JPH11354905A - モータ用回路基板の製造方法 - Google Patents
モータ用回路基板の製造方法Info
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- JPH11354905A JPH11354905A JP17819298A JP17819298A JPH11354905A JP H11354905 A JPH11354905 A JP H11354905A JP 17819298 A JP17819298 A JP 17819298A JP 17819298 A JP17819298 A JP 17819298A JP H11354905 A JPH11354905 A JP H11354905A
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- motor circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子部品にストレスを掛けずに基板素材24
を分離してモ−タ用回路基板を得る。 【解決手段】 一枚の基板素材24’に、並設された複
数のモ−タ用回路基板領域25A’,25B’と各モ−
タ用回路基板領域25A’,25B’のそれぞれの回路
構成部分25Ab,25Bbに隣接する捨て基板領域2
6A,26Bとを連続して形成すると共に、各モ−タ用
回路基板領域25A’,25B’と各捨て基板領域26
A,26Bとの間に分割溝27XA,27XB,27Y
1,27Y2を形成し、さらに、各モ−タ用回路基板領
域25A’,25B’の隅部に対応して分割溝に連続す
るスリット窓28A1’,28B1’,28A2’,2
8B2’を設け、かつ、スリット窓28A1’,28B
1’を、モ−タ用回路基板領域25A’,25B’の回
路構成部分25Ab,25Bbに実装される回路部品の
うち前記隅部近傍に位置する部品29の対向位置まで連
続して形成する。そして、前記基板素材24’よりモ−
タ用回路基板領域25A’,25B’を前記分割溝で分
割してモ−タ用回路基板25を形成する。
を分離してモ−タ用回路基板を得る。 【解決手段】 一枚の基板素材24’に、並設された複
数のモ−タ用回路基板領域25A’,25B’と各モ−
タ用回路基板領域25A’,25B’のそれぞれの回路
構成部分25Ab,25Bbに隣接する捨て基板領域2
6A,26Bとを連続して形成すると共に、各モ−タ用
回路基板領域25A’,25B’と各捨て基板領域26
A,26Bとの間に分割溝27XA,27XB,27Y
1,27Y2を形成し、さらに、各モ−タ用回路基板領
域25A’,25B’の隅部に対応して分割溝に連続す
るスリット窓28A1’,28B1’,28A2’,2
8B2’を設け、かつ、スリット窓28A1’,28B
1’を、モ−タ用回路基板領域25A’,25B’の回
路構成部分25Ab,25Bbに実装される回路部品の
うち前記隅部近傍に位置する部品29の対向位置まで連
続して形成する。そして、前記基板素材24’よりモ−
タ用回路基板領域25A’,25B’を前記分割溝で分
割してモ−タ用回路基板25を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LBP(レーザビ
ームプリンタ)や複写機等のOA関連機器及びコンピュ
−タ関連機器のモ−タに使用されるモータ用回路基板の
製造方法に関する。
ームプリンタ)や複写機等のOA関連機器及びコンピュ
−タ関連機器のモ−タに使用されるモータ用回路基板の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、LBPや複写機等において使用
されるDCモ−タは、LBPや複写機等の製品に取り付
けるためのブラケットにロ−タの軸を回転自在に支持す
るとともに、このロ−タに対向するようステ−タをブラ
ケットに固定している。さらに、ロ−タの回転駆動用の
回路基板を前記ブラケットに一体に固定している。この
回路基板には、ステ−タへのコイル電流制御用の制御回
路を構成する制御回路部品が実装されている。
されるDCモ−タは、LBPや複写機等の製品に取り付
けるためのブラケットにロ−タの軸を回転自在に支持す
るとともに、このロ−タに対向するようステ−タをブラ
ケットに固定している。さらに、ロ−タの回転駆動用の
回路基板を前記ブラケットに一体に固定している。この
回路基板には、ステ−タへのコイル電流制御用の制御回
路を構成する制御回路部品が実装されている。
【0003】図2及至図4は従来のブラシレスDCモ−
タの全体構造を示しており、このDCモ−タは、モ−タ
部1とモ−タ用回路基板2とからなっている。
タの全体構造を示しており、このDCモ−タは、モ−タ
部1とモ−タ用回路基板2とからなっている。
【0004】モ−タ部1は、LBPや複写機等の製品に
取り付けるためのブラケット3に筒状のスリ−ブ4を貫
