JPH11354245A - 放電管型サージアブソーバ - Google Patents

放電管型サージアブソーバ

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JPH11354245A
JPH11354245A JP17051998A JP17051998A JPH11354245A JP H11354245 A JPH11354245 A JP H11354245A JP 17051998 A JP17051998 A JP 17051998A JP 17051998 A JP17051998 A JP 17051998A JP H11354245 A JPH11354245 A JP H11354245A
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JP
Japan
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surge absorber
cap
discharge tube
glass tube
tube type
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JP17051998A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tanaka
芳幸 田中
Nobuya Saruwatari
暢也 猿渡
Fujio Ikeda
富士男 池田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高電圧化を図ることによる破損が防止され、か
つ小型化が図られた放電管型サージアブソーバを提供す
る。 【解決手段】 サージアブソーバ素子12の端部を、す
ぼまった開口部16aを有するキャップ電極16で支持
し、そのキャップ電極16で支持されたサージアブソー
バ素子12をガラス管11内に配置し、そのガラス管1
1の両端の開口をスラグリード19の電極17が挿入さ
れたガラスビーズ20で塞ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁管内にサージ
を吸収するサージアブソーバ素子が封入された放電管型
サージアブソーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガラス管等の絶縁管内にサー
ジアブソーバ素子が封入されてなる放電管型サージアブ
ソーバが知られている。この放電管型サージアブソーバ
は、例えば以下に示す(1)〜(4)のような方法を採
用して作製されている。 (1)柱状の碍子の表面全面に導電性被膜を形成し、こ
の導電性被膜が形成された碍子側面の中央部に、この側
面を周回方向に一周するギャップを形成してサージアブ
ソーバ素子を作製する。その後、このサージアブソーバ
素子をガラス管内に配置し、そのガラス管の両端からス
ラグリードを用いてそのサージアブソーバ素子を挟み、
加熱することによりスラグリードとガラス管とを融着さ
せ、ガラス管内部にそのサージアブソーバ素子を封入す
る。 (2)(1)と同様の方法でサージアブソーバ素子を作
製し、このサージアブソーバ素子の両端部をキャップ電
極に圧入して、このサージアブソーバ素子の両端部をキ
ャップ電極で支持する。その後、このキャップ電極と、
そのキャップ電極で支持されたサージアブソーバ素子と
を合わせた素子(以下、単にキャップ付き素子と呼ぶこ
とがある)をガラス管内に配置し、このガラス管の両端
から、スラグリードを用いてそのキャップ付き素子を挟
む。その後、加熱することによりスラグリードとガラス
管とを融着させ、ガラス管内部にそのサージアブソーバ
素子を封入する。 (3)(2)と同様の方法でキャップ付き素子をガラス
管内に配置し、このガラス管の両端から、スラグリード
およびガラスビーズを用いてそのキャップ付き素子を挟
む。その後加熱して、スラグリード、ガラスビーズ、お
よびガラス管を融着させ、ガラス管内部にそのサージア
ブソーバ素子を封入する。 (4)(2)と同様の方法でキャップ付き素子をガラス
管内に配置し、このキャップ付き素子の両端に、熱膨張
率の大きな熱膨張率調整電極を配置する。その後、この
ガラス管の両端に、スラグリードが挿入されたガラスビ
ーズを配置し、加熱することにより、スラグリード、ガ
ラスビーズ、およびガラス管を融着させ、ガラス管内部
にそのサージアブソーバ素子を封入する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した(1)〜
(4)の方法で放電管型サージアブソーバを作製する
と、以下のような問題が生じる。(1)の方法で作製さ
れた放電管型サージアブソーバは構造が単純であるた
め、低コストで作製できるが、ガラス管内部に封入され
