JPH1135437A - 新規歯磨組成物 - Google Patents

新規歯磨組成物

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JPH1135437A
JPH1135437A JP22550297A JP22550297A JPH1135437A JP H1135437 A JPH1135437 A JP H1135437A JP 22550297 A JP22550297 A JP 22550297A JP 22550297 A JP22550297 A JP 22550297A JP H1135437 A JPH1135437 A JP H1135437A
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JP
Japan
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honey
organic germanium
naturalized
dentifrice
synthetic organic
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Pending
Application number
JP22550297A
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English (en)
Inventor
Akio Fujikawa
明男 藤川
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ORUGANO HEALTH KK
Original Assignee
ORUGANO HEALTH KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 果実、野菜等を抗原とする口腔アレルギー
に対して、その予防、改善をはかるため、簡便に継続的
に使用できる異和感ない安全な歯磨組成物の提供を目的
としている。 【構成】 従来歯磨剤成分として用いられてきた蜂蜜
を、天然化合成有機ゲルマニウム含有蜂蜜におきかえ
て、口腔アレルギーの発現を効果的に抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は口腔内アレルギーを抑制
して、食物等そしゃく吸収機能の劣化を防ぐ歯磨組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】歯磨は、従来、口中の清浄を目的に使用
されてきた。勿論、今後もその目的は変わらないし、そ
のことにおいて従来技術による製品は有用であり続ける
が、生活環境の変化や、それに伴う人間の身体条件の微
妙な劣化は、従来技術による製品の有用性の限界を示し
はじめている。
【0003】従来技術による製品、即ち現市場製品は、
化粧品及び医薬部外品に二大別されるが、内容的には明
確な差があるわけではない。両者に共通する効果として
の口中の清浄や歯の研磨に加え、医薬部外品では、歯槽
膿漏の予防、歯肉炎の予防、歯石沈着の予防、むし歯の
予防、口臭の防止など、歯周、歯肉の感染や炎症予防を
効能とすることが出来、そのために抗菌剤や抗炎症剤、
それに組織賦活剤などが配合されている。
【0004】しかしそれらの配合によって、上記歯周や
歯肉の感染あるいは炎症が、日常使用を経て、有意に抑
制されているという資料も乏しく、第一義的には、歯を
白くするという目的で、フッ素化合物や研磨剤の効果発
現に、技術の重点がおかれている現状である。
【0005】ここに近年、生活環境の変化によって、人
間の身体条件の微妙な変化が続き、その蓄積が目にみえ
るようになりつつある。即ち、大気中の、また飲料水や
食品中の抗原性物質増加によるからだの免疫過敏傾向で
ある。例えばそのあらわれでもあるアレルギー体質者
は、厚生省のかつての調査(1991年、45000人
対象)では、14才までの実に4割にのぼり、調査時点
をさかのぼる一年間にアレルギー症状の発現を経験した
ものは、全体の35%に及んでいる。従来それによる過
敏症状は皮膚や鼻、のどの粘膜において多く現れてお
り、効少なしといえど、それぞれ対策に多大の工夫がな
されてきたが、過敏症状の発現が口腔に及ぶこと少な
く、従ってその対策も、ほとんどなされずにきた。とこ
ろが近頃、口腔アレルギー症候の報告が少しずつふえは
じめ、それは既に多数の報告がある北欧の経過を見て
も、今後急速にふえることが予測され、従来技術の歯磨