通固定し、このスリ−ブ4の内側に1対の軸受5,6を
介してシャフト7を回転自在に支持している。
取り付けるためのブラケット3に筒状のスリ−ブ4を貫
通固定し、このスリ−ブ4の内側に1対の軸受5,6を
介してシャフト7を回転自在に支持している。
【0005】スリ−ブ4の下端より導出したシャフト7
の下部には、スクリュウ歯8が形成され、製品の減速機
構に連結され、また、スリ−ブ4の上端より導出したシ
ャフト7の上部には、椀状のロ−タ9が固定されてい
る。
の下部には、スクリュウ歯8が形成され、製品の減速機
構に連結され、また、スリ−ブ4の上端より導出したシ
ャフト7の上部には、椀状のロ−タ9が固定されてい
る。
【0006】ロ−タ9の内周面には円環状のマグネット
10が内嵌固定され、スリ−ブ4に外嵌固定されたステ
−タ11がわずかな隙間を介してマグネット10の内面
に対向している。
10が内嵌固定され、スリ−ブ4に外嵌固定されたステ
−タ11がわずかな隙間を介してマグネット10の内面
に対向している。
【0007】そして、ステ−タ11の3相のコイルに適
宜駆動電流(励磁電流)を供給することにより、マグネ
ット10に対し吸引及び反発の力が作用してロ−タ9に
回転力が発生し、これがシャフト7より製品内部に伝達
される。
宜駆動電流(励磁電流)を供給することにより、マグネ
ット10に対し吸引及び反発の力が作用してロ−タ9に
回転力が発生し、これがシャフト7より製品内部に伝達
される。
【0008】ブラケット3には、その四隅にねじ挿通孔
を有する取付片12が一段低く折り曲げ形成されてお
り、これを利用してDCモ−タが製品に固定される。ま
た、ブラケット3の右側に一段高く折り曲げ形成された
接続片13は、回路基板2のア−スに電気的に接続する
ためのものである。
を有する取付片12が一段低く折り曲げ形成されてお
り、これを利用してDCモ−タが製品に固定される。ま
た、ブラケット3の右側に一段高く折り曲げ形成された
接続片13は、回路基板2のア−スに電気的に接続する
ためのものである。
【0009】前記回路基板2は、左右寸法を前後寸法よ
り長くした長方形状をなし、その左側寄りに透設した遊
挿孔にスリ−ブ4を挿通してこのスリ−ブ4にねじ止め
することにより、ブラケット3に一体に固定される。
り長くした長方形状をなし、その左側寄りに透設した遊
挿孔にスリ−ブ4を挿通してこのスリ−ブ4にねじ止め
することにより、ブラケット3に一体に固定される。
【0010】なお、回路基板2はブラケット3に固定さ
れたスリ−ブ4に取り付けられ、回路基板の取り付け
後、ステ−タ及びロ−タ7が取り付けられる。したがっ
て、回路基板2の上面にロ−タ9が位置する。回路基板
2のマグネット10に対応する位置には、ロ−タ9の回
転を検出するホ−ル素子が配置され、必要に応じFG
(周波数発電機)用コイル部がパタ−ン形成されてお
り、回路基板2のロ−タ9が配置される部分がロ−タ対
応部分2aとなる。
れたスリ−ブ4に取り付けられ、回路基板の取り付け
後、ステ−タ及びロ−タ7が取り付けられる。したがっ
て、回路基板2の上面にロ−タ9が位置する。回路基板
2のマグネット10に対応する位置には、ロ−タ9の回
転を検出するホ−ル素子が配置され、必要に応じFG
(周波数発電機)用コイル部がパタ−ン形成されてお
り、回路基板2のロ−タ9が配置される部分がロ−タ対
応部分2aとなる。
【0011】回路基板2の右側は回路構成部分2bとな
り、その上面には、ロ−タ9の回転駆動用、つまりステ
−タコイルへの通電制御用の制御回路を構成する駆動制
御回路部品14が実装されている。
り、その上面には、ロ−タ9の回転駆動用、つまりステ
−タコイルへの通電制御用の制御回路を構成する駆動制
御回路部品14が実装されている。
【0012】この制御回路部品14は、モ−タ駆動IC
15やコイル電流制御用のパワ−トランジスタを3相分
組み込んでなるトランジスタアレイ、抵抗、コンデン
サ、発振器等のその他の部品とで構成され、これらが回
路基板2の右側に分散配置されて実装されている。
15やコイル電流制御用のパワ−トランジスタを3相分
組み込んでなるトランジスタアレイ、抵抗、コンデン
サ、発振器等のその他の部品とで構成され、これらが回
路基板2の右側に分散配置されて実装されている。
【0013】ところで、上述したモ−タ用回路基板2
は、材料取りを考慮して1枚の基板素材より複数数形成
されるのが普通であり、また、モ−タ用回路基板2に
は、上述したように、そのロ−タ対応部分2aにホ−ル
素子等が実装され、回路構成部分2bに各種駆動制御回
路部品14が実装されるが、これらの部品実装の効率化
を図るために、1枚の基板素材の状態で、各モ−タ用回
路基板の該当領域にそれぞれ部品が実装される。
は、材料取りを考慮して1枚の基板素材より複数数形成
されるのが普通であり、また、モ−タ用回路基板2に
は、上述したように、そのロ−タ対応部分2aにホ−ル