るサージアブソーバ素子は、そのガラス管と比較して熱
膨張率がかなり小さい。つまり、サージアブソーバ素子
およびガラス管の熱膨張率の差が大きい。従って、ガラ
ス管両端を塞ぐときに、徐冷点以下でガラス管に大きな
歪が発生し、ガラス管が破損しやすいという問題があ
る。そのガラス管の破損を防止するためには、そのガラ
ス管内部に配置される碍子として、長さの短い碍子を用
いればよいが、一方、高電圧化を図るためには碍子の長
さを長くする必要があり、(1)の方法では高電圧化を
図ることが難しい。
【0004】また、(2)および(3)の方法では、サ
ージアブソーバ素子の両端部がキャップ電極で支持され
ている。このキャップ電極は、ガラス管の熱膨張率より
も大きい熱膨張率を有するものであり、従って、キャッ
プ付き素子(キャップ電極と、そのキャップ電極で支持
されたサージアブソーバ素子とを合わせた素子)の熱膨
張率は、キャップ電極を備えていないサージアブソーバ
素子自体の熱膨張率と比較して、そのキャップ電極の厚
さ分だけガラス管の熱膨張率に近くなる。一般に、
(2)および(3)の方法を用いてサージアブソーバを
作製すると、ガラス管内部に、最大6mm程度の長さの
キャップ付き素子を封入することができるが、それ以上
の長さのキャップ付き素子を封入することはできず、さ
らなる高電圧化を考えると6mm程度の長さのキャップ
付き素子ではまだまだ不十分である。
【0005】(4)の方法では、キャップ付き素子の両
端に熱膨張率調整電極を備えているため、その熱膨張率
調整電極として、適切な熱膨張率を有するものを選択す
れば、熱膨張率調整電極と、両端にその熱膨張率調整電
極が配置されたキャップ付き素子とを全体として一つの
素子として見たときのその素子の熱膨張率を、ガラス管
の熱膨張率とほぼ等しくすることができる。従って、
(2)および(3)の方法を採用して作製される放電管
型サージアブソーバのガラス管に封入されるキャップ付
き素子よりも、さらに長さの長いキャップ付き素子をガ
ラス管内部に封入することができる。つまり、キャップ
付き素子を構成する碍子として、長さの長いものを選択
できる。ところが、(4)の方法では、キャップ付き素
子の長さが長くなるに伴って、熱膨張率調整電極の長さ
も長くする必要があり、放電管型サージアブソーバ全体
の長さが長くなるという問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、高電圧化を図
ることによる部品の破損が防止され、かつ小型化が図ら
れた放電管型サージアブソーバを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の放電管型サージアブソーバは、 (a)サージを吸収する柱状のサージアブソーバ素子 (b)そのサージアブソーバ素子の両端部それぞれに備
えられた、そのサージアブソーバ素子の端部を、すぼま
った開口部から内部に受け入れ、その開口部でそのサー
ジアブソーバ素子を支持する一対のキャップ電極 (c)上記サージアブソーバ素子および上記一対のキャ
ップ電極を内部に封入する絶縁管 を備えたことを特徴とする。
【0008】この放電管型サージアブソーバが備えてい
るキャップ電極は、すぼまった開口部を有している。従
って、このキャップ電極の開口部にサージアブソーバ素
子の端部を挿入すると、このキャップ電極の開口内壁
と、サージアブソーバ素子の端部との間に間隙ができ、
このサージアブソーバ素子の端部は、キャップ電極の開
口部で支持される。このキャップ電極と、そのキャップ
電極で支持されたサージアブソーバ素子とを絶縁管内に
封入するにあたり、そのキャップ電極で支持されたサー
ジアブソーバ素子を絶縁管内に配置し加熱すると、前述
したように、キャップ電極の開口内壁とサージアブソー
バ素子の端部との間には間隙があるため、そのキャップ
電極は加熱により自由に膨張する。つまり、絶縁管が膨
張するに伴ないキャップ電極も膨張する。また、加熱を
停止することにより絶縁管が冷却されると、キャップ電
極の開口内壁とサージアブソーバ素子の端部との間に間
隙があることから、絶縁管が収縮するに伴ないキャップ
電極も収縮する。つまり、キャップ付き素子(キャップ
電極と、そのキャップ電極で支持されたサージアブソー
バ素子とを合わせた素子)と絶縁管との熱膨張率の差が
小さく抑えられるため、絶縁管は破損しにくくなる。従
って、長さの長いサージアブソーバ素子を、絶縁管を破
損させずに封入することができ、高電圧化が図られた放
電管型サージアブソーバが得られる。
【0009】また、この放電管型サージアブソーバは、
熱膨張率の差を小さくするために前述した(4)の方法
で用いたような熱膨張率調整電極は不要であり、小型化
が図られる。上記目的を達成する本発明の第2の放電管
型サージアブソーバは、 (a)サージを吸収する柱状のサージアブソーバ素子 (b)そのサージアブソーバ素子の両端部それぞれに備