製品に欠けるこの予防資質の賦与が、対策として急務に
なってきた。
【0006】因みに口腔アレルギー症候群(oral
allergy syndrom)は、従来北欧で多数
報告され、日本でもここ数年増加の一途をたどってい
る。食物アレルギーは、卵、牛肉、牛乳、豚肉、サバ、
カニなどの動物性食品や大豆、米、ソバ、小麦などの豆
穀類によるものが多いが、口腔アレルギーは、リンゴ、
モモ、キウイ、サクランボ、ナシ、スモモ、アンズ、オ
レンジ、ブドウ、スイカ、メロン、イチゴ、バナナ、ビ
ワなどの果実類、それに野菜などによるものも注目され
ている。食後5分以内の口腔粘膜のかゆみや灼熱感を特
徴とし、続いて腹痛、嘔気、鼻炎、結膜炎などを起こし
やすい。また花粉症が口腔アレルギーを誘発することも
少なくないので、花粉症体質者は、果物、野菜などによ
る口腔アレルギーにとくに注意する必要がある。
【0007】いずれにせよ口腔アレルギーは口腔内のか
ゆみ、はれ、灼熱感を伴うことから、直接飲食不自由を
招来し、栄養分の消化吸収にも支障を来すことで、から
だ全体の健康維持に大きい障りとなりやすい。
【0008】また口腔アレルギーは、発現のところが口
腔粘膜であり、味覚の中心でもあるので、他のアレルギ
ー、即ち皮膚や目、鼻、のどなどに用いる外用剤や、薬
物を含む液剤など異味のつよいものを継続的に用いるこ
とはできない。従って予防や改善のための剤型として
は、用の簡便さや対味覚の異和感の無さから、歯磨様の
ものがもっとも望ましい。ただ、従来技術による市場製
品には、そのような機能をもつものは見当たらないのが
現況である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】動物性食品や豆穀類、
花粉等によるアレルギーに加え、主に果実類や野菜類に
より惹起され、とくに花粉症経験者に好発するアレルギ
ーが増勢傾向にあり、その好発部位が口腔とその周辺に
あることから、摂食への支障、栄養への影響を防ぐ上
で、対策が急務になっている。しかし、症状発現が口腔
においてであり、また口腔は異味、異物感を受けつける
ことができないので、対策に、従来のアレルギー改善ま
たは予防目的の薬剤等を用いることは難しい。また抗原
忌避による対応も、原因抗原の所在が、果実、野菜一般
にわたることから、毎日の食生活において実施し続ける
ことはできない。本発明は、このような錯綜する事情に
かんがみ、口腔内にもっとも適用しやすい剤型である歯
磨に、味覚的に異和感なく、かつ継続使用により、よく
アレルギーの予防と改善をなしうる新規の原料を配し、
特別の手間と労力を費やさず、現在から将来にかけて健
康上の懸案となる口腔アレルギーに対応しうる歯磨組成
物を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる新規歯磨
組成物は、このような課題を解決するための手段とし
て、従来歯磨剤の矯味用原料として用いられることもあ
った蜂蜜にかえ、天然化合成有機ゲルマニウム含有蜂蜜
を用いることを特徴としている。
【0011】有機ゲルマニウムが内用によりマクロファ
ージアクチベーター、インターフェロンインデューサな
どとしての機能をみせることは明らかであるが、それを
そのまま外用に供する場合、とくに歯磨組成物として用
いるにおいては、合成化学原料としての生体への異物性
の払拭、歯磨剤成分としての認知、さらに処方する剤型
が日常継続的に使用する歯磨剤であることによる安全性
の確認が必要となる。本発明にかかる歯磨組成物は、こ
のような必要をみたすために、合成有機ゲルマニウムを
飼料として蜜蜂に給し、それによって飼育された蜜蜂群
の分泌した蜂蜜により、合成有機ゲルマニウムの天然化
と蜂蜜との相溶化、即ち異物性を払拭することを得、斯
く得られた蜂蜜が厚生省による歯磨剤原料基準のハチミ
ツの規格を満たすこと、さらに安全性においても、急性
毒性、変異原性の各試験を行い、安全性をたしかめるこ
とを得た。
【0012】本発明において、天然化合成有機ゲルマニ
ウム含有蜂蜜は、例えば以下のようにして得ることがで
きる。
【0013】合成有機ゲルマニウム、例えば特公昭59
−35917,特開昭61−5087などにより得られ
たβ−カルボキシエチルゲルマニウムセスキオキシドの
水溶液を蜂蜜と混合し、これを蜜蜂群に給餌して採蜜す
る。
【0014】また採蜜した蜂蜜中の有機ゲルマニウム濃
度安定化のために、例えば上記β−カルボキシエチルゲ
ルマニウムヤスキオキシドをしよ糖水に溶解せしめ、蜜
蜂酵素であるインベルターゼ(β−フラクトフラノシダ
ーゼ、β−グルコシダーゼ)、ジアスターゼ、グルコー