素子等が実装され、回路構成部分2bに各種駆動制御回
路部品14が実装されるが、これらの部品実装の効率化
を図るために、1枚の基板素材の状態で、各モ−タ用回
路基板の該当領域にそれぞれ部品が実装される。
【0014】図5は、従来における基板素材24を示し
ており、一枚の基板素材24には、左右に並設された複
数(図5では2個)のモ−タ用回路基板領域25A,2
5B(モ−タ用回路基板2を構成する)と、各モ−タ用
回路基板領域25A,25Bのそれぞれ回路構成部分2
5Ab,25Bbに隣接する捨て基板領域26A,26
Bとが連続して形成されている。
ており、一枚の基板素材24には、左右に並設された複
数(図5では2個)のモ−タ用回路基板領域25A,2
5B(モ−タ用回路基板2を構成する)と、各モ−タ用
回路基板領域25A,25Bのそれぞれ回路構成部分2
5Ab,25Bbに隣接する捨て基板領域26A,26
Bとが連続して形成されている。
【0015】基板素材24における各回路基板領域25
A,25Bと基板領域26A,26Bとのそれぞれの間
には、各領域を分離するための分割溝27XA,27X
B,27Y1,27Y2が形成されている。この分割溝
は、図6に示すように、V字溝からなり、これが基板素
材24の上下面に対向して形成されている。
A,25Bと基板領域26A,26Bとのそれぞれの間
には、各領域を分離するための分割溝27XA,27X
B,27Y1,27Y2が形成されている。この分割溝
は、図6に示すように、V字溝からなり、これが基板素
材24の上下面に対向して形成されている。
【0016】さらに、各モ−タ用回路基板領域25A,
25Bのそれぞれの回路構成部分25Ab,25Bb側
の隅部に対応して前記分割溝27XA,27XBに連続
するスリット窓28A1,28A2,28B1,28B
2が設けられ、分割溝27XA,27XBでの分割が容
易になるようにしている。回路基板領域25Aにおける
回路基板領域25B側の隅部のスリット窓28A2と、
回路基板領域25Bにおける回路基板領域25A側の隅
部のスリット窓28B1とは連続的に形成されている。
そして、各分割溝で基板素材24を分割することによ
り、モ−タ用回路基板領域25A,25Bからモ−タ用
回路基板2が形成される。
25Bのそれぞれの回路構成部分25Ab,25Bb側
の隅部に対応して前記分割溝27XA,27XBに連続
するスリット窓28A1,28A2,28B1,28B
2が設けられ、分割溝27XA,27XBでの分割が容
易になるようにしている。回路基板領域25Aにおける
回路基板領域25B側の隅部のスリット窓28A2と、
回路基板領域25Bにおける回路基板領域25A側の隅
部のスリット窓28B1とは連続的に形成されている。
そして、各分割溝で基板素材24を分割することによ
り、モ−タ用回路基板領域25A,25Bからモ−タ用
回路基板2が形成される。
【0017】なお、図5において、各回路基板領域25
A、25Bのロ−タ対応部分25Aa、25Baには、
その中央部にスリ−ブ4が挿通される案内孔17A、1
7Bが透設され、その外周部上面にホ−ル素子18A、
18Bが実装され、これがロ−タのマグネットに対向す
るようになっている。
A、25Bのロ−タ対応部分25Aa、25Baには、
その中央部にスリ−ブ4が挿通される案内孔17A、1
7Bが透設され、その外周部上面にホ−ル素子18A、
18Bが実装され、これがロ−タのマグネットに対向す
るようになっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したモ−タが搭載
されるLBPや複写機等においては、小型化、高密度化
の傾向にあり、これに使用するDCモ−タにおいても小
型化、高密度化が要求されている。これに伴いモ−タ用
回路基板2も小型化され、特に電子部品が回路構成部分
2bの全域に渡って高密度に実装される傾向にある。例
えば、図5に見られるように、抵抗やコンデンサ等のチ
ップ状電子部品29がモ−タ用回路基板2の隅部近傍に
配置され、スぺ−ス利用の効率化を図っている。
されるLBPや複写機等においては、小型化、高密度化
の傾向にあり、これに使用するDCモ−タにおいても小
型化、高密度化が要求されている。これに伴いモ−タ用
回路基板2も小型化され、特に電子部品が回路構成部分
2bの全域に渡って高密度に実装される傾向にある。例
えば、図5に見られるように、抵抗やコンデンサ等のチ
ップ状電子部品29がモ−タ用回路基板2の隅部近傍に
配置され、スぺ−ス利用の効率化を図っている。
【0019】しかしながら、上述したように、モ−タ用
回路基板2の隅々まで利用した部品配置は、特にモ−タ
用回路基板2を割り出して形成する場合に不都合を生じ
る。すなわち、上記電子部品29はモ−タ用回路基板領
域25A,25Bにおいて捨て基板領域26A,26B
との境界の分割溝27XA,27XBスリット窓の近く