えられた、そのサージアブソーバ素子の端部を開口部か
ら内部に受け入れてその開口部でそのサージアブソーバ
素子を支持するキャップ状の受容部と、その開口部から
外方に折り返しその受容部外壁との間に間隙を持ってそ
の受容部外壁と平行に広がる円筒状のスカート部とを有
する一対のキャップ電極 (c)上記サージアブソーバ素子および上記一対のキャ
ップ電極を内部に封入する絶縁管 を備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の第2の放電管型サージアブソーバ
は、受容部との間に間隙を持つスカート部を備えたキャ
ップ電極を備えている。このように、キャップ電極のス
カート部が受容部との間に間隙をもつことにより、キャ
ップ電極のスカート部が自由に伸縮する。従って、本発
明の第1の放電管型サージアブソーバと同様に、キャッ
プ付き素子および絶縁管の熱膨張率の差が小さく抑えら
れ、絶縁管は破損しにくくなる。このため、やはり、高
電圧化が図られた放電管型サージアブソーバが得られ
る。また、本発明の第2の放電管型サージアブソーバに
ついても、本発明の第1の放電管型サージアブソーバと
同様に、熱膨張率調整電極は不要であり、小型化が図ら
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の第1実施形態の放電管型サ
ージアブソーバを示す断面図、図2は、図1に示す放電
管型サージアブソーバの正面図である。図1に示す放電
管型サージアブソーバ10は、両方の端11aに開口を
有するガラス管11を備えており、このガラス管11内
には、両端部がキャップ電極16で支持されたサージア
ブソーバ素子12が配置されている。
【0012】図3は、そのサージアブソーバ素子を示す
側面図である。このサージアブソーバ素子12は円柱状
の碍子13を備えている。その碍子13には、その側面
を周回方向に一周するように設けられた複数のギャップ
14を挟むように導電性被膜15が形成されている。こ
のように構成されたサージアブソーバ素子12の両端部
はキャップ電極16で支持されている。
【0013】図4は、そのキャップ電極の正面図、図5
は、そのキャップ電極をA−A方向に見た断面図であ
る。このキャップ電極16は、すぼまった開口部16a
を備えており、この開口部16aからサージアブソーバ
素子12(図3参照)の端部を内部に受け入れてそのサ
ージアブソーバ素子12を支持するものである。このキ
ャップ電極16の開口部16aの底面16bおよび側壁
面16cと、サージアブソーバ素子12の端部とは、図
3に示すように離間している。
【0014】図1に戻って説明を続ける。キャップ付き
素子(キャップ電極16と、そのキャップ電極16で支
持されたサージアブソーバ素子12とを合わせた素子)
の両端にはスラグリード19が配置されている。このス
ラグリード19は、電極17と、その電極17に接続さ
れたリード線18から構成されている。その電極17
は、図2に示すように、円環状のガラスビーズ20の貫
通孔に挿入されており、ガラス管11の双方の端11a
の開口は、スラグリード19の電極17と、ガラスビー
ズ20とで塞がれている。また、このガラス管11内部
には不活性ガスが封入されている。
【0015】以下に、このように構成された放電管型サ
ージアブソーバ10の製造方法について説明する。この
放電管型サージアブソーバ10(図1参照)の製造にあ
たって、サージアブソーバ素子12を製造する。先ず、
円柱状の碍子13を用意し、この碍子13の表面全面に
導電性被膜を形成する。ここでは、碍子13の材料とし
て、コランダムムライトを用いるが、例えば、アルミナ
や、ムライト等でもよい。また、碍子13に形成される
導電性被膜の材料としてTiを用いるが、例えば、Si
C、W、TiN、TiC、BaAl、SnO2 、Ta、
Nb等を用いてもよい。この碍子13の表面全面に導電
性被膜を形成した後、この導電性被膜が、図3に示すよ
うに、複数の導電性被膜15に分割されるように、この
碍子13側面を周回方向に一周する複数のギャップ14
を形成する(ここでは、20個のギャップ14を形成す
る。ただし、図1、図3には、図面の見やすさを考慮し
て10個のギャップ14を示してある)。このようにし
て、サージアブソーバ素子12を製造する。また、図
4、図5に示すような、すぼまった開口部16aを有す
るキャップ電極16を用意し、この製造されたサージア
ブソーバ素子12の端部と、キャップ電極16の開口部
16aの底面16bとが離間するように、そのサージア
ブソーバ素子12の端部を、そのキャップ電極16の開
口部16aに挿入し、サージアブソーバ素子12の両端
部をキャップ電極16で支持する。
【0016】次に、キャップ電極16と、そのキャップ
電極16で支持されたサージアブソーバ素子12とを合
わせた素子(キャップ付き素子)をガラス管11内に配