スオキシダーゼなどを添加し一定時混合して蜂蜜と混和
する。
【0015】このようにして得た天然化合成有機ゲルマ
ニウム含有蜂蜜を、非天然化合成有機ゲルマニウム含有
蜂蜜(合成有機ゲルマニウムと蜂蜜の割合を、天然化合
成有機ゲルマニウム含有蜂蜜の場合と同じにして混和し
て得たもの)と比べると、その総酸度は、非天然化の場
合の107.6に対し、天然化の場合はそれぞれ給餌蜂
蜜88.9、蜜蜂酵素反応蜂蜜87.7と転換が明らか
であり、さらに天然化合成有機ゲルマニウム含有蜂蜜の
経口LD50値は2000mg/kg以上であり、突然
変異誘起性の陰性確認(労働省告示第77号、昭和63
年9月1日に準じた代謝活性化法を含む復帰変異試験)
と共に、安全性の高さが裏づけられている。
【0016】またこのようにして得られた天然化合成有
機ゲルマニウムは非天然化のそれに比し、ゲルマニウム
濃度は安定であり、歯磨成分としての蜂蜜の公定書に定
める規格にも合致して、歯磨剤に配合して何らの問題も
招来しない。因みにその配合量は0.5〜5.0重量%
を適とし、通常歯磨剤に配合される他成分との共存も可
とする。
【0017】(実施例)β−カルボキシエチルゲルマニ
ウムセスキオキシド5gを40%しょ糖水溶液95gに
溶かし、β−フラクトフラシノダーゼ、α−グルコシダ
ーゼ、ジアスターゼ、グルコースオキシダーゼなどを添
加して、PH5.0〜7.0、温度30〜40゜Cで6
時間混合する。即ち蜜蜂の生体内通過と同じ条件を賦与
する。これを通常の蜂蜜957gと混和し、常温、常圧
下に3週間ゆるくかくはん混合し、のち真空乾燥して
1.0kgの天然化合成有機ゲルマニウム含有蜂蜜を得
た。なおそのゲルマニウム濃度は2,140ppm(発
光分光分析による)であった。
【0018】(試験例)実施例の天然化合成有機ゲルマ
ニウム含有蜂蜜を配合して、次の処方で歯磨剤を作成し
た。〜歯磨剤A。 処方〜無水ケイ酸 12.70(重量%、以下同) 多価アルコール 75.00 CMC−Na 0.52 1−メントール 0.14 ラウリル硫酸Na 4.76 エタノール 1.56 天然化合成有機ゲルマニウム含有蜂蜜 0.50 香料 0.30 精製水 4.52
【0019】別にこの歯磨剤Aの処方中の天然化合成有
機ゲルマニウム含有蜂蜜を通常の蜂蜜におきかえたもの
を作成し歯磨剤Bとした。
【0020】シラカバ花粉症の経験があり、リンゴの摂
食によって口中にかゆみや灼熱感を来すボランティア6
名(17〜43才の男性)の3名に歯磨剤Aを、別の3
名に歯磨剤Bを用いての朝晩の歯磨を、2ヶ月を一期と
して、三期6ヶ月継続せしめた。さらにその期末毎にリ
ンゴを摂食させ、かゆみ、灼熱感の発現推移をみた。結
果を(表)に示す。
【0021】なお以上の試験期間中で、歯磨剤Aおよび
歯磨剤Bの使用による皮膚、口腔粘膜、味覚、消化器状
態などにおける異常の訴えは全くなかった。
【0022】
【発明の効果】(表)の結果が示すように、本発明の天
然化合成有機ゲルマニウム含有蜂蜜を配合した歯磨剤は
歯肉の出血を防ぐ働きが明らかである上に、口腔のアレ
ルギー症状を抑えるに効果的であった。即ち、増加が懸
念される果実、野菜等による口腔アレルギーへの対抗手
段として、使用、とくに継続してのそれに便であり、以
って確かな有為性をもつものである。
【0023】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然化合成有機ゲルマニウム含有蜂蜜を配
    合した歯磨組成物。
JP22550297A 1997-07-17 1997-07-17 新規歯磨組成物 Pending JPH1135437A (ja)

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JPH1135437A true JPH1135437A (ja) 1999-02-09

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091737A (ja) * 2005-09-01 2007-04-12 Chieko Tanaka 口腔用組成物
JP2014189523A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 歯磨剤組成物
CN108464963A (zh) * 2018-04-12 2018-08-31 弘美制药(中国)有限公司 一种用于口腔的组合物及其应用和制备方法

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