する位置にスリット窓を設けるようにす
ればよい。また、基板素材に3以上のモ−タ用回路基板
領域を設けた場合にも、本発明を同様に実施できる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているため、次に記載する効果を奏する。スリット窓
を、モ−タ用回路基板領域の回路構成部分に実装される
回路部品のうち、各モ−タ用回路基板の隅部近傍に位置
する部品の対向位置まで連続して形成することにより、
モ−タ用回路基板を分離する際の分割溝近くに電子部品
が配置されていた場合であっても、分割の際に生じる力
が電子部品に作用することなく、電子部品の接続不良や
ワレ、カケを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモ−タ用回路基板の製造方法の具体例
を示す基板素材の平面図である。
【図2】従来のブラシレスDCモ−タの全体構造を示す
平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2のモ−タ部の断面図である。
【図5】従来のモ−タ用回路基板の製造方法を示す基板
素材の平面図である。
【図6】図5の一部の断面図である。
【符号の説明】
2 モータ用回路基板 3 ブラケット 9 ロ−タ 10 マグネット 14 駆動制御回路部品 24’基板素材 25A,25B モ−タ用回路基板領域 25Aa,25Ba ロータ対応部分 25Ab,25Bb 回路構成部分 26A,26B 捨て基板領域 27XA,27XB,27Y1,27Y2 分割溝 28A1’,28A2’,28B1’,28B2’ ス
リット窓 29 チップ状電子部品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータを回転自在に支持するブラケット
    に固定され、前記ロータのロータマグネットに対向する
    位置に位置検出手段等を配置したロータ対応部分及び該
    ロータ対応部分に連続して設けられ駆動制御回路部品を
    実装した回路構成部分とを有するモータ用回路基板の製
    造方法であって、1枚の基板素材に、並設された複数の
    モータ用回路基板領域と該各モータ用回路基板領域のそ
    れぞれの回路構成部分に隣接する捨て基板領域とを連続
    して形成すると共に、各モータ用回路基板領域の間及び
    各モータ用回路基板領域と各捨て基板領域との間に分割
    溝を形成し、さらに、各モータ用回路基板領域の隅部に
    対応して前記分割溝に連続するスリット窓を設け、か
    つ、該スリット窓を、前記モータ用回路基板領域の回路
    構成部分に実装される回路部品のうち前記隅部近傍に位
    置する部品の対向位置まで連続して形成し、前記基板素
    材より前記モータ用回路基板領域を前記分割溝で分割し
    て前記モータ用回路基板を形成する、ことを特徴とする
    モータ用回路基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記モータ用回路基板における位置検出
    手段及び回路構成部品は、前記基板素材より前記モータ
    用回路基板を分割形成する以前に、前記モータ用回路基
    板領域のロータ対応部分及び回路構成部分の該当位置に
    実装されている請求項1記載のモータ用回路基板の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記分割溝は、前記基板素材の一面また
    は両面に形成されたV字溝からなる、請求項1または2
    記載のモータ用回路基板の製造方法。
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US7030521B2 (en) 2003-12-18 2006-04-18 Nidec Corporation Motor having two or more circuit boards

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7030521B2 (en) 2003-12-18 2006-04-18 Nidec Corporation Motor having two or more circuit boards
CN100338855C (zh) * 2003-12-18 2007-09-19 日本电产株式会社 马达

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