置し、そのキャップ付き素子を、ガラス管11の開口か
ら、スラグリード19の電極17が挿入されたガラスビ
ーズ20で挟む。その後、ガラス管11の内部を不活性
ガス(例えば、He、Ar、Ne、Xe、SF6 、CO
2 、H2 等。ここではAr)に置換した後、このガラス
管11と、そのガラス管11内部に配置された各部品と
を一緒に加熱する。この加熱によりキャップ電極16の
側部16dが矢印x方向に自在に伸び、その側部16d
の長さA(図5参照)が長くなる(これに対し、後述す
る図17〜図19に示す比較例2〜4の放電管型サージ
アブソーバが備えているキャップ電極63,73,83
は、そのキャップ電極63,73,83の開口内部の側
壁面がサージアブソーバ素子の端部に密着しているた
め、これらキャップ電極63,73,83の側部は、加
熱されても矢印x方向に自在に伸びない)。つまり、加
熱により、サージアブソーバ素子12の長さだけでな
く、キャップ電極16の側部16dの長さAも長くな
り、キャップ付き素子(キャップ電極16と、そのキャ
ップ電極16で支持されたサージアブソーバ素子12と
を合わせた素子)の熱膨張率と、ガラス管11の熱膨張
率とがほぼ等しくなる。加熱によりキャップ付き素子が
熱膨張すると、そのキャップ付き素子のx方向の伸びの
分だけガラスビーズ20およびスラグリード19が押さ
れる。このように、ガラスビーズ20およびスラグリー
ド19が押されたままの状態で、ガラス管11、ガラス
ビーズ20、スラグリード19が互いに融着し、そのガ
ラス管11の端11aの開口が塞がれる。その後、ガラ
ス管11の加熱を停止すると、ガラス管11の温度が下
がり始め、ガラス管11とともに、そのガラス管11内
部の各部品も収縮する。このとき、前述したように、キ
ャップ電極16の側壁面16cがサージアブソーバ素子
12の端部と離間していることから、キャップ付き素子
およびガラス管11それぞれの熱膨張率はほぼ等しく、
キャップ付き素子およびガラス管11の、x方向に収縮
する長さはほぼ等しい。従って、収縮によりガラス管1
1が割れることはなく、ガラス管11の破損が防止され
る。このとき、このガラス管11が、熱膨張により広が
った分以上に収縮しても、キャップ電極16の開口部1
6aがずれて収縮の差を吸収しガラス管11に歪みを残
さない。
【0017】このようにして、図1に示すような放電管
型サージアブソーバ10が製造される。この放電管型サ
ージアブソーバ10は、ガラス管11内に封入されるサ
ージアブソーバ素子12の長さが長くても、キャップ電
極16の側部16dの長さを調整することにより、キャ
ップ付き素子の熱膨張率を、ガラス管の熱膨張率にほぼ
等しくすることができ、ガラス管11の破損が防止され
る。従って、高電圧化が図られた放電管型サージアブソ
ーバが得られる。
【0018】図6は、本発明の第2実施形態の放電管型
サージアブソーバを示す断面図、図7は、図6に示す放
電管型サージアブソーバが備えているサージアブソーバ
素子の側面図である。この図6に示す放電管型サージア
ブソーバ30は、図1〜図5を参照しながら説明した本
発明の第1実施形態の放電管型サージアブソーバ10の
構成要素と同一の構成要素から構成されている。従っ
て、この図6に示す放電管型サージアブソーバ30の説
明にあたっては、図1に示す第1実施形態の放電管型サ
ージアブソーバ10の構成要素に対応する構成要素に
は、その放電管型サージアブソーバ10に付した符号と
同一符号を付して示し、その放電管型サージアブソーバ
10との相違点のみについて説明する。この図6に示す
放電管型サージアブソーバ30と、図1に示す放電管型
サージアブソーバ10との相違点は、図6に示す放電管
型サージアブソーバ30のキャップ電極16の底面16
bが、サージアブソーバ素子12の端部に接触している
点のみである。
【0019】この放電管型サージアブソーバ30の製造
方法は、サージアブソーバ素子12の端部をキャップ電
極16の開口部16aに挿入するときに、そのサージア
ブソーバ素子12の端部と、キャップ電極16の開口部
16aの底面16bとが接触するように、そのサージア
ブソーバ素子12の端部を挿入する点以外は、先に説明
した図1に示す放電管型サージアブソーバ10の製造方
法と同じである。この第2実施形態の放電管型サージア
ブソーバ30では、キャップ電極16の底面16bはサ
ージアブソーバ素子12の端部に接触しているが、その
キャップ電極16の側壁面16cは、図1に示す放電管
型サージアブソーバ10のキャップ電極16の側壁面1
6cと同様に、サージアブソーバ素子12の端部との間
に間隙を有している。従って、図6に示す放電管型サー
ジアブソーバ30においても、キャップ電極16の側部
16dはx方向に自在に伸縮する。このため、キャップ
素子およびガラス管11の熱膨張率の差が小さくなり、
やはり、高電圧化が図られた放電管型サージアブソーバ