に配置されるため、基板素材24を分離する際に、分割
溝27AX,27BXに集中する分割力が電子部品29
にまで及び、電子部品29の半田接続部にワレ、カケ、
はがれが生じやすく、接続不良を招く問題がある。
回路基板2の隅々まで利用した部品配置は、特にモ−タ
用回路基板2を割り出して形成する場合に不都合を生じ
る。すなわち、上記電子部品29はモ−タ用回路基板領
域25A,25Bにおいて捨て基板領域26A,26B
との境界の分割溝27XA,27XBスリット窓の近く
に配置されるため、基板素材24を分離する際に、分割
溝27AX,27BXに集中する分割力が電子部品29
にまで及び、電子部品29の半田接続部にワレ、カケ、
はがれが生じやすく、接続不良を招く問題がある。
【0020】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは電子部品にストレスを掛けずに基板素材24を
分離してモ−タ用回路基板を形成することができるモ−
タ用回路基板の製造方法を提供することにある。
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは電子部品にストレスを掛けずに基板素材24を
分離してモ−タ用回路基板を形成することができるモ−
タ用回路基板の製造方法を提供することにある。
【0021】前記目的を達成する為に、本発明において
は、モ−タ用回路基板を基板素材から割り出す際、各回
路基板の分割線に、これに隣接する電子部品をカバ−で
きる大きさにまで拡大したスリット窓を備えたことを特
徴とするものである。
は、モ−タ用回路基板を基板素材から割り出す際、各回
路基板の分割線に、これに隣接する電子部品をカバ−で
きる大きさにまで拡大したスリット窓を備えたことを特
徴とするものである。
【0022】前述したDCモ−タにあっては,各モ−タ
用回路基板の隅部に対応して前記分割溝に連続するスリ
ット窓が設けられ、かつ、該スリット窓が前記モ−タ用
回路基板領域の回路構成部分に実装される回路部品のう
ち前記隅部近傍に位置する部品の対向位置まで連続して
形成されているので、実装基板上の電子部品を傷つけな
いで分離できる。
用回路基板の隅部に対応して前記分割溝に連続するスリ
ット窓が設けられ、かつ、該スリット窓が前記モ−タ用
回路基板領域の回路構成部分に実装される回路部品のう
ち前記隅部近傍に位置する部品の対向位置まで連続して
形成されているので、実装基板上の電子部品を傷つけな
いで分離できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の具体例につき、図面を参
照して説明する。図1は、複数のモ−タ用回路基板が形
成される基板素材24’を示したものであり、従来の技
術で説明した符号と同一のものは同一もしくは相当する
ものを示すものとする。一枚の基板素材24’に、並設
された複数(図では2個)のモ−タ用回路基板領域25
A’,25B’と該各モ−タ用回路基板領域25A’,
25B’のそれぞれの回路構成部分25Ab、25Bb
に隣接する捨て基板領域26A,26Bとが連続して形
成されていると共に、各モ−タ用回路基板領域25
A’,25B■の間及び各モ−タ用回路基板領域25
A’,25B’と各捨て基板領域26A,26Bとの間
に分割溝27XA,27XBが形成されており、さら
に、各モ−タ用回路基板領域25A’,25B’の隅部
に対応して前記分割溝27XA,27XBに連続するス
リット窓28A1’,28A2’,28B1’,28B
2’が設けられている。
照して説明する。図1は、複数のモ−タ用回路基板が形
成される基板素材24’を示したものであり、従来の技
術で説明した符号と同一のものは同一もしくは相当する
ものを示すものとする。一枚の基板素材24’に、並設
された複数(図では2個)のモ−タ用回路基板領域25
A’,25B’と該各モ−タ用回路基板領域25A’,
25B’のそれぞれの回路構成部分25Ab、25Bb
に隣接する捨て基板領域26A,26Bとが連続して形
成されていると共に、各モ−タ用回路基板領域25
A’,25B■の間及び各モ−タ用回路基板領域25
A’,25B’と各捨て基板領域26A,26Bとの間
に分割溝27XA,27XBが形成されており、さら
に、各モ−タ用回路基板領域25A’,25B’の隅部
に対応して前記分割溝27XA,27XBに連続するス
リット窓28A1’,28A2’,28B1’,28B
2’が設けられている。
【0024】これらのスリット窓28A1’,28A
2’,28B1’,28B2’のうち、各モ−タ用回路
基板2のそれぞれの図面上の右側隅部に位置するスリッ
ト窓28A2’,28B2’は、従来とほぼ同一形状で
あるが、それぞれの左側隅部に位置するスリット窓28
A1’,28B1’は、モ−タ用回路基板2の隅部近傍
に配置された抵抗やコンデンサ等のチップ状電子部品2
9に対応し、これらチップ状電子部品29の対向位置ま