が得られる。
【0020】図8は、本発明の第3実施形態の放電管型
サージアブソーバを示す断面図である。この図8に示す
放電管型サージアブソーバ40はガラス管41を備えて
おり、このガラス管41内には、前述した第1、第2実
施形態の放電管型サージアブソーバ10,30が備えて
いるサージアブソーバ素子12と同一構造のサージアブ
ソーバ素子42が配置されている。また、このサージア
ブソーバ素子42の両端部はキャップ電極43で支持さ
れている。
【0021】図9は、そのキャップ電極を示す正面図、
図10は、そのA−A方向から見た断面図である。この
キャップ電極43はキャップ状の受容部43aと円筒状
のスカート部43cとを備えている。この受容部43a
は、開口部43bからサージアブソーバ素子42の端部
を内部に受け入れてそのサージアブソーバ素子42を支
持するものであり、また、円筒状のスカート部43c
は、開口部43aから外に折り返しその受容部43a外
壁との間に間隙43dを持ってその受容部43a外壁と
平行に広がっている。また、このキャップ電極43は、
スカート部43cの長さAが、受容部43aの深さBよ
りもわずかに長くなるように作製されている。
【0022】図8に戻って説明を続ける。キャップ電極
43と、そのキャップ電極43で支持されたサージアブ
ソーバ素子42とを合わせた素子(キャップ付き素子)
の両端はスラグリード46で狭持されている。このスラ
グリード46の電極44にはリード線45が接続されて
おり、この電極44によりガラス管41の開口が塞がれ
ている。また、このガラス管41内には不活性ガスが封
入されている。このように構成された放電管型サージア
ブソーバ40は、キャップ電極43のスカート部43c
が受容部43a外壁との間に間隙43dを持って広がっ
ているため、そのスカート部43cは、矢印x方向に自
在に伸縮する。従って、このスカート部43cの伸縮に
より、ガラス管41およびキャップ付き素子の熱膨張率
の差が小さくなり、前述した本発明の第1,第2の放電
管型サージアブソーバ10,30と同様に、やはり、高
電圧化が図られた放電管型サージアブソーバが得られ
る。
【0023】以下に、上述した3つの放電管型サージア
ブソーバ10,30,40それぞれについて、ガラス管
の熱膨張率と、キャップ付き素子の熱膨張率との関係
を、図11および図12を参照しながら説明する。
【0024】図11は、各放電管型サージアブソーバそ
れぞれにおいて、キャップ電極の長さに対する、キャッ
プ付き素子の熱膨張率とガラス管の熱膨張率との差を示
すグラフである。ここで、「キャップ電極の長さ」と
は、放電管型サージアブソーバ10,30が有するキャ
ップ電極16については、側部16dの長さA(図5参
照)を示し、放電管型サージアブソーバ40が有するキ
ャップ電極43については、スカート部43cの長さA
(図10参照)を示している。
【0025】グラフの横軸はキャップ電極の長さAを示
し、左側の縦軸は、キャップ付き素子の長さL(図3、
図7、図8参照)である。尚、この図11および後述す
る図12では、キャップ付き素子の長さLとは、放電管
型サージアブソーバ10,30,40の製造時におい
て、ガラス管内部に配置されて加熱される前のキャップ
付き素子の長さである。また、右側の縦軸は、キャップ
付き素子の熱膨張率とガラス管の熱膨張率との差Dを示
している。グラフ中の△印は、キャップ電極の長さAに
対するキャップ付き素子の長さLを示すプロットであ
る。ここでは、各放電管型サージアブソーバ10,3
0,40が備えているサージアブソーバ素子の碍子の長
さをいずれも10mmとし、また、キャップ付き素子の
長さLを、キャップ電極の長さAに関わらず10.4m
mとしている。つまり、放電管型サージアブソーバ1
0,30については、キャップ電極の長さAに関わらず
キャップ付き素子の長さLが常に10.4mmとなるよ
うに、サージアブソーバ素子12に対する、キャップ電
極16の開口部16aのx方向に関する位置を調整し、
放電管型サージアブソーバ40については、キャップ付
き素子の長さLが常に10.4mmとなるように、キャ
ップ電極43の受容部43aの長さAを調整している。
〇印は、キャップ電極の長さAに対する熱膨張率の差D
を示すプロットである。
【0026】一般に、熱膨張率の差Dが0.007以下
であれば、ガラス管を破損させずに、そのガラス管内に
キャップ付き素子が封入される。従って、グラフより、
キャップ付き素子の長さが10.4mmのときに、ガラ
ス管を破損させずにキャップ付き素子を封入するために
は、キャップ電極の長さが約0.8mm以上であればよ
いことがわかる。また、このグラフから、熱膨張率の差
Dをゼロとするためには、キャップ電極の長さAを約
1.4mmにすればよいことがわかる。
【0027】図12は、キャップ付き素子の長さに対す
るキャップ電極の長さを示すグラフである。グラフの横
軸はキャップ付き素子の長さLを示し、縦軸は、キャッ
プ付き素子の熱膨張率とガラス管の熱膨張率との差がゼ
ロとなるときのキャップ電極の長さAを示している。こ
のグラフから、キャップ付き素子の長さLが長くなるに
伴なって、熱膨張率の差をゼロに保つためには、キャッ
プ電極の長さAを長くする必要があることがわかる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。実
施例1,2,3として、それぞれ前述した放電管型サー
ジアブソーバ10,30,40を用いた。これら放電管
型サージアブソーバ10,30,40は、前述した各放
電管型サージアブソーバ10,30,40の製造方法に
したがって製造した。以下に、これらサージアブソーバ
素子およびキャップ電極の寸法について説明する。
【0029】図13は、実施例1,2,3の放電管型サ
ージアブソーバ10,30,40のサージアブソーバ素
子の寸法を示す図である。放電管型サージアブソーバ1
0,30,40は、同一寸法のサージアブソーバ素子を
備えている。碍子は、直径1.7mm、長さ10mmで
あり、ギャップの幅は30μmである。
【0030】図14は、実施例1,2の放電管型サージ
アブソーバ10,30のキャップ電極の寸法を示す図で
ある。放電管型サージアブソーバ10,30は、同一寸
法のキャップ電極を備えている。開口部の内径1.65
mm、底部の内径1.80mm、深さ1.4mm、肉厚
0.2mmである。
【0031】図15は、実施例3の放電管型サージアブ
ソーバ40のキャップ電極の寸法を示す図である。受容
部43aは、内径1.65mm、深さ1.4mm、肉厚
0.2mmであり、スカート部43cの長さは1.5m
mである。また、比較例1〜4として、それぞれ以下に
示す放電管型サージアブソーバを用いた。以下に、比較
例1〜4の放電管型サージアブソーバについて順次説明
する。
【0032】図16は、比較例1の放電管型サージアブ
ソーバを示す断面図である。この図16に示す放電管型
サージアブソーバ50はガラス管51を備えており、そ
のガラス管51内にはサージアブソーバ素子52が配置
されている。このサージアブソーバ素子52は、円柱状
もしくは板状の碍子53を備えており、この碍子53表
面には複数のギャップ54(ここでは、20個のギャッ
プ54が形成されている)を挟むように導電性被膜55
が形成されている。このように構成されたサージアブソ
ーバ素子52は2つのスラグリード56で狭持されてお
り、このスラグリード56は、円環状のガラスビーズ5
7の貫通孔に挿入されている。このガラス管51の両端
の開口は、スラグリード56およびガラスビーズ57で
塞がれており、このガラス管51内部には不活性ガスが
封入されている。
【0033】図17は、比較例2の放電管型サージアブ
ソーバを示す断面図である。この図17に示す放電管型
サージアブソーバ60はガラス管61を備えており、そ
のガラス管61内には、実施例1,2,3の放電管型サ
ージアブソーバ10,30,40が備えているサージア
ブソーバ素子と同一構造のサージアブソーバ素子62が
配置されている。このサージアブソーバ素子62の両端
部はキャップ電極63で支持されており、そのキャップ
電極63は、その内壁面全面がサージアブソーバ素子6
2の両端部に密着している。そのキャップ電極63で支
持されたサージアブソーバ素子62は、スラグリード6
4で狭持されており、このガラス管61の両端の開口
は、スラグリード64で塞がれている。また、このガラ
ス管61内部には不活性ガスが封入されている。
【0034】図18は、比較例3の放電管型サージアブ
ソーバを示す断面図である。この図18に示す放電管型
サージアブソーバ70が備えているガラス管71内に
は、実施例1,2,3の放電管型サージアブソーバ1
0,30,40が備えているサージアブソーバ素子と同
一構造のサージアブソーバ素子72が配置されている。
このサージアブソーバ素子72の両端部は、図17に示
すキャップ電極63と同一構造のキャップ電極73で支
持されている。このキャップ電極73で支持されたサー
ジアブソーバ素子72は2つのスラグリード74で狭持
されており、このスラグリード74は、円環状のガラス
ビーズ75の貫通孔に挿入されている。このガラス管7
1の両端の開口は、スラグリード74およびガラスビー
ズ75で塞がれており、このガラス管71内部には不活
性ガスが封入されている。
【0035】図19は、比較例4の放電管型サージアブ
ソーバを示す断面図である。この図19に示す放電管型
サージアブソーバ80が備えているガラス管81内に
は、実施例1,2,3の放電管型サージアブソーバ1
0,30,40が備えているサージアブソーバ素子と同
一構造のサージアブソーバ素子82が配置されている。
このサージアブソーバ素子82の両端部は、図18に示