で連続して形成されている。モ−タ用回路基板領域25
A’における回路基板領域25B’側の隅部のスリット
窓28A2’と、回路基板領域25B’における回路基
板領域25A’側の隅部のスリット窓28B1’とは連
続的に形成されている。
2’,28B1’,28B2’のうち、各モ−タ用回路
基板2のそれぞれの図面上の右側隅部に位置するスリッ
ト窓28A2’,28B2’は、従来とほぼ同一形状で
あるが、それぞれの左側隅部に位置するスリット窓28
A1’,28B1’は、モ−タ用回路基板2の隅部近傍
に配置された抵抗やコンデンサ等のチップ状電子部品2
9に対応し、これらチップ状電子部品29の対向位置ま
で連続して形成されている。モ−タ用回路基板領域25
A’における回路基板領域25B’側の隅部のスリット
窓28A2’と、回路基板領域25B’における回路基
板領域25A’側の隅部のスリット窓28B1’とは連
続的に形成されている。
【0025】このような構成にあっては、上述した基板
素材24’よりモ−タ用回路基板2を割り出して形成す
る場合、従来と同様に、基板素材24’を各分割溝で分
割することにより、モ−タ用回路基板領域25A’,2
5B’からモ−タ用回路基板2が形成される。この場
合、分割溝27AX,27BX等には分割力が集中し、
その近傍には何らかの応力が作用するが、回路構成部分
25Ab,25Bbのチップ状電子部品29において
は、その近傍に分割溝27AX,27BXが存在せず、
スリット窓28A1’,28B1’が存在するだけであ
るため、これら部品には何ら分割に伴う応力が作用せ
ず、従来のような接続不良等の不具合を生じることがな
い。
素材24’よりモ−タ用回路基板2を割り出して形成す
る場合、従来と同様に、基板素材24’を各分割溝で分
割することにより、モ−タ用回路基板領域25A’,2
5B’からモ−タ用回路基板2が形成される。この場
合、分割溝27AX,27BX等には分割力が集中し、
その近傍には何らかの応力が作用するが、回路構成部分
25Ab,25Bbのチップ状電子部品29において
は、その近傍に分割溝27AX,27BXが存在せず、
スリット窓28A1’,28B1’が存在するだけであ
るため、これら部品には何ら分割に伴う応力が作用せ
ず、従来のような接続不良等の不具合を生じることがな
い。
【0026】なお、本発明は、上記具体例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の
変更が可能である。例えば上記具体例においては、スリ
ット窓は各モ−タ用回路基板領域の隅部に対応して分割
溝に連続する位置に設けられているが、この位置にとど
まらず、分割溝に沿って連続し、かつモ−タ用回路基板
上の部品に対応する位置にスリット窓を設けるようにす
ればよい。また、基板素材に3以上のモ−タ用回路基板
領域を設けた場合にも、本発明を同様に実施できる。
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の
変更が可能である。例えば上記具体例においては、スリ
ット窓は各モ−タ用回路基板領域の隅部に対応して分割
溝に連続する位置に設けられているが、この位置にとど
まらず、分割溝に沿って連続し、かつモ−タ用回路基板
上の部品に対応する位置にスリット窓を設けるようにす
ればよい。また、基板素材に3以上のモ−タ用回路基板
領域を設けた場合にも、本発明を同様に実施できる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているため、次に記載する効果を奏する。スリット窓
を、モ−タ用回路基板領域の回路構成部分に実装される
回路部品のうち、各モ−タ用回路基板の隅部近傍に位置
する部品の対向位置まで連続して形成することにより、
モ−タ用回路基板を分離する際の分割溝近くに電子部品
が配置されていた場合であっても、分割の際に生じる力
が電子部品に作用することなく、電子部品の接続不良や
ワレ、カケを防止することができる。
れているため、次に記載する効果を奏する。スリット窓
を、モ−タ用回路基板領域の回路構成部分に実装される
回路部品のうち、各モ−タ用回路基板の隅部近傍に位置
する部品の対向位置まで連続して形成することにより、
モ−タ用回路基板を分離する際の分割溝近くに電子部品
が配置されていた場合であっても、分割の際に生じる力
が電子部品に作用することなく、電子部品の接続不良や
ワレ、カケを防止することができる。
【図1】本発明のモ−タ用回路基板の製造方法の具体例
を示す基板素材の平面図である。
を示す基板素材の平面図である。
【図2】従来のブラシレスDCモ−タの全体構造を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2のモ−タ部の断面図である。
【図5】従来のモ−タ用回路基板の製造方法を示す基板
素材の平面図である。
素材の平面図である。
【図6】図5の一部の断面図である。