す放電管型サージアブソーバ70と同様に、図17に示
すキャップ電極63と同一構造のキャップ電極83で支
持されている。このキャップ電極83で支持されたサー
ジアブソーバ素子82の両端には、熱膨張率調整電極8
4が備えられており、この熱膨張率調整電極84は、キ
ャップ電極83とスラグリード85に挟まれている。こ
のガラス管81の両端の開口は、そのスラグリード85
で塞がれており、このガラス管81内部には不活性ガス
が封入されている。
【0036】以下に、比較例1〜4の放電管型サージア
ブソーバの製造過程について順に説明する。比較例1の
放電管型サージアブソーバ50(図16参照)の製造に
あたり、サージアブソーバ素子52を製造した。このサ
ージアブソーバ素子52は、直径1.7mm、長さ10
mmの円柱状の碍子53(ここではコランダムムライ
ト)を用意し、この碍子53の表面全面に、Tiを用い
て導電性被膜を形成し、この導電性被膜が、複数の導電
性被膜55に分割されるように、この碍子53側面を周
回方向に一周する複数のギャップ54を形成することに
より製造した。その後、このサージアブソーバ素子52
をガラス管51内に配置し、そのガラス管51開口にス
ラグリード56が挿入されたガラスビーズ57を配置し
て、ガラス管11の内部を不活性ガス(ここではAr)
に置換した後、このガラス管51を加熱することによ
り、ガラス管51、ガラスービズ57、スラグリード5
6を融着させて、そのガラス管51の両端の開口を塞い
だ。このようにして、図16に示す放電管型サージアブ
ソーバ50を製造した。
【0037】比較例2の放電管型サージアブソーバ60
(図17参照)の製造にあたっては、上述した実施例1
の放電管型サージアブソーバ10が備えているサージア
ブソーバ素子12の製造過程と同様の過程で、そのサー
ジアブソーバ素子12と同一寸法のサージアブソーバ素
子62を製造した。その後、このサージアブソーバ素子
62の両端部をキャップ電極63に圧入することによ
り、サージアブソーバ素子62の両端部をキャップ電極
63で支持した。その後、そのキャップ電極63で支持
されたサージアブソーバ素子62をガラス管61内に配
置し、このガラス管61の開口にスラグリード64を配
置して、ガラス管61の内部を不活性ガス(ここではA
r)に置換した後、このガラス管61を加熱することに
より、ガラス管61とスラグリード64とを互いに融着
させて、そのガラス管61の両端の開口を塞いだ。この
ようにして、図17に示す放電管型サージアブソーバ6
0を製造した。
【0038】比較例3の放電管型サージアブソーバ70
(図18参照)の製造にあたっては、キャップ電極73
で支持されたサージアブソーバ素子72を製造した。こ
のキャップ電極73で支持されたサージアブソーバ素子
72の製造過程は、上述した比較例2の放電管型サージ
アブソーバ10の製造途中で製造された、キャップ電極
63で支持されたサージアブソーバ素子62の製造過程
と同じである。その後、そのキャップ電極73で支持さ
れたサージアブソーバ素子72をガラス管71内に配置
し、このガラス管71の開口に、スラグリード74が挿
入されたガラスビーズ75を配置して、ガラス管71の
内部を不活性ガス(ここではAr)に置換した後、この
ガラス管71を加熱することにより、ガラス管71、ガ
ラスビーズ75、スラグリード74を融着させて、その
ガラス管71の両端の開口を塞いだ。このようにして、
図18に示す放電管型サージアブソーバ70を製造し
た。
【0039】比較例4の放電管型サージアブソーバ80
(図19参照)の製造にあたっては、キャップ電極83
で支持されたサージアブソーバ素子82を製造した。こ
のキャップ電極83で支持されたサージアブソーバ素子
82の製造過程は、上述した比較例2の放電管型サージ
アブソーバ10の製造途中で製造された、キャップ電極
63で支持されたサージアブソーバ素子62の製造過程
と同じである。その後、キャップ電極83で支持された
サージアブソーバ素子82をガラス管81内に配置し、
各キャップ電極83に、厚さ4mmのSUS製スペーサ
84を接触させ、このガラス管81の開口に、スラグリ
ード85を配置した。その後、ガラス管81の内部を不
活性ガス(ここではAr)に置換し、加熱することによ
りガラス管81とスラグリード85とを互いに融着させ
て、そのガラス管81の両端の開口を塞いだ。このよう
にして、図19に示す放電管型サージアブソーバ80を
製造した。以下に、実施例1〜3、および比較例1〜4
の放電管型サージアブソーバを用いて行なった実験結果
を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1から、実施例1〜3と比較例1〜3と
を比較すると、封着良品率は、比較例1〜3ではそれぞ
れ1%,50%,65%であるのに対し、実施例1〜3
ではいずれも100%となっておりガラス管の破損が防
止されていることがわかる。また、実施例1〜3と、比
較例4とを比較すると、いずれも封着良品率は100%
となっているが、実施例1〜3は比較例4よりも、作製
された放電管型サージアブソーバの長さが短くて済み、
小型化が図られていることがわかる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の放電管型
サージアブソーバによれば、高電圧化を図ることによる
破損が防止され、かつ小型化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の放電管型サージアブソ
ーバを示す断面図である。
【図2】図1に示す放電管型サージアブソーバの正面図
である。
【図3】図1、図2に示す放電管型サージアブソーバが
備えているサージアブソーバ素子を示す側面図である。
【図4】キャップ電極の正面図である。
【図5】図4に示すキャップ電極をA−A方向に見た断
面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の放電管型サージアブソ
ーバを示す断面図である。
【図7】図6に示す放電管型サージアブソーバが備えて
いるサージアブソーバ素子の側面図である。
【図8】本発明の第3実施形態の放電管型サージアブソ
ーバを示す断面図である。
【図9】キャップ電極の正面図である。
【図10】図9に示すキャップ電極をA−A方向に見た
断面図である。
【図11】キャップ電極の長さに対する、キャップ付き
素子の熱膨張率とガラス管の熱膨張率との差を示すグラ
フである。
【図12】碍子の長さに対するキャップ電極の長さを示
すグラフである。
【図13】実施例1,2,3の放電管型サージアブソー
バのサージアブソーバ素子の寸法を示す図である。
【図14】実施例1,2の放電管型サージアブソーバの
キャップ電極の寸法を示す図である。
【図15】実施例3の放電管型サージアブソーバのキャ
ップ電極の寸法を示す図である。
【図16】比較例1の放電管型サージアブソーバを示す
断面図である。
【図17】比較例2の放電管型サージアブソーバを示す
断面図である。
【図18】比較例3の放電管型サージアブソーバを示す
断面図である。
【図19】比較例4の放電管型サージアブソーバを示す
断面図である。
【符号の説明】
10,30,40,50,60,70,80 放電管型
サージアブソーバ 11,41,51,61,71,81 ガラス管 11a 両端 12,42,52,62,72,82 サージアブソー
バ素子 13,53 碍子 14,54 ギャップ 15,55 導電性被膜 16,43,63,73,83 キャップ電極 16a 開口部 16b 底面 16c 側壁面 17,44 電極 18,45 リード線 19,46,56,64,74,85 スラグリード 20,75 ガラスビーズ 43a 受容部 43b 開口部 43c スカート部 84 熱膨張率調整電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サージを吸収する柱状のサージアブソー
    バ素子、 該サージアブソーバ素子の両端部それぞれに備えられ
    た、該サージアブソーバ素子の端部を、すぼまった開口
    部から内部に受け入れ、該開口部で該サージアブソーバ
    素子を支持する一対のキャップ電極、および前記サージ
    アブソーバ素子および前記一対のキャップ電極を内部に
    封入する絶縁管を備えたことを特徴とする放電管型サー
    ジアブソーバ。
  2. 【請求項2】 サージを吸収する柱状のサージアブソー
    バ素子、 該サージアブソーバ素子の両端部それぞれに備えられ
    た、該サージアブソーバ素子の端部を開口部から内部に
    受け入れて該開口部で該サージアブソーバ素子を支持す
    るキャップ状の受容部と、該開口部から外方に折り返し
    該受容部外壁との間に間隙を持って該受容部外壁と平行
    に広がる円筒状のスカート部とを有する一対のキャップ
    電極、および前記サージアブソーバ素子および前記一対
    のキャップ電極を内部に封入する絶縁管を備えたことを
    特徴とする放電管型サージアブソーバ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077632A1 (ja) * 2003-02-28 2004-09-10 Mitsubishi Materials Corporation サージアブソーバ及びその製造方法
CN100342603C (zh) * 2000-10-02 2007-10-10 三菱综合材料株式会社 过压吸收器及其制造方法

Cited By (3)

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Effective date: 20031127