2 モータ用回路基板 3 ブラケット 9 ロ−タ 10 マグネット 14 駆動制御回路部品 24’基板素材 25A,25B モ−タ用回路基板領域 25Aa,25Ba ロータ対応部分 25Ab,25Bb 回路構成部分 26A,26B 捨て基板領域 27XA,27XB,27Y1,27Y2 分割溝 28A1’,28A2’,28B1’,28B2’ ス
リット窓 29 チップ状電子部品
リット窓 29 チップ状電子部品
Claims (3)
- 【請求項1】 ロータを回転自在に支持するブラケット
に固定され、前記ロータのロータマグネットに対向する
位置に位置検出手段等を配置したロータ対応部分及び該
ロータ対応部分に連続して設けられ駆動制御回路部品を
実装した回路構成部分とを有するモータ用回路基板の製
造方法であって、1枚の基板素材に、並設された複数の
モータ用回路基板領域と該各モータ用回路基板領域のそ
れぞれの回路構成部分に隣接する捨て基板領域とを連続
して形成すると共に、各モータ用回路基板領域の間及び
各モータ用回路基板領域と各捨て基板領域との間に分割
溝を形成し、さらに、各モータ用回路基板領域の隅部に
対応して前記分割溝に連続するスリット窓を設け、か
つ、該スリット窓を、前記モータ用回路基板領域の回路
構成部分に実装される回路部品のうち前記隅部近傍に位
置する部品の対向位置まで連続して形成し、前記基板素
材より前記モータ用回路基板領域を前記分割溝で分割し
て前記モータ用回路基板を形成する、ことを特徴とする
モータ用回路基板の製造方法。 - 【請求項2】 前記モータ用回路基板における位置検出
手段及び回路構成部品は、前記基板素材より前記モータ
用回路基板を分割形成する以前に、前記モータ用回路基
板領域のロータ対応部分及び回路構成部分の該当位置に
実装されている請求項1記載のモータ用回路基板の製造
方法。 - 【請求項3】 前記分割溝は、前記基板素材の一面また
は両面に形成されたV字溝からなる、請求項1または2
記載のモータ用回路基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17819298A JPH11354905A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | モータ用回路基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17819298A JPH11354905A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | モータ用回路基板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11354905A true JPH11354905A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=16044209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17819298A Pending JPH11354905A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | モータ用回路基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11354905A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7030521B2 (en) | 2003-12-18 | 2006-04-18 | Nidec Corporation | Motor having two or more circuit boards |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP17819298A patent/JPH11354905A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7030521B2 (en) | 2003-12-18 | 2006-04-18 | Nidec Corporation | Motor having two or more circuit boards |
CN100338855C (zh) * | 2003-12-18 | 2007-09-19 | 日本电产株式会社 | 马达 |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050520 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A02 | Decision of refusal |
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